JP2001041129A - 高圧ポンプ - Google Patents

高圧ポンプ

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JP2001041129A
JP2001041129A JP11212669A JP21266999A JP2001041129A JP 2001041129 A JP2001041129 A JP 2001041129A JP 11212669 A JP11212669 A JP 11212669A JP 21266999 A JP21266999 A JP 21266999A JP 2001041129 A JP2001041129 A JP 2001041129A
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JP
Japan
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plunger
cylinder
lifter
pump chamber
cam
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Application number
JP11212669A
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English (en)
Inventor
Daichi Yamazaki
大地 山崎
Naoki Kurata
尚季 倉田
Masanori Sugiyama
雅則 杉山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムにて駆動されるプランジャの先端側の側
面におけるシリンダとの過大な摩擦の発生を防止した高
圧ポンプの提供。 【解決手段】 プランジャ16とシリンダ14とのクリ
アランスが先端部16c側では基端部16a側よりも大
きくされているので、カムの押圧によりプランジャ16
がシリンダ14に対して傾斜しても先に基端部16a側
にてプランジャ16とシリンダ14とが接触し、この接
触によりプランジャ16がガイドされて、先端部16c
側での接触が抑制される。更にカムの回転摩擦によりリ
フタに生じる横力やポンプ室15からプランジャ16に
作用する高圧の燃料圧力は基端部16a側では接触圧を
高める作用とはならない。このためいずれの側において
も過大な摩擦を生じることがない。したがって摩耗によ
る高圧燃料ポンプの吐出効率の低下や焼き付きなどを防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダに摺動可
能に支持されているプランジャの基端部のリフト量をカ
ムの回転に応じて変化させ、シリンダの先端側に形成さ
れたポンプ室の容積をプランジャの先端部の位置により
増減させることで、ポンプ室内に流体を吸入する吸入行
程とポンプ室内の流体を加圧する加圧行程とを実行する
高圧ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃焼室内に直接燃料を噴射す
ることで運転状態に応じて成層燃焼や均質燃焼を実行す
る筒内噴射型内燃機関が知られている。このような筒内
噴射型内燃機関における燃料供給系統は、成層燃焼時に
は圧縮行程末期の高圧状態の燃焼室内に燃料を噴射しな
くてはならないため、高圧ポンプにて燃料を高圧にして
燃料噴射弁に供給している。
【0003】このような高圧ポンプとして、シリンダ内
に配置されたプランジャをカムの回転に応じて往復動さ
せる技術が提案されている(特開平10−122091
号公報、特開平10−252603号公報)。このプラ
ンジャの往復動により、シリンダの先端側に形成されて
いるポンプ室内へ燃料を吸入する吸入行程とポンプ室内
の燃料を加圧する加圧行程とを実行している。そしてこ
の加圧行程の途中で電磁スピル弁を閉弁することでポン
プ室からの燃料の溢流を停止して燃料を高圧化し燃料噴
射弁側へ圧送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにカ
ムを利用してプランジャを往復動する構成とした場合、
加圧行程時においてはカムからプランジャにかかる押圧
力の位置がプランジャの中心軸線上から外れる。このこ
とによりプランジャがシリンダ内で傾くと、プランジャ
の移動時の摩擦により、プランジャの側面の一部、特に
プランジャの先端側の側面の摩耗が促進されるおそれが
ある。
【0005】例えば、図19(A)の高圧ポンプの概略
図に示すごとく、吸入行程が終了した状態からカム90
0が回転して加圧行程に移ると、カムノーズ900aは
リフタ902を介してプランジャ904を押し上げ始め
る。この加圧行程の途中で図19(B)に示すごとくス
ピル弁906が閉弁するとポンプ室908内の燃料の溢
流が停止してポンプ室908内は高圧となる。このた
め、ポンプ室908内の高圧燃料はチェック弁910を
押し開いて、各燃料噴射弁に燃料を分配している燃料分
配管へ圧送される。
【0006】このように加圧行程では、カム900にて
リフタ902を押圧するため、リフタ902に対するカ
ム900の押圧点P0はリフタ902の中心から外れ、
リフタ902がプランジャ904の基端部を押圧する位
置P1も、一方に偏った(図では左側に偏った)エッジ
904aの位置で押圧することになる。
【0007】このため、プランジャ904は図19
(B)では時計回りのモーメントを生じ、加圧行程時に
はシリンダ912に対して先端部が右側に傾いた状態で
ポンプ室908側へ移動する。すなわち、プランジャ9
04が傾くことにより、図19(B)に示すごとく、プ
ランジャ904の先端側と基端側とではプランジャ90
4の中心軸線を挟んで対称な点P2,P3でプランジャ
904とシリンダ912とが接触しようとする。
【0008】そしてカム900はその外周面でリフタ9
02の底板部902aの底面を矢印S方向に摩擦してい
る。このことによりリフタ902は矢印S方向へ移動し
ようとする横力を生じている。このリフタ902に対し
て左側のエッジ904aにて係合したプランジャ904
全体にも矢印S方向への横力が生じる。このため接触点
P2,P3の内、先端側の接触点P3側に特に強い接触
圧がかかる。更に、この傾いたプランジャ904の先端
部には、特にスピル弁906の閉弁後にポンプ室908
内部の高圧となった燃料圧力Gがかかる。このため、先
端側の接触点P3には燃料圧力の一部が、斜めになった
プランジャ904をシリンダ912に押し付けるように
作用し、更に高い接触圧を生じ、接触点P3での摩擦が
極めて大きくなる。
【0009】この極めて大きい摩擦状態でプランジャ9
04がカム900にて押し上げられる。この結果、接触
点P3での摩耗が促進されて、高圧燃料ポンプの吐出効
率の低下やプランジャ904とシリンダ912との間の
焼き付きなどが生じるおそれがある。
【0010】本発明は、プランジャの先端側の側面にお
けるシリンダとの過大な摩擦の発生を防止した高圧ポン
プの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段およびその作用効果について記載する。請
求項1記載の高圧ポンプは、シリンダに摺動可能に支持
されているプランジャの基端部のリフト量をカムの回転
に応じて変化させ、シリンダの先端側に形成されたポン
プ室の容積をプランジャの先端部の位置により増減させ
ることで、ポンプ室内に流体を吸入する吸入行程とポン
プ室内の流体を加圧する加圧行程とを実行する高圧ポン
プであって、プランジャとシリンダとのクリアランスが
プランジャの先端部側では基端部側よりも大きくされて
いることにより、加圧行程時にプランジャがシリンダに
対して傾斜した場合に、先端部側よりも先に基端部側に
てプランジャとシリンダとが接触するよう構成されてい
ることを特徴とする。
【0012】プランジャとシリンダとのクリアランスが
プランジャの先端部側では基端部側よりも大きくされて
いる。このことにより、加圧行程時に前述したメカニズ
ムによりプランジャがシリンダに対して傾斜した場合に
も、先端部側よりも先に基端部側にてプランジャとシリ
ンダとが接触するようにしている。したがって、先端部
側でプランジャとシリンダとが接触する前に、基端部側
でのプランジャとシリンダとの接触によりプランジャが
ガイドされて、これ以上の傾きが抑制される。
【0013】更に、カムの回転により生じる横力やポン
プ室からプランジャに作用する高圧の燃料圧力は、基端
部側のプランジャとシリンダとの接触点では、先端部側
の接触点とは対称な位置に存在するため接触圧を高める
作用とはならない。このためいずれの接触点においても
過大な摩擦を生じることがない。したがって、摩耗が促
進されず高圧ポンプの吐出効率の低下やプランジャとシ
リンダとの間の焼き付きなどを防止することができる。
【0014】請求項2記載の高圧ポンプは、請求項1記
載の構成に対して、シリンダの内径がプランジャの先端
部側では基端部側よりも大きくされていることにより、
プランジャとシリンダとのクリアランスがプランジャの
先端部側では基端部側よりも大きくされていることを特
徴とする。
【0015】シリンダの内径を先端部側では基端部側よ
りも大きくすることにより、前記請求項1に記載したご
とくにプランジャとシリンダとのクリアランスを形成す
ることができる。このことにより、請求項1の作用効果
を生じることができる。
【0016】請求項3記載の高圧ポンプは、請求項1ま
たは2記載の構成に対して、プランジャの外径が先端部
側では基端部側よりも小さくされていることにより、プ
ランジャとシリンダとのクリアランスがプランジャの先
端部側では基端部側よりも大きくされていることを特徴
とする。
【0017】プランジャの外径を先端部側では基端部側
よりも小さくすることにより、前記請求項1に記載した
ごとくにプランジャとシリンダとのクリアランスを形成
することができる。また、請求項2の構成に加えてプラ
ンジャの外径を先端部側では基端部側よりも小さくして
も良い。このことにより、請求項1の作用効果を生じる
ことができる。
【0018】請求項4記載の高圧ポンプは、シリンダに
摺動可能に支持されているプランジャの基端部のリフト
量をカムの回転に応じて変化させ、シリンダの先端側に
形成されたポンプ室の容積をプランジャの先端部の位置
により増減させることで、ポンプ室内に流体を吸入する
吸入行程とポンプ室内の流体を加圧する加圧行程とを実
行する高圧ポンプであって、プランジャの基端部は、リ
フタガイドに摺動可能に支持されたリフタを介してカム
と連動するとともに、リフタガイドとリフタとのクリア
ランスは、プランジャとシリンダとのクリアランスより
も小さくされていることにより、加圧行程時にプランジ
ャがシリンダに対して傾斜した場合に、プランジャの先
端部側にてプランジャがシリンダに接触するよりも先に
リフタがリフタガイドに接触するよう構成されているこ
とを特徴とする。
【0019】プランジャとシリンダとのクリアランスよ
りも、リフタガイドとリフタとのクリアランスの方が小
さくされている。このため、加圧行程時にリフタに対す
るカムの当接によりプランジャが傾斜しようとしたり、
カムの回転によりリフタを介して横力を生じた場合に、
プランジャとカムとの仲介をしているリフタが先にリフ
タガイドに当接する。したがってプランジャもこれ以上
の傾きや横方向への移動が抑制される。
【0020】このようにしてプランジャとシリンダとの
いずれの接触点においても過大な摩擦を生じなくなる。
したがって、摩耗が促進されず高圧ポンプの吐出効率の
低下やプランジャとシリンダとの間の焼き付きなどが防
止できる。
【0021】請求項5記載の高圧ポンプは、シリンダに
摺動可能に支持されているプランジャの基端部のリフト
量をカムの回転に応じて変化させ、シリンダの先端側に
形成されたポンプ室の容積をプランジャの先端部の位置
により増減させることで、ポンプ室内に流体を吸入する
吸入行程とポンプ室内の流体を加圧する加圧行程とを実
行する高圧ポンプであって、プランジャの基端部は、リ
フタガイドに摺動可能に支持されたリフタを介してカム
と連動するとともに、プランジャの基端部とリフタとの
両当接面の内、いずれか一方を円弧状突出面としたこと
を特徴とする。
【0022】プランジャの基端部とリフタとの両当接面
の内、いずれか一方が円弧状突出面であることにより、
プランジャとカムとの仲介をしているリフタが傾いて
も、プランジャの基端部とリフタとの当接位置はプラン
ジャの中心軸線から大きくずれることがない。このこと
によりリフタを介してカムの押圧力がプランジャに作用
してもプランジャが傾くのが抑制される。
【0023】更に、円弧状突出面であるためプランジャ
の基端部とリフタとの当接面間の摩擦係数が小さくな
り、横力が生じてもプランジャの基端部とリフタとの当
接面間が容易に滑る。このことにより、プランジャとシ
リンダとの接触力が強くならない。
【0024】したがって、プランジャとシリンダとのい
ずれの接触点においても過大な摩擦を生じることがな
い。こうして、摩耗が促進されず高圧ポンプの吐出効率
の低下やプランジャとシリンダとの間の焼き付きなどが
防止できる。
【0025】請求項6記載の高圧ポンプは、シリンダに
摺動可能に支持されているプランジャの基端部のリフト
量をカムの回転に応じて変化させ、シリンダの先端側に
形成されたポンプ室の容積をプランジャの先端部の位置
により増減させることで、ポンプ室内に流体を吸入する
吸入行程とポンプ室内の流体を加圧する加圧行程とを実
行する高圧ポンプであって、プランジャの基端部は、リ
フタガイドに摺動可能に支持されたリフタを介してカム
と連動するとともに、プランジャの基端部とリフタとは
ローラまたはボールを介して当接したことを特徴とす
る。
【0026】プランジャの基端部とリフタとはローラま
たはボールを介して当接していることにより、プランジ
ャとカムとの仲介をしているリフタが傾いても、プラン
ジャの基端部に対するローラまたはボールの当接位置は
プランジャの中心軸線から大きくずれることがない。こ
のため、ローラまたはボールおよびリフタを介してカム
の押圧力がプランジャに作用してもプランジャが傾くの
が抑制される。
【0027】更に、ローラまたはボールを介しているた
めプランジャの基端部とリフタとの間の摩擦係数が小さ
くなり、横力が生じてもプランジャの基端部とリフタと
の間が容易に滑る。このことにより、プランジャとシリ
ンダとの接触力が強くならない。
【0028】したがって、プランジャとシリンダとのい
ずれの接触点においても過大な摩擦を生じることがな
い。こうして、摩耗が促進されず高圧ポンプの吐出効率
の低下やプランジャとシリンダとの間の焼き付きなどが
防止できる。
【0029】請求項7記載の高圧ポンプは、シリンダに
摺動可能に支持されているプランジャの基端部のリフト
量をカムの回転に応じて変化させ、シリンダの先端側に
形成されたポンプ室の容積をプランジャの先端部の位置
により増減させることで、ポンプ室内に流体を吸入する
吸入行程とポンプ室内の流体を加圧する加圧行程とを実
行する高圧ポンプであって、プランジャは、基端部側よ
りも先端部側の外径が小さくされた段付き形状であるこ
とを特徴とする。
【0030】プランジャは先端部側の外径が小さくされ
た段付き形状のため、加圧行程時に前述したメカニズム
によりプランジャがシリンダに対して傾斜した場合にシ
リンダとポンプ室との境界部分がプランジャの外周面に
当接せずに、プランジャ側の段部がシリンダの内周面に
当接する。シリンダにはプランジャよりも硬い材料を用
いるのが一般的であることから、プランジャ側の段部と
シリンダの内周面との摩擦により摩耗が生じるのはプラ
ンジャの段部の方となり、シリンダ内周面はほとんど摩
耗しない。しかもプランジャの段部が摩耗してもプラン
ジャの外周面にはほとんど影響はない。したがって、高
圧ポンプの吐出効率の低下やプランジャとシリンダとの
間の焼き付きなどを防止することができる。
【0031】請求項8記載の高圧ポンプは、シリンダに
摺動可能に支持されているプランジャの基端部のリフト
量をカムの回転に応じて変化させ、シリンダの先端側に
形成されたポンプ室の容積をプランジャの先端部の位置
により増減させることで、ポンプ室内に流体を吸入する
吸入行程とポンプ室内の流体を加圧する加圧行程とを実
行する高圧ポンプであって、加圧行程時におけるカムの
押圧位置がプランジャの中心軸線に近づく方向へ、カム
の回転軸をオフセットしたことを特徴する。
【0032】このように、加圧行程時におけるカムの押
圧位置が、プランジャの中心軸線に近づく方向にカムの
回転軸をオフセットしているため、カムの押圧力による
プランジャに生じるモーメントが小さくなる。このこと
から、プランジャの傾きが抑制される。したがって、カ
ムの回転により生じる横力やポンプ室からプランジャに
作用する高圧の燃料圧力による摩擦増加効果も低減され
る。
【0033】このため、プランジャとシリンダとのいず
れの接触点においても過大な摩擦を生じることがない。
したがって、摩耗が促進されず高圧ポンプの吐出効率の
低下やプランジャとシリンダとの間の焼き付きなどを防
止することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、上述し
た発明が適用された高圧燃料ポンプ2およびこの高圧燃
料ポンプ2を用いた燃料供給系統の概略構成図である。
なお、この燃料供給系統は6気筒の筒内噴射型ガソリン
エンジン(以下、エンジンと略す)において燃焼室内へ
燃料を噴射するための高圧燃料供給に用いられているも
のである。
【0035】高圧燃料ポンプ2は、ハウジング4内にポ
ンプ部6、電磁スピル弁8、チェック弁10およびプレ
ッシャレギュレータ12を備えている。ポンプ部6は、
シリンダ14、ポンプ室15、プランジャ16、リフタ
18およびリフタガイド20を備えている。シリンダ1
4はハウジング4の中心に配置され、その先端側にはポ
ンプ室15を備えている。またシリンダ14の内部には
プランジャ16が配置され、シリンダ14の内周面14
aにて軸方向に摺動可能に支持している。プランジャ1
6の基端部16aは円筒状に形成されたリフタ18の底
板部18aに当接している。リフタ18は、ハウジング
4から円筒状に突出して形成されたリフタガイド20内
に軸方向に摺動可能に収納されている。
【0036】プランジャ16の基端部16aはリテーナ
22に係合されている。そしてリフタガイド20の天井
面20aとリテーナ22との間に圧縮状態で配置された
スプリング24により、プランジャ16の基端部16a
は、リフタ18の底板部18aに押し付けられている。
そして、このプランジャ16の基端部16aからの押圧
力により、リフタ18はエンジンのカムシャフト26側
に付勢されている。カムシャフト26には排気弁開閉弁
用のカム(図示略)以外に燃料ポンプ用カム28が設け
られている。この燃料ポンプ用カム28の外周に形成さ
れたカム面28aにリフタ18は押圧される。なお、カ
ム面28aは120°毎に配置された3つのカムノーズ
28bを備えている。
【0037】電磁スピル弁8は、ポンプ室15に配置さ
れ、図2の部分拡大図に示すごとく、コイル30、ボビ
ン32、コア34、アーマチャ36、ポペット弁38お
よびシート体40を備えている。リング状のコイル30
をボビン32が包囲し、ボビン32に形成された中心貫
通孔32aには、コア34がはめ込まれて固定されてい
る。アーマチャ36はポペット弁38の一端に固定さ
れ、コア34と同軸上にてボビン32に形成された中心
貫通孔32aにその一部が進入可能とされている。コア
34において、アーマチャ36側の先端面には凹部34
aが形成されて、内部に圧縮状態のスプリング42の一
端が配置されている。このスプリング42の他端は、ア
ーマチャ36を貫通しているポペット弁38の端部の周
りに形成されているリング状溝部36aに収納されてい
る。
【0038】そして、ポペット弁38はシート体40内
の貫通孔を摺動可能に貫通して、他端に円板状の弁体3
8aを形成している。この弁体38aは、図2に示す状
態ではシート体40に形成されたシート部40aから離
れており、電磁スピル弁8は開弁状態となっている。こ
こで、電子制御装置(図示略)から端子8aを介してコ
イル30に通電がなされることにより、コア34、アー
マチャ36および電磁スピル弁8の構成を支えている各
支持部材44,46により磁気回路が形成されると、ア
ーマチャ36がコア34側へスプリング42の付勢力に
抗して移動する。このことにより、ポペット弁38がポ
ンプ室15とは反対側へ移動して、弁体38aがシート
部40aに当接する。このことにより電磁スピル弁8を
閉弁させることができる。
【0039】なお、弁体38aが存在する空間40bは
円板状ストッパ48により覆われている。この円板状ス
トッパ48には、燃料流通用貫通孔48aが複数形成さ
れいる。この燃料流通用貫通孔48aは、電磁スピル弁
8が開弁状態にある時に、シート体40に形成されてい
る複数の供給通路50とポンプ室15との間で燃料を流
通可能としている。
【0040】更に、円板状ストッパ48の中央には補助
孔48bが形成され、電磁スピル弁8の閉弁時に弁体3
8aが円板状ストッパ48から迅速に離れることができ
るようにしている。
【0041】供給通路50は、フィルタ52を配置して
いる燃料通路54を介してプレッシャレギュレータ12
が配置されている燃料通路56に通じている。また供給
通路50は燃料通路54を介して、フィードポンプ58
からの燃料の供給を受けるための燃料通路58aに通じ
ている。フィードポンプ58は燃料タンク60から燃料
を汲み上げ、フィルタ62および燃料通路58aを介し
て高圧燃料ポンプ2内の燃料通路54に低圧燃料を送り
出している。なお、燃料通路58aの途中にはパルセー
ションダンパ64が配置されて、高圧燃料ポンプ2の駆
動時に生じる低圧側での燃圧の脈動を抑制している。
【0042】シリンダ14の先端側に形成されたポンプ
室15は、シリンダ14の内周面14aよりも大径に形
成されている。そして、ポンプ室15は、プランジャ1
6との間隙部14b、シリンダ14を貫通する燃料通路
14c、ハウジング4の燃料通路4aを介してチェック
弁10が配置されている燃料通路4bに通じている。チ
ェック弁10は燃料分配管66へ連絡する燃料管66a
に接続され、燃料分配管66への燃料の流通のみを許し
ている。燃料分配管66はエンジンのシリンダヘッド
(図示略)に取り付けられた各燃料噴射弁68に高圧燃
料ポンプ2にて高圧化された燃料を分配している。燃料
噴射弁68にて直接燃焼室内に噴射される量以上の燃料
が高圧燃料ポンプ2から燃料分配管66に供給された場
合には、リリーフ弁70を介して低圧側の燃料通路70
aに排出される。燃料通路70aはプレッシャレギュレ
ータ12の排出側に接続している燃料通路12aからの
排出燃料も合流させて、余分な燃料を燃料タンク60へ
戻している。
【0043】上述した構成において、エンジンが駆動さ
れた場合には、カムシャフト26の回転に伴って、燃料
ポンプ用カム28が回転し、カム面28aのプロフィー
ルに応じて、リフタ18がリフタガイド20内で軸方向
に移動する。図1はリフタ18が最もカムシャフト26
に近づいた下死点を示している。そして、リフタ18に
連動するプランジャ16も下死点にあり、ポンプ室15
の容積は最大状態を示している。
【0044】ここで、燃料ポンプ用カム28が矢印Nの
方向に回転すると、リフタ18の底板部18aに1つの
カムノーズ28bが近づくことにより、リフタ18が上
昇する。そしてこれに連動して、ポンプ室15の容積を
押し縮めるようにプランジャ16が上昇する。この状態
を図3に示す。そして、燃料ポンプ用カム28の回転が
進み、1つのカムノーズ28bが一番上に来ると上死点
となり、リフタ18およびプランジャ16の上昇は停止
する。この状態を図4に示す。この図1→図3→図4の
行程が加圧行程である。
【0045】この加圧行程内の適切なタイミングで電磁
スピル弁8が閉じられるが、電磁スピル弁8が閉じる前
の加圧行程では、ポンプ室15内の燃料は弁体38aと
シート部40aとの間から供給通路50、燃料通路5
4、燃料通路56およびプレッシャレギュレータ12を
介して高圧燃料ポンプ2から排出される。そして図3に
示したごとく電磁スピル弁8が閉じられると、弁体38
aがシート部40aに着座して供給通路50側への通路
は遮断される。このため、ポンプ室15内の燃料圧力は
急速に上昇し高圧燃料となる。そしてこの高圧燃料は、
チェック弁10を押し開き、燃料管66aを介して燃料
分配管66へ圧送される。この圧送は加圧行程の終了ま
で継続する。
【0046】そして、上死点位置から燃料ポンプ用カム
28が回転して、図4の状態から図1の状態に向かう
と、リフタ18およびプランジャ16はスプリング24
の付勢力により次第に下降する。そして図1の状態に戻
ると下死点となり、リフタ18およびプランジャ16の
下降は停止する。この図4→図1の行程が吸入行程であ
る。この吸入行程の開始タイミング、すなわち上死点時
に、電子制御装置からコイル30への通電は停止される
ので、吸入行程の開始と共に電磁スピル弁8は開弁さ
れ、燃料通路58a、燃料通路54および供給通路50
を介して、開かれた弁体38aとシート部40aとの間
からポンプ室15内に燃料が吸入される。
【0047】以後、上述した加圧行程と吸入行程とを繰
り返し、加圧行程での電磁スピル弁8の閉弁タイミング
を電子制御装置にてエンジンの運転状態、例えば、燃料
噴射弁68からの燃料噴射量と燃料分配管66内の燃料
圧力とに応じてフィードバック制御することにより、燃
料分配管66内の燃料圧力を必要な圧力に調整する。
【0048】本実施の形態1では、シリンダ14とプラ
ンジャ16とのクリアランスは図5のグラフに示すごと
くに設定されている。すなわち、シリンダ14の内周面
14aにおいては、その内径は、先端側(ポンプ室15
側)では大きく、基端側(カム28側)では小さくされ
ている。プランジャ16の外周面16bにおいては、そ
の外径は、先端部16cから基端部16aに至るまで溝
部16dを除いて一定に形成されている。
【0049】すなわち、図5のグラフに示したごとく、
シリンダ14の内周面14aとプランジャ16の外周面
16bとの関係は、先端側のクリアランスT1(例え
ば、数十μ)は基端側のクリアランスB1(例えば、数
μ)よりも大きくされている。なお、図5のグラフで
は、理解し易くするために中心軸方向の長さに比較し
て、径方向の長さは拡大して示してある。
【0050】以上説明した本実施の形態1によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).加圧行程時には、図3に示したごとく、リフタ
18に対するカム28の押圧点P10はリフタ18の中
心から外れている。このためリフタ18の底板部18a
はわずかに時計回りに傾く。このため、リフタ18がプ
ランジャ16の基端部16aを押圧する位置P11も図
示左側のエッジの部分を押圧することになる。このた
め、プランジャ16は図で時計回りのモーメントを生
じ、加圧行程時にはシリンダ14内で時計回りに傾いた
状態で上昇しようとする。
【0051】しかし、プランジャ16とシリンダ14と
のクリアランスが図5に示したごとく先端部16c側で
は基端部16a側よりも大きくされている。このため、
前述したごとくプランジャ16がシリンダ14に対して
傾斜した場合でも、先端部16c側よりも先に基端部1
6a側の接触点P12にてプランジャ16とシリンダ1
4とが接触する。したがって、先端部16c側でプラン
ジャ16とシリンダ14とが接触点P13にて接触する
前に、基端部16a側での接触点P12での接触により
プランジャ16がガイドされて、これ以上の傾きが抑制
される。
【0052】更に、カム28の回転摩擦によりリフタ1
8に生じる横力やポンプ室15からプランジャ16に作
用する高圧の燃料圧力は、基端部16a側のプランジャ
16とシリンダ14との接触点P12では、先端部16
c側での接触点P13とは反対側の対称な位置に存在す
るため接触圧を高める作用とはならない。このためいず
れの接触点P12,P13においても過大な摩擦を生じ
ることがない。したがって、摩耗が促進されず高圧燃料
ポンプ2の吐出効率の低下やプランジャ16とシリンダ
14との間の焼き付きなどを防止することができる。
【0053】[実施の形態2]本実施の形態2は、シリ
ンダ114とプランジャ116とのクリアランスの関係
が異なるのみであり、他の構成は前記実施の形態1と同
じである。
【0054】本実施の形態2では、シリンダ114とプ
ランジャ116とのクリアランスは図6のグラフに示す
ごとくに設定されている。すなわち、シリンダ114の
内周面114aと摺動するプランジャ116の外周面1
16bにおける外径は、先端側(ポンプ室115側)で
は小さく、基端側(カム側)では大きくされている。な
お、シリンダ114の内周面114aにおける内径は一
定に形成されている。
【0055】すなわち、図6のグラフに示したごとく、
シリンダ114の内周面114aとプランジャ116の
外周面116bとは、ポンプ室115側のクリアランス
T2(例えば、数十μ)はカム側のクリアランスB2
(例えば、数μ)よりも大きくされている。なお、図6
のグラフでは、理解し易くするために中心軸方向の長さ
に比較して、径方向の長さは拡大して示してある。
【0056】以上説明した本実施の形態2によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).このようにシリンダ114の内周面114aに
おける内径が一定に形成されていても、プランジャ11
6の外周面116bにおける外径がポンプ室115側で
小さく、カム側で大きく形成されている。このことによ
り、前記実施の形態1の(イ)と結果的に同じ効果を生
じる。
【0057】(ロ).なお、このようにテーパ状に形成
されているプランジャ116においては、プランジャ1
16とシリンダ114との間でのプランジャ116の最
大傾き角よりも大きなテーパ角とすることにより、より
一層効果的なものとすることができる。
【0058】[実施の形態3]本実施の形態3は、前記
実施の形態1とは、シリンダ214とプランジャ216
とのクリアランスが異なり、更に、このクリアランス
と、リフタ218とリフタガイド220とのクリアラン
スとの関係が異なるのみであり、他の構成は前記実施の
形態1と同じである。
【0059】本実施の形態3では、シリンダ214とプ
ランジャ216とのクリアランスB3は、図7のグラフ
に示すごとく先端側(ポンプ室215側)も基端側(カ
ム228側)も同じであり、中心軸方向に一定に設定さ
れている。
【0060】これに対して、リフタ218とリフタガイ
ド220とのクリアランスC3も図7のグラフに示すご
とく中心軸方向に一定に設定されている。ただし、クリ
アランスB3>クリアランスC3に設定されている。
【0061】このことによりリフタ218の底板部21
8aが図示するごとくカム228の当接により傾いて
も、先端側(ポンプ室215側)にてプランジャ216
がシリンダ214に接触するよりも先にリフタ218が
リフタガイド220に接触するよう構成されている。な
お、図7のグラフでは、理解し易くするために中心軸方
向の長さに比較して、径方向の長さは拡大して示してあ
る。
【0062】以上説明した本実施の形態3によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).リフタ218とリフタガイド220とのクリア
ランスC3が、シリンダ214とプランジャ216との
クリアランスB3より小さい。このことにより、シリン
ダ214とプランジャ216とのクリアランスB3が一
定に形成されていても、リフタ218の傾きや横方向へ
の移動が先に規制される。このため、プランジャ216
についても傾きや横方向への移動が抑制され、その結
果、先端側でのシリンダ214の内周面214aとプラ
ンジャ216の外周面216bとの接触が抑制される。
【0063】このためシリンダ214とプランジャ21
6との間に過大な摩擦を生じることがない。したがっ
て、摩耗が促進されず高圧燃料ポンプの吐出効率の低下
やプランジャ216とシリンダ214との間の焼き付き
などを防止することができる。
【0064】[実施の形態4]本実施の形態4は、図8
(A)に示すごとく、プランジャ316の基端部316
aが半球状をなしている点が前記実施の形態1と異な
る。他の構成は前記実施の形態1と同じである。
【0065】このように半球状をなしているプランジャ
316の基端部316aは、図8(A)に示すごとく、
その球面部分にて、リフタ318の底板部318aに形
成された平面状の当接面318bに当接される。
【0066】以上説明した本実施の形態4によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).このように、プランジャ316の半球状基端部
316aにて、リフタ318に当接しているため、リフ
タ318が加圧行程時のカムにより押し上げられる際
に、図8(B)に示すごとく傾いたとしても、リフタ3
18の底板部318aとの当接点Paはほとんど移動せ
ず、プランジャ316の中心軸線からほとんど離れな
い。
【0067】このため、プランジャ316を回転して、
プランジャ316の外周面316bをシリンダの内周面
に当接させるモーメントは非常に小さいものとなる。こ
うしてプランジャ316とシリンダとの当接力は小さい
ものとなる。
【0068】また、プランジャ316の半球状基端部3
16aは、球面にて当接面318bに接触しているた
め、基端部316aと当接面318bとの間の摩擦係数
が小さい。このためカムがリフタ318の底板部318
aに対して摺動することにより横力を発生させて、リフ
タ318を介してプランジャ316をシリンダに押し付
けようとしても、基端部316aと当接面318bとの
間が滑ることにより強い接触力は生じない。
【0069】このためシリンダとプランジャ316との
間に過大な摩擦を生じることがない。したがって、摩耗
が促進されず高圧燃料ポンプの吐出効率の低下やプラン
ジャ316とシリンダとの間の焼き付きなどを防止する
ことができる。
【0070】[実施の形態5]本実施の形態5は、図9
(A)に示すごとく、リフタ418の当接面418bが
半球状をなしている点が前記実施の形態1と異なる。他
の構成は前記実施の形態1と同じである。
【0071】このように半球状をなしているリフタ41
8の当接面418bは、図9(A)に示すごとく、その
球面部分にて、プランジャ416の基端部416aの平
面状下端面416cに当接される。
【0072】以上説明した本実施の形態5によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).リフタ418は、半球状当接面418bにてプ
ランジャ416の基端部416aに当接している。この
ため、リフタ418が加圧行程時のカムにより押し上げ
られる際に、図9(B)に示すごとく傾いたとしても、
プランジャ416の基端部416aとリフタ418の半
球状当接面418bとの当接点Pbはほとんど移動せ
ず、プランジャ416の中心軸線からほとんど離れな
い。
【0073】このため、プランジャ416を回転して、
プランジャ416の外周面416bをシリンダの内周面
に当接させるモーメントは非常に小さいものとなる。こ
うしてプランジャ416とシリンダとの当接力は小さい
ものとなる。
【0074】また、リフタ418の半球状当接面418
bは、球面にてプランジャ416の基端部416aに接
触しているため、基端部416aと当接面418bとの
間の摩擦係数が小さい。このためカムがリフタ418の
底板部418aに対して摺動することにより横力を生じ
て、リフタ418を介してプランジャ416をシリンダ
に押し付けようとしても、基端部416aと当接面41
8bとの間が滑ることにより強い接触力は生じない。
【0075】このためシリンダとプランジャ416との
間に過大な摩擦を生じることがない。したがって、摩耗
が促進されず高圧燃料ポンプの吐出効率の低下やプラン
ジャ416とシリンダとの間の焼き付きなどを防止する
ことができる。
【0076】[実施の形態6]本実施の形態6は、図1
0(A)に示すごとく、プランジャ516の下端面51
6cに半球状の凹部516dが形成されており、この凹
部516dにはボール516eが配置されている点が前
記実施の形態1と異なる。他の構成は前記実施の形態1
と同じである。
【0077】このボール516eは、凹部516dから
部分的に突出し、リフタ518の底板部518aに形成
された平面状当接面518bに当接している。したがっ
て、プランジャ516とリフタ518とは、ボール51
6eを介して接触している。
【0078】以上説明した本実施の形態6によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).プランジャ516とリフタ518とは、ボール
516eを介して接触している。このため、リフタ51
8が加圧行程時のカムにより押し上げられる際に、図1
0(B)に示すごとく傾いたとしても、ボール516e
に対するプランジャ516およびリフタ518の各当接
点Pc1,Pc2は、図10(A)に示す傾いていない
場合の各当接点Pc1,Pc2からほとんど移動してい
ない。しだかって、カムからの押圧力はプランジャ51
6の中心軸線からほとんど離れない。
【0079】このため、プランジャ516を回転して、
プランジャ516の外周面をシリンダの内周面に当接さ
せるモーメントは非常に小さいものとなる。こうしてプ
ランジャ516とシリンダとの当接力は小さいものとな
る。
【0080】また、プランジャ516とリフタ518と
はボール516eを介して接触しているため、プランジ
ャ516の基端部516aと当接面518bとの間の摩
擦係数が非常に小さい。このためカムがリフタ518の
底板部518aに対して摺動することにより横力を生じ
て、リフタ518を介してプランジャ516をシリンダ
に押し付けようとしても、基端部516aと当接面51
8bとの間が滑ることにより強い接触力は生じない。
【0081】このためシリンダとプランジャ516との
間に過大な摩擦を生じることがない。したがって、摩耗
が促進されず高圧燃料ポンプの吐出効率の低下やプラン
ジャ516とシリンダとの間の焼き付きなどを防止する
ことができる。
【0082】[実施の形態7]本実施の形態7は、図1
1(A)に示すごとく、リフタ618の底板部618a
の表面には半球状の凹部618cが形成されており、こ
の凹部618cにはボール618dが配置されている点
が前記実施の形態1と異なる。他の構成は前記実施の形
態1と同じである。
【0083】このボール618dは、凹部618cから
部分的に突出し、プランジャ616の平面状下端面61
6cに当接している。したがって、プランジャ616と
リフタ618とは、ボール618dを介して接触してい
る。
【0084】以上説明した本実施の形態7によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).プランジャ616とリフタ618とは、ボール
618dを介して接触しているため、リフタ618が加
圧行程時のカムにより押し上げられる際に、図11
(B)に示すごとく傾いたとしても、ボール618dに
対するプランジャ616およびリフタ618の各当接点
Pd1,Pd2は、図11(A)に示す傾いていない場
合の各当接点Pd1,Pd2からほとんど移動していな
い。したがって、カムからの押圧力は、プランジャ61
6の中心軸線からほとんど離れない。
【0085】このため、プランジャ616を回転して、
プランジャ616の外周面をシリンダの内周面に当接さ
せるモーメントは非常に小さいものとなる。こうしてプ
ランジャ616とシリンダとの当接力は小さいものとな
る。
【0086】また、プランジャ616とリフタ618と
はボール618dを介して接触しているため、プランジ
ャ616の基端部616aとリフタ618の底板部61
8aとの間の摩擦係数が非常に小さい。このためカムが
リフタ618の底板部618aに対して摺動することに
より横力を発生して、リフタ618を介してプランジャ
616をシリンダに押し付けようとしても、基端部61
6aと底板部618aとの間が滑ることにより強い接触
力は生じない。
【0087】このためシリンダとプランジャ616との
間に過大な摩擦を生じることがない。したがって、摩耗
が促進されず高圧燃料ポンプの吐出効率の低下やプラン
ジャ616とシリンダとの間の焼き付きなどを防止する
ことができる。
【0088】[実施の形態8]本実施の形態8は、図1
2に示すごとく、プランジャ716の形状が異なるのみ
であり、他の構成は前記実施の形態1と同じである。
【0089】プランジャ716は、先端近傍に段部71
7aが形成され、段部717aよりも先端部717bは
基部717cよりも外径が小さくされている。なお、段
部717aは、加圧行程の開始状態を表す図13、加圧
行程にて燃料分配管766へ燃料圧送を行っている状態
を表す図14、および加圧行程の終了状態を表す図15
に示すごとく、シリンダ714の内周面714aとポン
プ室715の内周面715aとの境界に存在する段部7
14bよりもポンプ室715側へ進入することはない。
【0090】以上説明した本実施の形態8によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).プランジャ716は先端部717bの外径が小
さい段付き形状のため、加圧行程時にカム728により
プランジャ716がシリンダ714に対して傾斜した場
合に、シリンダ714の内周面714aとポンプ室71
5の内周面715aとの間の段部714bはプランジャ
716の外周面716bには接触しない。その代わり
に、プランジャ716の段部717aがシリンダ714
の内周面714aに接触する。
【0091】ここで、シリンダ714にはプランジャ7
16よりも硬い材料を用いていることから、プランジャ
716の段部717aがシリンダ714の内周面714
aに接触した場合、摩耗はプランジャ716の段部71
7aの方となり、シリンダ714の内周面714aはほ
とんど摩耗しない。しかもプランジャ716の段部71
7aが摩耗してもプランジャ716の外周面716bに
はほとんど影響はない。したがって、高圧燃料ポンプ7
02の吐出効率の低下やプランジャ716とシリンダ7
14との間の焼き付きなどを防止することができる。
【0092】[実施の形態9]本実施の形態9は、図1
6に示すごとく、高圧燃料ポンプ802はカム828に
対してカム828の回転方向Nとは反対側にずらして配
置されている。このことにより、カム828を回転させ
ているカムシャフト826をプランジャ816の中心軸
線Vに対してオフセットLを設けている。このようにオ
フセットLを設けた点が異なるのみであり、他の構成は
前記実施の形態1と同じである。
【0093】本実施の形態9は、オフセットLが設けら
れていることにより、図16→図17→図18で表され
る加圧行程において、特に図17に現れているようにカ
ム面828aによるリフタ818の底板部818aに対
する押圧位置Peは、オフセットLが無い場合の押圧位
置Pfに比較してプランジャ816の中心軸線Vに極め
て近い位置となる。
【0094】以上説明した本実施の形態9によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).加圧行程時におけるカム面828aの押圧位置
Peが、プランジャ816の中心軸線Vに近づく方向に
カム828の回転軸をオフセットしているため、プラン
ジャ816に生じるモーメントが小さくなる。このこと
から、プランジャ816の傾きが抑制される。したがっ
て、カム828の回転により生じる横力やポンプ室81
5からプランジャ816に作用する高圧の燃料圧力によ
る摩擦増加効果も低減される。
【0095】このためプランジャ816とシリンダ81
4との間のいずれの接触点においても過大な摩擦を生じ
ることがない。したがって、摩耗が促進されず高圧燃料
ポンプ802の吐出効率の低下やプランジャ816とシ
リンダ814との間の焼き付きなどを防止することがで
きる。
【0096】[その他の実施の形態] ・前記実施の形態1と前記実施の形態2とを組み合わせ
た形状、すなわち、シリンダの内径が先端側で大きく、
基端側で小さく形成され、プランジャの外径が先端側で
小さく、基端側で大きく形成されたことにより、クリア
ランスを先端側で大きく、基端側で小さく形成するよう
にしても良い。
【0097】・前記各実施の形態は、筒内噴射型ガソリ
ンエンジンの燃料ポンプとして用いた例示したが、これ
以外の燃料その他の流体の高圧ポンプとしても適用可能
である。
【0098】・前記実施の形態6,7では、ボールを介
してプランジャとリフタとを配置したが、ボールの代わ
りにローラを介してプランジャとリフタとを配置しても
良い。このようにローラを用いる場合は、ローラの軸方
向はカムの軸方向に適合させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の高圧燃料ポンプおよび燃料供
給系統の概略構成図。
【図2】 実施の形態1の高圧燃料ポンプの部分拡大
図。
【図3】 実施の形態1における加圧行程途中の状態を
示す概略構成図。
【図4】 実施の形態1における加圧行程終了時の状態
を示す概略構成図。
【図5】 実施の形態1におけるプランジャとシリンダ
とのクリアランスの状態説明図。
【図6】 実施の形態2におけるプランジャとシリンダ
とのクリアランスの状態説明図。
【図7】 実施の形態3におけるプランジャとシリンダ
とのクリアランスおよびリフタとリフタガイドとのクリ
アランスの状態説明図。
【図8】 実施の形態4におけるプランジャの形状とリ
フタとの関係を示す説明図。
【図9】 実施の形態5におけるリフタの形状とプラン
ジャとの関係を示す説明図。
【図10】 実施の形態6におけるプランジャの形状と
リフタとの関係を示す説明図。
【図11】 実施の形態7におけるリフタの形状とプラ
ンジャとの関係を示す説明図。
【図12】 実施の形態8におけるプランジャの形状を
示す説明図。
【図13】 実施の形態8におけるプランジャの動作説
明図。
【図14】 実施の形態8におけるプランジャの動作説
明図。
【図15】 実施の形態8におけるプランジャの動作説
明図。
【図16】 実施の形態9におけるカムとプランジャと
の位置関係を説明する概略構成図。
【図17】 実施の形態9における加圧行程途中の状態
を示す概略構成図。
【図18】 実施の形態9における加圧行程終了時の状
態を示す概略構成図。
【図19】 従来の問題点を示す高圧燃料ポンプの動作
説明図。
【符号の説明】
2…高圧燃料ポンプ、4…ハウジング、4a,4b…燃
料通路、6…ポンプ部、8…電磁スピル弁、8a…端
子、10…チェック弁、12…プレッシャレギュレー
タ、12a…燃料通路、14…シリンダ、14a…内周
面、14b…間隙部、14c…燃料通路、15…ポンプ
室、16…プランジャ、16a…基端部、16b…外周
面、16c…先端部、16d…溝部、18…リフタ、1
8a…底板部、20…リフタガイド、20a…天井面、
22…リテーナ、24…スプリング、26…カムシャフ
ト、28…燃料ポンプ用カム、28a…カム面、28b
…カムノーズ、30…コイル、32…ボビン、32a…
中心貫通孔、34…コア、34a…凹部、36…アーマ
チャ、36a…リング状溝部、38…ポペット弁、38
a…弁体、40…シート体、40a…シート部、40b
…空間、42…スプリング、44,46…支持部材、4
8…円板状ストッパ、48a…燃料流通用貫通孔、48
b…補助孔、50…供給通路、52…フィルタ、54,
56…燃料通路、58…フィードポンプ、58a…燃料
通路、60…燃料タンク、62…フィルタ、64…パル
セーションダンパ、66…燃料分配管、66a…燃料
管、68…燃料噴射弁、70…リリーフ弁、70a…
燃料通路、114…シリンダ、114a…内周面、11
5…ポンプ室、116…プランジャ、116b…外周
面、214…シリンダ、214a…内周面、215…ポ
ンプ室、216…プランジャ、216b…外周面、21
8…リフタ、218a…底板部、220…リフタガイ
ド、228…カム、316…プランジャ、316a…半
球状基端部、316b…外周面、318…リフタ、31
8a…底板部、318b…当接面、416…プランジ
ャ、416a…基端部、416b…外周面、416c…
下端面、418…リフタ、418a…底板部、418b
…半球状当接面、516…プランジャ、516a…基端
部、516c…下端面、516d…半球状凹部、516
e…ボール、518…リフタ、518a…底板部、51
8b…当接面、616…プランジャ、616a…基端
部、616c…下端面、618…リフタ、618a…底
板部、618c…半球状凹部、618d…ボール、70
2…高圧燃料ポンプ、714…シリンダ、714a…内
周面、714b…段部、715…ポンプ室、715a…
内周面、716…プランジャ、716b…外周面、71
7a…段部、717b…先端部、717c…基部、72
8…カム、766…燃料分配管、802…高圧燃料ポン
プ、814…シリンダ、815… ポンプ室、816…
プランジャ、818…リフタ、818a…底板部、82
6…カムシャフト、828…カム、828a…カム面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 雅則 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 AD12 BA29 BA46 CA00 CA01S CA08 CA09 CA20U CD03 CD06 CD30 CE03 CE05 CE22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに摺動可能に支持されているプ
    ランジャの基端部のリフト量をカムの回転に応じて変化
    させ、シリンダの先端側に形成されたポンプ室の容積を
    プランジャの先端部の位置により増減させることで、ポ
    ンプ室内に流体を吸入する吸入行程とポンプ室内の流体
    を加圧する加圧行程とを実行する高圧ポンプであって、 プランジャとシリンダとのクリアランスがプランジャの
    先端部側では基端部側よりも大きくされていることによ
    り、加圧行程時にプランジャがシリンダに対して傾斜し
    た場合に、先端部側よりも先に基端部側にてプランジャ
    とシリンダとが接触するよう構成されていることを特徴
    とする高圧ポンプ。
  2. 【請求項2】 シリンダの内径がプランジャの先端部側
    では基端部側よりも大きくされていることにより、プラ
    ンジャとシリンダとのクリアランスがプランジャの先端
    部側では基端部側よりも大きくされていることを特徴と
    する請求項1記載の高圧ポンプ。
  3. 【請求項3】 プランジャの外径が先端部側では基端部
    側よりも小さくされていることにより、プランジャとシ
    リンダとのクリアランスがプランジャの先端部側では基
    端部側よりも大きくされていることを特徴とする請求項
    1または2記載の高圧ポンプ。
  4. 【請求項4】 シリンダに摺動可能に支持されているプ
    ランジャの基端部のリフト量をカムの回転に応じて変化
    させ、シリンダの先端側に形成されたポンプ室の容積を
    プランジャの先端部の位置により増減させることで、ポ
    ンプ室内に流体を吸入する吸入行程とポンプ室内の流体
    を加圧する加圧行程とを実行する高圧ポンプであって、 プランジャの基端部は、リフタガイドに摺動可能に支持
    されたリフタを介してカムと連動するとともに、リフタ
    ガイドとリフタとのクリアランスは、プランジャとシリ
    ンダとのクリアランスよりも小さくされていることによ
    り、加圧行程時にプランジャがシリンダに対して傾斜し
    た場合に、プランジャの先端部側にてプランジャがシリ
    ンダに接触するよりも先にリフタがリフタガイドに接触
    するよう構成されていることを特徴とする高圧ポンプ。
  5. 【請求項5】 シリンダに摺動可能に支持されているプ
    ランジャの基端部のリフト量をカムの回転に応じて変化
    させ、シリンダの先端側に形成されたポンプ室の容積を
    プランジャの先端部の位置により増減させることで、ポ
    ンプ室内に流体を吸入する吸入行程とポンプ室内の流体
    を加圧する加圧行程とを実行する高圧ポンプであって、 プランジャの基端部は、リフタガイドに摺動可能に支持
    されたリフタを介してカムと連動するとともに、プラン
    ジャの基端部とリフタとの両当接面の内、いずれか一方
    を円弧状突出面としたことを特徴とする高圧ポンプ。
  6. 【請求項6】 シリンダに摺動可能に支持されているプ
    ランジャの基端部のリフト量をカムの回転に応じて変化
    させ、シリンダの先端側に形成されたポンプ室の容積を
    プランジャの先端部の位置により増減させることで、ポ
    ンプ室内に流体を吸入する吸入行程とポンプ室内の流体
    を加圧する加圧行程とを実行する高圧ポンプであって、 プランジャの基端部は、リフタガイドに摺動可能に支持
    されたリフタを介してカムと連動するとともに、プラン
    ジャの基端部とリフタとはローラまたはボールを介して
    当接したことを特徴とする高圧ポンプ。
  7. 【請求項7】 シリンダに摺動可能に支持されているプ
    ランジャの基端部のリフト量をカムの回転に応じて変化
    させ、シリンダの先端側に形成されたポンプ室の容積を
    プランジャの先端部の位置により増減させることで、ポ
    ンプ室内に流体を吸入する吸入行程とポンプ室内の流体
    を加圧する加圧行程とを実行する高圧ポンプであって、 プランジャは、基端部側よりも先端部側の外径が小さく
    された段付き形状であることを特徴とする高圧ポンプ。
  8. 【請求項8】 シリンダに摺動可能に支持されているプ
    ランジャの基端部のリフト量をカムの回転に応じて変化
    させ、シリンダの先端側に形成されたポンプ室の容積を
    プランジャの先端部の位置により増減させることで、ポ
    ンプ室内に流体を吸入する吸入行程とポンプ室内の流体
    を加圧する加圧行程とを実行する高圧ポンプであって、 加圧行程時におけるカムの押圧位置がプランジャの中心
    軸線に近づく方向へ、カムの回転軸をオフセットしたこ
    とを特徴する高圧ポンプ。
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