JP2013060071A - ライト自動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の状況におけるライトの点消灯の制御が、運転者に違和感を与えないようにする。
【解決手段】車両前方の照度を検出する前方照度センサ2と、車両上方の照度を検出する上方照度センサ3と、車両前方の照度および車両上方の照度に基づいて、ライトの点消灯を制御する制御手段4と、を備えるライト自動制御装置1において、車両上方の照度に基づいて、夕暮れの時間帯であるのかを判定する時間帯判定部44を備え、制御手段4は、夕暮れの時間帯であると判定されたときには、以降のライトの消灯を禁止する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両周囲の照度に応じて、ライトの点消灯を自動的に制御するライト自動制御装置に関する。
車両のライトの点消灯を自動的に制御する制御装置が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特開昭62−253540号公報
例えば特許文献1に開示された制御装置は、車両の前方の照度を検出する前方照度センサと、車両の上方の照度を検出する上方照度センサと、を備え、ライトスイッチがオートモードに操作されている時に、両センサからの出力信号に基づいてライトの点消灯を制御している。
この制御装置では、例えば前方照度センサと上方照度センサからの出力信号が示す照度が略同じであり、かつ所定の閾値よりも高い場合、制御装置は、昼間であると判定して、ライトを消灯状態にする。
一方、前方照度センサと上方照度センサからの出力信号が示す照度が略同じであり、かつ所定の閾値よりも低い場合、制御装置は、夜間であると判定して、ライトを点灯状態にする。
さらに、前方照度センサと上方照度センサからの出力信号が示す照度が異なっており、車両前方の照度が閾値よりも高く、車両上方の照度が閾値よりも低い場合、制御装置は、車両が高架下の暗がりを走行している昼間であると判定して、ライトを消灯状態にする。
2つのセンサを用いたライトの点灯制御は、1つのセンサを用いたライトの点灯制御と比較すると、「トンネルで点灯させ、高架下では点灯させない」という点において優れており、運転者が違和感を持つことのないライトの点灯制御となる。
これに対して、ライトの消灯制御では、車両上方の照度と車両前方の照度がライトの消灯を判定する閾値照度よりも高い状態が所定の判定時間以上継続した場合にライトを消灯するようになっている。そのため、ライトの消灯判定の精度を向上させるために判定時間を長く取ろうとしても、ライトの制御における応答性を考慮すると、判定時間は長くても数秒となってしまう。
そのため、特許文献1の制御装置の場合、ある特定の状況において、運転者がライトの点消灯に違和感を持つことがある。
例えば、夕暮れ時のライト点灯後に、照明などの人工光や雲の影響で、車両周囲(前方および上方)の検出照度が一時的にライト消灯用の閾値照度を上回ることで、ライトが消灯され、その後人工光や雲の影響が無くなって車両周囲の検出照度が元に戻ると、ライトが再び点灯することがある。
さらに、夕暮れ時で車両前方の検出照度が、影の影響でライトを消灯すべき閾値照度を下回っており、車両上方の検出照度が、ライトを消灯すべき閾値照度を僅かに上回っているときに、車両が高架下またはトンネルに入ると、上方照度が一時的にライトを点灯すべき閾値照度を下回ることで、ライトが点灯してしまう。
車両が高架下またはトンネルを通過したのち、上方検出照度がライトを消灯すべき閾値照度を上回る照度であるときに、車両の進行方向が太陽の方向になると、前方検出照度もライトを消灯するべき閾値照度を上回ってしまいライトが消灯してしまう。かかる場合、その後日が沈んで車両周囲(前方および上方)の検出照度がライトを点灯すべき閾値照度を下回るまで、ライトが消灯状態となる。
このように、夕暮れ時などで点灯しているライトが一時的に消灯してしまうことがあり、このような場合のライトの点消灯制御に、運転者が違和感を持つことがあった。
そこで、特定の状況におけるライトの点消灯の制御が、運転者に違和感を与えないようにすることが求められている。
本発明は、
車両前方からの光を受光して、車両前方の照度を検出する前方照度検出手段と、
車両上方からの光を受光して、車両上方の照度を検出する上方照度検出手段と、
車両前方の照度および車両上方の照度に基づいて、ライトの点消灯を制御する点消灯制御手段と、を備えるライト自動制御装置において、
前記車両上方の照度に基づいて、夕暮れの時間帯であるか否かを判定する時間帯判定手段を備え、
前記点消灯制御手段は、前記時間帯が前記夕暮れであると判定されたときには、以降のライトの消灯を禁止する構成とした。
本発明によれば、夕暮れの時間帯であると判定された場合には以降のライトの消灯が禁止される。よって、ライトの点灯後に車両周囲の検出照度がライトの消灯を判定する閾値照度よりも一時的に高くなっても、ライトが消灯されないようにすることができる。
これにより、例えば、夕暮れ時のライト点灯後に、照明などの人工光や雲の影響で車両周囲の検出照度がライトを消灯すべき閾値照度を一時的に上回った場合に、ライトが消灯されることを防止できる。よって、運転者が特定の状況におけるライトの点消灯の制御に対して持つ違和感を低減できる。
実施の形態にかかるライト自動制御装置のブロック図である。 ライト自動制御装置で実行される時間帯判定処理のフローチャートである。 ライト自動制御装置で実行される時間帯判定処理のフローチャートである。 ライト自動制御装置で実行されるライト自動制御コマンド生成処理のフローチャートである。 実施の形態の場合における上方照度および前方照度の変化と、ライト自動制御を説明するタイムチャートである。 従来例の場合における上方照度および前方照度の変化と、ライト自動制御を説明するタイムチャートである。
以下、本発明に係るライト自動制御装置の実施の形態を説明する。
ライト自動制御装置1は、前方照度センサ2と、上方照度センサ3と、制御手段4と、ライト制御手段5と、を備える。
前方照度センサ2は、車両の前方から入射する光を受光素子(図示せず)で受光し、車両の前方の明るさ(前方照度Lf)を示す信号を、制御手段4に出力する。
上方照度センサ3は、車両の上方から入射する光を受光素子(図示せず)で受光し、車両の上方の明るさ(上方照度Lu)を示す信号を、制御手段4に出力する。
前方照度センサ2および上方照度センサ3は、共に可視光領域の感度を持つセンサであり、前方照度センサ2および上方照度センサ3からの信号は、ライト自動制御装置1が起動している間、制御手段4に連続して入力される。
制御手段4は、記憶部41と、照度比較部42と、空判定部43と、時間帯判定部44と、自動制御コマンド生成部45と、を備える。
記憶部41は、ROM、RAMなどから構成され、ライトの点消灯を判断するための閾値(ライト消灯用の閾値照度Th0、ライト点灯用の閾値照度Th1、消灯禁止判定用の閾値照度Th2、消灯禁止解除用の閾値照度Th3、昼間の時間帯であるか否かを判定するための閾値照度THIL1)などを記憶する。
さらに記憶部41は、照度比較部42で算出された前方照度Lfや上方照度Luの平均値Lf_Ave、Lu_Ave、そして前方照度Lfや上方照度Luのノイズ除去処理により得られるフィルタリング照度(前方フィルタリング照度、上方フィルタリング照度)などを記憶すると共に、各種フラグのオン/オフを記憶する領域を備えている。
照度比較部42は、前方照度センサ2と上方照度センサ3の各々から入力される信号から、所定時間TA(サンプリング時間)毎に前方照度Lfと上方照度Luとを取得し、取得した前方照度Lfと上方照度Luとを、照度データとして記憶部41に記憶する。
さらに照度比較部42は、記憶部41に記憶させた所定時間TA毎の前方照度Lfおよび上方照度Luから、所定時間Tb(Tb>TA)の間での前方照度Lfの平均値Lf_Aveと、上方照度Luの平均値Lu_Aveとを算出し記憶部41に記憶する。
そして、算出した平均値Lf_Ave、Lu_Aveを、それぞれ、記憶部41から取得した所定の閾値(ライトの点消灯を判断するための閾値照度Th0、Th1)と比較し、比較結果を自動制御コマンド生成部45に出力する。
ここで、ライト消灯用の閾値照度Th0のほうが、ライト点灯用の閾値照度Th1よりも大きい(明るい)値となっている(Th0>Th1)。
実施の形態では、比較の結果ライトを点灯させる場合には、ライト点灯フラグがセットされ、ライトを点灯させない場合には、ライト点灯フラグがオフにされるようになっており、ライト点灯フラグのセットの有無が、比較結果として自動制御コマンド生成部45に出力される。
さらに、照度比較部42は、所定時間TA毎に取得される上方照度Luに対してノイズ除去処理を実行し、ノイズ除去処理後の上方照度を、上方フィルタリング照度UFILとして、記憶部41に記憶する。
なお、前方照度Lfに対してもノイズ除去処理を実行して、ノイズ除去処理後の前方照度を、前方フィルタリング照度として記憶するようにしても良い。
実施の形態では、始めに、上方照度センサ3から入力される信号から所定時間TA(百数十ミリ秒)ごとに取得される上方照度Luからなる照度データに対して、所定時間TAよりも長い第1の時間(T1:数秒)毎にメディアンフィルタ処理を実行してオーバーノイズを除去する。
そしてオーバーノイズを除去したのちの照度データに対して、第1の時間T1よりも長い第2の時間(T2:数十秒)毎に最大値を算出して、アンダーノイズを除去する。
さらに、アンダーノイズを除去した後の照度データに対して、第2の時間T2よりも長い第3の時間(T3:数分)毎に最小値を求めて、ノイズ除去周期での最悪値を求めることで、フィルタリング処理を実行する。
このノイズ除去処理により、走行中の周囲の構造物や店舗照明、回路ノイズなどの、夕暮れや夜明けによる照度変化を検出する為に邪魔になる一時的な照度の変化を引き起こす要因を排除した照度データ(上方フィルタリング照度)が取得されることになる。
空判定部43は、記憶部41に記憶された照度データ(前方照度Lf、上方照度Lu)に基づいて、空を検出しているか否かを判定し、判定結果を、時間帯判定部44に出力する。
実施の形態では、前方照度Lfおよび上方照度Luに基づいて、トンネル、街灯、高架橋の検出の有無を判定し、これらが検出されていない場合に、空を検出していると判定されるようになっている。
トンネルおよび街灯の検出は、上方照度センサ3が受光している光が、人工光であるか否かに基づき判定される。
車両がトンネル内を走行している場合や、点灯中の街灯の下を走行している場合、上方照度センサ3が受光する光は、トンネルに設けられた照明などからの人工光である。
蛍光灯やナトリウム灯などの交流光からの光(人工光)は、周波数50〜60Hzで点灯と消灯を繰り返している。そのため、人工光の照度は、明るくなったり暗くなったりを所定周期Hで繰り返している。
そのため、例えば上方照度センサ3が検出した光が、トンネル内の照明から照射された人工光である場合には、上方照度の最小値Lu_minと平均値Lu_Aveとの差が大きくなる。これに対して空から降り注ぐ光のように自然光の場合、人工光のような照度の大きな変化がないので、上方照度の最小値Lu_minと、平均値Lu_Aveとが略同じとなる。
よって、最小値Lu_min<平均値Lu_Aveであれば、上方照度センサ3が検出した光が人工光であることになるので、かかる場合には、トンネルおよび/または街灯を検出していると判定されることになる。
また、高架橋の下を走行している場合には、前方照度の平均値Lf_Aveが、ライトの消灯を判断する閾値照度Th0よりも高くなり、上方照度の平均値Lu_Aveが、ライトの消灯を判断する閾値照度Th0よりも低くなる。よって、かかる場合には、車両が高架橋の下を走行していることになるので、高架橋を検出していると判定されることになる。
このように、上方照度センサ3が受光している光が人工光であるか否か、上方照度および前方照度に基づいて、トンネル、街灯、高架橋の検出の有無が判定され、これらが検出されていない場合には、空判定部43は、空を検出していると判定して、判定結果を時間帯判定部44に出力する。
時間帯判定部44は、空判定部43において空が検出されている場合に、現時点が、昼間、夕暮れ、明け方の何れの時間帯であるのかを判定し、判定結果を自動制御コマンド生成部45に出力する。
具体的には、時間帯判定部44は、記憶部41に記憶されている上方フィルタリング照度UFILと、昼間の時間帯であるか否かを判定するための閾値照度THIL1とを比較し、上方フィルタリング照度UFILが閾値照度THIL1以上である(UFIL≧THIL1)場合には、昼間の時間帯であると判定する。
ここで、THIL1は、昼間の明るい状態から日が暮れ始める状態の照度値に設定されている。
さらに、昼間であると判定されていなかった場合、時間帯判定部44は、上方フィルタリング照度の経時的変化(経時的に増加しているのか、経時的に減少しているのか)を確認し、経時的に増加している場合には、現時点が夜明けの時間帯であると判定し、経時的に減少している場合には、現時点が夕暮れの時間帯であると判定する。
そして、時間帯判定部44は、判定結果を、自動制御コマンド生成部45に出力する。
自動制御コマンド生成部45は、照度比較部42から入力される照度比較結果と、時間帯判定部44から入力される判定結果に基づいてライトの点消灯を判断する。
そして、判断結果に基づいて、ライトの点消灯を制御するためのライト自動制御コマンドを生成し、ライト制御手段5に出力する。
例えば、前方照度の平均値Lf_Aveと上方照度の平均値Lu_Aveとが、ライトの点灯を判断する閾値Th1よりも大きい(Lf_Ave>Th1、Lu_Ave>th1)場合には、昼間であると判定してライトを消灯状態にする。
前方照度の平均値Lf_Aveと上方照度の平均値Lu_Aveとが、ライトの点灯を判断する閾値Th1以下(Lf_Ave≦Th1、Lu_Ave≦th1)である場合には、夜間であると判定してライトを点灯状態にする。
実施の形態では、自動制御コマンド生成部45は、主として、照度比較部42から入力される照度比較結果に基づいてライトの点消灯を判断し、時間帯判定部44から入力される判定結果が、現時点が夕暮れまたは夜明けの時間帯であることを示している場合には、時間帯判定部44での判定結果で、ライトの消灯が禁止されているか否かを確認したうえで、最終的なライトの点消灯を判断する。
例えば、ライトを点灯状態としているときに、時間帯判定部44での判定結果が、現時点が夕暮れの時間帯であり、かつライトの消灯を禁止している場合には、照度比較部42からの照度比較結果がライトの消灯を判断しても、ライトが点灯状態で維持されるようになっている。
ライト制御手段5は、自動制御コマンド生成部45から入力されるライト自動制御コマンドに基づいて、ライトの点消灯を実行する。
以下、ライト自動制御装置1において実行される処理を説明する。
イグニッションスイッチ(図示せず)が電源供給位置に切り換えられ、かつライトスイッチがオートモードに操作されていると、ライト自動制御装置1が始動して、制御手段4における処理が実行される。
具体的には、前方照度センサ2と上方照度センサ3の各々から入力される信号に基づいて、照度比較部42において照度比較処理が実行される共に、この処理に平行して、空判定部43および時間帯判定部44において、時間帯判定処理が実行される。
照度比較処理では、照度比較部42が、前方照度センサ2と上方照度センサ3の各々から入力される信号に基づいて、前方照度Lfと上方照度Luとを所定時間TA毎に求め、求めた前方照度Lfと上方照度Luとを、記憶部41に記憶させる。
さらに照度比較部42は、記憶部41に記憶させた所定時間TA毎の前方照度Lfおよび上方照度Luから、所定時間Tb(Tb>TA)の間での前方照度Lfの平均値Lf_Aveと、上方照度Luの平均値Lu_Aveとを算出し記憶部41に記憶する。
そして、算出した平均値Lf_Ave、Lu_Aveを、それぞれ、記憶部41から取得した所定の閾値(ライトの点消灯を判断するための閾値照度)と比較し、比較結果を自動制御コマンド生成部45に出力する。
以下、時間帯判定処理を説明する。
図2および図3は、ライト自動制御装置1において実行される時間帯判定処理を説明するフローチャートである。
この時間帯判定処理では、ステップ101において空判定部43が、前方照度センサ2および上方照度センサ3の出力信号から、空を検出しているか否かを判定する。
具体的には、記憶部41に記憶された照度データ(前方照度Lf、上方照度Lu、およびこれらの平均値Lf_Ave、Lu_Ave)に基づいて、トンネル、街灯、高架橋の検出の有無を判定し、これらが検出されていない場合に、空を検出していると判定される。
実施の形態では、上方照度センサ3が受光している光が人工光である場合に、トンネルおよび/または街灯を検出していると判定され、前方照度の平均値Lf_Aveが、ライトの消灯を判断する閾値照度Th0よりも高く、上方照度の平均値Lu_Aveが、ライトの消灯を判断する閾値照度Th0よりも低い場合に、高架橋を検出していると判定される。
ステップ101において空を検出していないと判定される(トンネル、街灯、高架橋が検出されている)と、時間帯判定処理を終了する。空を検出していると判定されると、ステップ102の処理に移行する。
実施の形態のライト自動制御装置1では、夕暮れや夜明けのような昼と夜の過渡期におけるライトの点消灯制御の精度を向上させるために、時間帯判定処理を実行する。
車両がトンネル内や長めの高架橋下などを走行している場合のように、空が検出されていないときには(ステップ101においてNo)、昼と夜の過渡期であるか否かを適切に判定できない虞があるので、かかる場合には本処理を終了するようになっている。
なお、時間帯判定処理は、繰り返し実行されるので、次回以降の本処理において空が検出された場合には、ステップ102以降の処理が実行されることになる。
ステップ102において、時間帯判定部44が、現時点における上方フィルタリング照度UFIL(n)が算出されているか否かを確認する。
実施の形態のライト自動制御装置1では、上方照度センサ3からの出力信号(上方照度)が制御手段4に連続して入力されるようになっており、制御手段4の照度比較部42は、入力された出力信号(上方照度)のノイズ除去処理を所定時間T1毎に実行し、ノイズ除去処理により得られた上方フィルタリング照度UFIL(n)を、記憶部41に記憶する。
そのため、上方フィルタリング照度UFIL(n)が前回算出されてからの経過時間が、所定時間T1未満である場合には、現時点において、最新の上方フィルタリング照度UFIL(n)が算出されていないことになる。
よって、ステップ102では、上方フィルタリング照度UFIL(n)が算出されていない場合には、上方フィルタリング照度UFIL(n)が算出されるのを待つために、本処理を終了し、算出されている場合には、ステップ103の処理に移行する。
なお、以下の説明において、UFIL(n)は、現時点における上方フィルタリング照度であり、UFIL(n−1)は、前回算出された上方フィルタリング照度を意味するものとする。
実施の形態では、所定時間T1は、ノイズ除去処理の内容に応じて決まる時間長であり、基本的に夕暮れ時、夜明け時の照度変化が確認できる時間に設定されている。
ノイズ除去処理は、高架橋、木漏れ日などに起因する一時的な照度変化の影響を、上方照度センサ3の出力信号から除去するために実行されており、前記したように、実施の形態では、メディアンフィルタ処理と、最大値/最小値を利用したフィルタリング処理とを組み合わせて実施している。
ステップ102において上方フィルタリング照度UFIL(n)の算出が確認されると(ステップ102においてYes)、ステップ103において、車両上方の照度が昼間の時間帯に相当する照度であるか否かが判定される。
具体的には、上方フィルタリング照度UFIL(n)と、昼間の時間帯であるか否かを判定するための閾値照度THIL1とを比較する。
そして、上方フィルタリング照度UFIL(n)が、閾値照度THIL1以上である場合(UFIL(n)≧閾値照度THIL1)には、車両上方の照度が、昼間の時間帯に相当する照度(昼間の時間帯)であると判定されて、ステップ103の判定が肯定される。
かかる場合には、ステップ104において、上方照度下降状態解除処理が実行される。
具体的には、車両上方の照度が下降しつつある状態であることを示すフラグ(上方照度下降状態フラグ)をクリアする。
これにより、前回の時間帯判定処理において、上方照度下降状態フラグがセットされていた場合には、フラグがセットされていない状態(オフ)に変更される。一方、上方照度下降状態フラグがセットされていなかった場合には、フラグがセットされていない状態(オフ)が引き続き維持される。
一方、前記したステップ103において、上方フィルタリング照度UFIL(n)が、閾値照度THIL1以上でない場合(UFIL(n)<閾値照度THIL1)には、ステップ103の判定が否定されて、ステップ105の処理に移行する。
ここで、上方フィルタリング照度UFIL(n)が閾値照度THIL1以上でない場合とは、車両上方の照度が、昼間の時間帯に相当する照度ではなく、昼と夜の過渡期(昼と夜の間の時間帯)または夜の時間帯の照度であることを意味する。
実施の形態では、この閾値照度THIL1は、昼と夜の過渡期の明るさに相当する照度値(昼間の明るい状態から日が暮れ始めるときの照度値、夜間の暗い状態から夜が明け始めるときの照度値)に設定されており、実際の照度値の収集などを通じて決定された任意の値が、閾値照度THIL1として採用されている。
ステップ103の判定が否定されて、現時点が昼間の時間帯でないと判定されると、現時点が、昼と夜の過渡期であるか否かを判定するために、ステップ105の処理が実行される。
ここで、昼と夜の間の過渡期には、昼間の明るい状態から日が暮れ始める夕暮れと、夜間の暗い状態から夜が明け始める夜明けとがある。
そこで、ステップ105では、現時点における上方フィルタリング照度UFIL(n)と、前回の上方フィルタリング照度UFIL(n−1)とに基づいて、現時点が夜明けであるか否かを判定する。
具体的には、ステップ105では、UFIL(n)>UFIL(n−1)であり、かつTHILSub3≦UFIL(n)−UFIL(n−1)≦THILSub4であるか否かを確認し、この条件を満たす場合には、現時点が夜明けであると判定されて、ステップ105の判定が肯定される。
ここで、UFIL(n)>UFIL(n−1)とは、今回算出された上方フィルタリング照度UFIL(n)のほうが、前回算出された上方フィルタリング照度UFIL(n−1)よりも大きいことを意味し、車両上方の照度が前回よりも高く(明るく)なったことを意味している。
UFIL(n)−UFIL(n−1)は、車両上方の照度の変化量であり、THILSub3は、夜明けの際に太陽が動くことによって生じる照度値の変化量であって、時間T1当たりの最小の変化量(最小照度変化値)である。THILSub4は、夜明けの際に太陽が動くことによって生じる照度の変化量であって、時間T1当たりの最大の変化量(最大照度変化値)である。
実施の形態では、実際の照度値の収集などを通じて決定された任意の値が、THILSub3、THILSub4として設定されている。
ステップ105の判定が肯定されると、車両上方の照度が徐々に明るくなっていることを意味し、現時点が、夜間の暗い状態から徐々に明るくなる夜明けということになる。
かかる場合、ステップ106において、上方照度が下降している時間を計数するカウンタ(上方照度下降カウンタC)の値が「1」減算される。
続くステップ107では、上方照度下降カウンタCの値が所定値(例えば、0)であるか否かが判定される。そして、所定数以下である場合(C≦0)には(ステップ107においてYes)、ステップ104の処理に移行して、前記した上方照度下降状態解除処理が実行される。
一方、上方照度下降カウンタCの値が所定数(例えば、0)よりも大きい場合(C>0)には(ステップ107においてNo)、後記するステップ112の処理に移行することになる。
前記したステップ105の判定が否定されて、現時点が夜明けでないと判定されると、ステップ108において、現時点が夕暮れであるか否かが判定される。
具体的には、ステップ108では、UFIL(n)<UFIL(n−1)であり、かつTHILSub1≦UFIL(n−1)−UFIL(n)≦THILSub2であるか否かを確認し、この条件を満たす場合には、現時点が夕暮れであると判定されて、ステップ108の判定が肯定される。
ここで、UFIL(n)<UFIL(n−1)とは、今回算出された上方フィルタリング照度UFIL(n)のほうが、前回算出された上方フィルタリング照度UFIL(n−1)よりも小さいことを意味し、車両上方の照度が前回よりも低く(暗く)なったことを意味している。
UFIL(n−1)−UFIL(n)は、車両上方の照度の変化量であり、THILSub1は、夕暮れの際に太陽が動くことによって生じる照度値の変化量であって、時間T1当たりの最小の変化量(最小照度変化値)である。THILSub2は、夕暮れの際に太陽が動くことによって生じる照度の変化量であって、時間T1当たりの最大の変化量(最大照度変化値)である。
実施の形態では、実際の照度値の収集などを通じて決定された任意の値が、THILSub1、THILSub2として設定されている。
ステップ108の判定が肯定されると、車両上方の照度が徐々に暗くなっていることを意味し、現時点が、昼間の明るい状態から徐々に暗くなる夕暮れということになる。
かかる場合、ステップ109において、上方照度が下降している時間を計数するカウンタ(上方照度下降カウンタC)の値が「1」加算される。
続くステップ110では、上方照度下降カウンタCの値が所定数a(aは、0よりも大きい整数)以上であるか否かが判定される。
上方照度下降カウンタCの値が所定数a以上である場合(C≧a)には、ステップ110の判定が肯定されて、ステップ111において、上方照度下降状態処理が実行される。
具体的には、車両上方の照度が下降しつつある状態であることを示す上方照度下降状態フラグがセットされる。
実施の形態では、車両上方の照度が一時的に低下した場合に上方照度下降状態フラグが誤ってセットされることを防止するために、繰り返し実行される時間帯判定処理において、連続して所定回数a以上、ステップ108の処理が肯定される(夕暮れであると判定される)まで、上方照度下降状態フラグがセットされないようにしている。
そのため、上方照度下降カウンタCの値が所定数a未満(C<a)である場合には(ステップ110においてNo)、ステップ111の処理がスキップされることになる。
なお、前記したステップ108の判定が否定された場合は、現時点が、昼間の時間帯でも、昼と夜との間の過渡期でもないので、夜の時間帯ということになる。かかる場合には、ステップ112の処理に移行することになる。
図3に示すように、続くステップ112では、時間帯判定部44が、夕暮れライト点灯判定を実行する。
具体的には、ステップ112では、上方照度下降状態で、かつ現時点の上方フィルタリング照度UFIL(n)<ライト点灯閾値照度Th1であるか否かを確認し、この条件を満たす場合には、ステップ112の判定が肯定される。
ここで、上方照度下降状態であるか否かは、上方照度下降状態フラグがセットされているか否かに基づいて判定されるようになっており、上方照度下降状態フラグがセットされている場合に上方照度下降状態と判定される。また、ライト点灯閾値照度Th1は、ライトの点灯を判定するためのライト点灯用の閾値照度であり、実際の照度値の収集などを通じて決定された任意の値であり、記憶部41から取得される。
ステップ112の処理が肯定されると、ステップ113において、夕暮れライト点灯判定処理が実行される。
具体的には、現時点が夕暮れでありかつライトの点灯が必要な状態であることを示すフラグ(夕暮れライト点灯フラグ)がセットされる。
一方、ステップ112の処理が否定されると、ステップ114において、夕暮れライト点灯判定解除処理が実行される。
具体的には、夕暮れライト点灯フラグがセットされている場合には、この夕暮れライト点灯フラグをクリアし、夕暮れライト点灯フラグがセットされていない場合は、フラグがセットされていない状態(オフ状態)が引き続き維持される。
ステップ115では、ライトの消灯を禁止してライトの点灯を継続させる状態とするか否かを判定するために、ライト消灯禁止判定が実行される。
ステップ115では、上方照度下降状態で、かつ現時点の上方フィルタリング照度UFIL(n)<消灯禁止閾値照度Th2であるか否かを確認し、この条件を満たす場合には、ステップ115の判定が肯定される。
ここで、上方照度下降状態であるか否かは、上方照度下降状態フラグがセットされているか否かに基づいて判定される。消灯禁止閾値照度Th2は、ライトの消灯禁止を判定するための消灯禁止判定用の閾値照度である。この閾値照度は、実際の照度値の収集などを通じて決定された任意の値であり、記憶部41から取得される。
実施の形態では、消灯禁止閾値照度Th2は、ライトの消灯を判定するための閾値(ライト消灯閾値照度)Th0よりも、所定値αだけ大きい値(明るい値)が設定されている(Th2=Th0+α)。
消灯禁止閾値照度Th2を、ライトの消灯を判定する閾値照度Th0よりも明るい照度とすることで、ライト消灯禁止の判定遅れが発生しないようにするためである。
なお、αは、夕暮れの際に太陽が動くことによって生じる照度値の変化量であって、時間T1あたりの変化量の平均値に近い値とされることが好ましい。
ステップ115の判定が肯定されると、ステップ116において、ライト消灯禁止処理が実行されて、ライトの消灯を禁止するフラグ(ライト消灯禁止フラグ)がセットされる。
一方、ステップ115の判定が否定されると、ステップ117において、ライト消灯禁止の解除の可否が判定される。
具体的には、ステップ117では、上方照度下降状態で、かつ現時点の上方フィルタリング照度UFIL(n)>消灯禁止解除閾値照度Th3であるか否か、または上方照度下降状態が解除されているか否かを確認し、この条件を満たす場合には、ステップ117の判定が肯定される。
上方照度下降状態であるか否か、および上方照度下降状態が解除されているか否かは、上方照度下降状態フラグがセットされているか否かに基づいて判定されるようになっており、消灯禁止解除閾値照度Th3は、ライトの消灯禁止の解除を判定するための消灯禁止解除用の閾値照度である。この閾値照度は、実際の照度値の収集などを通じて決定された任意の値であり、記憶部41から取得される。
実施の形態では、消灯禁止解除閾値照度Th3は、ライトの消灯を判定するための閾値照度Th0よりも、所定値βだけ大きい値(明るい値)が設定されている(Th3=Th0+β)。
消灯禁止解除閾値照度Th3を、ライトの消灯を判定する閾値照度Th0よりも明るい照度とすることで、ライト消灯禁止が誤って解除されないようにしている。
なお、βは、夜明けの際に太陽が動くことによって生じる照度値の変化量であって、時間T1あたりの変化量の平均値に近い値とされることが好ましい。
ステップ117の判定が肯定されると、現時点が夜明け時または夜以外(昼間)ということになるので、かかる場合には、ステップ118の処理に移行して、ライト消灯禁止が解除される。具体的には、ライト消灯禁止フラグがクリアされる。
ステップ117の判定が否定されると、時間帯判定処理を終了する。
よって、この時間帯判定処理により、各フラグ(上方照度下降状態フラグ、夕暮れライト点灯フラグ、ライト消灯禁止フラグ)のセットの有無が、判定結果として自動制御コマンド生成部45に出力されることになる。
次に、自動制御コマンド生成部45での処理を説明する。
図4は、ライト自動制御コマンド生成処理のフローチャートである。
ライト自動制御コマンド生成処理では、照度比較部42から入力される照度比較結果と、時間帯判定部44から入力される判定結果とに基づいて、ライトを点灯するか否かを判定する。
具体的には、ステップ201において、ライトを点灯状態とするための要件が満たされているか否かを確認する。
具体的には、夕暮れライト点灯フラグとライト点灯フラグのうちの少なくとも一方のフラグがセットされているか否かを確認し、何れか一方のフラグがセットされている場合には、ステップ201の判定が肯定される。
ここで、夕暮れライト点灯フラグは、時間帯判定部44における処理の結果セットされるフラグであり、ライト点灯フラグは、照度比較部42における処理の結果、照度比較結果がライトの点灯を示している場合にセットされるフラグである。
ステップ201の判定が肯定されると、ステップ202において、ライトを点灯状態にするコマンド(ライト自動制御コマンド:点灯)が生成されたのち、ライト制御手段5に出力される。
一方、ステップ201の判定が否定されると、ステップ203において、ライトを消灯状態とするための要件(ライト消灯禁止フラグ:オフ、かつライト点灯フラグ:オフ)が満たされているか否かを確認し、両フラグがセットされていない場合(オフである場合)には、ステップ203の判定が肯定される。
ステップ203の判定が肯定されると、ステップ204において、ライトを消灯状態にするコマンド(ライト自動制御コマンド:消灯)が生成された後、ライト制御手段5に出力される。
一方、ステップ203の判定が否定されると、ステップ205において、ライトの点灯状態を維持するコマンド(ライト自動制御コマンド:維持)が生成された後、ライト制御手段5に出力される。
ここで、夕暮れ時の車両上方の照度が徐々に低下している状況のもと、車両が走行している場合にあてはめて、上記の処理を説明する。
図5は、夕暮れ時に車両が走行しているときの上方照度および前方照度の変化と、ライト自動制御の結果とを説明する図である。
夕暮れ時に車両が走行していると、徐々に周囲が暗くなり、やがて上方フィルタリング照度UFIL(n)が昼間の時間帯であるか否かを判定するための閾値照度THIL1よりも低くなる(図2:ステップ103においてNo)。
そうすると、夕暮れ時には車両の周囲が徐々に暗くなっており、少なくともUFIL(n)>UFIL(n−1)の要件は満たされていないので、ステップ105の判定が否定されて(ステップ105においてNo)、ステップ108の処理が実行されることになる。
ステップ108では、現時点が夕暮れ時であるか否かが判定されて、夕暮れ時であると判定された場合には、ステップ109において夕暮れ時であると判定されている回数を示すカウンタ(上方照度下降カウンタC)の値が加算される。
実施の形態では、時間帯判定処理(図2、図3)が繰り返し実施されるようになっており、夕暮れ時であると判定される回数は、やがて所定回数aに達することになる(ステップ110、Yes)。
そうすると、車両上方の照度が下降しつつある状態であることを示す上方照度下降状態フラグがセットされる(ステップ111)。
図5の(A)の場合、時刻t0以降、上方フィルタリング照度UFILが段階的に下がっており、時刻t1において、夕暮れ時であると判定される回数が所定回数aになって上方照度下降状態フラグがセットされている。
上方照度下降状態フラグがセットされた後も、車両周囲の照度は徐々に暗くなっているので、やがて上方フィルタリング照度UFIL(n)がライト点灯閾値照度Th1を下回ることになる。
そうすると、ステップ112(図3参照)の処理が肯定されて、ステップ113において、夕暮れライト点灯フラグがセットされることになる。
実施の形態では、この時間帯判定部44における時間帯判定処理に並行して、照度比較部43において照度比較処理が実行されており、照度比較結果に基づくライトの点消灯の判断が、自動制御コマンド生成部において実行されている。
図5の(A)の場合、上方照度下降状態フラグがセットされた時刻t1後の時刻t2において、照度比較結果に基づくライトの点灯が判断されている。
時間帯判定処理において夕暮れライト点灯フラグがセットされると、ステップ115において、上方フィルタリング照度UFIL(n)が消灯禁止閾値照度Th2よりも小さいか否かが確認されて、小さい場合には、ライトの消灯を禁止するライト消灯禁止フラグがセットされることになる。
消灯禁止閾値照度Th2は、ライト点灯閾値照度Th1よりも大きい値(明るい値)となっているので、夕暮れライト点灯フラグがセットされるとほぼ同時に、ライト消灯禁止フラグがセットされる。
図5の(A)の場合、上方照度下降状態フラグがセットされた時点(t1)では、上方フィルタリング照度UFILがライト点灯照度閾値Th1よりも低くなっておらず(UFIL>Th1)、その次に上方フィルタリング照度が算出された時点(t3)で、ライト点灯照度閾値Th1よりも低くなっている(UFIL≦Th1)。
よって、この時刻t3の時点で、ステップ112の判定が肯定されて、夕暮れライト点灯フラグとライト消灯禁止フラグがセットされている(ステップ113、116)。
そのため、ライト消灯禁止フラグがセットされた時刻t3以降、例えば時刻t4において、雲などの影響で上方照度が明るくなる方向に変動して、前方照度Lfと上方照度Luが、ライトの消灯を判断する閾値照度よりも一時的に大きくなっても、ライトの消灯が禁止されているので、ライトの点灯状態が維持されることになる。
さらに、例えば時刻t5において、ネオンなどの複合的な照明の影響で車両周囲の照度が急激に明るくなって、前方照度Lfと上方照度Luが、ライトの消灯を判断する閾値照度よりも一時的に大きくなっても、ライトの消灯が禁止されているので、ライトの点灯状態が維持されることになる。
なお、実施の形態では、空が検出されていないときには(ステップ101においてNo)、時間帯判定処理が実行されないようになっている。これは、空が検出されていないときには、周囲の構造物や店舗照明等の照度が、時間帯の判定に影響を及ぼすおそれがあるからである。そのため、図5の(A)において上方フィルタリング照度UFILが算出される時間間隔は、平均して時間T1毎に算出されるようになっている。これにより、時間帯の判定の精度を向上させている。
図6は、実施の形態にかかる時間帯判定処理が行われない従来例の場合において、夕暮れ時に車両が走行しているときの上方照度および前方照度の変化と、ライト自動制御の結果とを説明する図である。
従来例の場合には、夕暮れの時間帯であるか否かなどの判定が行われないので、車両前方および上方の照度がライトの点灯を判定するための閾値照度よりも低くなると、ライトが点灯状態にされる(時刻t2)。ライトを点灯状態にした後、例えば時刻t4において、雲などの影響で上方照度が明るくなる方向に変動して、前方照度Lfと上方照度Luが、ライトの消灯を判断する閾値照度よりも一時的に大きくなると、ライトが消灯状態にされて、再び車両前方および上方の照度がライトの点灯を判定するための閾値照度よりも低くなるまでライトが消灯状態で維持さてしまう(期間S1)。
さらに、例えば時刻t5において、ネオンなどの複合的な照明の影響で車両周囲の照度が急激に明るくなって、前方照度Lfと上方照度Luが、ライトの消灯を判断する閾値照度よりも一時的に大きくなると、この場合もまたライトが消灯状態にされて、その状態で維持されてしまう(期間S2)。
よって、実施の形態にかかるライト自動制御装置1では、例えば、夕暮れ時のライト点灯後に、照明などの人工光や雲の影響で車両周囲の検出照度がライトを消灯すべき閾値照度を一時的に上回った場合に、ライトが消灯されることを好適に防止できるので、運転者が特定の状況におけるライトの点消灯の制御に対して持つ違和感を低減できる。
ここで、実施の形態における前方照度センサ2が、発明における前方照度検出手段に相当し、上方照度センサ3が、発明における上方照度検出手段に相当し、実施の形態における自動制御コマンド生成部45が、発明における点消灯制御手段に相当し、実施の形態における空判定部43が、発明における判定手段に相当し、実施の形態における時間帯判定部44が、発明における時間帯判定手段に相当する。
以上の通り、実施の形態では、車両前方からの光を受光して、車両前方の照度を検出する前方照度センサ2と、車両上方からの光を受光して、車両上方の照度を検出する上方照度センサ3と、車両前方の照度および車両上方の照度に基づいて、ライトの点消灯を制御する制御手段4と、を備えるライト自動制御装置1において、
車両上方の照度Luに基づいて、夕暮れ、夜明け、昼の何れで時間帯であるのかを判定する時間帯判定部44を備え、
制御手段4は、夕暮れの時間帯であると判定されたときには、以降のライトの消灯を禁止し、夜明けまたは昼の時間帯であると判定されたときには、ライトの消灯の禁止を解除する構成のライト自動制御装置1とした。
このように構成すると、夕暮れの時間帯であると判定された場合には、以降のライトの消灯が禁止されるので、ライトの点灯後に車両周囲の検出照度がライトの消灯を判定する閾値照度よりも一時的に高くなっても、ライトが消灯されないようにすることができる。
これにより、例えば、夕暮れ時のライト点灯後に、照明などの人工光や雲の影響で車両周囲の検出照度がライトを消灯すべき閾値照度を一時的に上回った場合に、ライトが消灯されることを防止できる。よって、運転者が特定の状況におけるライトの点消灯の制御に対して持つ違和感を低減できる。
車両前方の照度Lfおよび車両上方の照度Luに基づいて、空を検出しているか否かを判定する空判定部43をさらに備え、
時間帯判定部44は、空判定部43により空が検出されているときに時間帯の判定を実行する構成とし、
空判定部は、車両前方の照度Lfおよび車両上方の照度Luに基づいて、トンネル、街灯、高架橋の検出の有無を判定し、これらが検出されていない場合に、空を検出していると判定する構成とした。
上方照度センサ3が空からの自然光を受光していないと、現時点が夕暮れ、夜明け、昼の何れの時間帯であるのかを正確に判定することができない。そのため、上方照度センサ3が空からの自然光を受光していないと判断できる状況、例えば、車両がトンネル内や長めの高架下を走行している場合や、街灯からの人工光を受光している場合のように、空が検出されていないときには、時間帯を適切に判定できない虞があるので、空が検出されているときに時間帯を判定するようにすることで、判定の精度を向上させることができる。
時間帯判定部44は、車両上方の照度が経時的に減少している場合に、夕暮れの時間帯であると判定し、
制御手段4の自動制御コマンド生成部45は、夕暮れの時間帯であると判定された場合に、車両上方の照度がライトの点灯を判定するライト点灯用の閾値照度Th1以下であると、車両前方の照度に拘わらずライトを点灯させる構成とした。
このように構成すると、夕暮れの時間帯にライトが不自然に点消灯することを防止することができるので、運転者が特定の状況におけるライトの点消灯の制御に対して持つ違和感を低減できる。
自動制御コマンド生成部45は、車両上方の照度および車両前方の照度が、ライトの消灯を判定するライト消灯用の閾値照度Th0以上であり、かつライトの消灯が禁止されていない場合に、ライトを消灯させる構成とした。
このように構成すると、夕暮れや明け方の時間帯にライトが不自然に点消灯することを防止することができるので、運転者が特定の状況におけるライトの点消灯の制御に対して持つ違和感を低減できる。
時間帯判定部44は、(1)車両上方の照度が、昼間の時間帯を判定する閾値照度THIL1以上であると、昼間の時間帯であると判定し、(2)車両上方の照度が経時的に減少している場合に、車両上方の照度が、ライトの消灯禁止を判定する消灯禁止判定用の閾値照度Th2未満であると、夕暮れの時間帯であると判定し、(3)車両上方の照度が経時的に上昇している場合に、車両上方の照度が、ライトの消灯禁止の解除を判定する消灯禁止解除用の閾値照度Th3よりも大きい場合に、夜明けの時間帯であると判定し、
消灯禁止判定用の閾値照度Th2と、消灯禁止解除用の閾値照度Th3を、ライトの消灯を判定する閾値照度Th0よりも明るい照度に設定する構成とした。
このように構成すると、ライト消灯禁止の判定遅れ発生を好適に防止できる。
少なくとも車両上方の照度は、ノイズ除去処理が行われた後の照度値であり、ノイズ除去処理は、
上方照度検出センサ3の出力信号から所定のサンプリング時間毎に取得される照度データに対して、所定のサンプリング時間よりも長い第1の時間毎にメディアンフィルタ処理を実行するオーバーノイズ除去処理と、オーバーノイズ除去処理後の照度データについて、第1の時間よりも長い第2の時間毎に最大値を算出するアンダーノイズ処理と、アンダーノイズ処理後の照度データについて、第2の時間よりも長い第3の時間毎に最小値を算出する処理と、から構成されるものとした。
このように構成すると、ノイズ除去処理により、走行中の周囲の構造物や店舗照明、回路ノイズなどの、夕暮れや夜明けによる照度変化を検出する為に邪魔になる一時的な照度の変化を引き起こす要因を排除した照度データ(上方フィルタリング照度)が取得されて、ノイズに起因する照度データの振れが抑えられるので、ライトの点消灯の判断における誤判断を好適に防止できる。
実施の形態では、前方照度センサ2と上方照度センサ3から入力される信号の処理を、照度比較部42において実行する場合を例示した。
しかし、前方照度センサ2と上方照度センサ3からの信号が、空判定部43や、時間帯判定部44にも入力されるようにし、照度比較部42、空判定部43、時間帯判定部44の各々で、信号の処理が実行されるようにしても良い。
実施の形態では、空判定部43が、記憶部41に記憶された照度データ(前方照度Lf、上方照度Lu)に基づいて、空を検出しているか否かを判定する場合を例示した。
しかし、かかる判定は、ノイズ除去処理が実行された照度データ(前方フィルタリング照度)に基づいて行うようにしても良い。
かかる場合、夕暮れや夜明けによる照度変化を検出する為に邪魔になる一時的な照度の変化を引き起こす要因を排除した照度データ(上方フィルタリング照度)に基づいて時間帯が判定されるので、時間帯の判定精度がより向上することになる。
さらに、光学レンズや光学フィルタを用いて、上方照度センサ3が受光する光を、青寄りの波長域(380〜480nm)にする構成としてもよい。
雲は赤外域の波長の光を反射するため、上方照度センサ3が受光する光の波長域を青寄りの波長域とすることで、上方照度センサ3が雲で反射した光を受光することを好適に防止できる。
これにより、夕暮れの時間帯であるか否かの判定や、ライトの点消灯の判断に、雲の影響が及ぶことを防止できるので、ライトの点灯禁止やライトの点消灯にかかる判断をより適切に行うことができる。
また、上方照度センサ3の受光部を広角レンズで構成しても良い。
かかる場合、上方照度センサ3の光入射範囲(視野角)が広くなって、局部的に生じるノイズ光源の受光面積を相対的に小さくすることができるので、ノイズの影響を好適に抑えることができる。
実施の形態では、照度データに基づいて点消灯の制御対象が、ヘッドライトである場合を例示したが、制御対象は、車両に搭載されたスモールライトとヘッドライトのうちの少なくとも一方であっても良い。
かかる場合、上記した閾値照度の各々について、スモールライト用の閾値照度と、ヘッドライト用の閾値照度とを設定することで、車両の運転状況に応じたライトのより細かな点消灯制御を実施できることになる。
実施の形態では、空判定部43においてトンネル、街灯、高架橋のうちの何れかが検出された場合には、時間帯判定処理を終了する場合を例示したが、トンネル、街灯、高架橋のうちの何れかが検出されたのち、所定時間が経過した場合や、車両が所定距離走行した場合に、トンネル、街灯、高架橋の検出の有無の判定を再度実行するようにしてもよい。
車両が走行している場合には、車両周囲の状況も刻々と変化しているので、このように構成すると、ライトの点消灯の判定をより細かく実施できるようになるので、運転者が特定の状況におけるライトの点消灯の制御に対して持つ違和感を低減できる。
実施の形態では、夕暮れの時間帯であると判定された場合に、ライトの消灯を禁止する場合を例示したが、例えば夜明けの時間帯であると判定された場合に、ライトの点灯を禁止するようにしても良い。
夜明けの時間帯である場合には、車両上方の照度が徐々に明るくなっている。そのため、車両上方の照度がライトの消灯を判断する閾値照度よりも大きくなると、ライトが消灯される。その後一時的な車両上方の照度の低下があって、ライトが点灯されてしまうと、ライトの点消灯に、運転者が違和感を持つことがある。そのため、夜明けの時間帯であると判定されている場合に、ライトが一旦消灯されたのちは、車両上方の照度がライトの点灯を判断する閾値照度よりも大きい状態が所定時間の間継続する、または、車両上方の照度が昼間を判定するための閾値照度よりも大きくなるまで、ライトの点灯を禁止するようにしても良い。
1 ライト自動制御装置
2 前方照度センサ(前方照度検出手段)
3 上方照度センサ(上方照度検出手段)
4 制御手段(点消灯制御手段)
5 ライト制御手段
41 記憶部
42 照度比較部
43 空判定部(判定手段)
44 時間帯判定部(時間帯判定手段)
45 自動制御コマンド生成部
C 上方照度下降カウンタ
Lf 前方照度
Lu 上方照度
Th0 ライト消灯閾値照度
Th1 ライト点灯閾値照度
Th2 消灯禁止閾値照度
Th3 消灯禁止解除閾値照度
ThA 閾値照度
THIL1 閾値照度
UFIL 上方フィルタリング照度

Claims (14)

  1. 車両前方からの光を受光して、車両前方の照度を検出する前方照度検出手段と、
    車両上方からの光を受光して、車両上方の照度を検出する上方照度検出手段と、
    車両前方の照度および車両上方の照度に基づいて、ライトの点消灯を制御する点消灯制御手段と、を備えるライト自動制御装置において、
    前記車両上方の照度に基づいて、夕暮れの時間帯であるか否かを判定する時間帯判定手段を備え、
    前記点消灯制御手段は、前記時間帯が前記夕暮れであると判定されたときには、以降のライトの消灯を禁止することを特徴とするライト自動制御装置。
  2. 前記車両前方の照度および前記車両上方の照度に基づいて、空を検出しているか否かを判定する判定手段を、さらに備え、
    前記時間帯判定手段は、前記判定手段により空が検出されているときに、前記夕暮れの時間帯であるか否かの判定を実行することを特徴とする請求項1に記載のライト自動制御装置。
  3. 前記判定手段は、前記車両前方の照度および前記車両上方の照度に基づいて、トンネル、街灯、高架橋の検出の有無を判定し、これらが検出されていない場合に、空を検出していると判定することを特徴とする請求項2に記載のライト自動制御装置。
  4. 前記時間帯判定手段は、夜明けまたは昼の時間帯であるか否かをさらに判定し、
    前記点消灯制御手段は、夜明けまたは昼の時間帯であると判定されたときには、ライトの消灯の禁止を解除することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  5. 前記時間帯判定手段は、前記車両上方の照度が経時的に減少している場合に、前記夕暮れの時間帯であると判定し、
    前記点消灯制御手段は、前記夕暮れの時間帯であると判定された場合に、前記車両上方の照度がライトの点灯を判定するライト点灯用の閾値照度以下であると、前記車両前方の照度に拘わらずライトを点灯させることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  6. 前記点消灯制御手段は、前記車両上方の照度および前記車両前方の照度が、ライトの消灯を判定するライト消灯用の閾値照度以上であり、かつ前記ライトの消灯が禁止されていない場合に、前記ライトを消灯させることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  7. 前記時間帯判定手段は、前記車両上方の照度が経時的に減少している場合に、前記車両上方の照度が、前記ライトの消灯禁止を判定する消灯禁止判定用の閾値照度未満であると、前記夕暮れの時間帯であると判定し、
    前記消灯禁止判定用の閾値照度は、前記ライト消灯用の閾値照度よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  8. 前記時間帯判定手段は、前記車両上方の照度が経時的に上昇している場合に、前記車両上方の照度が、前記ライトの消灯禁止の解除を判定する消灯禁止解除用の閾値照度よりも大きい場合に、前記夜明けの時間帯であると判定し、
    前記消灯禁止解除用の閾値照度は、前記ライト消灯用の閾値照度よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  9. 前記時間帯判定手段は、前記車両上方の照度が、昼間の時間帯を判定する閾値照度以上であると、前記昼間の時間帯であると判定することを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  10. 少なくとも前記車両上方の照度は、ノイズ除去処理が行われた後の照度値であり、
    前記ノイズ除去処理は、
    前記上方照度検出手段の出力信号から所定のサンプリング時間毎に取得される照度データに対して、前記所定のサンプリング時間よりも長い第1の時間毎にメディアンフィルタ処理を実行するオーバーノイズ除去処理と、
    前記オーバーノイズ除去処理後の照度データについて、前記第1の時間よりも長い第2の時間毎に最大値を算出するアンダーノイズ処理と、
    前記アンダーノイズ処理後の照度データについて、前記第2の時間よりも長い第3の時間毎に最小値を算出する処理と、から構成されることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  11. 前記上方照度検出手段が受光する光を、380〜480nmの波長域としたことを特徴とする請求項1から請求項10のうちの何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  12. 前記上方照度検出手段の受光部を広角レンズで構成したことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  13. 前記ライト自動制御装置の制御対象は、車両に搭載されたスモールライトとヘッドライトのうちの少なくとも一方であり、前記閾値照度の各々には、前記スモールライト用の閾値照度と、前記ヘッドライト用の閾値照度とが設定されていることを特徴とする請求項1から請求項12の何れか一項に記載のライト自動制御装置。
  14. 前記判定手段は、トンネル、街灯、高架橋のうちの何れかを検出したのち、所定時間が経過すると、または車両が所定距離走行すると、トンネル、街灯、高架橋の検出の有無の判定を再度実行することを特徴とする請求項3に記載のライト自動制御装置。
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