JP4858401B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出することによって記録媒体に画像を記録する画像記録装置に関し、特に記録された画像を撮像する画像センサを有する画像記録装置に関する。
近年、記録媒体の幅以上の印字範囲を有するラインヘッドを用いたインクジェットプリンタの開発が進められている。かかるラインプリンタでは、記録媒体の搬送方向に沿った極細い領域の印字を1つのノズルだけが担うことになる。したがって、不吐出、吐出量変動又は吐出方向ズレを起こした吐出不良のノズル数がたとえ少数であるとしても、記録媒体に白抜けライン又はムラが形成されるので、画像品質が大きく劣化してしまう。
そこで、特許文献1に開示されたインクジェット記録装置では、ラインタイプの印字ヘッドの搬送方向に沿った下流側に隣接した位置に、記録紙に印字されたテストパターンを読み取るライン型画像センサを設けている。そして、ライン型画像センサによって得られた画像データから印字ヘッドの吐出不良ノズルを検出し、所定の回復動作を行うようにしている。これによって、吐出不良ノズルを的確に検出し、吐出不良ノズルを無くすことができる。
特開2006−205742号公報
特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、ライン型画像センサの下面が印字ヘッドの吐出面よりも下方に位置している。つまり、ラインセンサの下面が印字ヘッドの吐出面よりも記録紙を搬送するベルトに近い位置にある。そのため、テストパターン印刷時及び通常印刷時のいずれにおいても、ラインセンサの下面(読み取り面)は、インクミストが付着しやすく、汚れやすい。また、インクが着弾して間もない記録紙がジャム発生時にラインセンサの下面と接触すると、ラインセンサの下面に記録紙上の未乾燥インクが大量に付着してしまう。ラインセンサの下面にインクが付着すると、読み取りによって得られた画像データが信頼性の低いものとなって、不必要な回復動作が行われてしまう。
本発明の目的は、記録ヘッドによって記録された画像を撮像する画像センサの読み取り面が汚れにくい画像記録装置を提供することである。
本発明の画像記録装置は、記録媒体を搬送する搬送ベルトと、液体を吐出する吐出口が形成され且つ前記搬送ベルトの表面に対向した吐出面を有する記録ヘッドと、撮像素子と、前記撮像素子上に被撮像物の光学像を結像させるための結像光学系と、前記搬送ベルトの前記表面に対向し且つ前記吐出面よりも前記表面から離隔した読み取り面とを有しており、前記記録ヘッドに連動して前記記録ヘッドと一体となって移動可能である画像センサと、前記記録ヘッドを、前記吐出面が前記表面から離隔し且つ前記表面の光学像又は前記搬送ベルト上の記録媒体の光学像が前記結像光学系によって前記撮像素子上に結像される第1の高さ、及び、前記第1の高さにあるときよりも前記吐出面が前記表面から離隔した第2の高さを含む複数の高さのいずれかに選択的に位置させることが可能な昇降機構と、前記搬送ベルト上に搬送されている記録媒体に所望の画像を記録する通常記録モード、及び、前記記録ヘッドを検査するための検査モードのいずれかを指示するモード指示手段と、前記モード指示手段が前記通常記録モードを指示しているときに、前記記録ヘッドが前記第2の高さに位置するように前記昇降機構を制御し、前記モード指示手段が前記検査モードを指示しているときに、前記記録ヘッドが前記第1の高さに位置するように前記昇降機構を制御する昇降制御手段と、液体を吐出するように前記記録ヘッドを制御するヘッド制御手段と、前記記録ヘッドが前記第1の高さに位置するときに前記搬送ベルト又は前記搬送ベルト上の記録媒体に記録された画像を撮像するように、前記画像センサを制御する撮像制御手段とを備えている。
本発明によると、画像センサが記録ヘッドよりも搬送ベルトの表面から離隔した状態で記録ヘッドと画像センサとが一体となって昇降するので、画像センサの読み取り面が汚れにくくなる。検査モード時にテスト印字するときには、吐出面と搬送ベルト又は搬送ベルト上の記録媒体との距離が通常記録モード時よりも短いため、液体着弾精度が高くなり、しかも、ミスト状の液体が飛散することによって画像センサの読み取り面が汚れることが少なくなる。また、液体着弾精度が高くことによって、吐出口からの液体不吐出などの吐出不良を高精度に検出することができる。
本発明の画像記録装置は、前記搬送ベルトによって搬送される記録媒体の厚みを指示する媒体厚み指示手段をさらに備えていてよい。前記昇降制御手段は、前記モード指示手段が前記通常記録モードを指示しているときに、前記媒体厚み指示手段が指示する記録媒体の厚みに基づいて、前記吐出面と記録媒体とのクリアランスが所定値となるように前記昇降機構を制御して前記第2の高さを微調整する。
これにより、互いに厚みの異なる複数の記録媒体が用いられる場合であっても、ヘッドの吐出面と記録媒体とのクリアランスを常に一定に保つことができる。
本発明の画像記録装置は、前記画像センサによって得られた画像データが非合焦画像を示しているか否かを判断する合焦判断手段をさらに備えていてよい。前記昇降制御手段は、前記画像センサによって得られた画像データが非合焦画像を示していると前記合焦判断手段が判断したときに、前記昇降機構を制御して前記記録ヘッドの前記第1の高さを微調整する。前記撮像制御手段は、前記昇降制御手段が前記記録ヘッドの前記第1の高さを微調整した後に、前記搬送ベルト又は前記搬送ベルト上の記録媒体に記録された画像を再度撮像するように、前記画像センサを制御する。
これにより、第1の高さが昇降機構の機械的・構造的原因によって経時変化したとしても、画像センサによって得られた画像データが合焦画像を示すまで第1の高さの微調整を繰り返して行うことで、常に画像データが合焦画像を示すように第1の高さを初期の高さに維持することができる。したがって、結像光学系の焦点深度が浅い場合であっても、記録ヘッドの高さ精度を極度に高くする必要がなくなる。
このとき、前記昇降制御手段は、前記モード指示手段が前記通常記録モードを指示しているときに、微調整された前記記録ヘッドの前記第1の高さから所定高さだけ高い位置となるように前記昇降機構を制御して前記第2の高さを微調整するものであってよい。
これにより、経時変化しない微調整された第1の高さを基準として、ここから所定高さだけ高い位置を第2の高さに決めることになるので、微調整されていない第2の高さが昇降機構の機械的・構造的原因によって経時変化したとしても、第2の高さの微調整を行うことで常に第2の高さを初期の高さに維持することができる。そのため、良好な印字品質を持続させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<インクジェットプリンタの概略構成>
図1に、本発明の一実施形態に係る画像記録装置であるインクジェットプリンタ1を示す。図1に示すインクジェットプリンタ1は、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。インクジェットプリンタ1には、図1中左方に給紙機構11、図1中右方に排紙部12が設けられている。
インクジェットプリンタ1の内部には、給紙機構11から排紙部12に向かって記録媒体である用紙が搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙機構11には、ピックアップローラ22が設けられている。ピックアップローラ22は、ピックアップモータ132(図6参照)の駆動により回転すると、用紙トレイ21内の最も上方にある用紙を繰り出し、図1中左方から右方に送る。用紙搬送経路の中間部には、用紙搬送機構が配置されている。用紙搬送機構は、二つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8とを有している。
搬送ベルト8の外周面8aにはシリコーン処理が施され粘着性を有している。給紙機構11のすぐ下流側には、搬送ベルト8と対向する位置に押さえローラ5が配置されており、給紙機構11から送り出された用紙を搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付けている。これにより、外周面8aに押さえ付けられた用紙は、外周面8aの粘着力により保持されながら、搬送方向Bに沿って搬送される。このとき、用紙搬送方向下流側のベルトローラ6は、搬送モータ133(図6参照)から駆動力が与えられ、図1中時計回り(矢印A方向)に回転している。
用紙搬送経路に沿って搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離プレート13が設けられている。剥離プレート13は、搬送ベルト8の外周面8aに保持されている用紙を外周面8aから剥離して、右方の排紙部12へ向けて送るように構成されている。
搬送ベルト8によって囲まれた領域内には、ほぼ直方体形状のプラテン9が配置されている。このプラテン9は、インクジェットヘッド2と対向する位置、つまり上側にある搬送ベルト8の下面と接触しており、搬送ベルト8の内周側からこれを支持している。図1に示すように、プラテン9によって搬送ベルト8の上面とインクジェットヘッド2の下面との間に、所定の間隙が形成される。
ローラ6の右斜め下の位置には、搬送ベルト8の外周面8aと常に接触する吸収体151が配置されている。吸収体151は、図1中紙面垂直方向に長手方向を有する直方体形状をしており、その長さが搬送ベルト8の幅とほぼ同じ長さとなっている。吸収体151は、開閉バルブを介してタンク(共に図示せず)に接続されており、後述する制御部101からの指令によって、開閉バルブが「開状態」にされると、タンクの洗浄液が吸収体151に供給される。一方、制御部101からの指令によって開閉バルブが「閉状態」にされると、吸収体151への洗浄液の供給が遮断される。このようにして、吸収体151は、洗浄液を吸収し、搬送ベルト8の外周面8aに塗布する。
吸収体151よりも搬送ベルト8の走行方向下流側(ベルトローラ6よりも下流側であって、且つ、4つのインクジェットヘッド2のすぐ上流側にあるベルトローラ7よりも上流側)であって、ベルトローラ6の左斜め下の位置には、先端が搬送ベルト8の外周面8aと常に接触するようにブレード152が配置されている。ブレード152は、その先端で搬送ベルト8の外周面8aに付着した洗浄液やインクなどを掻き取り、その掻き取った洗浄液などをブレード152の下方に設けられた廃棄部153に廃棄する。このように、吸収体151、ブレード152及び廃棄部153とで搬送ベルト8の外周面8aをクリーニングするクリーニング装置154を構成している。
図2は、インクジェットプリンタ1の部分的な平面図である。図3は、図2に描かれたIII−III線に沿った断面図である。4つのインクジェットヘッド2は、図2に示すように、それぞれ主走査方向(副走査方向に直交する方向であって、図1の紙面に直交している)に延在し、副走査方向(搬送方向Bに沿った方向)に並設されている。つまり、インクジェットプリンタ1はライン式プリンタである。インクジェットヘッド2は、図1及び図3に示すように、その下端にヘッド本体3を有する。ヘッド本体3は、圧力室を含む個別インク流路が複数形成された流路ユニットと、圧力室内のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされたものであり、主走査方向に細長な直方体形状を有する。ヘッド本体3の底面、即ち吐出面3aには、ノズルの一端である微小径の吐出口3b(図4参照)が多数並べて形成されている。
ヘッド本体3の上面には、図1及び図3に示すように、インクを一時的に貯溜するリザーバユニット10が固定されている。リザーバユニット10は、ヘッド本体3より長く、ヘッド本体3の長手方向両側から突出している。リザーバユニット10は、当該突出した部分において、矩形の開口を有するフレーム4に、吐出面3aが当該開口から下方に露出するように固定されている。より詳細には、フレーム4の対向辺からは、リザーバユニット10を下側から支持する一対のフランジ4aが開口の内側に向かって突出している。フランジ4aとリザーバユニット10の長手方向両端とは、ネジ50で固定されている。吐出面3aは、フレーム4の底面とほぼ同じ高さである。
ヘッド本体3は、吐出面3aと搬送ベルト8のプラテン9によって支持された部分とが対向しつつ平行になり、且つ、吐出面3aと搬送ベルト8との間に僅かな隙間が形成されるように配置されている。当該隙間は、用紙搬送経路の一部を構成している。搬送ベルト8の外周面8a上に保持されつつ搬送されてきた用紙が4つのヘッド本体3のすぐ下方を順に通過する際に、用紙の上面すなわち印字面に向けて各色のインクが吐出されることで、用紙上に所望のカラー画像が形成される。
本実施の形態において、搬送方向に沿って最も下流にあるインクジェットヘッド2の下流側側面には、画像センサ201が取り付けられている。画像センサ201の詳細については後述する。
<昇降機構>
フレーム4は、図2及び図3に示すように、プリンタ1に設けられた一対の昇降機構51により、鉛直方向に移動可能に支持されている。一対の昇降機構51は、副走査方向に関して4つのインクジェットヘッド2を挟んで両側に配置されている。各昇降機構51は、フレーム4を鉛直方向に移動させる駆動源としてのヘッドモータ52と、ヘッドモータ52の軸に固定されたピニオンギヤ53と、ピニオンギヤ53と噛合するラックギヤ54と、ピニオンギヤ53との間にラックギヤ54を挟む位置に配置されたガイド56とを含む。後述するように、昇降機構51は、制御部101の制御に基づいて駆動される。
昇降機構51に含まれるヘッドモータ52は、インクジェットプリンタ1の一対の本体フレーム1aにそれぞれ固定されている。一対の本体フレーム1aは、副走査方向に関して対向するよう配置されている。ラックギヤ54は、鉛直方向に延在し、その下端がフレーム4の側面に固定されている。ラックギヤ54のピニオンギヤ53とは反対側の側面は、ガイド56と摺動可能に接している。ガイド56は、本体フレーム1aに固定されている。
2つのヘッドモータ52を同調させてピニオンギヤ53を正逆方向に回転させると、ラックギヤ54が上又は下方向に移動する。ラックギヤ54の移動に伴い、フレーム4が4つのインクジェットヘッド2と共に鉛直方向に昇降する。
フレーム4における副走査方向に沿った両辺には、一対のガイドユニット59が配設されている。各ガイドユニット59は、バー58、及び、バー58を挟む一対のガイド57を含む。一対のガイド57は、図3に示すように、鉛直方向に延在し、インクジェットプリンタ1の一対の本体フレーム1bにそれぞれ固定されている。一対の本体フレーム1bは、主走査方向に関して対向するよう配置されている。バー58は、ガイド57と同様に鉛直方向に延在し、フレーム4の上記辺における本体フレーム1bに対向する側面にそれぞれ固定されている。バー58は、一対のガイド57のそれぞれと摺動可能に接している。
ガイドユニット59は、昇降機構51によってフレーム4が鉛直方向に昇降したときに、インクジェットヘッド2の吐出面3aが搬送ベルト8のプラテン9によって支持された部分に対して傾くのを防いでいる。つまり、昇降機構51でフレーム4及びインクジェットヘッド2を鉛直方向に昇降させても、吐出面3aはプラテン9の上面と常に平行となる。その結果、印字時において、用紙に対するインクの着弾精度が向上する。
通常、フレーム4は、昇降機構51によって図3中矢印C方向に移動されて、用紙に印字を行うために4つのインクジェットヘッド2が用紙に対してインクを吐出する印字位置(図3に示す位置)に配置されている。そして、インクジェットヘッド2のメンテナンス時(インクジェットヘッド2からインクを強制的に吐出するパージのとき、吐出面3aに付着したインクを拭き取るとき、及び、吐出面3aをキャップで覆うとき)にだけ、フレーム4は、昇降機構51によって図3中矢印C方向に移動されて、4つのインクジェットヘッド2が印字位置よりも上方にあるヘッドメンテナンス位置に配置される。
<画像センサ>
ここで、図4を参照してインクジェットヘッド2と画像センサ201と用紙との位置関係について説明する。ヘッド本体3の吐出面3aには、4つのインクジェットヘッド2の底面図である図4に示すように、ノズルの一端である微小径の吐出口3bが複数形成されている。そして、吐出面3aには、複数の吐出口3bが主走査方向に等間隔に配列されてなる複数のノズル列(吐出口列)3cが形成されている。これら複数のノズル列3cは、互いに平行である。そして、1つのインクジェットヘッド2に形成されたすべての吐出口3bには、主走査方向に関して互いに同じ位置にあるものはなく、これらの吐出口3bは主走査方向に関して等間隔に配列されている。
画像センサ201は、副走査方向に沿って最も下流にあるインクジェットヘッド2の下流側側面に取り付けられている。したがって、画像センサ201は、昇降機構51を駆動することによって、フレーム4及び4つのインクジェットヘッド2に連動して4つのインクジェットヘッド2と一体となって移動可能となっている。画像センサ201は副走査方向に沿って最も下流にあるインクジェットヘッド2とフレーム4との間隙に対応するように配置されているので、画像センサ201の下面は、フレーム4に遮られることなく、搬送ベルト8の外周面8aと対向している。
画像センサ201は、主走査方向に関して、インクジェットヘッド2の印字可能範囲と同じ若しくはやや広い範囲の撮像範囲を有している。すなわち、画像センサ201は、ライン型センサである。これに対して、搬送経路を搬送されてくる用紙Pの幅(インクジェットヘッド2の主走査方向に沿った長さ)は、インクジェットヘッド2の印字可能範囲よりも幾分狭くなっている。したがって、用紙Pがその幅方向に若干シフトして搬送されたとしても、画像センサ201は、用紙Pをその全幅にわたって撮像することができる。後述するように、画像センサ201は、搬送ベルト8の外周面8a上(又は用紙上)に印字されたテスト画像を撮像するために用いられるものである。
図5は、インクジェットヘッド2の副走査方向に沿った、画像センサ201の模式的な断面図である。図5に示すように、画像センサ201は、例えばCCD、CMOSなどからなる撮像素子202と、下面である読み取り面201aと撮像素子202との間にあって撮像素子202上に被撮像物(本実施の形態では、搬送ベルト8の外周面8aに記録された画像)の光学像を結像させるための結像光学系203と、被撮像物に照射される光の光源であるLED(発光ダイオード)204と、LED204から出射された光が読み取り面201aから被撮像物に向けて出射されるように光を導くライトガイド205とを有している。撮像素子202、結像光学系203、LED204及びライトガイド205は、いずれも主走査方向に長く形成されている。
<メンテナンスユニットの構成>
図2及び図3に戻って、インクジェットヘッド2に対してメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット70について説明する。これら図面に示すように、メンテナンスユニット70がインクジェットヘッド2の左側に配置されている。メンテナンスユニット70は、水平移動可能な2つのトレイ71、75を有している。このうち、トレイ71は、上方に開口したほぼ方形の箱形状を有し、トレイ75を内包している。トレイ71とトレイ75とは、後述の凹部74bと凸部83aとが係合すること、及び、その係合が解除されることで、両者が連結した状態と両者の連結が解除された状態とを切り換え可能になっている。
メンテナンスユニット70が右方に水平移動する際には、予めフレーム4が上方(図3中矢印C方向)のヘッドメンテナンス位置まで移動し、4つの吐出面3aと搬送ベルト8との間にメンテナンスユニット70用のスペースが確保される。この後、メンテナンスユニット70が、図3中矢印D方向に水平移動することになる。トレイ71は、インクジェットヘッド2から遠い方の側面が開放されており、凹部74bと凸部83aとの係合が解かれているとき(例えばパージ動作時)、内包するトレイ75を残して、トレイ71のみが右方に水平移動する。
メンテナンスユニット70のすぐ下方には、廃インク受けトレイ77が配置されている。この廃インク受けトレイ77は、平面視でトレイ71を内包するサイズを有し、トレイ71が図2において右端まで移動したときでも、トレイ71のインクジェットヘッド2と反対側の辺縁部が重なる形状を有している。廃インク受けトレイ77のインクジェットヘッド2に近い方の端部には、インク排出孔77aが形成されている。インク排出孔77aは、廃インク受けトレイ77上に流れ込んだインクを図示しない廃インク溜めに流通させる。
トレイ71内には、インクジェットヘッド2に近い側から順に、ワイパー72及びトレイ75が配置されている。トレイ75内には、各インクジェットヘッド2に対応して、矩形平面形状を有した4つのキャップ76が並べて設けられている。各キャップ76は、その長手方向をインクジェットヘッド2の長手方向に平行とされ、副走査方向にインクジェットヘッド2と同じピッチで配置されている。
キャップ76は、吐出面3aとほぼ同サイズの長方形平面形状を有する板状部材76bと、板状部材76bの周縁部から上方に突出した環状突起76aとからなる。環状突起76aは、ゴムなどの弾性材料から形成されており、吐出面3aの周縁部と対向するサイズと形状を有している。キャップ76は、環状突起76aと吐出面3aの周縁部とが当接したときに、密閉空間を形成する。このようにキャップ76は、吐出面3aを覆うことが可能となっている。また、各キャップ76は、2つのバネ(図示せず)によってトレイ75の底面に支持されつつ上方に付勢されている。
トレイ71には、ワイパー72の他、取り付け部材78が配置された保持部材74が固定されている。保持部材74は、平面形状がコ型形状となっている。保持部材74の副走査方向に沿う部分の上面には、副走査方向に沿って延在した溝74aが形成されている。そして、溝74a内に取り付け部材78及びワイパー72が配置されている。一方、保持部材74から主走査方向に延在した2つの部分の上面には、凹部74bがそれぞれ形成されている。
ワイパー72は、ゴムなどの弾性材料からなる。ワイパー72は、並列した4つのインクジェットヘッド2全体の幅よりも若干長く形成されており、その長手方向が副走査方向に沿うように取り付け部材78に固定されている。取り付け部材78は、ワイパー72と同方向に延在した直方体形状を有している。
トレイ71、75の左右各辺近傍には、凹部74b及び引っ掛け部材83がそれぞれ設けられている。引っ掛け部材83は、主走査方向に延在しており、その中央において回動可能となっている。引っ掛け部材83のインクジェットヘッド2に近い方の端部には、凸部83aが形成されている。引っ掛け部材83が図3中時計回りに回動すると、凸部83aが凹部74bに係合することになる。メンテナンスユニット70の上方には、当接部材84が2つの引っ掛け部材83にそれぞれ対応して配置されている。トレイ71とトレイ75とは、凹部74bと凸部83aとが係合しているか否かに応じて、トレイ71とトレイ75とが連結された状態と両者の連結が解除された状態とを切り換え可能になっている。
当接部材84は回動可能に支持され、図3中時計回りに回動すると、その一端が引っ掛け部材83の他方の端部83bと当接する。そして、これら当接部材84がさらに時計回りに回動すると、引っ掛け部材83が反時計回りに回動して、凸部83aと凹部74bとの係合が解除される。一方、当接部材84が反時計回りに回動して端部83bから離れると、引っ掛け部材83の自重のために凸部83aが凹部74bと係合する。
メンテナンスユニット70は、インクジェットヘッド2のメンテナンス非実行時には、図2及び図3に示すように、インクジェットヘッド2と対向しない「退避位置」にて静止している。そして、メンテナンス実行時には、メンテナンスユニット70がインクジェットヘッド2の吐出面3aに対向した「メンテナンス位置」へと退避位置から水平に移動する。このとき、フレーム4はヘッドメンテナンス位置に配置されているので、ワイパー72やキャップ76の先端が、吐出面3aに接触しない。
なお、メンテナンス実行時においてもパージ動作時には、トレイ75は残してトレイ71だけが退避位置からメンテナンス位置に移動して排出されたインクを受け取る。吐出面3aをキャップ76で覆うときには、トレイ71とトレイ75が凹部74bと凸部83aとの係合によって連結して、キャップ76と吐出面3aとが対向する位置にメンテナンスユニット70が移動する。
各トレイ71、75は、主走査方向に延びた一対のガイド軸96a、96bに摺動可能に支持されている。トレイ71には、2つの軸受け部材97a、97bが設けられている。軸受け部材97a、97bは、保持部材74の左右両側面から突出している。トレイ75には、2つの軸受け部材98a、98bが設けられている。軸受け部材98a、98bは、トレイ75の左右両側面から突出している。また、一対のガイド軸96a、96bは、それぞれの両端が本体フレーム1b、1dに固定されており、両フレーム1b、1d間に互いに平行に配置されている。
ここで、トレイ71、75をガイド軸96a、96bに沿って水平方向(矢印D方向)に移動させる水平移動機構91について説明する。水平移動機構91は、図2に示すように、トレイモータ92、モータプーリ93、アイドルプーリ94、タイミングベルト95、及び、ガイド軸96a、96b等を有する。
トレイモータ92は、副走査方向に平行に延びる本体フレーム1bの端部に形成された取り付け部1cに固定されている。モータプーリ93は、トレイモータ92に接続されており、トレイモータ92の駆動に伴って回転する。アイドルプーリ94は、図2中最も左側の本体フレーム1dに回転可能に支持されている。タイミングベルト95は、ガイド軸96aと平行に配設され、モータプーリ93とアイドルプーリ94との間に架け渡されるように巻回されている。また、タイミングベルト95は、保持部材74に設けられた軸受け部材97aに接続されている。
この構成において、トレイモータ92を駆動すると、モータプーリ93が正又は逆方向に回転するのに伴ってタイミングベルト95が走行する。タイミングベルト95の走行により、タイミングベルト95に軸受け部97aを介して接続されたトレイ71が、水平方向に沿って移動する。保持部材74の凹部74bと凸部83aとが係合しているときは、トレイ71内のワイパー72と、トレイ75内のキャップ76とが一緒に移動する。一方、凸部83aが凹部74bに係合していないときは、トレイ71内のワイパー72だけが移動する。
<制御系>
次に、インクジェットプリンタ1の制御系について、図6を参照して説明する。インクジェットプリンタ1は、プリンタの動作を制御する制御部101を有する。制御部101は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とを有している。これらは、モード記憶部111、ヘッド制御部112、搬送制御部113、メンテナンス制御部114、昇降制御部115、撮像制御部116、用紙厚み記憶部117、合焦判断部118、画像解析部119などとして機能する。
モード記憶部111は、インクジェットプリンタ1が後述する通常記録モード及び検査モードのいずれにあるかを記憶している。ここで、通常記録モードとは、ユーザの所望する画像を用紙に印字するモードであり、検査モードとはテスト画像を搬送ベルト8の外周面8aに印字するモードである。モード記憶部111の記憶内容は、ユーザの操作に基づいて、PC(パーソナルコンピュータ)100から受信した信号によって変更される。一変形例として、モード記憶部111の代わりに、出力する信号レベルがいずれのモードであるかに応じて異なるアナログ回路が設けられていてもよい。要は、いずれのモードであるかを指示する何らかのものが設けられていればよい。
ヘッド制御部112は、インクジェットプリンタ1が通常記録モードにあるときには、PC100から受信した印字データに基づいて、対応するインクジェットヘッド2からインクが吐出されるように、ヘッド駆動回路121を制御する。また、ヘッド制御部112は、インクジェットプリンタ1が検査モードにあるときには、テスト画像が搬送ベルト8の外周面8aに印字されるように、ヘッド駆動回路121を制御する。ここで、テスト画像に係る画像データは、PC100から受信したものであってもよいし、インクジェットプリンタ1のROMに格納されているものであってもよい。
搬送制御部113は、インクジェットプリンタ1が通常記録モードにあるときには、ピックアップモータ132の駆動によりピックアップローラ22が回転して用紙トレイ21内の最も上にある用紙が搬送ベルト8上に送り出されるようにモータドライバ122を制御すると共に、搬送モータ133の駆動によりベルトローラ6が回転して用紙が搬送ベルト8の外周面8a上に保持されつつ搬送されるようにモータドライバ123を制御する。さらに、搬送制御部113は、搬送ベルト8上の用紙が排紙部12に到達した後に搬送モータ133の駆動停止によりベルトローラ6の回転が停止するようにモータドライバ123を制御する。また、搬送制御部113は、インクジェットプリンタ1が検査モードにあるときには、用紙が搬送ベルト8の外周面8a上に保持されることなくベルトローラ6が回転するように、搬送モータ133を駆動するモータドライバ123を制御する。
メンテナンス制御部114は、メンテナンスユニット70を制御する。具体的には、メンテナンス制御部114は、ヘッド2へのインク初期導入時及びパージ時に、トレイモータ92の駆動によりトレイ71が待機位置からメンテナンス位置へと水平移動するように、パージ終了後、トレイモータ92の駆動によりトレイ71がメンテナンス位置から待機位置へと水平移動するように、キャッピング時、トレイモータ92の駆動によりトレイ71、75が待機位置からキャップ位置へと水平移動するように、PC100から印字データを受信したとき、トレイモータ92の駆動によりトレイ71、75がキャップ位置から待機位置へと水平移動するように、モータドライバ127を制御する。さらに、メンテナンス制御部114は、ヘッド2へのインク初期導入時及びパージ時に、ポンプによりインクカートリッジ内のインクがヘッド本体3に強制的に送られるように、ポンプドライバ(共に図示せず)を制御する。
昇降制御部115は、昇降機構51を制御することによって、フレーム4及び4つのインクジェットヘッド2の高さを調整する。具体的には、昇降制御部115は、図2に示すヘッドモータ52を駆動するモータドライバ125(昇降機構51の一部である)を制御する。昇降制御部115は、インクジェットプリンタ1が通常記録モードにあり且つヘッド2へのインク初期導入時及びヘッド2のメンテナンス時には、フレーム4がヘッドメンテナンス位置に位置するように、インクジェットプリンタ1が通常記録モードにあり且つ印字時には、フレーム4が印字位置に位置するように、モータドライバ125を制御する。さらに、昇降制御部115は、インクジェットプリンタ1が検査モードにあるときに、印字位置よりもさらに低い検査位置にフレーム4が位置するように、モータドライバ125を制御する。
図7(a)は、フレーム4が検査位置にあるときの、最も下流にあるインクジェットヘッド2及び画像センサ201を示す模式的側面図である。このとき、搬送ベルト8の外周面8aからインクジェットヘッド2の吐出面3aまでの距離H1(以下の説明においてインクジェットヘッド2の「第1の高さ」と称することがある)は、搬送ベルト8の外周面8aに印字されたテスト画像の光学像が画像センサ201の結像光学系203によって撮像素子202上に結像されるように、つまり画像センサ201が搬送ベルト8の外周面8aを撮像したときに得られる画像データが合焦画像を示すように予め決められている。
図7(b)は、フレーム4が印字位置にあるときの、最も下流にあるインクジェットヘッド2及び画像センサ201を示す模式的側面図である。搬送ベルト8の外周面8aからインクジェットヘッド2の吐出面3aまでの距離H2(以下の説明においてインクジェットヘッド2の「第2の高さ」と称することがある)は、距離H1よりも大きい。そして、搬送ベルト8の外周面8aに印字されたテスト画像の光学像は、画像センサ201の結像光学系203によって撮像素子202上に結像されない。つまり、結像光学系203の焦点距離は、距離H2+距離H3(吐出面3aから読み取り面201aまでの距離)よりも短く、距離H2+距離H3は結像光学系203の焦点深度の範囲を外れている。
さらに、昇降制御部115は、第1の高さ及び第2の高さの微調整を行う。その詳細については後述する。
撮像制御部116は、インクジェットヘッド2が第1の高さに位置するときに搬送ベルト8の外周面8aに印字されたテスト画像を撮像するように、画像センサ201を制御する。この撮像によって得られた画像データは、画像解析部120によって解析される。また、搬送ベルト8の外周面8aに記録されたテスト画像は、速やかにクリーニング装置154によって除去される。
用紙厚み記憶部117は、搬送ベルト8によって搬送される用紙の厚みを記憶している。一変形例として、用紙厚み記憶部117の代わりに、出力する信号レベルが用紙の厚みに応じて異なるアナログ回路が設けられていてもよい。要は、用紙の厚みを指示する何らかのものが設けられていればよい。昇降制御部115は、通常記録モードであることをモード記憶部111が記憶しているときに、用紙厚み記憶部117に記憶された用紙の厚みに基づいて、吐出面3aと用紙とのクリアランスが所定値となるように昇降機構51を制御して第2の高さを微調整する。そのため、封筒や厚紙などの通常よりも厚い用紙を用いるときには、印刷時にヘッド2が上昇するので、用紙のジャムが起こりにくくなる。
合焦判断部118は、画像センサ201によって得られた画像データが非合焦画像を示しているか否かを判断する。昇降制御部115は、画像センサ201によって得られた画像データが非合焦画像を示していると合焦判断部118が判断したときに、昇降機構51を制御してインクジェットヘッド2の第1の高さを微調整する。また、撮像制御部116は、昇降制御部115がインクジェットヘッド2の第1の高さを微調整した後に、搬送ベルト8の外周面8aに記録されたテスト画像を再度撮像するように、画像センサ201を制御する。さらに、このとき、昇降制御部115は、通常記録モードであることをモード記憶部111が記憶しているときに、微調整されたインクジェットヘッド2の第1の高さから所定高さだけ高い位置となるように昇降機構51を制御して第2の高さを微調整する。
画像解析部119は、画像センサ201が搬送ベルト8の外周面8aに印字されたテスト画像を撮像することによって得られた画像データを解析する。画像解析部119は、その解析の結果に基づいて、4つのインクジェットヘッド2に係る複数の吐出口3bについて、インクの不吐出、吐出量変動又は吐出方向ズレといった吐出不良が生じているかどうかを判断する。そして、吐出不良が生じている場合には、ヘッドのメンテナンス(ここではパージ及びワイパー72による吐出面3aの払拭)が必要であると決定する。
<プリンタの動作>
次に、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1の動作について、図8に示すフローチャートに即して説明する。動作を開始したインクジェットプリンタ1の制御部101は、まず、ステップS1において、モード記憶部111に記憶されたモードが通常記録モード及び検査モードのいずれにあるかを判断する。そして、検査モードであれば(S1:YES)、ステップS2に進む。ステップS2では、フレーム4が検査位置にある、つまりインクジェットヘッド2が第1の高さにあることを図示しないセンサによって確認し、もしインクジェットヘッド2が第1の高さにない場合には、昇降制御部115で昇降機構51を制御して、インクジェットヘッド2を第1の高さに移動させる。
ステップS3では、搬送制御部113が、搬送モータ133を駆動するモータドライバ123を制御することによって、用紙が搬送ベルト8の外周面8a上に保持されることのないベルトローラ6の回転を開始させる。さらに、ヘッド制御部112が、テスト画像が搬送ベルト8の外周面8aに印字されるように、ヘッド駆動回路121を制御する。このとき、吐出面3aと搬送ベルト8との距離が通常記録モード時よりも短いため、インク着弾精度が高い。したがって、吐出口3bからのインク不吐出などの吐出不良を高精度に検出することができる。しかも、吐出面3aと搬送ベルト8との距離が通常記録モード時よりも短いために、インクミストが飛散することに起因して画像センサ201の読み取り面201aが汚れることが少なくなる。
ステップS4では、撮像制御部116が、搬送ベルト8の外周面8aに印字されたテスト画像を撮像するように、画像センサ201を制御する。搬送ベルト8の外周面8aに記録されたテスト画像は、クリーニング装置154によって速やかに除去される。
ステップS5では、ステップS4の撮像によって得られた画像データが非合焦画像を示しているか否かを合焦判断部118が判断する。本来、インクジェットヘッド2の第1の高さは、画像センサ201が搬送ベルト8の外周面8aを撮像して得られた画像データが合焦画像を示すように決められた高さであるので、ステップS4の撮像によって得られた画像データは合焦画像を示すはずである。しかしながら、昇降機構の機械的・構造的原因によって第1の高さが本来の位置から経時変化すると、ステップS4の撮像によって得られた画像データが非合焦画像を示すことがある。そこで、本実施の形態では、ステップS4の撮像によって得られた画像データが非合焦画像を示しているか否かを合焦判断部118が判断する。ここで、非合焦画像を示しているか否かは、搬送ベルト8の外周面8aに印字された合焦用チャート(例えば黒領域と白領域(それぞれ画像センサ201の画素ピット(解像度)と等しいドット幅を有する)とが交互に並べられた画像)を撮像し、その結果得られる空間周波数が合焦用チャートの形状に依存した最高周波数に近い所定しきい値以上となっているかどうかに基づいて判断される。
ステップS4の撮像によって得られた画像データが非合焦画像を示している場合(S5:NO)、ステップS6に進む。ステップS4の撮像によって得られた画像データが合焦画像を示している場合(S5:YES)、ステップS8に進む。ステップS6において、昇降制御部115は、昇降機構51を制御してインクジェットヘッド2の第1の高さを微調整する。そして、ステップS7において、撮像制御部116は、搬送ベルト8の外周面8aに記録されたテスト画像を再度撮像するように、画像センサ201を制御する。本実施の形態では、第1の高さの微調整を行うことで常に画像データが合焦画像を示すように第1の高さを初期の高さに維持することができる。そのため、結像光学系203の焦点深度が浅い場合であっても、インクジェットヘッド2の高さ精度を極度に高くする必要がなくなる。そして、ステップS7の終了後に、ステップS5に戻る。このように、第1の高さが昇降機構51の機械的・構造的原因によって経時変化したとしても、画像センサ201によって得られた画像データが合焦画像を示すまで第1の高さの微調整を繰り返して行うことで、常に画像データが合焦画像を示すように第1の高さを初期の高さに維持することができる。したがって、結像光学系203の焦点深度が浅い場合であっても、ヘッド2の高さ精度を極度に高くする必要がなくなる。
ステップS8では、画像解析部119が、ステップS4又はステップS7で得られた画像データを解析する。画像解析部119は、その解析の結果に基づいて、4つのインクジェットヘッド2に係る複数の吐出口3bのいずれかについて、吐出不良が生じているかどうかを判断する。そして、吐出不良が生じている場合、ステップS9において、ヘッド2のメンテナンスが必要であると決定する(S9:YES)。このとき、吐出不良が生じているのが1つのインクジェットヘッド2だけであれば、当該ヘッド2だけにメンテナンスが必要であると決定してもよい。そして、ステップS10に進んで、メンテナンスユニット70によるヘッド2のメンテナンスを実行する。そして、メンテナンス終了後には、ステップS1に戻る。
ここで、ステップS10において行われるヘッド2のメンテナンスについて、図9(a)及び図9(b)を参照しつつ以下に説明する。図9(a)は、フレーム4が印字位置からヘッドメンテナンス位置に移動し、メンテナンスユニット70のトレイ71がメンテナンス位置に移動したときの側面図である。図9(b)は、ワイパー72により吐出面3aに付着したインクを払拭しているときの側面図である。
吐出不良などに陥っていたインクジェットヘッド2を回復させるパージ動作を行う場合は、昇降機構51によりフレーム4をヘッドメンテナンス位置に移動させる。このとき、2つの駆動モータ52を同調させて駆動し、各ピニオンギヤ53を正方向(図3中時計回り方向)に回転させる。すると、ラックギヤ54がピニオンギヤ53の回転に伴って上方に移動する。ラックギヤ54に固定されたフレーム4は、4つのインクジェットヘッド2とともに上方に移動する。そして、フレーム4がヘッドメンテナンス位置に到達したときに駆動モータ52の回転を停止する。
こうして、吐出面3aと搬送ベルト8との間にメンテナンスユニット70が配置可能なスペースが形成される。このようにフレーム4がヘッドメンテナンス位置にあるとき、インクジェットヘッド2の吐出面3a及びフレーム4の底面は、メンテナンスユニット70がメンテナンス位置に移動してきたときに、ワイパー72及び環状突起76aの先端と接触しない位置となっている。
次に、当接部材84を引っ掛け部材83の端部83bに当接させて凸部83aを凹部74bから離隔させ、凹部74bと凸部83aとの係合を解除する。すわなち、トレイ71とトレイ75との連結が解除された状態となる。そして、この状態で、トレイ71をメンテナンス位置に移動させるように、水平移動機構91のトレイモータ92を駆動してタイミングベルト95を走行させる。そして、トレイ71が、図9(a)に示すように、メンテナンス位置に到達したときにモータ92の駆動を停止する。
続いて、インクタンク内のインクをインクジェットヘッド2へ強制的に送るポンプ(ともに図示せず)を駆動し、インクジェットヘッド2のノズル3bからトレイ71内にインクを吐出するパージ動作を行う。このパージ動作によって、吐出不良に陥っていたノズル3bの詰まりやノズル3b内のインクの増粘が解消される。トレイ71内に吐出されたインクはトレイ71の底面に沿って図9(a)中左側に移動し、廃インク受けトレイ77に流れ込む。そして、廃インク受けトレイ77のインク排出孔77aからパージされたインクが排出される。しかし、一部のインクは、インク滴となって吐出面3aに残留する。
しかる後、昇降機構51によってインクジェットヘッド2を下方に移動させる。このとき、インクジェットヘッド2の高さは、トレイ71が左側(すなわち、退避位置)に移動するときにワイパー72の先端が吐出面3a及びフレーム4の下面と当接可能な高さとされる。そして、図9(b)に示すように、水平移動機構91によってトレイ71を左側に移動させる(すなわち、トレイ71をメンテナンス位置から退避位置に移動させる)。
この動作により、ワイパー72が図9中右から左へ向かう払拭方向(第1の方向)に移動し、ワイパー72による吐出面3aの払拭動作が行われる。このとき、ワイパー72は、その上端がフレーム4の下面より上側にあるので、フレーム4の下面及び吐出面3aと撓みながら接触し、パージによって吐出面3aに付着したインクを拭き取る。以上説明した一連のメンテナンス動作を実行することによって、吐出不良を正常な状態に回復させることができる。その後、ステップS1に戻る。
図8に戻って、ステップS1において通常記録モードであれば(S1:NO)、ステップS11に進む。ステップS11では、フレーム4が通常記録位置にある、つまりインクジェットヘッド2が第2の高さにあることを図示しないセンサによって確認し、もしインクジェットヘッド2が第2の高さにない場合には、昇降制御部115で昇降機構51を制御して、インクジェットヘッド2を第2の高さに移動させる。このとき、画像センサ201の読み取り面201aがヘッド2の吐出面3aよりも上方にあるので、さらに、ステップS11では、用紙厚み記憶部117に記憶された用紙の厚みに基づいて、インクミストによって読み取り面201aが汚れることがほとんどない。また、用紙に付着した未乾燥のインクが読み取り面201aに付着することもほとんどなくなる。
さらに、ステップS11では、吐出面3aと用紙とのクリアランスが所定値となるように昇降制御部115が用紙の厚みに応じて昇降機構51を制御して第2の高さを微調整する。加えて、昇降制御部115は、もしもこの時点でステップS6が実行済みであれば、ステップS6において微調整されたインクジェットヘッド2の第1の高さから所定高さだけ高い位置となるように昇降機構51を制御して第2の高さを微調整する。これにより、経時変化していない微調整された第1の高さを基準として、ここから所定高さだけ高い位置を第2の高さに決めることになるので、微調整されていない第2の高さが昇降機構51の機械的・構造的原因によって経時変化したとしても、第2の高さの微調整を行うことで常に第2の高さを初期の高さに維持することができる。そのため、良好な印字品質を持続させることができる。
ステップS12では、PC100から印字命令を受信するのを待機する。そして、印字命令を受信すると、ステップS13においてヘッド制御部112及び搬送制御部113の制御に基づいて用紙に印字を施す。そして、印字終了後には、ステップS1に戻る。
以上説明した本実施の形態によると、画像センサ201がインクジェットヘッド2よりも搬送ベルト8の外周面8aから離隔した状態でインクジェットヘッド2と画像センサ201とが一体となって昇降するので、画像センサ201の読み取り面201aが汚れにくくなる。検査モード時にテスト印字するときには、吐出面3aと搬送ベルト8との距離が通常記録モード時よりも短いため、インク着弾精度が高くなり、しかも、インクミストが飛散することによって画像センサ201の読み取り面201aが汚れることがほとんどない。また、インク着弾精度が高くことによって、吐出口3bからのインク不吐出などの吐出不良を高精度に検出することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更を上述の実施の形態に施すことが可能である。例えば、搬送ベルト8の外周面8a上に載置された記録媒体にテスト画像を印字してもよい。その場合、インクジェットヘッド2の第1の高さは、搬送ベルト8の外周面8a上に載置された記録媒体に印字されたテスト画像の光学像が画像センサ201の結像光学系203によって撮像素子202上に結像されるように、つまり画像センサ201が搬送ベルト8の外周面8aを撮像したときに得られる画像データが合焦画像を示すように予め決められる。
また、画像センサ201が搬送ベルト8による用紙の搬送方向に沿って4つのインクジェットヘッド2よりも上流にあってもよい。その場合、画像が印字された用紙を搬送ベルトに貼り付けたまま搬送ベルトを一周させるか、搬送ベルトを逆回転させてから画像センサ201で撮像を行えばよい。画像センサ201の取付位置は、インクジェットヘッド2の側面に限られるものではなく、フレーム4の側面であってもよく、インクジェットヘッド2に連動してこれと一体となって移動可能であればその他の部材に取り付けられてもよい。また、上述した各微調整機能が設けられていなくてもよい。
本発明の一実施形態に係る画像記録装置であるインクジェットプリンタの側面図である。 図1に描かれたインクジェットプリンタの部分的な平面図である。 図2に描かれたIII−III線に沿った断面図である。 図1に描かれたインクジェットプリンタに含まれる4つのインクジェットヘッドの底面図である 図1に描かれたインクジェットプリンタに含まれる画像センサの模式的な断面図である。 図1に描かれたインクジェットプリンタのブロック図である。 インクジェットヘッド及び画像センサの模式的側面図である。 図1に描かれたインクジェットプリンタの動作を示すフローチャートである。 図1に描かれたインクジェットプリンタにおけるメンテナンス動作について説明するための側面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(画像記録装置)
2 インクジェットヘッド(記録ヘッド)
3 ヘッド本体
3a 吐出面
3b 吐出口
4 フレーム
8 搬送ベルト
8a 外周面
51 昇降機構
111 モード記憶部(モード指示手段)
112 ヘッド制御部(ヘッド制御手段)
113 搬送制御部
114 メンテナンス制御部
115 昇降制御部(昇降制御手段)
116 撮像制御部(撮像制御手段)
117 用紙厚み記憶部(用紙厚み指示手段)
118 合焦判断部(合焦判断手段)
119 画像解析部
201 画像センサ
201a 読み取り面
202 撮像素子
203 結像光学系
204 LED
205 ライトガイド

Claims (4)

  1. 記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    液体を吐出する吐出口が形成され且つ前記搬送ベルトの表面に対向した吐出面を有する記録ヘッドと、
    撮像素子と、前記撮像素子上に被撮像物の光学像を結像させるための結像光学系と、前記搬送ベルトの前記表面に対向し且つ前記吐出面よりも前記表面から離隔した読み取り面とを有しており、前記記録ヘッドに連動して前記記録ヘッドと一体となって移動可能である画像センサと、
    前記記録ヘッドを、前記吐出面が前記表面から離隔し且つ前記表面の光学像又は前記搬送ベルト上の記録媒体の光学像が前記結像光学系によって前記撮像素子上に結像される第1の高さ、及び、前記第1の高さにあるときよりも前記吐出面が前記表面から離隔した第2の高さを含む複数の高さのいずれかに選択的に位置させることが可能な昇降機構と、
    前記搬送ベルト上に搬送されている記録媒体に所望の画像を記録する通常記録モード、及び、前記記録ヘッドを検査するための検査モードのいずれかを指示するモード指示手段と、
    前記モード指示手段が前記通常記録モードを指示しているときに、前記記録ヘッドが前記第2の高さに位置するように前記昇降機構を制御し、前記モード指示手段が前記検査モードを指示しているときに、前記記録ヘッドが前記第1の高さに位置するように前記昇降機構を制御する昇降制御手段と、
    液体を吐出するように前記記録ヘッドを制御するヘッド制御手段と、
    前記記録ヘッドが前記第1の高さに位置するときに前記搬送ベルト又は前記搬送ベルト上の記録媒体に記録された画像を撮像するように、前記画像センサを制御する撮像制御手段とを備えていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記搬送ベルトによって搬送される記録媒体の厚みを指示する媒体厚み指示手段をさらに備えており、
    前記昇降制御手段は、前記モード指示手段が前記通常記録モードを指示しているときに、前記媒体厚み指示手段が指示する記録媒体の厚みに基づいて、前記吐出面と記録媒体とのクリアランスが所定値となるように前記昇降機構を制御して前記第2の高さを微調整することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記画像センサによって得られた画像データが非合焦画像を示しているか否かを判断する合焦判断手段をさらに備えており、
    前記昇降制御手段は、前記画像センサによって得られた画像データが非合焦画像を示していると前記合焦判断手段が判断したときに、前記昇降機構を制御して前記記録ヘッドの前記第1の高さを微調整し、
    前記撮像制御手段は、前記昇降制御手段が前記記録ヘッドの前記第1の高さを微調整した後に、前記搬送ベルト又は前記搬送ベルト上の記録媒体に記録された画像を再度撮像するように、前記画像センサを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 前記昇降制御手段は、前記モード指示手段が前記通常記録モードを指示しているときに、微調整された前記記録ヘッドの前記第1の高さから所定高さだけ高い位置となるように前記昇降機構を制御して前記第2の高さを微調整することを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
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