JP5115212B2 - 印字システム - Google Patents

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Description

本発明は、印字システムに関し、特に印字ヘッドの回復処理を行うことが可能な印字システムに関する。
近年、記録媒体の幅以上の印字範囲を有するラインヘッドを用いたインクジェットプリンタの開発が進められている。かかるラインプリンタでは、記録媒体の搬送方向に沿った極細い領域の印字を1つのノズルだけが担うことになる。したがって、不吐出、吐出量変動又は吐出方向ズレを起こした吐出不良のノズル数がたとえ少数であるとしても、記録媒体に白抜けライン又はムラが形成されるので、画像品質が大きく劣化してしまう。
そこで、特許文献1に開示されたインクジェット記録装置では、ラインタイプの印字ヘッドの搬送方向に沿った下流側に隣接した位置に、記録紙に印字された画像を読み取るライン型画像センサを設けている。そして、テスト印字または実技プリントによって印字された画像をライン型画像センサが読み取ることで得られた画像データに基づいて印字ヘッドの吐出不良ノズルの検出が行われ、吐出不良ノズルが検出されると所定の回復動作を行うようにしている。これによって、吐出不良ノズルを的確に検出し、吐出不良ノズルを無くすことができる。
特開2006−205742号公報
特許文献1に記載されたインクジェット記録装置では、テスト印字や実技プリントによって画像が印字されると自動的に印字ヘッドの吐出不良ノズル検出が行われ、印字ヘッドの吐出不良ノズルを検出すると自動的に所定の回復動作が行われる。しかしながら、この構成では、例えば印字品質を問わない試し印字を行うことだけをユーザが希望する場合であっても、常に印字ヘッドの吐出不良ノズル検出動作が自動的に行われ、吐出不良ノズルが検出されれば自動的に所定の回復動作が行われる。このように、特許文献1の技術によると、ユーザが所望しない場合であっても吐出不良ノズル検出及び回復動作が行われることがあり、印字終了までの時間が必要以上に長くなったり、インクを無駄に消費することになる。
本発明の目的は、ユーザが希望しない吐出不良ノズル検出及び回復動作が行われることがない印字システムを提供することである。
本発明の印字システムは、記録媒体を搬送する搬送機構、前記搬送機構によって搬送されている記録媒体の表面に向けて液体を吐出する印字ヘッド、前記搬送機構によって搬送されている記録媒体の表面又は前記搬送機構において記録媒体が載置される搬送面を撮像可能である画像センサ、及び、前記印字ヘッドの回復処理を行う回復機構を含む印字装置と、前記印字ヘッドからの液体の吐出不良検出が自動的に行われることをユーザが希望するか否かを選択的に指示する自動検出指示データを、ユーザの操作に応じて書き換え可能に記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記自動検出指示データに基づいて、前記印字装置の動作履歴が第1の所定条件に適合したときに前記吐出不良検出を行うか否かを判断する第1の判断手段と、前記印字装置の動作履歴が前記第1の所定条件に適合するか否かを判断する第2の判断手段と、前記吐出不良検出を行わないと前記第1の判断手段が判断したときに、前記印字装置の動作履歴が前記第1の所定条件に適合している状態で前記吐出不良検出を行うことをユーザが希望するか否かをユーザに問い合わせる第1の照会手段と、前記第1の照会手段による問い合わせに対するユーザの応答に基づいて、前記吐出不良検出を行うか否かを判断する第3の判断手段と、前記吐出不良検出を行うと前記第1の判断手段が判断し且つ前記印字装置の動作履歴が前記第1の所定条件に適合したとき、及び、前記吐出不良検出を行うと前記第3の判断手段が判断したときに、前記印字ヘッドによって画像が記録された記録媒体の前記表面又は前記印字ヘッドによって画像が記録された前記搬送面を撮像するように前記画像センサを制御すると共に、前記画像センサが記録媒体の前記表面又は前記搬送面を撮像することによって得られた画像データに基づいて、前記印字ヘッドからの液体の吐出不良の有無を認識する検出制御手段と、前記吐出不良が生じている前記印字ヘッドの前記回復処理が自動的に行われることをユーザが希望するか否かを選択的に指示する自動回復指示データを、ユーザの操作に応じて書き換え可能に記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された前記自動回復指示データに基づいて、前記印字ヘッドからの液体の吐出不良が生じていることを前記検出制御手段が認識したときに前記回復処理を行うか否かを判断する第4の判断手段と、前記回復処理を行わないと前記第4の判断手段が判断したときに、前記回復処理を行うことをユーザが希望するか否かをユーザに問い合わせる第2の照会手段と、前記第2の照会手段による問い合わせに対するユーザの応答に基づいて、前記回復処理を行うか否かを判断する第5の判断手段と、前記回復処理を行うと前記第4の判断手段が判断したとき、及び、前記回復処理を行うと前記第5の判断手段が判断したときに、前記印字ヘッドの前記回復処理を行うように前記回復機構を制御する回復制御手段とを備えている。
本発明によると、印字ヘッドからの液体の吐出不良検出が自動的に行われるか否かをユーザが設定可能であること、吐出不良が生じている印字ヘッドの回復処理が自動的に行われるか否かをユーザが設定可能であること、及び、吐出不良が生じている印字ヘッドの回復処理が自動的に行われない場合に吐出不良が生じている印字ヘッドの回復処理を行うか否かをユーザが選択可能であることのために、ユーザの意思を反映した動作が期待できる。したがって、ユーザが希望しない吐出不良検出及び回復動作が行われることがなくなる。よって、例えば、印字ヘッドに吐出不良が生じていても問題にならない印刷物を印刷する場合などにおいて、回復処理を行わないようにすれば、印字終了までの時間を短縮すること、及び、液体の無駄な消費を抑えることが可能である。
また、記録装置の使用回数及び使用年数の増加によって画像センサが劣化している場合には、吐出不良ノズルの検出精度が低下する。その場合、印字ヘッドの吐出不良ノズルを検出すると自動的に所定の回復動作を行う構成においては、誤検出のために不要な回復動作が行われることがあり、液体を無駄に消費してしまうこととなる。これに対して、本発明によると、画像センサによる吐出不良ノズルの検出精度が低下しているとユーザが判断する場合には、ユーザが必要であると判断するときだけ印字ヘッドの回復処理が行われるようにすることができるので、印字終了までの時間を短縮すること、及び、液体の無駄な消費を抑えることが可能である。
本発明の印字システムは、前記回復処理を行わないと前記第4の判断手段が判断したときに、前記印字装置の動作履歴が第2の所定条件に適合するか否かを判断する第6の判断手段をさらに備えており、前記印字装置の動作履歴が前記第2の所定条件に適合すると前記第6の判断手段が判断したときに、前記第2の照会手段は、前記回復処理を行うことをユーザが希望するか否かをユーザに問い合わせず、前記回復制御手段は、前記印字ヘッドの前記回復処理を行うように前記回復機構を制御してもよい。これにより、ユーザが長期にわたって回復処理の実行を希望しない場合であっても強制的に回復処理が行われるので、印字ヘッドの吐出不良がさらに悪化し回復不可能になるのを未然に防ぐことが可能である。
前記第2の所定条件は、前回行った前記印字ヘッドの前記回復処理以降に前記回復処理を行わないと前記第5の判断手段が連続して判断した回数が所定回数以上となっていること、及び、前回行った前記印字ヘッドの前記回復処理以降に記録された記録媒体の枚数が第2の所定枚数以上となっていることのいずれかであってもよい。これにより、印字ヘッドの回復処理が長期にわたって行われないまま印字が継続されるという事態を防止することができる。したがって、印字品質の劣化を未然に防ぐことが可能である。
本発明の印字システムは、前記所定回数を示す回数データ及び前記第2の所定枚数を示す第2の枚数データのいずれかを、ユーザの操作に応じて書き換え可能に記憶する第3の記憶手段をさらに備えていてもよい。これにより、ユーザが所定回数又は第2の所定枚数を設定可能であるため、ユーザの意思をより緻密に反映した動作が期待できる。
前記第1の所定条件は、前回行った前記吐出不良検出以降に記録された記録媒体の枚数が第1の所定枚数以上となっていることであってもよい。これにより、印字ヘッドに吐出不良が生じていることをユーザが認識しないまま印字が継続されるという事態を防止することができる。したがって、印字品質の劣化を未然に防ぐことが可能である。
本発明の印字システムは、前記第1の所定枚数を示す第1の枚数データを、ユーザの操作に応じて書き換え可能に記憶する第4の記憶手段をさらに備えていてもよい。これにより、ユーザが第1の所定枚数を設定可能であるため、ユーザの意思をより緻密に反映した動作が期待できる。また、本発明の印字システムは、前記第1の判断手段が、前記印字装置の動作履歴が前記第1の所定条件に適合していると判断した場合にのみ、自動的に前記吐出不良検出を行うか否かを前記第1の記憶手段に記憶された前記自動検出指示データに基づいて判断してもよい。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<インクジェットプリンタの概略構成>
図1に示すように、本発明の一実施の形態による印字システム1は、制御部14を含むインクジェットプリンタ20と、パーソナルコンピュータ(PC)15とから構成されている。PC15は、ディスプレイ16と、ディスプレイ16に表示されるカーソルと連動するポインティングデバイスとしてのマウス17(図4参照)を有している。制御部14とPC15とは相互に接続されている。インクジェットプリンタ20は、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。インクジェットプリンタ20には、図1中左方に給紙機構11、図1中右方に排紙部12が設けられている。
インクジェットプリンタ20の内部には、給紙機構11から排紙部12に向かって記録媒体である用紙が搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙機構11には、ピックアップローラ22が設けられている。ピックアップローラ22は、ピックアップモータの駆動により回転すると、用紙トレイ21内の最も上方にある用紙を繰り出し、図1中左方から右方に送る。用紙搬送経路の中間部には、用紙搬送機構が配置されている。用紙搬送機構は、二つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8とを有している。
搬送ベルト8の外周面8aはシリコーン処理が施され粘着性を有している。給紙機構11のすぐ下流には、搬送ベルト8と対向する位置に押さえローラ5が配置されており、給紙機構11から送り出された用紙を搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付けている。これにより、外周面8aに押さえ付けられた用紙は、外周面8aの粘着力により保持されながら、搬送方向Bに沿って搬送される。このとき、用紙搬送方向下流側のベルトローラ6は、搬送モータから駆動力が与えられ、図1中時計回り(矢印A方向)に回転している。
用紙搬送経路に沿って搬送ベルト8のすぐ下流には、剥離プレート13が設けられている。剥離プレート13は、搬送ベルト8の外周面8aに保持されている用紙を外周面8aから剥離して、右方の排紙部12へ向けて送るように構成されている。
搬送ベルト8によって囲まれた領域内には、ほぼ直方体形状のプラテン9が配置されている。このプラテン9は、インクジェットヘッド2と対向する位置、つまり上側にある搬送ベルト8の下面と接触しており、搬送ベルト8の内周側からこれを支持している。図1に示すように、プラテン9によって搬送ベルト8の上面とインクジェットヘッド2の下面との間に、所定の間隙が形成される。
図2は、インクジェットプリンタ20の部分的な平面図である。図3は、図2に描かれたIII−III線に沿った断面図である。4つのインクジェットヘッド2は、図2に示すように、それぞれ主走査方向(副走査方向に直交する方向であって、図1の紙面に直交している)に延在し、副走査方向(搬送方向Bに沿った方向)に並設されている。つまり、インクジェットプリンタ20は、主走査方向に延びた吐出領域が形成されたライン式プリンタである。インクジェットヘッド2は、図1及び図3に示すように、その下端にヘッド本体3を有する。ヘッド本体3は、圧力室を含む個別インク流路が複数形成された流路ユニットと、圧力室内のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされたものであり、主走査方向に細長な直方体形状を有する。ヘッド本体3の底面、即ち吐出面3aには、ノズルの一端である微小径の吐出口が多数並べて形成されている。
ヘッド本体3の上面には、図1及び図3に示すように、インクを一時的に貯溜するリザーバユニット10が固定されている。リザーバユニット10は、ヘッド本体3より長く、ヘッド本体3の長手方向両側から突出している。リザーバユニット10は、当該突出した部分において、矩形の開口を有するフレーム4に、吐出面3aが当該開口から下方に露出するように固定されている。より詳細には、フレーム4の対向辺からは、リザーバユニット10を下側から支持する一対のフランジ4aが開口の内側に向かって突出している。フランジ4aとリザーバユニット10の長手方向両端とは、ネジ50で固定されている。吐出面3aは、フレーム4の底面とほぼ同じ高さである。
ヘッド本体3は、吐出面3aと搬送ベルト8のプラテン9によって支持された部分とが対向しつつ平行になり、且つ、吐出面3aと搬送ベルト8との間に僅かな隙間が形成されるように配置されている。当該隙間は、用紙搬送経路の一部を構成している。搬送ベルト8の外周面8a上に保持されつつ搬送されてきた用紙が4つのヘッド本体3のすぐ下方を順に通過する際に、用紙の上面すなわち印字面に向けて各色のインクが吐出されることで、用紙上に所望のカラー画像が形成される。
本実施の形態において、搬送方向に沿って最も下流にあるインクジェットヘッド2の下流側側面には、画像センサ201が取り付けられている。画像センサ201の詳細については後述する。
<昇降機構>
フレーム4は、図2及び図3に示すように、プリンタ20に設けられた一対の昇降機構51により、鉛直方向に移動可能に支持されている。一対の昇降機構51は、副走査方向に関して4つのインクジェットヘッド2を挟んで両側に配置されている。各昇降機構51は、フレーム4を鉛直方向に移動させる駆動源としてのヘッドモータ52と、ヘッドモータ52の軸に固定されたピニオンギヤ53と、ピニオンギヤ53と噛合するラックギヤ54と、ピニオンギヤ53との間にラックギヤ54を挟む位置に配置されたガイド56とを含む。
昇降機構51に含まれるヘッドモータ52は、インクジェットプリンタ20の一対の本体フレーム1aにそれぞれ固定されている。一対の本体フレーム1aは、副走査方向に関して対向するよう配置されている。ラックギヤ54は、鉛直方向に延在し、その下端がフレーム4の側面に固定されている。ラックギヤ54のピニオンギヤ53とは反対側の側面は、ガイド56と摺動可能に接している。ガイド56は、本体フレーム1aに固定されている。
2つのヘッドモータ52を同調させてピニオンギヤ53を正逆方向に回転させると、ラックギヤ54が上又は下方向に移動する。ラックギヤ54の移動に伴い、フレーム4が4つのインクジェットヘッド2と共に鉛直方向に昇降する。
フレーム4における副走査方向に延びる両辺には、一対のガイドユニット59が配設されている。各ガイドユニット59は、バー58、及び、バー58を挟む一対のガイド57を含む。一対のガイド57は、図3に示すように、鉛直方向に延在し、インクジェットプリンタ20の一対の本体フレーム1bにそれぞれ固定されている。一対の本体フレーム1bは、主走査方向に関して対向するよう配置されている。バー58は、ガイド57と同様に鉛直方向に延在し、フレーム4の本体フレーム1bに対向する側面にそれぞれ固定されている。バー58は、一対のガイド57のそれぞれと摺動可能に接している。
ガイドユニット59は、昇降機構51によってフレーム4が鉛直方向に昇降したときに、インクジェットヘッド2の吐出面3aが搬送ベルト8のプラテン9によって支持された部分に対して傾くのを防いでいる。つまり、昇降機構51でフレーム4及びインクジェットヘッド2を鉛直方向に昇降させても、吐出面3aはプラテン9の上面と常に平行となる。その結果、印字時において、用紙に対するインクの着弾精度が向上する。
通常、フレーム4は、昇降機構51によって移動されて、用紙に印字を行うために4つのインクジェットヘッド2が用紙に対してインクを吐出する印字位置(図3に示す位置)に配置されている。そして、インクジェットヘッド2のメンテナンス時(インクジェットヘッド2からインクを強制的に吐出するパージのとき、吐出面3aに付着したインクを拭き取るとき、及び、吐出面3aをキャップで覆うとき)にだけ、フレーム4は、昇降機構51によって図3中矢印C方向(鉛直方向上方)に移動されて、4つのインクジェットヘッド2が印字位置よりも上方にあるヘッドメンテナンス位置に配置される。
<画像センサ>
画像センサ201は、副走査方向に沿って最も下流にあるインクジェットヘッド2の下流側側面に取り付けられている。したがって、画像センサ201は、昇降機構51を駆動することによって、フレーム4及び4つのインクジェットヘッド2に連動して一体となって移動可能となっている。画像センサ201は副走査方向に沿って最も下流にあるインクジェットヘッド2とフレーム4との間隙に配置されているので、画像センサ201の下面は、フレーム4に遮られることなく、搬送ベルト8の外周面8aと対向している。また、画像センサ201は、印字位置において搬送ベルト8の表面あるいは画像が形成された用紙の表面に合焦する位置に固定されている。
本実施の形態において、画像センサ201は、主走査方向に延びた撮像範囲を有している。すなわち、画像センサ201は、ライン型センサである。画像センサ201の撮像範囲は、主走査方向に関して、インクジェットヘッド2の印字可能範囲と同じ範囲となっている。後述するように、画像センサ201は、印字位置において用紙上に印字された画像を撮像することによって、インクジェットヘッド2からのインクの吐出不良の有無を認識する(以下、吐出不良検出と称することがある)ために用いられるものである。
<メンテナンスユニットの構成>
図2及び図3に戻って、インクジェットヘッド2に対してメンテナンス処理つまり回復処理を行うためのメンテナンスユニット70について説明する。これら図面に示すように、メンテナンスユニット70がインクジェットヘッド2の左側(退避位置)に配置されている。メンテナンスユニット70は、水平移動可能な2つのトレイ71、75を有している。このうち、トレイ71は、上方に開口したほぼ方形の箱形状を有し、トレイ75を内包している。トレイ71とトレイ75とは、後述の凹部74bと凸部83aとが係合すること、及び、その係合が解除されることで、両者が連結した状態と両者の連結が解除された状態とを切り換え可能になっている。
メンテナンスユニット70が右方に水平移動する際には、予めフレーム4が上方(図3中矢印C方向)のヘッドメンテナンス位置まで移動し、4つの吐出面3aと搬送ベルト8との間にメンテナンスユニット70用のスペースが確保される。この後、メンテナンスユニット70が、図3中矢印D方向(主走査方向に沿った方向)に水平移動することになる。トレイ71は、インクジェットヘッド2から遠い方の側面が開放されており、凹部74bと凸部83aとの係合が解かれているとき(例えばパージ動作時)には、トレイ75を残して、トレイ71のみが右方に水平移動する。
メンテナンスユニット70の退避位置の真下に、廃インク受けトレイ77が配置されている。この廃インク受けトレイ77は、平面視でトレイ71を内包するサイズを有し、トレイ71が図2において右端まで移動したときでも、トレイ71のインクジェットヘッド2と反対側の辺縁部が重なる形状を有している。廃インク受けトレイ77のインクジェットヘッド2に近い方の端部には、インク排出孔77aが形成されている。インク排出孔77aは、トレイ71から廃インク受けトレイ77上に流れ込んだインクを図示しない廃インク溜めに流通させる。
トレイ71内には、インクジェットヘッド2に近い側から順に、ワイパー72及びトレイ75が配置されている。トレイ75内には、各インクジェットヘッド2に対応して、矩形平面形状を有した4つのキャップ76が並べて設けられている。各キャップ76は、その長手方向をインクジェットヘッド2の長手方向(主走査方向)に平行とされ、副走査方向にインクジェットヘッド2と同じピッチで配置されている。
キャップ76は、吐出面3aとほぼ同サイズの長方形平面形状を有する板状部材76bと、板状部材76bの周縁部から上方に突出した環状突起76aとからなる。環状突起76aは、ゴムなどの弾性材料から形成されており、吐出面3aの周縁部と対向するサイズと形状を有している。キャップ76は、環状突起76aと吐出面3aの周縁部とが当接したときに、密閉空間を形成する。このようにキャップ76は、吐出面3aを覆うことが可能となっている。また、各キャップ76は、2つのバネ(図示せず)によってトレイ75の底面に支持されつつ上方に付勢されている。
トレイ71には、ワイパー72の他、取り付け部材78が配置された保持部材74が固定されている。保持部材74は、平面形状がコ型形状となっている。保持部材74の副走査方向に沿う部分の上面には、副走査方向に沿って延在した溝74aが形成されている。そして、溝74a内に取り付け部材78及びワイパー72が配置されている。一方、保持部材74から主走査方向に延在した2つの部分の上面には、凹部74bがそれぞれ形成されている。
ワイパー72は、ゴムなどの弾性材料からなる。ワイパー72は、並列した4つのインクジェットヘッド2全体の幅よりも若干長く形成されており、その長手方向が副走査方向に沿うように取り付け部材78に固定されている。取り付け部材78は、ワイパー72と同方向に延在した直方体形状を有している。
トレイ71、75の左右各辺近傍には、凹部74b及び引っ掛け部材83がそれぞれ設けられている。引っ掛け部材83は、主走査方向に延在しており、その中央において回動可能となっている。引っ掛け部材83のインクジェットヘッド2に近い方の端部には、凸部83aが形成されている。引っ掛け部材83が図3中時計回りに回動すると、凸部83aが凹部74bに係合することになる。メンテナンスユニット70の上方には、当接部材84が2つの引っ掛け部材83にそれぞれ対応して配置されている。トレイ71とトレイ75とは、凹部74bと凸部83aとが係合しているか否かに応じて、トレイ71とトレイ75とが連結された状態と両者の連結が解除された状態とを切り換え可能になっている。
当接部材84は回動可能に支持され、図3中時計回りに回動すると、その一端が引っ掛け部材83の他方の端部83bと当接する。そして、これら当接部材84がさらに時計回りに回動すると、引っ掛け部材83が反時計回りに回動して、凸部83aと凹部74bとの係合が解除される。一方、当接部材84が反時計回りに回動して端部83bから離れると、引っ掛け部材83の自重のために凸部83aが凹部74bと係合する。
メンテナンスユニット70は、インクジェットヘッド2のメンテナンス非実行時には、図2及び図3に示すように、インクジェットヘッド2と対向しない「退避位置」にて静止している。そして、メンテナンス実行時には、メンテナンスユニット70がインクジェットヘッド2の吐出面3aに対向した「メンテナンス位置」へと退避位置から水平に移動する。このとき、フレーム4はヘッドメンテナンス位置に配置されているので、ワイパー72やキャップ76の先端が、吐出面3aに接触しない。
なお、メンテナンス実行時においてもパージ動作時には、トレイ75は残してトレイ71だけが退避位置からメンテナンス位置に移動して排出されたインクを受け取る。吐出面3aをキャップ76で覆うときには、トレイ71とトレイ75が凹部74bと凸部83aとの係合によって連結して、キャップ76と吐出面3aとが対向する位置にメンテナンスユニット70が移動する。
各トレイ71、75は、主走査方向に延びた一対のガイド軸96a、96bに摺動可能に支持されている。トレイ71には、2つの軸受け部材97a、97bが設けられている。軸受け部材97a、97bは、保持部材74の副走査方向両側面から突出している。トレイ75には、2つの軸受け部材98a、98bが設けられている。軸受け部材98a、98bは、トレイ75の副走査方向両側面から突出している。また、一対のガイド軸96a、96bは、それぞれの両端が本体フレーム1b、1dに固定されており、両フレーム1b、1d間に互いに平行に配置されている。
ここで、トレイ71、75をガイド軸96a、96bに沿って水平方向(矢印D方向)に移動させる水平移動機構91について説明する。水平移動機構91は、図2に示すように、トレイモータ92、モータプーリ93、アイドルプーリ94、タイミングベルト95、及び、ガイド軸96a、96b等を有する。
トレイモータ92は、副走査方向に平行に延びる本体フレーム1bの端部に形成された取り付け部1cに固定されている。モータプーリ93は、トレイモータ92に接続されており、トレイモータ92の駆動に伴って回転する。アイドルプーリ94は、図2中最も左側の本体フレーム1dに回転可能に支持されている。タイミングベルト95は、ガイド軸96aと平行に配設され、モータプーリ93とアイドルプーリ94との間に架け渡されるように巻回されている。また、タイミングベルト95は、保持部材74に設けられた軸受け部材97aに接続されている。
この構成において、トレイモータ92を駆動すると、モータプーリ93が正又は逆方向に回転するのに伴ってタイミングベルト95が走行する。タイミングベルト95の走行により、タイミングベルト95に軸受け部97aを介して接続されたトレイ71が、水平方向に沿って移動する。保持部材74の凹部74bと凸部83aとが係合しているときは、トレイ71内のワイパー72と、トレイ75内のキャップ76とが一緒に移動する。一方、凸部83aが凹部74bに係合していないときは、トレイ71内のワイパー72だけが移動する。
<制御系>
次に、印字システム1の制御系について、図4を参照して説明する。プリンタ20の制御部14は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とを有している。これらは、検出制御部32、回復制御部33、表示制御部34などとして機能する。制御部14には、操作ボタン18及びLED(発光ダイオード)19が接続されている。
検出制御部32は、所定条件を満たしたときに、インクジェットヘッド2によって用紙に印字されたテスト画像又は搬送ベルト8の搬送面8aに印字されたテスト画像を撮像するように画像センサ201を制御すると共に、画像センサ201が当該画像を撮像することによって得られた画像データに基づいて、インクジェットヘッド2からのインクの吐出不良の有無を認識する。検出制御部32に関する所定条件については後述する。
回復制御部33は、所定条件を満たしたときに、インクジェットヘッド2の回復処理を行うようにメンテナンスユニット70を制御する。回復制御部33に関する所定条件については後述する。
表示制御部34は、所定条件を満たしたときにLED19が点灯又は点滅するように、LED19を制御する。LED19を点灯させるための所定条件と、点滅させるための所定条件とは異なる。表示制御部34に関する所定条件については後述する。表示制御部34及びLED19は、第1、第2の照会手段を構成している。
LED19が点灯すると、ユーザは、操作ボタン18を押圧して、吐出不良検出処理を希望するか否かの指令を印字システム1に与えることが可能である。同様に、LED19が点滅すると、ユーザは、操作ボタン18を押圧して、回復処理を希望するか否かの指令を印字システム1に与えることが可能である。
PC15は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)及びハードディスクと、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とを有している。これらは、記憶部41、判断部42、表示制御部43などとして機能する。
記憶部41は、前回行った吐出不良検出以降の印字枚数Pを示す枚数データ、前回行った回復処理以降の印字枚数Tを示す枚数データ、所定枚数Pthを示す枚数データ、及び、所定枚数Tthを示す枚数データを記憶している。さらに、記憶部41は、インクジェットヘッド2からのインクの吐出不良検出が自動的に行われることをユーザが希望するか否かを選択的に指示する自動検出指示データ、及び、吐出不良が生じているインクジェットヘッド2の回復処理が自動的に行われることをユーザが希望するか否かを選択的に指示する自動回復指示データを記憶している。印字枚数Pを示す枚数データ及び印字枚数Tを示す枚数データは、印字が行われるごとに1ずつインクリメントされ、吐出不良検出及び回復処理が行われるとそれぞれゼロに初期化される。なおこれら以外の記憶部41の記憶内容は、入力装置の操作によって(例えばディスプレイ16上に表示されたリストボックスなどのコントロールをマウス17を操作してクリックすることによって、又は、図示しないキーボードを操作することによって)、ユーザによる書き込み及び書き換えが可能である。
判断部42は、インクジェットプリンタ20の動作履歴が第1の所定履歴条件に適合したとき、つまり前回行った吐出不良検出以降の印字枚数Pが所定枚数Pth以上となっていたときに自動的に吐出不良検出を行うか否かを、記憶部41に記憶された自動検出指示データに基づいて判断する。また、判断部42は、自動的に吐出不良検出を行うと判断した場合に、インクジェットプリンタ20の動作履歴が第1の所定履歴条件に適合しているか否かを判断する。なお、判断部42は、インクジェットプリンタ20の動作履歴が第1の所定履歴条件に適合しているか否かを判断した後に、適合している場合にのみ、自動的に吐出不良検出を行うか否かを自動検出指示データに基づいて判断してもよい。
また、判断部42は、吐出不良検出を行わないと判断した場合に、吐出不良検出を行うことをユーザが希望しているか否かを判断する。この判断は、吐出不良検出を行うことを希望するか否かのユーザへの問い合わせ(後述するようにLED19の点灯及びディスプレイ16への吐出不良検出処理照会画像(図6参照)の表示によって行われる)に対するユーザの応答に基づいて行われる。
さらに、判断部42は、インクジェットヘッド2からのインクの吐出不良が生じていることを検出制御部32が認識したときに、回復処理を行うか否かを、記憶部41に記憶された自動回復指示データに基づいて判断する。
加えて、判断部42は、インクジェットヘッド2からのインクの吐出不良が生じていることを検出制御部32が認識した際に回復処理を行わないと判断した場合に、インクジェットプリンタ20の動作履歴が第2の所定履歴条件に適合するか否かを判断する。ここで、第2の所定履歴条件とは、前回行った回復処理以降の印字枚数Tが所定枚数Tth以上となっていることである。一変形例として、第2の所定履歴条件は、前回行った回復処理以降にユーザが希望しないために回復処理を行わないと判断部42が連続して判断した回数Rが所定回数Rth以上となっていることであってもよい。その場合は、後述するステップS11において、印字枚数Tに印字枚数Nを加えるかわりに、前回行った回復処理以降に回復処理を行わないと判断部42が判断した回数Rを1インクリメントする。また、所定枚数Tthと同様に、所定回数Rthもユーザによる記憶部41への書き込み及び書き換えが可能である。
最後に、判断部42は、インクジェットプリンタ20の動作履歴が第2の所定履歴条件に適合しないと判断した場合に、回復処理を行うことをユーザが希望しているか否かを判断する。この判断は、回復処理を希望するか否かのユーザへの問い合わせ(後述するようにLED19の点滅及びディスプレイ16への回復処理照会画像(図7参照)の表示によって行われる)に対するユーザの応答に基づいて行われる。
表示制御部43は、所定条件を満たしたときに、図6に示す吐出不良検出照会画像、又は、図7に示す回復処理照会画像がディスプレイ16に表示されるように、ディスプレイ16を制御する。ここで、吐出不良検出照会画像を表示させるための所定条件とは、自動的に吐出不良検出を行わないと自動検出指示データに基づいて判断されることである。一方、回復処理照会画像を表示させるための所定条件とは、インクジェットプリンタ20の動作履歴が第2の所定履歴条件に適合しないと判断されることである。表示制御部43及びディスプレイ16は、表示制御部34及びLED19とは別に、第1、第2の照会手段を構成している。
なお、LED19を点灯させるための所定条件は、吐出不良検出照会画像を表示させるための所定条件と同じであり、LED19を点滅させるための所定条件は、回復処理照会画像を表示させるための所定条件と同じである。つまり、LED19の点灯及びディスプレイ16への吐出不良検出処理照会画像の表示は同時に行われ、LED19の点滅及びディスプレイ16への回復処理照会画像の表示も同時に行われる。
吐出不良検出処理照会画像がディスプレイ16に表示されると、ユーザは、マウス17によって画面のYESボタンまたはNOボタンをクリックして、吐出不良検出処理を希望するか否かの指令を印字システム1に与えることが可能である。同様に、回復処理照会画像がディスプレイ16に表示されると、ユーザは、マウス17によって画面のYESボタンまたはNOボタンをクリックして、回復処理を希望するか否かの指令を印字システム1に与えることが可能である。
なお、上述した検出制御部32に関する所定条件とは、自動検出指示データに基づいて吐出不良検出を行うと判断部42が判断し且つインクジェットプリンタ20の動作履歴が第1の所定履歴条件に適合していると判断部42が判断したこと、及び、吐出不良検出を行うことをユーザが希望していると判断部42が判断したことのいずれかである。また、回復制御部33に関する所定条件とは、自動回復指示データに基づいて回復処理を行うと判断部42が判断したこと、及び、回復処理を行うことをユーザが希望していると判断部42が判断したことのいずれかである。
<プリンタの動作>
次に、本実施の形態に係る印字システム1の動作について、図5に示すフローチャートに即して説明する。動作を開始した制御部14は、まず、ステップS1において、PC15又はその他の機器から印字データを含む印字命令(N枚の連続した印字であり、Nは1以上の自然数)を受信するのを待機する。そして、印字命令を受信すると(S1:YES)、ステップS2において、前回行った吐出不良検出以降の印字枚数Pが所定枚数Pth以上となっていた場合に自動的に吐出不良検出を行うか否かを、記憶部41に記憶された自動検出指示データに基づいて判断部42が判断する。つまり、ユーザが設定した自動検出指示データが吐出不良検出が自動的に行われることを指示するものであれば、自動的に吐出不良検出を行うと判断し、ユーザが設定した自動検出指示データが吐出不良検出が自動的に行われることを指示しないものであれば、自動的に吐出不良検出を行わないと判断する。そして、自動的に吐出不良検出を行わないと判断した場合であれば(S2:NO)、ステップS3に進む。自動的に吐出不良検出を行うと判断した場合であれば(S2:YES)、ステップS4に進む。
ステップS3では、表示制御部34がLED19を点灯させると同時に、表示制御部43が図6に示す吐出不良検出処理照会画像が表示されるようにディスプレイ16を制御する。これは、吐出不良検出を行うことを希望するか否かについてのユーザへの問い合わせすなわち照会に相当する。そして、その問い合わせに対するユーザの応答(例えば操作ボタンの押圧またはマウスボタンによるクリック)に基づいて吐出不良検出を行うか否かを判断部42が判断する。吐出不良検出を行うと判断した場合(S3:YES)にはステップS5に進む。吐出不良検出を行わないと判断した場合(S3:NO)にはステップS14に進む。
ステップS4では、前回行った吐出不良検出以降の印字枚数Pが記憶部41に記憶された所定枚数Pth以上となっているか否かを判断する。そして、印字枚数Pが所定枚数Pth以上となっていた場合(S4:YES)にはステップS5に進む。所定枚数Pth以上となっていなかった場合(S4:NO)にはステップS14に進む。
ステップS5では、検出制御部32は、インクジェットヘッド2から用紙に吐出されたインクによって印字されたテスト画像を撮像するように画像センサ201を制御すると共に、画像センサ201が当該画像を撮像することによって得られた画像データに基づいて、インクジェットヘッド2からのインクの吐出不良(不吐出と、吐出方向及び吐出量の異常とを含む)の有無を認識する(言い換えれば、吐出不良検出を行う)。そして、その後ステップS6に進む。ステップS6では、前回行った吐出不良検出以降の印字枚数Pを0にし初期化する。そして、その後ステップS7に進む。
ステップS7では、ステップS5で吐出不良検出を行った結果、インクジェットヘッド2からのインクの吐出不良が生じていることを検出制御部32が認識したどうかが検出制御部32によって判断される。吐出不良が認識された場合(S7:YES)にはステップS8に進む。認識されなかった場合(S7:NO)にはステップS14に進む。
ステップS8では、回復処理を行うか否かを、記憶部41に記憶された自動回復指示データに基づいて判断部42が判断する。つまり、ユーザが設定した自動回復指示データが吐出不良が生じているインクジェットヘッド2の回復処理が自動的に行われることを指示するものであれば、回復処理を行うと判断し、ユーザが設定した自動回復指示データが吐出不良が生じているインクジェットヘッド2の回復処理が自動的に行われることを指示しないものであれば、回復処理を行わないと判断する。回復処理を行うと判断した場合(S8:YES)にはステップS12に進む。回復処理を行わないと判断した場合(S8:NO)にはステップS9に進む。
ステップS9では、前回行った回復処理以降の印字枚数Tが記憶部41に記憶された所定枚数Tth以上となっているか否かを判断部42が判断する。前回行った回復処理以降の印字枚数Tが記憶部41に記憶された所定枚数Tth以上となっていた場合(S9:YES)にはステップS12に進む。所定枚数Tth以上となっていなかった場合(S9:NO)にはステップS10に進む。
ステップS10では、表示制御部34がLED19を点滅させると同時に、表示制御部43が図7に示す回復処理照会画像が表示されるようにディスプレイ16を制御する。これは、回復処理を行うことを希望するか否かについてのユーザへの問い合わせすなわち照会に相当する。そして、その問い合わせに対するユーザの応答(例えば操作ボタンの押圧またはマウスボタンによるクリック)に基づいて回復処理を行うか否かを判断部42が判断する。回復処理を行うと判断した場合(S10:YES)にはステップS12に進む。回復処理を行わないと判断した場合(S10:NO)にはステップS11に進む。
ステップS11では、前回行った回復処理以降の印字枚数Tに、ステップS1で受信した印字命令で指示された印字枚数Nを加える。そして、その後ステップS14に進む。
ステップS12では、回復制御部33が、回復処理を行うようにメンテナンスユニット70を制御する。そして、回復処理終了後にはステップS13に進む。ステップS13では、前回行った回復処理以降の印字枚数Tを0に初期化する。そして、その後ステップS14に進む。
ここで、ステップS12において行われるヘッド2の回復処理(即ち、メンテナンス)について、図8(a)及び図8(b)を参照しつつ以下に説明する。図8(a)は、フレーム4が印字位置からヘッドメンテナンス位置に移動し、メンテナンスユニット70のトレイ71がメンテナンス位置に移動したときの側面図である。図8(b)は、ワイパー72により吐出面3aに付着したインクを払拭しているときの側面図である。
吐出不良などに陥っていたインクジェットヘッド2を回復させるパージ動作を行う場合は、昇降機構51によりフレーム4をヘッドメンテナンス位置に移動させる。このとき、2つの駆動モータ52を同調させて駆動し、各ピニオンギヤ53を正方向(図3中時計回り方向)に回転させる。すると、ラックギヤ54がピニオンギヤ53の回転に伴って上方に移動する。ラックギヤ54に固定されたフレーム4は、4つのインクジェットヘッド2とともに上方に移動する。そして、フレーム4がヘッドメンテナンス位置に到達したときに駆動モータ52の回転を停止する。
こうして、吐出面3aと搬送ベルト8との間にメンテナンスユニット70が配置可能なスペースが形成される。このようにフレーム4がヘッドメンテナンス位置にあるとき、インクジェットヘッド2の吐出面3a及びフレーム4の底面は、メンテナンスユニット70がメンテナンス位置に移動してきたときに、ワイパー72及び環状突起76aの先端と接触しない位置となっている。
次に、当接部材84を引っ掛け部材83の端部83bに当接させて凸部83aを凹部74bから離隔させ、凹部74bと凸部83aとの係合を解除する。すわなち、トレイ71とトレイ75との連結が解除された状態となる。そして、この状態で、トレイ71をメンテナンス位置に移動させるように、水平移動機構91のトレイモータ92を駆動してタイミングベルト95を走行させる。そして、トレイ71が、図8(a)に示すように、メンテナンス位置に到達したときにモータ92の駆動を停止する。
続いて、インクタンク内のインクをインクジェットヘッド2へ強制的に送るポンプ(ともに図示せず)を駆動し、インクジェットヘッド2のノズルからトレイ71内にインクを吐出するパージ動作を行う。このパージ動作によって、吐出不良に陥っていたノズルの詰まりやノズル内のインクの増粘が解消される。トレイ71内に吐出されたインクはトレイ71の底面に沿って図8(a)中左側に移動し、廃インク受けトレイ77に流れ込む。そして、廃インク受けトレイ77のインク排出孔77aからパージされたインクが排出される。しかし、一部のインクは、インク滴となって吐出面3aに残留する。
しかる後、昇降機構51によってインクジェットヘッド2を下方に移動させる。このとき、インクジェットヘッド2の高さは、トレイ71が左側(すなわち、退避位置)に移動するときにワイパー72の先端が吐出面3a及びフレーム4の下面と当接可能な高さとされる。そして、図8(b)に示すように、水平移動機構91によってトレイ71を左側に移動させる(すなわち、トレイ71をメンテナンス位置から退避位置に移動させる)。
この動作により、ワイパー72が図8(b)中右から左へ向かう払拭方向に移動し、ワイパー72による吐出面3aの払拭動作が行われる。このとき、ワイパー72は、その上端がフレーム4の下面より上側にあるので、フレーム4の下面及び吐出面3aと撓みながら接触し、パージによって吐出面3aに付着したインクを拭き取る。以上説明した一連のメンテナンス動作を実行することによって、吐出不良を正常な状態に回復させることができる。
ステップS14では、ステップS1で受信した印字命令で指示されたN枚の連続した印字を行う。そして、その後ステップS15に進む。ステップS15では、前回行った吐出不良検出以降の印字枚数Pに、ステップS1で受信した印字命令で指示された印字枚数Nを加える。そして、その後ステップS1に戻る。
以上説明した本実施の形態によると、インクジェットヘッド2からのインクの吐出不良検出が自動的に行われるか否かをユーザが設定可能であること、吐出不良が生じているインクジェットヘッド2の回復処理が自動的に行われるか否かをユーザが設定可能であること、及び、吐出不良が生じているインクジェットヘッド2の回復処理が自動的に行われない場合に吐出不良が生じているインクジェットヘッド2の回復処理を行うか否かをユーザが選択可能であることのために、ユーザの意思を反映した動作が期待できる。したがって、ユーザが希望しない吐出不良検出及び回復動作が行われることがなくなる。よって、例えば、インクジェットヘッド2に吐出不良が生じていても問題にならない印刷物を印刷する場合などにおいて、回復処理を行わないようにすれば、印字終了までの時間を短縮すること、及び、インクの無駄な消費を抑えることが可能である。
また、プリンタ20の使用回数及び使用年数の増加によって画像センサ201が劣化している場合には、吐出不良ノズルの検出精度が低下する。その場合、インクジェットヘッド2の吐出不良ノズルを検出すると自動的に所定の回復動作を行う構成においては、誤検出のために不要な回復動作が行われることがあり、インクを無駄に消費してしまうこととなる。これに対して、本実施の形態によると、画像センサ201による吐出不良ノズルの検出精度が低下しているとユーザが判断する場合には、ユーザが必要であると判断するときだけインクジェットヘッド2の回復処理が行われるようにすることができるので、印字終了までの時間を短縮すること、及び、インクの無駄な消費を抑えることが可能である。
また、吐出不良検出が自動的に行われるようにユーザが設定していた場合は、前回行った吐出不良検出以降の印字枚数Pが所定枚数Pth以上となっていたときに自動的に吐出不良検出が行われるため、インクジェットヘッド2に吐出不良が生じていることをユーザが認識しないまま印字が継続されるという事態を防止することができる。従って、印字品質の劣化を未然に防ぐことが可能である。
さらに、ユーザが所定枚数Pthを予め設定及び変更可能であるため、ユーザの意思をより緻密に反映した動作が期待できる。
また、ステップS9において前回行った回復処理以降の印字枚数Tが所定枚数Tth以上となっているかどうかを判断し、所定枚数Tth以上となっていれば強制的に回復処理が行われる。したがって、ユーザが長期にわたって回復処理の実行を希望しない場合であっても強制的に回復処理が行われるため、インクジェットヘッド2の回復処理が行われないまま印字が継続されるという事態を防止することができ、印字品質の劣化を未然に防ぐこと及び吐出不良がさらに悪化し回復不可能になることを未然に防ぐことが可能である。
さらに、ユーザが所定枚数Tth及び所定回数Rthのいずれかを書き込み及び書き換えが可能であるため、ユーザの意思をより緻密に反映した動作が期待できる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更を上述の実施の形態に施すことが可能である。例えば、記憶部41に記憶される記憶内容(印字枚数P及びT以外)は、ユーザがマウス17を操作することで設定する代わりに、タッチパネルやキーボードを用いて設定したり、操作ボタン18によって設定するように構成されていてもよい。また、ステップS3にて、吐出不良検出を行うことを希望するか否かをユーザに問い合わせるのに、LED19が点灯するように表示制御部34がLED19を制御するか、ディスプレイ16に吐出不良検出処理照会画像が表示されるように表示制御部43がディスプレイ16を制御するかのいずれかのみであってもよいし、LED19やディスプレイ16の代わりに、音声によってユーザに問い合わせるように構成されていてもよい。ステップS10においても同様である。
また、上述した実施の形態においては、印字システムがプリンタ20とPC15とで構成されているが、印字システムがプリンタ20だけから構成されていてもよい。つまり、本発明に係る印字システムのすべての構成要素(図4に示す記憶部41、判断部42、表示制御部43を含む)がプリンタ20内に構築されていてもよい。また、本発明に係る印字システムの構成要素のうち、記憶部41がプリンタ20内に構築されていてもよい。また、印字装置以外の構成要素が印字装置以外の一又は複数の装置内に構築されていてもよい。回復機構は、実施の形態で説明したものに限らず、ワイパー72による吐出面3aの払拭動作だけを行うものであってもよいし、そのほかの公知の回復機構でもよい。
本発明の一実施の形態に係る印字システムを示した図である。 図1に描かれたインクジェットプリンタの部分的な平面図である。 図2に示すIII−III線に沿った断面図である。 本発明の一実施の形態に係る印字システムのブロック図である。 図1に描かれた印字システムの動作を示すフローチャートである。 吐出不良検出を行うことを希望するか否かをユーザに問い合わせるための、ディスプレイ表示例である。 インクジェットヘッドの回復処理を行うことを希望するか否かをユーザに問い合わせるための、ディスプレイ表示例である。 図1に描かれたインクジェットプリンタにおけるメンテナンス動作について説明するための側面図である。
符号の説明
1 印字システム
2 インクジェットヘッド(印字ヘッド)
3 ヘッド本体
3a 吐出面
4 フレーム
8 搬送ベルト
8a 外周面
14 制御部
15 PC
16 ディスプレイ(第1、第2の照会手段の一部)
18 操作ボタン
19 LED(第1、第2の照会手段の一部)
20 インクジェットプリンタ(印字装置)
32 検出制御部(検出制御手段)
33 回復制御部(回復制御手段)
34 表示制御部(第1、第2の照会手段の一部)
41 記憶部(第1〜4の記憶手段)
42 判断部(第1〜6の判断手段)
43 表示制御部(第1、第2の照会手段の一部)
51 昇降機構
201 画像センサ

Claims (7)

  1. 記録媒体を搬送する搬送機構、前記搬送機構によって搬送されている記録媒体の表面に向けて液体を吐出する印字ヘッド、前記搬送機構によって搬送されている記録媒体の表面又は前記搬送機構において記録媒体が載置される搬送面を撮像可能である画像センサ、及び、前記印字ヘッドの回復処理を行う回復機構を含む印字装置と、
    前記印字ヘッドからの液体の吐出不良検出が自動的に行われることをユーザが希望するか否かを選択的に指示する自動検出指示データを、ユーザの操作に応じて書き換え可能に記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記自動検出指示データに基づいて、前記印字装置の動作履歴が第1の所定条件に適合したときに前記吐出不良検出を行うか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記印字装置の動作履歴が前記第1の所定条件に適合するか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記吐出不良検出を行わないと前記第1の判断手段が判断したときに、前記印字装置の動作履歴が前記第1の所定条件に適合している状態で前記吐出不良検出を行うことをユーザが希望するか否かをユーザに問い合わせる第1の照会手段と、
    前記第1の照会手段による問い合わせに対するユーザの応答に基づいて、前記吐出不良検出を行うか否かを判断する第3の判断手段と、
    前記吐出不良検出を行うと前記第1の判断手段が判断し且つ前記印字装置の動作履歴が前記第1の所定条件に適合したとき、及び、前記吐出不良検出を行うと前記第3の判断手段が判断したときに、前記印字ヘッドによって画像が記録された記録媒体の前記表面又は前記搬送機構の前記搬送面を撮像するように前記画像センサを制御すると共に、前記画像センサが記録媒体の前記表面又は前記搬送面を撮像することによって得られた画像データに基づいて、前記印字ヘッドからの液体の吐出不良の有無を認識する検出制御手段と、
    前記吐出不良が生じている前記印字ヘッドの前記回復処理が自動的に行われることをユーザが希望するか否かを選択的に指示する自動回復指示データを、ユーザの操作に応じて書き換え可能に記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶された前記自動回復指示データに基づいて、前記印字ヘッドからの液体の吐出不良が生じていることを前記検出制御手段が認識したときに前記回復処理を行うか否かを判断する第4の判断手段と、
    前記回復処理を行わないと前記第4の判断手段が判断したときに、前記回復処理を行うことをユーザが希望するか否かをユーザに問い合わせる第2の照会手段と、
    前記第2の照会手段による問い合わせに対するユーザの応答に基づいて、前記回復処理を行うか否かを判断する第5の判断手段と、
    前記回復処理を行うと前記第4の判断手段が判断したとき、及び、前記回復処理を行うと前記第5の判断手段が判断したときに、前記印字ヘッドの前記回復処理を行うように前記回復機構を制御する回復制御手段とを備えていることを特徴とする印字システム。
  2. 前記回復処理を行わないと前記第4の判断手段が判断したときに、前記印字装置の動作履歴が第2の所定条件に適合するか否かを判断する第6の判断手段をさらに備えており、
    前記印字装置の動作履歴が前記第2の所定条件に適合すると前記第6の判断手段が判断したときに、前記第2の照会手段は、前記回復処理を行うことをユーザが希望するか否かをユーザに問い合わせず、前記回復制御手段は、前記印字ヘッドの前記回復処理を行うように前記回復機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の印字システム。
  3. 前記第2の所定条件は、前回行った前記印字ヘッドの前記回復処理以降に前記回復処理を行わないと前記第5の判断手段が連続して判断した回数が所定回数以上となっていること、及び、前回行った前記印字ヘッドの前記回復処理以降に記録された記録媒体の枚数が第2の所定枚数以上となっていることのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の印字システム。
  4. 前記所定回数を示す回数データ及び前記第2の所定枚数を示す第2の枚数データのいずれかを、ユーザの操作に応じて書き換え可能に記憶する第3の記憶手段をさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の印字システム。
  5. 前記第1の所定条件は、前回行った前記吐出不良検出以降に記録された記録媒体の枚数が第1の所定枚数以上となっていることであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印字システム。
  6. 前記第1の所定枚数を示す第1の枚数データを、ユーザの操作に応じて書き換え可能に記憶する第4の記憶手段をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の印字システム。
  7. 前記第1の判断手段は、前記印字装置の動作履歴が前記第1の所定条件に適合していると判断した場合にのみ、自動的に前記吐出不良検出を行うか否かを前記第1の記憶手段に記憶された前記自動検出指示データに基づいて判断することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の印字システム。
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