JP5071401B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プランジャを往復運動させて燃料を圧送する燃料供給装置に関するものであり、例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関に、燃料を噴射圧相当にして供給する燃料供給ポンプに適用して好適である。
従来の燃料供給装置(燃料供給ポンプ)として、例えば下記の特許文献1に示されるものがある。これは、内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射装置において、カム軸の回転に伴うプランジャの往復動により加圧室の燃料をコモンレールなどの高圧燃料蓄圧器に圧送するものである。この燃料供給ポンプは、図示しないが、ポンプハウジングに取り付けられたシリンダボディにプランジャを摺動可能に保持し、かつプランジャの一端とともに加圧室を形成するシリンダ内周面が設けられている。
また、このシリンダボディには、加圧室で加圧した高圧燃料をコモンレールに供給するための吐出弁装置が設けられている。この吐出弁装置は、加圧室への逆流を防止する吐出弁と、その吐出弁をシリンダボディとの間で高圧シールするためのバルブホルダとを備えており、このバルブホルダは、高圧燃料配管と気密に接続する配管接続部を構成している。また、下記の特許文献2には、シリンダの内周面にリーク回収溝を設け、シリンダとプランジャとの間からの燃料リークを低減して、潤滑油の希釈を抑える構造が示されている。
特許第2690734号公報 特開平05−99097号公報
近年、噴射圧の高圧化要求が強まっており、その高圧化したシステムにおいては、シリンダとプランジャとの摺動部に焼き付きが発生するという問題が生じている。その1つの要因として、プランジャがシリンダとのクリアランスの間で傾くことにより、その傾いたプランジャが高圧燃料によって傾いた側のシリンダ内周面に押し付けられるという押し付け作用力がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、シリンダとプランジャとの間の摺動部での焼き付きを防ぐことのできる燃料供給装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、燃料を加圧圧送するために軸方向に往復摺動するプランジャ(30)と、ハウジング(20)に形成されてプランジャ(30)を内周面で摺動可能に保持するとともに、プランジャ(30)の一端面とで加圧室(31)を形成するシリンダ(21)と、ハウジング(20)に設けられて加圧室(31)内の燃料を外部に供給するための配管接続部(24)とを備え、プランジャ(30)の往復摺動によって加圧室(31)に吸入した燃料を、配管接続部(24)を介して外部へ加圧圧送する燃料供給装置において、
プランジャ(30)は、プランジャ(30)の駆動側の円柱形状の大径部(30a)と、加圧室(31)側の先端部に形成された円柱形状の小径部(30b)とを備え、さらに、大径部(30a)と小径部(30b)との間に、大径部(30a)から小径部(30b)ヘ向かって徐々に縮径し、シリンダ(21)の内周面への押し付け作用力を低減するセンタリング力を発生させる円錐部(30c)を設けており、円錐部(30c)は、プランジャの軸方向の長さ(L)が3mm以上であるとともに、片側でのプランジャの軸方向に対する円錐部のテーパ角度(θ)が0.1度以上且つ[長さ(L)×0.33]度以下であり、
プランジャ(30)が最も駆動側に位置したときの大径部(30a)と対向するシリンダ(21)の内周面に、プランジャ(30)の外周面とシリンダ(21)の内周面との間にリークした燃料を回収して低圧側に戻すためのリーク燃料回収溝(28)を形成していることを特徴としている。
プランジャ(30)の加圧室(31)側の先端部に形成された円柱形状の小径部(30b)は、プランジャ(30)の外周面に耐摩耗性のコーティングを施す時の掴み部として用いたことによって形成されることもあるが、加圧側の先端部に、この小径部(30b)を形成することにより、燃料を圧送する際の効率が良くなるという効果もある。
この発明によれば、このような小径部(30b)を形成したうえ、その小径部(30b)と駆動側の大径部(30a)と間に円錐部(30c)を形成することにより、この円錐部(30c)によってセンタリング力を発生させ、押し付け作用力を低減して耐焼き付き性を向上させることができる。
また、この発明では、円錐部(30c)は、プランジャの軸方向の長さ(L)が3mm以上であるとともに、片側でのプランジャの軸方向に対する円錐部のテーパ角度(θ)が0.1度以上且つ[長さ(L)×0.33]度以下であることを特徴としている。
よって、この発明によれば、円錐部(30c)を上記したテーパ角度範囲と長さとにすることにより、高圧化したシステムにおいてもプランジャ(30)とシリンダ(21)との焼き付きを防止することができる。
また、この発明では、プランジャ(30)が最も駆動側に位置したときの大径部(30a)と対向するシリンダ(21)の内周面に、プランジャ(30)外周面とシリンダ(21)の内周面との間にリークした燃料を回収して低圧側に戻すためのリーク燃料回収溝(28)を形成していることを特徴としている。
このように、シリンダ(21)の内周面にリーク燃料回収溝(28)を形成する場合は、プランジャ(30)が最も駆動側に位置したときの大径部(30a)と対向する位置、つまりは、円錐部(30c)に掛からない位置とするものである。
この発明によれば、円錐部(30c)から余分な燃料のリークを招くことなく、リーク燃料による内燃機関用潤滑油の希釈を低減することができため、内燃機関の潤滑を損なうことはなく、内燃機関の信頼性を向上するとともに、潤滑油の寿命を長くすることができる。
請求項2に記載の発明によると、円錐部は、直線的な径の変化をなす円錐面であることを特徴とする。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の実施形態に係る燃料供給ポンプ1を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態におけるプランジャ30の先端側形状を示す部分拡大模式図である。 円錐部30cの角度θと長さLとを可変して、発生するセンタリング力を数値解析した結果を示すグラフである。 従来のプランジャ30の先端側形状を示す部分拡大模式図である。
以下、本発明の一実施形態について図1〜4を用いて詳細に説明する。まず図1は、本発明の実施形態に係る燃料供給ポンプ(燃料供給装置)1を示す縦断面図である。本実施形態は、本発明の一実施形態による燃料供給装置を、車両用のコモンレール式燃料噴射装置に用いられる燃料供給ポンプ1に適用した例にて示す。
コモンレール式燃料噴射装置は、主に燃料タンク、燃料供給ポンプ1、図示しないコモンレールおよび燃料噴射弁を備えており、燃料供給ポンプ1から供給される高圧燃料をコモンレールで蓄圧するとともに、そのコモンレール内の高圧燃料を内燃機関の各気筒に設けられた燃料噴射弁に分配し、各気筒の燃焼室内に噴射供給するものである。
燃料タンクおよび燃料供給ポンプ1は、コモンレールおよび燃料噴射弁に高圧燃料を供給する燃料供給装置を構成している。燃料タンクは常圧の燃料を蓄えており、燃料供給ポンプ1は、常圧の燃料を燃料タンクから吸い上げるとともに、その吸い上げた燃料を加圧して圧送することにより、コモンレールへ供給する高圧燃料を形成するものである。
燃料供給ポンプ1は、高圧燃料を圧送する高圧ポンプであり、燃料タンクから図示しない「低圧ポンプ」としてのフィードポンプを経由して吸入された燃料を加圧する。図1に示すように、燃料供給ポンプ1はポンプハウジング10を備えており、ポンプハウジング10の一方の端部にはカム室11が形成されている。カム室11には、図示しないエンジン(内燃機関)によって回転駆動される駆動軸12が収容されている。
駆動軸12には、その軸中心12jに対した偏心したカム13が設けられており、駆動軸12とカム13とは一体に形成されている。ポンプハウジング10には、駆動軸12と直交する図1の上下方向において、反カム室側にシリンダボディ20が設けられおり、このシリンダボディ20には、プランジャ30が摺動する孔部としてのシリンダ21が形成されている。なお、ポンプハウジング10およびシリンダボディ20は、本発明で言うハウジングに相当する。
シリンダ21内にはプランジャ30が、駆動軸12と直交する上下方向での軸方向へ往復摺動可能に支持されている。ポンプハウジング10の内周側とシリンダボディ20との間には、タペット室14が形成されており、その内部にはタペット40が往復移動可能に収容されている。
プランジャ30は、円柱形状に形成されており、そのプランジャ30の一端面(図1での上端面)側には、プランジャ30の一端面とシリンダ21の内周面とで囲まれる加圧室31が形成されている。シリンダボディ20には、図示しない導入管を介して低圧ポンプから燃料が供給され、環状を呈する燃料溜り部23が形成されている。
燃料溜り部23は、燃料供給路27を介して、制御弁60内の燃料供給路61に連通している。制御弁60は、加圧室31と燃料溜り部23との連通を断続する電磁弁であり、電磁駆動部62と、この電磁駆動部62によって駆動される弁部材63を有している。弁部材63は、弁座部64に着座可能であり、弁部材63が弁座部64に着座および離座することにより、加圧室31と燃料溜り部23との連通状態が断続される。言い換えると、電磁駆動部62を制御することにより加圧室31へ連通する通路が開閉される。
シリンダボディ20には、プランジャ30の上端面と対向する位置に制御弁60の電磁駆動部62がねじ固定されている。この電磁駆動部62は、弁部材63を駆動することにより燃料供給路61と加圧室31とを連通または遮断する。電磁駆動部62への通電タイミングを制御することにより、燃料供給ポンプ1からコモンレールへ吐出される燃料の流量が調整される。
シリンダボディ20には吐出弁装置(本発明で言う配管接続部)24が設置されており、吐出弁装置24は吐出孔25を介して加圧室31に連通している。加圧室31内で加圧された燃料は、吐出弁装置24の弁部材241をスプリング242の付勢力および吐出孔26内の燃料圧力に抗して開弁し、加圧された高圧の燃料を吐出孔26からコモンレール内へ圧送する。
プランジャ30の反加圧室側、つまりは駆動側の端部32には、ロアシート33が連結されている。このロアシート33には、スプリング34が当接しており、プランジャ30はロアシート33を介してスプリング34の付勢力によりタペット40に押し付けられている。なお、スプリング34の他方の端部は、アッパシート35に当接しており、スプリング34の加圧室31側への移動が規制されている。
タペット40は、概ね筒状に形成されており、ポンプハウジング10の支持孔15内に、軸方向に移動可能に支持されている。タペット40は、回転運動を直線運動に変換する回転直線変換機構であり、一端部側がカム13の外周13aに当接し、他端部側がプランジャ30の端部32側を支持することで、カム13の回転に従ってタペット40およびプランジャ30が軸方向移動する。
また、このタペット40には、支持孔15内の内周面に設けた軸方向溝16に係合する周方向位置決め部48が設けられている。この周方向位置決め部48は、カム13の回転に従って軸方向溝16内を軸方向移動することにより、タペット40の周方向移動を規制している。なお、タペット40の詳細構造については、説明を省略する。以上、燃料供給ポンプ1の基本的構成について説明したが、次に、本実施形態の燃料供給ポンプ1の特徴的な構成と、その効果について説明する。
(特徴的構成)
図2は、本発明の一実施形態におけるプランジャ30の先端側形状を示す部分拡大模式図であり、図3は、円錐部30cの角度θと長さLとを可変して、発生するセンタリング力を数値解析した結果を示すグラフである。また、図4は、従来のプランジャ30の先端側形状を示す部分拡大模式図である。
まず、図4に示すように、従来のプランジャ30は、シリンダボディ20に形成されたシリンダ21内で摺動するため、シリンダ21に対して所定のクリアランスを確保した外径の円柱形状をしている。この、一般外径の部分を大径部30aとする。また、プランジャ30の加圧室31側の先端部には、小径部30bが形成されている。
この小径部30bは、プランジャ30の外周面に耐摩耗性のコーティングを施す時の掴み部として用いることと、加圧側の先端部に、この小径部30bを形成することによって燃料を圧送する際の効率が良くなるという効果もあって形成されている。また、先の大径部30aと対向しているシリンダ21の内周面には、プランジャ30の外周面とシリンダ21の内周面との間にリークした燃料を回収して低圧側に戻すためのリーク燃料回収溝28を形成している。
このような、プランジャ30の先端側形状において、本実施形態ではまず、図2に示すように、プランジャ30の駆動側の大径部30aと加圧室31側の小径部30bとの間に、小径部30bヘ向かって徐々に縮径する円錐部30cを設けている。これによれば、上記したような小径部30bを形成したうえ、その小径部30bと駆動側の大径部30aと間に、円錐部30cを形成することにより、プランジャ30に図3のグラフに示すようなセンタリング力を発生させることができる。
このセンタリング力は、プランジャ30がシリンダ21とのクリアランスの間で傾いたとしても、円錐部30cがあることによって傾いた側のプランジャ30とシリンダ21との間にも高圧燃料が入り込んで生じるものである。これにより、従来焼き付きの要因となっていたシリンダ21の内周面への押し付け作用力を低減することができ、燃料供給装置1の耐焼き付き性を向上させることができる。
また、この円錐部30cは、長さL(図2参照)が3mm以上であるとともに、片側でのテーパ角度θ(図2参照)が0.1度以上且つ[長さL×0.33]度以下としている。発明者は、図3のグラフに示すように、円錐部30cのテーパ角度θと、長さLとを可変して計算した場合の数値解析から得られるセンタリング力の変化と、実際の焼き付き試験の結果から換算して算出される焼き付き限界のセンタリング力とから、焼き付きを防止するのに必要な円錐部30cのテーパ角度と長さとを導き出している。
より具体的には、テーパ角度θを0.1〜4.3度、長さLを1〜7mmと可変して数値解析を行い、図3に示すよう、得られるセンタリング力の変化グラフを得た。また、実際の焼き付き試験の結果から換算して算出される焼き付き限界のセンタリング力は、1000N以上が必要であると言う結果を得た。
この1000N以上のセンタリング力を得るための角度および長さ範囲として、図3のグラフより、長さLが3mm以上であるとともに、テーパ角度θが0.1度以上且つ[長さL×0.33]度以下としたものである。よって、テーパ角度θの上限は、例えば長さLが3mmであれば1度以下、長さLが5mmであれば≒1.7度以下、長さLが7mmであれば≒2.3度以下となる。円錐部30cをこのテーパ角度範囲と長さとにすることにより、高圧化したシステムにおいてもプランジャ30とシリンダ21との焼き付きを防止することができる。
また、シリンダ21の内周面にリーク燃料回収溝28を形成する場合は、プランジャ30が最も駆動側に位置したとき(つまりは下降端)における大径部30aと対向するシリンダ21の内周面に、リーク燃料回収溝28を形成している。このように、プランジャ30が最も下がったときにも円錐部30cに掛からない位置としている。
これによれば、円錐部30cから余分な燃料のリークを招くことなく、リーク燃料による内燃機関用潤滑油の希釈を低減することができため、内燃機関の潤滑を損なうことはなく、内燃機関の信頼性を向上するとともに、潤滑油の寿命を長くすることができる。
参考例
本発明では、焼き付きを防止するために高圧燃料を導入するための形状部を円錐部30cとしたが、大径部30aから小径部30bヘ向かって徐々に縮径する形状部、言い換えれば、小径部30bから大径部30aヘ向かって徐々に拡径する形状部は、円錐面のような直線的な径の変化だけではなく、例えば外径側へ膨らんだR面や内径側へ凹んだR面、もしくは直線的な斜面とR面とが複合された縮径部(拡径部)であっても良い。
1…燃料供給ポンプ(燃料供給装置)
20…シリンダボディ(ハウジング)
21…シリンダ
24…吐出弁装置(配管接続部)
30…プランジャ
30a…大径部
30b…小径部
30c…円錐部
31…加圧室
L…円錐部30cの長さ
θ…テーパ角度

Claims (2)

  1. 燃料を加圧圧送するために軸方向に往復摺動するプランジャ(30)と、
    ハウジング(20)に形成されて前記プランジャ(30)を内周面で摺動可能に保持するとともに、前記プランジャ(30)の一端面とで加圧室(31)を形成するシリンダ(21)と、
    前記ハウジング(20)に設けられて前記加圧室(31)内の燃料を外部に供給するための配管接続部(24)とを備え、
    前記プランジャ(30)の往復摺動によって前記加圧室(31)に吸入した燃料を、前記配管接続部(24)を介して外部へ加圧圧送する燃料供給装置において、
    前記プランジャ(30)は、前記プランジャ(30)の駆動側の円柱形状の大径部(30a)と、前記加圧室(31)側の先端部に形成された円柱形状の小径部(30b)とを備え、さらに、
    前記大径部(30a)と前記小径部(30b)との間に、前記大径部(30a)から前記小径部(30b)ヘ向かって徐々に縮径し、前記シリンダ(21)の内周面への押し付け作用力を低減するセンタリング力を発生させる円錐部(30c)を設けており、
    前記円錐部(30c)は、前記プランジャの軸方向の長さ(L)が3mm以上であるとともに、片側での前記プランジャの軸方向に対する前記円錐部のテーパ角度(θ)が0.1度以上且つ[前記長さ(L)×0.33]度以下であり、
    前記プランジャ(30)が最も駆動側に位置したときの前記大径部(30a)と対向する前記シリンダ(21)の内周面に、前記プランジャ(30)の外周面と前記シリンダ(21)の内周面との間にリークした燃料を回収して低圧側に戻すためのリーク燃料回収溝(28)を形成していることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記円錐部は、直線的な径の変化をなす円錐面であることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
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