JP2013039847A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2013039847A
JP2013039847A JP2011176091A JP2011176091A JP2013039847A JP 2013039847 A JP2013039847 A JP 2013039847A JP 2011176091 A JP2011176091 A JP 2011176091A JP 2011176091 A JP2011176091 A JP 2011176091A JP 2013039847 A JP2013039847 A JP 2013039847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
slide
state
seat body
flip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011176091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5751083B2 (ja
Inventor
Yoshikuni Hayakawa
佳邦 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2011176091A priority Critical patent/JP5751083B2/ja
Priority to DE102012213733.5A priority patent/DE102012213733B4/de
Priority to US13/566,073 priority patent/US8757719B2/en
Priority to CN201210285468.0A priority patent/CN102951046B/zh
Publication of JP2013039847A publication Critical patent/JP2013039847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5751083B2 publication Critical patent/JP5751083B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/06Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
    • B60N2/065Rear seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/30Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
    • B60N2/3002Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements
    • B60N2/3004Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only
    • B60N2/3009Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis
    • B60N2/3011Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis the back-rest being hinged on the cushion, e.g. "portefeuille movement"
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/30Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
    • B60N2/3038Cushion movements
    • B60N2/304Cushion movements by rotation only
    • B60N2/3043Cushion movements by rotation only about longitudinal axis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】シート本体を跳ね上げて格納可能な跳ね上げ位置を容易に判別できる車両用シートを提供する。
【解決手段】シート本体1は、車室の側面側に配設される第1スライド機構150側にはシート本体1を車室側面方向に跳ね上げる付勢手段4sを備えた回転ヒンジ機構4が設定されており、車室の内方側に配設される第2スライド機構250側には第2スライド機構250とシート本体1との連結を分離可能とする連結分離切替機構260、270が備えられており、連結分離切替機構260、270の分離状態で付勢手段によりシート本体1の跳ね上げ作動が行われる構成となっており、スライド機構によるシート本体1のスライド範囲における予め定められたシート本体1の跳ね上げ位置を検知する跳ね上げ位置検知手段を備え、跳ね上げ位置検知手段による跳ね上げ位置の検知に基づいて連結分離切替機構260、270を分離状態に切替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートに関する。
従来、いわゆるスペースアップシートと呼ばれる跳ね上げ格納式の車両用シートとして、例えば特許文献1が知られている。この特許文献1における車両用シートは、後部座席のシート本体を車室側面方向に跳ね上げて格納することで車内の荷室領域を広げることができ、車内空間の有効利用を図ることができる。この車両用シートは、シートクッションとシートバックとを有するシート本体が、車両の床面等の車体構成部材との間に設けられたスライド機構によりスライド移動可能に車体構成部材に設置されている。このシート本体は、シートバックがシートクッションに対して起立した起立状態と、前方や後方に倒しこんだフラット状態の2位置を設定することができ、フラット状態において車室内側面方向に跳ね上げて格納することができるものである。
ところで、車両用シートのシート本体を跳ね上げて格納する位置(跳ね上げ位置)は、シート本体がスライド移動する範囲のうち所定の箇所においてのみ可能とする構成が一般的である。これは任意の位置で跳ね上げて格納しようとしても車両の構造部材や他の装備品との干渉等が生じてシート本体が格納できないことを防ぐためである。そこで、シート本体を跳ね上げ位置に移動させる際は、スライド機構を作動させてシート本体をスライド移動させて、シート本体側のシールドに設けられたマークと車体トリム側に設けられたマークを目視によって位置合わせを行っていた。
特開2004−8334号公報
しかしながら、上述した車両用シートにおいて跳ね上げ位置を示すマークがバラつきによってずれてしまうと、正規の跳ね上げ位置に移動できないという問題を有していた。また、正規の跳ね上げ位置と異なった位置では、回転ヒンジ機構を作動させても円滑にシート本体を跳ね上げることができない。ここで、車両用シートを跳ね上げ位置に位置合わせする操作は、明るい場所で行うのであれば正規の跳ね上げ位置であるか否かの判断が容易である。しかし暗い場所においては、シート本体側と車体トリム側のマークの目視が困難であり、正規の跳ね上げ位置への位置合わせがしにくいといった操作性の改善点を有していた。
更に、上述した車両用シートの構成においては、スライド機構のほかにシート本体を跳ね上げて格納する機構を備えている。この機構は、フラット状態のシート本体を車室側面方向に跳ね上げる付勢手段を備えた機構である。上述する車両用シートは、これら二つの機構を作動させてシート本体の格納をしなければならないことから複数の操作を要するといった煩わしさも有していた。
而して、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シート本体を跳ね上げて格納可能な跳ね上げ位置を容易に判別できる車両用シートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、シートクッションとシートバックとを有するシート本体は車両の床面等の車体構成部材との間に設けられたスライド機構によりスライド移動可能に車体構成部材に設置されており、該シート本体はシートバックがシートクッションに対して起立した起立状態と前倒れした前倒れ状態の2位置を設定することができ、前倒れ状態では車室内側面方向に跳ね上げて格納することのできる車両用シートであって、前記スライド機構は第1スライド機構と第2スライド機構がシート本体の両側に位置して車両前後方向に平行に配設されており、車室の側面側に配設される第1スライド機構側にはシート本体を車室側面方向に跳ね上げる付勢手段を備えた回転ヒンジ機構が設定されており、車室の内方側に配設される第2スライド機構側には該第2スライド機構とシート本体との連結を分離可能とする連結分離切替機構が備えられており、該連結分離切替機構の分離状態で前記付勢手段によりシート本体の跳ね上げ作動が行われる構成となっており、前記スライド機構によるシート本体のスライド範囲における予め定められたシート本体の跳ね上げ位置を検知する跳ね上げ位置検知手段を備え、該跳ね上げ位置検知手段によるシート本体の予め定められた跳ね上げ位置の検知に基づいて前記連結分離切替機構を分離状態に切替える構成となっていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、上記構成の車両用シートは、スライド機構によるシート本体のスライド範囲における予め定められたシート本体の跳ね上げ位置を検知する跳ね上げ位置検知手段を備えている。これにより、シート本体の跳ね上げ位置への位置合わせは、目視によって操作する必要が無くなり、跳ね上げ位置検知手段によって容易に判別することができる。また、跳ね上げ位置検知手段の跳ね上げ位置の検知に基づいてシート本体の分離状態に切替える構成とされており、操作性の向上を図ることができる。
次に、第2の発明は、第1の発明において、前記スライド機構は、車体構成部材側に配設されるロアレールとシート本体側に配設されるアッパレールとが摺動移動可能に係合して構成されていると共に、該ロアレールとアッパレール間には該両者のスライド方向の任意の位置でスライドロックして位置決めを行うスライドロック機構が設けられており、前記連結分離切替機構は前記第2スライド機構のアッパレールとシート本体の下部との間をフックとストライカによる引っ掛け構成により連結及び分離可能とする構成とされており、前記連結分離切替機構と前記スライドロック機構とは該両機構を連動して操作することのできる操作機構により操作される構成とされており、該操作機構による前記両機構の連動操作は前記跳ね上げ位置検知手段によってシート本体の跳ね上げ位置を検知すると前記連結分離切替機構は分離状態となると共に前記スライドロック機構はスライドロック状態となる操作が行われ、シート本体が跳ね上げ位置にきたときに自動的にシート本体の跳ね上げ作動が行われることを特徴とする。
この第2の発明によれば、連結分離切替機構とスライドロック機構の両機構を連動して操作することのできる操作機構により操作される構成とされている。この両機構の連動操作は跳ね上げ位置検知手段によってシート本体の跳ね上げ位置を検知すると、連結分離切替機構は分離状態となる。それと共にスライドロック機構はスライドロック状態となる操作が行われる。これによりシート本体は、跳ね上げ位置にきたときに自動的にシート本体の跳ね上げ作動が行われる。上記操作機構が、連結分離切替機構とスライドロック機構の両機構を連動させることで、跳ね上げ位置に位置するシート本体を自動的に跳ね上げ作動に移行させることができる。これにより、スライド機構とシート本体を跳ね上げて格納する機構の二つの機構について、複数の操作をすることが無くなり更なる操作性の向上を図ることができる。
次に、第3の発明は、第2の発明において、更に前記シート本体の前倒れ状態の姿勢状態であることを検知する前倒れ状態検知手段を備えており、前記前倒れ状態検知手段によりシートバックの前倒れ状態の検知に基づいて前記操作機構の作動が開始されることを特徴とする。
この第3の発明によれば、シート本体の前倒れ状態の姿勢状態であることを検知する前倒れ状態検知手段を備えている。この前倒れ状態検知手段がシートバックの前倒れ状態の検知に基づいて操作機構の作動を開始する構成とされている。これにより、シートバックを前倒しする一の操作を行うことで、シート本体を車室内側面方向に跳ね上げて格納するまでの一連の作動が自動的に行われることになり、更なる操作性の向上が図れる。
次に、第4の発明は、第2の発明又は第3の発明において、前記操作機構によるスライドロック機構と連結分離切替機構との連係作動において、前記シート本体の跳ね上げ時において前記スライドロック機構のスライドロック状態が完了するまで前記連結分離切替機構を分離状態とする作動を規制する規制機構によりその作動が規制される構成となっているいることを特徴とする。
この第4の発明によれば、スライドロック機構と連結分離切替機構との間には、規制機構が構成されている。このスライドロック機構のスライドロック状態が完了するまで連結分離切替機構を分離状態とする作動を規制するものである。ここで、跳ね上げ位置に位置するシート本体がスライドロックされない状態のまま、連結分離切替機構によって分離状態とされて跳ね上げ作動が行われた場合には、再度シート本体と第2スライド機構を跳ね上げ位置において連結することが困難になるおそれがある。かかる状態を防ぐために、規制機構によって連結分離切替機構とスライド機構の作動を規制し信頼性の向上を図ることができる。
本発明は上記各発明の手段をとることにより、シート本体の跳ね上げ収納可能な跳ね上げ位置を容易に判別できる車両用シートを提供することができる。
本実施形態に係る車両用シートの概略構成を示した斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートの骨格構造を中心に示した全体斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートの骨格構造を中心に示した分解斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートの操作レバー機構を示した部分斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートの内方側の支持機構を示した部分斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートの外方側の回転ヒンジ機構を示した部分斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートの第1スライド機構のアッパレールの詳細を示した部分斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートの第2スライド機構の詳細を示した部分斜視図である。 図8のIX−IX線断面図である。 本実施形態に係る車両用シートの各種機構間に配索されたケーブル構成を概略的に示した構成図である。 本実施形態に係る車両用シートの操作レバー機構の初期位置状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートの操作レバー機構の操作レバーを操作した状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートの操作レバー機構の操作レバーの操作に伴いシートバックが前倒れ状態となった状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートの操作レバー機構の操作レバーを戻した状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートの第2スライドロック装置及びロック装置及び操作機構の初期状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートの第2スライドロック装置のスライドロックが解除された状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートのロック装置が規制機構によって作動が規制された状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートのロック装置がロック解除となり、第2スライドロック装置がスライドロック状態となった状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートの第1スライドロック装置操作機構の初期状態を表した作動図である。 本実施形態に係る車両用シートの第1スライドロック装置操作機構が作動して第1スライドロック装置がスライドロック解除状態となった状態を表した作動図である。
以下に、本発明の実施形態について、図1〜20を用いて説明する。なお、各図に適宜矢印で示す方向は、車両用シートを適用する車両の前方、後方、上方、下方、内方、外方とそれぞれ一致する方向である。なお、各図は、本発明の実施形態の構成を分かり易く説明するために、内部の構造を主体として図示している。そのため、シートバック2やシートクッション3については、骨格を成すバックフレーム2fやクッションフレーム3fなどの内部の骨組み構造を主体とする図示とし、外部に装着される表皮やシートパッド等の装備品を省略している。また、クッションフレーム3fの側部の各部位に配置される第1スライド機構150と第2スライド機構250等の各種装備品は、各リンク、バネ部材、フック、ストライカ等を主体として図示し、外部に装着されるシールド等の装備品を省略している。
[車両用シートの作動内容の概略:図1〜3]
先ず、本実施形態における車両用シートの作動内容の概略を説明する。この車両用シートは、図1に図示されるように車両の後部側座席として配設されており、シート本体1を構成する背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3を有する。シート本体1は、シートバック2の幅方向の両サイド下部に設けられたリクライニング装置6,6によって、シートクッション3と連結されている。これにより、シートバック2は、シートクッション3に対する背凭れ角度の調整を行ったり、シートクッション3の上側に前倒し可能な構成である。これにより、シート本体1は、シートバック2がシートクッション3に対して起立した起立状態1Aと、シートクッション3の上側に前倒しされた前倒れ状態1Bの2位置を設定することができる。
これらリクライニング装置6,6は、図2に図示されるように、常時は、シートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態とされて保持されている。各リクライニング装置6,6は、シートクッション3の右サイド(図示外方側)に配設されたリクライニングレバーR(ケーブルの配索は図示省略)を回動操作することにより、上記のロック状態が解除されてシートバック2の背凭れ角度の調整移動が行えるようになっている。更に、各リクライニング装置6,6は、シートクッション3の左サイド(図示内方側)の下部位置に配設された操作レバー機構50の操作レバーLを後方側に引く操作(回動操作)を行うことにより、上記のロック状態が一斉に解除操作されるようになっている。
各リクライニング装置6,6は、ロッド部品6xによって互いのロック機構の操作部品が連結されており、そのロック及びロック解除の切換えが左右で同期して行われる。したがって、シートバック2は、操作レバーLを後方側に引くことにより、各リクライニング装置6,6のロック状態が一斉に解除されてシートバック2の背凭れ角度の固定状態が解かれシートクッション3に対して前倒れして倒しこまれた前倒れ状態1B(図1参照)とされる。
ここで、シートバック2は、図2に図示されるように、シートクッション3との間にバネ部材2sが掛け着けられている。このバネ部材2sは、常時は前倒しの回動方向に付勢されている。したがって、シート本体1に乗員が着座していない状態で操作レバーLを後方側に引くことにより、シートバック2は、バネ部材2sの付勢によって自動的に前倒しされてシートクッション3の上側に畳み込まれるようになっている。前述した各リクライニング装置6,6は、常時はロック状態となる作動方向に付勢がかけられており、操作レバーLの回動操作をやめることによって自動的にロック状態に戻されるようになっている。しかし、リクライニング装置6,6には、更に、操作レバーLの回動操作をやめることでロック状態に戻されるロックゾーンと、操作レバーLの回動操作をやめてもロック状態に戻されないフリーゾーンが設定されている。
前者のロックゾーンは、通常、シート本体1に着座した乗員が背凭れとして使用する角度領域に設定されている。すなわち、シートバック2がシートクッション3に対して起立した起立状態1A(図1参照)の姿勢となる回動位置とシートバック2が目一杯後方側に倒し込まれた回動位置との間の領域に設定されている。そして、後者のフリーゾーンは、乗員が着座使用することのない角度領域に設定されている。すなわち、シートバック2が起立状態1A(図1参照)の姿勢となる回動位置とシートバック2が目一杯前方側に倒し込まれた前倒れ状態1B(図1参照)の姿勢となる回動位置との間の領域に設定されている。したがって、シートバック2を前倒しするに際して、操作レバーLを後方側に引くことで、シートバック2が起立状態1Aの姿勢から前方に傾けば、あとは操作レバーLの操作をやめても、シートバック2はシートクッション3の上側に畳み込まれる位置まで自動的に倒し込まれて前倒れ状態1B(図1参照)の姿勢となる。
図3に図示されるように、上述したシート本体1とフロア面F等の車体構成部材との間には、シート本体1のフロア面Fに対する車両前後方向の着座位置を調整可能にするスライド機構100が配設されている。このスライド機構100は、シートクッション3とフロア面F(車体構成部材)との間に左右一対で設けられている。スライド機構100は、第1スライド機構150と第2スライド機構250がシート本体1の両側に位置して車両前後方向に平行に配設されている。第1スライド機構150は、車室の側面側に配設される。第1スライド機構150側には、シート本体1を車室側面方向に跳ね上げる巻きバネ4s(付勢手段)を備えた回転ヒンジ機構4が設定されている。
第2スライド機構250は、車室の内方側に配設される。第2スライド機構250側には、第2スライド機構250と、シート本体1を支持する支持機構5と、シート本体1との連結を分離可能とするロック装置260、270が備えられている。なお、ロック装置260、270が本発明における「連結分離切替機構」に相当する。
第1スライド機構150は、ロアレール151と、アッパレール152と、第1スライドロック装置153を有する。第2スライド機構250は、ロアレール251と、アッパレール252と、第2スライドロック装置253を有する。ロアレール151,251は、車両前後方向に延びる形状に形成されており、フロア面F等の車体構成部材の上に配設されている。アッパレール152,252は、シート本体1側の構成部材に配設されており、ロアレール151,251に対してそれらのレール長手方向にスライド移動可能となるようにそれぞれ嵌め込まれている。これにより、アッパレール152,252は、そのスライド移動に伴ってシート本体1の着座位置を車両前後方向に移動させるようになっている。第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253は、共に連動する構成とされており、両アッパレール152,252のスライド移動を規制したり解除したりすることのできるものである。なお、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253が本発明における「スライドロック機構」に相当する。
図3に図示されるように、これらアッパレール152,252は、常時は第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253の作動によってそのスライド移動が規制されたスライドロック状態に保持されている。ここで、シート本体1のスライド移動の操作方法は二形態ある。
一つ目の操作形態は、シート本体1に設けられたスライドレバーS1,S2のレバー操作を行ってスライド移動させる形態である。これは、シート本体1の通常使用時にスライド移動させる場合(起立状態1Aの状態でスライド移動)の操作形態である。スライドレバーS1,S2のレバー操作を行うと、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253が作動され、各アッパレール152,252のスライドロック状態を一斉に解除してスライド移動可能な状態に切換えられる。このスライドレバーS1,S2のレバー操作を行った状態で、各アッパレール152,252を車両前後方向にスライド移動させることにより、シート本体1の着座位置を調整する。そして、その後にスライドレバーS1,S2のレバー操作をやめれば、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253は再びスライドロック状態に戻ってシート本体1をその調整した着座位置に保持することができる。
二つ目の操作形態は、シート本体1に設けられた操作レバー機構50の操作レバーLの操作を行ってスライド移動させる形態である。これは、シート本体1を車室内側面方向に格納する場合(前倒れ状態1Bの状態でスライド移動)の操作形態である。上述のように、操作レバーLのレバー操作を行うとシートバック2がシートクッション3に対して前倒れして倒しこまれた前倒れ状態1B(図1参照)となる。これとともに第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253によるスライドロック状態が一斉に解除されてスライド移動可能な状態に切換えられる。
この操作レバーLのレバー操作を行った状態のまま各アッパレール152,252を車両前後方向にスライド移動させて、シート本体1を車室側面方向に跳ね上げる跳ね上げ位置100A(図1参照)の方向に移動する。この跳ね上げ位置100A(図1参照)とは、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253によるスライド範囲において、シート本体1を車室側面方向に跳ね上げるために予め定められた所定位置である。ここで、第2スライド機構250には、跳ね上げ位置100A(図1参照)を検知する跳ね上げ位置検知手段が構成されている。そのため、跳ね上げ位置100A(図1参照)に移動すると、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253は、再びスライドロック状態となる。なお、第1スライド機構150と第2スライド機構250及び跳ね上げ位置検知手段の具体的な構成については、後に詳しく説明する。
上記したロック装置260、270(連結分離切替機構)と第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253において、両機構を連動して操作することのできる操作機構が構成されている。具体的には、ロック装置260、270を操作するのがロック装置操作機構280である。また、第1スライドロック装置153を操作するのが、第1スライドロック装置操作機構190である。また、第2スライドロック装置253を操作するのが、第2スライドロック装置操作機構290である。これらロック装置操作機構280と、第1スライドロック装置操作機構190と、第2スライドロック装置操作機構290が本発明の「操作機構」に相当する。
ロック装置260、270と第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253は、跳ね上げ位置検知手段によるシート本体の跳ね上げ位置100A(図1参照)を検知すると、各操作機構280、190、290が連動して作動することでロック装置260、270が分離状態となると共に、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253はスライドロック状態となる連動操作が行われ、シート本体が跳ね上げ位置100A(図1参照)に位置すると自動的にシート本体の跳ね上げ作動が行われる。また、操作レバーLが配設される操作レバー機構50は、シート本体が前倒れ状態1Bの姿勢状態であることを検知する。この操作レバー機構50により、シートバック2の前倒れ状態1Bの検知をすることでロック装置操作機構280と、第1スライドロック装置操作機構190と、第2スライドロック装置操作機構290の作動が開始される。なお、操作レバー機構50が本発明の「前倒れ状態検知手段」に相当する。
このように、本実施形態では、図1に示すようにシート本体1が第1スライド機構150と第2スライド機構250を介してフロア面Fに対して起倒回動可能に支持されている。具体的には、シート本体1は、シートクッション3の図示左側の側部が、回転ヒンジ機構4によってアッパレール152に起倒回動可能にヒンジ連結されている。そして、シート本体1は、シートクッション3の図示右側の側部が、平板状の支持板5tを有した支持機構5によってアッパレール252に対して係合したり係合を解除したりすることのできる状態として支持されている。
これにより、シート本体1は、常時はシートクッション3がフロア面F上に倒伏した姿勢状態に係合されて保持されている。そして、シート本体1は、操作レバー機構50の操作レバーLを後方側に引く操作を行うと、シートバック2が前倒しされて折畳みの姿勢状態である前倒れ状態1Bに切換えられる。このとき、操作レバー機構50(前倒れ状態検知手段)により、シートバック2の前倒れ状態1Bの検知をする。そして、ロック装置操作機構280と第1スライドロック装置操作機構190と第2スライドロック装置操作機構290の作動が開始して、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253によるスライドロック状態が一斉に解除されてスライド移動可能な状態に切換えられる。そして、シート本体1を跳ね上げ位置100A(図1参照)までスライド移動させる。そして、跳ね上げ位置検知手段によって跳ね上げ位置100A(図1参照)が検知されると、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253が再びスライドロック状態に切替えられるとともに、第2スライド機構250側に構成されるロック装置260、270は、この第2スライド機構250とシート本体1との連結が分離可能な状態に切替えられる。こうして、ロック装置260、270が分離可能な状態において、回転ヒンジ機構4の巻きバネ4s(付勢手段)によりシート本体1の跳ね上げ作動が行われ車室内側面方向に格納される格納状態1Cとなる。これにより、シート本体1が設置されていたフロア面F上のスペースが空けられるため、この設置スペースを荷室スペース等の他の目的スペースとして利用することが可能となる。
一方で、シートバック2が前倒しされた際に、操作レバーLの回動操作をやめれば、シート本体1は前倒れ状態1Bのままでフロア面F上にとどめられる。これにより、上記した前倒しされたシートバック2の背面(シート本体1の上面)をテーブル面として利用することが可能となる。このように、本実施例の操作レバーLのレバー構造は、その1つの操作レバーLの回動操作によって、シート本体1を折畳んだ姿勢でフロア面F上にとどめたり、そこから更にフロア面Fとの係合状態を解除したりする使い分けの操作が行えるようになっている。
シート本体1は、その図示左側の側部が、前述したシートクッション3とアッパレール152とをヒンジ連結するヒンジ機構4によってフロア面Fに対して起倒回動可能に支持されている。このヒンジ機構4には、シート本体1をフロア面Fから起こし上げる方向に付勢する巻きバネ4sが組み付けられている。したがって、シート本体1は、前述した図示右側の側部の支持機構5とアッパレール252とのロック状態が解除されることにより、巻きバネ4sの付勢力によってフロア面Fから起こし上げられて、車体壁部Bの位置で起立した姿勢状態で保持される。
支持機構5は、シートクッション3の底面部3bに収納及び展開が可能に設けられており、シート本体1のフロア面Fへの倒伏時に起立状態となって、シート本体1をフロア面Fに対して支持するようになっている。具体的には、支持機構5は、シートクッション3の底面部3bにおいて、平板状の支持板5tが起倒回動可能にヒンジ連結された構成となっている。この支持板5tは、常時は底面部3bに対して垂直に起立する方向に展開付勢されている。したがって、支持板5tは、シート本体1がフロア面F上に倒伏した状態時には、上記の付勢力によってシートクッション3の底面部3bに対して真っ直ぐに垂下した展開状態となり、シート本体1をフロア面Fに対して下方側から支持するようになっている。しかし、支持板5tは、シート本体1がフロア面Fから起こし上げられる際には、この動きに連動して、車体側から配索されたワイヤー等の牽引部材(図示省略)に牽引されることにより、シートクッション3の底面部3bに畳み込まれて収納凹部3dに収納されるようになっている。
ここで、支持板5tの前後側の各先端部(下端部)には、アッパレール252上に設置された各ロック装置260、270のフック261,271と係合可能なストライカ5s,5sがそれぞれ配設されている。これらストライカ5s,5sは、シート本体1をフロア面F上に落とし込む動きによって、各フック261,271と当接し、そこから更にこれらを掛着させる方向に押し動かしてその状態でロックさせるようになっている。したがって、シート本体1は、これらストライカ5s,5sとフック261,271との掛着により、フロア面Fから起こし上げられないようにロックされた状態として保持される。これらフック261,271のストライカ5s,5sとの掛着状態(ロック状態)は、前述した操作レバーLを後方側に引く操作によって解除することができる。これにより、シート本体1が、上述したヒンジ機構4に設けられた巻きバネ4sの付勢力によって、フロア面Fから起こし上げられて車体壁部Bの位置で起立した格納状態1Cとなる。
[操作レバー機構50(前倒れ状態検知手段)の構成:図4、図11〜14]
次に、操作レバー機構50の構成について説明する。この操作レバー機構50は、図4に示されるように、シートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3fに対して組み付けられている。そして、この操作レバー機構50は、操作レバーLを後方側に引く操作を行うことにより、図示された一方側のリクライニング装置6から突設された切換軸6rを軸回動操作して、両リクライニング装置6,6のロック状態を一斉に解除するようになっている。
ここで、図4及び図11〜14に図示された内方側のリクライニング装置6は、シートバック2の骨格を成すバックフレーム2fと前述したクッションフレーム3fとの間の板面間に挟まれて配設されており、この両者を互いに連結している。このリクライニング装置6には、前述したロックの作動状態を切換えるための切換軸6rが、クッションフレーム3fの外側に突出するかたちで板厚方向に貫通して挿通されている。そして、この切換軸6rの突出した先には、切換アーム6aが回動方向に一体的に嵌合されて装着されている。この切換アーム6aは、切換軸6rに挿通され、その幅方向外方側から固定リング6tが装着されることにより、切換軸6rに対して抜け止めされている。これにより、切換軸6rは、切換アーム6aの回動操作によって回動し、両リクライニング装置6,6の作動状態を切換えられる。具体的には、切換アーム6aは、常時はリクライニング装置6,6に組み付けられた図示しないバネ部材の付勢力によって、図11に示される各リクライニング装置6,6がロック状態となる初期位置の状態に保持されている。
そして、切換アーム6aは、図12に示されるように操作レバーLの回動操作によって図示上、時計回り方向に回動操作されることにより、切換軸6rを軸回動させて各リクライニング装置6,6のロック状態を解除する。詳しくは、各リクライニング装置6,6のロック状態が解除される切換アーム6aの回動操作位置は、操作レバーLが図12で示された回動位置まで回動操作されたときの操作位置となっている。なお、各リクライニング装置6,6は、前述したようにそのロック状態が解除されてシートバック2が前倒しされていく段階では、前述したフリーゾーンの状態となる。したがって、切換アーム6aは、図14に示されるように、その回動操作をやめても元の初期位置には戻されずに図示された回動操作された位置状態に保持される。
また、切換軸6rの突出した先には、この切替軸6rに対し回動可能な回動ブラケット30が軸支されている。この回動ブラケット30は、帯板状に形成されており、略中央の部位が切替軸6rと回動可能に軸支されており、切替軸6rの位置から径方向に向かって延在する2つの端部を有する。一方の端部は、シートバック2が前倒しされた際に、バックフレーム2fに一体的に設けられたL字板状のバネ掛けブラケット2bと係合する係合部32が構成されている。他方の端部は、ピン結合部34が構成されている。このピン結合部34は、帯板状に形成された伝達リンク40の一端と回転可能に連結ピン38が装着されている。この伝達リンク40は、回動ブラケット30の係合部32がバネ掛けブラケット2bと係合することでシートバック2の前倒れ状態1Bを検知し、これを後述する第2ブラケット20に伝達するための部材である。なお、伝達リンク40の他端(図11の図示上下端側)には板厚方向に突出するスライドピン42が形成されている。また、回動ブラケット30の係合部32と切替軸6rの間、ピン結合部34と切替軸6rの間には、長手方向に直交する方向に突出した係止部36が二つ形成されている。回動ブラケット30は、この係止部36、36が切替軸6rに固着されたストッパー6bsと当接することで所定の回動角度に規制されている。
ところで、切換アーム6aの下端部には、図11に図示されるように、係合ピン6cが装着されている。この係合ピン6cは、切替アーム6aに板厚方向に挿通されて取り付けられており、その挿通された先で円筒形状のころ6eが差し込まれると共に固定リング(図示省略)に固定されて抜け止めされている。これにより、係合ピン6cに差し込まれたころ6eが係合ピン6cに対して空転可能な状態に取り付けられている。この係合ピン6cに装着されたころ6eは、後述する操作レバーLの回動操作時に操作力の伝達を受ける機能部品として設けられている。
図4、図11〜14に示されるように、クッションフレーム3fには、上記した切換アーム6aの回動操作を行うための機能部品が組み付けられている。
具体的には、先ず、クッションフレーム3fとバックフレーム2fの連結部位には、シートバック2の前倒れ移動を規制するための前倒れストッパ3sが形成されている。この前倒れストッパ3sは、図13に示されるように、シートバック2が前倒しされた際に、バックフレーム2fに一体的に設けられたL字板状のバネ掛けブラケット2bが押し当てられてシートバック2の動きを規制するようになっている。
また、クッションフレーム3fには、組み付けの土台となる平板状のベース板7が一体的に取り付けられている。このベース板7は、クッションフレーム3fに締結されて固定されている。そして、ベース板7の図示左下側の端部には、後述する第1ケーブル9のアウター部材9bの端部を掛着させるためのケーブル掛部7wが形成されている。このケーブル掛部7wは、ベース板7の板形状が部分的に折り曲げられて形成されている。
そして、このベース板7に対しては、アーム状の板部材より成る第1ブラケット10が支軸8によって回動可能に軸支連結されている。この支軸8は、ベース板7に対しては一体的に結合されており、第1ブラケット10に対してはこれを回動可能に軸支する連結状態とされている。そして、この第1ブラケット10には、前述したアーム状の操作レバーLの端部が一体的に取り付けられて固定されている。これにより、第1ブラケット10が、操作レバーLと一体的に回動操作されるようになっている。
そして、図4、11に示されるように、この第1ブラケット10とベース板7との間には、第1ブラケット10を図示時計回り方向に回動付勢する巻きバネ8bが掛着されている。この巻きバネ8bは、その一端が前述したベース板7と一体的となっている支軸8の頭部に嵌め込まれて掛着されており、他端が第1ブラケット10に掛着されて取り付けられている。これにより、第1ブラケット10は、ベース板7に対して図示時計回り方向に回動付勢されており、図示を省略したストッパに当接することで操作レバーLが垂下した姿勢状態に保持されている。
第1ブラケット10には、図4、11に示されるように、そのアーム形状の先端部に、前述した切替アーム6aの係合ピン6cに装着されたころ6eを押し操作することのできる操作部11が形成されている。この操作部11は、図12に示されるように、操作レバーLを図示反時計回り方向に回動操作した際に、ころ6eを押圧して切替アーム6aを一体的に押し動かす。これにより、切換アーム6aを図示時計回り方向に回動操作して、各リクライニング装置6,6のロック状態を解除することができる。また、第1ブラケット10には、上記した伝達リンク40のスライドピン42が摺動移動可能な第1長孔15が形成されている。
ここで、図11に図示されるように、前述した第1ブラケット10を回動可能に軸支する支軸8には、アーム状の板部材より成る第2ブラケット20も回動可能に軸支されている。この第2ブラケット20は、帯板状に形成されており略中央の部位が支軸8と回動可能に軸支されている。第2ブラケット20の一端側には、上記した伝達リンク40のスライドピン42が摺動移動可能な第2長孔25が形成されている。この第2長孔25は、第1長孔15と一部が同形状に形成されている。
これにより、図12、13に図示されるように、第1ブラケット10の第1長孔15と第2ブラケット20の第2長孔25が一致しない状態の場合、伝達リンク40のスライドピン42が摺動移動することに伴い、第1ブラケット10と第2ブラケット20は、第1長孔15と第2長孔25が一致するように第2ブラケット20が追従して回動する。また、第2ブラケット20には、板厚方向に張り出す係止片22が設けられている。これにより、第2ブラケット20は、図13に図示されるように、第1ブラケット10の回動に追従して反時計回り方向に回動された際に、第1ブラケット10の縁部と当接することで所定の回動角度に規制されている。
また、第2ブラケット20の他端側には、第1ケーブル9のインナー部材9aの端部を掛着させるためのケーブル掛部21が形成されている。このケーブル掛部21は、第2ブラケット20の板形状が部分的に折り曲げられて形成されている。
これにより、図13に示されるように、第2ブラケット20は、操作レバーLの回動操作によって、第1ブラケット10に追従して第1ブラケット10の回動方向に回動する。これにより、第2ブラケット20は、その下端部に掛着されたインナー部材9aの端部を牽引し、これをアウター部材9bの端部から引き出す格好で第1ケーブル9を牽引操作するようになっている。
また、図14に図示されるように、第1ブラケット10の第1長孔15と第2ブラケット20の第2長孔25が一致した状態(重なり合う状態)で伝達リンク40のスライドピン42が摺動移動することに伴い、第2ブラケット20は、第1ブラケット10に同期して支軸8を中心に回動し、初期位置(図11に示す位置と同様)に戻る。
第1ケーブル9は、図11に図示されるよう、線状のインナー部材9aが管状のアウター部材9bの管内に挿通された2重構造となっている。そして、このインナー部材9aやアウター部材9bの一端は、前述したように第2ブラケット20やベース板7にそれぞれ一体的に掛着されている。そして、このインナー部材9aやアウター部材9bの他端は、図3において前述した各フック261,271を各ストライカ5s,5sとの掛着状態(ロック状態)から外すための操作機構であるロック装置操作機構280に掛着されている。このロック装置操作機構280の具体的な構成については、後に詳しく説明をする。したがって、第1ケーブル9は、その一端側でインナー部材9aがアウター部材9bから引き出される牽引操作が行われることにより、ロック装置操作機構280にこの操作力を伝達して各フック261,271のロック状態を解除操作することができる。なお、図11に示されるように、インナー部材9aの一端に掛着された第2ブラケット20は、その回動操作される前の初期状態では、インナー部材9aの他端側に掛着されたロック装置操作機構280から初期位置状態に保持される保持力の作用を受けることにより、同図に示される初期の回動位置状態に保持されている。
[第2スライド機構250及び第2スライドロック装置253の構成:図5、8、9、15〜18]
ここで、上述した各ロック装置260、270を備えた第2スライド機構250の構成について具体的に説明する。この第2スライド機構250は、図8に示されるように、U字の囲い形状の横断面をもつロアレール251に対して、アッパレール252が前後方向にスライド移動可能に案内される構成となっている。
詳しくは、ロアレール251は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような一定の横断面形状に形成されている。具体的には、ロアレール251の横断面形状は、図9に示されるように平板形状の下面部251uと、その両サイドから立ち上がる平板形状の右側面部251x1及び左側面部251y1と、これらの上端から内側に折り返されて垂下する平板形状の右返し面部251x2及び左返し面部251y2と、から成る横断面形状に形成されている。
そして、図8に図示されるように、上記した左返し面部251y2には、その長手方向にわたって板厚方向に貫通した複数の貫通孔251h・・が等間隔に配置形成されている。そして、ロアレール251の前後方向の2箇所の部位には、右返し面部251x2の底部が部分的に切り抜かれてなる凹部251s1,251s2が形成されている。これら凹部251s1,251s2は、それぞれ、後述するロック装置260、270の各保持部材262,272が蹴り動かされた際に、これらの脚部262d,272dを受入れることのできる形状に形成されている。
一方、アッパレール252は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような横断面形状に形成されている。具体的には、アッパレール252の横断面形状は、図9に示されるように、互いに板面を向かい合わせるかたちで真っ直ぐに垂下する平板形状の右側面部252a1及び左側面部252b1を有する。また図8に図示されるように、右側面部252a1及び左側面部252b1の下端から外方に跳ね上げられる右ひれ面部252a2及び左ひれ面部252b2と、から成る横断面形状に形成されている。
そして、アッパレール252の前後方向の2箇所の部位には、右側面部252a1の底部が部分的に切り抜かれてなる凹部252s1,252s2が形成されている。これら凹部252s1,252s2は、それぞれ、前述したロアレール251に形成された凹部251s1,251s2の形状にそれぞれ対応して形成されており、ロック装置260、270の各保持部材262,272が蹴り動かされた際に、これらの脚部262d,272dを受入れ可能な形状に形成されている。
そして、上記した左側面部252b1の前後方向の中央付近の面部には、板厚方向に貫通した3個の貫通孔252h・・が長手方向に沿って等間隔に配置形成されている。この貫通孔252h・・の配置間隔は、前述したロアレール251に形成された貫通孔251h・・の配置間隔と同じ間隔となっている。なお、この貫通孔252h・・の形成されたアッパレール252の中央付近の形状は、右ひれ面部252a2や左ひれ面部252b2のない形状に形成されている。
そして、この貫通孔252h・・が配置形成されたアッパレール252の中央部には、各貫通孔252h・・の内部に挿通可能なロック爪253cを有した第2スライドロック装置253が配設されている。ここで、ロック爪253cは、各貫通孔252h・・の内部に挿通可能な3つの爪形状を備えており、図9に示されるように支軸253dによってアッパレール252に回動可能に軸支連結されている。そして、このロック爪253cは、常時はバネ部材(図示省略)の付勢力によって、その先端の爪形状が各貫通孔252h・・内に挿通される方向に付勢された状態とされている。したがって、図9に示されるようにアッパレール252のスライド位置がこのアッパレール252に形成された貫通孔252h・・とロアレール251に形成された貫通孔251h・・とが合致する位置状態となることにより、第2スライドロック装置253のロック爪253cが、その付勢によって両貫通孔252h・・,251h・・に貫通して挿通された状態となる。これにより、第2スライド機構250は、アッパレール252のスライド移動が規制されたスライドロック状態として保持される。
この第2スライド機構250のスライドロック状態は、図8に示されるようにロック爪253cに隣接して設けられた操作腕253aが揺動操作されることによって解除されるようになっている。この操作腕253aは、図15に示されるように、支軸253bによってアッパレール252に回動可能に軸支連結されており、その一方の腕の先端にロック爪253cを押し操作するための押部253ayが形成されている。そして、操作腕253aの他方の腕の先端には、後述するスライドロック装置操作機構290の第2L字リンク292から押し操作を受ける受部253axが形成されている。そして、この操作腕253aは、常時は図示しないバネ部材の付勢力によって、ロック爪253cを押し操作する方向とは逆の方向に付勢されてロック爪253cから離間した位置状態に保持されている。一方、ロック爪253cには、操作腕253aに形成された押部253ayによって押し操作される板状の突板253ctが一体的に設けられている。これにより、ロック爪253cは、図9に示されるように、操作腕253aが揺動操作される動きに伴って、その押部253ayによって突板253ctが押し上げられる格好でロック状態から外されるようになっている。
また、ロック爪253cは、図8、9に図示されるように爪部位が延出形成される側とは反対側の背面側において、断面略L字状の規制ブラケット254が一体に形成されている。この規制ブラケット254は、ロック爪253cと共に一体に回動される。
この規制ブラケット254の配設位置は、後述するロック装置260の保持部材262と、ロック爪253cの間である。そして、規制ブラケット254は、ロック爪253cが貫通孔252h・・,251h・・に貫通して挿通された状態においては、板面部が保持部材262と略平行した姿勢状態で収納される(図5、8参照)。しかし、ロック爪253cが解除方向に回動すると、図17に図示されるように保持部材262の頭部262cの回動軌跡内に進入する。これにより、規制ブラケット254は、保持部材262の回動を規制する機能部位として設けられている。
すなわち、規制ブラケット254は、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253(スライドロック機構)のスライドロック状態が完了するまでロック装置260、270(連結分離切替機構)をロック状態が解除(分離状態)とする作動を規制する規制機構として構成されている。なお、この規制ブラケット254が、本発明の「規制機構」に相当する。
上記構成の第2スライド機構250は、図17,18に示されるように、アッパレール252のスライド位置がアッパレール252に形成された凹部252s1,252s2とロアレール251に形成された凹部251s1,251s2とが互いに合致する位置関係となる場合には、各ロック装置260、270の保持部材262,272の解除動作方向への回動運動を許容する。すなわち、この凹部252s1,252s2と凹部251s1,251s2とが合致した状態では、保持部材262が図示上、時計回り方向に押し動かされ、保持部材272が図示上、反時計回り方向に押し動かされて、それらの脚部262d,272dが凹部252s1,252s2や凹部251s1,251s2にそれぞれ受け入れられるからである。
しかし、図15,16に示されるように、アッパレール252のスライド位置がアッパレール252の凹部252s1,252s2とロアレール251の凹部251s1,251s2とが互いにずれた位置関係となる場合には、各ロック装置260、270の保持部材262,272の解除動作方向への回動が規制される。すなわち、この凹部252s1,252s2と凹部251s1,251s2とがずれた位置関係にある場合には、保持部材262,272が図示時計回り方向や反時計回り方向に押し動かされることにより、それらの脚部262d,272dがロアレール251の凹部251s1,251s2には受け入れられずに、それぞれ右返し面部251x2の底面と当接してその回動が規制されるからである。したがって、この場合には、第1ケーブル9の牽引操作を行っても各ロック装置260、270の解除操作は行えないようになっている。
なお、この凹部252s1,252s2と凹部251s1,251s2とが合致した位置が、本発明の「跳ね上げ位置」に相当する。
また、跳ね上げ位置100Aにおいて、ロック装置操作機構280の操作によって、ロック装置260、270の保持部材262、272が押し動かされてフック261、271を作動させロック解除に移行させる。更に、ロック装置操作機構280と第2スライドロック装置操作機構290の連動操作によって、第2スライド機構250がスライドロック状態に移行する。これらの一連の作動構成が本発明の「跳ね上げ位置検知手段」に相当する。
[第1スライド機構150及び第1スライドロック装置153の構成:図6、7、19、20]
次に、第1スライド機構150の構成について説明する。
ここで、第1スライド機構150の基本的な構成は、第2スライド機構250と同様である。そのため、第1スライド機構150のうち第2スライド機構250と同様の構成のものについては、詳細な説明は省略する。
第1スライド機構150は、図6、7に示されるように、ロアレール151と、アッパレール152を有している。ロアレール151の横断面形状は、ロアレール251と同様U字の囲い形状の横断面に形成され、長手方向にわたって板厚方向に貫通した複数の貫通孔151h・・が等間隔に配置形成されている。ここで、ロアレール151においては、第2スライド機構250に構成される凹部251s1,251s2と同様の構成はない。
アッパレール152の横断面形状は、図7に示されるように、互いに板面を向かい合わせるかたちで真っ直ぐに垂下する平板形状の右側面部152a1及び左側面部152b1を有する。これにより、アッパレール152は、ロアレール151にが前後方向にスライド移動可能に案内される構成となっている。また、左側面部152b1の前後方向の中央付近の面部には、板厚方向に貫通した3個の貫通孔152h・・が長手方向に沿って等間隔に配置形成されている。なお、アッパレール152には、第2スライド機構250に構成される凹部252s1,252s2と同様の構成はない。
そして、この貫通孔152h・・が配置形成されたアッパレール152の中央部には、各貫通孔152h・・の内部に挿通可能なロック爪153cを有した第1スライドロック装置153が配設されている。ここで、ロック爪153cは、各貫通孔152h・・の内部に挿通可能な3つの爪形状を備えており、支軸(図示省略)によってアッパレール152に回動可能に軸支連結されている。そして、このロック爪153cは、常時はバネ部材(図示省略)の付勢力によって、その先端の爪形状が各貫通孔152h・・内に挿通される方向に付勢された状態とされている。したがって、図7に示されるようにアッパレール152のスライド位置がこのアッパレール152に形成された貫通孔152h・・とロアレール151に形成された貫通孔151h・・とが合致する位置状態となることにより、第1スライドロック装置153のロック爪153cが、その付勢によって両貫通孔152h・・,151h・・に貫通して挿通された状態となる。これにより、第2スライド機構150は、アッパレール152のスライド移動が規制されたスライドロック状態として保持される。
この第1スライド機構150のスライドロック状態は、図7に示されるようにロック爪153cに隣接して設けられた操作腕153aが揺動操作されることによって解除されるようになっている。この操作腕153aは、図19、20に示されるように、支軸153bによってアッパレール152に回動可能に軸支連結されている。この操作腕153aの先端は、板面部が部分的に車両外方側の板厚方向に折り曲げられて形成された部位を有している。係る先端部位の下面側には、ロック爪153cを押し操作するための押部153ayとして構成されている。そして、操作腕153aの先端部位の上面側には、後述するスライドロック装置操作機構190の第1L字リンク192から押し操作を受ける受部153axが構成されている。そして、この操作腕153aは、常時はバネ部材154の付勢力によって、ロック爪153cを押し操作する方向とは逆の方向(図19の図示上、反時計回り方向)に付勢されてロック爪153cから離間した位置状態に保持されている。一方、ロック爪153cには、操作腕153aに形成された押部153ayによって押し操作される板状の突板153ct(図7参照)が一体的に設けられている。これにより、ロック爪153cは、図20に示されるように、操作腕153aが揺動操作される動きに伴って、その押部153ayによって突板153ctが押し下げられる格好でロック状態から外されるようになっている。
[ロック装置260、270(連結分離切替機構)の構成:図8、10、15〜18]
ここで、各ロック装置260、270の具体的な構成について説明する。なお、各ロック装置260、270は、互いに前後で異なる方向を向いて配設されているが、それらの基本的構成は同じものとなっている。したがって、以下の説明では、図8の図示向かって右側に示されている車両前方側に配設されたロック装置260についてのみ具体的な構成を説明し、後方側のロック装置270についてはその構成を列挙するに留めて具体的な説明は省略する。なお、この車両前方側に配設されたロック装置260は、図15〜18においては図示向かって左側の位置に配設されている。
このロック装置260は、鉄鋼板によって形成されたフック261と、保持部材262と、これらの間に掛着された引張バネ263と、を有する。これらフック261や保持部材262は、アッパレール252の右側面部252a1と左側面部252b1との間に挟み込まれた位置に配設されている。そして、フック261は、支軸261aによってアッパレール252に回動可能に軸支連結されており、保持部材262も支軸262aによってアッパレール252に回動可能に軸支連結されている。そして、これらフック261と保持部材262とは、常時はこれらの間に掛着された引張バネ263の付勢力によって、互いが引き寄せられる方向に回動付勢されている。ここで、引張バネ263は、その一端がフック261の頭部261cに掛着されており、他端が保持部材262の頭部262cに掛着されている。
上記したフック261には、その周縁部において形状が部分的に突出した係止凸部261bが形成されている。これに対し、保持部材262には、その周縁部において形状が部分的に凹んだ係止凹部262bが形成されている。これら係止凸部261bと係止凹部262bとは、フック261と保持部材262とが上記した付勢力によって互いに引き寄せられて、それらの凹凸形状が互いに嵌合することにより、係止し合う状態となる。これにより、フック261と保持部材262とが互いの回動運動を規制し合ったロック状態として保持される。
このフック261と保持部材262とのロック状態の解除は、図17,18に示されるように、保持部材262の頭部262cがフック261の頭部261cから引き離される方向に回動操作されて、上述した係止凸部261bと係止凹部262bとの嵌合が外されることによってなされる。
ここで、同図に示されるように、フック261には、そのストライカ5sを受け入れる開口部の下面部に受部261dが形成されている。この受部261dは、シート本体1がフロア面F上に落とし込まれる動きによってストライカ5sと当接し、このストライカ5sによって図示下方に押し込まれるようになっている。そして、この押し込みにより、ストライカ5sがフック261の開口形状に入り込むと共に、フック261が図示上、反時計回り方向に押し回されて係止凸部261bが保持部材262の係止凹部262bに入り込んで両者がロックした状態となる。このとき、フック261の回動に伴って、その開口部の上面部に形成された押さえ部261eが、ストライカ5sの背部に回り込んだ状態となる。これにより、ストライカ5sがフック261に引っ掛け構成(掛着した状態)として、フック261によって抜け止めされた状態に保持される。
なお、他方側のロック装置270も、上述したロック装置260と同様の構成を備えている。すなわち、ロック装置270は、フック271と、保持部材272と、引張バネ273と、を備えている。そして、このフック271は、支軸271aによって軸支されており、係止凸部271bと、頭部271cと、受部271dと、押さえ部271eと、を有して形成されている。また、保持部材272は、支軸272aによって軸支されており、係止凹部272bと、頭部272cと、脚部272dと、を有した形状に形成されている。
[ロック装置操作機構280(操作機構)の構成:図10、15〜18]
次に、操作機構の一構成であるロック装置操作機構280の構成について、図10及び図15〜18を用いて説明する。なお、図10は、図2に示されているレバー操作機構50、第1スライド機構150、第2スライド機構250、ロック装置操作機構280、第1スライドロック装置操作機構190、第2スライドロック装置操作機構290等のケーブル配索構成を概略的に示したものであり、シート本体1の構成は省略されている。このロック装置操作機構280は、上記ロック装置260、270のロック状態の解除操作を行う機構である。
すなわち、ロック装置操作機構280は、図10、15に示されるように、前述した支持機構5の支持板5tに組み付けられており、第1ケーブル9が牽引操作される動きによって、図示された第1回動部材281と第2回動部材282とが連結リンク283によって連動して回動操作されるようになっている。そして、第2スライド機構250に設けられた各ロック装置260、270の保持部材262,272がそれぞれ蹴り動かされて操作される。これにより、各ロック装置260、270のロック状態が一斉に解除されるようになっている。
この第1ケーブル9の牽引操作による各ロック装置260、270の解除操作は、図17、18に示されるように、第2スライド機構250のアッパレール252に形成された凹部252s1,252s2と、ロアレール251に形成された凹部251s1,251s2が互いに合致する位置関係(跳ね上げ位置100A)となっているときに行えるようになっている。しかし、図15,16に示されるように、アッパレール252のスライド移動により、上述した凹部252s1,252s2と凹部251s1,251s2との位置関係が互いにずれた関係となっている場合には、上記第1ケーブル9の牽引操作を行っても各ロック装置260、270の解除操作は行えないようになっている。
ロック装置操作機構280は、第1回動部材281と、第2回動部材282と、連結リンク283と、を有する。この第1回動部材281は、第1操作部281aと第1押動部281bとが分割されて構成されており、これらが支軸281cによって支持機構5の支持板5tにそれぞれ回動可能に軸支連結されている。上記の支軸281cは、第1操作部281aに対しては一体的に結合されており、第1押動部281bに対してはこれを回動可能に軸支する連結状態とされている。これにより、第1押動部281bは、第1操作部281aの回動方向と同じように図示時計回り方向や反時計回り方向に自由に回動することのできる状態とされている。
ここで、この第1操作部281aには、第1押動部281bに対する図示時計回り方向への回動を途中位置で規制するストッパ281auが形成されている。このストッパ281auは、第1操作部281aの板面部の一部が長手方向に対し直交する方向に突出した角形状に形成されている。一方、第1押動部281bは、板面部が部分的に板厚方向に折り曲げられて形成されたストッパ281buが、第1操作部281aのストッパ281auと係合する位置に形成されている。これらストッパ281au、281buの当接によって第1操作部281aが回動を規制されるようになっている。また第1操作部281aには、板厚方向に貫通した長孔281ahが形成されている。この長孔281ah内に第1ケーブル9のインナー部材9aの端部が掛着されている。ここで、第1ケーブル9のアウター部材9bの端部は、支持板5tに一体的に形成されたケーブル掛部5tbに掛着されている。これにより、第1操作部281aは、インナー部材9aが図示上方側に牽引操作される動きに伴って、図示反時計回り方向に回動操作されるようになっている。
第1操作部281aと第1押動部281bとの間には、第1操作部281aを第1押動部281bに対して図示時計回り方向に回動付勢する巻きバネ281dが掛着されている。この巻きバネ281dは、その一端が前述した第1操作部281aと一体的となっている支軸281cの頭部に嵌め込まれて掛着されており、他端が第1押動部281bに形成されたバネ掛部281bmに掛着されて取り付けられている。これにより、第1操作部281aは、第1押動部281bに対して図示時計回り方向に回動付勢された状態として、上述したストッパ281auがストッパ281buに当接する回動位置状態に保持されている。この状態では、第1操作部281aは、巻きバネ281dの付勢力によって、第1押動部281bと回動方向に一体的な状態とされている。
第1押動部281bは、帯板状に形成されており略中央の部位が支軸281cに軸支されている。この第1押動部281bの車両前方側の端部には、バネ掛部281bnが形成されている。バネ掛部281bnに引張バネ281eの一端が掛着され、他端が支持板5tに一体的に形成されたバネ掛部5teに掛着されている。これにより第1押動部281bは、図示上、時計回り方向に回動付勢されている。また、第1押動部281bの車両前方側の端部には、板面部が部分的に板厚方向に折り曲げられて形成された第1係合片281bpと第2係合片281brが形成されている。この第1係合片281bpと第2係合片281brは、図16〜18に示されるように、第1ケーブル9の牽引操作によって第1押動部281bが第1操作部281aと一体的となって図示反時計回り方向に回動操作された際に、前述したロック装置260の保持部材262の頭部262cを蹴り動かしてこれを回動操作する機能部位として設けられている。ここで、第1操作部281aと第1押動部281bとの間に設けられた巻きバネ281dの弾性力は、ロック装置260のフック261と保持部材262との間に設けられた引張バネ263及び、第1押動部281bに掛着された引張バネ281eの弾性力よりも強く設定されている。したがって、上記のように第1操作部281aと第1押動部281bとの一体的な状態を維持したままで、保持部材262を図示時計回り方向に回動させる操作が行えるようになっている。
また、第1押動部281bの車両後方側の端部には、押圧部281bsが延出形成されている。この押圧部281bsは、第1押動部281bから見て車両後方側に配置構成される第2L字リンク292に構成される係合ピン294bと係合する部位である。この押圧部281bsは、かかる第2L字リンク292の係合ピン294bと係合することで、第2L字リンク292を蹴り動かしてこれを回動操作する機能部位として設けられている。具体的には、図16に示されるように、第1ケーブル9の牽引操作によって第1押動部281bが第1操作部281aと共に図示上、反時計回り方向に回動操作された際に、押圧部281bsは第2L字リンク292の係合ピン294bと係合する。ここで、第1操作部281aと第1押動部281bとの間に設けられた巻きバネ281dの弾性力は、後述する第2L字リンク292の引張バネ293よりも強く設定されている。したがって、上記のように第1押動部281bが第1操作部281aと共に回動操作された際に、第2L字リンク292を図示時計回り方向に回動させる操作が行えるようになっている。
次いで、図15に図示されるように、第2回動部材282は、上述した第1回動部材281とは異なり、第2操作部282aと第2押動部282bが、略L字状に一体形成されている。この第2回動部材282は、支軸282cによって支持板5tに回動可能に軸支連結されている。
ここで、第2押動部282bの図示上方側には、支持板5tに一体的に形成されたストッパ5tgが構成されている。これにより、第2回動部材282は、図示上、反時計回り方向の回動が規制されている。なお、第2押動部282bがストッパ5tgに当接している位置が初期位置として構成されている。
そして、上述した第2押動部282bの端部には、係合ピン282bgが装着されている。この係合ピン282bgは、第1ケーブル9の牽引操作によって第2押動部282bが第2操作部282aと一体的となって図示時計回り方向に回動操作された際に、前述したロック装置270の保持部材272の頭部272cを蹴り動かしてこれを回動操作する機能部品して設けられている。
ここで、この第2操作部282aと、第1押動部281bとの間に連結リンク283がリンク連結されている。この連結リンク283は、図示左側の端部が支軸283aによって第1押動部281bに回動可能に軸支連結されており、図示右側の端部が支軸283bによって第2操作部282aに回動可能に軸支連結されている。
この連結リンク283は、図16〜18に示されるように、第1操作部281aの回動に伴って第1ケーブル9が牽引操作された際に、第1押動部281bとの連結部である支軸283aが図示斜め下方に引き下げられるように作動し、第2操作部282aとの連結部である支軸283bを図示上、斜め上方に引き上げる動きとして伝達する。そして、第2回動部材282が支軸282cを中心に図示上、時計回り方向に回動する。これにより、第1ケーブル9の操作力が第1操作部281aから第2操作部282aへと効率的に伝達されるようになっている。
[第2スライドロック装置操作機構290(操作機構)の構成:図15〜18]
次に、操作機構の一構成である第2スライドロック装置操作機構290の構成について説明する。スライドロック装置操作機構290は、第2スライドロック装置253のスライドロック解除の操作を行う機構である。スライドロック装置操作機構290は、図15に図示されるように第2L字リンク292と、引張バネ293と、首振ブラケット294と、引張バネ295と、第2ケーブル291と、第3ケーブル296から構成されている。
第2L字リンク292は、第1腕部292aと第2腕部292bが、略L字状に一体的に形成されている。第2L字リンク292は、第1腕部292aと第2腕部292bの接合部位において支軸292dによって支持板5tに回動可能に軸支されている。第2L字リンク292は、その図示上方に延びる第1腕部292a側の先端部に板厚方向に貫通する長孔292ahを有する。この長孔292ah内に第2ケーブル291のインナー部材291aと第3ケーブル296ののインナー部材296aの端部が掛着されている。また、第2L字リンク292は、図示右方に延びる第2腕部292b側の先端部に、前述した第2スライドロック装置253の操作腕253aの受部253axを押し操作する押部292cが形成されている。この第2L字リンク292は、第2腕部292bの中間に形成されたバネ掛部292kと支持板5tに形成された掛部5teとの間に引張バネ293が掛着されている。第2腕部292bの図示上方側には、支持板5tに一体的に形成されたストッパ5tfが構成されている。これにより、第2L字リンク292は、図示上、反時計回り方向の回動が規制されている。この第2腕部292bがストッパ5tfに当接している位置が初期位置として構成されている。これにより、第2L字リンク292は常時は図示反時計回り方向に回動付勢されるとともに、ストッパ5tfによって回動が規制された状態で第2ケーブル291及び第3ケーブル296が牽引操作される前の初期位置の姿勢状態に保持されている。
また、第2L字リンク292における第1腕部292aの長孔292ahと、支軸292dの間には、首振ブラケット294が構成されている。
首振ブラケット294は、図16に図示されるように、ロック装置操作機構280の第1回動部材281と係合することで、第2L字リンク292を回動させる機能部品である。
首振ブラケット294は、帯板状に形成されている。この首振ブラケット294一端は、第1腕部292aの中間に形成された支軸292fによって回動可能に軸支されている。
また、首振ブラケット294の他端(先端)側には、板厚方向に張り出した係合ピン294bが構成される。この係合ピン294bは、ロック装置操作機構280の第1回動部材281のうち、第1押動部281bの押圧部281bsに押圧される部位である。この首振ブラケット294には、第2L字リンク292の第1腕部292aに対する図示時計回り方向への回動を途中位置で規制するストッパ294aが形成されている。このストッパ294aは、首振ブラケット294の板面部の一部が長手方向に対し直交する方向に突出した角形状に形成されている。一方、第1腕部292aは、板面部が部分的に板厚方向に折り曲げられて形成されたストッパ292gが、首振ブラケット294のストッパ294aと係合する位置に形成されている。これらストッパ294a、292gの当接によって首振ブラケット294は、図示上、時計回り方向の回動が規制されている。この回動規制によって、第1押動部281bの押圧部281bsに押圧され係合ピン294bを介して第2L字リンク292が図示上、時計回り方向に回動する作動となる。
詳しくは、第1ケーブル9の牽引操作に伴って第1押動部281b(ロック装置操作機構280)が図示上、反時計回り方向に回動操作されて押圧部281bsが係合ピン284bを下方から押圧する。そして、首振ブラケット294を介して第2L字リンク292が図示上、時計回り方向に回動する。そして、第2L字リンク292の第2腕部292bの押部292cが第2スライドロック装置253の操作腕253aの受部253axを押し操作することで、スライドロックが解除される。
ここで、第1押動部281b(ロック装置操作機構280)における押圧部281bsの回動軌跡は、第1押動部281bの支軸281cを中心とした円弧上にある。首振ブラケット294における係合ピン294bの回動軌跡は、第2L字リンク292の支軸292dを中心とした円弧上にある。また、第1押動部281bの支軸281cと、第2L字リンク292の支軸292dは車両前後方向の位置において離間している。そのため、係合ピン294bが押圧部281bsによって押圧されるのは、第1押動部281bが所定の回動範囲である。この回動範囲を超えると第1押動部281bは、係合ピン294bを振り切って更に反時計回り方向に回動して、係合ピン294bと押圧部281bsは互いに遠ざかる。これにより、押圧部281bsによる係合ピン294bの押圧も解除される。そして、第2L字リンク292の引張バネ293の付勢が働くため、第2スライドロック装置253は再びスライドロック状態となる。
一方、第1ケーブル9の牽引操作が解除されて、第1押動部281b(ロック装置操作機構280)が引張バネ281eの付勢によって図示上時計回り方向に回動したときには、第1押動部281bが、係合ピン294bの上方から当接することになる。ここで、首振ブラケット294の回動規制は、図示上、時計回り方向のみである。そのため、首振ブラケット294は、第1押動部281bの押圧によって反時計回り方向に回動することで係合ピン294bを退避させる。これにより、第1押動部281bは初期位置(図15の位置)に復帰する。
また、首振ブラケット294は、首振ブラケット294の中間に形成されたバネ掛部294cと、第2腕部292bの中間に形成されたバネ掛部292eとの間に引張バネ295が掛着されており、常時は図示反時計回り方向に回動付勢されている。
これにより、第1押動部281bが初期位置(図15の位置)に復帰した後、首振ブラケット294も初期位置に復帰する。
第2ケーブル291は、線状のインナー部材291aが管状のアウター部材291bの管内に挿通された2重構造となっている。そして、図示されている側のインナー部材291aの端部は、第2L字リンク292の長孔292ahに掛着されており、アウター部材291bの端部は、支持機構5の支持板5tに一体的に形成されたケーブル掛部5taに掛着されている。この第2ケーブル291は、その他端側において第1L字リンク192と連結されている。
そして、ロック装置操作機構280の第1回動部材281からの操作に伴って、第2L字リンク292が回動することで、第2スライドロック装置253のスライドロックが解除される。それと共に、第2ケーブル291が牽引操作されることで第1L字リンク192に伝達され、この第1L字リンク192が回動することで第1スライドロック装置153のスライドロックが解除される。
第3ケーブル296は、線状のインナー部材296aが管状のアウター部材296bの管内に挿通された2重構造となっている。そして、図示されている側のインナー部材296aの端部は、第2L字リンク292の長孔292ahに掛着されており、アウター部材296bの端部は、支持機構5の支持板5tに一体的に形成されたケーブル掛部5tcに掛着されている。この第3ケーブル296は、他端側がスライドレバーS1、S2と連結されている。そのため、スライドレバーS1、S2からの牽引操作によって、第2L字リンク292が単独で回動されて、第2スライドロック装置253のスライドロックが解除される。またそれ共に、第2ケーブル291が牽引操作されることで第1L字リンク192に伝達され、この第1L字リンク192が回動することで第1スライドロック装置153のスライドロックが解除される。
[第1スライドロック装置操作機構190(操作機構)の構成:図19、20]
次に、操作機構の一構成である第1スライドロック装置操作機構190の構成について説明する。スライドロック装置操作機構190は、第1スライドロック装置153のスライドロック解除の操作を行う機構である。第1スライドロック装置操作機構190は、図19、20に図示されるように第1L字リンク192、ベース板194が構成されている。ベース板194は、第1L字リンク192を支持するために構成されておりクッションフレーム3fに固定されている。このベース板194の下端には、第2ケーブル291のアウター部材291bの端部を掛着させるためのケーブル掛部194aが形成されている。第1L字リンク192は、図19に図示されるように第1腕部192aと第2腕部192bが、略L字状に一体的に形成されている。第1L字リンク192は、支軸192eによってベース板194に回動可能に軸支されている。同図において上方側に延びる第1腕部192a側の先端部には、板厚方向に張り出した係合ピン192cが構成される。この係合ピン192cは、第1スライドロック装置153に構成される操作腕153aの受部153axを押し操作するものである。また同図における右方に延びる第2腕部192b側の端部には、第2ケーブル291のインナー部材191aの端部を掛着させるためのケーブル掛部192dが形成されている。第2ケーブル291は、第2スライドロック装置操作機構290の第2L字リンク292から配索されている。同図に図示されている側のインナー部材291aの端部は、第1L字リンク192の第2腕部192bのケーブル掛部192dに掛着されており、アウター部材291bの端部は、上述のベース板194のケーブル掛部194aに掛着されている。第1L字リンク192は、常時は、第2スライドロック装置操作機構290の第2L字リンク292を回動付勢する引張バネ293の付勢が働く。よって、第1L字リンク192は、図示反時計回り方向に回動付勢されて同図の初期位置に保持される。これにより、係合ピン192cが操作腕153aの受部153axに当接しない姿勢状態に保持されている。一方、図20に図示されるように、第2スライドロック装置操作機構290の作動に伴って第2ケーブル291が牽引操作されると第1L字リンク192に伝達され、この第1L字リンク192が図示上、時計回り方向に回動して、係合ピン192cが第1スライドロック装置153の操作腕153aの受部153axを押し操作してスライドロックが解除される。
次に実施形態の使用方法について説明する。
図1に図示されるように、シート本体1が通常の着座使用される状態においては、シート本体1のシートクッション3は、支持機構5のストライカ5sが各ロック装置260、270のフック261、271に引っ掛けられて(掛着した状態)、抜け止めされた状態に保持されている。またシートバック2はシートクッション3に対して起立した起立状態1Aとされている。
ここで、このシート本体をフロア面Fから起こし上げられて車体壁部Bの位置で起立した格納状態1Cとするために、シート本体1に設けられた操作レバー機構50の操作レバーLを後方側に引き操作を行う。具体的には、図11に示す初期位置から、図12に示す回動位置まで移動させる。これにより、切替アーム6aが図示時計回り方向に回動操作され、各リクライニング装置6、6のロック状態が解除されてシートバック2の背もたれ角度の固定状態が解除されてシートバック2は、前倒れ状態1Bの姿勢となる。
図13に図示されるように、回動ブラケット30の係合部32と、シートバック2のバネ掛けブラケット2bが係合してシートバック2の前倒れ状態1Bを検知する。そして、伝達リンク40が図示上方に移動することで第2ブラケット20が図示上、反時計回り方向に回動する。これにより、第1ケーブル9が牽引操作される。
第1ケーブル9の牽引操作が行われると、支持機構5の支持板5tに構成されるロック装置操作機構280の第1操作部281aが図15に示す初期位置から図16に示す位置に回動する。そうすると、第1操作部281aと第1押動部281bの間に介装される巻きバネ281dの付勢によって、第1押動部281bが第1操作部281aと共に図示上、反時計回り方向に回動操作される。そして、第1押動部281bの押圧部281bsが、第2L字リンク292の係合ピン294bと係合し、第2L字リンク292が図15に示す初期位置から図16に示す位置に回動する。そして、第2L字リンク292の第2腕部292bの押部292cが第2スライドロック装置253の操作腕253aの受部253axを押し操作することで、スライドロックが解除される。これと共に、第1スライドロック装置153もスライドロックが解除される。
また、第1押動部281bの第1係合片281bpがロック装置260の保持部材262の頭部262cを蹴り動かしてこれを回動操作する。しかし、アッパレール252のスライド位置がアッパレール252の凹部252s1,252s2とロアレール251の凹部251s1,251s2とが互いにずれた位置関係となる場合には、各ロック装置260、270の保持部材262,272の解除動作方向へ回動しようとしても、それらの脚部262d,272dがロアレール251の凹部251s1,251s2には受け入れられずに、それぞれ右返し面部251x2の底面と当接してその回動が規制される。
そのため、シート本体1は、各ロック装置260、270のロック状態が保持された状態で、スライド移動が可能な状態となる。
そして、シート本体1を跳ね上げ位置100A(図1参照)までスライド移動させる。すなわち、図17に図示されるように、第2スライド機構250のアッパレール252に形成された凹部252s1,252s2と、ロアレール251に形成された凹部251s1,251s2が互いに合致する位置跳ね上げ位置100Aまで移動する。跳ね上げ位置100Aに移動すると、脚部262d,272dがロアレール251の凹部251s1,251s2には受け入れ可能となり、保持部材262,272は解除動作方向へ回動する。そうすると、第1押動部281bが更に図示上、反時計回り方向に回動する。
そして、第1押動部281bは、係合ピン294bを振り切って更に反時計回り方向に回動して、係合ピン294bと押圧部281bsは互いに遠ざかる。これにより、押圧部281bsによる係合ピン294bの押圧も解除される。そして、第2L字リンク292の引張バネ293の付勢が働くため、第2スライドロック装置253は再びスライドロック状態となる。これと共に、第1スライドロック装置153もスライドロック状態となる。
このとき、第1押動部281bの第2係合片281brは、ロック装置260の保持部材262の頭部262cを蹴り動かす。また、第1押動部281bと連結リンク283によって連動する第2回動部材282の第2押動部282bに構成される係合ピン282bgがロック装置270の保持部材272の頭部272cを蹴り動かす。
これにより、各ロック装置260、270のロック状態は、一斉に解除される。すなわち、跳ね上げ位置検知手段が作動する。
なお、保持部材262とロック爪253cの間には、規制ブラケット254が構成されている。この規制ブラケット254は、第2スライドロック装置253のロック爪253cが貫通孔252h・・,251h・・に貫通して挿通されるスライドロック状態が完了するまで、保持部材262の頭部262cの回動軌跡内に進入して保持部材262の回動を規制する。
これにより、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253(スライドロック機構)のスライドロック状態が完了するまでロック装置260、270(連結分離切替機構)をロック状態が解除(分離状態)とする作動を規制する規制機構として構成されている。
そして、ロック装置260、270が分離可能な状態において、回転ヒンジ機構4の巻きバネ4s(付勢手段)によりシート本体1の跳ね上げ作動が行われる。また、支持板5tは、シート本体1がフロア面Fから起こし上げられる際に、この動きに連動して車体側から配索されたワイヤー等の牽引部材(図示省略)に牽引されて、シートクッション3の底面部3bに畳み込まれて収納凹部3dに収納される。こうして、シート本体1は、車体壁部Bに格納されて格納状態1Cとなる。
このように、本実施形態の車両用シートによれば、スライド機構100によるシート本体1のスライド範囲における予め定められたシート本体1の跳ね上げ位置100Aを検知する跳ね上げ位置検知手段を備えている。これにより、シート本体1の跳ね上げ位置100Aへの位置合わせは、目視によって操作する必要が無くなり、跳ね上げ位置検知手段によって容易に判別することができる。また、シート本体1は、跳ね上げ位置検知手段の跳ね上げ位置100Aの検知に基づいてロック装置260、270(連結分離切替機構)によってロック状態が解除状態(分離状態)に切替える構成とされており、操作性の向上を図ることができる。
また、ロック装置260、270(連結分離切替機構)と第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253(スライドロック機構)の両機構を連動して操作することのできる操作機構により操作される構成とされている。操作機構は、ロック装置操作機構280と、第1スライドロック装置操作機構190と、第2スライドロック装置操作機構290とから構成されている。
跳ね上げ位置検知手段は、シート本体1の跳ね上げ位置100Aを検知すると、ロック装置260、270(連結分離切替機構)はロック状態が解除(分離状態)となる。それと共に第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253(スライドロック機構)はスライドロック状態となる操作が行われる。これによりシート本体1は、跳ね上げ位置100Aにきたときに自動的にシート本体1の跳ね上げ作動が行われる。上記操作機構280、190、290が、ロック装置260、270(連結分離切替機構)と第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253(スライドロック機構)の両機構を連動させることで、跳ね上げ位置100Aに位置するシート本体1を自動的に跳ね上げ作動に移行させることができる。これにより、スライド機構100とシート本体1を跳ね上げて格納する機構の二つの機構について、複数の操作をすることが無くなり更なる操作性の向上を図ることができる。
また、シート本体1の前倒れ状態1Bの姿勢状態であることを検知する操作レバー機構50(前倒れ状態検知手段)を備えている。この操作レバー機構50(前倒れ状態検知手段)がシートバック2の前倒れ状態1Bの検知に基づいて操作機構280、190、290の作動を開始する構成とされている。これにより、シートバック2を前倒しする一の操作を行うことで、シート本体1を車室内側面方向に跳ね上げて格納するまでの一連の作動が自動的に行われることになり、更なる操作性の向上が図ることができる。
また、第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253(スライドロック機構)とロック装置260、270(連結分離切替機構)との間には、規制機構が構成されている。この第1スライドロック装置153、第2スライドロック装置253(スライドロック機構)のスライドロック状態が完了するまでロック装置260、270(連結分離切替機構)のロック状態が解除(分離状態)とする作動を規制するものである。ここで、跳ね上げ位置100Aに位置するシート本体1がスライドロックされない状態のまま、ロック装置260、270(連結分離切替機構)によってロック状態が解除(分離状態)とされて跳ね上げ作動が行われた場合には、再度シート本体1と第2スライド機構100を跳ね上げ位置100Aにおいて連結することが困難になるおそれがある。かかる状態を防ぐために、規制機構によってロック装置260、270(連結分離切替機構)とスライド機構100の作動を規制し信頼性の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の車両用シートは、本実施形態に限定されず、その他各種の形態で実施することができるものである。
例えば、本実施形態においては、操作レバー機構50は、シートバック2の前倒れ状態1Bの検知に基づいて操作機構280、190、290の作動を開始する構成を備えている。しかしながら、シートバック2の前倒れ状態1Bの検知する構成を備えない構成であってもよい。
すなわち、本発明の車両用シートは、操作レバー機構の操作によって、シート本体のシートバックは前倒れ状態とならずにロック装置操作機構と第2スライドロック装置操作機構の連動操作によって、第2スライド機構がスライドロック状態に移行する跳ね上げ位置検知手段の構成のみを備えるものでもよい。この場合、シート本体が跳ね上げ位置に位置したときは、別途シートバックを前倒れ状態とする構成が必要となる。
1 シート本体
1A 起立状態
1B 前倒れ状態
1C 格納状態
2 シートバック
2f バックフレーム
2b バネ掛けブラケット
2s バネ部材
3 シートクッション
3f クッションフレーム
3b 底面部
3d 収納凹部
3s 前倒れストッパ
4 回転ヒンジ機構(回転ヒンジ機構)
4s 巻きバネ(付勢手段)
5 支持機構
5t 支持板
5ta ケーブル掛部
5tb ケーブル掛部
5tc ケーブル掛部
5td バネ掛部
5te バネ掛部
5tf ストッパ
5tg ストッパ
5s ストライカ
6 リクライニング装置
6r 切換軸
6a 切換アーム
6t 固定リング
6bs ストッパ
6c 係合ピン
6e ころ
6x ロッド部品
7 ベース板
7w ケーブル掛部
8 支軸
8b 巻きバネ
9 第1ケーブル
9a インナー部材
9b アウター部材
10 第1ブラケット
11 操作部
15 第1長孔
20 第2ブラケット
21 ケーブル掛部
22 係止片
25 第2長孔
30 回動ブラケット
32 係合部
34 ピン結合部
36 係止部
38 連結ピン
40 伝達リンク
42 スライドピン
50 操作レバー機構(前倒れ状態検知手段)
100 スライド機構
150 第1スライド機構
151 ロアレール
151h 貫通孔
152 アッパレール
152a1 右側面部
152b1 左側面部
152h 貫通孔
153 第1スライドロック装置(スライドロック機構)
153a 操作腕
153ax 受部
153ay 押部
153b 支軸
153c ロック爪
153ct 突板
154 バネ部材
190 第1スライドロック装置操作機構(操作機構)
192 第1L字リンク
192a 第1腕部
192b 第2腕部
192c 係合ピン
192d ケーブル掛部
192e 支軸
194 ベース板
194a ケーブル掛部
250 第2スライド機構(跳ね上げ位置検知手段)
251 ロアレール
251u 下面部
251x1 右側面部
251x2 右返し面部
251y1 左側面部
251y2 左返し面部
251h 貫通孔
251s1,251s2 凹部
252 アッパレール
252a1 右側面部
252a2 右ひれ面部
252b1 左側面部
252b2 左ひれ面部
252h 貫通孔
252s1,252s2 凹部
253 第2スライドロック装置(スライドロック機構)
253a 操作腕
253ax 受部
253ay 押部
253b 支軸
253c ロック爪
253ct 突板
253d 支軸
254 規制ブラケット(規制機構)
260、270 ロック装置(連結分離切替機構)
261,271 フック
261a,271a 支軸
261b,271b 係止凸部
261c,271c 頭部
261d,271d 受部
261e,271e 押さえ部
262,272 保持部材
262a,272a 支軸
262b,272b 係止凹部
262c,272c 頭部
262d,272d 脚部
263,273 引張バネ
280 ロック装置操作機構(操作機構)(跳ね上げ位置検知手段)
281 第1回動部材
281a 第1操作部
281ah 長孔
281au ストッパ
281b 第1押動部
281bm バネ掛部
281bn バネ掛部
281bp 第1係合片
281br 第2係合片
281bs 押圧部
281bu ストッパ
281c 支軸
281d 巻きバネ
281e 引張バネ
282 第2回動部材
282a 第2操作部
282b 第2押動部
282bg 係合ピン
282c 支軸
283 連結リンク
283a 支軸
283b 支軸
290 第2スライドロック装置操作機構(操作機構)(跳ね上げ位置検知手段)
291 第2ケーブル
291a インナー部材
291b アウター部材
292 第2L字リンク
292a 第1腕部
292ah 長孔
292b 第2腕部
292c 押部
292d 支軸
292e バネ掛部
292f 支軸
292g ストッパ
292k バネ掛部
293 引張バネ
294 首振ブラケット
294a ストッパ
294b 係合ピン
294c バネ掛部
295 引張バネ
296 第3ケーブル
296a インナー部材
296b アウター部材
L 操作レバー
B 車体壁部
F フロア面(車体構成部材)
R リクライニングレバー
S1,S2 スライドレバー

Claims (4)

  1. シートクッションとシートバックとを有するシート本体は車両の床面等の車体構成部材との間に設けられたスライド機構によりスライド移動可能に車体構成部材に設置されており、該シート本体はシートバックがシートクッションに対して起立した起立状態と前倒れした前倒れ状態の2位置を設定することができ、前倒れ状態では車室内側面方向に跳ね上げて格納することのできる車両用シートであって、
    前記スライド機構は第1スライド機構と第2スライド機構がシート本体の両側に位置して車両前後方向に平行に配設されており、
    車室の側面側に配設される第1スライド機構側にはシート本体を車室側面方向に跳ね上げる付勢手段を備えた回転ヒンジ機構が設定されており、車室の内方側に配設される第2スライド機構側には該第2スライド機構とシート本体との連結を分離可能とする連結分離切替機構が備えられており、該連結分離切替機構の分離状態で前記付勢手段によりシート本体の跳ね上げ作動が行われる構成となっており、
    前記スライド機構によるシート本体のスライド範囲における予め定められたシート本体の跳ね上げ位置を検知する跳ね上げ位置検知手段を備え、該跳ね上げ位置検知手段によるシート本体の予め定められた跳ね上げ位置の検知に基づいて前記連結分離切替機構を分離状態に切替える構成となっていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記スライド機構は、車体構成部材側に配設されるロアレールとシート本体側に配設されるアッパレールとが摺動移動可能に係合して構成されていると共に、該ロアレールとアッパレール間には該両者のスライド方向の任意の位置でスライドロックして位置決めを行うスライドロック機構が設けられており、
    前記連結分離切替機構は前記第2スライド機構のアッパレールとシート本体の下部との間をフックとストライカによる引っ掛け構成により連結及び分離可能とする構成とされており、
    前記連結分離切替機構と前記スライドロック機構とは該両機構を連動して操作することのできる操作機構により操作される構成とされており、
    該操作機構による前記両機構の連動操作は前記跳ね上げ位置検知手段によってシート本体の跳ね上げ位置を検知すると前記連結分離切替機構は分離状態となると共に前記スライドロック機構はスライドロック状態となる操作が行われ、シート本体が跳ね上げ位置にきたときに自動的にシート本体の跳ね上げ作動が行われることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    更に前記シート本体の前倒れ状態の姿勢状態であることを検知する前倒れ状態検知手段を備えており、
    前記前倒れ状態検知手段によりシートバックの前倒れ状態の検知に基づいて前記操作機構の作動が開始されることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の車両用シートであって、
    前記操作機構によるスライドロック機構と連結分離切替機構との連係作動において、前記シート本体の跳ね上げ時において前記スライドロック機構のスライドロック状態が完了するまで前記連結分離切替機構を分離状態とする作動を規制する規制機構によりその作動が規制される構成となっていることを特徴とする車両用シート。
JP2011176091A 2011-08-11 2011-08-11 車両用シート Expired - Fee Related JP5751083B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011176091A JP5751083B2 (ja) 2011-08-11 2011-08-11 車両用シート
DE102012213733.5A DE102012213733B4 (de) 2011-08-11 2012-08-02 Fahrzeugsitz
US13/566,073 US8757719B2 (en) 2011-08-11 2012-08-03 Vehicle seat
CN201210285468.0A CN102951046B (zh) 2011-08-11 2012-08-10 车辆座椅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011176091A JP5751083B2 (ja) 2011-08-11 2011-08-11 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013039847A true JP2013039847A (ja) 2013-02-28
JP5751083B2 JP5751083B2 (ja) 2015-07-22

Family

ID=47595771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011176091A Expired - Fee Related JP5751083B2 (ja) 2011-08-11 2011-08-11 車両用シート

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8757719B2 (ja)
JP (1) JP5751083B2 (ja)
CN (1) CN102951046B (ja)
DE (1) DE102012213733B4 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2724938B1 (en) * 2012-10-26 2017-03-08 Airbus Operations GmbH Aircraft monument comprising an integrated cabin attendant seat and aircraft cabin area
GB201305299D0 (en) * 2013-03-22 2013-05-01 Bentley Motors Ltd Seat stucture
CN105579283B (zh) * 2013-09-27 2017-09-08 约翰逊控制技术公司 交通工具用座椅
JP6253936B2 (ja) 2013-09-30 2017-12-27 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
DE202013011386U1 (de) * 2013-12-19 2015-03-20 GM Global Technology Operations, LLC (n.d. Ges. d. Staates Delaware) Rücksitzanordnung eines Personenkraftwagens
JP6113115B2 (ja) * 2014-06-23 2017-04-12 株式会社クボタ シート装置
US9481272B2 (en) * 2014-10-20 2016-11-01 Lear Corporation Vehicle seat assembly
DE102014226642A1 (de) * 2014-12-19 2016-06-23 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Fahrzeugsitzbaugruppe mit Rückstelleinrichtung
US9868369B1 (en) 2016-07-15 2018-01-16 Ford Global Technologies, Llc Tip and slide system for a vehicle seat
JP6717143B2 (ja) * 2016-09-27 2020-07-01 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートスライド装置
FR3069501B1 (fr) * 2017-07-28 2019-09-06 Cera Tsc Matelassure pour siege de vehicule automobile
DE102019206304B4 (de) * 2018-05-04 2022-01-27 Lear Corporation Schienenanordnung
CN113273016A (zh) 2019-01-07 2021-08-17 卡诺科技公司 用于电池组热管理的方法和系统
US10946775B2 (en) 2019-04-09 2021-03-16 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle seat storage system
CA3141572C (en) 2019-05-20 2024-02-27 Canoo Technologies Inc. Electric vehicle platform
EP4031408A4 (en) * 2019-09-20 2024-01-03 Canoo Tech Inc VEHICLE SEATING SYSTEMS
US11554695B2 (en) 2020-09-03 2023-01-17 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle seat storage system
US11273737B1 (en) * 2020-10-02 2022-03-15 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Vehicle seat convertible into utility platform
US11865952B2 (en) 2020-10-05 2024-01-09 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat lever to provide space saving

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094996A (ja) * 1998-09-25 2000-04-04 Shiroki Corp シート格納装置
JP2008296817A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのロック解除操作機構
JP2009262733A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Aisin Seiki Co Ltd 横跳ね上げ収納式スライドシートのロック装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0585243A (ja) * 1991-09-30 1993-04-06 Shiroki Corp シート格納機構
US5707103A (en) * 1997-03-25 1998-01-13 Lear Corporation Storable and removable seat assembly
US6460922B1 (en) * 1997-10-02 2002-10-08 Robert L. Demick Flexible seat system
US6059345A (en) * 1998-06-18 2000-05-09 Tachi-S Co., Ltd. Slide rail device for vehicle seat
US6106066A (en) * 1999-08-30 2000-08-22 Freedman Seating Company Stowable cantilevered seat
JP2001199265A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Honda Motor Co Ltd 車両用リフトアップシート装置
JP3526025B2 (ja) * 2000-05-16 2004-05-10 本田技研工業株式会社 車両用収納式スライドシート装置
US6669261B2 (en) * 2001-10-26 2003-12-30 Ford Global Technologies, Llc Stowable rear vehicle seats
JP3806368B2 (ja) 2002-04-30 2006-08-09 トヨタ車体株式会社 車両用シート
JP2004008334A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Araco Corp 車両用シート
US6962384B2 (en) * 2002-08-23 2005-11-08 Daimlerchrysler Corporation Fold flat motor vehicle seat
CN100460240C (zh) * 2003-02-13 2009-02-11 本田技研工业株式会社 车辆座椅结构
JP4231724B2 (ja) * 2003-04-16 2009-03-04 デルタ工業株式会社 ヘッドレスト付きシート
WO2004098944A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Oiles Corporation 自動車シート用のダンパ及びこのダンパを具備した自動車シート機構
DE10341375B4 (de) 2003-09-09 2005-09-29 Johnson Controls Gmbh Sitz, insbesondere Kraftfahrzeugsitz
DE102004044363B4 (de) * 2004-09-14 2009-12-03 Faurecia Autositze Gmbh Fahrzeugsitz
JP4624297B2 (ja) * 2006-04-20 2011-02-02 トヨタ自動車株式会社 車両用シート装置
US8360528B2 (en) * 2007-02-23 2013-01-29 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seats
JP2009089835A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Shigeru Co Ltd 車両用リヤシート
JP2009208525A (ja) * 2008-03-01 2009-09-17 Autech Japan Inc 回転スライドシート
JP5394835B2 (ja) * 2009-07-03 2014-01-22 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP5499845B2 (ja) 2010-04-05 2014-05-21 トヨタ紡織株式会社 車両用シート

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094996A (ja) * 1998-09-25 2000-04-04 Shiroki Corp シート格納装置
JP2008296817A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのロック解除操作機構
JP2009262733A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Aisin Seiki Co Ltd 横跳ね上げ収納式スライドシートのロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102012213733B4 (de) 2016-02-18
DE102012213733A1 (de) 2013-02-14
US8757719B2 (en) 2014-06-24
JP5751083B2 (ja) 2015-07-22
CN102951046B (zh) 2015-07-08
US20130038108A1 (en) 2013-02-14
CN102951046A (zh) 2013-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5751083B2 (ja) 車両用シート
JP6623911B2 (ja) 乗物用シート
JP6065626B2 (ja) シートバック連動式オットマン装置
JP5998883B2 (ja) 乗物用シート
JP6794905B2 (ja) 乗物用シート
GB2382983A (en) Vehicle seat system
JPWO2008102506A1 (ja) 車両用シート
WO2010125677A1 (ja) 格納式シート
JP6381126B2 (ja) 車両用シート
JP2013244940A (ja) 車両用シート
JP2013180678A (ja) 車両用シート
JP5007605B2 (ja) 車両用シートのロック解除操作機構
JP2013039849A (ja) 車両用シート
JP5678839B2 (ja) 車両用シート
JP2013166419A (ja) 車両用シート
JP2005053246A (ja) 跳上げ可能なスライド式折畳み自在シート
JP6380020B2 (ja) 乗物用シート
JP2013244899A (ja) 車両用シート
JP2018030547A (ja) 乗物用シート
JP2015150989A (ja) 乗物用シート
JP2004237922A (ja) シートのウォークインキャンセル装置
JP2005022551A (ja) 車両用シート
JP2015083398A (ja) シートバック連動式オットマン装置
JP2013001175A (ja) 車両用シート
JP2011245991A (ja) 座席シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150504

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5751083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees