JP2013009316A - 露出制御を行う撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

露出制御を行う撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】白とびや黒つぶれを検出するだけでなく、白とび又は黒つぶれ領域の撮像画像上での分布に応じた露出値制御をより有効に実現可能とする。
【解決手段】撮像部からの撮像画像信号に基づいて、画面全体頻度分布検出手段103が画面全体の明るさ頻度分布を検出する。画面全体頻度分布露出制御値算出手段104は、画面全体の明るさ頻度分布から画面全体頻度分布露出制御値を算出する。小領域明るさ検出手段105は、小領域を代表する明るさを検出する。小領域明るさ露出制御値算出手段106は、小領域ごとの明るさから小領域明るさ露出制御値を算出する。露出補正値算出手段107は、画面全体頻度分布露出制御値と小領域明るさ露出制御値に基づいて、露出補正値を算出する。露出値算出手段108が、露出補正値と撮像画像信号の露出値を用いて算出した露出値により、露出制御手段109は、露出制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体の明るさに応じて露出を制御して、撮像を行う撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
一般に、CCD又はCMOS等の固体撮像素子を用いた撮像装置では、撮像素子の露光量を、絞りやシャッタースピードによって調整することで撮像素子の露光量を制御している。例えば、撮像装置で明るいシーンを撮影する時には、シャッタースピードを速くすることにより、撮像画像に記録される被写体の明るさを適正な明るさに調整することができる。また、逆に撮像装置で暗いシーンを撮影する場合には、シャッタースピードを遅くすることにより、撮像画像に記録される被写体の明るさを適正な明るさに調整することができる。つまり、撮像装置では、露光量を制御することによって白とびや黒つぶれを抑制することができる。
従来の撮像装置では、白とびや黒つぶれを撮像画像信号の画面全体の明るさ頻度分布から検出し、それに応じて露光量の制御を行うことにより、白とびや黒つぶれを抑制する方法が提案されている(例えば、特許第4306750号参照)。
特許第4306750号
しかしながら、上述のような従来の撮像装置では、白とびや黒つぶれを検出することが可能であっても、白とびや黒つぶれ領域が撮像画像では分散しているのか、集中しているのかを判別することが難しい。
この理由について、図10(a)〜(d)を参照して説明する。図10(a)は、空の部分が集中して白とびしている撮像画像を示す図である。また、図10(b)は、点光源が複数存在し、前記点光源の部分が白とびしているため、白とびしている領域が分散している撮像画像を示す図である。図10(c)は、図10(a)の撮像画像の輝度頻度分布(ヒストグラム)を示す図である。図10(d)は、図10(b)の撮像画像の輝度頻度分布を示す図である。
図10(a)は、白とびしている領域が集中しており、図10(b)は、白とびしている領域が分散している。しかし、図10(c)と図10(d)を見ると、頻度分布の形状は、白とび領域の面積が等しいため、どちらも同じ形状をしている。
図10(a)の場合には、白とびしている領域が集中しているため、見た目に目立つ白とびになっている。また、白とびしている領域では、実際に階調がつぶれている可能性があるため、露光量を少なくするように露出制御を行うことで、空の階調を再現することができる可能性がある。
それに対して、図10(b)の場合には、白とびしている領域が分散しているため、視覚的にあまり目立たない。そのため、露光量を下げると、ノイズが撮像画像中に目立ってくるため、露光量を少なくするように露出制御すべきではない。つまり、視覚的に目立つ白とびだけをターゲットとして露出を制御することが望ましい。
しかしながら、従来の撮像装置には、図10(a)と図10(b)の2シーンを判別し、異なる露出制御を行えるものが無かった。
本発明の目的は、白とびや黒つぶれを検出するだけでなく、白とび又は黒つぶれ領域の撮像画像上での分布に応じた露出値制御を有効に実現できる撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体光を撮像して画像信号を出力する撮像部を備えた撮像装置において、前記画像信号に基づいて、画面全体の明るさ頻度分布を検出する第1の明るさ検出手段と、前記画面全体の明るさ頻度分布から第1の露出制御値を算出する第1の露出制御値算出手段と、前記画像信号を複数の小領域に分割し、当該小領域の明るさを検出する第2の明るさ検出手段と、前記第2の明るさ検出手段で検出した前記小領域ごとの明るさから第2の露出制御値を算出する第2の露出制御値算出手段と、前記第1の露出制御値と前記第2の露出制御値に基づいて、露出補正値を算出する露出補正値算出手段と、前記露出補正値と前記画像信号の露出値を用いて、露出値を算出する露出値算出手段と、前記露出値算出手段で算出された露出値に基づいて前記撮像部の露出制御を行う露出制御手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置の制御方法は、被写体光を撮像して画像信号を出力する撮像部を備えた撮像装置の制御方法であって、前記画像信号に基づいて、画面全体の明るさ頻度分布を検出する第1の明るさ検出ステップと、前記画面全体の明るさ頻度分布から第1の露出制御値を算出する第1の露出制御値算出ステップと、前記画像信号を複数の小領域に分割し、当該小領域の明るさを検出する第2の明るさ検出ステップと、前記第2の明るさ検出ステップで検出した前記小領域ごとの明るさから第2の露出制御値を算出する第2の露出制御値算出ステップと、前記第1の露出制御値と前記第2の露出制御値に基づいて、露出補正値を算出する露出補正値算出ステップと、前記露出補正値と前記画像信号の露出値を用いて、露出値を算出する露出値算出ステップと、前記露出値算出ステップで算出された露出値に基づいて前記撮像部の露出制御を行う露出制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置で、白とびや黒つぶれを検出し、白とび又は黒つぶれ領域の撮像画像上での分布に応じた露出値制御を実現できるという効果がある。
本発明の第1実施の形態に係る撮像装置の要部の概略ブロック図である。 本発明の第1実施の形態に係る撮像装置における撮像部の概略ブロック図である。 (a)(b)(c)(d)は、第1実施の形態に係る撮像装置における小領域明るさ検出部の機能を説明するための説明図である。 (a)は、第1実施の形態に係る撮像装置における画面全体頻度露出制御値算出部での黒つぶれ時の算出処理のフローチャートである。(b)は、画面全体頻度露出制御値算出部での白つぶれ時の算出処理のフローチャートである。 (a)(b)は、第1実施の形態に係る撮像装置における小領域明るさ検出部と小領域明るさ露出制御値算出部との動作を説明するための説明図である。 第1実施の形態に係る撮像装置における露出制御値決定処理のフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る撮像装置における撮像部の概略ブロック図である。 第2実施の形態に係る撮像装置における信号合成部の概略ブロック図である。 第2実施の形態に係る撮像装置における露出制御値決定処理のフローチャートである。 (a)(b)(c)(d)は、従来の問題点を説明するための説明図である。 第2実施の形態に係る撮像装置における制御補正量の求め方を例示する説明図である。 第2実施の形態に係る撮像装置における連続ブロック数による制御補正量の求め方を例示する説明図である。
(第1実施の形態)
まず、本発明の第1実施の形態に係る撮像装置について図1乃至図6を参照しながら説明する。本第1実施の形態に係る撮像装置は、撮像画像信号の画面全体頻度分布と、撮像画像信号の画面を小領域に分割されたものの小領域明るさと、に応じて白とび又は黒つぶれを防ぐように露出制御を行うように構成されている。
図1は、本実施の形態に係る撮像装置の要部の概略ブロック図である。101は、露出制御部109から渡される露出制御値に基づいて被写体光を撮像し、撮像画像信号を出力する撮像部である。また、102は、上述の撮像部101から出力される撮像画像信号を出力映像信号に変換を行う映像信号処理部である。103は、上述の撮像画像信号から画面全体の明るさの頻度分布を検出する画面全体頻度分布検出部である。104は、上述の画面全体頻度分布検出部103で検出される、撮像画像信号の画面全体頻度分布に応じて、画面全体頻度分布露出制御値を算出する画面全体頻度分布露出制御値算出部である。105は、上述の撮像画像信号による画面全体を複数の小領域に分割し、小領域を代表する明るさを検出する小領域明るさ検出部である。
106は、上述の小領域明るさ検出部105で検出する、撮像画像信号の小領域明るさに応じて、小領域明るさ露出制御値を算出する小領域明るさ露出制御値算出部である。107は、上述の画面全体頻度分布露出制御値と小領域明るさ露出制御値に基づいて露出補正値を算出する露出補正値算出部(露出補正値算出ユニット)である。108は、上述の露出補正値算出部107で算出する露出補正値と、撮像画像信号の現フレームの露出値に基づいて、次のフレーム撮像時の露出値を算出する露出値算出部(露出値算出ユニット)である。露出制御部109(露出制御ユニット)は、上述の露出値算出部108で算出する次のフレーム撮像時の露出値を、絞り制御値とシャッタースピード制御値に変換した撮像部101の制御値を、撮像部101に出力する。
次に、前述した撮像部101、画面全体頻度分布検出部103、画面全体頻度分布露出制御値算出部104、小領域明るさ検出部105及び小領域明るさ露出制御値算出部106について説明する。
図2に示すように、撮像部101は、撮像光学部201、絞り202、撮像素子部203、A/D変換部204、光学系駆動部205、タイミング制御部206を備える。このように構成された撮像部101は、被写体光を撮像し、撮像画像信号を出力する。
この撮像部101では、撮影の際に光学系駆動部205に駆動された撮像光学部201が、絞り202の面積を制御し、被写体光を撮像素子部203に導く。すると撮像素子部203は、CCDやCMOS等を使って被写体を撮像し、得られた被写体像を電気信号に変換してA/D変換部204へ出力する。この撮影の際にタイミング制御部206は、シャッタースピード制御値を撮像素子部203へ出力して、被写体光の露光時間を制御する。また、撮像素子部203から電気信号を受信したA/D変換部204は、アナログ信号をディジタル信号に変換する。
次に、本実施の形態に係る撮像装置における画面全体頻度分布検出部103について説明する。この画面全体頻度分布検出部103では、撮像画像信号の明るさ情報として、撮像画像信号の輝度値を用いる。画面全体頻度分布検出部103は、撮像画像信号の画面全体頻度分布として輝度値の上限又は下限から指定する輝度値までの撮像画像信号の画素をカウントした累積値を検出し、画面全体頻度分布露出制御値算出部104に出力する。
画面全体頻度分布検出部103では、図3(a)に例示するように、指定輝度値A1を撮像画像信号が扱うことができる輝度レンジの上限輝度値の例えば1%の輝度値とし、指定輝度値である図3(b)のA2を輝度レンジの上限輝度値の例えば10%とする。さらに、この画面全体頻度分布検出部103では、指定輝度値である図3(c)のA3を、輝度レンジの上限輝度値の例えば99%とし、指定輝度値である図3(d)のA4を、輝度レンジの上限輝度値の例えば90%とする。
そして、この画面全体頻度分布検出部103では、撮像画像信号の画面全体の画素明るさ集中度合いを検出することにより撮像画像信号の画面全体頻度分布を検出する。この画面全体輝度分布検出部103は、指定した下限輝度値から2つの異なった、図3(a)に示す指定輝度値A1までのカウント値であるX1と、指定輝度値図3(b)に示すA2までのカウント値であるX2を検出する。また、この画面全体頻度分布検出部103は、指定した上限輝度値から2つの異なった、図3(c)に示す指定輝度値A3までのカウント値であるX3と、図3(d)に示す指定輝度値A4までのカウント値であるX4とを検出する。
本実施形態では、予めユーザが黒つぶれ、あるいは白とびのどちらを少なくする画像が欲しいかに応じて、黒つぶれを減少させる露出制御と白とびを減少させる露出制御を選択させる。ユーザの選択(不図示のインターフェースからの指示)に応じて画面全体頻度分布検出部103は、後述する黒つぶれ時の画面全体頻度分布露出制御値の算出処理と白とび時の画面全体頻度分布露出制御値の算出処理とを切り換える。また、初めに上述したX1〜X4を検出し、X1とX3の大小関係、あるいはX2とX4の大小関係によって自動的に黒つぶれ、白とびの何れを減少させる画面全体頻度分布露出制御値の算出処理にするかを切り換えても良い。例えば、X1>X3であれば黒つぶれ時の画面全体頻度分布露出制御値の算出処理を行う。
なおここで、撮像画像信号の画素明るさとしては、撮像画像信号の色信号に変換する前の画素値又は色信号に変換した後のR、G、Bの各成分いずれかの画素値を用いても良い。またカウント値については、必ずしも1画素単位での精度のカウントは必要ではない。例えばカウント値は、撮像画像信号の全画素数に占める1パーセントの画素数をカウント値1とすることも可能である。このときの画素のカウント値は、撮像画像信号における画素の割合として表すこともできる。
黒つぶれ時の画面全体頻度分布露出制御値の算出について説明する。画面全体頻度分布露出制御値算出部(以下「制御値算出部」と称する)104は、図3(a)のカウント値X1と図3(c)のカウント値X3とを比べ、図3(a)のカウント値X1が大きい場合に撮像画像信号中に黒つぶれの占める割合が多いことを検出する。すなわち、制御値算出部104(以下処理済み)は、黒つぶれを改善する画面全体頻度分布露出制御値の算出を行う。
図4(a)を参照して黒つぶれ時の画面全体頻度分布露出制御値の算出処理を説明する。この黒つぶれ時の画面全体頻度分布露出制御値の算出処理は、制御値算出部104によって、撮像装置で撮影を行う際に開始され、黒つぶれを検出するための判定を実行する。制御値算出部104は、図3(a)に示すように、例えば、撮像画像信号の画素カウント値X1が全カウント値の1%以上の場合に黒つぶれと判別(ステップS401aでYES)する。そして、黒つぶれと判別した場合に、制御値算出部104は、ステップS402aに移る。また、制御値算出部104は、例えば、撮像画像信号の画素カウント値X1が全カウント値の1%未満の場合に、黒つぶれ無しと判別し(ステップS401aでNO)、ステップS403aに進む。
次に、ステップS402aでは、制御値算出部104が、画面全体頻度分布露出制御値Ehに値Caを設定して本処理を終了する。この画面全体頻度分布露出制御値Ehの値Caは、図3(a)に示すカウント値X1が全画素カウント値の1%未満になるような値である。
次に、制御値算出部104は、黒つぶれが無いと判定してステップS403aに進んだ場合に、黒浮きが起こらない適切な露出値かどうかを判定する。このとき、制御値算出部104は、図3(a)のカウント値X1と図3(b)のカウント値X2を用いて、(X2−X1)が全カウント値の10%以上か否かを判定することにより、黒浮きが起こらない適切な露出値か否かを判定する。
ここで黒浮きの画像とは、画像の輝度値の頻度分布を解析したときに暗部に画素が殆ど存在しないような画像である。黒浮きの画像では、暗部が持ち上がってしまいコントラストが低い画像になってしまう場合があるので、黒浮きが起こらない露出値の判定を行う。
この制御値算出部104は、上述した(X2−X1)が10%以上のカウント値を持つと判定した場合、即ち黒浮きが起こらない適切な露出値であると判定した場合に、ステップS404aへ進む。また、制御値算出部104は、10%以内のカウント値を持つと判定した場合、即ち黒浮きが起こっている可能性のある露出値であると判定した場合に、ステップS405aへ進む。
この制御値算出部104は、ステップS404aへ進んだ場合に、黒つぶれが検出されなく、かつ黒浮きが起こらない適切な露出値である場合なので、画面全体頻度分布露出制御値Ehを0に設定する。そして、制御値算出部104は、本処理を終了する。
また、制御値算出部104は、ステップS405aへ進んだ場合に、黒浮きが減少するように画面全体頻度分布露出制御値Ehに値Daに設定して本処理を終了する。なお、制御値算出部104は、画面全体頻度分布露出制御値CaとDaとをあらかじめ適切に設定された固定値として不図示の記憶部に格納しているものとする。例えば、制御値算出部104は、ステップS402aのステップの場合に正の値、ステップS405aの場合に負の値を設定しても良い。なお、画面全体頻度分布露出制御値CaとDaとは、Caが正、Daが負の符号であれば、絶対値が等しい値であっても、異なる値であっても良い。
次に、白飛び時の画面全体頻度分布露出制御値の算出処理について図4(b)を参照して説明する。制御値算出部104は、図3(a)のカウント値X1と図3(c)のカウント値X3とを比べ、図3(c)のカウント値X3の値が大きい場合に、撮像画像信号中に白とびの占める割合が多いことを検出する。すなわち、白とびを改善するために白飛び時の画面全体頻度分布露出制御値の算出処理を行う。
この白飛び時の画面全体頻度分布露出制御値の算出処理は、撮像装置で撮影を行う際に開始され、制御値算出部104が白とびを検出するための判定を実行する。
制御値算出部104は、図3(c)に示すように、例えば、カウント値X3が、撮像画像信号の全画素カウント値の1%以上のカウント値を持つ場合に白とびと判別する(ステップS401bでYES)。そして、制御値算出部104は、白とびと判定した場合に、ステップS402bへ進む。また、制御値算出部104は、カウント値X3が、撮像画像信号の全画素カウント値の1%未満のときに白とび無しと判別して(ステップS401bでNO)、ステップS403bへ進む。
次に、白とびと判定された場合のステップS402bでは、制御値算出部104が、画面全体頻度分布露出制御値Ehとして値Cbを設定して本処理を終了する。この画面全体頻度分布露出制御値Ehの値Cbは、制御値算出部104は、図3(d)のカウント値X4が全画素カウント値の1%未満になるような値である。
次に、制御値算出部104は、白とびが無いと判定してステップS403bに進んだ場合に、白さがりが起こらない適切な露出値かどうか判定する。このとき、制御値算出部104は、図3(c)のカウント値X3と図3(d)のカウント値X4を用いて、(X4−X3)が全カウント値の10%以上かを判定することにより、白さがりが起こらない適切な露出値か否かを判定する。
ここで、白さがりの画像とは、画像の輝度値の頻度分布を解析すると明部に画素が殆ど存在しないような画像である。白さがりの画像では、全体的に暗い画像になってしまう場合があるため、白さがりが起こらない露出値か否かを判定する必要がある。
制御値算出部104は、上述した(X4−X3)が全カウント値の10%以上と判定した場合、即ち白さがりが起こらない適切な露出値であると判定した場合に、ステップS404bへ進む。また、制御値算出部104は、全カウント値の10%以内と判定した場合、即ち白さがりが起こる可能性のある露出値であると判定した場合に、ステップS405bへ進む。
この制御値算出部104は、ステップS404bへ進んだ場合に、白とびが検出されなく、かつ白さがりが起こらない適切な露出値である場合なので、画面全体頻度分布露出制御値Ehを0とする。そして、制御値算出部104は、この場合に露出の制御を行わず、本処理を終了する。
また、制御値算出部104は、ステップS405bへ進んだ場合に、白下がりが解消されるように画面全体頻度分布露出制御値Ehを値Dbに設定する。なお、制御値算出部104は、画面全体頻度分布露出制御値CbとDbとを固定値として設定する。例えば、制御値算出部104は、ステップS402bの場合に正の値、ステップS405bの場合に負の値を設定しても良い。この後、制御値算出部104は、本処理を終了する。なお、画面全体頻度分布露出制御値CbとDbとは、Cbが負、Dbが正の符号であれば、絶対値が等しい値であっても、異なる値であっても良い。
次に、本実施の形態に係る撮像装置に設けられた小領域明るさ検出部について、図5(a)を参照して説明する。小領域明るさ検出部105及び小領域明るさ露出制御値算出部106による露出制御値の算出は、図4(a)、図4(b)のステップS401a、ステップS401bにおいてX1が1%以上、あるいはX3が1%以上でYESである場合に行われる。小領域明るさ検出は、画面全体で黒つぶれあるいは白とびが起こっている状態で、さらに画面全体における黒つぶれあるいは白とびの分散の程度を検出するためである。
小領域明るさ検出部105では、撮像画像信号の画面全体を小領域ブロックに分割し、小領域の明るさを検出する。各々の小領域ブロックは、それぞれが小領域ブロックの位置を表すアドレス情報を持つ。例えば、図5(a)に示す小領域ブロックでは、均等に縦横を7×7の小領域ブロックに分割されている。この小領域明るさ検出部105では、小領域の明るさとしての小領域ブロック内の平均輝度値を、小領域明るさ露出制御値算出部106に出力する。
なお、小領域ブロックは、上述の構成に限ったものではなく、ブロックの大きさを縦と横で違うサイズに構成しても良いし、小領域に分割したブロックのサイズを全て均等なサイズにせず、異なる大きさのブロックにしても良い。この小領域明るさ検出部105は、小領域ブロックに対して各画素の輝度値に対してメディアンフィルタ処理を行い、メディアンフィルタ処理の結果を小領域ブロックの小領域明るさとしても良い。この小領域明るさ検出部105は、小領域ブロック内の撮像画像信号の輝度値頻度分布に応じた値を有する信号強度積算値を小領域ブロックの小領域明るさとして算出してもよい。あるいは、この小領域明るさ検出部105では、所定値以上(設定された閾値以上)の輝度の画素数を小領域ブロックの小領域明るさとしても良い。さらにまた、所定値以下(設定された閾値以下)の輝度の画素数を小領域ブロックの小領域明るさとしても良い。
次に、撮像装置の小領域明るさ露出制御値算出部106について、図5(b)を参照して説明する。
小領域明るさ露出制御値算出部106は、設定された閾値である所定値以下又は所定値以上の小領域明るさを持つ小領域ブロックを検出し、小領域露出制御値を算出する。例えば、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値を、小領域明るさ露出制御を行うかどうかの2値で表す。即ち、小領域明るさ露出制御値は、後述の露出補正値Er算出に用いられる乗算値Eaであり、その値を0又は1に設定することにより、小領域明るさ露出制御の実行又は不実行が設定されることになる。
この小領域明るさ露出制御値算出部106は、例えば、白とびを改善する小領域明るさ露出制御値を算出する場合に、輝度値200以上の小領域のブロックを検出する。この小領域明るさ露出制御値算出部106は、輝度値200以上の小領域のブロックが検出された場合に、白とびしている領域が撮像画像信号中の小領域のブロックにまとまっていると判断する。この場合、小領域明るさ露出制御値算出部106は、撮像画像信号が撮像された際の露出値を低く制御する必要がある。すなわち、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値を1とする。
逆に、小領域明るさ露出制御値算出部106は、輝度値200以上の小領域のブロックが検出されない場合に、撮像画像信号中に小領域のブロック内で白とび領域があっても、白とびしている領域が分散していると判断する。この場合に小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御を行う必要がないと判断する。そして小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値を0とする。
小領域明るさ露出制御値算出部106は、黒つぶれを改善する小領域明るさ露出制御値を算出する場合に、例えば、輝度値50以下の小領域ブロックを検出する。また、小領域明るさ露出制御値算出部106は、輝度値50以下の小領域ブロックが検出された場合に、黒つぶれしている領域が撮像画像信号中の小領域ブロックにまとまっていると判断する。この場合に小領域明るさ露出制御値算出部106は、撮像画像信号が撮像された際の露出値を低く制御する必要があると判断する。そして、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値を1とする。
逆に、小領域明るさ露出制御値算出部106は、輝度値50以下の小領域ブロックが検出されない場合に、黒つぶれしている領域が分散していると判断する。この場合、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域のブロック内が黒つぶれしていないか又は黒つぶれしている領域が分散していると判断するので、小領域明るさ露出制御を行う必要がないと判定する。そして小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値を0とする。
また、小領域明るさ露出制御値算出部106は、輝度値が所定値以上又は所定値以下である検出された小領域ブロック間の連続性(小領域ブロックが連続している範囲)を検出し、それに応じて小領域明るさ露出制御値を算出しても良い。この場合に小領域明るさ露出制御値算出部106は、検出された小領域ブロックの範囲を検出する所定領域範囲検出ユニットを構成することになる。例えば、小領域明るさ露出制御値算出部106は、3ブロック(連続性の閾値)以上である小領域ブロックの連続性が検出されない場合に、小領域明るさ露出制御値を0にする。また、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域ブロックが3ブロック(連続性の閾値)以上の連続性を検出した場合に、小領域明るさ露出制御値を1とする。
小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域のブロックのサイズによって、小領域ブロックの連続性を検出し小領域明るさ露出制御値を算出するか、連続性を検出せず小領域明るさ露出制御値を算出するか、を選択しても良い。例えば、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域のブロックのサイズが指定サイズよりも小さい場合に、小領域ブロックの連続性を検出する。逆に小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域のブロックのサイズが指定サイズよりも大きい場合に、小領域ブロックの連続性を検出せず、小領域明るさ露出制御値を算出する。
また、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値を0又は1の2値で設定する以外の方法を行っても良い。例えば、小領域明るさ露出制御値算出部106は、輝度値が所定値以上又は所定値以下であると検出された小領域ブロックの連続ブロック数(以下「連続ブロック数」と称する)に応じて、小領域明るさ露出制御値を算出してもよい。例えば、小領域明るさ露出制御値算出部106は、連続ブロック数が5ブロック以上のときに所定値を小領域明るさ露出制御値とし、連続ブロック数が1ブロック以上5ブロック未満の時には所定値の50%を小領域明るさ露出制御値とする。
ここで、黒つぶれを改善する小領域明るさ露出制御値は、符号を正にする。また、白とびを改善する小領域明るさ露出制御値は、符号を負にする。さらに、連続ブロック数が0の場合には、小領域明るさ露出制御値を0とする。
次に、上述した第1実施の形態の撮像装置における画面全体の露出値決定処理(以下処理済み)を、図6を参照して説明する。
この撮像装置では、使用者が撮像のため露出を決める操作を行うと、撮像装置における画面全体の露出制御値決定処理の動作が開始する。そして、この撮像装置では、制御値算出部104が、図4(a)図4(b)で示したように、撮像部101から出力される撮像画像信号から画面全体頻度分布露出制御値Ehを算出する(ステップS601)。次に、図4(a)、図4(b)で示したステップS401a、ステップS401bにおける判定結果がYESかNOかで次のステップを切り換える(ステップS602)。すなわち、ステップS401a、あるいはステップS401bでYESであった場合にはステップS603に進み、ステップS401a、あるいはステップS401bでNOであった場合にはステップS605に進みEaの算出は行わない。ステップS603では、小領域明るさ露出制御値算出部106が、図5(a)、図5(b)で示したように、小領域明るさ露出制御値Eaを算出する。
次に、露出補正値算出部107は、画面全体頻度分布露出制御値Ehを小領域明るさ露出制御値算出部106から算出される小領域明るさ露出制御値Eaによって補正して、露出補正値Erを算出する(ステップS604)。
露出補正値算出部107(露出補正値算出ユニット)は、小領域明るさ露出制御値Eaが0のとき、画面内に固まって明るい個所が少ないということで露出補正値Erを0にする。逆に、露出補正値算出部107(露出補正値算出ユニット)は、小領域明るさ露出制御値Eaが1のとき、画面全体頻度分布露出制御値Ehを露出補正値Erにする。すなわち、Er=Eh*Eaとする。
ここで、露出補正値算出部107は、小領域明るさ露出制御値Eaが0の場合は、画面全体頻度分布露出制御値Ehの一部の値を露出補正値Erにすることを行っても良い。すなわち、例えばEr=α*Eh+(1−α)Ea*Eh,0<α<1とすると、Eaが0のときErはα*Eh、Eaが1のときErはEhとなる。これにより、画面全体では黒つぶれあるいは白とびの割合が大きくても、固まって明るい個所あるいは暗い個所が少ない場合には補正を弱めることができる。
ステップS605では、画面全体において黒つぶれあるいは白とびの少ない画像であると判定されているので、Eaの算出は行わず、画面全体頻度分布露出制御値Ehを露出補正値Erにする。
次に、露出値算出部108(露出値算出ユニット)は、撮像画像信号の露出値Etに、ステップS604又はステップS605で算出される露出補正値Erを加える処理をする(ステップS606)。次に、露出制御部109(露出制御ユニット)は、露出値算出部108(露出値算出ユニット)で算出された露出値Etを撮像部101に設定すると、撮像部101が、画像を撮像する(ステップS607)。
次に、露出制御部109は、所定の動作で露出値が確定されたか否かを判別し(ステップS608)、所定の動作で露出値が確定されたと判断した場合(ステップS608でYES)に、本処理を終了する。本実施形態では、露出補正値Erが所定回数ゼロであったときに、露出補正値が収束したと判断して露出値が確定されたと判定する。また、露出制御部109は、露出値が確定されなかったと判断した場合(ステップS608でNO)に、ステップS601へ戻り、ステップS601〜ステップS607を繰り返す。具体的に説明すると、静止画撮影においては、フォーカスがロックされたときに、露出値が確定する場合もある。また、静止画撮影においては、指定回数のループ処理が終われば、処理が終了するようにしても良い。
一方、動画撮影の場合には、常時、図6に示すステップS601〜ステップS607の処理が行われているので、撮影ボタンが押された場合に処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、画面全体頻度分布から得られる露出制御値と画面内を小領域に分けたときの小領域における明るさから得られる小領域明るさ露出制御値に基づいて露出制御を行う。これにより、白とびや黒つぶれを検出するだけでなく、白とび又は黒つぶれ領域の撮像画像上での分布に応じた露出値制御を有効に実現できる。
また、露出補正値算出部107は、小領域明るさ露出制御値算出部106から算出される小領域明るさ露出制御値Eaを、画面全体頻度分布露出制御値Ehによって補正する処理を行っても良い。なお、この場合、画面全体頻度分布露出制御値Ehは、前述のように、制御値算出部104によって算出され、例えば、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値Eaを0又は1の2値ではなく多値で算出する処理を行う。
即ち、この変形例においては、制御値算出部104は、ステップS402aにおいて画面全体頻度分布露出制御値Ehとして1を算出する。また、ステップS404aにおいてはEhとして0を、ステップS405aにおいてはEhとして黒浮きを解消するために−1を算出する。
逆に、制御値算出部104は、ステップS402bにおいて画面全体頻度分布露出制御値Ehとして−1を算出する。また、ステップS404bにおいてはEhとして0を、ステップS405bにおいてはEhとして白下がりを解消するために1を算出する。
ここで、露出補正値算出部107は、画面全体頻度分布露出制御値Ehが1の場合に、小領域明るさ露出制御値Eaを露出補正値Er、Ehが0の場合にErを0に、Ehが−1の場合に−EaをErとする。
以下、本発明の第2実施の形態に係る撮像装置について図7乃至図9を参照しながら説明する。本第2実施の形態に係る撮像装置は、第1露出値と、第1露出値に比べて相対的に露出値が高い第2露出値とのそれぞれ異なる露出値の撮像画像信号を合成した広ダイナミックレンジ撮像画像信号の露出制御が可能となるように構成される。本第2実施の形態に係る撮像装置は、白とびと黒つぶれの両方を改善する広ダイナミックレンジ撮像画像信号の露出制御を実行可能に構成されている。
以下、本第2実施の形態に係る撮像装置について図7を参照して説明する。なお、前述した第1実施の形態に係る撮像装置と同一の部分には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
図7は、第2実施の形態に係る撮像装置の概略ブロック図で、701は、第1露出値の撮像画像信号と第2露出値の撮像画像信号を合成し、合成画像信号を出力する信号合成部である。この信号合成部701では、2つの異なる露出値で撮像された撮像画像信号の合成処理を実行可能である。例えば、この場合に信号合成部701では、まず所定の輝度値を設定する。そして例えば第1露出値の撮像画像信号において所定の輝度値よりも高い輝度値の領域に対応する合成後の画像信号として、低露光画像信号である第1露出値の撮像画像信号の画素信号を取得する。また、第1露出値の撮像画像信号において所定の輝度値よりも低い輝度値の領域に対応する合成後の画像信号として、高露光画像信号である第2露出値の撮像画像信号の画素信号を取得する。そして、第1露出値と第2露出値の撮像画像信号間の露光比に基づいて、両撮像画像信号のどちらか一方の信号強度を他方の信号強度に合わせて、同じレベルの信号強度となるようにゲイン補正を行う。また、通常のガンマ補正と合わせて前記ゲイン補正を行うようにしても良い。
具体的には、この信号合成部701では、第1露出値と第2露出値との露光比が1:10であるとする。この場合には、第1露出値の撮像画像信号は第2露出値の撮像画像信号の光量10分の1となるため、第1露出値の撮像画像信号の信号強度に10のゲインを乗算すれば第2露出値の撮像画像信号と同レベルの信号強度となる。また、第2露出値の撮像画像信号の信号強度を10で割った信号強度に合わせて画像を合成することもできる。なお、上述した以外の本第2実施の形態に係る撮像装置は、前述した図1に示す第2実施の形態に係る撮像装置に係る撮像装置と同様の構成を有する。
この撮像装置の信号合成部701は、広ダイナミックレンジ撮像画像信号の露出制御を実行可能とするため、図8に示すように、画像記憶部801と、合成処理部802とを備える。
この撮像装置では、広ダイナミックレンジ撮像画像信号の露出制御を実行するため、撮像部101が、第1露出値の撮像画像信号と第2露出値の撮像画像信号として、2つの異なる露出値で交互に連続して撮像する。このようにして撮像された撮像画像信号は、一旦、信号合成部701の画像記憶部801に保存される。
その後、撮像部101が合成する最後の撮像画像信号を撮像したときに、合成処理部802は、画像記憶部801に含まれる撮像画像信号と最後の撮像画像信号とを用いて、少なくとも2枚の撮像画像信号を合成する。例えば、合成処理部802は、第1露出値と第2露出値を持つ撮像画像信号を合成する場合に、第1露出値と第2露出値の撮像画像信号を信号強度のレベル合わせを行い、合成画像信号を出力する。
次に、本第2実施の形態に係る撮像装置で実行される広ダイナミックレンジ撮像画像信号の生成における撮像画像信号の露出制御について説明する。
広ダイナミックレンジ撮像画像信号の生成における撮像画像信号の露出制御では、第1露出値Et1と、第1露出値Et1に比べ相対的に高い露光量を持つ第2露出値Et2の2つの異なる露出値を用いた制御を行う。このため、撮像部101は、第1実施の形態と異なり、第1露出値の撮像画像信号と第2露出値の撮像画像信号とを交互に取得する操作を行う。
次に、上述した第2実施の形態の撮像装置における2つの露出値を用いた場合の露出値決定処理を、図9を参照して説明する。この撮像装置では、使用者が撮像のため露出を決める操作を行うと、撮像装置における2つの露出値を用いた場合の露出値決定処理の動作が開始する。この2つの露出値を用いた場合の露出値決定処理では、第1露出値の露出制御を先に行う。このため、前処理として、撮像部101は、第1露出値の撮像画像信号を取得しておく。
撮像装置では、制御値算出部104が、撮像部101から出力される第1露出値Et1の撮像画像信号から画面全体頻度分布露出制御値Ehを算出する(ステップS901)。ここで第1露出値Et1は、白とびを起こさない画像を得るための露出値であるので、ステップS901では、第1の実施形態における図4(b)に示した白とび時の画面全体頻度分布露出制御値算出処理を行う。次に、ステップS902では、ステップS901の算出処理の結果に応じて、すなわち図4(b)に示した露出値算出処理のステップS401bにおける判定結果がYESかNOかで次のステップを切り換える。ステップS401bでYESであった場合にはステップS903に進み、ステップS401bでNOであった場合にはステップS905に進み小領域明るさ露出制御値Eaの算出は行わない。ステップS903では、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値Eaを算出する。
次に、露出補正値算出部107は、第1の実施形態と同様に、画面全体頻度分布露出制御値Ehに対して、小領域明るさ露出制御値算出部106で算出された小領域明るさ露出制御値Eaにより補正して、露出補正値Erを算出する(ステップS904)。
一方、ステップS905では、画面全体において白とびの少ない画像であると判定されているので、小領域明るさ露出制御値Eaの算出は行わず、画面全体頻度分布露出制御値Ehを露出補正値Erにする。
次に、露出値算出部108は、撮像画像信号の露出値Etに、ステップS904又はステップS905で算出される露出補正値Erを加えて第1露出値Et1を算出する(ステップS906)。次に、上述のようにして得られた第1露出値Et1を撮像部101に保存する(ステップS907)。
次に、露出制御部109は、第2露出値を設定するため、撮像部101に保存されている第2露出値Et2を読み出す。そして、露出制御部109は、第2露出値Et2で撮像部101を制御して、第2露出値Et2で撮像された撮像画像信号を得る(ステップS908)。
次に、制御値算出部104は、撮像部101から出力された第2露出値で撮像された撮像画像信号から画面全体頻度分布露出制御値Ehを算出する(ステップS909)。ここで第2露出値Et2は、黒つぶれを起こさない画像を得るための露出値であるので、ステップS909では、第1の実施形態における図4(a)に示した黒つぶれ時の画面全体頻度分布露出制御値算出処理を行う。次に、ステップS910では、ステップS909の露出値算出処理の結果に応じて、すなわち図4(a)に示した露出値算出処理のステップS401aにおける判定結果がYESかNOかで次のステップを切り換える。ステップS401aでYESであった場合にはステップS911に進み、ステップS401aでNOであった場合にはステップS913に進み小領域明るさ露出制御値Eaの算出は行わない。ステップS911では、小領域明るさ露出制御値算出部106は、小領域明るさ露出制御値Eaを算出する。
次に、露出補正値算出部107は、第1の実施形態と同様に画面全体頻度分布露出制御値Ehに対して、小領域明るさ露出制御値算出部106から算出される小領域明るさ露出制御値Eaにより補正して、露出補正値Erを算出する(ステップS912)。
一方、ステップS913では、画面全体において黒つぶれの少ない画像であると判定されているので、小領域明るさ露出制御値Eaの算出は行わず、画面全体頻度分布露出制御値Ehを露出補正値Erにする。次に、露出値算出部108は、撮像画像信号の露出値Etに、ステップS912又はステップS913で算出される露出補正値Erを加えて第2露出値Et2を算出する(ステップS914)。
次に、露出制御部109は、所定の動作で露出値が確定されたか否かを判別し、所定の動作で露出値が確定されたと判断した場合(ステップS915でYES)に、本処理を終了する。本実施形態では、露出補正値Erが所定回数0であったときに、露出補正値が収束したと判断して露出値が確定されたと判定する。また、露出制御部109は、露出値が確定されなかったと判断した場合(ステップS915でNO)に、ステップS916へ進み第2露出値Et2を保存する。
次に、露出制御部109は、撮像部101に保存されている第1露出値Et1を読み出し、第1露出値Et1で撮像部101を制御する。撮像部101は、第1露出値Et1を設定して撮像し、撮像画像信号を得る(ステップS917)。
次に、露出制御部109は、前述したステップS901へ戻り、ステップS915で露出値が決定したと判断されるまで、ステップS901〜ステップS914を繰り返す。なお、上述した2つの露出値を用いた場合の露出値決定処理では、第1露出値の露出制御を先に行ったものについて説明したが、第2露出値の露出制御を先に行っても良い。
この撮像装置では、上述した図9に示す2つの露出値を用いた場合の露出値決定処理によって決定された第1露出値の撮像画像信号と第2露出値の撮像画像信号とから、信号合成部701が、合成画像信号を作成する。
また、図9に示す2つの露出値を用いた場合の露出制御値決定処理では、適切な第1露出値と第2露出値の決定を、それぞれ異なる露出値で撮像された撮像画像信号で行うものについて説明した。しかし、この2つの露出値を用いた場合の露出制御値決定処理では、合成処理部802の出力である合成画像に基づいて、適切な第1露出値と第2露出値の決定を行うようにしても良い。この場合には、合成画像に対して、図6のフローチャートに従った露出制御動作を行うことによって、第1露出値と第2露出値の適切な露出値を求めることが可能である。
要するに、本実施の形態に係る撮像装置では、撮像画像信号の画面全体頻度(第1の明るさ)分布を検出して白とび又は黒つぶれを防ぐよう露出制御を行う。この際に、この撮像装置では、白とび又は黒つぶれ領域が、撮像画像上で分散しているか又は集中しているかを検出し、その度合いに応じて制御補正量を調整し、よりノイズが低減された良好な画像を得ようとするものである。さらに、この撮像装置では、白とび又は黒つぶれを検出するためのエリアであるブロックで輝度値がそれぞれの所定値と比べて高い又は低いブロックの連続性を検出し、その連結性の度合い即ち輝度値がそれぞれの所定値と比べて高い又は低いと判定された連続するブロックの数(連続ブロック数)に応じて制御補正量を調整し、より適切な画像を得ようとするものである。
このため、撮像装置は、撮像画像信号の画面全体頻度分布を検出して白とび及び黒つぶれを防ぐよう露出制御を行うための画面全体頻度分布検出部103及び画面全体頻度分布露出制御値算出部104を備える。
この撮像装置は、白とび又は黒つぶれ領域が撮像画像上で分散しているか又は集中しているかの度合いに応じて制御補正量を調整するために、小領域明るさ検出部105(第2の明るさ検出ユニット)及び小領域明るさ露出制御値算出部106(第2の露出制御値算出ユニット)を備える。
そして、この撮像装置では、画面全体頻度分布露出制御値算出部104(第1の露出制御値算出ユニット)の出力値と、小領域明るさ露出制御値算出部106の出力値とが、露出補正値算出部107に入力される。この露出補正値算出部107は、画面全体頻度分布露出制御値(第1の露出制御値)及び小領域明るさ露出制御値(第2の露出制御値)に基づいて、より適切な露出補正値を算出して出力する。この撮像装置では、露出補正値算出部107から出力された露出補正値を利用して、シャッタースピード(被写体光の露光時間)や絞り等の機能を制御することにより、露出制御を行って、適切に撮像する。
次に、この撮像装置で、小領域明るさ検出部105において、白とび又は黒つぶれ領域が撮像画像上で分散しているか又は集中しているかを検出するためのエリアの設定について具体的に説明する。
本実施の形態に係る撮像装置を検証したところ、画像中の1%の全面積のエリアに、白飛び又は黒潰れが集中し固まっている状態に至ると、白飛び又は黒潰れとして目立つことが判明した。そこで、本実施の形態に係る撮像装置では、白飛び又は黒潰れの検出エリア(小領域ブロック;IPXX)として設定する1ブロックの大きさを、画像の全面積の1%の割合とすることが理論的には望ましい。
但し、この撮像装置では、検出領域となる1ブロックの大きさを細かく設定するほど処理時間が増加し、小領域明るさ検出部105の構成が複雑化して、大型化してしまう。そこで、本実施の形態に係る撮像装置では、これらの条件を勘案して撮像装置を適切に設計するため、白飛びまたは黒潰れの検出エリアとして設定する1ブロックの大きさを、画像の全面積の5%に設定する構成が実際上は望ましいと考えられる。
なお、白飛び又は黒潰れの検出エリアとして設定する1ブロックの大きさは、撮像装置における画像の大きさに依存するので、実際に撮像装置の画面を観察して白飛び又は黒潰れが目立つと判断される大きさを基準に考える。さらに、1ブロックの大きさは、撮像装置を適切に設計するための条件を勘案して、適宜決定する。
また、この撮像装置では、1ブロック内に、どれだけ設定された閾値である所定値以上の画素値を持つ画素が含まれているかによって白飛びが集中しているかどうかを判定する。
ここで、1ブロック内が全部白飛び画素と判定された場合(100%に近い)は、制御量を小さくするように補正しないように構成しても良い。また逆に、1ブロック内に白飛び画素が無いと判定された場合(0%に近い場合)には、制御量を限界まで小さくなるように補正するように構成しても良い。
具体的に、この撮像装置では、図11に示すように、下限割合(ここでは10%)と上限割合(ここでは80%)を設定する。さらに、図11に示すように、0−1までの間の係数αを設定する。そして、1ブロック内で白飛び画素(又は黒潰れ画素)と判定された割合(%)に対応した係数αを最大補正量に乗算することで、制御補正量を求める。
次に、この撮像装置で、白とび又は黒つぶれを検出するためのエリアである各ブロックで輝度値がそれぞれの所定値と比べて高い又は低いと判定されたものの連続性(連続ブロック数)を検出し、より大きな領域を対象として白飛び又は黒つぶれの点在度合いを広い領域で検出する場合について説明する。すなわち、白とび又は黒つぶれが同時に発生している相互に隣接した小領域ブロックのグループに存在する、小領域ブロックの数である、連続ブロック数を検出する。連続ブロック数は、近くに白飛び又は黒つぶれが点在しているか、一群となるようにまとまって存在するかを判別するために利用される。
具体的に、この撮像装置では、図12に示すように、下限連続ブロック数と上限連続ブロック数を設定する。さらに、この撮像装置では、図10に示すように、0−1までの間の係数βを設定する。そして、この撮像装置では、連続ブロック数に対応した係数βを最大補正量に乗算することで、連続ブロック数による制御補正量を求める。ここで、下限連続ブロック数と上限連続ブロック数とは、ブロックのサイズと連動し設定する必要がある。そこで、下限連続ブロック数と上限連続ブロック数との設定方法としては、まず、ブロックのサイズを前述した白飛び又は黒潰れの検出エリアとして設定する1ブロックの大きさを決定する。次に、決定されたサイズのブロックにおいて、その連続ブロック数がどの位になれば白飛びとして目立ち始めるか(上限割合)、目立たなくなるか(下限割合)を主観的な評価等で決定する。
この撮像装置では、前述のような、白とび又は黒つぶれ領域が撮像画像上で分散しているか又は集中しているかの度合いに応じて求めた制御補正量と、連続ブロック数による制御補正量とを利用する。これにより、この撮像装置では、撮像画像信号の画面全体頻度分布を検出して白とび又は黒つぶれを防ぐよう露出制御を行う場合より、撮像画面に影響するノイズを低減することができる。また、この撮像装置では、ある一定量の白飛びあるいは黒潰れが、あるエリアに全て集中せず周囲にある程度固まって点在している場合と、全体に分散して点在している場合とで、白飛び又は黒潰れの主観的な目立ち度が変わる。そこで、この撮像装置では、例えば、白飛びが周囲にある程度固まっている場合には白飛びが目立つので、撮像時の露出画像の露出時間を短くするように制御する。また、この撮像装置では、例えば、白飛びが、全体に分散して点在している場合に、主観的に白飛びが目立ちにくくなるため、撮像時の画像の露出時間を長くするように制御し、ノイズの少ない画像を作成することができる。
また、この撮像装置は、ダイナミックレンジが広い合成画像信号を生成するものである。このため、この撮像装置では、通常の撮影の場合に、カメラに収めることができる光量に限界があるため、黒潰れをしないように頻度分布による補正を行うと、明るいところは白飛びしやすくなる。逆に、白飛びをしないように頻度分布による補正を行うと、暗いところが黒潰れする。そこで、この撮像装置では、広いダイナミックレンジ合成画像を撮影することにより、白飛びしないような低露出画像と黒潰れしないような高露出画像を生成して、白飛びと黒潰れを起こさない画像を作成することができる。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記録媒体(記憶媒体)としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
101 撮像部
102 映像信号出力部
103 画面全体頻度分布検出部
104 画面全体頻度分布露出制御値算出部
105 小領域明るさ検出部
106 小領域明るさ露出制御値算出部
107 露出補正値算出部
108 露出値算出部
109 露出制御部
701 信号合成部
801 画像記憶部
802 合成処理部

Claims (16)

  1. 被写体光を撮像して画像信号を出力する撮像部を備えた撮像装置において、
    前記画像信号に基づいて、画面全体の明るさ頻度分布を検出する第1の明るさ検出手段と、
    前記画面全体の明るさ頻度分布から第1の露出制御値を算出する第1の露出制御値算出手段と、
    前記画像信号を複数の小領域に分割し、当該小領域の明るさを検出する第2の明るさ検出手段と、
    前記第2の明るさ検出手段で検出した前記小領域ごとの明るさから第2の露出制御値を算出する第2の露出制御値算出手段と、
    前記第1の露出制御値と前記第2の露出制御値に基づいて、露出補正値を算出する露出補正値算出手段と、
    前記露出補正値と前記画像信号の露出値を用いて、露出値を算出する露出値算出手段と、
    前記露出値算出手段で算出された露出値に基づいて前記撮像部の露出制御を行う露出制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記露出値算出手段は、
    前記画像信号として、露光量が相対的に少ない低露光画像信号の第1露出値と、露光量が相対的に多い高露光画像信号の第2露出値との、少なくとも2つの異なる露出値を算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記露出補正値算出手段は、
    前記第1の露出制御値算出手段により算出される前記第1の露出制御値を、前記第2の露出制御値算出手段により算出される前記第2の露出制御値に基づいて補正して、前記露出補正値を算出することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記露出値算出手段により前記第1露出値が算出される場合において、前記第2の露出制御値算出手段は、前記第2の明るさ検出手段が検出した小領域の明るさが設定された閾値以上となるときに、露光量がより少なくなるように前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記露出値算出手段により前記第1露出値が算出される場合において、前記第2の露出制御値算出手段は、第2の明るさ検出手段が検出した小領域の明るさが設定された閾値以下となるときに、露光量がより多くなるように前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 前記露出値算出手段により前記第2露出値が算出される場合において、前記第2の露出制御値算出手段は、第2の明るさ検出手段が検出した小領域の明るさが設定された閾値以下となるときに、露光量がより多くなるように前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  7. 前記露出値算出手段により前記第2露出値が算出される場合において、前記第2の露出制御値算出手段は、第2の明るさ検出手段が検出した小領域の明るさが設定された閾値以上となるときに、露光量がより少なくなるように前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  8. 前記第2の明るさ検出手段により検出される小領域の明るさが設定された閾値以上又は設定された閾値以下の明るさ情報をもつ小領域の範囲を検出する所定領域範囲検出手段をさらに備え、
    前記第2の露出制御値算出手段が、前記所定領域範囲検出手段から検出される小領域の範囲に応じて前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  9. 前記露出値算出手段により前記第1露出値が算出される場合において、所定領域範囲検出手段により検出される小領域ブロックがつながっている範囲が、範囲の閾値以上の場合に、露光量がより少なくなるように前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 前記露出値算出手段により前記第1露出値が算出される場合において、所定領域範囲検出手段により検出される小領域ブロックがつながっている範囲が、範囲の閾値以下の場合に、露光量がより多くなるように前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  11. 前記露出値算出手段により前記第2露出値が算出される場合において、所定領域範囲検出手段により検出される小領域ブロックがつながっている範囲が、範囲の閾値以下の場合に、露光量がより多くなるように前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  12. 前記露出値算出手段により前記第2露出値が算出される場合において、所定領域範囲検出手段により検出される小領域ブロックがつながっている範囲が、範囲の閾値以下の場合に、露光量がより少なくなるように前記第2の露出制御値が算出されることを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  13. 第2の明るさ検出手段は、小領域の各画素が持つ信号強度積算値を小領域の明るさとして検出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  14. 被写体光を撮像して画像信号を出力する撮像部を備えた撮像装置の制御方法であって、前記画像信号に基づいて、画面全体の明るさ頻度分布を検出する第1の明るさ検出ステップと、
    前記画面全体の明るさ頻度分布から第1の露出制御値を算出する第1の露出制御値算出ステップと、
    前記画像信号を複数の小領域に分割し、当該小領域の明るさを検出する第2の明るさ検出ステップと、
    前記第2の明るさ検出ステップで検出した前記小領域ごとの明るさから第2の露出制御値を算出する第2の露出制御値算出ステップと、
    前記第1の露出制御値と前記第2の露出制御値に基づいて、露出補正値を算出する露出補正値算出ステップと、
    前記露出補正値と前記画像信号の露出値を用いて、露出値を算出する露出値算出ステップと、
    前記露出値算出ステップで算出された露出値に基づいて前記撮像部の露出制御を行う露出制御ステップと、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  15. 請求項14に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータにより実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムをコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体。
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