JP5371717B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラやビデオカメラなどの撮像装置により撮影された画像を用いた自動シーン判定に関するものである。
従来のビデオカメラ等の撮像装置では、ユーザが撮影シーンに合わせて適切なシーンモードを選択していた。ビデオカメラを使い慣れたユーザであれば現在撮影中のシーンに最適なシーンモードはどれかが分かるが、使い慣れていないユーザは専らオートモードで撮影することが殆どである。また、使い慣れてきて最適シーンモードが分かるようになってきたとしても、ユーザは撮影中は被写体を追いかけることに精一杯であり、急なシーンの変化があったときに、モードを切り替える余裕は殆ど無い。特に、スポットライトモードでの撮影が効果的なシーンは主被写体が白飛びしているシーンであり、ユーザが適切にスポットライトモードを選択しなければ、主被写体の情報が失われることとなる。具体的には、結婚披露宴の新郎新婦の入場のシーンなど、会場が真暗になっている中で新郎新婦がスポットライトを浴びているシーンは、背景がとても暗くで中央部がとても明るいためオートモードであるとスポットライトの中は白飛びしてしまう。
一方、最近では画像処理ICやCPUの性能向上により様々な自動シーン検出を行うようになってきた。例えば、特許文献1では、ヒストグラムから撮影シーンを検出し、それに応じた測光枠の重点比率を変化させることにより、スポットライトシーンなどヒストグラムが暗部と明部に分かれているシーンで主被写体が適正露出になるようにしている。
特開平05−056331
しかしながら、上記従来例ではユーザが自分でシーンを判断してモードを切り替える必要があり、撮影中は被写体を追うことや画角をあわせることに精一杯でシーンを判定する余裕は無く、適切なモードで撮影できない。又、カメラ画自動でシーン判定をしても上記従来例では画面中の明るさ分布状態を見ていないため、白黒の格子状のパターンであったとしてもスポットライトシーンであるかどうかの正確な判断はつかないという欠点があった。従って、スポットライトシーンではない通常シーンでも明るい部分を重視して測光してしまい、主被写体がアンダーになるなど不都合な撮影結果が得られてしまっていた。
本発明は、上述した問題点を解決するためのものであり、自動的により正確なスポットライトシーン判定を行うことができるようにする。
上述の問題点を解決するために、本発明の画像処理装置は、撮影画像の輝度分布を検出する分布検出手段と、前記撮影画像の特定部分と当該特定部分の周辺部分との輝度値の差分を算出する第1の算出手段と、前記特定部分において閾値以上の輝度値を有する領域に関する評価値を算出する第2の算出手段と、前記分布検出手段の検出結果、前記第1の算出手段の算出結果、及び前記第2の算出手段の算出結果に基づいて、前記撮影画像の撮影されたシーンがスポットライトシーンか否かの判定を行う判定手段と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、画面中の明るさの分布や、画面中の輝度差、画面中の高輝度割合を用いることにより、ヒストグラムなどの輝度分布だけを見るより正確なスポットライトシーン判定を行うことが出来る。
本発明の実施形態のデジタルビデオカメラの構成を示すブロック図 本発明の実施形態において測光値を取得する為の測光枠を示した図 本発明の実施形態において画面中の明るさの分布状態を示した図 本発明の実施形態において画面中の明るさ分布を判定する為のフローチャート 本発明の実施形態においてシーン検出後の露出制御を行う為の測光枠を示した図 本発明の実施形態においてのシーン判別のための制御を示したフローチャート
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態のデジタルビデオカメラの構成を示すブロック図である。110は被写体の結像用レンズ、120は入射光量を制御する絞り機構、130は絞り機構120を駆動する絞り駆動モーター、140は絞り駆動モーター130を駆動する絞り機構駆動部、150は絞り機構120の位置を検出する絞り位置検出部である。200は入射した光を光電変換するセンサである。210はセンサ200を制御し光電変換された信号を読み出すとともに信号の蓄積時間を制御(いわゆる電子シャッタ)したり、センサからの電荷の読み出しを加算して読み出すのか非加算で読み出すのか間引いて読み出すのかなどを制御するセンサ駆動部である。220はセンサ200で光電変換された信号をサンプリングするサンプルホールド部、230はサンプルホールド部220から出力された画像信号を電気的に増幅するゲイン部である。240はアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器(以下、A/D変換器と称す)である。250は、画像信号に対してガンマ補正後、色分離、色差マトリクス等の処理を施した後に、同期信号を加え標準テレビジョン信号を生成したりする制御機能を有した画像処理部(以下DSPと称す)である。260は動画や静止画を記録しておくことの出来る記録媒体、270は画像を表示する液晶パネル、280はDSP250に処理命令を出すマイクロコンピュータである。
251は画面を複数に分割したメッシュ枠ごとに測光値を取得したり、画面上の任意のエリアの測光値を取得したり、任意の閾値以上、又は以下の輝度値を持った画素数をカウントすることの出来る測光値取得部である。なお、測光値の求め方には様々なものが存在するが、本実施形態での測光値は分割枠等の領域単位でそこに含まれる各画素の輝度値を加算平均した値とする。図2は測光値取得部にて設定される、測光値を取得する為の枠を示す図である。図2(a)は、画面を複数のエリアにメッシュ状に分割した図であり、それぞれの枠から測光値Ya0からYa15まで取得することが出来る。また、図2(b)は画面全体の測光枠設定を示した図であり、この枠からYb0という測光値を取得することが出来る。図2(c)は画面中央部(実線)の測光枠設定を示した図であり(点線は画面全体を示す)、この枠からYc0という測光値を取得することが出来る。最後に、図2(d)は画面中央部(実線)の測光枠設定を示した図であり(点線は画面全体を示す)、この枠に対して輝度閾値th1を設定することにより、設定された輝度値以上の画素数N1を取得することが出来る。
281は測光値取得部251から出力されたメッシュ枠の各枠ごとの測光値(図2(a))を各行列ごとに加算平均を行い、その加算平均結果から画面上の明るさの分布(輝度分布)を検出する明るさ分布検出部である。282は測光値取得部251から出力された画面全体と画面中央部の測光値(図2(b)(c))を用いて、画面全体と中央部の輝度の差分算出を行う輝度差算出部である。283は測光値取得部251から出力された画面中央部のある閾値以上の画素数(図2(d))を用いて、画面中央部における高輝度画素の割合を算出する高輝度画素割合算出部である。
以上、DSP250及びマイクロコンピュータ280において、本実施形態のシーン判別のための特徴的な機能を有する各ユニットを説明したが、これら各ユニットはハードウェアとして実現するだけでなく、その一部をソフトウェアとして実現してもよい。その場合、例えば、DSP250及びマイクロコンピュータ280に含まれる不図示のCPUが、各ユニットの機能を後述の各フローチャートに沿ってプログラムモジュールとして実行する。
ここで、明るさ分布検出部281と輝度差算出部282と高輝度画素割合算出部283の動作について詳細に説明する。
まず、明るさ分布検出部281について説明する。このユニットにより画面の明るさの分布が山状になっているかどうかを判別することが出来る。その判別方法を以下に説明する。
測光値取得部251から出力されたメッシュ枠の各枠ごとの測光値を、各行列ごとに加算平均を行う。その様子を図3に示す。列の加算平均結果をメッシュ枠の上部に示し、行の加算平均結果をメッシュ枠の右側に示す。それぞれの加算平均結果は下記の(式1)のようになる。
Ysum1=(Ya0+Ya4+Ya8+Ya12)/4
Ysum2=(Ya1+Ya5+Ya9+Ya13)/4
Ysum3=(Ya2+Ya6+Ya10+Ya14)/4
Ysum4=(Ya3+Ya7+Ya11+Ya15)/4
Ysum5=(Ya0+Ya1+Ya2+Ya3)/4
Ysum6=(Ya4+Ya5+Ya6+Ya7)/4
Ysum7=(Ya8+Ya9+Ya10+Ya11)/4
Ysum8=(Ya12+Ya13+Ya14+Ya15)/4 ・・・(式1)
ここで、Ysum1からYsum4までの列において最大測光値を検索する。図3の場合、Ysum3が最大測光値を有している。従って、Ysum3が列の中で最大測光値であることをYmaxとしてマイクロコンピュータ内の不図示のメモリに記憶しておく。その後、最大測光値を有しているYsum3の列をから一列左の値Ysum2を参照する。するとYsum3>Ysum2であることが分かる。従って、Ysum2が現在の最小測光値でありYminとしてマイクロコンピュータに記憶しておく。更に、Ysum2の列をから一列左の値Ysum1を参照する。するとYsum2>Ysum1であることが分かる。従って、Ysum1が現在の最小測光値でありYminとしてマイクロコンピュータに記憶しておく。Ysum1の左の列は存在しないので、Ysum3の列からYsum1の列までは輝度の凹凸はなく、測光値は小さくなりつづけていることが判別できる。Ysum3の列から右側の列に対しても同様に処理する。Ysum3の列をから一列右の値Ysum4を参照する。するとYsum3>Ysum4であることが分かる。従って、Ysum4が現在の最小測光値でありYminとしてマイクロコンピュータに記憶しておく。Ysum4の右の列は存在しないので、Ysum3の列からYsum4の列までは輝度の凹凸はなく、測光値は小さくなりつづけていることが判別できる。すると画面の水平方向の明るさの分布としてはYsum3の列を中心として山状となっていることが判別できる。
次に、Ysum5からYsum8までの列において最大測光値を検索する。図3の場合、Ysum6が最大測光値を有している。従って、Ysum6が列の中で最大測光値であることをYmaxとしてマイクロコンピュータ内に記憶しておく。その後、最大測光値を有しているYsum6の列をから一行下の値Ysum7を参照する。するとYsum6>Ysum7であることが分かる。従って、Ysum7が現在の最小測光値でありYminとしてマイクロコンピュータに記憶しておく。更に、Ysum7の行をから一行下の値Ysum8を参照する。するとYsum8>Ysum7であることが分かる。ここで、記憶したYminよりも大きな値になったので、その測光値の差分(Ydiff=Ysum8−Ymin)をマイクロコンピュータに記憶しておく。また、Ysum7が現在の最小測光値であり続けている為Yminの更新は行わない。Ysum8の下の行は存在せずYdiffを参照すると0ではないので、Ysum6の行からYsum8の行までで輝度の凹凸が存在している。この段階では画面の垂直方向の明るさ分布が山状ではない可能性がある。Ysum6の行から上側の列に対しても同様に処理する。Ysum6の行から一行上の値Ysum5を参照する。するとYsum6>Ysum5であることが分かる。従って、Ysum5が現在の最小測光値でありYminとしてマイクロコンピュータに記憶しておく。Ysum5の上の行は存在しないので、Ysum6の列からYsum5の列までは輝度の凹凸はなく、測光値は小さくなりつづけていることが判別できる。ここで、先に出てきたYdiffの値が0よりも大きかった場合、Ydiffの値が加算平均測光値の和(Ysum_sum=Ysum5+Ysum6+Ysum7+Ysum8)の10%以下であればほぼ垂直方向に山状であると判定できる。
以上のように算出した結果、行列すなわち画面の垂直方向、水平方向ともに山状であると言えるので、画面全体は山状になっていると判定できる。この処理をフローチャート図4で説明する。
図4のステップS101において、メッシュ枠から出力される測光値を行ごとに加算平均をし、ステップS102に進む。
ステップS102ではステップS101で求めた複数の加算平均測光値のうち最大測光値を持つ業を検索する。ここではその行がn行目であったとする。その最大値をYsum(n)とする。
ステップS103ではステップS102で検索された最大測光値Ysum(n)を持つ行nのその値を初期値としてそれぞれYmaxとYminに記憶する(Ymax=Ymin=Ysum(n))。
ステップS104ではn行目の一つ上の行であるn−1行目の加算平均測光値を取得し現在地Ynowとして記憶し、ステップS105に進む(Ynow=Ysum(n−1))。
ステップS105では、n行目とn−1行目の加算平均測光値であるYsum(n)とYnow(Ysum(n−1))を比較し、Ysum(n)の方が大きければ、ステップS107に進み、小さければステップS106に進む。
ステップS106では、YminとYnowとの差分をYdiffに加算し、ステップS108に進む(Ydiff(n−1)=Ydiff(n)+Ynow−Ymin)。
ステップS105にてYsum(n)の方が大きい場合(ステップS107)に進んだら、最小値を現在の値で更新し、ステップS108に進む(Ymin=Ynow)。
ステップ108では、一番端の行であるかを確認し、一番端の行ではなかったらステップS104に戻り、一番端の行であればステップS109へ進む。
ステップS104に進んだ場合、更に上の行へ移行し、一番端の行であるとステップS108で判定されるまで繰り返す。
ステップS109ではステップS106にて差分を加算しつづけた結果であるYdiff(0)の各行の加算平均測光値の和Ysum_sumに対しての割合を求め、ステップS110に進む(Ydiv=(Ydiff×100)/Ysum_sum)。
ステップS110ではステップS109で算出された結果がある一定値以下であるか(ここでは10%とする)を判定し、10%未満であればステップS111に進み、10%以上であればステップS112に進む。
そして最後に、ステップS111では画面の垂直方向の明るさの分布は山状になっていると判断され、ステップS112では画面の垂直方向の明るさの分布は山状になっていないと判断される。そして、処理を終了する。
以上、説明してきたフローチャートは、行の最大測光値から上方向に向かったときの形状判定を行ったが、行の下方向や、列の両方向についても同じフローを行い、全てステップS210に到達すれば、画面全体は山状になっていると判定する。一つでもステップS220に到達してしまえば、画面全体は山状になっていないと判定する。
この画面の明るさの分布が山状になっているかどうかを明るさ分布検出部281にて判定し、スポットライトシーンであると判定する為の第一の条件となる。
次に、輝度差算出部282の動作について説明する。輝度差算出部282は画面中央部と画面全体との明るさの違いを算出して撮影されている被写体の画像がスポットライトシーンの可能性が高いかどうかを判定するユニットである。図2(b)は撮影画像の画面全体に測光枠が設定されている図であり、そこからはYb0という測光値が出力される。また、図2(c)は画面中央部に測光枠が設定されている図であり、そこからはYc0という測光値が出力される。ここでは、下記(式2)のように、Yc0とYb0の比率により輝度差を算出する。中央測光値が全体の測光値に対して2Ev以上明るければ(4倍以上明るければ)、スポットライトシーンであると判定する為の第二の条件となる。
Yratio=Yc0/Yb0,Yratio>2.0 ・・・(式2)
ここで、画面中央部の設定されている測光枠は必ずしも画面の中央で固定である必要は無く、明るさ分布検出部281で検出された画面上のピーク位置を中心とした枠の大きさを設定してもよい。むしろ、明るさ分布検出部281で検出された画面上のピーク位置に連動した方が、スポットライトモードをより正確な判定ができるようになる。
最後に、高輝度画素割合算出部283の動作について説明する。高輝度画素割合算出部283は画面中央部にどれだけ補正すべき高輝度な画素が存在するかを判定して、撮影されている被写体がスポットライトシーンの可能性が高いかどうかを判定するユニットである。図2(d)は画面中央部に測光枠が設定されている図であり、本実施形態では図2(c)を同じ位置、大きさに設定されている。これは、スポットライトシーンは画面中央部が画面周辺部より明るくなっており、かつ暗く補正すべき明るい被写体がその中に含まれているという意味で設定されているものであるが、必ずしも一致する必要は無い。例えば、図2(c)で設定されている枠より、(d)で設定されている枠が小さくても同等の効果が得られるものであるからである。更に言えば、画面中央部の設定されている測光枠は必ずしも画面の中央で固定である必要は無く、明るさ分布検出部281で検出された画面上のピーク位置を中心とした枠の大きさを設定してもよい。むしろ、明るさ分布検出部281で検出された画面上のピーク位置に連動した方が、明るいエリアが一致することによりスポットライトモードをより正確な判定ができるようになる。
中央の測光枠に対して輝度閾値Th1をマイクロコンピュータ280より設定し、その閾値Th1を超えている画素をカウントし、マイクロコンピュータ280の不図示のメモリに画素の個数N1として記憶させる。この閾値は例えば白飛び仕掛けているような100IRE以上のレベルに設定すると良い。また、中央の測光枠の中にいる画素数(N0)はあらかじめ枠の大きさ設定の中で分かっている。したがって、中央の測光枠の中に白飛び仕掛けている100IRE以上の画素が、中央の測光枠の画素数にたいしてどのくらい存在するかを
Nratio=N1×100/N0 ・・・(式3)
で表すことが出来る。そして、この比率Nratioが30%を超えたらスポットライトシーンであると判定する為の第三の条件となる。
以上述べてきたように、第一の条件として明るさ分布検出部281の出力、第二の条件として輝度差算出部282の出力、第三の条件として高輝度画素割合算出部283の出力がスポットライト判定部284に入力される。そして、全ての条件がスポットライトを指し示しているとき、現在撮影しているシーンがスポットライトであると判定される。その結果、スポットライト判定部284から評価値算出部285へ、測光方法をピーク測光に切り替えるよう命令を出す。ピーク測光とは図5に示すように画面中の測光エリア(例えば、図2(a)と同様の分割エリア)のうち最大輝度部Y10があらかじめ決められた目標値になるように露出を変更する測光のことである。そして、評価値算出部285はピーク測光を実行して評価値を算出する。算出された評価値は露出制御部286に入力されて絞り機構駆動部131や、センサ駆動部210、ゲイン230に命令を出し、AEを動作させる。そのAEした結果が再び測光値取得部251に入力され、測光値が評価値算出部285に出力され、その中で再びピーク測光の評価値が算出され、評価値が適正になるまでIRISやシャッタ、ゲインを動作させる。
続いて、これまで述べてきた制御に関して、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、画面中央枠の位置を固定の場合は図6(a)、画面中央位置を明るさ分布検出部の結果を用いて可変させる場合は図6(b)である。まず図6(a)から説明する。
ステップS201にて、明るさ分布検出部281により行と列の加算平均を算出することにより画面上の明るさの分布を検出し、ステップS202に進む。
それと平行してステップS203にて、輝度差算出部282により画面中央部と画面周辺部の輝度差を算出し、ステップS204に進む。
更に、ステップS201、S203の処理に平行して、ステップS205にて、高輝度画素割合算出部283により、画面中央部における高輝度画素の割合を算出し、ステップS206に進む。
ステップS202にて、明るさ分布の形が山型であると判定したらステップS204に進み、山型ではないと判定されたら処理を終了する。
ステップS204にて、画面中央部と画面周辺部の輝度差2Ev以上であればステップS206へ進み、2Ev未満であれば処理を終了する。
ステップS206にて、画面中央部における高輝度画素の割合が10%以上で有ればステップS207に進み、10%未満であれば処理を終了する。
ステップS207でスポットライトモードであると判定し、処理を終了する。
ここでステップS201、S203、S205の算出順序は不問であり、それぞれの判定、算出の結果が全て真になれば、スポットライトモードであると判定を行う。
この処理とは異なり、中央の枠位置が明るさ分布検出部281の検出結果により変化する場合のフローを図6(b)にて説明する。
ステップS301にて、明るさ分布検出部281により行と列の加算平均を算出することにより画面上の明るさの分布を検出し、ステップS302に進む。
ステップS302にて、明るさ分布の形が山型であると判定したらステップS303に進み、山型ではないと判定されたら処理を終了する。
ステップS303にて、ステップS301で検出したときに導き出される山のピークのメッシュ枠を中心として中央枠を設定し、ステップS304とステップS305へ進む。
ステップS304にて、輝度差算出部282により画面中央部と画面周辺部の輝度差を算出し、ステップS306に進む。
更に、ステップS304の処理に平行して、ステップS306にて、高輝度画素割合算出部283により、画面中央部における高輝度画素の割合を算出し、ステップS307に進む。
ステップS306にて、画面中央部と画面周辺部の輝度差2Ev以上であればステップS307へ進み、2Ev未満であれば処理を終了する。
ステップS307にて、画面中央部における高輝度画素の割合が10%以上で有ればステップS308に進み、10%未満であれば処理を終了する。
ステップS308でスポットライトモードであると判定し、処理を終了する。
ここでステップS304、S306の算出順序は不問であり、それぞれの検出結果、算出結果が全て真になれば、スポットライトモードであると判定を行う。
このようにして、自動でシーンがスポットライトであることを検出した後に、画面中の最大輝度部を適正露出に合わせるように露出制御する。これにより、例えば、結婚式のスポットライトを浴びたウェディングドレスを着た花嫁など撮影する場合、撮影者は白飛びしかけている主被写体が適正な明るさで撮影することができる。そして、画面中の明るい部分だけを見ているだけではないため、スポットライトシーン以外は通常の測光を行うことが出来、シーンに応じて正しい露出を保つことが出来る。更に、自動で検出する為、撮影者は撮影モードを気にすることなく画角合わせに集中することができ、操作によるブレや被写体の見失いなど無く画角という意味でもきれい撮影することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。例えば、本発明のシーン判定は、ビデオカメラ等の撮像装置で実現されるものでなくても、例えば、撮像装置と接続して撮影画像を入力及び処理するパーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置において実現されてもよい。その場合は、発明の一部又は全部は、PCのCPU及びメモリ等のハードウェアを用いて実行される、アプリケーションソフトウェアにより実現される。
251 測光値取得部
281 明るさ分布検出部
282 輝度差検出部
283 高輝度画素割合算出部
284 スポットライト判定部
285 評価値算出部

Claims (8)

  1. 撮影画像の輝度分布を検出する分布検出手段と、
    前記撮影画像の特定部分と当該特定部分の周辺部分との輝度値の差分を算出する第1の算出手段と、
    前記特定部分において閾値以上の輝度値を有する領域に関する評価値を算出する第2の算出手段と、
    前記分布検出手段の検出結果、前記第1の算出手段の算出結果、及び前記第2の算出手段の算出結果に基づいて、前記撮影画像の撮影されたシーンがスポットライトシーンか否かの判定を行う判定手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記分布検出手段により検出された輝度分布が山状に変化していない場合、前記撮影画像の撮影されたシーンがスポットライトシーンであると判定しないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記分布検出手段は、前記撮影画像を複数の測光エリアに分割した各エリアの測光値を行ごと及び列ごとに加算したそれぞれの値に基づいて、前記撮影画像の輝度分布を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の算出手段は、前記評価値として、前記特定部分において前記閾値以上の輝度値を有する領域の割合を算出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記第1の算出手段により算出された前記差分が所定値以上でない場合、前記撮影画像の撮影されたシーンがスポットライトシーンであると判定しないことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記第2の算出手段により算出された前記評価値が所定の条件を満たさない場合、前記撮影画像の撮影されたシーンがスポットライトシーンであると判定しないことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記特定部分は、前記分布検出手段の検出結果に基づいて設定されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 撮影画像の輝度分布を検出する分布検出ステップと、
    前記撮影画像の特定部分と当該特定部分の周辺部分の輝度値の差分を算出する第1の算出ステップと、
    前記特定部分において閾値以上の輝度値を有する領域に関する評価値を算出する第2の算出ステップと、
    前記分布検出ステップの検出結果、前記第1の算出ステップの算出結果、及び前記第2の算出ステップの算出結果に基づいて、前記撮影画像の撮影されたシーンがスポットライトシーンか否かの判定を行う判定ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
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