JP4241795B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を噴射する複数の液体噴射ヘッドを有する液体噴射装置に関する。
特許文献1には、用紙搬送方向に4つ並べて設けられたインクジェットヘッドと、4つのインクジェットヘッドのメンテナンスを行うメンテナンスユニットとを含むインクジェットプリンタについて記載されている。このインクジェットプリンタにおいて、メンテナンスユニットは、用紙搬送方向と平行な方向に水平移動可能なフレーム、このフレーム上に設けられたブレード、ワイプローラ、インク吸引部材及び4つのキャップを有している。4つのキャップは、4つのインクジェットヘッドのノズル面を覆うことができるように、用紙搬送方向に沿って並設されている。そして、メンテナンスユニットがパージ位置にあるときに、各キャップがノズル面を覆い、ノズルからキャップに向かってインクが吐出されるパージ動作が行われる。その後、各キャップがノズル面から離隔しメンテナンスユニットが退避位置に移動しているときに、インク吸引部材、ワイプローラ及びブレードが順にノズル面に対向し、各部材のそれぞれによってインク吸引及び拭き取りが行われる。こうして、4つのインクジェットヘッドのメンテナンスが行われる。
特開2005−132025号公報
上述した特許文献1に記載のインクジェットプリンタにおいて、メンテナンスユニットは、退避位置にあるとき及びパージ位置にあるときのいずれにおいても、4つのインクジェットヘッドと対向可能なサイズのままである。例えば、4つのインクジェットヘッドを1つの組として、もう1組を、用紙に対する各組の印字領域が用紙搬送方向と直交する方向に関して途切れないように直交する方向にずれた位置であって、各組が重ならないように用紙搬送方向にずれた位置(すなわち、2組が用紙搬送方向に対して斜めの位置関係となる位置)に増設した場合、メンテナンスユニットが2組の8つのインクジェットヘッドに対応し、且つ退避位置にあるとき及びパージ位置にあるときのいずれにおいても、8つのインクジェットヘッドに対向可能なサイズのままであると、インクジェットプリンタが用紙搬送方向に関して大型化してしまう。
そこで、本発明の目的は、複数の液体噴射ヘッドを有していても小型化が可能な液体噴射装置を提供することである。
本発明の液体噴射装置は、複数の液体噴射口が形成された主走査方向に長尺な液体噴射面をそれぞれ有する複数の液体噴射ヘッドと、記録媒体を、前記液体噴射面の面方向に関して前記主走査方向と直交する副走査方向に搬送させるとともに各液体噴射面と対向する領域を通過させる記録媒体搬送機構と、記録媒体に液体を噴射する液体噴射位置と前記液体噴射位置にあるときよりも前記記録媒体搬送機構から上方に離れた待機位置との間で前記複数の液体噴射ヘッドを移動させる液体噴射ヘッド移動機構と、2つの廃液トレイと、互いに異なる一定の高さを保持しつつ前記副走査方向に移動可能に前記2つの廃液トレイを支持しており、前記2つの廃液トレイが高さ方向に並設される退避位置と前記2つの廃液トレイのそれぞれが前記待機位置にある前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面と対向しつつ前記液体噴射ヘッドから噴射された液体を受け取る液体受容位置との間で、前記2つの廃液トレイを前記副走査方向に移動させる廃液トレイ移動機構と、上側の前記廃液トレイに固定され前記液体噴射面に付着した液体を払拭する前記主走査方向に長尺な払拭部材とを有するメンテナンスユニットとを備えている。さらに、前記液体噴射位置と前記待機位置との間で前記複数の液体噴射ヘッドが移動するように、前記液体噴射ヘッド移動機構を制御する液体噴射ヘッド移動制御手段と、前記退避位置と前記液体受容位置との間で前記2つの廃液トレイが移動するように、前記廃液トレイ移動機構を制御する廃液トレイ移動制御手段とを備えている。
これによると、2つの廃液トレイが、退避位置にあるときには、2段に配置される。そのため、例えば、4つの液体噴射ヘッドを1組としたヘッド組を2組配置した場合、各廃液トレイの副走査方向に関する幅を、1つの廃液トレイで8つの液体噴射ヘッドに対応しているものと比して、約半分程度に小さくすることが可能になる。したがって、液体噴射装置の小型化が可能になる。
本発明において、前記メンテナンスユニットが、前記液体噴射面と当接して密閉空間を形成する複数のキャップと、前記キャップが設けられた2つのキャップトレイと、互いに異なる一定の高さを保持しつつ前記副走査方向に移動可能に前記2つのキャップトレイを支持しており、前記2つのキャップトレイが高さ方向に並設されるキャップ退避位置と前記キャップと前記液体噴射面とがそれぞれ対向し前記キャップと前記液体噴射面とが当接可能なキャッピング位置との間で前記2つのキャップトレイを前記副走査方向に移動させるキャップトレイ移動機構とをさらに有している。そして、前記キャップ退避位置と前記キャッピング位置との間で前記2つのキャップトレイが移動するように、前記キャップトレイ移動機構を制御するキャップトレイ移動制御手段をさらに備えており、前記液体噴射ヘッド移動制御手段が、前記キャッピング位置にある前記複数のキャップと前記複数の液体噴射ヘッドの前記液体噴射面とが当接する当接位置に前記複数の液体噴射ヘッドが移動するように、前記液体噴射ヘッド移動機構を制御することが好ましい。これにより、キャップが設けられた2つのキャップトレイも、キャップ退避位置にあるときには、2段に配置される。そのため、各キャップトレイの副走査方向の幅を小さくすることが可能になり、液体噴射装置の小型化が可能になる。また、キャップと液体噴射面とが当接することで、液体噴射口において液体が増粘及び固化するのを抑制することができる。
また、このとき、前記キャップトレイ移動機構が、前記複数のキャップを挟んで前記副走査方向に延在し、前記2つのキャップトレイにそれぞれ対応する二対のキャップガイドレールと、一対の前記キャップガイドレールに摺動可能に支持され、上側の前記キャップトレイを高さ方向に移動可能に支持する一対の第1キャップトレイ支持部材と、一対の前記キャップガイドレールに摺動可能に支持され、下側の前記キャップトレイを高さ方向に移動可能に支持する一対の第2キャップトレイ支持部材と、前記第1キャップトレイ支持部材と前記上側のキャップトレイとの間に設けられた第1弾性体と、前記第2キャップトレイ支持部材と前記下側のキャップトレイとの間に設けられた第2弾性体とを有していてもよい。これにより、キャップが設けられた各キャップトレイを、二対のキャップガイドレールと第1及び第2キャップトレイ支持部材とで副走査方向へ容易に移動させることが可能となる。さらに、一対の第1キャップトレイ支持部材により上側のキャップトレイが上下方向に移動可能に支持されているので、複数の液体噴射ヘッドを個別に移動させなくても、キャップと液体噴射面とを当接させることが可能になる。また、第1及び第2弾性体が設けられていることで、液体噴射面とキャップとを当接させたときの衝撃力を吸収することができる。その結果、キャップと液体噴射面との当接により液体噴射面が損傷するのを抑制することができる。
また、このとき、前記2つのキャップトレイの前記副走査方向に沿う中心線が、いずれのキャップトレイについても共通であり、前記上側のキャップトレイに対応する前記一対のキャップガイドレールが、前記主走査方向に関して、前記下側のキャップトレイ及び前記下側のキャップトレイに対応する前記一対のキャップガイドレールよりも外側に配置されており、前記第1及び第2弾性体が、対応する前記キャップトレイガイドと対向する位置に配置されていてもよい。これにより、2つのキャップトレイを上下方向に並設したときに、第1弾性体と下側のキャップトレイとの干渉がなくなる。
また、このとき、前記第1及び第2弾性体がバネから構成されており、前記上側のキャップトレイに係るバネが、前記下側のキャップトレイに係るバネよりもバネ定数が小さく且つ自由長が長くなっており、前記キャップと前記液体噴射面とが当接したときに前記液体噴射面との当接力がどの前記キャップについてもほぼ同じであってもよい。これによると、上側のキャップトレイのキャップと、下側のキャップトレイのキャップとの高さ方向の距離が異なっていても、キャップと液体噴射面との当接力をほぼ同じにすることができる。
また、このとき、上方にある前記キャップトレイほど、前記キャップが前記キャッピング位置にあるときに、前記キャップ退避位置から離れた前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面と対向していてもよい。これにより、上側のキャップトレイがキャップ退避位置から遠い側の液体噴射面と対向し、下側のキャップトレイがキャップ退避位置から近い側の液体噴射面と対向する液体噴射装置となる。
また、このとき、前記第1及び第2キャップトレイ支持部材には、前記上側のキャップトレイを前記キャップ退避位置から前記キャッピング位置に移動させているときに、前記上側のキャップトレイに設けられた前記キャップと前記下側のキャップトレイに設けられた前記キャップとが、前記副走査方向に関して複数の前記液滴噴射面の位置関係と同じ位置関係となる配置状態で互いに係合し、前記上側のキャップトレイを前記キャッピング位置から前記キャップ退避位置に移動させているときに、前記2つのキャップトレイが、高さ方向に並んだ状態で互いに係合する係合部が形成されていてもよい。これにより、第1キャップトレイ支持部材を移動させるだけで第2キャップトレイ支持部材も係合部の係合によってキャップガイドレールに沿って移動させることができる。そのため、2つのキャップトレイを個々に移動する移動機構を各々に設ける必要がないので、キャップトレイ移動機構の構成が簡易になる。
また、本発明において、前記廃液トレイ移動機構が、前記払拭部材を挟んで前記副走査方向に延在し、前記2つの廃液トレイにそれぞれ対応する二対のトレイガイドレールと、前記二対のトレイガイドレールの各対に摺動可能に支持され、前記廃液トレイのそれぞれを支持する二対のトレイ支持部材とを有していることが好ましい。これにより、各廃液トレイを二対のキャップガイドレールとトレイ支持部材とで直交する方向へ容易に移動させることが可能となる。
また、このとき、上方にある前記廃液トレイほど、前記液体受容位置にあるときに、前記退避位置から離れた前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面と対向していてもよい。これにより、上側の廃液トレイが退避位置から遠い側の液体噴射面と対向し、下側の廃液トレイが退避位置から近い側の液体噴射面と対向する液体噴射装置となる。
また、このとき、前記二対のトレイ支持部材には、前記上側の廃液トレイを前記退避位置から前記液体受容位置に移動させているときに、前記2つの廃液トレイが、前記液体受容位置において前記複数の液体噴射ヘッドから噴射された液体を受け取る位置関係と同じ位置関係となる状態で互いに係合し、前記上側の廃液トレイを前記液体受容位置から前記退避位置に移動させているときに、前記2つの廃液トレイが、高さ方向に並んだ状態で互いに係合する係合部が形成されていてもよい。これにより、上側の廃液トレイを支持する一対のトレイ支持部材を移動させるだけで、下側の廃液トレイ及びそれを支持する一対のトレイ支持部材も係合部の係合によってトレイガイドレールに沿って移動させることができる。そのため、廃液トレイ移動機構の構成が簡易になる。
また、本発明において、前記複数の液体噴射ヘッドが、隣接する前記液体噴射面が前記主走査方向にずれずに前記副走査方向に互いに近接した液体噴射ヘッドからそれぞれなる、複数組に分けられていることが好ましい。これにより、複数の液体噴射ヘッドの液体噴射面が互いに近接した複数組に分けられており、例えば、組毎の液体噴射ヘッドがそれぞれ異なる色のインクを噴射する場合でも、払拭部材は液体噴射面毎に付着した液体を払拭するので、払拭時に液体噴射面上で異なる色同士のインクが混色するのを抑制することができる。
また、このとき、前記複数組が、前記主走査方向又は前記副走査方向に千鳥状に配列されていてもよい。これにより、複数組が主走査方向に千鳥状に配置されている場合、主走査方向に関して1つの液体噴射ヘッドの液体噴射領域よりも複数倍の液体噴射領域を有する液体噴射装置となり、大きなサイズの記録媒体においても、記録媒体のほぼ全面に液体を噴射することが可能になる。複数組が副走査方向に配置されている場合、主走査方向に関して1つの液体噴射ヘッドの液体噴射領域よりも約2倍の液体噴射領域を有する液体噴射装置となる。
また、このとき、前記払拭部材が、前記退避位置から前記液体受容位置に移動するときの前記上側の廃液トレイの前端に設けられた第1のワイパーと、前記退避位置から前記液体受容位置に移動するときの前記上側の廃液トレイの後端に設けられた第2のワイパーとを有しており、前記第1のワイパーが、前記退避位置から前記副走査方向に最も離れた組の前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を払拭し、前記第2のワイパーが、前記退避位置から前記副走査方向に前記最も離れた組の次に離れた組の前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を払拭していてもよい。これにより、液体噴射面を払拭する払拭時間が短くなる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略側断面図である。図2は、図1に示すヘッドユニットを下方から見たときの図である。
インクジェットプリンタ(液体噴射装置)1は、図1に示すように、ヘッドフレーム4に8つのインクジェットヘッド2が固定されたヘッドユニット15を有するライン式のカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ1には、図1中左方に給紙機構11が、図1中右方に排紙部12が、それぞれ構成されている。
インクジェットプリンタ1の内部には、給紙機構11から排紙部12に向かって記録媒体である用紙が搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙機構11には、用紙トレイ21内に収納された複数の用紙のうち、最も上方に位置する用紙を送り出すピックアップローラ22が設けられている。ピックアップローラ22がピックアップモータ132(図7参照)によって駆動されると、用紙は図1中左方から右方へ送られる。用紙搬送経路の中間部には、2つのベルトローラ6,7と、両ローラ6,7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8とが配置されている。このうち、ベルトローラ6には、搬送モータ133(図7参照)から駆動力が与えられて、図1中時計回り(矢印A方向)に回転される。これら2つのベルトローラ6,7及び搬送ベルト8によって、用紙を搬送する搬送ユニット(記録媒体搬送機構)16が構成されている。
搬送ベルト8はベース基材とウレタンゴムの2層構造で構成されており、その外周面、すなわち、搬送面8aが粘着性を有している。給紙機構11のすぐ下流には、搬送ベルト8と対向する位置に押さえローラ5が配置されており、給紙機構11から送り出された用紙を搬送ベルト8の搬送面8aに押さえ付けている。これにより、搬送面8aに押さえ付けられた用紙は、搬送面8aの粘着力により保持されながら、搬送方向Bであって下流側に向かって搬送される。
用紙搬送経路に沿って搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離部材13が設けられている。剥離部材13は、搬送ベルト8の搬送面8aに保持されている用紙を搬送面8aから剥離して、右方の排紙部12へ向けて送るように構成されている。
搬送ベルト8によって囲まれた領域内には、搬送ベルト8の搬送面8aを下方から支持するほぼ直方体形状のプラテン9が配置されている。
8つのインクジェットヘッド2は、図1及び図2に示すように、それぞれ主走査方向(用紙搬送方向Bと直交する方向)に長尺な直方体形状を有している。また、インクジェットヘッド2の下端には、ヘッド本体3を有している。
ヘッド本体3の上面には、カバー14によって部分的に覆われた、インクを一時的に貯溜するリザーバユニット10が固定されている。リザーバユニット10は、カバー14の上面に固定されたチューブジョイント10aと接続されており、チューブジョイント10aから供給されたインクを貯溜するインク溜まりが内部に形成されている。ヘッド本体3の底面には、図2に示すように、微小径のノズル(液体噴射口)3bが多数並べて形成されており、この底面が搬送面8aと対向するインク吐出面(液体噴射面)3aとなっている。また、リザーバユニット10は、主走査方向に関してヘッド本体3よりも長く形成されており、この両側に延出した部分が後述のヘッドフレーム4への固定しろとなっている。なお、リザーバユニット10内のインクは、ヘッド本体3の図示しないインク流路に供給されることになる。
チューブジョイント10aは、インク供給ポンプ134(図7参照)を介してインクタンク(不図示)とチューブで接続されている。インク供給ポンプ134は、その内部をインクが流通可能となっており、このインク流路の一部を構成している。インクジェットヘッド2へのインク初期導入などのパージを行うときには、インク供給ポンプ134が駆動され、インクがインクジェットヘッド2側に強制的に送られる。
また、8つのインクジェットヘッド2は、図2に示すように、隣接するインク吐出面3aが主走査方向にずれずに副走査方向(用紙搬送方向Bと平行な方向)に互いに近接した4つのインクジェットヘッド2からなる2つのヘッド組に分けられており、2つのヘッド組に属するインクジェットヘッド2がヘッドフレーム4に形成された2つの貫通部4aからインク吐出面3aが露出した状態で、ヘッドフレーム4に固定されている。2つのヘッド組は、副走査方向に位置をずらして千鳥状に配置されている。また、2つのヘッド組は、ヘッド組毎のインク吐出面3aが副走査方向に互いにオーバーラップしており、各ヘッド組の用紙に対する印字領域(液体噴射領域)が主走査方向に連続している。これにより、主走査方向に関して1つのインクジェットヘッド2の印字領域よりも約2倍の印字領域となる。
また、各ヘッド組に属する4つのインクジェットヘッド2は、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応しており、これら8つのインクジェットヘッド2とヘッドフレーム4とからヘッドユニット15が構成されている。本実施形態において、ヘッドフレーム4の下面とインク吐出面3aは、同じ高さレベルになるように、配置されている。
また、ヘッドフレーム4は、図1及び図2に示すように、プリンタ1に設けられた2つのフレーム移動機構(液体噴射ヘッド移動機構)51により、上下に移動可能に支持されている。これらフレーム移動機構51は、ヘッドフレーム4の主走査方向両端にそれぞれ配置されている。各フレーム移動機構51は、図1中上下方向に延在しヘッドフレーム4に固定されたラックギア54と、ラックギア54を挟みつつラックギア54に形成されたラックと噛合する2つのピニオンギア55とを含んでいる。各ピニオンギア55は、ヘッドモータ52(図7参照)により回転駆動される。
この構成において、2つのピニオンギア55をそれぞれ逆方向となる回転方向に同時に回転させると、ラックギア54が上方向に移動する。また、2つのピニオンギア55の回転方向をそれぞれ逆方向に回転させるとラックギア54が下方向に移動する。このラックギア54の上下動に伴ってヘッドユニット15が上下方向に移動する。
通常、ヘッドユニット15は、インク吐出面3aと搬送ベルト8の搬送面8aとが平行となり、且つこれらの面の間に少量の隙間が形成される印刷位置(図1に示す位置)に配置されている。この隙間部分が用紙搬送経路の一部として構成されている。この構成で、搬送ベルト8上を搬送される用紙が8つのヘッド本体3のすぐ下方側を順に通過する際に、この用紙の上面すなわち印刷面に向けてノズル3bから各色のインクが吐出されることで、用紙上に所望のカラー画像を形成できるようになっている。一方、ヘッドユニット15のインクジェットヘッド2のメンテナンス時は、ヘッドユニット15がフレーム移動機構51によって移動されて、8つのインクジェットヘッド2が印刷位置よりも上方に離れたヘッド待機位置に配置される。
次に、インクジェットヘッド2に対してメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット60について説明する。図3は、メンテナンスユニットに含まれる2つの廃液トレイ及びこれら廃液トレイを移動させる廃液トレイ移動機構の平面図である。図4は、図3に示す2つの廃液トレイ及び廃液トレイ移動機構の側面図である。図5は、メンテナンスユニットに含まれる2つのキャップトレイ及びこれらキャップトレイを移動させるキャップトレイ移動機構の平面図である。図6は、図3に示す2つのキャップトレイ及びキャップトレイ移動機構の側面図である。なお、図3〜図6においては、2つの廃液トレイ及び2つのキャップトレイを副走査方向に引き出した状態を示している。
インクジェットプリンタ1には、図1に示すように、インクジェットヘッド2に対するメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット60が、給紙機構11の上方であってインクジェットヘッド2の左側に配置されている。メンテナンスユニット60は、2つの廃液トレイ61,62と、2つの廃液トレイ61,62を副走査方向に平行に移動させる廃液トレイ移動機構63と、2つのキャップトレイ81,82と、2つのキャップトレイ81,82を副走査方向に平行に移動させるキャップトレイ移動機構83とを含んでいる。
廃液トレイ61,62は、図3に示すように、上方に開口したほぼ方形の箱形状を有している。廃液トレイ61は、廃液トレイ62よりも上側に配置されている。また、廃液トレイ61は、図2に示すヘッドユニット15の下流側半部15a全体と対向する平面サイズを有しており、図3に示すように、廃液トレイ62よりも主走査方向に関して長く形成されている。廃液トレイ62は、図2に示すヘッドユニット15の上流側半部15b全体と対向する平面サイズを有しており、副走査方向に関して廃液トレイ61とほぼ同じ長さに形成されている。また、2つの廃液トレイ61,62は、平面視において、ヘッドユニット15の副走査方向に沿う中心線と、廃液トレイ61,62の副走査方向に沿う中心線とが共通となる位置に配置されている。
なお、ヘッドユニット15の下流側半部15a及び上流側半部15bは、図2に示すように、ヘッドユニット15の主走査方向に平行な中心線Sを境界として、用紙搬送方向Bの下流側及び上流側に分けた領域である。下流側半部15aには、2つのヘッド組のうち、メンテナンスユニット60の退避位置(後述する)から最も離れたヘッド組を構成する4つのインクジェットヘッド2が配置されており、上流側半部15bには、退避位置から近いヘッド組を構成する4つのインクジェットヘッド2が配置されている。このように、上側にある廃液トレイ61が退避位置から遠い側のヘッド組の各インク吐出面3aと対向し、下側にある廃液トレイ62が退避位置から近い側のヘッド組の各インク吐出面3aと対向する。
また、図3に示すように、廃液トレイ61の前端には、主走査方向に長尺な弾性材料からなるワイパー(払拭部材)64が設けられている。ワイパー64は、主走査方向に関して、2つのヘッド組に属するインクジェットヘッド2の主走査方向に関する長さを足し合わせた長さよりも長くなっている。また、ワイパー64は、ワイパー64の副走査方向に沿う中心線と廃液トレイ61の副走査方向に沿う中心線とが重なる位置に配置されている。これにより、1つのワイパー64で8つのインクジェットヘッド2のインク吐出面3aを払拭することが可能となる。
廃液トレイ移動機構63は、図3及び図4に示すように、ワイパー64を挟んで副走査方向に延在した一対の第1ガイドレール(トレイガイドレール)65と、ワイパー64を挟んで副走査方向に延在しつつ一対の第1ガイドレール65の内側に配置された一対の第2ガイドレール(トレイガイドレール)66と、一対の第1ガイドレール65に摺動可能に支持され、廃液トレイ61を支持する一対の第1トレイ支持部材67と、一対の第2ガイドレール66に摺動可能に支持され、廃液トレイ62を支持する一対の第2トレイ支持部材68と、一対の第1トレイ支持部材67を副走査方向に平行に移動させるタイミングベルト69とを含んでいる。このように廃液トレイ移動機構63が、二対のガイドレール65,66と二対のトレイ支持部材67,68を含んでいることで、各廃液トレイ61,62を副走査方向に容易に移動させることができる。
一対の第1トレイ支持部材67は、一対の第1ガイドレール65と廃液トレイ61との間に配置されており、その前端部67a及び後端部67bを連結する連結部70を有している。前端部67a及び後端部67bには、上方に突出した廃液トレイ61の下面を支持する突出部75が形成されている。
一対の第1トレイ支持部材67の後端部67bには、一対の第2トレイ支持部材68と係合する引っ掛け爪(係合部)71が形成されている。また、図3中左側にある第1トレイ支持部材67の前端部67a及び後端部67bには、タイミングベルト69と固定される固定部67c,67dが形成されている。なお、固定部67c,67dは、タイミングベルト69とネジで固定されている。また、タイミングベルト69は、トレイモータ126(図7参照)の駆動によって前進方向(廃液トレイ61をインク吐出面3aと対向する位置に移動させる方向)及び後退方向(廃液トレイ61を退避位置に移動させる方向)に走行する。
一対の第2トレイ支持部材68は、一対の第2ガイドレール66と廃液トレイ62との間に配置されており、その前端部68a及び後端部68bを連結する連結部71を有している。前端部68a及び後端部68bには、上方に突出した廃液トレイ62の下面を支持する突出部76が形成されている。突出部76は、突出部75よりも短くなっており、2つの廃液トレイ61,62が互いに異なる高さに支持されている。
一対の第2トレイ支持部材68の前端部68aには、後述するように廃液トレイ61が前方に移動し且つ2つの廃液トレイ61,62のそれぞれがヘッドユニット15の下流側半部15aと上流側半部15bと対向可能な位置関係(すなわち、2つの廃液トレイ61,62で8つのインクジェットヘッド2からパージされたインクを受け取るインク受容位置での位置関係と同じ位置関係)となるときに、引っ掛け爪71が係合する引っ掛け部(係合部)73が形成されている。また、一対の第2トレイ支持部材68の後端部68bには、廃液トレイ61が後方に移動し且つ廃液トレイ61及び廃液トレイ62が高さ方向に並んだ状態(すなわち、2つの廃液トレイが図1に示す退避位置にあるときの状態)になるときに、引っ掛け爪71が係合する引っ掛け部(係合部)74が形成されている。
この構成において、タイミングベルト69を前進方向に走行させると、一対の第1トレイ支持部材67及び廃液トレイ61が、図1中右方(前方)に、すなわち、退避位置からインク受容位置に向かって移動し、インク受容位置に到達する前に引っ掛け爪71と引っ掛け部73とが係合し、一対の第2トレイ支持部材68及び廃液トレイ62も一緒にインク受容位置に向かう。一方、タイミングベルト69を後退方向に走行させると、一対の第1トレイ支持部材67及び廃液トレイ61が、図1中左方(後方)に、すわなち、インク受容位置から退避位置に向かって移動し、退避位置に到達する前に引っ掛け爪71と引っ掛け部74とが係合し、一対の第2トレイ支持部材68及び廃液トレイ62も一緒に退避位置に向かう。
このような引っ掛け爪71及び引っ掛け部73,74を廃液トレイ移動機構63が有していることで、第1トレイ支持部材67(廃液トレイ61)を移動させるだけで、第2トレイ支持部材68(廃液トレイ62)も移動させることができるので、廃液トレイ移動機構63の構成を簡易にすることができる。
2つのキャップトレイ81、82は、図5及び図6に示すように、それぞれ平板からなり、キャップトレイ81には下流側半部15aに設けられた4つのインクジェットヘッド2のインク吐出面3aとそれぞれ当接することで密閉空間を形成する4つのキャップ84が設けられており、キャップトレイ82には上流側半部15bに設けられた4つのインクジェットヘッド2のインク吐出面3aとそれぞれ当接することで密閉空間を形成する4つのキャップ85が設けられている。
キャップトレイ81は、キャップトレイ82よりも上側に配置されている。また、キャップトレイ81は、廃液トレイ61と同様に、ヘッドユニット15の下流側半部15のほぼ全体と対向する平面サイズを有しており、キャップトレイ82よりも主走査方向に関して長く形成されている。キャップトレイ82は、廃液トレイ62と同様に、ヘッドユニット15の上流側半部15bのほぼ全体と対向する平面サイズを有しおり、副走査方向に関してキャップトレイ81とほぼ同じ長さに形成されている。また、2つのキャップトレイ81,82は、平面視において、ヘッドユニット15の副走査方向に沿う中心線と、キャップトレイ81,82の副走査方向に沿う中心線とが共通となる位置に配置されている。このように、上側にあるキャップトレイ81が後述のキャップ退避位置から遠い側のヘッド組の各インク吐出面3aと対向し、下側にあるキャップトレイ82がキャップ退避位置から近い側のヘッド組の各インク吐出面3aと対向する。
キャップトレイ移動機構83は、8つのキャップ84,85を挟んで副走査方向に延在した一対の第1ガイドレール(キャップガイドレール)86と、8つのキャップ84,85を挟んで副走査方向に延在しつつ一対の第1ガイドレール86の内側に配置された一対の第2ガイドレール(キャップガイドレール)87と、一対の第1ガイドレール86に摺動可能に支持され、キャップトレイ81を高さ方向に移動可能に支持する一対の第1トレイ支持部材(第1キャップトレイ支持部材)88と、一対の第2ガイドレール87に摺動可能に支持され、キャップトレイ82を高さ方向に移動可能に支持する一対の第2トレイ支持部材(第2キャップトレイ支持部材)89と、一対の第1トレイ支持部材88を副走査方向に平行に移動させるタイミングベルト90とを含んでいる。このようにキャップトレイ移動機構83が、二対のガイドレール86,87と二対のトレイ支持部材88,89を含んでいることで、各キャップトレイ81,82を副走査方向に容易に移動させることができる。
一対の第1トレイ支持部材88は、一対の第1ガイドレール86とキャップトレイ81との間に配置されており、その前端部88a及び後端部88bを連結する連結部91を有している。前端部88a及び後端部88bには、キャップトレイ81の四隅に形成された貫通孔81aに挿通する、上方に突出したガイド92が形成されている。
各連結部91の上面であって第1ガイドレール86と対向する位置には、3つのバネ(第1弾性体)93が副走査方向に関して等間隔に配置されており、合計6つのバネ93でキャップトレイ81の下面を支持している。つまり、キャップトレイ81は4つのガイド92によってガイドされつつバネ93によって上方に付勢されている。この構成により、インクジェットヘッド2をヘッド組毎に個別に移動させなくても、キャップ84とインク吐出面3aを当接させることができる。また、バネ93が設けられていることで、インク吐出面3aとキャップ84とを当接させたときの衝撃力を吸収することができる。その結果、キャップ84とインク吐出面3aとの当接により当該インク吐出面3aが損傷するのを防ぐことができる。
一対の第1トレイ支持部材88の後端部88bには、一対の第2トレイ支持部材89と係合する引っ掛け爪(係合部)94が形成されている。また、図5中左側にある第1トレイ支持部材88の前端部88a及び後端部88bには、タイミングベルト90とをと固定される固定部88c,88dが形成されている。なお、固定部88c,88dは、タイミングベルト90とネジで固定されている。また、タイミングベルト90は、キャップモータ128(図7参照)の駆動によって前進方向(キャップトレイ81をキャッピング位置に移動させる方向)及び後退方向(キャップトレイ81をキャップ退避位置に移動させる方向)に走行する。
一対の第2トレイ支持部材89は、一対の第2ガイドレール87とキャップトレイ82との間に配置されており、その前端部89a及び後端部89bを連結する連結部95を有している。前端部89a及び後端部89bには、キャップトレイ82の四隅に形成された貫通孔82aに挿通する、上方に突出したガイド96が形成されている。また、ガイド96は、ガイド92よりも短くなっている。
各連結部95の上面であって第2ガイドレール87と対向する位置には、3つのバネ(第2弾性体)97が副走査方向に関して等間隔に配置されており、合計6つのバネ97でキャップトレイ82の下面を支持している。つまり、キャップトレイ82も4つのガイド96によってガイドされつつバネ97によって上方に付勢されている。また、バネ97は、バネ93よりもバネ定数が大きく且つ自由長が短くなっている。2つのキャップトレイ81,82が互いに異なる高さに支持されており、後述するようにキャップ84,85とすべてのインク吐出面3aとが当接したときに、インク吐出面3aとの当接力がどのキャップ84,85においてもほぼ同じになるようになっている。このように、バネ97が設けられていることで、インク吐出面3aとキャップ85とを当接させたときの衝撃力を吸収することができる。その結果、キャップ85とインク吐出面3aとの当接により当該インク吐出面3aが損傷するのを防ぐことができる。さらに、2つのキャップトレイ81,82の高さ方向に関する位置関係が異なっていても、キャップ84,85とインク吐出面3aとの当接力をほぼ同じにすることができる。
また、第1ガイドレール86と対向する位置にバネ93が配置されており、第1ガイドレール86の内側にある第2ガイドレール87と対向する位置にバネ97が配置されているため、対応するガイドレール86,87と対向する位置に各キャップトレイ81,82の主走査方向の両端が位置する。このため、2つのキャップトレイ81,82をキャップ退避位置で高さ方向に並設しても、バネ93とキャップトレイ82との干渉がなくなる。
一対の第2トレイ支持部材89の前端部89aには、後述するようにキャップトレイ81が前方に移動し且つすべてのキャップ84,85が副走査方向に関してすべてのインク吐出面3aの位置関係と同じ位置関係(すなわち、2つのキャップトレイ81,82に設けられた8つのキャップ84,85がすべてのインク吐出面3aと対向するキャッピング位置での位置関係と同じ位置関係)となるときに、引っ掛け爪94が係合する引っ掛け部(係合部)98が形成されている。また、一対の第2トレイ支持部材89の後端部89bには、キャップトレイ81が後方に移動し且つ2つのキャップトレイ81,82が高さ方向に並んだ状態(すなわち、2つのキャップトレイ81,82が図1に示すキャップ退避位置にあるときの状態)になるときに、引っ掛け爪94が係合する引っ掛け部(係合部)99が形成されている。
この構成において、タイミングベルト90を前進方向に走行させると、一対の第1トレイ支持部材88及びキャップトレイ81が、図1中右方(前方)に、すなわち、図1に示す位置であって、2つのキャップトレイ81,82が高さ方向に並設されるキャップ退避位置からキャッピング位置に向かって移動し、キャッピング位置に到達する前に引っ掛け爪94と引っ掛け部98とが係合し、一対の第2トレイ支持部材89及びキャップトレイ82も一緒にキャッピング位置に向かう。一方、タイミングベルト90を後退方向に走行させると、一対の第1トレイ支持部材88及びキャップトレイ81が、図1中左方(後方)に、すわなち、キャッピング位置からキャップ退避位置に向かって移動し、キャップ退避位置に到達する前に引っ掛け爪94と引っ掛け部99とが係合し、一対の第2トレイ支持部材89及びキャップトレイ82も一緒にキャップ退避位置に向かう。
このような引っ掛け爪94及び引っ掛け部98,99をキャップトレイ移動機構83が有していることで、第1トレイ支持部材88(キャップトレイ81)を移動させるだけで、第2トレイ支持部材89(キャップトレイ82)も移動させることができるので、キャップトレイ移動機構83の構成を簡易にすることができる。
次に、インクジェットプリンタ1の制御系について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。インクジェットプリンタ1には、プリンタの各動作を制御する制御部101が設けられている。制御部101は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とで構成されており、図7に示すように、ヘッド制御部111と、搬送制御部112と、メンテナンス制御部113とを含んでいる。
ヘッド制御部111は、制御部101がPC(パーソナルコンピューター)100からの印刷データを受信したときに、ヘッド駆動回路121を制御して対応するインクジェットヘッド2からインクを吐出させる。
搬送制御部112は、制御部101がPC100からの印刷データを受信したときに、ピックアップローラ22を回転させ搬送ベルト8上に用紙を搬送するようにピックアップモータ132をモータドライバ122で制御するとともに、搬送モータ133を駆動して搬送ベルト8上の用紙を搬送するようにモータドライバ123を制御する。
メンテナンス制御部113は、ポンプ制御部116と、ヘッド移動制御部(液体噴射ヘッド移動制御手段)117と、廃液トレイ移動制御部(廃液トレイ移動制御手段)118と、キャップトレイ移動制御部(キャップトレイ移動制御手段)119とを有している。ポンプ制御部116は、パージが必要な時、例えば、インクジェットヘッド2へのインク初期導入時及び印字動作が長時間行われない休止後の印字開始時などに、インク供給ポンプ134を駆動して強制的にインクをインクジェットヘッド2へ送るようにポンプドライバ124を制御する。
ヘッド移動制御部117は、パージが必要な時、例えば、インクジェットヘッド2へのインク初期導入時及び印字動作が長時間行われない休止後の印字開始時などに、ヘッドモータ52を駆動して8つのインクジェットヘッド2が印刷位置からヘッド待機位置に移動するようにモータドライバ125を制御する。また、ヘッド移動制御部117は、インクジェットヘッド2に対するメンテナンス動作が終了したときに、ヘッドモータ52を駆動して8つのインクジェットヘッド2がヘッド待機位置から印刷位置に移動するようにモータドライバ125を制御する。
廃液トレイ移動制御部118は、パージの実行に先立って、トレイモータ126を駆動して廃液トレイ61及び廃液トレイ62がインク受容位置に移動するようにモータドライバ127を制御する。また、廃液トレイ移動制御部118は、インクジェットヘッド2からのパージ動作が終了すると、トレイモータ126を駆動して廃液トレイ61及び廃液トレイ62が退避位置に移動するようにモータドライバ127を制御する。
キャップトレイ移動制御部119は、プリンタ1で用紙に対する印字などが長時間行われない休止時に、キャップモータ128を駆動してキャップトレイ81及びキャップトレイ82がキャッピング位置に移動するようにモータドライバ129を制御する。また、キャップトレイ移動制御部119は、制御部101がPC100からの印刷データを受信し印字が開始されると、キャップモータ128を駆動してキャップトレイ81及びキャップトレイ82がキャップ退避位置に移動するようにモータドライバ129を制御する。
次に、メンテナンスユニット60のメンテナンス動作について、図8及び図9を参照しつつ以下に説明する。図8(a)は2つの廃液トレイが退避位置にあるときの状況を示す図であり、図8(b)は2つの廃液トレイがインク受容位置にあるときの状況を示す図であり、図8(c)はワイパーでインク吐出面を払拭しているときの状況を示す図である。図9(a)は2つのキャップトレイがキャップ退避位置にあるときの状況を示す図であり、図9(b)は2つのキャップトレイがキャッピング位置にあるときの状況を示す図であり、図9(c)はキャップとインク吐出面とが当接しているときの状況を示す図である。
インクジェットヘッド2へのインク初期導入及び吐出不良などに陥っていたインクジェットヘッド2を回復させるパージ動作を行うときは、ヘッド移動制御部117がモータドライバ125を介してヘッドモータ52を駆動し、8つのインクジェットヘッド2(すなわち、ヘッドユニット15)を上方に移動させる。そして、ヘッドユニット15が、ヘッド待機位置に到達すると、ヘッド移動制御部117がモータドライバ125を介してヘッドモータ52を停止させる。このとき、インク吐出面3aと搬送ベルト8との間にはメンテナンスユニット60が配置可能なスペースが形成される。なお、ヘッド待機位置にあるインクジェットヘッド2のインク吐出面3a及びヘッドフレーム4の下面は、2つの廃液トレイ61、62がインク受容位置に移動してきても、ワイパー64と接触しない位置となっている(図8(b)参照)。
廃液トレイ移動制御部118が、モータドライバ127を介してトレイモータ126を駆動し、廃液トレイ61を図8(a)に示す退避位置から右方(前方)のインク受容位置に移動させる。このとき、2つの廃液トレイ61,62が、インク受容位置での位置関係と同じ位置関係となるときに、引っ掛け爪71と引っ掛け部73とが係合し、廃液トレイ61を移動させるだけで廃液トレイ62も右方に移動する。そして、2つの廃液トレイ61,62が、図8(b)に示すように、インク受容位置に到達したときに、廃液トレイ移動制御部118が、モータドライバ127を介してトレイモータ126を停止させる。
次に、ポンプ制御部116が、ポンプドライバ124を介してインク供給ポンプ134を駆動し、インクをインクジェットヘッド2に強制的に供給し、インクジェットヘッド2のノズル3bから2つの廃液トレイ61,62内にインクを吐出させる。このパージ動作によって、吐出不良に陥っていたノズル3bの詰まりやノズル内のインクの増粘が解消され、吐出特性が回復する。なお、インクジェットヘッド2内へのインク初期導入時の動作もこのパージ動作とほぼ同様な動作で行われる。
次に、ヘッド移動制御部117がモータドライバ125を介してヘッドモータ52を駆動し、各ピニオンギア55を回転させて、ヘッドユニット15を下方に移動させる。そして、ヘッドフレーム4の下面とワイパー64の先端とが当接したときに、ヘッド移動制御部117がモータドライバ125を介してヘッドモータ52を停止させる。
次に、廃液トレイ移動制御部118が、モータドライバ127を介してトレイモータ126を駆動し、図8(c)に示すように、廃液トレイ61を左方(後方)に移動させインク吐出面3aに付着したインクの払拭動作を行う。このとき、ワイパー64が退避位置から最も離れたヘッド組に属するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aをすべて払拭し終わるときに引っ掛け爪71と引っ掛け部74とが係合し、2つの廃液トレイ61,62が退避位置にあるときのように高さ方向に並んだ状態でワイパー64がもう1組のヘッド組に属するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aを払拭する。そして、ワイパー64によるすべてのインク吐出面3aの払拭が終了し、2つの廃液トレイ61,62が退避位置に至ると、廃液トレイ移動制御部118がモータドライバ127を介してトレイモータ126を停止させる。こうして、インク初期導入時の動作及びパージ動作に係るメンテナンスユニット60のメンテナンス動作が終了する。
なお、メンテナンス動作が終了すると、ヘッド移動制御部117が、モータドライバ125を介してヘッドモータ52を駆動し、ヘッドユニット15を下方に移動させる。そして、インクジェットヘッド2が印刷位置に到達したときに、ヘッド移動制御部117がモータドライバ125を介してヘッドモータ52を停止させる。
次に、すべてのインク吐出面3aを8つのキャップ84,85で覆うキャップ動作について説明する。印字が終了して、その後長時間印字が行われないときには、インクの乾燥を防止するためのインク吐出面3aをキャップする動作を行う。ヘッド移動制御部117が、廃液トレイ61の場合と同様に、ヘッドユニット15をヘッド待機位置に移動させ、キャップトレイ移動制御部119が、モータドライバ129を介してキャップモータ128を駆動し、図9(a)に示すキャップ退避位置から右方(前方)に移動させる。このとき、2つのキャップトレイ81,82に設けられた8つのキャップ84,85がすべてのインク吐出面3aの位置関係と同じ位置関係となるときに、引っ掛け爪94と引っ掛け部98とが係合し、キャップトレイ81を移動させるだけでキャップトレイ82も右方に移動する。そして、2つのキャップトレイ81,82が、図9(b)に示すように、キャッピング位置に到達すると、キャップトレイ移動制御部119が、モータドライバ129を介してキャップモータ128を停止させる。
次に、ヘッド移動制御部117がモータドライバ125を介してヘッドモータ52を駆動し、ヘッドユニット15を下方に移動させる。このとき、ヘッドユニット15を、図9(c)に示すように、キャップ退避位置から最も離れたヘッド組に属するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aとキャップ84とが当接し、続いて、もう1組のヘッド組に属するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aとキャップ85とが当接する当接位置まで移動させた後、ヘッド移動制御部117がモータドライバ125を介してヘッドモータ52を停止させる。この当接位置におけるインク吐出面3aとキャップ84との当接力及びインク吐出面3aとキャップ85との当接力はほぼ同じになっている。このようにして、インク吐出面3aをキャップ84,85が封止してノズル内のインクの乾燥を防止する。
そして、制御部101がPC100からの印刷データを受信して印字を開始する際には、ヘッド移動制御部117が、モータドライバ125を介してヘッドモータ52を駆動し、ヘッドユニット15を上方に移動させる。そして、ヘッドユニット15がヘッド待機位置に到達すると、ヘッド移動制御部117がモータドライバ125を介してヘッドモータ52を停止させて、ヘッド待機位置で待機させる。
続いて、キャップトレイ移動制御部119が、モータドライバ129を介してキャップモータ128を駆動し、キャップトレイ81を左方(後方)に移動させる。このとき、2つのキャップトレイ81,82がキャップ退避位置にあるときのように高さ方向に並んだときに、引っ掛け爪94と引っ掛け部99とが係合し、キャップトレイ81がキャップトレイ82を引き連れてキャップ退避位置に移動する。そして、2つのキャップトレイ81,82がキャップ退避位置に至ると、キャップトレイ移動制御部119が、モータドライバ129を介してキャップモータ128を停止させる。こうして、キャップ動作に係るメンテナンスユニット60のメンテナンス動作が終了する。続いて、ヘッドユニット15を下降させて印字位置に移動し、印字動作が実行される。
以上のような第1実施形態によるインクジェットプリンタ1によると、2つの廃液トレイ61,62が退避位置にあるときには、2段に配置されている。廃液トレイ61が退避位置から最も離れたヘッド組に属する4つのインクジェットヘッド2に対応し、廃液トレイ62がもう1組のヘッド組に属する4つのインクジェットヘッド2に対応しているので、各廃液トレイ61,62の副走査方向に関する幅を、1つの廃液トレイで8つのインクジェットヘッド2に対応させているものと比して、約半分程度に小さくすることが可能になる。したがって、インクジェットプリンタ1を小型化することができる。
また、キャップ84,85が設けられた2つのキャップトレイ81,82も、キャップ退避位置にあるときには、2段に配置されている。そのため、各キャップトレイ81,82の副走査方向に関する幅を小さくすることが可能になり、インクジェットプリンタ1を小型化することができる。また、キャップ84,85とインク吐出面3aとが当接することで、ノズル3bにおいてインクが増粘及び固化するのを防ぐことができる。
また、8つのインクジェットヘッド2が、互いに近接した4つのインクジェットヘッド2からなる2つのヘッド組に分けられていても、ワイパー64はインク吐出面3a毎に付着したインクを払拭するので、払拭時にインク吐出面3a上で異なる色同士のインクが混色しにくくなる。さらに、ワイパー64でインク吐出面3aを払拭し、当該インク吐出面から隣接したインク吐出面3aを払拭し始めるときに、ワイパー64の先端から当該インク吐出面3aを払拭したインクが流れ落ちるための時間を設けることで、インク吐出面3a上で異なる色同士のインクの混色がなくなる。なお、インクが流れ落ちるための時間においてもワイパー64は移動していてもよい。つまり、ワイパー64の移動速度を遅くすればよい。
続いて、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタについて、図10及び図11を参照しつつ以下に説明する。図10は、メンテナンスユニットに含まれる2つの廃液トレイ及びこれら廃液トレイを移動させる廃液トレイ移動機構の平面図である。図11(a)は2つの廃液トレイがインク受容位置にあるときの状況を示す図であり、図11(b)はワイパーでインク吐出面を払拭しているときの状況を示す図である。なお、第1実施形態と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
本実施形態のインクジェットプリンタは、廃液トレイ61に2つのワイパー264,265が設けられているだけで、それ以外は第1実施形態と同様である。2つのワイパー264,265は、図10に示すように、主走査方向に関して第1実施形態のワイパー64のちょうど半分の長さをそれぞれ有しており、廃液トレイ61の前端及び後端にそれぞれ設けられている。
第1のワイパー264は、廃液トレイ61の副走査方向に沿う中心線から左側部分に配置されており、第2のワイパー265は、廃液トレイ61の副走査方向に中心線から右側に配置されている。また、ワイパー264は、図11(a)に示すように、廃液トレイ61がインク受容位置にあるときに、ヘッドフレーム4の退避位置から最も離れた端部下面と対向している。これに対して、ワイパー265は、ヘッドフレーム4の中間部下面と対向している。つまり、ワイパー264は、退避位置から最も離れたヘッド組に属するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aを払拭するものであり、ワイパー265は、もう1組のヘッド組に属するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aを払拭するものである。
次に、インクジェットヘッド2へのインク初期導入及び吐出不良などに陥っていたインクジェットヘッド2を回復させるパージ動作を行うときのメンテナンスユニットの動作について以下に説明する。パージ動作を行うときは、第1実施形態と同様、2つの廃液トレイ61,62をインク受容位置に配置させ、各廃液トレイ61,62内にインクジェットヘッド2からインクを吐出させる。そして、ヘッドユニット15を下方に移動させ、ヘッドフレーム4の下面と2つのワイパー264,265の先端とを当接させる。
次に、廃液トレイ61を左方に移動させる。このとき、図11(b)に示すように、ワイパー264が退避位置から最も離れたヘッド組に属するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aを、ワイパー265がもう1組のヘッド組に属するインクジェットヘッド2のインク吐出面3aを同時に払拭する。このように、2つのワイパー264,265が同時にインク吐出面3aを払拭するので、1つのワイパー64で8つのインク吐出面3aを払拭する払拭時間よりも、本実施形態における払拭時間の方が短くなる。
そして、2つのワイパー264,265によるインク吐出面3aの払拭が終了した時点で、廃液トレイ移動制御部118が、モータドライバ127を介してトレイモータ126の回転速度を上昇させ、2つの廃液トレイ61,62を高速で退避位置に移動させる。2つの廃液トレイ61,62が退避位置に至ると、廃液トレイ移動制御部118がモータドライバ127を介してトレイモータ126を停止させる。こうして、インク初期導入時の動作及びパージ動作に係るメンテナンスユニットのメンテナンス動作が終了する。
以上のような第2実施形態によるインクジェットプリンタにおいても、第1実施形態と同様な構成における部分は、同様な効果を得ることができる。また、本実施形態におけるメンテナンス時間は第1実施形態と比して短くなる。これは、第1実施形態において、ワイパー64で8つのインク吐出面3aを払拭した時点で、上述のようにトレイモータ126の回転速度を上昇させて、2つの廃液トレイ61,62を退避位置に移動させても、本実施形態における払拭時間よりも第1実施形態の方が長くなるため、廃液トレイ61,62をインク受容位置から退避位置に移動させる時間が第1実施形態の方が長くなるからである。
上述した第1及び第2実施形態のインクジェットプリンタにおいては、図2に示すように、2つのヘッド組に属する8つのインクジェットヘッド2を有しているが、図12に示すように、さらに4つのインクジェットヘッド2を有していてもよい。図12は、ヘッドユニットの一変形例を示す平面図である。なお、第1及び第2実施形態と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
本変形例のヘッドユニット315は、図12に示すように、主走査方向に長尺なヘッドフレーム304と、12個のインクジェットヘッド2とで構成されている。ヘッドフレーム304の主走査方向両端には、2つのフレーム移動機構51が設けられており、これらフレーム移動機構51によって、ヘッドユニット315が上下方向に移動可能になっている。ヘッドフレーム304には、3つの貫通部304aが形成されている。3つの貫通部304aは、主走査方向に千鳥状に配列されている。
12個のインクジェットヘッド2は、隣接するインク吐出面3aが主走査方向にずれずに副走査方向に互いに近接した4つのインクジェットヘッド2からなる、3つのヘッド組に分けられている。そして、各ヘッド組に属するインクジェットヘッド2が、各貫通部304aからインク吐出面3aが露出した状態で、ヘッドフレーム304に固定されている。3つのヘッド組は、3つの貫通部304aに対応して主走査方向に千鳥状に配置されており、インクジェットヘッド2のインク吐出面3aが副走査方向に互いにオーバーラップし、各ヘッド組の用紙に対する印字領域が主走査方向に関して連続している。つまり、本変形例によるインクジェットプリンタは、上述した第1及び第2実施形態における印字領域よりも約1.5倍の印字領域を有しており、第1及び第2実施形態における印字領域がA4の印字領域に対応していると、本変形例における印字領域はA3に対応していることになる。これにより、大きなサイズの用紙においても、用紙のほぼ全面にインクを噴射することができる。
以上のようなヘッドユニット315を有するインクジェットプリンタであっても、退避位置から最も離れた2つのヘッド組(図12中上側にある2つのヘッド組)に対応する廃液トレイと、もう1組のヘッド組に対応する廃液トレイとを有することで、ヘッドユニット315のサイズによらず、インクジェットプリンタを小型化することができる。
なお、上述の変形例においては、主走査方向に3つのヘッド組が千鳥状に配列された変形例を示したが、副走査方向に4つのヘッド組が千鳥状に配列されていてもよい。この場合、ヘッドユニットの副走査方向に沿う中心線から左側に8つのインクジェットヘッドが、中心線から右側に8つのインクジェットヘッドが配置されることになる。このとき、左側にある8つのインクジェットヘッドにそれぞれ異なる色のインクを充填し、同じ8色のインクを右側にある8つのインクジェットヘッドに充填することで、インクジェットプリンタによる色彩表現力がより向上する。
さらに、退避位置から最も離れたヘッド組と次に離れたヘッド組とに対応する廃液トレイと、残りの2組のヘッド組に対応する廃液トレイとをインクジェットプリンタが有することで、より多色化したインクジェットプリンタを小型化することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、インクジェットプリンタは、インクジェットヘッドを少なくとも2つ有しておればよく、この場合、退避位置から最も離れたインクジェットヘッドに対応する廃液トレイと、もう1つのインクジェットヘッドに対応した廃液トレイとを有しておればよい。これにより、インクジェットプリンタを小型化することができる。また、上述したインクジェットプリンタは、キャップトレイ81,82及びキャップ移動機構83がなくてもよい。また、廃液トレイ移動機構は、各廃液トレイ61,62をそれぞれ退避位置とインク受容位置との間を移動させてもよい。この場合、引っ掛け爪71及び引っ掛け部73,74を第1トレイ支持部材67,68に形成しなくてもよい。また、キャップ移動機構83は、各キャップトレイ81,82をそれぞれキャップ退避位置とキャッピング位置との間を移動させてもよい。この場合、引っ掛け爪94及び引っ掛け部98,99を第1トレイ支持部材88,89に形成しなくてもよい。また、廃液トレイ移動機構63及びキャップトレイ移動機構83は、廃液トレイ61,62及びキャップトレイ81,82を副走査方向に移動させることが可能であれば、どのような機構であってもよい。
また、上述した実施形態は、ノズルからインクを吐出(噴射)する複数のインクジェットヘッドを有するインクジェットプリンタに本発明を適用した一例であるが、本発明を適用可能な対象はこのようなインクジェットヘッドに限られない。例えば、導電ペーストを噴射して基板上に微細な配線パターンを形成したり、あるいは、有機発光体を基板に噴射して高精細ディスプレイを形成したり、さらには、光学樹脂を基板に噴射して光導波路等の微小電子デバイスを形成するための、複数の液体噴射ヘッドを有する、種々の液滴噴射装置に適用することができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略側断面図である。 図1に示すヘッドユニットを下方から見たときの図である。 メンテナンスユニットに含まれる2つの廃液トレイ及びこれら廃液トレイを移動させる廃液トレイ移動機構の平面図である。 図3に示す2つの廃液トレイ及び廃液トレイ移動機構の側面図である。 メンテナンスユニットに含まれる2つのキャップトレイ及びこれらキャップトレイを移動させるキャップトレイ移動機構の平面図である。 図3に示す2つのキャップトレイ及びキャップトレイ移動機構の側面図である。 本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御構成を示す概略ブロック図である。 (a)は2つの廃液トレイが退避位置にあるときの状況を示す図であり、(b)は2つの廃液トレイがインク受容位置にあるときの状況を示す図であり、(c)はワイパーでインク吐出面を払拭しているときの状況を示す図である。 (a)は2つのキャップトレイがキャップ退避位置にあるときの状況を示す図であり、(b)は2つのキャップトレイがキャッピング位置にあるときの状況を示す図であり、(c)はキャップとインク吐出面とが当接しているときの状況を示す図である。 メンテナンスユニットに含まれる2つの廃液トレイ及びこれら廃液トレイを移動させる廃液トレイ移動機構の平面図である。 (a)は2つの廃液トレイがインク受容位置にあるときの状況を示す図であり、(b)はワイパーでインク吐出面を払拭しているときの状況を示す図である。 ヘッドユニットの一変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(液体噴射装置)
2 インクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)
3a インク吐出面(液体噴射面)
3b ノズル(液体噴射口)
16 搬送ユニット(記録媒体搬送機構)
51 フレーム移動機構(液体噴射ヘッド移動機構)
60 メンテナンスユニット
61,62 廃液トレイ
63 廃液トレイ移動機構
64 ワイパー
65 第1ガイドレール(トレイガイドレール)
66 第1ガイドレール(トレイガイドレール)
67 第1トレイ支持部材
68 第2トレイ支持部材
81,82 キャップトレイ
83 キャップトレイ移動機構
84,85 キャップ
86 第1ガイドレール(キャップガイドレール)
87 第2ガイドレール(キャップガイドレール)
88 第1トレイ支持部材(第1キャップトレイ支持部材)
89 第2トレイ支持部材(第2キャップトレイ支持部材)
93 バネ(第1弾性体)
71,94 引っ掛け爪(係合部)
97 バネ(第2弾性体)
73,74,98,99 引っ掛け部(係合部)
117 ヘッド移動制御部(液体噴射ヘッド移動制御手段)
118 廃液トレイ移動制御部(廃液トレイ移動制御手段)
119 キャップトレイ移動制御部(キャップトレイ移動制御手段)
264 第1のワイパー
265 第2のワイパー

Claims (13)

  1. 複数の液体噴射口が形成された主走査方向に長尺な液体噴射面をそれぞれ有する複数の液体噴射ヘッドと、
    記録媒体を、前記液体噴射面の面方向に関して前記主走査方向と直交する副走査方向に搬送させるとともに各液体噴射面と対向する領域を通過させる記録媒体搬送機構と、
    記録媒体に液体を噴射する液体噴射位置と前記液体噴射位置にあるときよりも前記記録媒体搬送機構から上方に離れた待機位置との間で前記複数の液体噴射ヘッドを移動させる液体噴射ヘッド移動機構と、
    2つの廃液トレイと、互いに異なる一定の高さを保持しつつ前記副走査方向に移動可能に前記2つの廃液トレイを支持しており、前記2つの廃液トレイが高さ方向に並設される退避位置と前記2つの廃液トレイのそれぞれが前記待機位置にある前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面と対向しつつ前記液体噴射ヘッドから噴射された液体を受け取る液体受容位置との間で、前記2つの廃液トレイを前記副走査方向に移動させる廃液トレイ移動機構と、上側の前記廃液トレイに固定され前記液体噴射面に付着した液体を払拭する前記主走査方向に長尺な払拭部材とを有するメンテナンスユニットと、
    前記液体噴射位置と前記待機位置との間で前記複数の液体噴射ヘッドが移動するように、前記液体噴射ヘッド移動機構を制御する液体噴射ヘッド移動制御手段と、
    前記退避位置と前記液体受容位置との間で前記2つの廃液トレイが移動するように、前記廃液トレイ移動機構を制御する廃液トレイ移動制御手段とを備えていることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記メンテナンスユニットが、
    前記液体噴射面と当接して密閉空間を形成する複数のキャップと、
    前記キャップが設けられた2つのキャップトレイと、
    互いに異なる一定の高さを保持しつつ前記副走査方向に移動可能に前記2つのキャップトレイを支持しており、前記2つのキャップトレイが高さ方向に並設されるキャップ退避位置と前記キャップと前記液体噴射面とがそれぞれ対向し前記キャップと前記液体噴射面とが当接可能なキャッピング位置との間で前記2つのキャップトレイを前記副走査方向に移動させるキャップトレイ移動機構とをさらに有しており、
    前記キャップ退避位置と前記キャッピング位置との間で前記2つのキャップトレイが移動するように、前記キャップトレイ移動機構を制御するキャップトレイ移動制御手段をさらに備えており、
    前記液体噴射ヘッド移動制御手段が、前記キャッピング位置にある前記複数のキャップと前記複数の液体噴射ヘッドの前記液体噴射面とが当接する当接位置に前記複数の液体噴射ヘッドが移動するように、前記液体噴射ヘッド移動機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記キャップトレイ移動機構が、
    前記複数のキャップを挟んで前記副走査方向に延在し、前記2つのキャップトレイにそれぞれ対応する二対のキャップガイドレールと、
    一対の前記キャップガイドレールに摺動可能に支持され、上側の前記キャップトレイを高さ方向に移動可能に支持する一対の第1キャップトレイ支持部材と、
    一対の前記キャップガイドレールに摺動可能に支持され、下側の前記キャップトレイを高さ方向に移動可能に支持する一対の第2キャップトレイ支持部材と、
    前記第1キャップトレイ支持部材と前記上側のキャップトレイとの間に設けられた第1弾性体と、
    前記第2キャップトレイ支持部材と前記下側のキャップトレイとの間に設けられた第2弾性体とを有していることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記2つのキャップトレイの前記副走査方向に沿う中心線が、いずれのキャップトレイについても共通であり、
    前記上側のキャップトレイに対応する前記一対のキャップガイドレールが、前記主走査方向に関して、前記下側のキャップトレイ及び前記下側のキャップトレイに対応する前記一対のキャップガイドレールよりも外側に配置されており、
    前記第1及び第2弾性体が、対応する前記キャップトレイガイドと対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。
  5. 前記第1及び第2弾性体がバネから構成されており、
    前記上側のキャップトレイに係るバネが、前記下側のキャップトレイに係るバネよりもバネ定数が小さく且つ自由長が長くなっており、前記キャップと前記液体噴射面とが当接したときに前記液体噴射面との当接力がどの前記キャップについてもほぼ同じであることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 上方にある前記キャップトレイほど、前記キャップが前記キャッピング位置にあるときに、前記キャップ退避位置から離れた前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面と対向することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記第1及び第2キャップトレイ支持部材には、前記上側のキャップトレイを前記キャップ退避位置から前記キャッピング位置に移動させているときに、前記上側のキャップトレイに設けられた前記キャップと前記下側のキャップトレイに設けられた前記キャップとが、前記副走査方向に関して複数の前記液滴噴射面の位置関係と同じ位置関係となる配置状態で互いに係合し、前記上側のキャップトレイを前記キャッピング位置から前記キャップ退避位置に移動させているときに、前記2つのキャップトレイが、高さ方向に並んだ状態で互いに係合する係合部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の液体噴射装置。
  8. 前記廃液トレイ移動機構が、
    前記払拭部材を挟んで前記副走査方向に延在し、前記2つの廃液トレイにそれぞれ対応する二対のトレイガイドレールと、
    前記二対のトレイガイドレールの各対に摺動可能に支持され、前記廃液トレイのそれぞれを支持する二対のトレイ支持部材とを有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体噴射装置。
  9. 上方にある前記廃液トレイほど、前記液体受容位置にあるときに、前記退避位置から離れた前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面と対向することを特徴とする請求項8に記載の液体噴射装置。
  10. 前記二対のトレイ支持部材には、前記上側の廃液トレイを前記退避位置から前記液体受容位置に移動させているときに、前記2つの廃液トレイが、前記液体受容位置において前記複数の液体噴射ヘッドから噴射された液体を受け取る位置関係と同じ位置関係となる状態で互いに係合し、前記上側の廃液トレイを前記液体受容位置から前記退避位置に移動させているときに、前記2つの廃液トレイが、高さ方向に並んだ状態で互いに係合する係合部が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の液体噴射装置。
  11. 前記複数の液体噴射ヘッドが、隣接する前記液体噴射面が前記主走査方向にずれずに前記副走査方向に互いに近接した液体噴射ヘッドからそれぞれなる、複数組に分けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の液体噴射装置。
  12. 前記複数組が、前記主走査方向又は前記副走査方向に千鳥状に配列されていることを特徴とする請求項11に記載の液体噴射装置。
  13. 前記払拭部材が、前記退避位置から前記液体受容位置に移動するときの前記上側の廃液トレイの前端に設けられた第1のワイパーと、前記退避位置から前記液体受容位置に移動するときの前記上側の廃液トレイの後端に設けられた第2のワイパーとを有しており、
    前記第1のワイパーが、前記退避位置から前記副走査方向に最も離れた組の前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を払拭し、
    前記第2のワイパーが、前記退避位置から前記副走査方向に前記最も離れた組の次に離れた組の前記液体噴射ヘッドの前記液体噴射面を払拭することを特徴とする請求項11又は12に記載の液体噴射装置。
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