JP2013078861A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出面と対向する吐出空間を外部空間に対して封止させる際の、吐出空間の気密性を向上させる。
【解決手段】吐出空間を外部空間に対して封止する際に、プラテン40を吐出面10aと対向しない非対向位置に配置する。そして、吐出面10aと液体受け部材65との間隔が、キャップ61と液体受け部材65とが当接可能となる当接間隔となるよう、液体受け部材65を第1位置に移動させる。その後、キャップ61と液体受け部材65とを当接させて吐出空間を外部空間に対して封止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像を記録するための液体を記録媒体に吐出する液体吐出装置に関する。
液体吐出装置において、液体を吐出しない期間中は、液体吐出ヘッドの吐出口が開口する吐出面と対向する吐出空間を外部空間から封止(隔離)することによって、吐出口内の液体が乾燥するのを防止する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載されているインクジェット記録装置においては、ヘッドの側面に配設された筒状部材を、記録媒体を搬送する搬送ベルトに当接させることで、吐出面、筒状部材、及び搬送ベルトにより吐出空間を外部空間から封止している。
特開平3−234623号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、吐出空間の外部空間からの封止には搬送ベルトが用いられている。このように搬送ベルトを用いて吐出空間を外部空間から封止させた場合、搬送ベルトは記録媒体への画像記録に適した性状(記録媒体の搬送性を考慮した性状)とされているため、吐出空間の気密性を十分に確保することができない。このため、吐出口内の液体が乾燥するのを十分に防止することができない問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、吐出面と対向する吐出空間を外部空間に対して封止させる際の、吐出空間の気密性を向上させることが可能な液体吐出装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、記録媒体に向けて液体を吐出して画像を記録する液体吐出ヘッドと、画像記録時に、前記吐出面と対向する対向位置に配置されて、記録媒体を支持するプラテンと、前記吐出面と対向する吐出空間を外部空間に対して封止する封止手段と、を備えた液体吐出装置であって、前記封止手段は、画像記録時において、間に前記プラテンをはさんで前記吐出面と対向するように位置する第1部材と、前記液体吐出ヘッドの周囲に配設され、前記第1部材とともに前記吐出空間を外部空間に対して封止する環状の第2部材と、を含み、さらに、前記液体吐出ヘッド、及び前記第1部材の少なくとも何れか一方を移動させることにより前記吐出面と前記第1部材との間隔を調整可能な間隔調整手段と、前記プラテンを、前記対向位置と、前記吐出面と対向しない非対向位置との間において移動させるプラテン移動手段と、前記間隔調整手段、及び前記プラテン移動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吐出空間を前記外部空間に対して封止する際に、前記プラテンが前記非対向位置に配置されるように前記プラテン移動手段を制御し、前記吐出面と前記第1部材との間隔が、前記第2部材と前記第1部材とが当接可能となる当接間隔となるように前記間隔調整手段を制御することを特徴とする。
上記の構成によれば、吐出空間を外部空間に対して封止する際に用いられる第1部材及び第2部材は、記録媒体の画像記録に適した性状にする必要がない。従って、第1部材及び第2部材を吐出空間の気密性を十分に確保可能な性状にすることができるので、吐出空間を外部空間に対して封止した際の、吐出空間の気密性を向上させることができる。
本発明によると、吐出面と対向する吐出空間を外部空間に対して封止させる際の、吐出空間の気密性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの全体的な構成を示す概略側面図である。 プラテン移動機構の動作を説明するための動作状況図である。 ワイピング動作を説明するための動作状況図である。 図1のプリンタの液体吐出ヘッドの流路ユニット及びアクチュエータユニットを示す平面図である。 (a)は図4の一点鎖線で囲まれた領域IIIを示す拡大図であり、(b)は図3(a)のIV−IV線に沿った部分断面図である。 プラテン移動機構の動作を説明するための説明図である。 プラテン移動機構の動作を説明するための説明図である。 図2(c)の一点鎖線で囲まれた領域VIを示す部分断面図である。 図1に示す制御部の電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部のメンテナンスに係る動作フロー図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。先ず、図1を参照し、本発明に係る液体吐出装置の一実施形態としてのインクジェットプリンタ1の全体構成について説明する。
プリンタ1は、直方体形状の筐体1aを有する。筐体1aの天板上部には、排紙部35が設けられている。筐体1aにより画定される空間には、後述の給紙ユニット1cから排紙部35に向けて、図1に示す太矢印に沿って、記録媒体である用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。
筐体1aは、ヘッド(液体吐出ヘッド)10、用紙Pを搬送する搬送ユニット30、画像記録時にヘッド10の吐出面10aと対向する対向位置(図2(a)参照)において用紙Pを支持するプラテン40、用紙Pをガイドするガイドユニット25、ヘッド10に供給するブラックインクを貯留するカートリッジ(図示せず)、ヘッド昇降機構50(図9参照)、ワイパユニット55(図3参照)、吐出面10aと対向する吐出空間S1のキャッピングに用いられる液体受け部材65(第1部材)、プラテン移動機構90(図6参照)、及び、プリンタ1の各部の動作を制御する制御部100等を収容している。なお、カートリッジは、ヘッド10にチューブ(不図示)及びポンプ54(図9参照)を介して接続されている。
ヘッド10は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有するラインヘッドである。ヘッド10の下面は、多数の吐出口108(図5参照)が開口した吐出面10aである。画像記録に際して、吐出口108からブラックのインクが吐出される。また、ヘッド10は、ヘッドホルダ3を介して筐体1aに支持されている。ヘッドホルダ3は、吐出面10aとプラテン40の上面との間に記録に適した所定の間隙が形成されるように、ヘッド10を保持している。ヘッド10のより具体的な構成については後に詳述する。
ヘッド10の周囲には環状のキャップ(第2部材)61が配設されている。キャップ61はヘッドホルダ3に取り付けられており、平面視でヘッド10の外周を取り囲む。キャップ61は、図8に示すように、ヘッドホルダ3に支持された弾性体62、及び、昇降可能な可動体63を含む。キャップ61の構成については後に詳述する。
搬送ユニット30は、搬送方向に関するプラテン40の両側に配置された搬送ニップローラ31、32等を有する。搬送ニップローラ31、32は、用紙Pを上下方向に挟持するように対向配置された一対のローラ部材をそれぞれ有しており、挟持した用紙Pが搬送方向に搬送されるように用紙Pに搬送力を付与する。用紙搬送方向上流側に配置された搬送ニップローラ31によって搬送力を付与された用紙Pは、プラテン40の上面に支持されつつ用紙搬送方向に搬送される。プラテン40の上面を通過した用紙Pは、搬送ニップローラ32によって搬送力を付与され、プラテン40からさらに用紙搬送方向下流側へと搬送される。
プラテン40は、一対の扉部材41,42からなり、吐出面10aに平行で主走査方向に延びた一対の回転軸40aに開閉可能に支持されている。プラテン40は、プラテン移動機構90により、吐出面10aと対向する対向位置(図2(a)参照)と、吐出面10aと対向しない非対向位置(図2(b),(c)参照)に移動される。プラテン40が対向位置に配置されたときに、プラテン40における吐出面10aに対して対向する上面は、用紙Pを支持する支持面であり、用紙Pを保持できるように材料や加工に工夫が施されている。例えば支持面に、弱粘着性のシリコン層を形成したり、副走査方向に沿ったリブを多数形成したりすることで、支持面上に載置された用紙Pの浮き等が防止される。また、プラテン40は、樹脂により構成されている。
ガイドユニット25は、搬送ユニット30を挟んで配置された、上流側ガイド部及び下流側ガイド部を含む。上流側ガイド部は、3つのガイド26a,26b,26c及び二対の送りローラ27を有する。当該上流側ガイド部は、給紙ユニット1cと搬送ユニット30とを繋ぐ。下流側ガイド部は、3つのガイド28a,28b,28c及び三対の送りローラ29を有する。当該下流側ガイド部は、搬送ユニット30と排紙部35とを繋ぐ。
給紙ユニット1cは、給紙トレイ(収容部)23及び給紙ローラ24を有する。このうち給紙トレイ23が筐体1aに対して副走査方向に着脱可能である。給紙トレイ23は、上方に開口する箱であり、用紙Pを収容可能である。給紙ローラ24は、制御部100の制御により回転し、給紙トレイ23の最も上方にある用紙Pを送り出す。ここで、副走査方向とは、搬送ユニット30による用紙Pの搬送方向に平行な方向(図1における水平方向)であり、主走査方向とは、図1中の水平面に平行且つ副走査方向に直交する方向である。
制御部100は、プリンタ1各部の動作を制御してプリンタ1全体の動作を司る。制御部100は、外部装置(プリンタ1と接続されたPC等)から供給された印刷指令に基づいて、画像記録を行う。具体的には、制御部100は、用紙Pの搬送動作、用紙Pの搬送に同期したインク吐出動作等を制御する。制御部100の搬送動作によって給紙トレイ23から送り出された用紙Pは、ガイド26a,26b,26cによりガイドされ、且つ送りローラ対27によって挟持されつつ搬送ユニット30へと送られる。搬送ユニット30は、用紙Pをヘッド10とプラテン40との間に送り出す。搬送ユニット30によりヘッド10とプラテン40との間へ送られた用紙Pは、ヘッド10の真下を副走査方向に通過する際、順に吐出口108からインクが吐出されて用紙P上にモノクロ画像が形成される。吐出口108からのインク吐出動作は、用紙センサ37からの検出信号に基づき、制御部100による制御の下で行われる。用紙Pは、その後ガイド28a,28b,28cによりガイドされ且つ送りローラ対29によって挟持されつつ上方に搬送され、筐体1a上部に形成された開口38から排紙部35へと排出される。
また、制御部100は、ヘッド10のインク吐出特性の維持・回復のためのメンテナンスを行う。メンテナンスとしては、インクを吐出口108(図5参照)から排出させる排出動作、ワイピング動作、吐出空間S1を外部空間S2に対して封止するキャッピング動作等が含まれる。排出動作としては、フラッシングとパージとがある。フラッシングは、画像データとは異なるフラッシングデータに基づいてヘッド10のアクチュエータを駆動することにより一部又は全吐出口108からインクを強制的に吐出することで排出する動作である。また、パージは、ポンプ54(図9参照)によりヘッド10内のインクに圧力を付与することにより全吐出口108からインクを強制的に排出する動作である。なお、パージは、フラッシングよりもインクの排出速度は遅く、且つフラッシングよりも多量のインクが排出される。本実施形態においては、ヘッド10のアクチュエータ及びポンプ54が液体排出手段を構成する。
ワイピング動作としては、ヘッドワイプと対向面ワイプ(第1部材ワイプ)とがある。ヘッドワイプは、吐出面10aに付着したインクを払拭する動作である。また、対向面ワイプは、液体受け部材65の上面に付着した液体を払拭する動作である。キャッピング動作については後述する。
液体受け部材65は、昇降体66の上面に固定された平板状の部材であり、ガラスや金属(例えばSUS)等の、水分を吸収しない又は吸収し難い材料から構成されている。即ち、液体受け部材65は、吐出空間S1をキャップ61とで封止した際において、当該吐出空間S1の気密性を十分に確保可能な性状にされている。液体受け部材65は、画像記録時において、間にプラテン40を挟んで吐出面10aと対向するよう配置されている。
ワイパユニット55は、図3に示すように、第1ワイパ56a、第2ワイパ56b、これらを支持する基部56c、及び、ワイパ移動機構57を有している。第1ワイパ56aは、板状の弾性部材(例えば、ゴム)であり、吐出面10aの副走査方向幅より若干長い。同様に、第2ワイパ56bは、板状の弾性部材であり、液体受け部材65の副走査方向幅より若干長い。基部56cは、副走査方向を長手方向とする直方体であって、長手方向両端に円柱状の孔が形成されている。孔は、基部56cを主走査方向に貫通し、一方の孔の内面には雌ねじが形成されている。ワイパ移動機構57は、副走査方向に並んだ2つのガイド58と、2つのガイド58の一方に回転力を付与するワイパ駆動モータ59(図9参照)とから構成される。ガイド58は、ヘッド10よりも用紙搬送方向上流側において主走査方向に沿って延設された丸棒であり、ワイパ駆動モータ59により回転力を付与されるガイド58の外周面には雄ネジが形成され、ねじ同士が螺合する関係で基部56cの孔に貫挿されている。他方のガイド58については外周面には雄ネジが形成されていない丸棒であり、内面には雌ねじが形成されていない基部56cの孔に貫挿されている。ワイパ駆動モータ59の正逆回転によって、基部56cがガイド58に沿って往復移動する。外周面には雄ネジが形成されていない他方のガイド58により基部56c回転止めが図られている。図3(a)に示すように、ヘッド10の主走査方向の左側端部近傍は、基部56cの待機位置である。本実施形態においては、ワイパ駆動モータ59がワイピング駆動手段を構成している。
プラテン移動機構90は、制御部100による制御の下、プラテン40の開閉動作を行う。具体的には、プラテン移動機構90は、画像記録時には、一対の扉部材41,42の自由端部同士が接合されるように扉部材41,42を回転軸40a中心に回動させて、プラテン40を対向位置に配置させる。一方、メンテナンス時には、一対の扉部材41,42の自由端部それぞれが吐出面10aと対向しない位置に配置されるように扉部材41,42を回転軸40a中心に回動させて、プラテン40を非対向位置に配置させる。これにより、メンテナンスの排出動作において、吐出口108から排出されたインクは、用紙Pに接触することがない液体受け部材65に排出されることになる。その結果、吐出口108から排出された液体により用紙Pが汚れることを防止することができる。また、上記のように、一対の扉部材41,42それぞれを回動させることで、プラテン40を対向位置と非対向位置との間を移動させる構成にされているので、プラテン移動装置を小型化することができる。
また、プラテン移動機構90は、制御部100による制御の下、液体受け部材65の昇降動作を行う。すなわち、液体受け部材65を移動させる間隔調整手段としても構成されている。具体的には、プラテン移動機構90は、昇降体66を鉛直方向に昇降させることで、液体受け部材65を、初期位置、第1位置、第2位置、及び第3位置に選択的に移動させる。
ここで、初期位置とは、図2(a)に示すように、画像記録時において液体受け部材65の上面が配置される位置である。また、第1位置とは、図2(c)に示すように、初期位置よりも鉛直方向上方の位置である。液体受け部材65が初期位置に配置されると、液体受け部材65と吐出面10aとの間隔は、初期位置に配置されているときよりも小さい第1間隔(当接間隔)となる。液体受け部材65と吐出面10aとの間隔が第1間隔の際において、キャップ61の可動体63を下降させると、当該キャップ61の先端61aと液体受け部材65とが当接されて、吐出空間S1を外部空間S2に対して封止(外部空間S2から隔離)することができる(図8参照)。また、フラッシングは、液体受け部材65と吐出面10aとの間隔が当該第1間隔のときに行われる。この第1間隔は、フラッシングにより、ヘッド10からインクが排出されたとしても、当該インクが液体受け部材65よりも平面視外側に飛散することがない間隔である。
第2位置とは、図2(b)に示すように、初期位置よりも上方であり、且つ第1位置よりも鉛直方向下方の位置である。液体受け部材65が第2位置に配置されると、液体受け部材65の上面は第2ワイパ56bの下端位置よりも若干下方に位置する。また、液体受け部材65と吐出面10aとの間隔は、初期位置に配置されているときよりも小さく、且つ第1位置に配置されているときよりも大きい第2間隔となる。パージは、液体受け部材65と吐出面10aとの間隔が当該第2間隔のときに行われる。なお、この第2間隔は、パージにより、ヘッド10からインクが排出されたとしても、当該インクが液体受け部材65よりも平面視外側に飛散することがない間隔である。またさらに、第2間隔は、第1ワイパ56aを吐出面10aに対して平行移動させた場合に、第1ワイパ56aが液体受け部材65に接触せず、且つ第2ワイパ56bを液体受け部材65に対して平行移動させた場合に、第2ワイパ56bが吐出面10aに接触しない間隔である。これにより、第1ワイパ56aと第2ワイパ56bを一体化しない(別体として構成)場合や本実施形態のように第1ワイパ56aと第2ワイパ56bが一体化され、この一体化されたワイパが鉛直方向に移動可能に構成されている場合には、パージ実行後にヘッドワイプ及び対向面ワイプを行う際に、吐出面10aと液体受け部材65との間隔を調整する負担を軽減することができる。
また、第3位置とは、第2位置よりも若干上方の位置であり、且つ第1位置よりも下方の位置である(図3(c)参照)。液体受け部材65が第3位置に配置されているときには、図3(c)に示すように、液体受け部材65の上面は第2ワイパ56bの下端位置よりも若干上方に位置される。これにより、対向面ワイプ時において、ワイパユニット55の基部56cが図3中右方に移動すると、第2ワイパ56bの下端が液体受け部材65の上面に接触された状態で液体受け部材65に対して平行移動することになる。その結果、第2ワイパ56bにより液体受け部材65の上面に付着している液体を除去することができる。プラテン移動機構90の構成の詳細については後述する。
ヘッド昇降機構50は、ヘッドホルダ3を昇降させることで、ヘッド10を、記録位置、ヘッドワイプ位置、及び対向面ワイプ位置に選択的に移動させる。記録位置は、図3(a)に示すように、ヘッド10がプラテン40に対して画像記録に適した間隔で対向する位置である。ヘッドワイプ位置は、図3(b)に示すように、記録位置よりも上方の位置であり、ヘッドワイプ時にヘッド10が配置される位置である。また、対向面ワイプ位置は、図3(c)に示すように、ヘッドワイプ位置よりも上方の位置であり、対向面ワイプ時にヘッド10が配置される位置である。
ヘッド10がヘッドワイプ位置に配置されているときには、図3(b)に示すように、吐出面10aは第1ワイパ56aの上端位置よりも若干下方に位置される。これにより、ヘッドワイプ時において、ワイパユニット55の基部56cが図3中右方に移動すると、第1ワイパ56aの上端が吐出面10aに接触された状態で吐出面10aに対して平行移動することになる。その結果、第1ワイパ56aにより吐出面10aに付着している液体を除去することができる。一方、ヘッド10が対向面ワイプ位置に配置されているときには、図3(c)に示すように、吐出面10aは第1ワイパ56aの上端位置よりも上方に位置される。これにより、対向面ワイプ時において、ワイパユニット55の基部56cが図3中右方に移動したとしても、第1ワイパ56aの上端が吐出面10aに接触することはない。
次に、図4、及び図5を参照しつつ、ヘッド10について詳細に説明する。図5(a)では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及び吐出口108を実線で描いている。ヘッド10は、図4に示すように、流路ユニット9の上面に8つのアクチュエータユニット21が固定された積層体である。流路ユニット9の下面が、吐出面10aである。流路ユニット9の内部にはインク流路が形成され、アクチュエータユニット21はこの流路内のインクに吐出エネルギーを付与する。
流路ユニット9は、図5(b)に示すように、ステンレス製の9枚の金属プレート122〜130を積層した積層体である。流路ユニット9の上面には、図4に示すように、リザーバユニットに連通する計18個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の内部には、図4〜図5に示すように、インク供給口105bを一端とするマニホールド流路105、及び、マニホールド流路105から分岐した複数の副マニホールド流路105aが形成されている。さらに、各副マニホールド流路105aの出口から圧力室110を経て吐出口108に至る複数の個別インク流路132が形成されている。吐出面10aに形成された多数の吐出口108は、マトリクス状に配置されており、主走査方向(一方向)に関してこの方向の解像度である600dpiの間隔で配列されている。
図4〜図5に示すように、リザーバユニットからインク供給口105bに供給されたインクは、マニホールド流路105(副マニホールド流路105a)に流入する。副マニホールド流路105a内のインクは、各個別インク流路132に分配され、アパーチャ112及び圧力室110を経て吐出口108に至る。
次に、アクチュエータユニット21について説明する。図4に示すように、8つのアクチュエータユニット21は、それぞれ台形の平面形状を有しており、インク供給口105bを避けるよう主走査方向に千鳥状に配置されている。さらに、各アクチュエータユニット21の平行対向辺は主走査方向に沿っており、隣接するアクチュエータユニット21の斜辺同士は副走査方向に沿って重なっている。
次に、図2、図6、及び図7を参照し、プラテン移動機構90の構成について説明する。なお、説明の便宜上、図2に示すようにカム軸194aを原点、副走査方向をx軸(カム軸194aよりも用紙搬送方向下流側を正)、鉛直方向をy軸とする直交座標系を用いて説明する。また、x軸正方向を0度とし、主走査方向に延びる軸軸を中心とした反時計回りの向きを角度の正の向きとする。プラテン移動機構90は、図6及び図7に示すように、一対の筐体固定部材190、プラテン40を支持する4つのプラテン支持部材191、一対のリンク機構192、一対の伝達部材193、及び、一対のカム機構194(動力機構)を含む。
一対の筐体固定部材190は、プラテン40を主走査方向において挟むように、筐体1aに固定されている。筐体固定部材190それぞれには、x軸正方向に下方に湾曲した弧状孔部190a、弧状孔部190aよりも用紙搬送方向下流側に配置されたx軸正方向に上方に湾曲した弧状孔部190b、及び、これら弧状孔部190a,190bにより挟まれる位置に配置され、鉛直方向に延びる鉛直孔部190cが形成されている。また、筐体固定部材190は、プラテン40の回転軸40aを回転可能に軸支している。
4つのプラテン支持部材191は、扉部材41,42の主走査方向両端をそれぞれ支持する。プラテン支持部材191は、回転軸40aに固定された基部191aと、基部191aから主走査方向外側に向けて延出する円筒状の突起191bとを有している。用紙搬送方向上流側の扉部材41を支持する一対のプラテン支持部材191の突起191bは、回転軸40aよりも下方の位置から延出されており、筐体固定部材190の弧状孔部190aに嵌合されている。一方で、用紙搬送方向下流側の扉部材42を支持する一対のプラテン支持部材191の突起191bは、回転軸40aよりも上方の位置から延出されており、筐体固定部材190の弧状孔部190bに嵌合されている。
リンク機構192は、トグル機構であり、昇降体66に一端が連結された第1リンク192aと、第1リンク192aの他端に一端が連結された第2リンク192bと、第1リンク192aと第2リンク192bとの連結箇所に摺動自在に連結されたカムフォロワー192cとを有している。第1リンク192aと第2リンク192bはカムフォロワー192cに対して角度変化可能にされている。また、第1リンク192aの一端には、筐体固定部材190の鉛直孔部190cに嵌合された嵌合突起(図示せず)が設けられている。これにより、第1リンク192aの一端に接続された昇降体66は、嵌合突起、及び鉛直孔部190cにより鉛直方向に案内される。また、第2リンク192bの他端は、筐体固定部材190に揺動自在に固定されている。この構成において、カムフォロワー192cがx軸正方向に移動すると昇降体66(液体受け部材65)は上昇し、カムフォロワー192cがx軸負方向に移動すると昇降体66(液体受け部材65)は下降する。
一対の伝達部材193は、一対の筐体固定部材190を挟む位置に配置されており、筐体固定部材190に沿ってスライド可能に構成されている。また、伝達部材193には、プラテン支持部材191の突起191bそれぞれが回転可能に嵌合される貫通孔193a,193bが形成されている
カム機構194は、リンク機構192を作動させるものであり、筐体固定部材190に回転自在に軸支されたカム軸194a、カム軸194aに取り付けられたカム194b、伝達部材193とカム194bとを連結するローラ部材194c、カム194bに回転自在に軸支され、カム軸194aの軸心からの距離がそれぞれ異なる2つのコロ部材194d,194e、及び、カム軸194aに連結されたカム駆動モータ194f(図9参照)を有している。
ローラ部材194cは、伝達部材193に回転可能に軸支されると共にカム194bの外周に沿って転動可能にされている。また、カム194bのローラ部材194cが転動される外周は、カム194bが図2中反時計回りに回転する際に、コロ部材194dがカムフォロワー192cに当接されるまでは、ローラ部材194cとカム軸194aとの距離がカム194bの回転に伴い連続的に小さくなるように形成されている。コロ部材194eは、カム軸194aの軸心からの距離がコロ部材194dよりも大きく、且つコロ部材194dよりも小さい角度位置に配置されている。カム駆動モータ194fは、制御部100の制御により正逆方向に回転駆動される。なお、制御部100は、モータに取り付けられたエンコーダによりカム194b(カム駆動モータ194f)の回転角を検出して、当該回転角に基づいてカム駆動モータ194fを制御する。本実施形態においては、プラテン移動機構90が、間隔調整手段、及びプラテン移動手段を構成している。
次に、メンテナンス時においてプラテン移動機構90により実行されるプラテン40の開動作、及び液体受け部材65の上昇動作について説明する。図2(a)及び図6に示すように画像記録時には、液体受け部材65は初期位置に配置されており、プラテン40は対向位置に配置されている。また、カム機構194のコロ部材194d,194eは、x座標が負でy座標が正の値をとる領域に、カムフォロワー192cの用紙搬送方向上流端はx座標とy座標がともに負の値をとる領域にそれぞれ配置されている。
プラテン40の開動作、及び液体受け部材65の上昇動作が開始されると、カム駆動モータ194fによりカム194bが図中反時計周りに回転される。これにより、ローラ部材194cがカム194bの外周を転動しながらx軸負方向(カム軸194aに近づく方向)に移動する。これに伴い、ローラ部材194cを軸支する伝達部材193がx軸負方向に移動する。この伝達部材193のx軸負方向に移動により、伝達部材193の貫通孔193a,193bに嵌合された突起191bが、筐体固定部材190の弧状孔部190a,bにガイドされながらx軸負方向に移動する。その結果、扉部材41には時計周りの回転モーメントが生じ、扉部材42には反時計回りの回転モーメントが生じて、プラテン40が対向位置から非対向位置に移動することになる(図7(b)参照)。
プラテン40が非対向位置に配置されると、コロ部材194dがカムフォロワー192cに当接する。これにより、カム194bが図中反時計周りにさらに回転されたとしても、プラテン40がさらに回転することはない。その後、カム駆動モータ194fによりカム194bが図中反時計周りにさらに回転されると、コロ部材194dがカムフォロワー192cに当接してx軸正方向に押圧する。これにより、カムフォロワー192cがx軸正方向に移動して、第1リンク192aの一端が鉛直孔部190cにガイドされながら上昇する。これに伴い、液体受け部材65が鉛直方向に上昇する。
ここで、液体受け部材65の鉛直方向の移動量は、カムフォロワー192cのx軸方向の移動量に比例する。また、カム194bの回転量に対するコロ部材194d,eのx方向の移動量は、コロ部材194d,eのx座標の値が0近傍にあるときに大きく、x座標の値が0から離れるに従い小さくなる。具体的には、カム194bの回転量に対するコロ部材194d,eのx方向の移動量は、コロ部材194d,eが270度の位置に配置されているときに最も大きく、コロ部材194d,eが360度の位置に配置されているときに最も小さい。
本実施形態においては、プラテン移動機構90は、コロ部材194dが315度〜360度の範囲に配置されているときに、液体受け部材65が第2位置〜第3位置の範囲に位置するように構成されている。即ち、プラテン移動機構90は、カム194bの回転量に対するコロ部材194dのx方向の移動量が他の範囲(例えば、270度〜300度)よりも小さい範囲に、より詳細には、カム194bの回転量に対する液体受け部材65の鉛直方向の移動量(液体受け部材65と吐出面10aとの間隔の変化量)が他の範囲よりも小さい範囲にコロ部材194dが配置されているときに、液体受け部材65が第2位置及び第3位置に位置するように構成されている。その結果、液体受け部材65を第2位置及び第3位置に配置させる際の、カム194bの回転角に誤差が生じたとしても、液体受け部材65の位置決め精度を高くすることができる。
カム駆動モータ194fによりカム194bが図中反時計周りにさらに回転されると、コロ部材194dとコロ部材194eが同時にカムフォロワー192cに当接した後に、コロ部材194eのみがカムフォロワー192cに当接してx軸正方向に押圧することになる。これにより、カムフォロワー192cがx軸正方向にさらに移動することで、第1リンク192aの一端が鉛直孔部190cにガイドされながら上昇する。その結果、液体受け部材65がさらに鉛直方向に上昇して第1位置に配置される。
本実施形態においては、図2(c)に示すように、コロ部材194eが360度に配置されているときに、液体受け部材65が第1位置に位置されるように構成されている。その結果、液体受け部材65を第1位置に配置させる際の、カム194bの回転角に誤差が生じていたとしても、液体受け部材65の位置決め精度を高くすることができる。プラテン40の閉動作、及び液体受け部材65の下降動作は上述の動作手順の逆を行う。
次に、図4及び図8を参照し、ヘッドホルダ3、及びキャップ61の構成について説明する。ヘッドホルダ3は、金属等からなる枠状フレームであり、ヘッド10の側面を全周に亘って支持している。ヘッドホルダ3には、キャップ61が取り付けられている。ヘッドホルダ3とヘッド10との当接部は、全周に亘って封止剤で封止されている。また、ヘッドホルダ3とキャップ61との当接部は、全周に亘って接着剤で固定されている。
キャップ61の弾性体62は、ゴム等の環状弾性材料からなり、平面視でヘッド10を囲んでいる。弾性体62は、図8に示すように、基部62x、基部62xの下面から突出した突出部62a、ヘッドホルダ3に固定された固定部62c、及び、基部62xと固定部62cとを接続する接続部62dを含む。このうち、突出部62aは、断面が三角形である。また、固定部62cは断面がT字状である。固定部62cの上端部分は、接着剤等によって、ヘッドホルダ3に固定されている。接続部62dは、固定部62cの下端から湾曲しつつ外側(平面視で吐出面10aから離隔する方向)に延び、基部62xの下側側面に接続している。接続部62dは、可動体63の昇降に伴って変形する。基部62xの上面には、凹部62bが形成されており、可動体63の下端と嵌合している。
可動体63は、環状の剛材料(例えば、ステンレス)からなり、平面視でヘッド10の外周を取り囲んでいる。可動体63は、弾性体62に支持されて、ヘッドホルダ3に対して鉛直方向に相対移動可能である。可動体63は、複数のギア64と接続されている。制御部100による制御の下、昇降モータ60(図9参照)が駆動されると、ギア64が回転して可動体63が昇降する。このとき、基部62xも、共に昇降する。これにより、突出部62aの先端61aと吐出面10aとの相対位置が、鉛直方向に変化する。
突出部62aは、液体受け部材65が第1位置に配置されているときにおいて、可動体63の昇降に伴って、先端61aが液体受け部材65の上面に当接する当接位置(図8に示す位置)と、液体受け部材65の上面から離隔した離隔位置(図2(c)に示す位置)とを選択的に取る。当接位置では、吐出空間S1が、外部空間S2に対して封止された封止状態となっている。また、離隔位置では、吐出空間S1が外部空間S2に対して開放された非封止状態となっている。
次に、図9を参照しつつ、制御部100について説明する。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含んでいる。制御部100を構成する各機能部は、これらハードウェアとROM内のソフトウェアとが協働して構築されている。図9に示すように、制御部100は、搬送制御部141、画像データ記憶部142、ヘッド制御部143、排出データ計測部144、判定部145、メンテナンス判断部146、液体排出制御部147、キャッピング制御部148、液体受け部材昇降制御部149、ヘッド昇降制御部150、及びワイピング制御部151を有している。
搬送制御部141は、外部装置から受信した印刷指令に基づいて、用紙Pが搬送方向に沿って所定速度で搬送されるように、給紙ユニット1c、ガイドユニット25、及び、搬送ユニット30の各動作を制御する。画像データ記憶部142は、外部装置からの印刷指令に含まれる画像データを記憶する。
ヘッド制御部143は、画像記録時において、画像データ記憶部142に記憶された画像データに基づいて、搬送される用紙Pに向けてインクが吐出されるようヘッド10を制御する。排出データ計測部144は、直近のワイピング動作が行われた以降、最初にフラッシングが行われた時刻からの経過時間、及び直近のワイピング動作が行われた以降においてフラッシングにより排出されたインクの排出量を計測する。判定部145は、排出データ計測部144により計測された経過時間が所定時間以上であるか否かを判定するとともに、排出データ計測部144により計測されたインクの排出量が所定量以上であるか否かを判定する。
メンテナンス判断部146は、排出動作、ワイピング動作、キャッピング動作、及びアンキャッピング動作(キャッピングの解除動作)各々を行うか否かを判断する。具体的には、メンテナンス判断部146は、吐出口108からインクが所定時間以上吐出されていないと場合に、排出動作としてフラッシング又はパージを行うと判断する(ここで、パージは、フラッシングよりも上記所定時間が長く設定されていてもよい)。メンテナンス判断部146は、判定部145が排出データ計測部144により計測された経過時間が所定時間以上であると判定しているとき、又は、排出データ計測部144により計測されたインクの排出量が所定量以上であると判定しているときにワイピング動作を行うと判断する。また、メンテナンス判断部146は、パージが行われた後にワイピング動作を行うと判断する。またさらに、メンテナンス判断部146は、印刷指令に基づく画像記録が完了した後、所定時間経過するまで印刷指令を受け付けなかった場合、キャッピング動作を行うと判断する。メンテナンス判断部146は、吐出空間S1をキャッピングしている際に、外部装置から印刷指令を受信したときにアンキャッピング動作を行うと判断する。また、上記以外の場合において、メンテナンス判断部146は、排出動作、ワイピング動作、キャッピング動作、アンキャッピング動作の何れかについて実行するようタッチパネル(不図示)を介してユーザから指令された場合、その動作を行うと判断する。
液体排出制御部147は、フラッシングデータに基づいて、フラッシングが行われるようヘッド10を制御する。また、液体排出制御部147は、パージが行われるようポンプ54を制御する。キャッピング制御部148は、キャッピング動作、及びアンキャッピング動作を行うよう昇降モータ60を制御する。液体受け部材昇降制御部149は、液体受け部材65の昇降動作、及びプラテン40の開閉動作を行うようカム駆動モータ194fを制御する。ヘッド昇降制御部150は、ヘッド10の昇降動作が行われるようヘッド昇降機構50を制御する。ワイピング制御部151は、ヘッドワイプ及び対向面ワイプが行われるようワイパ駆動モータ59を制御する。
次に、図10を参照し、プリンタ1のメンテナンスについて説明する。なお、図10の動作フローの開始時における状態は、画像記録が行われた直後の状態である。即ち、図2(a)に示すように、液体受け部材65は初期位置に配置されており、プラテン40は対向位置に配置されている。
まず、メンテナンス判断部146が、パージを行うか否かを判断する(S1)。パージメンテナンス判断部146が、パージを行うと判断した場合(S1:YES)には、液体受け部材昇降制御部149がカム駆動モータ194fを制御して、プラテン40を記録位置から非対向位置に移動させるとともに、液体受け部材65を初期位置から第2位置(図2(b)参照)に移動させる(S2)。その後、液体排出制御部147がパージを行う(S3)。即ち、液体排出制御部147がポンプ54を制御して液体受け部材65の上面にインクを排出させる
ステップS3の後、ヘッド昇降制御部150がヘッド昇降機構50を制御してヘッド10を記録位置からヘッドワイプ位置に移動させる(S4)。この後、図3(b)に示すように、ワイピング制御部151はワイパ駆動モータ59を制御して吐出面10aに付着したインクを払拭するヘッドワイプを行う(S5)。このヘッドワイプが終了すると、ヘッド昇降制御部150がヘッド昇降機構50を制御してヘッド10を対向面ワイプ位置に移動させ、且つ液体受け部材昇降制御部149がカム駆動モータ194fを制御して液体受け部材65を第3位置(図3(c)参照)に移動させる(S6)。そして、ワイピング制御部151はワイパ駆動モータ59を制御して、液体受け部材65の上面に付着したインクを払拭する対向面ワイプを行う(S7)。これにより、排出動作において、吐出面10a及び液体受け部材65に付着したインクは、ワイピング動作により除去されるので、吐出面10aや液体受け部材65にインクが残留固化することを防ぐことができる。また、上記のようにヘッドワイプを行った後に対向面ワイプを行う構成にされているので、ヘッドワイプの際に吐出面10aから液体受け部材65にインクが移動したとしても、当該インクは、対向面ワイプにより払拭される。従って、吐出面10a及び液体受け部材65に拭き残しなく確実に液体を払拭することができる。
ステップS7の後、ヘッド昇降制御部150がヘッド昇降機構50を制御してヘッド10を記録位置に戻す(S8)。そして、液体受け部材昇降制御部149がカム駆動モータ194fを制御して液体受け部材65を初期位置に戻すとともに、プラテン40を対向位置に戻して(S9)、ステップS1の処理に戻る。
一方、ステップS1において、メンテナンス判断部146が、パージを行わないと判断した場合(S1:NO)には、メンテナンス判断部146は、判定部145が排出データ計測部144により計測された経過時間が所定時間以上であると判定しているか否かを判断する(S10)。経過時間が所定時間以上であると判定していると判断した場合(S10:YES)には、対向面ワイプが実行されるようステップS6の処理に移る。これにより、液体受け部材65に付着したインクが、経時により残留固化することを防ぐことができる。
一方、ステップS10において、経過時間が所定時間以上であると判定していないと判断した場合(S10:NO)には、メンテナンス判断部146が、フラッシングを行うか否かを判断する(S11)。フラッシングを行うと判断した場合(S11:YES)には、液体受け部材昇降制御部149がカム駆動モータ194fを制御して、プラテン40を対向位置から非対向位置に移動させるとともに、液体受け部材65を初期位置から第1位置(図2(a)参照)に移動させる(S12)。その後、液体排出制御部147がフラッシングを行う(S13)。即ち、液体排出制御部147がヘッド10を制御して液体受け部材65の上面にインクを排出させる。
ステップS13の後、メンテナンス判断部146は、判定部145が排出データ計測部144により計測されたインクの排出量が所定量以上であると判定しているか否かを判断する(S14)。インクの排出量が所定量以上であると判定していると判断した場合(S14:YES)には、液体受け部材昇降制御部149がカム駆動モータ194fを制御して、液体受け部材65を第1位置から第2位置に移動させる(S15)。その後、対向面ワイプが実行されるようステップS6〜S7の処理に移る。これにより、吐出面10a又は液体受け部材65に多量の液体が残存することを防ぐことができる。
一方、ステップS14において、インクの排出量が所定量以上であると判定していないと判断した場合(S14:NO)には、液体受け部材昇降制御部149がカム駆動モータ194fを制御して液体受け部材65を初期位置に戻すとともに、プラテン40を対向位置に戻して(S16)、ステップS1の処理に戻る。
ステップS11において、メンテナンス判断部146が、フラッシングを行わないと判断した場合(S11:NO)には、メンテナンス判断部146は、キャッピングを行うか否かを判断する(S17)。キャッピングを行わないと判断した場合(S17:NO)にはステップS1の処理に戻る。一方、キャッピングを行うと判断した場合(S17:YES)には、液体受け部材昇降制御部149がカム駆動モータ194fを制御して、プラテン40を非対向位置に移動させるとともに、液体受け部材65を初期位置から第1位置に移動させる(S18)。その後、キャッピング制御部148が昇降モータ60を制御して吐出空間S1を外部空間S2から封止する(S19)。このとき、キャップ61の先端61aが液体受け部材65の上面に当接する。
ステップS19の後、メンテナンス判断部146がアンキャッピング動作を行うか否かを判断する(S20)。アンキャッピング動作を行わないと判断した場合(S20:NO)には、ステップS20の処理が繰り返される。一方、アンキャッピング動作を行うと判断した場合(S20:YES)には、キャッピング制御部148が昇降モータ60を制御してキャッピングを解除して吐出空間S1を外部空間S2に対して開放する(S21)。この後、液体受け部材昇降制御部149がカム駆動モータ194fを制御して、プラテン40を対向位置に移動させるとともに、液体受け部材65を初期位置に戻して(S22)、ステップS1の処理に戻る。
変形例として、ステップS21とステップS22との間にフラッシングを行うようにされていてもよい。この場合、液体受け部材65の位置を移動させずにフラッシングを行うことができるので、メンテナンスにかかる時間を短くすることができる。
以上に述べたように、本実施形態のプリンタ1によると、吐出空間S1を外部空間S2に対して封止する際に用いられる液体受け部材65及びキャップ61は、画像記録に適した性状にする必要がない。従って、液体受け部材65及びキャップ61を吐出空間S1の気密性を十分に確保可能な性状にすることができるので、吐出空間S1を外部空間S2に対して封止した際の、吐出空間S1の気密性を向上させることができる。
また、本実施形態のプリンタ1によると、プラテン40が非対向位置に配置されているときにフラッシングやパージが行われる。このため、吐出口から排出されたインクは、用紙Pに接触することがない液体受け部材65に着弾することになるため、吐出口から排出されたインクがプラテン40に付着し、画像記録字に用紙Pが汚れることはない。
また、本実施形態のプリンタ1によると、フラッシングと比べて、吐出口から排出された液体が液体受け部材65に着弾した際に飛散しにくいパージが行われるときには、吐出面10aと液体受け部材65との間隔は、フラッシングが行われるときの第1間隔よりも広い第2間隔にされている。即ち、液体受け部材65を初期位置から第1位置まで移動させずに、第2位置まで移動させればよいので、液体受け部材65の移動距離を短くすることができる。その結果、メンテナンスにかかる時間を短くすることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の実施形態においては、液体受け部材65の第2位置は初期位置よりも上方にされているが、第2位置が初期位置であってもよい。また、上述の実施形態においては、キャップ61の先端61aが昇降可能にされていたが、これに限定されない。例えば、キャップ61の先端61aが移動不能にヘッドホルダに固定され、キャップ61の先端61aの吐出面に対する相対位置が一定であってもよい。この場合、液体受け部材65が第1位置に配置されたとき(液体受け部材65と吐出面10aとの間隔が第1間隔のとき)、キャップ61の先端61aと液体受け部材65が当接されるように構成されていればよい。
また、上述の実施形態においては、プラテン移動機構90により液体受け部材65を昇降させることで、液体受け部材65と吐出面10aとの間隔を第1間隔、及び第2間隔に調整していたが、間隔調整手段は、ヘッド10を昇降させることで、液体受け部材65と吐出面10aとの間隔を第1間隔、及び第2間隔に調整してもよいし、液体受け部材65及びヘッド10の両者を昇降させることで、液体受け部材65と吐出面10aとの間隔を第1間隔、及び第2間隔に調整してもよい。また、プラテンを移動させるプラテン移動機構90と液体受け部材65を昇降させる機構をそれぞれ独立の機構として動作を制御してもよい。
本発明は、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能であり、さらに、インク以外の液体を吐出させることで記録を行う液体吐出装置にも適用可能である。記録媒体は、用紙Pに限定されず、記録可能な様々な媒体であってよい。さらに、本発明は、インクの吐出方式にかかわらず適用できる。
1 インクジェットプリンタ(液体吐出装置)
10 ヘッド(液体吐出ヘッド)
40 プラテン
61 キャップ(第2部材)
65 液体受け部材(第1部材)
90 プラテン移動機構(間隔調整手段、プラテン移動手段)

Claims (11)

  1. 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有し、記録媒体に向けて液体を吐出して画像を記録する液体吐出ヘッドと、
    画像記録時に、前記吐出面と対向する対向位置に配置されて、記録媒体を支持するプラテンと、
    前記吐出面と対向する吐出空間を外部空間に対して封止する封止手段と、を備えた液体吐出装置であって、
    前記封止手段は、
    画像記録時において、間に前記プラテンをはさんで前記吐出面と対向するように位置する第1部材と、
    前記液体吐出ヘッドの周囲に配設され、前記第1部材とともに前記吐出空間を外部空間に対して封止する環状の第2部材と、を含み、
    さらに、
    前記液体吐出ヘッド、及び前記第1部材の少なくとも何れか一方を移動させることにより前記吐出面と前記第1部材との間隔を調整可能な間隔調整手段と、
    前記プラテンを、前記対向位置と、前記吐出面と対向しない非対向位置との間において移動させるプラテン移動手段と、
    前記間隔調整手段、及び前記プラテン移動手段を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記吐出空間を前記外部空間に対して封止する際に、前記プラテンが前記非対向位置に配置されるように前記プラテン移動手段を制御し、前記吐出面と前記第1部材との間隔が、前記第2部材と前記第1部材とが当接可能となる当接間隔となるように前記間隔調整手段を制御することを特徴とする液体吐出装置
  2. 前記液体吐出ヘッド内の液体を前記吐出口から排出させる排出動作を行う液体排出手段を更に備えており、
    前記制御手段は、
    前記プラテンが前記非対向位置に配置されているときに前記排出動作が行われるように、前記プラテン移動手段、及び前記液体排出手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体排出手段は、前記排出動作として、前記液体吐出ヘッド内の液体を吐出して排出するフラッシング、及び、前記液体吐出ヘッド内の液体を、前記フラッシングよりも遅い排出速度で、且つ前記フラッシングよりも多量に排出するパージを実行可能に構成されており、
    前記制御手段は、
    前記液体排出手段に前記フラッシングを行わせる際には、前記第1部材と前記吐出面との間隔が第1間隔となるように前記間隔調整手段を制御し、
    前記液体排出手段に前記パージを行わせる際には、前記第1部材と前記吐出面との間隔が前記第1間隔よりも大きい第2間隔となるように前記間隔調整手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記吐出面に対して平行移動可能な第1ワイパと、
    前記第1ワイパを前記吐出面に接触させた状態で、前記第1ワイパを前記吐出面に対して平行移動させて、前記吐出面に付着した液体を払拭するヘッドワイプをワイピング動作として行うワイピング駆動手段と
    を更に備えており、
    前記第2間隔は、前記第1ワイパを前記吐出面に対して平行移動させた場合に、前記第1ワイパが前記第1部材に接触しない間隔であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記第1部材における、前記吐出面と対向する対向面に対して平行移動可能な第2ワイパを更に備えており、
    前記ワイピング駆動手段は、前記第2ワイパを前記対向面に接触させた状態で、前記第2ワイパを前記対向面に対して平行移動させて、前記対向面に付着した液体を払拭する第1部材ワイプも、前記ワイピング動作として行うものであり、
    前記第2間隔は、前記第2ワイパを前記対向面に対して平行移動させた場合に、前記第2ワイパが前記吐出面に接触しない間隔であることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記液体排出手段に前記パージを行わせた際に、前記ワイピング動作が行われるように前記ワイピング駆動手段を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記間隔調整手段は、前記液体吐出ヘッド及び前記第1部材を移動させることで前記吐出面と前記第1部材との間隔を調整するものであり、
    前記制御手段は、
    前記液体排出手段に前記パージを行わせた際に、前記ヘッドワイプが行われるように前記ワイピング駆動手段を制御し、その後、前記第1部材の前記対向面に対して前記第2ワイパが接触可能となる位置に前記第1部材を移動させ、且つ、前記第2ワイパが前記吐出面に接触しない位置に前記液体吐出ヘッドを移動させて、前記第1部材ワイプが行われるように、前記ワイピング駆動手段、及び前記間隔調整手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  8. 前記制御手段は、前記液体排出手段の前記排出動作により排出された液体が所定量以上になったとき、又は前記排出動作により液体が排出されてから所定時間以上経過したときに、前記ワイピング動作が行われるように前記ワイピング駆動手段を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出装置。
  9. 前記第1間隔が、前記当接間隔であることを特徴とする請求項3〜8の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記プラテンは、前記吐出面に平行な軸を中心として回動する一対の扉部材であり、
    前記プラテン移動手段は、
    前記一対の扉部材それぞれを回転させることで、前記プラテンを前記対向位置と前記非対向位置との間を移動させるものであり、
    前記プラテンを前記対向位置に位置させる際には、前記一対の扉部材の自由端部同士が接合されるように前記一対の扉部材を回動させ、
    前記プラテンを前記非対向位置に位置させる際には、前記一対の扉部材の自由端部それぞれが、前記吐出面と対向しない位置に配置されるように前記一対の扉部材を回動させることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の液体吐出装置。
  11. 前記間隔調整手段は、
    正逆方向に回転するカムを有する動力機構と、
    前記第1部材に接続され、前記カムの回転により作動するリンク機構と
    を有しており、
    前記リンク機構は、前記カムの回転に応じて、前記第1部材を移動させることで前記吐出面と前記第1部材との間隔を変化させるものであり、前記第1間隔を中心とした前記間隔の所定範囲、及び前記第2間隔を中心とした前記間隔の所定範囲において、前記カムの回転量に対する前記間隔の変化量が他の範囲と比べて小さくなっていることを特徴とする請求項3〜9の何れか一項に記載の液体吐出装置。
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