JP6488824B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置に関し、特に記録媒体に対して液体を吐出することにより記録を行う記録装置に関する。
特許文献1には、記録媒体を支持するためのプラテン(支持部)と、ヘッド(液体吐出部)の複数の吐出口から吐出された液体を受容するための液体受け部材(液体受容部)とを含むインクジェットプリンタ(記録装置)が開示されている。プラテンは、回動可能に構成された一対の扉部材を含み、一対の扉部材が回動することで、各扉部材の表面(支持面)がヘッドの吐出面と対向する対向位置、及び、各扉部材の表面が吐出面と対向しない非対向位置を選択的に取り得る。液体受け部材は、鉛直方向(吐出面と直交する方向)に移動することで、吐出面とその上面(受容面)とが対向して近接する第1位置(近接位置)、及び、吐出面とその上面との鉛直方向の間隔が第1位置よりも大きく、プラテンの回動範囲外にある初期位置(離隔位置)を選択的に取り得る(図2参照)。プラテンが非対向位置にあり且つ吐出面と液体受け部材の上面とが対向した状態で、フラッシング(予備吐出処理)が行われる(段落0063参照)。また、特許文献1には、フラッシングの後に、液体受け部材を第1位置から初期位置に移動させる処理(離隔処理)を行うこと(図10、段落0064、0065、0060、0061参照)、フラッシングの後、液体受け部材が初期位置に到達した後に、プラテンを非対向位置から対向位置に切り替える処理(対向処理)を行うこと(段落0042〜0048参照)が開示されている。
特開2013−78861号公報
予備吐出処理において吐出される液体の量(予備吐出量)が多い場合には、予備吐出処理において吐出された液体が受容面で跳ね返って支持面に付着するのを抑制するため、特許文献1のように予備吐出処理の後に離隔処理を開始する(即ち、予備吐出処理の間、液体受容部を移動させずに所定の位置に保持する)ことが好ましい。しかしながら、予備吐出量が少ない場合にも同様の処理を行うと、予備吐出処理、離隔処理及び対向処理を含む一連の処理に時間がかかってしまい、高速記録を実現し難い。
本発明の目的は、予備吐出処理において吐出された液体が受容面で跳ね返って支持面に付着するのを抑制しつつ、予備吐出処理、離隔処理及び対向処理を含む一連の処理にかかる時間を短縮することが可能な記録装置を提供することである。
本発明に係る記録装置は、液体を吐出するための複数の吐出口が開口した吐出面、及び、液体に吐出エネルギーを付与するための複数の駆動部を有する液体吐出部と、記録媒体を支持するための支持面を有し、前記吐出面に沿った軸を中心として回動可能に構成された支持部と、前記支持部が、前記吐出面と前記支持面とが対向する対向位置、及び、前記吐出面と前記支持面とが対向しない非対向位置を選択的に取るように、前記支持部を前記軸を中心として回動させるための支持部回動機構と、前記複数の吐出口から吐出された液体を受容するための受容面を有し、前記吐出面に直交する直交方向に移動可能に構成された液体受容部と、前記液体受容部が、前記吐出面と前記受容面とが対向して近接する近接位置、及び、前記吐出面と前記受容面との前記直交方向の間隔が前記近接位置よりも大きく、前記支持部回動機構による前記支持部の回動範囲外にある離隔位置を選択的に取るように、前記液体受容部を前記直交方向に移動させるための液体受容部移動機構と、制御部とを備えており、前記制御部は、前記支持部が前記非対向位置にあり且つ前記吐出面と前記受容面とが対向した状態で、記録媒体への液体の吐出に先立って、前記受容面に向けて前記複数の吐出口から液体が吐出されるように、前記複数の駆動部を制御する予備吐出処理と、前記支持部が前記非対向位置にある状態で、前記液体受容部が前記近接位置から前記離隔位置に移動するように、前記液体受容部移動機構を制御する離隔処理と、前記予備吐出処理及び前記離隔処理の後、前記支持部が回動して前記非対向位置から前記対向位置に切り替えられるように、前記支持部回動機構を制御する対向処理とを実行可能であり、前記予備吐出処理において前記複数の吐出口から吐出される液体の量である予備吐出量が所定量以上の場合は、前記予備吐出処理の終了時点以後に前記離隔処理を開始し、前記予備吐出量が前記所定量未満の場合は、前記予備吐出処理の終了時点前に前記離隔処理を開始することを特徴とする。
本発明によれば、予備吐出量が多い場合(所定量以上の場合)には、「予備吐出処理の終了時点以後」に離隔処理を開始する(即ち、予備吐出処理の間、液体受容部を移動させずに近接位置に保持する)ことで、予備吐出処理において吐出された液体が受容面で跳ね返って支持面に付着するという問題を抑制する。一方、予備吐出量が少ない場合(所定量未満の場合)には、予備吐出処理の間液体受容部を近接位置に保持しなくとも、上記問題が生じ難いため、「予備吐出処理の終了時点前」に離隔処理を開始して、予備吐出処理、離隔処理及び対向処理を含む一連の処理にかかる時間を短縮する。これにより、予備吐出処理において吐出された液体が受容面で跳ね返って支持面に付着するのを抑制しつつ、予備吐出処理、離隔処理及び対向処理を含む一連の処理にかかる時間を短縮することができる。
前記支持部は、前記吐出面と平行な平行方向に互いに隣接して配置され、前記平行方向に直交する前記軸を中心としてそれぞれ回動可能であり、前記支持面を構成する第1支持面及び第2支持面をそれぞれ有する第1支持部材及び第2支持部材を含み、前記第1支持部材及び前記第2支持部材のそれぞれが前記軸を中心として回動することにより、前記第1支持面及び前記第2支持面が前記平行方向に延在したときに前記対向位置を取り、前記第1支持面及び前記第2支持面が前記平行方向に互いに対向したときに前記非対向位置を取ってよい。
上記構成によれば、支持部が1部材から構成される場合に比べ、支持部の直交方向の占有領域を小さくすることができ、装置面積の小型化を実現することができる。
前記制御部は、前記離隔処理の終了時点から前記対向処理の開始時点までの時間が、前記予備吐出量が前記所定量以上の場合と前記所定量未満の場合とで互いに同じになるような時点に、前記対向処理を開始してよい。
上記構成によれば、離隔処理と対向処理との関係が複雑化せず、制御が容易である。
前記支持部回動機構及び前記液体受容部移動機構は、1の駆動源によって駆動される共通の機構により構成されてよい。
上記構成によれば、複雑な制御を行わなくとも、上記のような効果を得ることができる。
本発明に係る記録装置は、前記吐出面を囲む環状部材であって、前記直交方向に移動可能に構成された環状部材と、前記環状部材が、前記直交方向のうち前記複数の吐出口から液体が吐出される方向である液体吐出方向の先端が前記吐出面よりも前記液体吐出方向に突出して前記受容面と接触することにより、前記液体受容部とで前記吐出面を封止する封止位置、及び、前記先端と前記受容面とが離隔することにより、前記液体受容部とで前記吐出面を封止しない非封止位置を選択的に取るように、前記環状部材を前記直交方向に移動させるための環状部材移動機構とをさらに備え、前記制御部は、前記支持部が回動して前記対向位置から前記非対向位置に切り替えられるように、前記支持部回動機構を制御する非対向処理と、前記支持部が前記非対向位置にある状態で、前記液体受容部が前記離隔位置から前記近接位置に移動するように、前記液体受容部移動機構を制御する近接処理と、前記非対向処理及び前記近接処理の後、前記支持部が前記非対向位置にあり且つ前記液体受容部が前記近接位置にある状態で、前記環状部材が前記非封止位置から前記封止位置に移動されるように、前記環状部材移動機構を制御するキャッピング処理と、前記予備吐出処理の開始時点前に開始される、前記環状部材が前記封止位置から前記非封止位置に移動されるように、前記環状部材移動機構を制御するアンキャッピング処理とをさらに実行可能であってよい。
上記構成によれば、環状部材と液体受容部とで吐出面を封止する構成を採用した場合において、予備吐出処理の開始時点前にアンキャッピング処理を開始することで、予備吐出処理において吐出された液体が受容面で跳ね返って環状部材に付着するのを抑制することができる。
前記制御部は、前記環状部材が前記封止位置に保持された時間、前記吐出面付近の温度及び前記吐出面付近の湿度の少なくともいずれかに基づいて、前記予備吐出量を決定する予備吐出量決定処理をさらに実行可能であってよい。
上記構成によれば、適切な予備吐出量が決定され、吐出性能を確実に回復させることができる。
前記制御部は、前記予備吐出量が前記所定量未満の場合、前記離隔処理を、開始した後中断し、前記予備吐出処理の終了時点以後に再開してよい。
上記構成によれば、予備吐出量が少ない場合でも、吐出面と受容面との間隔が大きくなりすぎると、予備吐出処理において吐出された液体が受容面に受容される前にミスト化し、装置内の各部に付着するという問題が生じ得る。上記構成によれば、離隔処理を一旦中断することで、当該問題を抑制し得る。
前記制御部は、前記予備吐出量が前記所定量未満の場合、前記離隔処理の開始から中断までを、前記予備吐出処理の開始時点前に行ってよい。
上記構成によれば、予備吐出処理の間、液体受容部を移動させずに所定の位置に保持することで、受容面による液体の受容を安定化させることができる。
前記離隔処理の開始時点における前記間隔よりも大きく且つ前記離隔処理の終了時点における前記間隔よりも小さい所定の間隔に関する情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記間隔が前記所定の間隔となったときに、前記離隔処理を中断してよい。
上記構成によれば、ミスト化の問題を抑制可能な間隔に関する情報を予め記憶部に記憶させておき、上記のような制御を行うことで、ミスト化した液体が装置内の各部に付着する問題をより確実に抑制することができる。
前記制御部は、前記予備吐出量が前記所定量未満の場合、前記予備吐出処理の終了時点において前記離隔処理が実行中となるように、前記離隔処理を中断せず連続的に行ってよい。
上記構成によれば、制御が容易である。
本発明に係る記録装置は、前記離隔処理の開始時点における前記間隔よりも大きく且つ前記離隔処理の終了時点における前記間隔よりも小さい所定の間隔に関する情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記予備吐出処理の終了時点において前記間隔が前記所定の間隔となるように、前記離隔処理を実行してよい。
上記構成によれば、ミスト化の問題を抑制可能な間隔に関する情報を予め記憶部に記憶させておき、上記のような制御を行うことで、ミスト化した液体が装置内の各部に付着する問題を抑制することができる。
本発明によれば、予備吐出量が多い場合(所定量以上の場合)には、「予備吐出処理の終了時点以後」に離隔処理を開始する(即ち、予備吐出処理の間、液体受容部を移動させずに近接位置に保持する)ことで、予備吐出処理において吐出された液体が受容面で跳ね返って支持面に付着するという問題を抑制する。一方、予備吐出量が少ない場合(所定量未満の場合)には、予備吐出処理の間液体受容部を近接位置に保持しなくとも、上記問題が生じ難いため、「予備吐出処理の終了時点前」に離隔処理を開始して、予備吐出処理、離隔処理及び対向処理を含む一連の処理にかかる時間を短縮する。これにより、予備吐出処理において吐出された液体が受容面で跳ね返って支持面に付着するのを抑制しつつ、予備吐出処理、離隔処理及び対向処理を含む一連の処理にかかる時間を短縮することができる。
(a)は、本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタの内部を示す側面図である。(b)は、プリンタに含まれるヘッドの部分断面図である。 支持部が対向位置にあり且つインク受容部が離隔位置にあるときの、支持部及びインク受容部と支持部及びインク受容部に共通の機構である共通機構とを示す斜視図である。 (a)は支持部が非対向位置にあり且つインク受容部が離隔位置にあるとき、(b)は支持部が非対向位置にあり且つインク受容部が近接位置にあるときの、支持部及びインク受容部と共通機構とを示す斜視図である。 (a)は支持部が対向位置にあり且つインク受容部が離隔位置にある状態、(b)は支持部が非対向位置にあり且つインク受容部が近接位置と離隔位置との間にある状態、(c)は支持部が非対向位置にあり且つインク受容部が近接位置にある状態を示す、部分側面図である。 図4(c)の一点鎖線で囲まれた領域Vを示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態においてCPUが実行する制御内容を示すフロー図である。 (a)は、通常準備処理を示すフロー図である。(b)は、本発明の第1実施形態における時短準備処理を示すフロー図である。(c)は、本発明の第2実施形態における時短準備処理を示すフロー図である。 (a)は、通常準備処理のタイムチャートである。(b)は、本発明の第1実施形態における時短準備処理のタイムチャートである。(c)は、本発明の第2実施形態における時短準備処理のタイムチャートである。
本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)1は、図1(a)に示すように、直方体形状の筐体1aを含む。筐体1a内には、インクジェットヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)10、支持部40、インク受容部60、環状部材61、用紙収容部3、搬送機構20及び制御ユニット100が配置されている。筐体1aの天板上部には、用紙受容部4が設けられている。
ヘッド10は、主走査方向に長尺なラインヘッドである。ヘッド10は、本発明に係る「液体吐出部」に該当し、図1(b)に示すように、インクを吐出するための複数の吐出口14aが開口した吐出面10aと、複数の吐出口14aのそれぞれに至る複数の個別流路14とを有する。ヘッド10は、流路ユニット12及びアクチュエータユニット17を含む。流路ユニット12は、プレート12a〜12dを積層して形成されている。流路ユニット12の下面が吐出面10aであり、流路ユニット12の内部に複数の個別流路14が形成されている。さらに流路ユニット12の内部には、複数の個別流路14に共通のマニホールド流路13が形成されている。各個別流路14は、マニホールド流路13の出口から圧力室16を介して吐出口14aまで延在している。アクチュエータユニット17は、振動板17a、圧電層17b、及び、圧力室16毎に設けられた個別電極17cを積層して形成されている。振動板17aは、流路ユニット12の上面に固定され、複数の圧力室16を閉鎖している。圧電層17bは、振動板17aの上面に固定され、複数の圧力室16と対向している。各個別電極17cは、圧電層17bの上面に固定され、各圧力室16と対向している。アクチュエータユニット17における各個別電極17cに対応する部分が、インクに吐出エネルギーを付与するための駆動部17xを構成し、各個別電極17cへの電圧の印加に応じて独立して変形可能である。駆動部17xが圧力室16に向かって凸となるように変形することにより、圧力室16の容積が減少し、圧力室16内のインクに圧力が付与され、吐出口14aからインクが吐出される。
なお、駆動部17xは、用紙Pへの記録時に駆動される他、用紙Pへの記録に先立って行われる予備吐出処理の際にも駆動される。駆動部17xは、用紙Pへの記録時には記録データに基づいて駆動され、予備吐出処理の際には記録データとは異なる予備吐出データに基づいて駆動される。予備吐出処理において、用紙Pへの記録に先立って吐出口14aからインクを吐出させることにより、吐出口14a内のインクの増粘が解消又は抑制され、吐出性能を良好に保持することができる。
用紙収容部3は、複数の用紙Pを収容可能なトレイであり、筐体1aに対して着脱可能である。
搬送機構20は、ガイド29a〜29f、給紙ローラ21及びローラ対22〜28を含み、用紙収容部3に収容された用紙Pを搬送経路に沿って搬送するように構成されている。各ガイド29a〜29fは、その厚み方向に互いに離隔した一対のガイド板を含む。給紙ローラ21は、用紙収容部3内で最も上方にある用紙Pの表面と接触するように配置されている。各ローラ対22〜28は、互いに接触する2つのローラを含む。搬送経路は、各ガイド29a〜29fの一対のガイド板間の空間、各ローラ対22〜28のローラ同士の接触点、及び、吐出面10aと支持面40aとの間隙によって形成されており、用紙収容部3から吐出面10aと対向する位置を経由して用紙受容部4まで延在している。ローラ対22〜28は、搬送経路に沿って離隔して配置されたガイド29a〜29f間に配置されている。給紙ローラ21、及び、各ローラ対22〜28のうちの一方のローラは、制御ユニット100による制御の下、搬送モータ20M(図6参照)の駆動により回転する駆動ローラである。各ローラ対22〜28のうち他方のローラは、上記一方のローラの回転に伴って回転する従動ローラである。各ローラ対22〜28において、一方のローラ及び他方のローラは、用紙Pを挟持しつつ互いに逆方向に回転する。
支持部40は、それぞれ平坦な板から構成される第1支持部材41及び第2支持部材42を含み、ヘッド10の下方に配置されている。第1支持部材41及び第2支持部材42の上面は、ヘッド10の吐出面10aと離隔しつつ対向して用紙Pを支持するための第1支持面41a及び第2支持面42aであり、支持部40の支持面40aを構成している。第1支持部材41及び第2支持部材42は、副走査方向(吐出面10aと平行な平行方向)に互いに隣接して配置され、主走査方向に沿った軸41x,42xを中心としてそれぞれ回動可能である。第1支持部材41及び第2支持部材42のそれぞれが軸41x,42xを中心として回動することにより、第1支持面41a及び第2支持面42aが副走査方向に延在したとき、支持部40は吐出面10aと支持面40aとが対向する対向位置(図1(a)に実線で示す位置)を取り、第1支持面41a及び第2支持面42aが副走査方向に互いに対向したとき、支持部40は、吐出面10aと支持面40aとが対向しない非対向位置(図1(a)に点線で示す位置)を取る。即ち、支持部40は、対向位置及び非対向位置を選択的に取り得る。支持部40は、後述する記録処理が実行されるとき対向位置に保持され、予備吐出処理が実行されるとき、キャッピング処理が実行されるとき及びアンキャッピング処理が実行されるときは非対向位置に保持される。
なお、支持面40aに用紙Pを適切に支持する観点等から、支持面40aに、弱粘着性のシリコン層を形成したり、リブを形成したりしてもよい。支持面40aにリブが形成されている場合、リブの凹凸を含めた面全体が本発明に係る「支持面」に該当する。
インク受容部60は、平坦な板から構成され、ヘッド10の下方において鉛直方向(吐出面10aに直交する直交方向)に移動可能に支持されている。インク受容部60の上面は、後述する予備吐出処理において吐出口14aから吐出されたインクを受容するための受容面60aである。インク受容部60は、例えば、水分を吸収しない又は水分を吸収し難い材料(ガラス、金属等)で構成されている。
環状部材61は、吐出面10aを囲む環状の部材であって、ヘッド10を支持する枠状のホルダ10xに鉛直方向に移動可能に取り付けられている。
ここで、支持部40、インク受容部60及び環状部材61を回動又は移動させる機構の構成について説明する。
支持部40及びインク受容部60は、両者に共通の機構である共通機構90(図2及び図3参照)によってそれぞれ回動及び移動される。共通機構90は、一対の固定部材190、4つの回動部材191、一対のリンク機構192、一対の伝達部材193及び一対のカム機構194を含む。一対の固定部材190、一対のリンク機構192、一対の伝達部材193及び一対のカム機構194は、それぞれ、支持部材40を主走査方向に挟む位置に配置されている。また、一対の固定部材190における支持部40と対向する内面に、それぞれ、2つの回動部材191が配置されている。一対の固定部材190の外面に、それぞれ、1のリンク機構192、1の伝達部材193及び1のカム機構194が配置されている。
各固定部材190は、筐体1aに固定されている。各固定部材190には、2つの弧状の孔190a,190bと、鉛直方向に延在する1つの孔190cとが形成されている。孔190cは、搬送方向に孔190a,190bに挟まれている。
回動部材191は、各支持部材41,42の主走査方向一端及び他端のそれぞれを支持している。各回動部材191は、軸41x,42xが設けられ且つ支持部材41,42が固定された基部191aと、基部191aの一端から主走査方向に突出して孔190a又は孔190bに挿入された凸部191bとを有する。
各リンク機構192は、トグル機構であり、孔190cに挿入された凸部を一端に有するリンク192aと、一端がリンク192aの他端に回動可能に連結され且つ他端が固定部材190に回動可能に連結されたリンク192bと、リンク192a,192bの連結箇所に連結されたカムフォロワー192cとを有する。リンク192aは、インク受容部60を下方から支持する支持体66と連結している。リンク192a,192bはそれぞれ、カムフォロワー192cに設けられた軸を中心として回動自在である。
各伝達部材193は、固定部材190に沿ってスライド可能な板からなり、回動部材191の凸部191bが挿入される孔193a,193bが形成されている。
各カム機構194は、固定部材190に回転可能に支持されたカム軸194aと、カム軸194aが取り付けられたカム194bと、カム194bの外周面上に配置されたローラ194cと、カム194bの外周部に回転可能に支持されたコロ194d,194eとを有する。ローラ194cは、伝達部材193に回転可能に支持されており、カム194bの外周面に沿って移動可能である。また、コロ194d,194eは、カムフォロワー192cに当接可能である。
制御ユニット100による制御の下、カム軸194aに接続された共通モータ90M(図6参照)が駆動されると、カム194bがカム軸194aを中心として回動し、ローラ194cがカム194bの外周面に沿って移動する。これに伴い、伝達部材193が副走査方向に移動し、凸部191bが孔190a又は孔190bにガイドされながら副走査方向に移動する。これにより、第1支持部材41及び第2支持部材42に互いに逆方向の回転モーメントが生じ、第1支持部材41及び第2支持部材42がそれぞれ軸41x,42xを中心として回動する。
また、カム194bがカム軸194aを中心として回動し、コロ194dがカムフォロワー192cに当接すると、カムフォロワー192cがカム194bに押されて副走査方向に移動する。これに伴い、リンク192aの一端が孔190cにガイドされながら鉛直方向に移動することで、インク受容部60が鉛直方向に移動する。
インク受容部60は、上記のような共通機構90の駆動により、図4(c)に示す近接位置及び図4(a)に示す離隔位置を選択的に取り得る。インク受容部60が近接位置にあるとき、吐出面10aと受容面60aとが対向して近接している。インク受容部60が離隔位置にあるとき、吐出面10aと受容面60aとの鉛直方向の間隔が、インク受容部60が離隔位置にあるときよりも大きい。インク受容部60は、後述する記録処理が実行されるとき離隔位置に保持され、キャッピング処理が実行されるとき及びアンキャッピング処理が実行されるときは近接位置に保持される。離隔位置は、共通機構90によって回動される支持部40の回動範囲外にある。また、インク受容部60は、近接位置と離隔位置との間を移動するとき、支持部40の回動範囲と重複し且つ支持部40が非対向位置にあるときの支持面41a,42aと対向する空間を通過する。
環状部材61は、図5に示すように、ホルダ10xの下面に固定されたゴム等からなる弾性体62と、弾性体62に支持されたステンレス等からなる剛体63とを含む。弾性体62は、剛体63を支持する基部62xと、基部62xの下面から突出した突出部62aと、ホルダ10xに固定された固定部62cと、基部62xと固定部62cとを接続する接続部62dとを含む。剛体63は、基部62xの上面に形成された凹部62bに嵌合している。
環状部材61を鉛直方向に移動させるための環状部材移動機構70は、剛体63に噛合した複数のギヤ74を含む。制御ユニット100による制御の下、環状部材昇降モータ70M(図6参照)が駆動されると、ギヤ74が回転して剛体63が昇降し、基部62xも昇降する。これにより、突出部62aにおけるインク吐出方向(下方)の先端61aと吐出面10aとの鉛直方向の相対位置が変化する。
インク受け部60が近接位置に配置されているときに、環状部材61が下降し、先端61aが吐出面10aよりも下方に突出して受容面60aと接触すると、環状部材61とインク受容部60とで吐出面10aが封止される(図5参照)。このときの環状部材61の位置を封止位置という。環状部材61を封止位置に保持することで、吐出口14a内のインクの増粘が抑制される。環状部材61は、環状部材移動機構70の駆動により、当該封止位置と、先端61aと受容面60aとが離隔することによりインク受容部60とで吐出面10aを封止しない非封止位置とを選択的に取り得る。本実施形態では、環状部材61が非封止位置にあるとき、先端61aは、吐出面10aと同じレベル又は吐出面10aよりも上方に位置する。環状部材61は、後述する記録処理が実行されるとき、非封止位置に保持される。
制御ユニット100は、図6に示すように、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)104、I/F(Interface)105及びI/O(Input/Output Port)106を含む。ROM102は、CPU101が実行するプログラム等の固定データを記憶している。RAM103は、CPU101がプログラムを実行するために必要なデータを一時的に記憶する。ASIC104は、画像データの書き替え、並び替え等(例えば、信号処理や画像処理)を行う。I/F105は、外部装置(例えば、プリンタ1に接続されたPC)とデータの送受信を行う。I/O106は、各種センサと信号の送受信を行う。CPU101は、制御ユニット100に含まれるCPU101以外の各部と電気的に接続されており、各部から受信したデータに基づいて制御を行う。
CPU101は、本発明に係る「制御部」に該当する。ROM102は、本発明に係る「記憶部」に該当する。ROM102は、後述の制御で用いられる「所定量」「所定時間」「T1」「所定間隔」「Tα」等に関する情報を記憶している。また、RAM103は、プリンタ1の各部(例えば、ヘッド51、支持部40、インク受容部60、環状部材61等)の動作履歴情報等を記憶する。
次いで、図7を参照し、CPU101が実行する制御内容について説明する。
CPU101は、先ず、外部装置から記録指令を受信したか否かを判断する(S1)。記録指令を受信したと判断した場合(S1:YES)、CPU100は、RAM103に記憶された動作履歴情報に基づき、キャッピング中であるか否かを判断する(S2)。ここで、「キャッピング中である」ことは、支持部40が非対向位置、インク受容部60が近接位置、環状部材61が封止位置にあることを意味する。また、「キャッピング中でない」ことは、支持部40が対向位置、インク受容部60が離隔位置、環状部材61が非封止位置にあることを意味する。
キャッピング中であると判断した場合(S2:YES)、CPU101は、RAM103に記憶された動作履歴情報からキャッピング時間(環状部材61が封止位置に保持された時間)を取得し、さらに、吐出面10a近傍に設けられた温度センサ10Sa及び湿度センサ10Sb(図6参照)から吐出面10a付近の温度及び湿度に関する情報を取得して、キャッピング時間と吐出面10a付近の温度及び湿度とに基づいて、予備吐出量(準備処理S5,S6に含まれる予備吐出処理において吐出口14aから吐出されるインクの量)を決定する(S3)。S3は、本発明に係る「予備吐出量決定処理」に該当する。
S3の後、CPU101は、S3で決定された予備吐出量が所定量未満であるか否かを判断する(S4)。予備吐出量が所定量未満でないと判断した場合(S4:NO)、CPU101は、通常準備処理(S5)を実行する。一方、予備吐出量が所定量未満であると判断した場合(S4:YES)、CPU101は、時短準備処理(S6)を実行する。通常準備処理(S5)及び時短準備処理(S6)については後に詳述する。
通常準備処理(S5)の後、時短準備処理(S6)の後、又は、キャッピング中でないと判断した場合(S2:NO)、CPU101は、S1で受信した記録指令に基づき、1又は複数枚の用紙Pに対する記録動作が行われるように、搬送モータ20M及びヘッド51を制御する(S7)。S7の後、CPU101は、当該ルーチンを終了する。
また、CPU101は、記録指令を受信していないと判断した場合(S1:NO)、前回の記録処理(S7)の終了時点から所定時間が経過したか否かを判断する(S8)。所定時間が経過していないと判断した場合(S8:NO)、CPU101は、処理をS1に戻す。
所定時間が経過したと判断した場合(S8:YES)、CPU101は、RAM103に記憶された動作履歴情報に基づき、キャッピング中であるか否かを判断する(S9)。キャッピング中であると判断した場合(S9:YES)、CPU101は、処理をS1に戻す。
キャッピング中でないと判断した場合(S9:NO)、CPU101は、非対向処理を実行する(S10)。非対向処理は、支持部40が回動して対向位置(図4(a)参照)から非対向位置(図4(b)参照)に切り替えられるように、共通機構90を制御する処理である。
S10の後、CPU101は、近接処理を実行する(S11)。近接処理は、支持部40が非対向位置にある状態で、インク受容部60が離隔位置から近接位置に移動するように(図4(a)〜(c)参照)、共通機構90を制御する処理である。
S10の後、CPU101は、キャッピング処理を実行する(S12)。キャッピング処理は、支持部40が非対向位置にあり且つインク受容部60が近接位置にある状態で(図4(c)参照)、環状部材61が非封止位置から封止位置に移動されるように(図5参照)、環状部材移動機構70を制御する処理である。S12の後、CPU101は、処理をS1に戻す。
次いで、図8を参照し、通常準備処理(S5)及び時短準備処理(S6)について説明する。S5及びS6の開始時点では、キャッピング中(S2:YES)であり、支持部40が非対向位置、インク受容部60が近接位置、環状部材61が封止位置にある。
通常準備処理(S5)において、CPU101は、図8(a)に示すように、先ず、アンキャッピング処理を開始する(S21)。アンキャッピング処理は、環状部材61が封止位置から非封止位置に移動されるように、環状部材移動機構70を制御する処理である。S21において、環状部材61は上昇され、先端61aが受容面60aから離隔する。
S21の後、CPU101は、S21でアンキャッピング処理を開始した時点(即ち、環状部材61が上昇するように環状部材昇降モータ70Mの駆動を開始させた時点)からT1が経過したか否かを判断する(S22)。T1が経過していないと判断した場合(S22:NO)、CPU101は、S22の処理を繰り返す。
T1が経過したと判断した場合(S22:YES)、CPU101は、予備吐出処理を開始する(S23)。予備吐出処理は、支持部40が非対向位置にあり且つ吐出面10aと受容面60aとが対向した状態で、用紙Pへのインクの吐出に先立って、受容面60aに向けて複数の吐出口14aからインクが吐出されるように、駆動部17xを制御する処理である。予備吐出処理において、CPU101は、S3で決定された予備吐出量に相当する量のインクが吐出口14aから吐出されるように、駆動部17xを制御する。
S23の後、CPU101は、予備吐出処理が完了したか否かを判断する(S24)。予備吐出処理が完了していないと判断した場合(S24:NO)、CPU101は、S24の処理を繰り返す。
予備吐出処理が完了したと判断した場合(S24:YES)、CPU101は、離隔処理及び対応処理を連続して行う(S25)。離隔処理は、支持部40が非対向位置にある状態で、インク受容部60が近接位置から離隔位置に移動するように(図4(c)〜(a)参照)、共通機構90を制御する処理である。対向処理は、支持部40が回動して非対向位置(図4(b)参照)から対向位置(図4(a)参照)に切り替えられるように、共通機構90を制御する処理である。本実施形態では、支持部40及びインク受容部60が共通機構90によって連続的に移動するように構成されており、離隔処理の後に続いて対向処理が行われる(即ち、離隔処理の終了時点と対向処理の開始時点とが略同じである)。
S25の後、CPU101は、当該ルーチンを終了する。
時短準備処理(S6)において、CPU101は、図8(b)に示すように、先ず、アンキャッピング処理(S31)と離隔処理(S41)とを同じ時点で開始する。即ち、環状部材昇降モータ70Mと共通モータ90Mとを同時に駆動開始させる。そしてCPU101は、S31に続くS32,S33と、S41に続くS42,S43とを、並行して実行する。
S31の後、CPU101は、S31でアンキャッピング処理を開始した時点からT1が経過したか否かを判断する(S32)。T1が経過していないと判断した場合(S32:NO)、CPU101は、S32の処理を繰り返す。T1が経過したと判断した場合(S32:YES)、CPU101は、予備吐出処理を開始する(S33)。
S41の後、CPU101は、共通モータ90Mの駆動量(駆動時間)に基づき、吐出面10aと受容面60aとの鉛直方向の間隔が所定間隔(離隔処理の開始時点における間隔よりも大きく且つ離隔処理の終了時点における間隔よりも小さい間隔)になったか否かを判断する(S42)。所定間隔は、予備吐出処理において吐出されたインクが受容面60aに受容される前にミスト化し、筐体1a内の各部に付着するという問題を抑制し得る間隔であって、例えば製造時に実験結果に基づき設定され、ROM102に記憶される。吐出面10aと受容面60aとの鉛直方向の間隔が所定間隔になっていないと判断した場合(S42:NO)、CPU101は、S42の処理を繰り返す。吐出面10aと受容面60aとの鉛直方向の間隔が所定間隔になったと判断した場合(S42:YES)、CPU101は、共通機構90の駆動を停止させ、離隔処理を中断する(S43)。
S33の後、また、S43の後、CPU101は、予備吐出処理が完了したか否かを判断する(S34)。予備吐出処理が完了していないと判断した場合(S34:NO)、CPU101は、S34の処理を繰り返す。予備吐出処理が完了したと判断した場合(S34:YES)、CPU101は、離隔処理を再開し、離隔処理及び対応処理を連続して行う(S35)。S35の後、CPU101は、当該ルーチンを終了する。
以上に述べたように、本実施形態によれば、予備吐出量が多い場合(所定量以上の場合)には(S4:NO)、通常準備処理(S5)を選択する。この場合は、「予備吐出処理の終了時点以後」に離隔処理を開始する(図8(a)のS24:YES→S25参照)(即ち、予備吐出処理の間、インク受容部60を移動させずに近接位置に保持する)。これにより、予備吐出処理において吐出されたインクが受容面60aで跳ね返って支持面40aに付着するという問題を抑制する。一方、予備吐出量が少ない場合(所定量未満の場合)には(S4:YES)、時短準備処理(S6)を選択する。この場合は、予備吐出処理の間インク受容部60を近接位置に保持しなくとも、上記問題が生じ難い。そのため、「予備吐出処理の終了時点前」に離隔処理を開始して(図8(b)のS41→・・・→S34:YES参照)、予備吐出処理、離隔処理及び対向処理を含む一連の処理(記録処理S7の前の準備処理)にかかる時間を短縮する。これにより、予備吐出処理において吐出されたインクが受容面60aで跳ね返って支持面40aに付着するのを抑制しつつ、準備処理にかかる時間を短縮することができる。
時間短縮効果について、より具体的には、図9(a),(b)に示すように、予備吐出処理にかかる時間をT2、離隔処理にかかる時間をT3(=T3a+T3b)、対向処理にかかる時間をT4とすると、時短準備処理の方が、通常準備処理に比べ、時間(T3a)を短縮することができる。
また、プリンタ1の使用過程において複数回行われる準備処理に「予備吐出量が所定値未満の場合」が含まれれば、準備処理にかかる時間の平均を短くすることができる。
また、支持部40が回動する構成を採用したことで、支持部40が吐出面10aに沿った方向にスライドする構成を採用した場合と比べて、吐出面10aに沿った平面における支持部40の占有領域を小さくすることができ、装置面積の小型化を実現することができる。
支持部40は、第1支持部材41及び第2支持部材42を含み、第1支持部材41及び第2支持部材42のそれぞれが軸41x,42xを中心として回動するように構成されている(図1(a)参照)。上記構成によれば、支持部40が1部材から構成される場合に比べ、支持部40の鉛直方向の占有領域を小さくすることができ、装置面積の小型化を実現することができる。
CPU101は、離隔処理の終了時点から対向処理の開始時点までの時間が、予備吐出量が所定量以上の場合と所定量未満の場合とで互いに同じになるような時点に、対向処理を開始する(本実施形態では、図9(a),(b)に示すように、離隔処理の終了時点と対向処理の開始時点とが略同じであり、離隔処理の終了時点から対向処理の開始時点までの時間は略ゼロである)。上記構成によれば、離隔処理と対向処理との関係が複雑化せず、制御が容易である。
支持部40及びインク受容部60は、両者に共通の機構である共通機構90(図2及び図3参照)によってそれぞれ回動及び移動される。上記構成によれば、複雑な制御を行わなくとも、上記のような効果(離隔処理と対向処理との関係が複雑化せず、制御が容易であるという効果)を得ることができる。
環状部材61とインク受容部60とで吐出面10aを封止する構成を採用した場合において、予備吐出処理の開始時点前にアンキャッピング処理を開始する(図8(a)のS21→・・・→S23、図8(b)のS31→・・・→S33、図9(a),(b)参照)。これにより、予備吐出処理において吐出されたインクが受容面60aで跳ね返って環状部材61に付着するのを抑制することができる。
CPU101は、キャッピング時間(環状部材61が封止位置に保持された時間)と吐出面10a付近の温度及び湿度とに基づいて、予備吐出量を決定する予備吐出量決定処理(図7のS3)を実行する。上記構成によれば、適切な予備吐出量が決定され、吐出性能を確実に回復させることができる。
CPU101は、予備吐出量が所定量未満の場合、離隔処理を、開始した後中断し、予備吐出処理の終了時点以後に再開する(図8(b)のS41→・・・→S43→・・・→S35、図9(b)参照)。上記構成によれば、予備吐出量が少ない場合でも、吐出面10aと受容面60aとの間隔が大きくなりすぎると、予備吐出処理において吐出されたインクが受容面60aに受容される前にミスト化し、筐体1a内の各部に付着するという問題が生じ得る。上記構成によれば、離隔処理を一旦中断することで、当該問題を抑制し得る。
CPU101は、予備吐出量が所定量未満の場合、離隔処理の開始から中断までを、予備吐出処理の開始時点前に行う(図9(b)参照)。上記構成によれば、予備吐出処理の間、インク受容部60を移動させずに所定の位置に保持することで、受容面60aによるインクの受容を安定化させることができる。
CPU101は、吐出面10aと受容面60aとの鉛直方向の間隔がROM102に記憶された所定間隔となったときに、離隔処理を中断する(図8(b)のS42:YES→S43参照)。上記構成によれば、ミスト化の問題を抑制可能な間隔を予めROM102に記憶させておき、上記のような制御を行うことで、ミスト化したインクが筐体1a内の各部に付着する問題をより確実に抑制することができる。
続いて、図8(c)及び図9(c)を参照し、本発明の第2実施形態に係るプリンタについて説明する。第2実施形態は、時短準備処理の内容が第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同じである。
本実施形態では、時短準備処理(S6)において、CPU101は、図8(c)に示すように、先ず、アンキャッピング処理を開始する(S51)。S51の後、CPU101は、S52,S53と、S62,S63とを並行して実行する。
S52において、CPU101は、S51でアンキャッピング処理を開始した時点からT1が経過したか否かを判断する。T1が経過していないと判断した場合(S52:NO)、CPU101は、S52の処理を繰り返す。T1が経過したと判断した場合(S52:YES)、CPU101は、予備吐出処理を開始する(S53)。
S62において、CPU101は、S51でアンキャッピング処理を開始した時点からTα(=T1+T2−T3a:図9(c)参照)が経過したか否かを判断する。ここで、T3aは、第1実施形態と同様、離隔処理の開始時点から、吐出面10aと受容面60aとの鉛直方向の間隔が所定間隔となるまでの時間である。Tαは、第1実施形態の所定間隔と同様、例えば製造時に実験結果に基づき設定され、ROM102に記憶される。或いは、T1,T2,T3aがROM102に記憶されており、CPU101はT1,T2,T3aからTαを算出してもよい。Tαが経過していないと判断した場合(S62:NO)、CPU101は、S62の処理を繰り返す。Tαが経過したと判断した場合(S62:YES)、CPU101は、離隔処理を開始する(S63)。即ち、共通機構90の駆動を開始させる。
S53の後、また、S63の後、CPU101は、予備吐出処理が完了したか否かを判断する(S54)。予備吐出処理が完了していないと判断した場合(S54:NO)、CPU101は、S54の処理を繰り返す。予備吐出処理が完了したと判断した場合(S54:YES)、CPU101は、対向処理が完了したか否かを判断する(S55)。例えば、CPU101は、S63で共通機構90の駆動を開始させてからT3+T4の時間が経過していれば、対向処理が完了したと判断する。対向処理が完了していないと判断した場合(S55:NO)、CPU101は、S55の処理を繰り返す。対向処理が完了したと判断した場合(S55:YES)、CPU101は、共通機構90の駆動を停止させる(S56)。S56の後、CPU101は、当該ルーチンを終了する。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成による同様の効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
CPU101は、予備吐出量が所定量未満の場合、予備吐出処理の終了時点において離隔処理が実行中となるように、離隔処理を中断せず連続的に行う(図8(c)のS63→S54:YES→・・・→S56、図9(c)参照)。上記構成によれば、途中で共通モータ90Mの駆動を停止させる必要がないため、制御が容易である。
CPU101は、予備吐出処理の終了時点において、吐出面10aと受容面60aとの鉛直方向の間隔が所定間隔となるように、離隔処理を実行する(図8(c)のS62:YES→S63、図9(c)参照)。上記構成によれば、ミスト化の問題を抑制可能な間隔に関する情報(本実施形態では、所定間隔に対応するTαの情報)を予めROM102に記憶させておき、上記のような制御を行うことで、ミスト化した液体が筐体1a内の各部に付着する問題を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・支持部は、2部材から構成されること(上述の実施形態のような観音開き式)に限定されず、1部材から構成されてもよい。
・液体受容部は、吐出面と直交する直交方向のみでなく、吐出面に沿った方向にも移動可能であってよい。この場合において、液体受容部は記録時に液体吐出部と直交方向に重複しない位置に配置されてもよい。
・支持部回動機構と液体受容部移動機構とは、上述の実施形態では共通の機構により構成されているが、互いに独立した機構であってもよい。
・環状部材が非封止位置にあるとき、環状部材の先端は液体吐出方向に吐出面よりも突出していてもよいし突出していなくてもよい。
・環状部材を省略してもよい。この場合において、液体受容部を凹状に形成し、液体受容部によって吐出面を封止してもよい。
・アンキャッピング処理の終了時点が予備吐出処理の開始時点前であってもよい。アンキャッピング処理を省略してもよい。
・対向処理の開始時点は、予備吐出処理及び離隔処理の後であればよく、離隔処理の終了時点と同じでなくてもよい。また、予備吐出量が所定量以上の場合と所定量未満の場合とで、離隔処理の終了時点から対向処理の開始時点までの時間が互いに異なってもよい。
・対向処理の終了時点前に、搬送機構の駆動を開始させてもよい。
・予備吐出量は、環状部材が封止位置に保持された時間、吐出面付近の温度及び吐出面付近の湿度の少なくともいずれかに基づいて決定されればよく、例えば環状部材が封止位置に保持された時間と吐出面付近の温度に基づいて決定されてもよい。また、予備吐出量は上記以外の要素に基づいて決定されてもよい。
・記憶部は、所定間隔に関する情報を記憶すればよく、所定間隔そのものを記憶しなくてもよい。例えば、第1実施形態において、ROM102は、所定間隔そのものではなく、所定間隔に対応するモータの駆動時間を記憶してよい。
・予備吐出量が所定量未満の場合に、離隔処理の開始から中断までを予備吐出処理の実行中に行ってもよい。或いは、離隔処理の開始を予備吐出処理の開始時点前に行い、離隔処理の中断を予備吐出処理の開始時点以後に行ってもよい。
・搬送機構は、記録媒体を挟持しつつ回転するローラ対を含む構成に限定されず、記録媒体を表面に支持しつつ走行するベルトを含む構成であってもよい。
・液体吐出部は、ライン式に限定されず、シリアル式であってもよい。
・駆動部は、ピエゾ方式のものに限定されず、その他の方式(例えば、発熱素子を用いたサーマル方式、静電力を用いた静電方式等)のものであってもよい。
・記録装置に含まれる液体吐出部の数は、任意であり、1つに限定されず、複数であってもよい。
・記録媒体は、用紙に限定されず、布等であってもよい。
・記録装置は、プリンタに限定されず、ファクシミリ、コピー機、複合機等であってもよい。
1 インクジェットプリンタ(記録装置)
10 インクジェットヘッド(液体吐出部)
10a 吐出面
14a 吐出口
17x 駆動部
40 支持部
40a 支持面
41 第1支持部材
41a 第1支持面
41x,42x 軸
42 第2支持部材
42a 第2支持面
60 インク受容部(液体受容部)
60a 受容面
61 環状部材
61a 先端
70 環状部材移動機構
90 共通機構(支持部回動機構,液体受容部移動機構)
90M 共通モータ(駆動源)
101 CPU(制御部)
102 ROM(記憶部)
P 用紙(記録媒体)

Claims (11)

  1. 液体を吐出するための複数の吐出口が開口した吐出面、及び、液体に吐出エネルギーを付与するための複数の駆動部を有する液体吐出部と、
    記録媒体を支持するための支持面を有し、前記吐出面に沿った軸を中心として回動可能に構成された支持部と、
    前記支持部が、前記吐出面と前記支持面とが対向する対向位置、及び、前記吐出面と前記支持面とが対向しない非対向位置を選択的に取るように、前記支持部を前記軸を中心として回動させるための支持部回動機構と、
    前記複数の吐出口から吐出された液体を受容するための受容面を有し、前記吐出面に直交する直交方向に移動可能に構成された液体受容部と、
    前記液体受容部が、前記吐出面と前記受容面とが対向して近接する近接位置、及び、前記吐出面と前記受容面との前記直交方向の間隔が前記近接位置よりも大きく、前記支持部回動機構による前記支持部の回動範囲外にある離隔位置を選択的に取るように、前記液体受容部を前記直交方向に移動させるための液体受容部移動機構と、
    制御部とを備えており、
    前記制御部は、
    前記支持部が前記非対向位置にあり且つ前記吐出面と前記受容面とが対向した状態で、記録媒体への液体の吐出に先立って、前記受容面に向けて前記複数の吐出口から液体が吐出されるように、前記複数の駆動部を制御する予備吐出処理と、
    前記支持部が前記非対向位置にある状態で、前記液体受容部が前記近接位置から前記離隔位置に移動するように、前記液体受容部移動機構を制御する離隔処理と、
    前記予備吐出処理及び前記離隔処理の後、前記支持部が回動して前記非対向位置から前記対向位置に切り替えられるように、前記支持部回動機構を制御する対向処理とを実行可能であり、
    前記予備吐出処理において前記複数の吐出口から吐出される液体の量である予備吐出量が所定量以上の場合は、前記予備吐出処理の終了時点以後に前記離隔処理を開始し、
    前記予備吐出量が前記所定量未満の場合は、前記予備吐出処理の終了時点前に前記離隔処理を開始することを特徴とする記録装置。
  2. 前記支持部は、
    前記吐出面と平行な平行方向に互いに隣接して配置され、前記平行方向に直交する前記軸を中心としてそれぞれ回動可能であり、前記支持面を構成する第1支持面及び第2支持面をそれぞれ有する第1支持部材及び第2支持部材を含み、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材のそれぞれが前記軸を中心として回動することにより、前記第1支持面及び前記第2支持面が前記平行方向に延在したときに前記対向位置を取り、前記第1支持面及び前記第2支持面が前記平行方向に互いに対向したときに前記非対向位置を取ることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御部は、前記離隔処理の終了時点から前記対向処理の開始時点までの時間が、前記予備吐出量が前記所定量以上の場合と前記所定量未満の場合とで互いに同じになるような時点に、前記対向処理を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記支持部回動機構及び前記液体受容部移動機構は、1の駆動源によって駆動される共通の機構により構成されていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記吐出面を囲む環状部材であって、前記直交方向に移動可能に構成された環状部材と、
    前記環状部材が、前記直交方向のうち前記複数の吐出口から液体が吐出される方向である液体吐出方向の先端が前記吐出面よりも前記液体吐出方向に突出して前記受容面と接触することにより、前記液体受容部とで前記吐出面を封止する封止位置、及び、前記先端と前記受容面とが離隔することにより、前記液体受容部とで前記吐出面を封止しない非封止位置を選択的に取るように、前記環状部材を前記直交方向に移動させるための環状部材移動機構とをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記支持部が回動して前記対向位置から前記非対向位置に切り替えられるように、前記支持部回動機構を制御する非対向処理と、
    前記支持部が前記非対向位置にある状態で、前記液体受容部が前記離隔位置から前記近接位置に移動するように、前記液体受容部移動機構を制御する近接処理と、
    前記非対向処理及び前記近接処理の後、前記支持部が前記非対向位置にあり且つ前記液体受容部が前記近接位置にある状態で、前記環状部材が前記非封止位置から前記封止位置に移動されるように、前記環状部材移動機構を制御するキャッピング処理と、
    前記予備吐出処理の開始時点前に開始される、前記環状部材が前記封止位置から前記非封止位置に移動されるように、前記環状部材移動機構を制御するアンキャッピング処理とをさらに実行可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記制御部は、前記環状部材が前記封止位置に保持された時間、前記吐出面付近の温度及び前記吐出面付近の湿度の少なくともいずれかに基づいて、前記予備吐出量を決定する予備吐出量決定処理をさらに実行可能であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記制御部は、前記予備吐出量が前記所定量未満の場合、前記離隔処理を、開始した後中断し、前記予備吐出処理の終了時点以後に再開することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記制御部は、前記予備吐出量が前記所定量未満の場合、前記離隔処理の開始から中断までを、前記予備吐出処理の開始時点前に行うことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記離隔処理の開始時点における前記間隔よりも大きく且つ前記離隔処理の終了時点における前記間隔よりも小さい所定の間隔に関する情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記間隔が前記所定の間隔となったときに、前記離隔処理を中断することを特徴とする請求項7又は8に記載の記録装置。
  10. 前記制御部は、前記予備吐出量が前記所定量未満の場合、前記予備吐出処理の終了時点において前記離隔処理が実行中となるように、前記離隔処理を中断せず連続的に行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 前記離隔処理の開始時点における前記間隔よりも大きく且つ前記離隔処理の終了時点における前記間隔よりも小さい所定の間隔に関する情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記予備吐出処理の終了時点において前記間隔が前記所定の間隔となるように、前記離隔処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
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