JP2002031017A - 高圧ポンプ - Google Patents

高圧ポンプ

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JP2002031017A
JP2002031017A JP2000214951A JP2000214951A JP2002031017A JP 2002031017 A JP2002031017 A JP 2002031017A JP 2000214951 A JP2000214951 A JP 2000214951A JP 2000214951 A JP2000214951 A JP 2000214951A JP 2002031017 A JP2002031017 A JP 2002031017A
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lifter
cam
axis
guide
pressing
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JP2000214951A
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Masanori Omi
正宣 大見
Daichi Yamazaki
大地 山崎
Naoki Kurata
尚季 倉田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】摩耗に対するリフタの耐久性が悪化するのを抑
制することのできる高圧ポンプを提供する。 【解決手段】高圧燃料ポンプ11のリフタ18は、リフ
タガイド15aにより往復摺動可能に案内されるもので
あって、回転するカム23で押圧されることによりプラ
ンジャ17とともに往復移動する。高圧燃料ポンプ11
は、下死点付近にてリフタ18の底面18cがカム23
の押圧面23aから離間するように設定される。そのた
め、下死点付近にて底面18cが押圧面23aから離れ
ると、それらの間に摩擦力が働かなくなることから、リ
フタ18がその軸線を中心に回転し易くなる。そして、
リフタ18がその軸線を中心に回転することにより、カ
ム23の押圧に伴うリフタ18の摩耗が底面18cの一
箇所で多くなることが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧ポンプに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の燃料供給系等に設
けられる高圧ポンプとして、例えば特開平8−1414
0号公報に記載された高圧燃料ポンプが知られている。
同公報に記載された高圧燃料ポンプは、シリンダ内のプ
ランジャを往復移動させることにより、内燃機関の燃料
噴射弁が接続される燃料分配管に向けて燃料を圧送する
ものである。この高圧燃料ポンプにおいては、プランジ
ャと一体移動するリフタを回転するカムに向けて付勢す
るとともに、同リフタをリフタガイドで往復摺動可能に
案内するようにしている。そして、リフタの底面を回転
するカムで押圧することにより、同リフタをプランジャ
と共に往復移動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載された高圧燃料ポンプにおいては、リフタがカムに
向けて付勢されており、回転するカムに対してリフタ底
面の中心付近が常に接触した状態となる。そのため、カ
ムの押圧面とリフタの底面との間には常に摩擦抵抗が働
き、リフタのその軸線を中心とする回転が行われにくい
ものとなる。
【0004】また、回転するカムは常にリフタ底面の中
心を同リフタの軸線方向に押圧しているわけではないた
め、この押圧の際にリフタが傾いて同リフタの軸線方向
端部がリフタガイドの摺動面に当たってしまう。こうし
たリフタの軸線方向端部とリフタガイドの摺動面との接
触によって、リフタのその軸線を中心とする回転の抵抗
(摩擦抵抗)が大となり、同リフタの回転が行われにく
いものとなる。
【0005】そして、上記のような理由により、リフタ
がその軸線を中心に回転しない場合には、リフタ底面の
上記カムにより押圧される箇所(摺接箇所)が常に同じ
になるため、その箇所での摩耗量が多くなり、こうした
摩耗に対するリフタの耐久性の悪化も無視できないもの
となる。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、摩耗に対するリフタの耐久
性が悪化するのを抑制することのできる高圧ポンプを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。上記
目的を達成するため、請求項1記載の発明では、リフタ
ガイドにより往復摺動可能に案内されるリフタの底面を
回転するカムで押圧することにより、前記リフタと共に
シリンダ内のプランジャを往復移動させる高圧ポンプに
おいて、前記リフタのその軸線を中心とする回転を補助
するための設定がなされていることをその要旨としてい
る。
【0008】上記の構成によれば、リフタがその軸線を
中心に回転し易くなり、同回転によってリフタ底面に対
するカムの押圧箇所が常に同じになることは防止され
る。そのため、リフタ底面に対するカムの押圧に伴いリ
フタが摩耗する際、その摩耗量が一箇所で多くなるのを
抑制し、摩耗に対するリフタの耐久性が悪化するのを抑
制することができる。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記リフタのその軸線を中心とする回転
方向についての回転抵抗を低減するための設定がなされ
ていることをその要旨としている。
【0010】上記の構成によれば、リフタのその軸線を
中心とする回転方向についての回転抵抗が低減されるた
め、上記リフタの回転が一層行われ易くなる。請求項3
記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記リ
フタが下死点付近にて前記カムと離間するように設定さ
れていることをその要旨としている。
【0011】上記の構成によれば、リフタが下死点付近
でカムと離間する際、リフタの底面とカムの押圧面と間
で同リフタのその軸線を中心とする回転方向について摩
擦抵抗が働くことはなくなるため、同リフタがその軸線
を中心に回転し易くなる。
【0012】なお、リフタとカムとが離間する際におけ
るリフタの底面とカムの押圧面との間のクリアランスと
して、例えばリフタの底面とカムの押圧面との間に油膜
を生じさせるのに必要なクリアランスを採用することが
考えられる。こうしたクリアランスを採用すれば、上記
油膜によってリフタ及びカムの摩耗を抑制し、それらの
耐用年数を延ばすことができる。また、リフタの底面と
カムの押圧面との間のクリアランスとして、リフタに対
するカムの打音が所定レベル以下となるクリアランスを
採用することも考えられる。こうしたクリアランスを採
用すれば、リフタを回転させ易くして摩耗に対するリフ
タの耐久性悪化を抑制しながら、リフタをカムで押圧す
る際の打音を抑制することもできる。
【0013】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明において、前記リフタガイドに対する前記リフタの
摺動面が凸面形状にされていることをその要旨としてい
る。上記の構成によれば、リフタの摺動面が凸面形状と
されるため、リフタの軸線方向端部とリフタガイドの摺
動面との接触を抑制することができる。そのため、リフ
タのその軸線を中心とする回転方向についての抵抗(摩
擦抵抗)が上記接触に伴い大となるのを抑制し、上記リ
フタの回転を行い易くすることができる。
【0014】なお、リフタの摺動面の凸面形状としては
例えば所定の曲率半径を有する円弧状を採用することが
考えられ、この円弧の曲率半径としてはリフタの傾きが
最大となったときに同リフタの軸線方向端部がリフタガ
イドの摺動面に接触しない曲率半径を採用することが考
えられる。こうした曲率半径を採用すれば、リフタの軸
線方向端部とリフタガイドの摺動面との接触に伴い、リ
フタのその軸線を中心とする回転の抵抗が大となるのを
一層的確に抑制することができる。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記リフタに対しその軸線を中心とする
回転方向について所定の力を付与するための設定がなさ
れていることをその要旨としている。
【0016】上記の構成によれば、リフタに対しその軸
線を中心とする回転方向について所定の力が付与される
ため、上記リフタの回転が一層行われ易くなる。請求項
6記載の発明では、請求項5記載の発明において、前記
リフタと前記リフタガイドとの対向する摺動面の少なく
とも一方に、前記リフタ及び前記リフタガイドの軸線に
対して傾斜する溝が形成されていることをその要旨とし
ている。
【0017】リフタ及びリフタガイドの摺動面間に存在
する潤滑油はリフタの往復摺動に伴い流動する際、摺動
面に形成された溝に沿って流れるようになる。この溝が
リフタ及びリフタガイドの軸線に対して傾斜する上記の
構成によれば、溝に沿って潤滑油が流れることに基づき
リフタに対しその軸線を中心とする回転方向についての
力が付与され、これによりリフタがその軸線を中心に回
転し易くなる。
【0018】なお、上記のような溝として、前記リフタ
及びリフタガイドの軸線を中心とする回転方向について
等間隔毎に複数の溝を設けることも考えられる。このよ
うにすれば、潤滑油が溝に沿って流れることに基づきリ
フタに付与される回転方向の力が、同回転方向について
均等に働くようになるため、同リフタの回転を滑らかに
行うことが可能になる。また、上記溝のリフタ及びリフ
タガイドの軸線に対する傾斜角度としては、リフタのリ
フタガイドに沿った往復摺動の抵抗が過大にならず、且
つ的確に回転方向の力を付与することの可能な角度を採
用することが考えられる。このようにすれば、リフタを
その軸線方向に滑らかに往復摺動させつつ、的確にリフ
タをその軸線を中心に回転させることができる。更に、
上記溝をリフタの摺動面に設けるようにすれば、潤滑油
がリフタの往復摺動に伴い流動して溝をリフタ及びリフ
タガイドの軸線方向に横切ろうとする際に同溝の内側面
を押し、これによってリフタに対しその軸線を中心とす
る回転方向についての力が付与されるため、同リフタが
その軸線を中心に一層回転し易くなる。
【0019】請求項7記載の発明では、請求項5記載の
発明において、前記リフタの底面と前記カムの押圧面と
の一方が凸面形状にされるとともに他方がテーパ形状に
されていることをその要旨としている。
【0020】上記の構成によれば、リフタの底面をカム
で押圧するとき、その押圧箇所が確実にリフタ底面の中
心から離れて位置する。そのため、リフタとカムとの間
の摩擦力が同リフタに対しその軸線を中心とする回転方
向についての力として付与され、これによりリフタがそ
の軸線を中心に回転し易くなる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
筒内噴射式エンジンの高圧燃料ポンプに具体化した第1
実施形態を図1に従って説明する。
【0022】図1に示すように、高圧燃料ポンプ11
は、ハウジング12内に配置されたシリンダ13と、ハ
ウジング12の下側に取り付けられて上記シリンダ13
をハウジング12内に保持するブラケット15とを備え
ている。高圧燃料ポンプ11は、ブラケット15をボル
ト16でシリンダヘッド31に固定することによりエン
ジンに取り付けられている。高圧燃料ポンプ11がエン
ジンに取り付けられた状態にあっては、ブラケット15
の下側にエンジンのカムシャフト22に設けられたカム
23が位置するようになっている。
【0023】高圧燃料ポンプ11におけるシリンダ13
の中心には孔13aが形成されており、この孔13aに
はプランジャ17がその軸線方向に往復移動可能に挿入
されている。そして、孔13a内において、プランジャ
17の先端(図中上端)に対応する位置には、同プラン
ジャ17及びシリンダ13によって加圧室14が区画形
成されている。この加圧室14には、燃料タンクから燃
料を汲み上げるためのフィードポンプと連通する燃料供
給通路24と、エンジンの燃料噴射弁が接続される燃料
分配管に繋がる高圧燃料通路26とが接続されている。
【0024】上記燃料供給通路24と加圧室14との間
は、電磁スピル弁25によりプランジャ17の往復移動
に応じて開閉される。即ち、電磁スピル弁25は、プラ
ンジャ17が加圧室14の容積を増大させる方向に移動
するとき(吸入行程中)に開弁され、プランジャ17が
加圧室14の容積を縮小させる方向に移動している最中
(圧送行程中)に閉弁される。その結果、吸入行程中に
はフィードポンプから燃料供給通路24を介して加圧室
14内に燃料が吸入され、圧送行程中に電磁スピル弁2
5が閉弁されると加圧室14内の燃料が加圧されて高圧
燃料通路26を介して燃料分配管に圧送される。
【0025】一方、上記ブラケット15は、ハウジング
12の下側に取り付けられる板部15bと、この板部1
5bから下方に向けて突出する円筒状のリフタガイド1
5aとを備えている。板部15bは、ハウジング12の
下端に対し外側方へはみ出す大きさに形成されており、
このはみ出した部分では高圧燃料ポンプ11をエンジン
のシリンダヘッド31に取り付けるための上記ボルト1
6が貫通している。また、板部15bとシリンダヘッド
31との間には、それらの間の振動伝達を抑制するため
に樹脂製のインシュレータ32が設けられている。この
インシュレータ32において上記ボルト16に対応する
位置には、円筒状のカラー33が埋め込まれている。そ
して、上記ボルト16をカラー33の内側を通してシリ
ンダヘッド31にねじ込むことにより、高圧燃料ポンプ
11がシリンダヘッド31に固定されている。
【0026】また、ブラケット15のリフタガイド15
aは、有底円筒状のリフタ18をその軸線方向に往復摺
動可能に案内するものであって、シリンダ13の孔13
a及びプランジャ17と同一軸線上に位置している。リ
フタガイド15aの下端内周には、リフタ18の軸線に
向けて突出するとともに周方向について環状に延びる肉
厚部19が設けられている。また、リフタ18の上端外
周には、リフタ18の軸線から離れる方向に突出すると
ともに周方向について環状に延びるフランジ18aが設
けられている。このフランジ18aの外径は、リフタガ
イド15aにおける肉厚部19以外の部分の内径よりも
若干小さい値に設定されている。更に、この肉厚部19
の内径は、リフタ18におけるフランジ18a以外の部
分の外径よりも若干大きい値に設定されている。
【0027】リフタ18において、その底部18bの外
面(図中下面)に形成された凹部27には円板状のアウ
ターシム28が嵌め込まれ、同シム28の下面がリフタ
18の底面18cとなっている。また、リフタ18にお
いて、その内側にはプランジャ17の基端部(図中下端
部)に取り付けられたリテーナ20と、同リテーナ20
を介して底部18bをカム23に向けて付勢するコイル
スプリング21とが配設されている。従って、カムシャ
フト22の回転に伴いカム23が回転すると、リフタ1
8の底面18cがカム23の押圧面23aにより押さ
れ、同リフタ18がプランジャ17と共に往復移動する
ようになる。このとき、底面18cと押圧面23aとの
間、及びリフタ18とリフタガイド15aとの間は、摺
動抵抗を低減すべく潤滑油によって潤滑されるようにな
っている。
【0028】ところで、コイルスプリング21の付勢力
によりリフタ18の底面18cの中心付近の部分が常に
カム23の押圧面23aに接触した状態にある場合、そ
れら底面18cと押圧面23aとの間に常に摩擦力が働
くこととなる。こうした摩擦力は、リフタのその軸線を
中心とする回転の抵抗となるため、同リフタの回転が行
われにくいものとなる。そして、リフタ18がその軸線
を中心に回転しない場合には、リフタ18の底面18c
のカム23により押圧される箇所(摺接箇所)が常に同
じになるため、その箇所での摩耗量が多くなってリフタ
18の摩耗に対する耐久性が悪化してしまう。
【0029】そこで本実施形態では、リフタの底面18
cが下死点付近にてカム23の押圧面23aと離間する
よう高圧燃料ポンプ11を設定している。このような設
定を行うことにより、リフタ18の底面18cが下死点
付近にてカム23の押圧面23aと離間するとき、それ
ら底面18cと押圧面23aとの間で摩擦力が働くこと
はなくなる。こうしてリフタ18のその軸線を中心とす
る回転方向についての抵抗(摩擦抵抗)が低減され、同
回転方向についてのリフタ18の回転が補助されるた
め、リフタ18がその軸線を中心に回転し易くなる。ま
た、カム23によりリフタ18が押圧されているときに
は、コイルスプリング21が多少の捻れを伴って圧縮さ
れることとなる。そのため、下死点付近にてカム23が
リフタ18から離間すると、コイルスプリング21の上
記捻れを伴う圧縮が解放され、その際にリフタ18がそ
の軸線を中心に回転し易くなる。
【0030】そして、リフタ18がその軸線を中心に回
転することで、リフタ18の底面18cに対するカム2
3の押圧に伴いリフタ18が摩耗する際、その摩耗量が
底面18cの一箇所で多くなるのを抑制し、摩耗に対す
るリフタ18の耐久性が悪化するのを抑制することがで
きる。
【0031】次に、リフタ18の底面18cを下死点付
近にてカム23の押圧面23aと離間させるための高圧
燃料ポンプ11の設定について詳しく説明する。下死点
付近での底面18cと押圧面23aとのクリアランス
は、インシュレータ32のカラー33、リフタ18のフ
ランジ18a、及びリフタガイド15aの肉厚部19に
おけるリフタ18の軸線方向の長さ、並びにアウターシ
ム28の厚さによって決定される。
【0032】ここでは、カラー33、フランジ18a、
及び肉厚部19におけるリフタ18の軸線方向の長さを
調整することにより、下死点付近での底面18cと押圧
面23aとの間に大まかな隙間(クリアランス)ができ
るようにする。このクリアランスが小さすぎると底面1
8cと押圧面23aとの間に潤滑油が入りにくくなり、
それらの間に油膜を生じさせて摩耗を抑制することが困
難になる。また、上記クリアランスが大きすぎると、リ
フタ18の底面18cがカム23の押圧面23aに対し
離間した状態から同カム23が底面18cを押圧し始め
る際の打音が大きくなり、高圧燃料ポンプ11の作動音
が過度に大きくなる。
【0033】そのため、上記のようにクリアランスを生
じさせた後、アウターシム28の厚さ調節を更に行うこ
とにより同クリアランスの微調整が行われる。こうした
クリアランスの微調整は、厚さの異なる複数のアウター
シム28のうち、適宜のアウターシム28を選択してリ
フタ18の凹部27に嵌め込むことによって行われる。
このクリアランスの微調整により、同クリアランスが底
面18cと押圧面23aとの間に油膜を生じさせるのに
必要な大きさで、且つリフタ18に対するカム23の打
音が所定レベル以下となる大きさにされる。こうしたク
リアランスの大きさの一例としては、そのクリアランス
におけるプランジャ17の軸線方向の距離が0.1〜
0.3mm程度となる大きさがあげられる。
【0034】以上詳述した本実施形態によれば、以下に
示す効果が得られるようになる。 (1)リフタ18の底面18cが下死点付近にてカム2
3の押圧面23aと離間するとき、それらの間で摩擦力
が働かなくなってリフタ18のその軸線を中心とする回
転方向についての抵抗が低減されるため、リフタ18が
上記の方向に回転し易くなる。そして、このリフタ18
の回転により、カム23の押圧に伴うリフタ18の摩耗
が底面18cの一箇所で多くなるのを抑制し、摩耗に対
するリフタ18の耐久性悪化が抑制されるようになる。
【0035】(2)下死点付近でのリフタ18の底面1
8cとカム23の押圧面23aとのクリアランスは、底
面18cと押圧面23aとの間に油膜を生じさせるのに
必要な大きさで、且つリフタ18に対するカム23の打
音が所定レベル以下となる大きさに設定される。そのた
め、回転するカム23によりリフタ18の底面18cを
押圧する際には、底面18cと押圧面23aとの間の油
膜によってリフタ18及びカム23の摩耗が抑制され、
それらの耐用年数を延ばすことができるようになる。ま
た、下死点付近にてリフタ18の底面18cに対しカム
23の押圧面23aが離間した状態から同カム23が底
面18cを押圧し始めるときに生じる打音を抑制し、高
圧燃料ポンプ11の作動音を抑制することもできる。
【0036】(3)また、上記のようなクリアランス設
定により、エンジンの停止中において、リフタ18の底
面18cとカム23の押圧面23aとの間に油膜を保持
し易くなる。そのため、頻繁にエンジン11の始動・停
止が繰り返される場合でも、上記油膜によりリフタ18
とカム23との間の潤滑を行い、それらの耐用年数を延
ばすことができる。
【0037】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・下死点付近でのリフタ18の底面18cとカム23の
押圧面23aとのクリアランスの大きさを適宜変更して
もよい。
【0038】・上記クリアランスの大きさの微調整をア
ウターシム28の厚さを調整することによって行う代わ
りに、インシュレータ32に設けられたカラー33の軸
線方向の長さ調整することによって行うようにしてもよ
い。この場合も、長さの異なる複数のカラー33のう
ち、適切な長さのカラー33を選択してインシュレータ
32に取り付けることで、上記クリアランスの微調整が
行われることとなる。なお、この場合にはアウターシム
28を設ける必要はなくなるため、同アウターシム28
を省略して高圧燃料ポンプ11の簡素化を図ることもで
きる。
【0039】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図2に基づき説明する。この第2実施形態は、カ
ムの押圧に伴いリフタが傾いたときに同リフタの長手方
向端部がリフタガイドに接触しないようリフタの外周面
を凸面形状とし、当該接触によってリフタのその軸線を
中心とする回転方向についての回転抵抗(摩擦抵抗)が
過大になるのを抑制するものである。このようにリフタ
の回転抵抗を抑制することで、同リフタがその軸線を中
心に回転し易くなる。
【0040】図2は、本実施形態のリフタ41及びリフ
タガイド42を示す断面図である。リフタガイド42に
おいて、その内周面(リフタ41に対する摺動面)はプ
ランジャ17の軸線方向に直線状に延びている。また、
リフタ41においては、その底部41bが直接カム23
の押圧面23aに接触するとともに、下死点付近でもリ
フタ41の底面41cがカムの押圧面23aに接触する
ように設定されている。そして、リフタ41の外周面
(リフタガイド42に対する摺動面)は、周方向につい
て同一形状をなす凸面形状に形成されている。即ち、リ
フタ41の外周面は、リフタ41の軸線方向中央部にて
同軸線に対し最も突出し、リフタの軸線方向両端部から
軸線方向中央部に向けてなだらかに隆起する所定曲率半
径の円弧状となっている。この曲率半径は、カム23の
押圧に伴うリフタ41の傾きが最大となったとき、リフ
タ41の軸線方向端部がリフタガイド42の内周面に接
触しない値に設定されている。こうした曲率半径の設定
は、例えばリフタ41とリフタガイド42とのクリアラ
ンス、リフタ41の軸線方向の長さ、及びリフタガイド
42の内径等に基づき行われる。
【0041】この実施形態によれば、以下に示す効果が
得られるようになる。 (4)回転するカム23は常にリフタ41の底面41c
の中心を同リフタ41の軸線方向に押圧しているわけで
はないため、この押圧の際にリフタ41がプランジャ1
7の軸線に対して傾くこととなる。このようにリフタ4
1が傾いても、同リフタ41の軸線方向端部がリフタガ
イド42の内周面に接触することはないため、その接触
に伴いリフタ41のその軸線方向についての回転抵抗
(摩擦抵抗)が大となるのを的確に抑制することができ
る。このため、上記リフタ41のその軸線を中心とする
回転が行われやすくなる。そして、同リフタ41の回転
より、カム23の押圧に伴うリフタ41の摩耗が底面4
1cの一箇所で多くなるのを抑制し、摩耗に対するリフ
タ41の耐久性悪化が抑制されるようになる。
【0042】(5)リフタ41の軸線方向端部がリフタ
ガイド42の内周面に接触することはないため、その接
触に伴いリフタガイド42の内周面の摩耗が進むのを抑
制することができる。
【0043】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・リフタ41の外周面(摺動面)を凸面形状として所定
曲率半径の円弧状としたが、この曲率半径を適宜変更し
てもよい。例えば、リフタ41の外周面において、その
曲率半径をリフタ41の軸線方向両端部から中央部へ向
かうほど大きい値となるよう変化させてもよい。この場
合、当該外周面における上記中央部がリフタ41の軸線
方向について上記両端部よりも平面に近い状態となるた
め、上記外周面が凸面形状であってもカム23によりリ
フタ41が押圧されたときに同リフタ41が傾きにくく
なる。
【0044】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態を図3及び図4に基づき説明する。この第3実施形
態は、リフタとリフタガイドとの対向する摺動面の間に
存在する潤滑油を利用して、リフタがリフタガイドに沿
って往復移動するとき、リフタに対しその軸線を中心と
する回転方向について所定の力を付与して同回転を補助
するようにしたものである。
【0045】図3は、本実施形態のリフタ51及びリフ
タガイド52を示す断面図である。リフタガイド52
は、第2実施形態のリフタガイド42(図2)と同じも
のである。一方、リフタ51においては、その外周面が
プランジャ17の軸線方向に直線状に延びている。この
リフタ51の外周面には、図4に示されるように、リフ
タ51の軸線に対して傾斜する溝53が、同軸線を中心
とする回転方向について等間隔毎に複数設けられてい
る。なお、上記溝53のリフタ51の軸線に対する傾斜
角度は、リフタガイド52に沿ったリフタ51の往復移
動の過大な抵抗にならず、且つリフタ51に対しその軸
線を中心に回転する方向(図4に矢印Aで示す方向)に
ついての力を付与することが可能な値に設定されてい
る。
【0046】回転するカム23(図示せず)がリフタ5
1の底部51b(底面51c)を押圧してリフタ51が
往復移動すると、これに伴いリフタ51の外周面とリフ
タガイド52の内周面との間に存在する潤滑油が流動し
て上記溝53に沿って流れるようになる。この溝53は
上記のように傾斜しているため、同溝53に沿って潤滑
油が流れることに基づき、リフタ51には矢印Aで示す
方向について所定の力が付与される。更に、上記潤滑油
は、リフタ51の往復移動に伴い溝53をリフタ51及
びリフタガイド52の軸線方向に横切ろうとする際、こ
の溝53の内側面53aを当該軸線方向に押すこととな
る。この溝53は上記のように傾斜しているため、潤滑
油が当該溝53をリフタ51の軸線方向に押すことで、
同リフタ51には矢印Aで示す方向についての力が更に
付与される。
【0047】この実施形態によれば、以下に示す効果が
得られるようになる。 (6)リフタ51に対しその軸線を中心に回転する方向
について所定の力が付与され、これによりリフタ51が
その軸線を中心に回転し易くなる。そして、同リフタ5
1の回転より、カム23の押圧に伴うリフタ41の摩耗
が底面51cの一箇所で多くなるのを抑制し、摩耗に対
するリフタ51の耐久性悪化が抑制されるようになる。
【0048】(7)上記溝53は、リフタ51の周方向
について等間隔毎に複数設けられているため、作動油が
溝53に沿って流れること及び溝53の内側面53aを
押すことに基づき、リフタ51に働く回転方向について
の力が同回転方向について均等に働くようになる。従っ
て、リフタ51のその軸線を中心とする回転を滑らかに
行うことが可能になる。
【0049】(8)溝53の傾斜角度が上記のように設
定されているため、リフタ51をカム23の押圧により
リフタガイド52に沿って滑らかに往復移動させつつ、
的確にリフタ51をその軸線を中心に回転させることが
できる。
【0050】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・リフタ51の軸線に対する溝53の傾斜角度を適宜変
更してもよい。 ・溝53をリフタ51の周方向について等間隔毎に複数
設けたが、この溝53を必ずしも等間隔毎に設ける必要
はない。
【0051】・また、溝53を必ずしもリフタ51に複
数設ける必要はない。 ・溝53をリフタガイド52の内周面に設けたり、リフ
タ51の外周面とリフタガイド52の外周面との両方に
設けたりしてもよい。
【0052】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態を図5に基づき説明する。この第4実施形態は、カ
ムがリフタを押圧する際に両者の間に働く摩擦力をリフ
タに対しその軸線を中心とする回転方向についての力と
して付与し、同リフタの回転を補助するようにしたもの
である。
【0053】図5は、本実施形態のリフタ61、リフタ
ガイド62、及びカム63を示す断面図である。リフタ
ガイド62は、第2及び第3実施形態のリフタガイド4
2(図2),52(図3,図4)と同じものである。一
方、リフタ61においては、その底面61c(底部61
bの下面)が凸面形状に形成されている。即ち、底面6
1cは、その中心部にて最も突出し、底面61cの外縁
から中心に向けてなだらかに隆起する所定曲率半径の球
面状となっている。また、カム63の押圧面63aは、
同カム63の径がカムシャフト22の軸線方向に沿って
変化するようテーパ形状に形成されている。
【0054】回転するカム63がリフタ61の底面61
cを押圧するとき、その押圧箇所における底面61cと
カム63の押圧面63aとの間には摩擦力が働くととも
に、同押圧箇所が底面61cの中心から確実に離れて位
置することとなる。そのため、上記摩擦力がリフタ61
に対しその軸線を中心に回転する方向についての力とし
て付与され、これによりリフタ61がその軸線を中心に
回転し易くなる。
【0055】この実施形態によれば、以下に示す効果が
得られるようになる。 (9)リフタ61がその軸線を中心に回転し易くなるよ
うにして同回転を行わせることにより、カム63の押圧
に伴うリフタ61の摩耗が底面61cの一箇所で多くな
ることは抑制され、摩耗に対するリフタ61の耐久性悪
化が抑制されるようになる。
【0056】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・リフタ61の底面61cを凸面形状として所定曲率半
径の球面状としたが、この曲率半径を適宜変更してもよ
い。例えば、リフタ61の底面61cにおいて、その曲
率半径を同底面61cの外縁から中心へ向かうほど大き
い値となるよう変化させてもよい。この場合、カム63
のテーパ形状をなす押圧面63aのカムシャフト22の
軸線方向に対する傾斜角度が小さくし、カム63の押圧
面63aにより効率よくリフタ61をその軸線方向に押
圧することができる。
【0057】・リフタ61の底面61cを凸面形状に形
成するとともにカム63の押圧面63aをテーパ形状に
形成したが、それら凸面形状とテーパ形状との位置関係
を上記と逆にしてもよい。即ち、底面61cをその中心
が最も突出するとともに同底面61cの外縁から中心に
向かうほど縮径するデーパ形状にするとともに、カム2
3の押圧面63aを凸面形状にしてもよい。
【0058】また、以上の各実施形態について、それら
を例えば以下のように適宜組み合わせてもよい。 ・第1実施形態のリフタ18の底面18c及びカム23
の押圧面23aに対し、第4実施形態のような凸面形状
及びテーパ形状を適用する。また、上記リフタ18及び
リフタガイド15aに第3実施形態のような溝53を形
成する。
【0059】・第4実施形態のリフタ61及びリフタガ
イド62に第3実施形態のような溝53を形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の高圧燃料ポンプを示す断面図。
【図2】第2実施形態の高圧燃料ポンプにおけるリフタ
及びリフタガイドを示す拡大断面図。
【図3】第3実施形態の高圧燃料ポンプにおけるリフタ
及びリフタガイドを示す拡大断面図。
【図4】同リフタを示す斜視図。
【図5】第4実施形態の高圧燃料ポンプにおけるリフタ
及びカムを示す拡大断面図。
【符号の説明】
11…高圧燃料ポンプ、13…シリンダ、15…ブラケ
ット、15a…リフタガイド、15b…板部、17…プ
ランジャ、18…リフタ、18a…フランジ、18b…
底部、18c…底面、19…肉厚部、21…コイルスプ
リング、22…カムシャフト、23…カム、23a…押
圧面、27…凹部、28…アウターシム、32…インシ
ュレータ、33…カラー、41…リフタ、41b…底
部、41c…底面、42…リフタガイド、51…リフ
タ、51b…底部、51c…底面、52…リフタガイ
ド、53…溝、53a…内側面、61…リフタ、61c
…底面、61b…底部、62…リフタガイド、63…カ
ム、63a…押圧面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉田 尚季 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC06 AD02 BA49 CA01S CD07 CE05 CE37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リフタガイドにより往復摺動可能に案内さ
    れるリフタの底面を回転するカムで押圧することによ
    り、前記リフタと共にシリンダ内のプランジャを往復移
    動させる高圧ポンプにおいて、 前記リフタのその軸線を中心とする回転を補助するため
    の設定がなされていることを特徴とする高圧ポンプ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の高圧ポンプにおいて、 前記リフタのその軸線を中心とする回転方向についての
    回転抵抗を低減するための設定がなされている高圧ポン
    プ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の高圧ポンプにおいて、 前記リフタが下死点付近にて前記カムと離間するように
    設定されている高圧ポンプ。
  4. 【請求項4】請求項2記載の高圧ポンプにおいて、 前記リフタガイドに対する前記リフタの摺動面が凸面形
    状にされている高圧ポンプ。
  5. 【請求項5】請求項1記載の高圧ポンプにおいて、 前記リフタに対しその軸線を中心とする回転方向につい
    て所定の力を付与するための設定がなされている高圧ポ
    ンプ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の高圧ポンプにおいて、 前記リフタと前記リフタガイドとの対向する摺動面の少
    なくとも一方に、前記リフタ及び前記リフタガイドの軸
    線に対して傾斜する溝が形成されている高圧ポンプ。
  7. 【請求項7】請求項5記載の高圧ポンプにおいて、 前記リフタの底面と前記カムの押圧面との一方が凸面形
    状にされるとともに他方がテーパ形状にされている高圧
    ポンプ。
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