JP2010069671A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インク消費量を効率的に抑制する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、インクの残量を検出するインク残量検出手段と、ヘッドクリーニングを行っている場合に、記録ヘッドのノズルからインクを吐出した吐出インク滴量をリアルタイムにカウントするカウント手段と、インクの残量がなくなったと検出された場合に、警告を通知する通知手段と、ヘッドクリーニングに必要な液滴吐出量の最低量閾値を保存する記録手段と、吐出インク液滴量と最低量閾値とを比較する比較手段と、比較手段により比較された結果に基づいて、通知手段に警告を通知させるかの設定入力を受付ける設定入力受付手段と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット式の画像形成装置に関する。
近年、用紙などの記録媒体にデータを出力する画像形成装置として、インクジェットプリンタやレーザープリンタが流通している。このインクジェットプリンタでは、インクがなくなる毎にインクを交換する必要がある。そのため、例えば、ヘッドクリーニングを行なう際に、第1色目のインク残量が空になり、ユーザがインクカートリッジ交換を行なって、再度クリーニングが始まると、第2のインクカートリッジ、第3のインクカートリッジのインクが立て続けに無くなる場合がある。この煩わしさを改善するために、インクがなくなりそうなカートリッジは全て同時に交換を促すという技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
また、インク残量を検出するために、装着されているインクカートリッジを特定する技術も開示されている(例えば、特許文献2)。具体的には、インクカートリッジ外面に該インクカートリッジの製造年月日やシリアル番号などの固有情報をバーコードとして保持させる技術である。
特許第3543781号公報 特開2001−96760号公報
しかし、上記技術では、カートリッジ内にインクが残った状態で、インクカートリッジの交換をするため、インクが無駄になるという問題があった。
本発明はこのような実情を鑑みてなされたものであり、インク消費量を効率的に抑制する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、複数の記録ヘッドのヘッドクリーニングを行うヘッドクリーニング手段と、インクカートリッジに含有されるインクの残量を検出するインク残量検出手段と、ヘッドクリーニング手段によりヘッドクリーニングを行っている場合に、記録ヘッドのノズルからインクを吐出した吐出インク滴量をリアルタイムにカウントするカウント手段と、インク残量検出手段により、インクの残量がなくなったと検出された場合に、警告を通知する通知手段と、ヘッドクリーニングに必要な液滴吐出量の最低量閾値を保存する記録手段と、カウント手段によりカウントされた吐出インク液滴量と記録手段により保存された最低量閾値とを比較する比較手段と、比較手段により比較された結果に基づいて、通知手段に警告を通知させるかの設定入力を受付ける設定入力受付手段と、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、通知手段は、比較手段により吐出インク液滴量が最低量閾値よりも多いと判断された場合には、インク残量検出手段によりインクの残量がなくなったと検出された場合であっても、警告を通知せず、クリーニング手段は、インク残量検出手段によりインクの残量がなくなったと検出された場合であって、比較手段により吐出インク液滴量が最低量閾値よりも多いと判断された場合には、複数の記録ヘッドの他の記録ヘッドのヘッドクリーニングを行うことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、通知手段は、インク残量検出手段により検出されたインク残量が記録手段により保存された最低量閾値よりも少ない場合には、警告を通知することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、ヘッドクリーニング手段は、インク残量検出手段により検出されたインク残量が記録手段により保存された最低量閾値よりも少ない場合であっても、ヘッドクリーニングを行い、インク残量がなくなった場合にはヘッドクリーニングを終了することを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドクリーニング時のインク消費量を減らすことが可能となる。
以下に本発明の実施形態の例について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の機構部の全体概略構成例を示す。図2は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成例を示す。図1及び図2に示す図を用いて、本実施形態に係る画像形成装置の例としてインクジェット記録装置の内部構成の概要例及び機構部例について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによって同じく図示しないタイミングベルトを介して図2に示す矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
本実施形態では全インク吐出口を同時に駆動させる以外に、時間的に分割して駆動させることができる。全インク吐出口を同時に駆動させると、各全インク吐出口間のクロストークの影響による記録品位の低下や、一時的に大電流が必要になることにより電源の大容量化などの不利益が生じる場合があるが、時分割駆動することでこれらの不利益を避けることができる。
この記録ヘッド34にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)22を介して接続されている。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のサブタンク35を搭載している。この各色のサブタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、上述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニットが設けられ、また、インク供給チューブ36は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに係止部材25にて保持されている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び該給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成されている。この搬送ベルト51は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えば、ETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
そして、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧力をかけている。なお、搬送ローラ52はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト51の中抵抗層(裏層)と接触配置され接地している。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してガイド部材57を配置している。このガイド部材57は、上面が搬送ベルト51を支持する搬送ローラ52とテンションローラ53との2つのローラの接線よりも記録ヘッド34側に突出させることで搬送ベルト51の高精度な平面性を維持するようにしている。
この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによって搬送ローラ52が回転駆動されることによって図2に示すベルト搬送方向(副走査方向)に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ62と排紙コロ63との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は、搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナで除去されたインク、空吐出受け84に空吐出されたインクは図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
さらに、装置本体1の内部後方側にはホストとの間でデータを送受するためのUSB(Universal Serial Bus)などの通信回路部(インタフェース)が設けられるとともに、この画像形成装置全体の制御を司る制御部を構成する制御回路基板が設けられている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によってACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を副走査方向に所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し(例えば、「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これにより、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置のインクカートリッジの例を示す。ヘッドにインクカートリッジを装着しないインクジェットプリンタでは、上述のサブタンク35にチューブを介してインクを供給するために、インクカートリッジ101を装着する。
例えば、本実施形態に係る画像形成装置のインクカートリッジとして適用されるモールド製のカートリッジは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローなどのインクが入った袋102と、画像形成装置にインクを供給するためのインク供給口103及びカートリッジ情報をプリンタが認識するための記録チップ104を有する。インク供給口103は、プリンタに装着すると、プリンタに設けられた受け針によって穴が空く。記録チップ104には、インク色情報、残インク量などの情報が保持されており、インクが空になった場合は、記録チップ104にインク空情報が書き込まれる。
図4は、本実施形態に係る画像形成措置のインクカートリッジ装着場所の例を示す図である。サブタンク35を持つ画像形成装置では、インクジェットヘッドに直接インクカートリッジ101を取り付けるのではなく、カートリッジ装着場所を別途設けている。本実施形態に係る画像形成装置では、装置の操作を行なう操作パネル107の下のスペース空間に、カートリッジ装着場所を設け、カバー108を備える。
図5は、本実施形態に係る画像形成装置の制御部の概略構成例を示す。図示するように、本実施形態に係る画像形成装置の制御部は、CPU(Central Processing Unit)200、ROMRead-Only Memory)201、RAM(Random Access Memory)202、NVRAM203と、ASIC(Application Specified IC)204、ホストI/F205、印刷制御部206、主走査モータ駆動部207、副走査モータ駆動部208、ACバイアス供給部209、I/O210、を有する。
CPU200は、この装置全体の制御を司る、用紙の搬送動作及び記録ヘッドの移動動作に関する制御を司る手段を兼ねている。ROM201は、CPU200が実行するプログラム、その他の固定データを格納する。RAM202は、画像データ等を一時格納する。不揮発性メモリ203は、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換えることが可能である。ASIC204は、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理する。
ホストI/F205は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行う。印刷制御部206は、記録ヘッドを駆動するための駆動波形を生成するとともに、記録ヘッドの圧力発生手段を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データをヘッドドライバに出力する。主走査モータ駆動部207は、主走査モータを駆動する。副走査モータ駆動部208は、副走査モータを駆動する。ACバイアス供給部209は、帯電ローラにACバイアスを供給する。I/O210は、リニアエンコーダ、ホイールエンコーダからの検出パルス、及びその他の各種センサからの検知信号を入力する。また、この制御部には、画像形成装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル211が接続されている。
ここで、制御部は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホストのプリンタドライバが生成した印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F205で受信する。
そして、制御部のCPU200は、I/F205に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC204にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド制御部206に転送し、ヘッド制御部206から所要のタイミングでヘッドドライバに画像データや駆動波形を出力する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM201にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。ここでは、プリンタドライバで行うようにしている。
印刷制御部206の駆動波形生成部は、ROM201に格納されてCPU200で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等で構成され、1つの駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動波形をヘッドドライバに対して出力する。
ヘッドドライバは、シリアルに入力される記録ヘッドの1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいて印刷制御部206の駆動波形生成部から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッドの圧力発生手段に対して印加することで記録ヘッドを駆動する。なお、このヘッドドライバは、例えば、クロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動パルスを選択的に記録ヘッドの圧力発生手段に印加する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作について説明する。
まず、ヘッドクリーニングについて説明する。ヘッドクリーニングが開始されると、各色ヘッドのノズルから、インクが吐出される。この動作により、ノズル詰まりが解消され、印字中のかすれやドット抜けを防ぐことができる。
ここで、ヘッドクリーニング時の液吐出量のカウントがされていない構成の場合には、クリーニング中に第1のカラーのインクカートリッジが空になった場合、ユーザがカートリッジ交換を行なうと、その色のヘッドクリーニングは最初からやり直しとなる。例えば、あと数滴でクリーニングが終了するはずであったとしても、最初からヘッドクリーニング動作を行うこととなる。そこで、本実施形態ではクリーニング時の吐出量をカウントすることで、再クリーニング動作をさせないことや、クリーニングを最後まで続行させてクリーニング終了後にカートリッジ交換を促すようにすることが可能である。
(実施形態1)
図6は、本実施形態に係る画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れの例を示す。本実施形態では、画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れについて、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
尚、図6中に記載の、規定量とは、通常ヘッドクリーニング時の吐出量のことで、閾値とは、インク切れのエラーが発生した場合に使用する、最低限の吐出量のことである。一度のヘッドクリーニングで、満タンインクカートリッジ(20cc)の5%〜10%のインクを使用すると仮に仮定すると、規定量は2cc,最低吐出閾値は1ccと置くことができる。
まず、ヘッドクリーニングが開始される(ステップS1)と、クリーニング途中でインク残量の有無を確認する(ステップS2)。残量がある場合(ステップS2/NO)は、そのまま不足分の吐出を行ない、クリーニングを続行し(ステップS6)、規定量まで吐出を繰り返す(ステップS7)。その後、次の色のヘッドクリーニングへと移行する(S8)。
一方、上記ステップS2の処理において、残量が無いと判断された場合(ステップS2/YES)には、その時の吐出カウンタのチェックを行なう(ステップS3)。このとき、吐出カウントを行なうのは、ASIC204であり、ヘッドクリーニング開始からの吐出量は、図5に示したRAM202に格納され、あらかじめROM201に保存されていた、クリーニング用吐出量テーブルと比較する。
吐出カウンタが既に閾値を越えている場合(ステップS3/YES)は、その色のカートリッジが無くなったというエラーは出さずに、次の色のヘッドクリーニングへと移行する(ステップS8)。カウント値が、閾値を超えていなかった場合(ステップS3/NO)には、ユーザへカートリッジ交換のエラーを提示し(ステップS4)、カートリッジ交換が行なわれると(ステップS5)、規定量まで不足している滴数だけ吐出する(ステップS6、S7)。規定量の吐出が終了すると、他のインクヘッドへ移行する(ステップS10)。そして上述した処理と同様に、インク残量チェックなどを行い、ヘッドクリーニングを進める。最終的に、全ての色のヘッドに対してクリーニングが完了したら、ヘッドクリーニング動作が完了となる(ステップS9)。
以上のように、本実施形態では、あるインクの残量が無くなり、警告を出すタイミングの時に、そのカラーのヘッドクリーニングがあらかじめ設定しておいた吐出量を超えている場合には、その場ではエラーをださないで、他の色のヘッドクリーニングを続行する。これにより、インクの滴数で制御が可能となり、最低限必要な滴数と比較して、カートリッジ交換エラーを出すか否かの設定が可能となり、クリーニング中のカートリッジ交換のわずらわしさを解消することが可能となる。さらに、最低限のインクでクリーニングを行うので、インクの浪費を抑えることが可能となる。
(実施形態2)
図7は、本実施形態に係る画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れの例を示す。本実施形態では、画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れについて、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ヘッドクリーニングが開始される(ステップS11)と、クリーニング途中でインク残量の有無を確認する(ステップS12)。この上記ステップS12の処理で、インク残量があると判断された場合(ステップS12/NO)には、上述した実施形態1の処理と同様である。
一方、上記ステップS12において、インク残量がないと判断された場合(ステップS12/YES)は、インク交換エラーを提示して(ステップS13)、ユーザがインクカートリッジの交換をした(ステップS14)後に、上述した実施形態1と同様の方法で吐出量を比較し(ステップS15)、吐出カウンタが閾値を越えていた場合(ステップS15/YES)には、新たにインクの吐出を行わずに、全色クリーニングが終了したか否かを確認し(ステップS18)、次工程へと移行する。
本実施形態では、あるインクの残量が無くなった場合に警告を出し、ユーザがインク交換をした後に、そのカラーのヘッドクリーニングがあらかじめ設定しておいた吐出量を超えていた場合には、その色のヘッドクリーニングはスキップさせて、他の色のヘッドクリーニングを続行する。これにより、最低限のインクでクリーニングを行うことで、インクの浪費を抑えることが可能となる。
(実施形態3)
図8は、本実施形態に係る画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れの例を示す。本実施形態では、画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れについて、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ヘッドクリーニングが開始される(ステップS21)と、あらかじめインクの残量とヘッドクリーニングに必要なインク量とを比較し(ステップS22)、残量が少ない場合(ステップS22/YES)は、残ったインクのみをすべて使いきってクリーニングを終了させて(ステップS23)、次のインクヘッドへ移行する。上記ステップS22においてインク残量が規定量ある場合(ステップS22/NO)には、規定量のインク吐出を行い、クリーニングを終了させる。
なお、残量が前記ROM201に格納された閾値に比べて少ない場合は、クリーニングの意味がないので、エラーを提示してもよい。
以上のように、本実施形態では、ヘッドクリーニング時にインクの残量が少ない場合でも、残量のみでクリーニング動作を行い、クリーニング中にはエラーを出さない。これにより、最低限のインクでクリーニングを行うので、インクの浪費を抑えることが可能となる。
尚、上述した実施形態1〜3において、ヘッドクリーニング時に発生するインクカートリッジエラーを、閾値によって判断するか、又は通常どおりのクリーニングを行い、インクが無くなればそこでエラーを出すのかは、ユーザがプリンタの操作パネル211から設定することが可能である。図9は、ユーザが上記設定を行う場合に操作パネル211に表示される画面例を示している。図中では、クリーニング時にインクの滴カウントを行うような設定となっている。
以上好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した画像形成装置に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるということは言うまでもない。
本実施形態に係る画像形成装置の機構部の全体概略構成例を示す側面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の概略構成例を示す平面図である。 本実施形態に係る画像形成装置のインクカートリッジの例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成措置のインクカートリッジ装着場所の例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御部の概略構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れの例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れの例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置のヘッドクリーニング中の動作の処理の流れの例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置の操作パネルに表示される画面例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体
2 給紙トレイ
3 排紙トレイ
4 カートリッジ装填部
10 インクカートリッジ
21 フレーム
22 ハーネス
25 係止部材
31 ガイドロッド
32 ステー
33 キャリッジ
34 記録ヘッド
35 サブタンク
36 インク配給チューブ
41 用紙積載部
42 用紙
43 コロ
44 分離パッド
45 ガイド部材
46 カウンタローラ
47 搬送ガイド部材
48 押さえ部材
49 コロ
51 搬送ベルト
52 搬送ローラ
53 テンションローラ
56 帯電ローラ
57 ガイド部材
61 爪
62 排紙ローラ
63 排紙コロ
71 両面ユニット
72 手差しトレイ
81 維持回復機構
82 キャップ
83 ワイパーブレード
84、88 空吐出受け
89 開口
101 インクカートリッジ
102 袋
103 インク供給口
104 記録チップ
107 操作部
108 カバー
200 CPU

Claims (4)

  1. 複数の記録ヘッドのヘッドクリーニングを行うヘッドクリーニング手段と、
    インクカートリッジに含有されるインクの残量を検出するインク残量検出手段と、
    前記ヘッドクリーニング手段によりヘッドクリーニングを行っている場合に、前記記録ヘッドのノズルからインクを吐出した吐出インク滴量をリアルタイムにカウントするカウント手段と、
    前記インク残量検出手段により、前記インクの残量がなくなったと検出された場合に、警告を通知する通知手段と、
    前記ヘッドクリーニングに必要な液滴吐出量の最低量閾値を保存する記録手段と、
    前記カウント手段によりカウントされた前記吐出インク液滴量と前記記録手段により保存された前記最低量閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段により比較された結果に基づいて、前記通知手段に警告を通知させるかの設定入力を受付ける設定入力受付手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記通知手段は、前記比較手段により前記吐出インク液滴量が前記最低量閾値よりも多いと判断された場合には、前記インク残量検出手段によりインクの残量がなくなったと検出された場合であっても、警告を通知せず、
    前記クリーニング手段は、前記インク残量検出手段によりインクの残量がなくなったと検出された場合であって、前記比較手段により前記吐出インク液滴量が前記最低量閾値よりも多いと判断された場合には、前記複数の記録ヘッドの他の記録ヘッドのヘッドクリーニングを行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記通知手段は、前記インク残量検出手段により検出されたインク残量が前記記録手段により保存された最低量閾値よりも少ない場合には、警告を通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ヘッドクリーニング手段は、前記インク残量検出手段により検出されたインク残量が前記記録手段により保存された最低量閾値よりも少ない場合であっても、前記ヘッドクリーニングを行い、前記インク残量がなくなった場合にはヘッドクリーニングを終了することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103085508A (zh) * 2011-09-20 2013-05-08 深圳市润农科技有限公司 喷墨器空墨检测与自动清洁的装置及方法

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