JP2007261098A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクが無くなる前に、他インクで代替して印刷を継続することにより、印刷中に空吐出動作を実施することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数色のインクと、複数色のインク毎にインク残量を検知するインク残量検知手段とを備え、複数色のインクを記録媒体に吐出して画像を形成する画像形成装置において、複数色のインク残量のうち、最小のインク残量が閾値以下になった場合、形成する画像の色情報を他の色情報に置換する。
【選択図】図6

Description

本発明は、インクを吐出する記録ヘッドを備えた画像形成装置に関する。
インクを吐出する記録ヘッド(インクジェットヘッド)を備えた画像形成装置に係る従来技術例として、例えば特許文献1記載の画像形成装置は、所定の色のインク残量がなくなった時に、その所定の色を除く他の色のインクで印刷する単色処理モードを実行することで、本来の画像の色を再現できないが、なくなったインクを交換することなく継続して印刷することが可能である。
特開2006−044096号公報
しかし、上記特許文献1記載の画像形成装置のような一般的なインクジェットプリンタの場合、印刷ヘッドのノズルが乾燥して目詰まりしないように、印刷とは別にインクを吐出する必要がある。ある色のインクがなくなってからもその状態のまま印刷を継続すれば、インクのないノズルは目詰まりを起こす恐れがあり、ヘッドの寿命を縮める可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、インクが無くなる前に、他インクで代替して印刷を継続することにより、印刷中に空吐出動作を実施することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数色のインクと、複数色のインク毎にインク残量を検知するインク残量検知手段とを備え、複数色のインクを記録媒体に吐出して画像を形成する画像形成装置において、複数色のインク残量のうち、最小のインク残量が閾値以下になった場合、形成する画像の色情報を他の色情報に置換することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、閾値は、他のインクのみで画像形成した場合に画像形成以外で消費されるインク消費量の予測値、又は、予測値に基づいて算出された値であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、閾値は、複数色のインク残量のうち、最大のインク残量に基づいて変更されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、閾値は、最小のインク残量以外のインク残量のうち、一又は複数のインクの残量の総量に基づいて変更されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、閾値は、ユーザにより設定されることを特徴とする。
本発明によれば、インクが無くなる前に、他インクで代替して印刷を継続することにより、印刷中に空吐出動作を実施することができるので、ノズルの目詰まり等の不具合を回避することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明の画像形成装置の実施例として、インクジェットプリンタについて以下に説明する。図1は本実施例のインクジェットプリンタを前方側から見た斜視説明図である。
図1に示すように、本実施例のインクジェットプリンタは、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が印刷(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、前面から装置本体1の前方側に突き出し、上面よりも低くなったインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
このカートリッジ装填部4には、色の異なるインク、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数のインクカートリッジであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10y(なお、色を区別しないときは「インクカートリッジ10」という)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とし、このカートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6を開閉可能に設けている。また、インクカートリッジ10k、10c、10m、10yは縦置き状態で横方向に並べて装填する構成としている。
また、操作/表示部5には、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの装着位置(配置位置)に対応する配置位置で、各色のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yの残量がニアエンド及びエンドになったことを表示するための各色の残量表示部11k、11c、11m、11yを配置している。さらに、この操作/表示部5には、電源ボタン12、用紙送り/印刷再開ボタン13、キャンセルボタン14も配置している。
次に、このインクジェットプリンタの内部構成の概要及び機構部について図2乃至図5を参照して説明する。なお、図2は同内部構成の概要を示す側面模式的説明図、図3は同じく平面模式的説明図、図4は同機構部の全体構成を説明する側面概略構成図、図5は同機構部の要部平面説明図である。
図4及び図5を参照して、フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ201(図3参照)によってタイミングベルト202を介して、図5に示す矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、前述したようにイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個のインク滴吐出ヘッドからなる印刷ヘッド34を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
印刷ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、インク滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
この印刷ヘッド34にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)22を介して接続している。
また、キャリッジ33には、印刷ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のサブタンク35を搭載している。この各色のサブタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、前述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット24が設けられ、また、インク供給チューブ36は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに係止部材25にて保持されている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(以下、給紙コロという)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を印刷ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して印刷ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。この搬送ベルト51は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
そして、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧力をかけている。なお、搬送ローラ52はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト51の中抵抗層(裏層)と接触配置され接地している。
また、搬送ベルト51の裏側には、印刷ヘッド34による印写領域に対応してガイド部材57を配置している。このガイド部材57は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ52とテンションローラ53)の接線よりも印刷ヘッド34側に突出させることで搬送ベルト51の高精度な平面性を維持するようにしている。
この搬送ベルト51は、副走査モータ205(図3参照)によって駆動ベルト204を介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって、図5に示すベルト搬送方向(副走査方向)に周回移動する。
さらに、印刷ヘッド34で印刷された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ62と排紙コロ63との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図5に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印刷領域には、印刷ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、印刷ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a〜82d(なお、区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘したインクを排出するために印刷に寄与しないインク滴を吐出させる空吐出を行うときのインク滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じるインクの廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナ(図示せず)で除去されたインク、空吐出受け84に空吐出されたインクは、図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、図5に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印刷領域には、印刷中などに増粘したインクを排出するために印刷に寄与しないインク滴を吐出させる空吐出を行うときのインク滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には印刷ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
さらに、図2及び図3に示すように、装置本体1の内部後方側にはホストコンピュータとの間でデータを送受するためのUSB(Universal Serial Bus)などの通信回路部(インタフェース)101が設けられるとともに、この画像形成装置全体の制御を司る制御部を構成する制御回路基板102が設けられている。
このように構成したインクジェットプリンタにおいては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によってACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて印刷ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を印刷し、用紙42を所定量搬送後、次の行の印刷を行う。印刷終了信号又は用紙42の後端が印刷領域に到達した信号を受けることにより、印刷動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印刷待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で印刷ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で印刷ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルからインクを吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘したインクや気泡を排出する回復動作を行う。また、印刷開始前、印刷途中などに印刷と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、印刷ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
この画像形成装置の制御部(図2及び図3の制御回路基板102)の概要について図6を参照して説明する。なお、図6は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部は、図6に示すように、この画像形成装置全体の制御を司る、本発明に係る判定手段及び回復動作を制御する手段などを兼ねたマイクロコンピュータで構成した主制御部301及び印刷制御を司るマイクロコンピュータで構成した印刷制御部302を備えている。
そして、主制御部301は、通信回路101から入力される印刷処理の情報に基づいて用紙42に画像を形成するために、前述したように、主走査モータ201や副走査モータ205を主走査モータ駆動回路303及び副走査モータ304を介して駆動制御するとともに、印刷制御部302に対して印刷用データを送出するなどの制御を行う。
また、主制御部301には、キャリッジ33の位置を検出するキャリッジ位置検出回路305からの検出信号が入力され、主制御部301はこの検出信号に基づいてキャリッジ33の移動位置及び移動速度を制御する。キャリッジ位置検出回路305は、例えばキャリッジ33の走査方向に配置されたエンコーダシートのスリット数を、キャリッジ33に搭載されたフォトセンサで読み取って計数することで、キャリッジ33の位置を検出する。主走査モータ駆動回路303は、主制御部301から入力されるキャリッジ移動量に応じて主走査モータ201を回転駆動させて、キャリッジ33を所定の位置に所定の速度で移動させる。
また、主制御部301には搬送ベルト51の移動量を検出する搬送量検出回路306からの検出信号が入力され、主制御部301はこの検出信号に基づいて搬送ベルト51の移動量及び移動速度を制御する。搬送量検出回路306は、例えば搬送ローラ52の回転軸に取り付けられた回転エンコーダシートのスリット数を、フォトセンサで読み取って計数することで搬送量を検出する。副走査モータ駆動回路304は、主制御部301から入力される搬送量に応じて副走査モータ205を回転駆動させて、搬送ローラ52を回転駆動して搬送ベルト51を所定の位置に所定の速度で移動させる。
主制御部301は、給紙コロ駆動回路307に給紙コロ駆動指令を与えることによって給紙コロ43を一回転させる。主制御部301は、維持回復機構駆動用モータ駆動回路308を介してモータ(図示せず)を回転駆動することにより、キャップ82の昇降、ワイパーブレード83の昇降を行わせる。
主制御部301は、インク供給モータ駆動回路311を介して供給ユニット24のポンプを駆動するためのインク供給モータを駆動制御し、カートリッジ装填部4に装填されたインクカートリッジ10からサブタンク35に対してインクを補充供給する。
主制御部301には、サブタンク35が満タン状態にあることを検知するサブタンク満タンセンサ312からの検知信号、カートリッジ装填部4の前カバー6の開閉を検知するカートリッジカバーセンサ313からの検知信号などが入力される。
また、主制御部301は、カートリッジ通信回路314を通じて、カートリッジ装填部4に装着された各インクカートリッジ10に設けられる記憶手段である不揮発性メモリ115k、115c、115m、115yに記憶されている情報を取り込んで、所要の処理を行って、本体記憶手段である不揮発性メモリ(例えばEEPROM)315に格納保持する。
印刷制御部302は、主制御部301からの信号とキャリッジ位置検出回路305及び搬送量検出回路306などからのキャリッジ位置や搬送量に基づいて、印刷ヘッド34のインク滴を吐出させるための圧力発生手段を駆動するためのデータを生成して、ヘッド駆動回路310に与える。
ヘッド駆動回路310は、印刷制御部302からの印刷データに基づいて印刷ヘッド34の圧力発生手段(ピエゾ型ヘッドであれば圧電素子)を駆動して、所要のノズルからインク滴を吐出させる。
ところで、従来の一般的なインクジェットプリンタでは、どれか1つのインクカートリッジ10の残量がニアエンド又はエンドになると、それ以上の印刷は不可とし、残量表示部11k、11c、11m、11y又はインクジェットプリンタに接続されたホストコンピュータの表示画面(図示せず)に、ニアエンド又はエンド状態になったことをユーザに知らせ、該当インクカートリッジの交換を促す。この時、ユーザの利用目的によっては、印刷の継続を優先し、印刷不可にしたくない場合が考えられる。例えば、文字主体の印刷やレイアウトの確認等の仮印刷など、色の再現性を問わない場合などである。
図7は、本実施例のインクジェットプリンタの動作の一例を示すフローチャートである。なお、図7の動作は、主制御部301の制御により行われる。
印刷開始前に、全てのインクカートリッジ10の残量を確認し、残量が最小のインクを探す(ステップS101)。そして、その残量最小インクの残量と、予め設定しておいた閾値とを比較し(ステップS102)、残量が閾値より多ければ通常通りに印刷を行うが、残量が閾値以下であれば、元の印刷データの色情報を置換して(ステップS103)、印刷する(ステップS104)。この時、文字印刷であれば、残量最小インクの代替として、他インクを使用するように置換する。文字印刷の場合は、濃色が好ましい。また、画像印刷であれば、単に残量最小インクを除くか、代替として他インクに置換する。例えば、残量最小インクがカラーインクであれば、該当するインクを除いて印刷する、或いはモノクロ印刷にするなどが考えられる。従って、本来の画像の色とは異なる色で印刷されることになるが、ユーザが印刷を中断せずに、色の再現性を問わずとりあえず印刷したい場合には有効である。また、前述の通り、通常、空吐出動作によってインクを吐出する必要があるが、インクが無くなる前に色の代替を行って印刷するため、残量最小インクを吐出するノズルでも通常通り空吐出動作が可能で、ノズルの目詰まり等の不具合を回避することができる。
図8は、本実施例のインクジェットプリンタの動作の一例を示すフローチャートである。なお、図8の動作は、主制御部301の制御により行われる。閾値を固定値とせずに、残量最小インク以外の残量によって設定することもできる。
全てのインクカートリッジ10の残量を確認し、残量最小インクを探した後に(ステップS201)、残量最小インク以外のインクの残量によって閾値を設定する(ステップS202)。その後、残量最小インクと閾値との比較を行い(ステップS203)、他インクで印刷するように色情報を置換し(ステップS204)、置換した印刷データで印刷を行う(ステップS205)。色情報を置換した印刷データで印刷を継続する間、空吐出動作を行う必要があるため、空吐出動作で吐出する分のインクを残しておいた方が望ましい。通常、空吐出動作を実施するタイミングは、一定経過時間毎であるので、他インクで、色情報を置換したデータを印刷した場合に要する時間を予測し、必要インク量を算出する。必要インク量の算出は以下の式に基づく。
必要インク量=(空吐出動作実施回数)×(1回当りのインク吐出量)・・・(1)
従って、閾値の算出は以下のようになる。
閾値=必要インク量+α・・・(2)
ここで、αは、算出誤差を補正するための値である。インクの残量を正確に測ることは難しく、また必要インク量も精度良く算出することも難しいので、必要に応じて、算出した必要インク量にマージンを持たせてもよい。正確に残量や必要インク量を得ることができ、α=0とすれば、より長く印刷を継続することができ、無駄にするインクを少なくすることができる。
また、残量最小インク以外のインクの残量とは、例えば、残量最大インクの残量である。最も残量が大きいインクが無くなるまで空吐出動作を行う必要があるので、残量最大インクの残量を元に閾値を算出すれば、残量最大インクが無くなるまで印刷を継続できる。
また、上記閾値を、残量最小インク以外の他の1つ又は複数のインクの残量の総量としてもよい。例えば、カラーインクのシアン、マゼンタ、イエローの内、どれか1つのインクの残量が残り僅かとなり、黒インクのみでモノクロ領域を印刷しようとした場合、黒インクの残量を元に閾値を算出したほうが、より精度が高まる。同様に、ある色のインクの代わりに、複数のインクで代用する場合には、複数のインクの残量の総量で閾値を算出した方が、精度が高まる。
ユーザの使用状況や好みに応じて、ユーザ自身が、操作/表示部5もしくは図示しないホストコンピュータから閾値を設定してもよい。算出した閾値をユーザが調整するようにすれば、閾値の算出誤差が軽減されたり、ユーザの好みが反映され、より使い勝手がよくなったりする。
以上説明したように、本実施例によれば、複数色のインクと各色のインク残量のうち、最小インク残量が閾値以下になったときに、形成画像の色情報を他の1つ又は複数のインクの色情報に置換する手段を備えたことにより、インクが無くなる前に、他インクで代替して印刷を継続するので、印刷中に空吐出動作を実施することができ、ノズルの目詰まり等の不具合を回避することができる。
また、本実施例によれば、上記閾値として、他のインクのみで画像形成した場合に画像形成以外で消費されるインク消費量の予測値、又は前記予測値に基づいて算出した値とすることにより、他インクの残量から空吐出動作で必要なインク吐出量を算出して閾値を決定するので、より長く印刷を継続することができ、無駄にするインクを少なくすることができる。
また、本実施例によれば、他の最大インク残量によって上記閾値を変更することにより、残量最大インクの残量を元に閾値を算出するので、残量最大インクが無くなるまで空吐出動作を止めずに印刷を継続できる。
また、本実施例によれば、他の1つ又は複数のインクの残量の総量によって上記閾値を変更することにより、代用する他インクの残量を元に閾値を算出するので、代用する他インクが無くなるまで空吐出動作を止めずに印刷を継続することができる。
また、本実施例によれば、ユーザにより上記閾値を設定可能とすることにより、ユーザの使用状況や好みに応じて閾値を設定できるので、閾値の算出誤差が軽減されたり、ユーザの好みを反映したりすることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本発明は、インクを吐出する記録ヘッドを備えた画像形成装置全般に適用できる。
本発明の実施例に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の内部構成の概要を模式的に示す側面図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の内部構成の概要を模式的に示す平面図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の機構部の全体構成の概略を示す側面図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の機構部の要部の概略を示す平面図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 装置本体
2 給紙トレイ
3 排紙トレイ
4 カートリッジ装填部
5 操作/表示部(操作パネル)
6 前カバー(カートリッジカバー)
10 インクカートリッジ
10k 黒インクカートリッジ
10c シアンインクカートリッジ
10m マゼンダインクカートリッジ
10y イエローインクカートリッジ
11k 黒インク残量表示部
11c シアンインク残量表示部
11m マゼンダインク残量表示部
11y イエローインク残量表示部
12 電源ボタン
13 用紙送り/印刷再開ボタン
14 キャンセルボタン
21 フレーム
21A 側板
21B 側板
21C 後板
22 ハーネス(フレキシブルプリントケーブル)
24 ポンプユニット
25 係止部材
31 ガイドロッド
32 ステー
33 キャリッジ
34 印刷ヘッド
35 サブタンク
36 インク供給チューブ
41 用紙積載部(圧板)
42 用紙
43 半月コロ(給紙コロ)
44 分離パッド
45 ガイド部材
46 カウンタローラ
47 搬送ガイド部材
48 押さえ部材
49 先端加圧コロ
51 搬送ベルト
52 搬送ローラ
53 テンションローラ
56 帯電ローラ
57 ガイド部材
61 分離爪
62 排紙ローラ
63 排紙コロ
71 両面ユニット
72 手差しトレイ
81 維持回復機構
82a、82b、82c、82d キャップ部材
83 ワイパーブレード
84 空吐出受け
88 空吐出受け
89 開口
101 通信回路
102 制御回路
115k 黒カートリッジEEPROM
115c シアンインクカートリッジEEPROM
115m マゼンダインクカートリッジEEPROM
115y イエローインクカートリッジEEPROM
201 主走査モータ
202 タイミングベルト
204 駆動ベルト
205 副走査モータ
301 主制御部
302 印刷制御部
303 主走査モータ駆動回路
304 副走査モータ駆動回路
305 キャリッジ位置検出回路
306 搬送量検出回路
307 給紙コロ駆動回路
308 維持回復機構用モータ駆動回路
310 ヘッド駆動回路
311 インク供給モータ駆動回路
312 サブタンク満タンセンサ
313 カートリッジカバーセンサ
314 カートリッジ通信回路
315 EEPROM(不揮発性メモリの一例)

Claims (5)

  1. 複数色のインクと、該複数色のインク毎にインク残量を検知するインク残量検知手段とを備え、前記複数色のインクを記録媒体に吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    前記複数色のインク残量のうち、最小のインク残量が閾値以下になった場合、形成する画像の色情報を他の色情報に置換することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記閾値は、他のインクのみで画像形成した場合に画像形成以外で消費されるインク消費量の予測値、又は、前記予測値に基づいて算出された値であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記閾値は、前記複数色のインク残量のうち、最大のインク残量に基づいて変更されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記閾値は、前記最小のインク残量以外のインク残量のうち、一又は複数のインクの残量の総量に基づいて変更されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記閾値は、ユーザにより設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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