JP2013009446A - 基板ケース構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、長尺基板の歪みを効果的に抑えられるようにする。
【解決手段】長尺基板3を内部へ収容可能なインナケース11と、インナケース11を長尺基板3ごと内部へ収容可能なアウタケース12とを備える。インナケース11が、一側部に、長尺基板3を他側部側から長尺基板3の板面と平行な方向へ挿入可能な長尺基板挿入口13を有すると共に、アウタケース12が、他側部に、インナケース11を一側部側から前記長尺基板3の板面と平行な方向へ挿入可能なインナケース挿入口14を有する。インナケース11が、内部に、長尺基板3を面直方向に挟着保持可能な基板挟着部15を有すると共に、アウタケース12が、内部に、長尺基板3の面直方向に対するバタ付きを抑える基板抑制部16を有する。アウタケース12が、被取付部材17に対して固定可能な外部固定部18を有する。
【選択図】図6

Description

この発明は、基板ケース構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設置されている。このインストルメントパネルの内部には、車幅方向へ延びる車体強度部材が設置されている。そして、この車体強度部材に沿ってワイヤーハーネスが取付けられている。
ここで、上記した車体強度部材は、ステアリングサポートメンバまたはクロスカービームなどと呼ばれるものである。また上記したワイヤーハーネスは、車体の各部に電力や信号などを供給するための電線の束である。
そして、近年における車両の電子化の促進や電装部品の増加などに伴い、ワイヤーハーネスがより太く且つより重いものとなりつつあるため、軽量化や高機能化などを目的として、ワイヤーハーネスを電子基板化することが進められている。この基板(いわゆるハーネス基板)は、板面を上下方向へ向けた状態で車体強度部材に沿って延びる長尺のものとされる(長尺基板)と共に、基板ケースに収容された状態で車体強度部材に取付けられる(例えば、特許文献1参照)。
そして、従来の基板ケースは、長尺基板の上面と下面とに対してアッパケースとロアケースとを上下から挟むように取付けると共に、アッパケースとロアケースとの間をボルト・ナットなどの締結部材を用いて上下方向に締結するものとされていた。
特開2010−35256号公報
しかしながら、基板ケースには、以下のような問題があった。
即ち、基板ケースを、アッパケースとロアケースとに上下分割して、長尺基板を上下から挟むように取付ける構造としていたため、アッパケースおよびロアケースの長尺基板に対する取付面の面積が大きくなっていた。そのため、長尺基板の歪みを抑えるように取付けるのに、締結部材の取付箇所が多くなると共に、締結部材の取付時に基板の反り量などについても厳密に寸法管理を行わなければならなかった。
上記課題を解決するために、本発明は、長尺基板を内部へ収容可能なインナケースと、該インナケースを前記長尺基板ごと内部へ収容可能なアウタケースとを備え、前記インナケースが、一側部に、前記長尺基板を他側部側から長尺基板の板面と平行な方向へ挿入可能な長尺基板挿入口を有すると共に、前記アウタケースが、他側部に、前記インナケースを一側部側から前記長尺基板の板面と平行な方向へ挿入可能なインナケース挿入口を有し、前記インナケースが、内部に、長尺基板を面直方向に挟着保持可能な基板挟着部を有すると共に、前記アウタケースが、内部に、長尺基板の面直方向に対するバタ付きを抑える基板抑制部を有し、前記アウタケースが、被取付部材に対して固定可能な外部固定部を有する基板ケース構造を特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、長尺基板は、インナケースに収容した状態で、アウタケースに収容される。この際、長尺基板は、他側部側から、インナケースの一側部の長尺基板挿入口へ、長尺基板の板面と平行な方向に挿入される。また、長尺基板を収容したインナケースは、一側部側から、アウタケースの他側部のインナケース挿入口へ、長尺基板の板面と平行な方向に挿入される。インナケースに収容された長尺基板は、インナケースの内部に設けられた基板挟着部によって面直方向に挟着保持される。また、アウタケースにインナケースごと収容された長尺基板は、アウタケースの内部に設けられた基板抑制部によって面直方向にバタ付かない程度に抑えられる。そして、アウタケースは、被取付部材に対して固定部によって固定される。
このように、基板ケースを上下に分割するのではなく、一側部側と他側部側とに分割して、基板挟着部と基板抑制部とで長尺基板を面直方向に拘束する構造とすることにより、長尺基板に対して基板ケースを取付けるだけで、長尺基板の歪みを効果的に抑えられるようになり、長尺基板の歪みを抑制するために締結部材を(多数)用いる必要をなくすと共に、組立時における締結部材の締込量などによる長尺基板に対する反り量の管理なども不要化することが可能となる。これによって、組付工数や部品コストを大幅に削減することも可能となる。
本発明の実施例にかかる基板ケースを車体強度部材に固定した状態を示す全体斜視図である。 図1の基板ケース単体の全体斜視図である。 図2の基板ケースの分解斜視図である。 図2のインナケースの斜視図である。 図2のアウタケースの斜視図である。 図2の基板ケースの断面図である。 図4の基板挟着部の位置における断面図である。 図3のアウタケースの中央位置規定部の部分拡大斜視図である。 インナケースの中央位置規定部の部分拡大斜視図である。 図4の長手方向位置規制部の位置における断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図10は、この実施例およびその変形例を示すものである。
<構成>以下、構成について説明する。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設置されている。このインストルメントパネルの内部には、図1の全体斜視図に示すように、車幅方向1へ延びる車体強度部材2が設置されている。そして、この車体強度部材2に沿っていわゆるワイヤーハーネスを基板化してなるハーネス基板が配設される。このハーネス基板は、図2の組立図および図3の分解斜視図から分かるように、車両の幅寸法に近い長さ(約2m)を有する長尺基板3(図3参照)となる。或いは、特に図示しないが、車両の半幅程度の長さ(約1m)の長尺基板3を2枚連結して使用するようなものとなる。これらの長尺基板3は、基板ケース4に収容された状態で基板ケース4ごと車体強度部材2の上部(構造によっては、下部や前部または後部などであっても良い)に固定される。
ここで、上記した車体強度部材2は、ステアリングサポートメンバまたはクロスカービームなどと呼ばれるものである。また上記したワイヤーハーネスは、車体の各部に電力や信号などを供給するための電線の束であり、ハーネス基板は、上記したようにワイヤーハーネスを基板化した長尺基板3である。この長尺基板3は、通常の基板のような比較的短くて小さな矩形状などのものと比べて、製造が極めて難しく、また、歪や反りの影響が大きいものとなる。
そして、以上のような基本的な構成に対し、この実施例のものでは、以下のような構成を備えるようにしている。
なお、以下の実施例では、長尺基板3が、上記したハーネス基板である場合について説明する。但し、このような長尺基板3は、ハーネス基板に限るものではない。
そして、このハーネス基板を、その板面(実装面)がほぼ上下方向21へ向いた状態で、車幅方向1に延設される、車両前後方向22に対して狭幅の長尺基板3とする。これにより、この長尺基板3は、車両前後方向22に位置する両側部(前縁部および後縁部)が長辺となり、車幅方向1に位置する両端部(右端部および左端部)が短辺となる。
但し、ハーネス基板は、その板面(実装面)がほぼ車両前後方向22へ向いた状態で、車幅方向1に延設される、上下方向21に対して狭幅の長尺基板3とすることも構造的には可能である。この場合については、この実施例では特に説明しないが、以下の説明の上下方向21と車両前後方向22とを読み替えて適用するようにする。
(構成1)
この実施例の基板ケース4は、長尺基板3を内部へ収容可能なインナケース11と、インナケース11を長尺基板3ごと内部へ収容可能なアウタケース12とを備えている。
そして、図4に示すように、インナケース11が、一側部に、長尺基板3を他側部側から長尺基板3の板面と平行な方向へ挿入可能な長尺基板挿入口13を有する。また、図5に示すように、アウタケース12が、他側部に、インナケース11を一側部側から長尺基板3の板面と平行な方向へ挿入可能なインナケース挿入口14を有する。
更に、図6の断面図に示すように、インナケース11が、内部に、長尺基板3を面直方向に挟着保持可能な基板挟着部15を有する。また、アウタケース12が、内部に、長尺基板3の面直方向に対するバタ付きを抑える基板抑制部16を有する。
そして、図2に示すように、アウタケース12が、被取付部材17に対して固定可能な外部固定部18を有する。被取付部材17については、後述する。
以下、上記についての補足説明を行う。但し、以下の補足説明は、単なる例示であり、必ずしもこれに限定されるものではない(以下、同様)。
この場合、上記した「一側部」が、車両前後方向22の前縁部(前面部)または後縁部(後面部)となり、「他側部」が、車両前後方向22の後縁部(後面部)または前縁部(前面部)となる。また、上記した「長尺基板3の板面と平行な方向」が、車両前後方向22となり、「長尺基板3の面直方向」が上下方向21となる。なお、「長尺基板3の板面と平行な方向」には、車幅方向1や、車両前後方向22と車幅方向1との中間の(斜め)方向も含まれるが、これらの方向は、挿入量が長くなる、或いは、構造が複雑になる、などの理由で余り好ましくない。
そして、上記した「インナケース11」は、長尺基板3よりも車幅方向1へ若干長く延びて、一側部に長尺基板挿入口13となる開口部を有すると共に内部に基板収容空間を有する側面視ほぼC字断面の部材とされる。インナケース11のC字状をした(上下一対の)横腕部は、長尺基板3の幅寸法の半分程度の長さを有するものとされる。これにより、長尺基板3のほぼ半幅の部分がインナケース11に収容される。インナケース11の両端部には、必要に応じて、C字状の断面の少なくとも一部を覆う端面部を設けることができる。
また、「アウタケース12」は、インナケース11よりも車幅方向1へ若干長く延びて、他側部にインナケース挿入口14となる開口部を有すると共に、内部に基板収容空間またはインナケース収容空間を有する側面視ほぼC字断面の部材とされる。アウタケース12のインナケース挿入口14は、インナケース11の長尺基板挿入口13と対向するように設けられる。アウタケース12のC字状の(上下一対の)横腕部は、インナケース11の全幅を収容可能な長さを有するものとされる。インナケース11の両端部には、必要に応じて、C字状の断面の少なくとも一部を覆う端面部を設けることができる。
上記した「長尺基板挿入口13」は、長尺基板3の長手方向(車幅方向1。以下同様)へ延びるものとされる。長尺基板挿入口13は、長尺基板3を挿入可能なように、長尺基板3の厚みとほぼ同じかそれよりも若干広い上下方向21の間隔を有するものとされる。この場合には、インナケース11の内部に基板挟着部15が設けられるので、長尺基板挿入口13は、長尺基板3の厚みと基板挟着部15の高さ方向の寸法との和に相当する分だけ広い上下方向21の間隔を有するものとされている。
また、「インナケース挿入口14」は、長尺基板3の長手方向へ延びるものとされる。インナケース挿入口14は、インナケース11の厚みと同じかそれよりも若干広い(上下方向21の)間隔を有するものとされている。この場合には、インナケース11をほぼ隙間無く収容し得る間隔とされる。
上記した「基板挟着部15」は、図6、図7の断面図に示すように、インナケース11のC字状の内側部分に設けられた(上下)一対の圧入リブ25などとされる。この一対の圧入リブ25における、長尺基板3の板面を挟着する部分には、少なくとも入側の部分に、奥側へ進むに従って互いに近接する傾斜部25aが設けられている。この傾斜部25aは、直線状や(凸型の)曲線状のものなどとすることができる。また、必要に応じて、圧入リブ25における奥側の部分には、長尺基板3の板厚とほぼ等しいか若干狭い間隔の平行部25bが設けられる。この基板挟着部15は、インナケース11の長手方向に沿って複数設けられる。
また、「基板抑制部16」は、図6に示すように、アウタケース12のC字状の内側部分設けられた(上下)一対の抑えリブ26などとされる。この一対の抑えリブ26における、長尺基板3の板面のバタ付きを抑える部分には、少なくとも入側の部分に、奥側へ進むに従って互いに近接する傾斜部26aが設けられている。この傾斜部26aは、直線状や(凸型の)曲線状のものなどとすることができる。また、必要に応じて、抑えリブ26における奥側の部分は、上記した平行部25bよりも若干広い間隔の平行部26bが設けられる。この基板抑制部16は、アウタケース12の長手方向に沿って複数設けられる。
上記した「被取付部材17」は、例えば、上記した車体強度部材2とされる。基板ケース4は、車体強度部材2の上部または下部(この場合には、上部)に対して取付固定される。
また、「外部固定部18」は、図3、および、図8の部分拡大図に示すように、ピン固定部27やネジ止部28などとすることができる。この場合、アウタケース12の長手方向の中央部に対して位置決用にピン固定部27が設けられる。このピン固定部27は、アウタケース12の車体強度部材2と接する面(下面)から車体強度部材2へ向けてほぼ面直方向へ延びる位置決用係止ピンとされる。これに対し、車体強度部材2の対応する位置(長手方向の中央部)には、位置決用係止ピンが嵌合係止される図示しないピン穴が設けられる。また、アウタケース12の長手方向の中央部および両端部(の3箇所)に対して固定用にネジ止部28が設けられる。このネジ止部28は、アウタケース12の一側部からそれぞれ外方へ向かって張出形成された、長尺基板3と平行な面を有する取付片とされる。この取付片には、ネジ止用のネジ孔部が設けられている。このうち、例えば、中央のネジ孔部は位置固定用に丸孔とされ、両端のネジ孔部は誤差や熱膨張を吸収可能なように長手方向へ延びる長孔とされている。
(構成2)
上記した基板挟着部15は、任意の位置に設けることができるが、好ましくは、以下の位置に設けるようにする。
図4、図7に示すように、基板挟着部15が、長尺基板3の歪抑制ポイント31に設けられるようにする。
ここで、「基板挟着部15」は、各歪抑制ポイント31につき、1個または複数個設けることができる。
(構成3)
そして、歪抑制ポイント31が、長尺基板3のコネクタ装着部32または形状変化部33の位置とされる。
ここで、「コネクタ装着部32」は、文字通り、長尺基板3に対して外部のコネクタを装着する部分のことである。この場合、長尺基板3には、両端部の下面側に上記外部のコネクタと接続可能なコネクタ35が設けられている。但し、コネクタ装着部32は、上記に限ることなく、適宜位置に設けることができる。
これに対し、インナケース11およびアウタケース12には、このコネクタ35を収容可能なコネクタ収容部36,37がそれぞれ設けられる。このコネクタ収容部36,37は、外部のコネクタを接続し得るようにするための開口部分を有している。この場合、開口部分は車両後方側へ向けて設けられている。
「形状変化部33」は、文字通り、長尺基板3の形状が変化する部分のことである。この場合、長尺基板3は、中央部と端部との間の位置に、形状変化部33としての上下段差部を有している。この形状変化部33は、例えば、被取付部材17の上面の形状変化部分に応じて形成されているが、必ずしも必要なものではない。
更に、相互間の距離が長くなる部分(いわゆるロングスパン部分)なども歪抑制ポイント31に設定して、基板挟着部15を設けることができる。または、これら以外の位置に、基板挟着部15を設けるようにしても良い。
なお、基板抑制部16についても、基板挟着部15と同じ位置に設けるようにするのが好ましい。好ましくは、基板抑制部16を、基板挟着部15と対向させて設けるようにする。
(構成4)
主に図2に示すように、インナケース11とアウタケース12との間に、歪抑制ポイント31にて両者を固定可能なケース固定部41が設けられる。
ここで、「ケース固定部41」は、アウタケース12に対して、インナケース11の面直方向(上下方向21)への移動を規制すると共に、少なくとも長手方向(車幅方向1)への若干の移動を許容し得るようなものとする。
(構成5)
そして、上記したケース固定部41を、インナケース11とアウタケース12との一方に設けられた係合片42および他方に設けられた被係合部43からなる係合部とする。
ここで、係合片42と被係合部43とは、文字通り、互いに係合することによって、インナケース11とアウタケース12とを固定するものである。この場合、インナケース11の側に係合片42が設けられると共に、アウタケース12の側に被係合部43が設けられているが、逆であっても良い。
そして、この場合、上記「係合片42」は、図4に示すように、インナケース11の他側部から、上面側または下面側へ向けて突設されている。この係合片42は、アウタケース12のインナケース挿入口14の厚みとほぼ等しい長さで、ほぼ上下方向21へ立上がる立上部42aと、この立上部42aの端部からアウタケース12の上面と平行となるように屈曲された平行部42bとを有している。この平行部42bは、アウタケース12の上面または下面に対して面接触或いは圧接可能なものとされる。この平行部42bは、被係合部43に対して係合する際に、案内が可能なように、平面視先細りの台形状などとしても良い。
これに対し、上記「被係合部43」は、図5に示すように、アウタケース12の他側部の上面または下面に対して設けられた、係合片42とほぼ合致する形状の凹部43a、または、係合片42の少なくとも一部の外周を囲う周壁部43bなどとされている。この凹部43aまたは周壁部43bは、平行部42bとほぼ合致し得るようにするために、平面視先細りの台形状などとする。
更に、必要な場合には、図5に示すように、上記した被係合部43の内部に内爪部43cを設け、図4に示すように、上記した各係合片42の平行部42bの内部に孔状の内爪受部42cを設けることにより、二重爪となるようにしても良い。
そして、上記したように、ケース固定部41を、アウタケース12に対して、インナケース11の面直方向への移動を規制すると共に、少なくとも長手方向(車幅方向1)への若干の移動を許容し得るものとするために、図2に示すように、係合片42と被係合部43との間や、内爪部43cと内爪受部42cとの間には、長手方向に対する若干の遊び隙間44a,44bが設けられる。なお、この遊び隙間44a,44bは、車両前後方向22への若干の移動を許容し得るものとするために、車両前後方向22に対して設けるようにしても良い。
加えて、インナケース11とアウタケース12との間には、長手方向の中央部の位置を規定可能な中央位置規定部46が設けられる。
この「中央位置規定部46」は、図8に示すように、アウタケース12内部の上面側に設けられたスライドガイド46aと、図9に示すように、インナケース11外部の下面側に設けられたガイド受46bとを備えている。スライドガイド46aとガイド受46bとは、アウタケース12に対するインナケース11の挿入方向へ延びると共に、摺動可能に嵌合されるものとされている。スライドガイド46aと、ガイド受46bとの形状は、図示のものに限るものではない。
(構成6)
図10の断面図に示すように、インナケース11と長尺基板3との間に、インナケース11に対する長尺基板3の長手方向の位置を規制可能な長手方向位置規制部47が設けられる。
この「長手方向位置規制部47」は、インナケース11の両端部またはその近傍の内部に設けられた一対の長手方向位置規制用爪部48と、長尺基板3の両端部またはその近傍に設けられた一対の長手方向位置規制用爪受部49などとされる。
上記した「長手方向位置規制用爪部48」は、インナケース11のC字状の縦連結部から横腕部とほぼ平行に延びるものとされる。この長手方向位置規制用爪部48は、長尺基板3に対して上面側から係止するものとされている。
また、「長手方向位置規制用爪受部49」は、例えば、一方が位置固定用に丸孔とされ、他方が誤差や熱膨張を吸収可能なように長手方向へ延びる長孔または長孔状の切欠部とされる。この丸孔および長孔などは長尺基板3の幅中央部などに対して設けられている。
なお、上記した基板ケース4の構造は、通常の基板に対しては特に必要なものではないが、ハーネス基板以外の長尺基板3に対しては広く適用することが可能である。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
長尺基板3は、インナケース11に収容した状態で、アウタケース12に収容される。
この際、長尺基板3は、他側部側から、インナケース11の一側部の長尺基板挿入口13へ、長尺基板3の板面と平行な方向に挿入される。また、長尺基板3を収容したインナケース11は、一側部側から、アウタケース12の他側部のインナケース挿入口14へ、長尺基板3の板面と平行な方向に挿入される。
インナケース11に収容された長尺基板3は、インナケース11の内部に設けられた基板挟着部15によって面直方向に挟着(または圧着)保持される。また、アウタケース12にインナケース11ごと収容された長尺基板3は、アウタケース12の内部に設けられた基板抑制部16によって面直方向にバタ付かない程度に抑えられる。このように、アウタケース12の側を基板抑制部16とすることにより、長尺基板3を抑えつつ、外部からの振動などの影響を長尺基板3へ伝え難くすることができる。
そして、アウタケース12は、被取付部材17に対して外部固定部18によって固定される。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)
基板ケース4を上下方向21に分割するのではなく、一側部側と他側部側とに(この場合には前後)分割して、基板挟着部15と基板抑制部16とで長尺基板3を面直方向に拘束する構造とすることにより、長尺基板3に対して基板ケース4を取付けるだけで、長尺基板3の歪みを効果的に抑えられるようになり、長尺基板3の歪みを抑制するために締結部材を(多数)用いる必要をなくすと共に、組立時における締結部材の締込量などによる長尺基板3に対する反り量の管理なども不要化することが可能となる。これによって、組付工数や部品コストを大幅に削減することも可能となる。
(効果2)
基板挟着部15が、長尺基板3の歪抑制ポイント31に設けられることにより、基板挟着部15によって効率的に長尺基板3の歪抑制を行うことができる。
(効果3)
長尺基板3のコネクタ装着部32または形状変化部33の位置を歪抑制ポイント31に設定することにより、長尺基板3の歪が生じ易い位置の大部分を補足して効果的に歪を抑制することができる。
(効果4)
インナケース11とアウタケース12とはケース固定部41によって係合固定される。そして、このケース固定部41を歪抑制ポイント31に設けることにより、一層効果的に長尺基板3の歪抑制を行うことができる。
(効果5)
インナケース11とアウタケース12との一方に係合片42を設け、他方に被係合部43を設けたため、インナケース11をアウタケース12に挿入することによって、ワンタッチでインナケース11とアウタケース12とを簡単且つ確実に係合固定することができる。
(効果6)
インナケース11と長尺基板3との間に設けた長手方向位置規制部47により、インナケース11に対する長尺基板3の長手方向の位置を確実に規制することができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
3 長尺基板
4 基板ケース
11 インナケース
12 アウタケース
13 長尺基板挿入口
14 インナケース挿入口
15 基板挟着部
16 基板抑制部
17 被取付部材
18 外部固定部
31 歪抑制ポイント
32 コネクタ装着部
33 形状変化部
41 ケース固定部
42 係合片
43 被係合部

Claims (5)

  1. 長尺基板を内部へ収容可能なインナケースと、
    該インナケースを前記長尺基板ごと内部へ収容可能なアウタケースとを備え、
    前記インナケースが、一側部に、前記長尺基板を他側部側から長尺基板の板面と平行な方向へ挿入可能な長尺基板挿入口を有すると共に、
    前記アウタケースが、他側部に、前記インナケースを一側部側から前記長尺基板の板面と平行な方向へ挿入可能なインナケース挿入口を有し、
    前記インナケースが、内部に、長尺基板を面直方向に挟着保持可能な基板挟着部を有すると共に、
    前記アウタケースが、内部に、長尺基板の面直方向に対するバタ付きを抑える基板抑制部を有し、
    前記アウタケースが、被取付部材に対して固定可能な外部固定部を有することを特徴とする基板ケース構造。
  2. 前記基板挟着部が、長尺基板の歪抑制ポイントに設けられたことを特徴とする請求項1記載の基板ケース構造。
  3. 前記歪抑制ポイントが、長尺基板のコネクタ装着部または形状変化部の位置とされることを特徴とする請求項2記載の基板ケース構造。
  4. 前記インナケースと前記アウタケースとの間に、前記歪抑制ポイントにて両者を固定可能なケース固定部が設けられたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の基板ケース構造。
  5. 前記ケース固定部が、前記インナケースと前記アウタケースとの一方に設けられた係合片および他方に設けられた被係合部であることを特徴とする請求項4記載の基板ケース構造。
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