JP6634813B2 - 印刷装置、及び印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置、及び印刷方法に関する。
従来から、印刷装置の一種として、印刷ヘッドに設けられた複数のノズルから被印刷媒体にインクを吐出することにより印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。インクジェットプリンタには、様々な種類が存在するが、現在、発熱素子を用いるサーマル方式のインクジェットプリンタと、圧電素子を用いるピエゾ方式のインクジェットプリンタが、広く用いられている。
いずれの方式のインクジェットプリンタでも、インクの乾燥、ノズルに付着した塵埃などによりノズルに目詰まりが生じ得る。目詰まりが生じると、インクが正常に吐出できなくなってしまうため、そのような不都合を抑制するための対策として、キャッピング、スピッティング(予備吐出)、ワイピングなどの、印刷ヘッドを保守する技術が提案されている。これらの技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
また、ワイピングに使用されるワイパーには、印刷ヘッドから拭き取ったインクが付着する。このため、ワイパーに付着したインクを削ぎ落とすスクレーパを備えたインクジェットプリンタが提案されている。
特開平06−079877号公報
スクレーパを印刷ヘッドが収容されるキャリッジに固定した構造を採用することで、キャリッジとスクレーパが同時に移動して順にワイパーに干渉することになる。このため、ワイピング後又はワイピング前に確実にスクレイピングを行うことができる。
しかしながら、スクレーパは、印刷ヘッドよりも強くワイパーに干渉する必要があるため、その先端が印刷ヘッドの吐出面よりも低い位置まで突出するように設置される。印刷精度との関係で印刷ヘッドの吐出面が被印刷媒体から1mm程度以下の高さに設定されることが好ましいが、この場合、スクレーパの先端は被印刷媒体の高さよりも低くなってしまう。従って、スクレーパが被印刷媒体に引っかかってしまうことを防止するために、印刷ヘッドの移動が被印刷媒体の搬送路を跨がないよう制限されてしまう。
以上のような実情を踏まえ、印刷ヘッドの移動を制限することなく、ワイピングに連動してスクレイピングを行うことができる印刷装置、及び印刷方法を提供することを課題する。
本発明の一態様は、インクを吐出する印刷ヘッドが収容されるキャリッジであって、被印刷媒体の搬送方向と異なる方向に搬送されるキャリッジと、前記印刷ヘッドに付着した前記インクを拭き取る第1の部材と、前記第1の部材に付着した前記インクを擦り落とす第2の部材と、前記第2の部材を前記被印刷媒体の搬送路に向かって付勢する付勢部材と、を備え、前記第1の部材は、前記キャリッジの搬送路上に固定され、前記第2の部材は、前記被印刷媒体の搬送路よりも前記第1の部材側を前記キャリッジの搬送方向に沿って摺動する印刷装置を提供する。
前記印刷装置は、さらに、ギアを有する、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送機構を備えてもよい。その場合、前記キャリッジは、前記印刷ヘッドが前記被印刷媒体の搬送路上に位置するときに、前記付勢部材に付勢された前記第2の部材に接触してもよい。
前記印刷装置は、さらに、前記印刷ヘッドから吐出された廃インクを受ける廃インク回収手段を、備えてもよい。その場合、前記第1の部材と前記廃インク回収手段は、前記被印刷媒体の搬送路側から順に前記キャリッジの搬送方向に沿って配置されてもよい。前記印刷装置において、前記付勢部材は、一端が前記第2の部材に固定された弾性部材であってもよい。
本発明の別の態様は、インクを吐出する印刷ヘッドが収容されるキャリッジであって、被印刷媒体の搬送方向と異なる方向に搬送されるキャリッジと、前記キャリッジの搬送路上に固定された、前記印刷ヘッドに付着した前記インクを拭き取る第1の部材と、前記第1の部材に付着した前記インクを擦り落とす第2の部材であって、前記キャリッジの搬送路上の前記被印刷媒体の搬送路と交わらない位置に配置され、前記キャリッジの搬送方向に沿って摺動する第2の部材と、前記第2の部材を前記被印刷媒体の搬送路に向かって付勢する付勢部材と、を備える印刷装置の印刷方法であって、前記印刷ヘッドが前記付勢部材に付勢された前記第2の部材に接触している状態で印刷を行う印刷方法を提供する。
本発明によれば、印刷ヘッドの移動を制限することなく、ワイピングに連動してスクレイピングを行うことができる。
第1の状態での印刷装置の斜視図である。 第1の状態での印刷部の斜視図である。 第1の状態での印刷部の透視斜視図である。 第1の状態での印刷部の断面図である。 印刷装置の制御回路の構成を示すブロック図である。 印刷処理のフローチャートである。 第2の状態での印刷部の透視斜視図である。 第2の状態での印刷部の断面図である。 第3の状態での印刷部の透視斜視図である。 スクレーパの動きを説明するための図である。 インクカートリッジを交換するときの印刷部の斜視図である。 インクカートリッジを交換するときの印刷部の透視斜視図である。 インクカートリッジを交換するときの印刷部の断面図である。 第2の状態での別の印刷部の透視斜視図である。 第3の状態での別の印刷部の透視斜視図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷装置1の斜視図である。図2は、印刷部20の斜視図である。図3は、印刷部20の透視斜視図であり、キャリッジレール21が非表示となっている。図4は、印刷部20の断面図である。図5は、印刷装置1の制御回路の構成を示すブロック図である。図1から図4は、いずれもキャリッジ30に収容された印刷ヘッド32がホームポジション(印刷待機位置)に位置する状態(以降、第1の状態と記す)を示している。
印刷装置1は、インクジェットプリンタであり、長尺状の被印刷媒体にインクなどの液体を吐出して印刷を行う。また、印刷装置1は、テープ部材3に文字や図形を印刷してラベルを作成するラベルプリンタである。さらに、印刷装置1は、シングルパス方式で印刷を行う印刷装置である。
被印刷媒体であるテープ部材3は、図1に示すテープカートリッジ12内において、テープコアの周りに巻き取られた状態で収容される長尺テープである。テープ部材3は、一面が粘着性を有するシール層に離型紙(剥離紙、セパレータともいう)を貼り付けた離型紙付きのテープ部材であっても、離型紙なしのテープ部材であってもよい。
図1に示すXYZ座標系は、方向参照の便宜のために設けられた直交座標系である。X方向はテープ部材3の長尺方向であり、テープ部材3を搬送する搬送方向(以降、テープ搬送方向と記す)である。Y方向はテープ部材3の短手方向(幅方向ともいう)であり、キャリッジ30を搬送する搬送方向(以降、キャリッジ搬送方向と記す)である。Z方向はインクがテープ部材3に吐出される方向であり、鉛直方向である。
印刷装置1は、図1に示すように、テーブ搬送部10と、印刷部20と、キャリッジ30と、テープ部材3をフルカット又はハーフカットするカッター40を備える。
テーブ搬送部10は、テープ部材3を長尺方向、つまり、テープ搬送方向(X方向)に搬送する。テーブ搬送部10は、図1に示すように、テープカートリッジ12を交換可能に収容するテープカートリッジ収容部11と、テープ部材3を搬送するためのテープ搬送用のモータ13を備える。テープカートリッジ12は、図示しないASF(Automatic Sheet Feeder)ローラを備える。ASFローラがモータ13の動力によって回転することで、テープカートリッジ12からテープ部材3が繰り出される。モータ13は、駆動信号の1パルス当たり一定量だけ回転するステッピングモータであり、例えば、1−2相励磁方式で駆動する。
テーブ搬送部10は、さらに、図示しないプラテンローラとガイドレールを備える。プラテンローラは、テープカートリッジ12から繰り出されたテープ部材3を印刷部20内へ搬送するローラである。プラテンローラがモータ13の動力により回転することで、テープカートリッジ12から繰り出されたテープ部材3が、ガイドレールによって案内されながら印刷部20内へ搬送される。なお、モータ13が逆方向に回転することで、ASFローラとプラテンローラが逆回転し、テープ部材3をテープカートリッジ12内に巻き取ることができる。
印刷部20は、テーブ搬送部10により印刷部20内に搬送されたテープ部材3を印刷する。印刷部20は、図1から図4に示すように、キャリッジレール21と、スクレーパレール22と、タイミングベルト23と、モータ24(図5参照)と、駆動ギア列25と、キャップ26と、ワイパー(第1の部材)27と、廃インク受け28と、スクレーパ(第2の部材)29と、引張コイルばね29aを備える。キャリッジレール21、タイミングベルト23、モータ24、及び駆動ギア列25は、キャリッジ30を搬送する搬送機構を構成する。
キャリッジレール21とスクレーパレール22の各々は、テープ搬送方向(X方向)とは異なる方向(Y方向)に延びた一対のレールである。キャリッジレール21とスクレーパレール22は平行に配設されている。タイミングベルト23は、キャリッジレール21に沿って設けられた複数のローラに張架された無端ベルトである。タイミングベルト23が循環移動することで、タイミングベルト23に固定されたキャリッジ30がキャリッジレール21に沿って搬送される。モータ24は、タイミングベルト23によってキャリッジ30を搬送するためのキャリッジ搬送用のモータである。モータ24は、例えば、1−2相励磁方式で駆動し、駆動信号の1パルス当たり一定量だけ回転するステッピングモータである。駆動ギア列25は、数枚のギアからなる。駆動ギア列25を介してモータ24の動力がタイミングベルト23に伝達される。
キャップ26は、キャリッジ30に収容された印刷ヘッド32の乾燥や塵埃の付着を抑制するためのキャッピング手段である。印刷ヘッド32がホームポジション(印刷待機位置)に位置するときに印刷ヘッド32を覆うような位置に配設されている。ワイパー27は、印刷ヘッド32に付着したインクを拭き取るワイピング手段であり、例えば、ゴム材料からなる。ワイパー27は、キャリッジ30がワイパー27上を通過する際、印刷ヘッド32とワイパー27の先端が干渉するようにキャリッジ搬送路P1上に固定されている。廃インク受け28は、キャリッジ30がスピッティングポジションに位置するときに印刷ヘッド32から吐出された廃インクを受ける廃インク回収手段である。廃インク受け28には、インクの飛散を防止するためのインク吸収材が敷かれている。ワイパー27と廃インク受け28は、テープ搬送路P2を挟んでキャップ26とは反対側に、テープ搬送路P2側から順配置されている。即ち、キャリッジ搬送方向に沿って、キャップ26、テープ搬送路P2、ワイパー27、廃インク受け28が順に並んでいる。
スクレーパ29は、ワイパー27に付着したインクを擦り落とすスクレイピング手段であり、例えば、樹脂材料からなる。スクレーパ29は、キャリッジ搬送路P1上に摺動自在に配置されていて、スクレーパレール22に沿って摺動する。スクレーパ29の摺動は、スクレーパレール22間に設けられた規制部22a(図4及び後述する図9参照)、規制部22b(図2及び図4参照)により規制される。このため、キャリッジ搬送路P1上のテープ搬送路P2と交わらない位置に配置されているスクレーパ29は、テープ搬送路P2よりもワイパー27側をキャリッジ搬送方向に沿って摺動する。なお、スクレーパレール22の高さは、スクレーパ29がワイパー27上を通過する際、スクレーパ29とワイパー27の先端が干渉するような高さに設計されている。
引張コイルばね29aは、スクレーパ29をテープ搬送路P2に向かって付勢する付勢部材である。引張コイルばね29aは、一端がスクレーパ29に固定され、他端が印刷部20のフレームに固定されている。
キャリッジ30には、インクカートリッジ31と印刷ヘッド32が収容される。キャリッジ30は、上述したキャリッジ搬送機構により、キャリッジレール21に沿ってキャリッジ搬送方向に搬送される。インクカートリッジ31には、テープ部材3に吐出するインクが充填されている。
印刷ヘッド32は、テープ部材3にインクなどの液体を吐出する手段である。インクの吐出方法は特に限定されず、例えば、発熱素子を用いるサーマル方式であって、圧電素子を用いるピエゾ方式であってもよい。さらに、印刷ヘッド32は、テープ部材3の幅方向(Y方向)に整列した複数のノズルからなるノズル列を有する。ノズル列は、1つ以上設けられ、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)の色毎に配列される。印刷ヘッド32は、例えば、インクカートリッジ31の下方に配設され、インクカートリッジ31と一体となってキャリッジ30に収容される。
印刷装置1は、上述した構成に加えて、図5に示すような、印刷制御のための各種回路を備えている。印刷装置1は、中央制御回路50と、テープ搬送制御回路51と、キャリッジ搬送制御回路52と、印刷ヘッド制御回路53と、電源回路54と、テープ先端センサ55と、テープ幅センサ56と、表示画面制御回路57と、メモリ制御回路58と、ユーザインターフェース(UI)制御回路59と、表示デバイス60と、無線通信モジュール61と、USB(Universal Serial Bus)制御回路62を備える。
中央制御回路50は、印刷装置1全体を制御する制御部であり、印刷装置1内の各種回路に接続される。中央制御回路50は、メモリ制御回路58に記憶されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を含む。印刷装置1では、中央制御回路50がプログラムを実行することで、種々の制御が実現される。
テープ搬送制御回路51は、テープ搬送用のモータ13を制御する回路であり、モータ13の駆動を制御するモータードライバを備える。テープ搬送制御回路51は、中央制御回路50からの駆動信号に従って、電源回路54から供給された電力をモータ13に供給し、モータ13を駆動する。中央制御回路50は、テープ搬送制御回路51へ出力した駆動信号のパルス数によってテープ部材3の搬送量を正確に把握することができる。
キャリッジ搬送制御回路52は、キャリッジ搬送用のモータ24を制御する回路であり、モータ24の駆動を制御するモータードライバを備える。キャリッジ搬送制御回路52は、中央制御回路50からの駆動信号に従って、電源回路54から供給された電力をモータ24に供給し、モータ24を駆動する。中央制御回路50は、キャリッジ搬送制御回路52へ出力した駆動信号のパルス数によってキャリッジ30の搬送量を正確に把握することができる。
印刷ヘッド制御回路53は、印刷ヘッド32を制御する回路である。中央制御回路50は、印刷対象データ(例えば、印刷すべき画像のピクセルごとのRGB値など、テープ部材3に印刷されるべき内容を示すデータ)を、インクの吐出に使用するノズルを特定した吐出制御データに変換し、吐出制御データを印刷ヘッド制御回路53に出力する。印刷ヘッド制御回路53は、中央制御回路50から出力された吐出制御データに従って、ノズルからのインクの吐出を制御する。
電源回路54は、印刷装置1の各回路(テープ搬送制御回路51、キャリッジ搬送制御回路52、印刷ヘッド制御回路53など)に電力を供給する回路である。
テープ先端センサ55は、例えば、所定の方向に向けて光を出射する発光素子と反射光を受光する受光素子を備えた反射型光学センサであり、受光素子で受光した光量に応じた信号を中央制御回路50へ出力する。中央制御回路50は、テープ先端センサ55からの信号に基づいて、テープ先端を検出する。
テープ幅センサ56は、テープ部材3の幅に応じた信号を中央制御回路50に出力する。中央制御回路50は、テープ幅センサ56からの信号に基づいて、テープ幅を検出する。なお、テープ幅センサ56は、例えば、テープカートリッジ12に設けられた切欠きなどを光学的に検出するセンサであってもよく、また、テープ先端センサ55と同様にテープ部材3自体を反射した光を検出するセンサであってもよい。
表示画面制御回路57は、表示デバイス60を制御する回路である。表示画面制御回路57は、表示デバイス60へのデータ転送や表示デバイス60のバックライトの点灯制御などを行う。表示デバイス60は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)を備える。
メモリ制御回路58は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリデバイスを含み、それらのメモリデバイスに対するデータの読み書きを制御する回路である。メモリデバイスには、プログラムやプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。
UI制御回路59は、図示しないキーボード、マウス、リモコン、タッチパネルなどの入力デバイスへの入力に応じた信号を中央制御回路50へ出力する。
無線通信モジュール61は、外部装置との間で無線を通じてデータの授受を行う回路であり、例えば、Bluetooth(登録商標)モジュールや無線LAN(WLAN)モジュールである。無線通信モジュール61は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)2から印刷対象データを受信する。
USB制御回路62は、PC2との間でUSBケーブルを通じてデータの授受を行う回路である。USB制御回路62は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)2から印刷対象データを受信する。
図6は、印刷処理のフローチャートである。以下、図6を参照しながら、印刷装置1の印刷処理について具体的に説明する。
印刷装置1の電源がオン状態となり、印刷指示が印刷装置1に入力されると、印刷装置1の中央制御回路50が所定のプログラムを実行し、図6に示す印刷処理を開始する。なお、印刷処理を開始した時点では、印刷装置1は、図1から図4に示す第1の状態にある。
印刷処理が開始されると、中央制御回路50は、まず、インクカートリッジ31のインク残量を検出する(ステップS1)。インク残量が所定値以下である場合には、中央制御回路50は、表示デバイス60にメッセージを表示するなどして利用者にインク残量不足を報知し、印刷処理を中止する。
インクが不足していないと判断すると、中央制御回路50は、テープ部材3の幅を検出する(ステップS2)。テープ部材3の幅が検出されると、中央制御回路50は、印刷ヘッド32のプレヒートを開始する(ステップS3)。ここでは、印刷ヘッド32の全てのノズルを温める。
中央制御回路50は、ノズルを温めている間に、テープ部材3の紙先を検出してテープ部材3をハーフカットする制御を行う(ステップS4)。ここでは、中央制御回路50は、テープ搬送制御回路51を制御してテープ部材3を搬送しながら、テープ先端センサ55からの信号に基づいてテープ部材3の紙先を検出する。紙先が検出されると、さらに、テープ搬送制御回路51によりテープ部材3を所定距離だけ搬送し、その後、カッター40でテープ部材3をハーフカットする。なお、ハーフカットは、テープ部材3から離型紙を剥がすときのために、シール層のみを切断する処理である。
ハーフカットが完了すると、中央制御回路50は、テープ搬送制御回路51を制御してテープ部材3を印刷開始位置まで搬送し(ステップS5)、その後、PC2からの印刷対象データの受信を開始する(ステップS6)。
さらに、中央制御回路50は、キャリッジ搬送制御回路52を制御して印刷ヘッド32をホームポジションからスピッティングポジションへ搬送する(ステップS7)。これにより、印刷装置1の状態は、印刷ヘッド32がホームポジションにある第1の状態から、印刷ヘッド32が印刷ポジションにある第2の状態を経由して、印刷ヘッド32がスピッティングポジションにある第3の状態に遷移する。図7、図8は、第2の状態での印刷装置1の透視斜視図、断面図であり、図9は、第3の状態での透視斜視図である。
印刷ヘッド32がホームポジションから印刷ポジションまで搬送されると、規制部22aにより摺動が規制された状態のスクレーパ29にキャリッジ30が接触する。そして、印刷ヘッド32が印刷ポジションからスピッティングポジションへ搬送される間、スクレーパ29は、引張コイルばね29aの付勢力に逆らってキャリッジ30(印刷ヘッド32)とともにキャリッジ搬送方向に摺動する。これにより、まず、スクレーパ29がワイパー27と干渉し、その後、印刷ヘッド32がワイパー27に干渉することで、印刷ヘッド32が清掃される。
印刷ヘッド32がスピッティングポジションに搬送されると、中央制御回路50は、印刷ヘッド制御回路53を制御して廃インク受け28へインクを吐出するスピッティングを行う(ステップS8)。ここでは、印刷ヘッド制御回路53は、全てのノズルからインクが吐出されるように、印刷ヘッド32を制御する。
スピッティング後、中央制御回路50は、キャリッジ搬送制御回路52を制御して印刷ヘッド32をスピッティングポジションから印刷ポジションへ搬送する(ステップS9)。これにより、印刷装置1の状態は、図9に示す第3の状態から図7及び図8に示す第2の状態へ遷移する。
印刷ヘッド32がスピッティングポジションから印刷ポジションへ搬送される間、スクレーパ29は、引張コイルばね29aの付勢力によりキャリッジ30(印刷ヘッド32)に追随して摺動する。これにより、まず、ワイパー27によって印刷ヘッド32に付着したインクが拭き取られ(ワイピング)、その後、スクレーパ29によりワイパー27に付着したインクが削ぎ落とされる(スクレイピング)。
印刷ヘッド32が印刷ポジションに搬送されると、中央制御回路50は、印刷ヘッド制御回路53とテープ搬送制御回路51を制御して、テープ部材3へ印刷を行う(ステップS10)。ここでは、中央制御回路50は、ステップS6で受信した印刷対象データに従って、テープ部材3の搬送とインクの吐出を繰り返す。
最後に、中央制御回路50は、キャリッジ搬送制御回路52を制御して印刷ヘッド32を印刷ポジションからホームポジションへ搬送し(ステップS11)、図6に示す印刷処理を終了する。これにより、印刷装置1の状態は、図7及び図8に示す第2の状態から図2から図4に示す第1の状態へ遷移する。
図10は、スクレーパ29の動きを説明するための図である。図10(a)、図10(b)、図10(c)には、それぞれ印刷ヘッド32がスピッティングポジション、印刷ポジション、ホームポジションに位置するときのスクレーパ29の位置が示されている。
図10に示すように、印刷ヘッド32がスピッティングポジションから印刷ポジションを経由してホームポジションへ搬送される間、スクレーパ29は、規制部22a(図4及び図9参照)により摺動が規制されるまで、引張コイルばね29aの付勢力によりキャリッジ30に追随して摺動する。その後、テープ搬送路P2(テープ部材3)の手前でスクレーパ29が規制部22aに接触すると、キャリッジ30がスクレーパ29から離れて単独でテープ搬送路P2を横断し、印刷ヘッド32がホームポジションに復帰する。
以上のように、印刷装置1は、スクレーパ29がテープ搬送路P2よりもワイパー27側でスクレーパ29と印刷ヘッド32が一体となって搬送され、さらに、スクレーパ29がテープ搬送路P2を横断しないように構成されている。このため、印刷装置1によれば、印刷ヘッド32の移動を制限することなく、ワイピングに連動してスクレイピングを行うことができる。また、印刷装置1では、スクレーパ29は、テープ部材3に接触しないばかりではなく横断さえもしない。このため、スクレーパ29に付着したインクカスがテープ部材3上に落下してテープ部材3を汚してしまうといった事態も防止することができる。
また、印刷装置1では、印刷ヘッド32が印刷ポジションに位置するときに、キャリッジ30がスクレーパ29に接触している。このため、引張コイルばね29aによってスクレーパ29とともにキャリッジ30も一定方向に付勢される。従って、印刷装置1によれば、印刷中において、駆動ギア列25のバックラッシュに起因する印刷ヘッド32の位置の変動が防止されるため、印刷位置の精度を向上させることができる。
図11、図12、及び図13は、インクカートリッジ31を交換するときの印刷部20の斜視図、透視斜視図、断面図である。図11から図13に示すように、印刷装置1では、キャリッジ30からインクカートリッジ31を取り外す際に、インクカートリッジ31の底面が所定量だけ低い位置まで下がってしまう。この所定量は、例えば、2mm程度であり、印刷中の印刷ヘッド32とテープ部材3の間の距離も短い。このため、インクカートリッジ31の交換は、印刷ヘッド32の下方に比較的広いスペースが存在するスピッティングポジションで行われることが望ましい。また、インクカートリッジ31の交換は、利用者の利便性の観点から、キャリッジ搬送方向の最も利用者側の位置で行われることが望ましい。印刷装置1によれば、廃インク受け28がキャリッジ搬送方向の最も利用者側の位置に配置されているため、利用者の利便性を確保しつつ、テープ部材3やその他の構造との干渉を避けながら、インクカートリッジ31を交換することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。印刷装置、及び印刷方法は、特許請求の範囲に記載される本発明を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、印刷装置としてラベルプリンタを例示したが、印刷装置は、インクジェットプリンタであればよく、ラベルプリンタに限らない。また、キャリッジ搬送方向とテープ搬送方向が直交する例を示したが、これらの関係は必ずしも直交関係に限られない。キャリッジ搬送方向は、テープ搬送方向とは異なる方向であればよい。さらに、付勢部材として引張コイルばね29aを例示したが、付勢部材は、引張コイルばね29aに限られない。例えば、ねじりコイルばね29bなどの他の弾性部材であってもよい。
図14及び図15は、引張コイルばね29aの代わりねじりコイルばね29bを備える印刷部の透視斜視図である。図14は、印刷ヘッド32が印刷ポジションに位置する第2の状態を、図15は、印刷ヘッド32がスピッティングポジションに位置する第3の状態を示している。ねじりコイルばね29bは、引張コイルばね29aと同様に、スクレーパ29をテープ搬送路P2に向かって付勢する付勢部材である。ねじりコイルばね29bは、一端がスクレーパ29に固定され、他端が図示しないキャリッジレール21に固定されている。図14及び図15に示す印刷部を備えた印刷装置であっても、印刷装置1と同様の効果を得ることができる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
インクを吐出する印刷ヘッドが収容されるキャリッジであって、被印刷媒体の搬送方向と異なる方向に搬送されるキャリッジと、
前記印刷ヘッドに付着した前記インクを拭き取る第1の部材と、
前記第1の部材に付着した前記インクを擦り落とす第2の部材と、
前記第2の部材を前記被印刷媒体の搬送路に向かって付勢する付勢部材と、を備える
ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
付記1に記載の印刷装置において、
前記第1の部材は、前記キャリッジの搬送路上に固定され、
前記第2の部材は、前記被印刷媒体の搬送路よりも前記第1の部材側を前記キャリッジの搬送方向に沿って摺動する、
ことを特徴とする印刷装置。
[付記3]
付記1又は付記2に記載の印刷装置において、さらに、
ギアを有する、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送機構を備え、
前記キャリッジは、前記印刷ヘッドが前記被印刷媒体の搬送路上に位置するときに、前記付勢部材に付勢された前記第2の部材に接触している
ことを特徴とする印刷装置。
[付記4]
付記1乃至付記3のいずれか1つに記載の印刷装置において、さらに、
前記印刷ヘッドから吐出された廃インクを受ける廃インク回収手段を、備え、
前記第1の部材と前記廃インク回収手段が、前記被印刷媒体の搬送路側から順に前記キャリッジの搬送方向に沿って配置された
ことを特徴とする印刷装置。
[付記5]
付記1乃至付記4のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記付勢部材は、一端が前記第2の部材に固定された弾性部材である
ことを特徴とする印刷装置。
[付記6]
インクを吐出する印刷ヘッドが収容されるキャリッジであって、被印刷媒体の搬送方向と異なる方向に搬送されるキャリッジと、
前記キャリッジの搬送路上に固定された、前記印刷ヘッドに付着した前記液体を拭き取る第1の部材と、
前記第1の部材に付着した前記インクを擦り落とす第2の部材であって、前記キャリッジの搬送路上の前記被印刷媒体の搬送路と交わらない位置に配置され、前記キャリッジの搬送方向に沿って摺動する第2の部材と、
前記第2の部材を前記被印刷媒体の搬送路に向かって付勢する付勢部材と、を備える印刷装置の印刷方法であって、
前記印刷ヘッドが前記付勢部材に付勢された前記第2部材に接触している状態で印刷を行う
ことを特徴とする印刷方法。
1・・・印刷装置、2・・・PC、3・・・テープ部材、10・・・テーブ搬送部、11・・・テープカートリッジ収容部、12・・・テープカートリッジ、13,24・・・モータ、20・・・印刷部、21・・・キャリッジレール、22・・・スクレーパレール、22a・・・規制部、22b・・・規制部、23・・・タイミングベルト、25・・・駆動ギア列、26・・・キャップ、27・・・ワイパー、28・・・廃インク受け、29・・・スクレーパ、29a・・・引張コイルばね、29b・・・ねじりコイルばね、30・・・キャリッジ、31・・・インクカートリッジ、32・・・印刷ヘッド、40・・・カッター、50・・・中央制御回路、51・・・テープ搬送制御回路、52・・・キャリッジ搬送制御回路、53・・・印刷ヘッド制御回路、54・・・電源回路、55・・・テープ先端センサ、56・・・テープ幅センサ、57・・・表示画面制御回路、58・・・メモリ制御回路、59・・・UI制御回路、60・・・表示デバイス、61・・・無線通信モジュール、62・・・USB制御回路、P1・・・キャリッジ搬送路、P2・・・テープ搬送路

Claims (6)

  1. インクを吐出する印刷ヘッドが収容されるキャリッジであって、被印刷媒体の搬送方向と異なる方向に搬送されるキャリッジと、
    前記印刷ヘッドに付着した前記インクを拭き取る第1の部材と、
    前記第1の部材に付着した前記インクを擦り落とす第2の部材と、
    前記第2の部材を前記被印刷媒体の搬送路に向かって付勢する付勢部材と、
    を備え
    前記第1の部材は、前記キャリッジの搬送路上に固定され、
    前記第2の部材は、前記被印刷媒体の搬送路よりも前記第1の部材側を前記キャリッジの搬送方向に沿って摺動す
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、さらに、
    ギアを有する、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送機構を備え、
    前記キャリッジは、前記印刷ヘッドが前記被印刷媒体の搬送路上に位置するときに、前記付勢部材に付勢された前記第2の部材に接触している
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. インクを吐出する印刷ヘッドが収容されるキャリッジであって、被印刷媒体の搬送方向と異なる方向に搬送されるキャリッジと、
    ギアを有する、前記キャリッジを搬送するキャリッジ搬送機構と、
    前記印刷ヘッドに付着した前記インクを拭き取る第1の部材と、
    前記第1の部材に付着した前記インクを擦り落とす第2の部材と、
    前記第2の部材を前記被印刷媒体の搬送路に向かって付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記キャリッジは、前記印刷ヘッドが前記被印刷媒体の搬送路上に位置するときに、前記付勢部材に付勢された前記第2の部材に接触している
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置において、さらに、
    前記印刷ヘッドから吐出された廃インクを受ける廃インク回収手段を、備え、
    前記第1の部材と前記廃インク回収手段が、前記被印刷媒体の搬送路側から順に前記キャリッジの搬送方向に沿って配置された
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記付勢部材は、一端が前記第2の部材に固定された弾性部材である
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. インクを吐出する印刷ヘッドが収容されるキャリッジであって、被印刷媒体の搬送方向と異なる方向に搬送されるキャリッジと、
    前記キャリッジの搬送路上に固定された、前記印刷ヘッドに付着した前記インクを拭き取る第1の部材と、
    前記第1の部材に付着した前記インクを擦り落とす第2の部材であって、前記キャリッジの搬送路上の前記被印刷媒体の搬送路と交わらない位置に配置され、前記キャリッジの搬送方向に沿って摺動する第2の部材と、
    前記第2の部材を前記被印刷媒体の搬送路に向かって付勢する付勢部材と、を備える印刷装置の印刷方法であって、
    前記印刷ヘッドが前記付勢部材に付勢された前記第2の部材に接触している状態で印刷を行う
    ことを特徴とする印刷方法。
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