JP3938833B2 - 露出制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、撮影画面の輝度に基づいて露出値を決定し、該決定した露出値に基づいて露出をおこなう露出制御装置に関し、特に、主要な被写体が高輝度である場合でも適正な露出制御をおこなうことができる露出制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置においては、露出アンダーによって撮影画像が真っ暗になったり、露出オーバーによって撮影画像が真っ白になってしまうことを防止する技術として、露出を適切に自動調整する露出制御技術が知られている。
【0003】
この露出制御技術は、被写体の明るさと撮像素子(CCD)の感度に基づいて最善の露出結果が得られる露出値(絞りの開き具合とシャッタ速度の組み合わせ)を決定する技術である。一般的には、撮影レンズを通して撮影画面の平均輝度を算出して、平均輝度が高い(被写体が明るい)場合には、高い露出値で撮影することによって撮影画像が真っ白になってしまうことを防止し、一方、平均輝度が低い(被写体が暗い)場合には、低い露出値で撮影することによって撮影画像が真っ黒になってしまうことを防止している。
【0004】
ここで、撮影画面の平均輝度を算出する方式としては、撮影画面の全体の平均輝度を算出する平均測光方式、撮影画面の中央部の輝度を重視して平均輝度を算出する中央重点測光方式、撮影画面の特定部分の輝度のみを用いて平均輝度を算出するスポット測光方式、撮影画面を複数部分に分割し、それぞれの部分の輝度情報によるパターン分析によって平均輝度を算出するマルチパターン測光方式などがある。
【0005】
ところで、図10(a)に示すように、撮影画面内に周囲の輝度に比べて非常に高い輝度のスポット光などが存在する場合、スポット光の部分の輝度を用いて撮影画面の平均輝度を算出すると、高い平均輝度が算出されて露出値も高くなる。この場合の撮影画像は、図10(b)に示すように、スポット光部分の画像については真っ白になってしまうことを防止できるが、スポット光部分の周囲(被写体)の画像については露出アンダーによって黒くなってしまう。
【0006】
このように撮影画面の一部分の明るさによって撮影画像全体が露出アンダーになって黒く写ってしまうことを防止するために、上記した測光方式においては、高輝度カット処理がおこなわれている。この高輝度カット処理は、撮影画面において所定の輝度閾値よりも高い輝度を有する画素(以下、「高輝度画素」と言う)について、この高輝度画素の輝度を輝度閾値以下の所定の低輝度に置換して平均輝度を算出するものである。
【0007】
この従来技術によれば、置換後の低輝度を用いて撮影画面の平均輝度を算出することで、露出値も低くなるので、撮影画面の一部の明るさによって撮影画像全体が露出アンダーになってしまうことを防止することができる。
【0008】
【発明が解消しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術は、あくまでも一律に高輝度画素の輝度を輝度閾値以下の所定の低輝度に置換するものであるので、適正な露出制御をおこなう程度に限界がある。
【0009】
すなわち、上記従来技術は、撮影画面上において高輝度画素が集合した高輝度部分を主要な被写体として撮影したい場合でも、この高輝度画素の輝度を輝度閾値以下の所定の低輝度に置換するので、露出値も低くなる。このため、この低い露出値で撮影すると、高輝度部分は白飛びをおこしてしまうので、高輝度部分を主要な被写体として的確に捉えつつ適正な露出制御をおこなうことができないという問題点があった。
【0010】
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するため、主要な被写体が高輝度である場合でも適正な露出制御をおこなうことができる露出制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る露出制御装置は、撮影画面の輝度に基づいて露出値を決定し、該決定した露出値に基づいて露出制御をおこなう露出制御装置において、前記撮影画面を所定の領域に分割して複数の領域を生成する領域生成手段と、前記領域生成手段によって生成された領域ごとに、該領域を形成する画素のうち所定の輝度閾値よりも高い輝度を有する高輝度画素を計数し、該計数した高輝度画素計数値が所定の計数閾値よりも大きいか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記高輝度画素計数値が所定の計数閾値よりも大きいと判定された場合には、前記高輝度画素が有する輝度そのものを用いて前記平均輝度を算出し、前記判定手段によって前記高輝度画素計数が所定の計数閾値以下であると判定された場合には、前記高輝度画素が有する輝度を前記所定の輝度閾値以下の所定の低輝度に置換して平均輝度を算出する平均輝度算出手段と、前記平均輝度算出手段によって算出された領域の平均輝度に基づいて露出値を決定する露出値決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
この請求項1の発明によれば、領域生成手段が、前記撮影画面を所定の領域に分割して複数の領域を生成し、判定手段が、前記領域を形成する画素のうち所定の輝度閾値よりも高い輝度を有する高輝度画素を計数し、該計数した高輝度画素計数値が所定の計数閾値よりも大きいか否かを判定し、前記平均輝度算出手段が、前記判定手段によって前記高輝度画素計数値が所定の計数閾値よりも大きいと判定された場合には、前記高輝度画素が有する輝度そのものを用いて前記平均輝度を算出し、前記判定手段によって前記高輝度画素計数が所定の計数閾値以下であると判定された場合には、前記高輝度画素が有する輝度を前記所定の輝度閾値以下の所定の低輝度に置換して前記平均輝度を算出することとしたので、高輝度部分が主要な被写体であるか否かを的確に判断して、主要な被写体が高輝度である場合でも適正な露出制御をおこなうことができる。
【0015】
また、請求項2の発明に係る露出制御装置は、請求項1の発明において、前記輝度閾値、計数閾値および低輝度をパラメータ群として複数組記憶するパラメータテーブルをさらに備え、前記判定手段および前記平均輝度算出手段は、撮影状況に応じて前記パラメータ群を選択することを特徴とする。
【0016】
この請求項2の発明によれば、パラメータテーブルが、前記輝度閾値、計数閾値および低輝度をパラメータ群として複数組記憶し、前記判定手段および前記平均輝度算出手段が、撮影状況に応じて前記パラメータ群を選択することとしたので、逆行補正や順光補正などの露出補正をおこなう場合でも、適正な露出制御をおこなうことができる。
【0017】
また、請求項3の発明に係る露出制御装置は、請求項2の発明において、前記パラメータテーブルは、前記領域生成手段によって生成される領域ごとに前記パラメータ群を記憶し、前記判定手段および前記平均輝度算出手段は、前記領域生成手段によって生成された領域に応じて前記パラメータ群を選択することを特徴とする。
【0018】
この請求項3の発明によれば、前記パラメータテーブルが、前記領域生成手段によって生成される領域ごとに前記パラメータ群を記憶し、前記判定手段および前記平均輝度算出手段が、前記領域生成手段によって生成された領域に応じて前記パラメータ群を選択することとしたので、測光方式などの撮影状況に応じて適正な露出制御をおこなうことができる。
【0019】
また、請求項4の発明に係る露出制御装置は、請求項2または3の発明において、前記パラメータテーブルは、前記パラメータ群内に前記低輝度を複数記憶し、前記平均輝度算出手段は、前記高輝度画素計数値に応じて前記低輝度を選択することを特徴とする。
【0020】
この請求項4の発明によれば、前記パラメータテーブルが、前記パラメータ群内に前記低輝度を複数記憶し、前記平均輝度算出手段が、前記高輝度画素計数値に応じて前記低輝度を選択することとしたので、高輝度カット処理をおこなう状態とおこなわない状態の移行をスムーズにして、安定した露出制御をおこなうことができる。
【0021】
また、請求項5の発明に係る露出制御装置は、請求項2または3の発明において、前記パラメータテーブルは、前記パラメータ郡内に前記計数閾値を複数記憶し、前記判定手段は、露出状況に応じて前記計数閾値を選択することを特徴とする。
【0022】
この請求項5の発明によれば、前記パラメータテーブルが、前記パラメータ郡内に前記計数閾値を複数記憶し、前記判定手段が、露出状況に応じて前記計数閾値を選択することとしたので、コンティニュアス処理をおこなう場合でも、安定した露出制御をおこなうことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る露出制御装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、本発明をデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどの撮像装置に適用した場合を示すこととする。また、下記に示す実施の形態1では、撮像装置の電源投入後に最初におこなう露出制御について説明し、また実施の形態2では、コンティニュアス処理によってループ状におこなう露出制御について説明することとする。
【0024】
(実施の形態1)
まず最初に、本実施の形態1に係る露出制御装置を適用した撮像装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る露出制御装置を適用した撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、本実施の形態1に係る露出制御装置を適用した撮像装置1は、レンズ2と、絞り3と、CCD(電荷結合素子)4と、CDS5と、プロセス処理回路6と、A/D変換器7と、デジタル信号処理部8と、操作部9と、露出制御部10と、CCD制御部11と、絞り制御部12と、画像データ処理部13と、画像データ記録部14と、画像表示処理部15と、画像表示部16とを備えて構成される。なお、露出制御部10が、この発明に係る露出制御装置に対応する。
【0026】
図1において、撮像装置1は、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどの、撮像素子(電荷結合素子)を用いた画像入力機器である。レンズ2は、被写体像をCCD4上に結像するためのレンズであり、絞り3は、被写体像の光量を制限するためのものである。CCD4は、レンズ2および絞り3を通過する被写体像を電気信号に変換して画像信号として出力する回路であり、CDS5は、CCD4から入力される画像信号のノイズなどを除去する回路である。
【0027】
プロセス処理回路6は、CDS5から入力される画像信号のゲインをコントロールする回路であり、A/D変換器7は、プロセス処理回路6から入力される画像信号をデジタル信号に変換して出力する回路である。
【0028】
デジタル信号処理部8は、A/D変換器7から入力されるデジタル画像信号についてRGB信号変換や画像補間などのデジタル画像処理をおこなって画像データを作成する処理部である。なお、本実施の形態1では、この画像データを露出制御部10に送出し、露出制御部10において画素ごとの輝度を検出する場合を示しているが、デジタル信号処理部8において、輝度を検出し、この輝度を画素ごとに積算した値を露出制御部10に送出することもできる。
【0029】
操作部9は、ユーザによる操作指令を露出制御部10に送出する処理部である。ここで、ユーザによる操作指令としては、露出制御の開始/終了の指令、逆行補正や順光補正などの露出補正の開始/終了の指令、平均測光、中央重点測光、スポット測光やマルチパターン測光などの測光方式の選択の指令、コンティニュアス処理の開始/終了の指令などがある。
【0030】
露出制御部10は、撮影画面の輝度に基づいて露出値を決定し、この決定した露出値に基づいて露出制御をおこなう処理部である。ここで、撮影画面(CCD4)の輝度は、デジタル信号処理部8から入力される画像データに基づいて撮影画面(CCD4)の画素ごとに検出される。
【0031】
また、露出制御部10における露出値の決定は、まず最初に、撮影画面の所定の領域ごとに、この領域内に高輝度の主要な被写体があるか否かを判定し、この判定結果に応じて平均輝度を算出する。次に、この領域ごとの平均輝度に対して測光方式に応じた所定の重み付けをおこなって撮影画面の平均輝度を算出する。そして、この撮影画面の平均輝度とCCD4の感度に応じて露出値(絞り3の孔径の開閉具合および/またはCCD4の電荷蓄積時間)を決定する。
【0032】
なお、露出制御部10における領域ごとの平均輝度の算出は、領域内に高輝度の主要な被写体があると判定された場合には、高輝度カット処理をおこなうことなく平均輝度を算出し、一方、領域内に高輝度の主要な被写体がないと判定された場合には、高輝度カット処理をおこなって平均輝度を算出する。
【0033】
CCD制御部11は、露出制御部10から入力される露出値に基づいて、撮影光像により変換された電気信号の蓄積および取り出しがおこなえるようにCCD4のシャッタ動作を制御する制御部であり、絞り制御部12は、露出制御部10から入力される露出値に基づいて、レンズ2から入射してCCD4に至る光線束の径を変化させるように絞り2の孔径の開閉を制御する制御部である。なお、CCD制御部11および絞り制御部12の制御によって、様々な露出での画像撮影がおこなえることとなる。
【0034】
画像データ処理部13は、デジタル信号処理部8から入力される画像データについて、ガンマ補正や圧縮などの画像記録用の画像処理をおこなう処理部である。画像データ記録部14は、画像データ処理部13によって画像処理された画像データを記録するメモリであり、外部メモリカードなどを適用することができる。
【0035】
画像表示処理部15は、デジタル信号処理部8から入力される画像データについて、γ処理などの画像表示用の画像処理をおこなう処理部である。画像表示部16は、画像表示処理部15によって画像処理された画像データを表示するLCDモニタなどの表示部であり、画像表示部16によって撮影画像が適正な露出であるか否かを確認することができる。
【0036】
概略的には、露出制御部10において、適正な露出値を決定し、この露出値に基づいてCCD制御部11および/または絞り制御部12を制御して露出をおこなうことによって、画像データ記録部14は、適正な露出で撮影された画像データを記録し、また、画像表示部16は、適正な露出で撮影された画像データを表示する。
【0037】
次に、図1に示した露出制御部10の構成について具体的に説明する。図2は、図1に示した露出制御部10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この露出制御部10は、画面分割部21と、パラメータテーブル22と、高輝度判定部23と、平均輝度算出部24と、露出値決定部25と、制御部26とを備えて構成される。
【0038】
ここで、画面分割部21は、請求項1の領域生成手段に対応し、パラメータテーブル22は、請求項3のパラメータテーブルに対応し、高輝度判定部23は、請求項1の判定手段に対応し、平均輝度算出部24は、請求項1の平均輝度算出手段に対応し、露出値決定部25は、請求項1の露出値決定手段に対応する。
【0039】
図2に示した画面分割部21は、撮影画面(CCD4の撮影画像)を所定の領域に分割して複数の領域を生成する処理部である。このように複数の領域を生成するのは、領域ごとに、高輝度の主要な被写体を有するか否かを判定して、判定結果に応じて異なる算出方法によって平均輝度を算出するためである。
【0040】
ここで、画面分割部21における領域の生成を具体的に説明する。図3は、図2に示した画面分割部21における領域生成の例を示す図である。同図においては、10×10の画素から形成される撮影画面をエリア1〜エリア6に分割して、6つの領域を生成する例を示している。なお、この領域生成例は、中央重点測光方式において適用される例であるが、測光方式、逆行評価や順光評価などの撮影状況に応じて異なる領域を生成することもできる。
【0041】
図2に示した高輝度判定部23は、画面分割部21によって生成された領域ごとに、この領域が高輝度の主要被写体を有するか否かを判定する判定部である。このように領域ごとに高輝度の主要被写体を有するか否かを判定するのは、この判定結果に応じて高輝度カット処理/非処理に分けて平均輝度を算出するためである。
【0042】
具体的には、高輝度判定部23は、判定対象となる領域を形成する各画素の輝度Evを露出制御部10から入力し、この入力した輝度が所定の輝度閾値(以下、「高輝度閾値EL」と言う。)よりも高い輝度を有するか否かを判定する。
【0043】
また、高輝度判定部23は、領域ごとに、この高輝度閾値ELよりも高い輝度を有する画素を高輝度画素として計数して高輝度画素計数値(以下、「高輝度画素カウント値Hn」と言う。)を算出するとともに、それぞれの高輝度画素が有する輝度Evを積算して高輝度部輝度積算値Heを算出する。すなわち、以下のように高輝度画素カウント値Hnおよび高輝度部輝度積算値Heを算出する。
高輝度画素カウント値 Hn=Hn+1
高輝度部輝度積算値 He=He+Ev
【0044】
また、高輝度判定部23は、領域ごとに、高輝度閾値EL以下の輝度を有する画素を通常輝度画素として計数して通常輝度画素カウント値Nnを算出するとともに、それぞれの通常輝度画素が有する輝度Evを積算して通常輝度部輝度積算値Neを算出する。すなわち、以下のように通常輝度画素カウント値Nnおよび通常輝度部輝度積算値Neを算出する。
通常輝度画素カウント値 Nn=Nn+1
通常輝度部輝度積算値 Ne=Ne+Ev
【0045】
また、高輝度判定部23は、算出した高輝度画素カウント値Hnが所定の計数閾値(以下、「計数閾値Thl」という。)よりも大きいか否かを判定することによって、判定対象となる領域が高輝度の主要被写体を有する領域であるか否かを判定する。
【0046】
また、高輝度判定部23は、高輝度画素カウント値Hn、高輝度部輝度積算値He、通常輝度画素カウント値Nn、通常輝度部輝度積算値Neおよび高輝度画素カウント値が計数閾値よりも大きいか否かの判定結果を、制御部26を介して平均輝度算出部24に送出する。
【0047】
ここで、高輝度判定部23における高輝度の判定を具体的に説明する。図4は、図2に示した高輝度判定部23における高輝度判定の例を示す図である。同図においては、総画素数16個からなるエリア3の計数閾値Thlを8個(50%)として、高輝度を判定する例を示している。
【0048】
図4(a)に示す場合、エリア3においては、高輝度画素カウント値Hnは、Hn=3と算出され、このHn(=3)は計数閾値Thl(=8)以下であるので、エリア3の高輝度画素(高輝度部)は主要な被写体ではないと判定される。
【0049】
一方、図4(b)に示す場合、エリア3においては、高輝度画素カウント値Hnは、Hn=12と算出され、このHn(=12)は計数閾値(=8)より大きいので、エリア3の高輝度画素(高輝度部)は主要な被写体であると判定される。
【0050】
図2に示した平均輝度算出部24は、高輝度判定部23の判定結果に応じて領域ごとの平均輝度を算出する算出部である。高輝度判定部23によって高輝度の主要被写体を有する領域であると判定された場合には、高輝度カット処理をおこなうことなく平均輝度を算出し、一方、高輝度判定部23によって高輝度の主要被写体を有しない領域であると判定された場合には、高輝度カット処理をおこなって平均輝度を算出する。
【0051】
具体的には、平均輝度算出部24は、平均輝度の算出対象となる領域について、高輝度判定部23によって高輝度の主要被写体を有する領域であると判定された場合には、高輝度画素が有する輝度そのもの(高輝度部輝度積算値He)を用いて平均輝度Mevを算出する。
【0052】
すなわち、高輝度判定部23によって高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thlより大きいと判定された場合には、高輝度部分を主要な被写体として的確に捉えつつ適正な露出をおこなうために、以下のように平均輝度Mevを算出する。
領域内の総輝度積算値 Ne=Ne+He
領域内の総画素カウント値 Nn=Nn+Hn
領域の平均輝度 Mev=Ne/Nn
【0053】
一方、平均輝度算出部24は、平均輝度の算出対象となる領域について、高輝度判定部23によって高輝度の主要被写体を有しない領域であると判定された場合には、高輝度画素が有する輝度を計数閾値EL以下の所定の低輝度(以下、「置換低輝度Dev」という。)に置換して平均輝度Mevを算出する。
【0054】
すなわち、高輝度判定部23によって高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thl以下であると判定された場合には、高輝度カット処理によって適正な露出をおこなうために、以下のように平均輝度Mevを算出する。
領域内の総輝度積算値 Ne=Ne+Dev・Hn
領域内の総画素カウント値 Nn=Nn+Hn
領域の平均輝度 Mev=Ne/Nn
【0055】
なお、本実施の形態1では、置換低輝度Devを計数閾値EL以下の輝度とする場合を示したが、置換低輝度Devをゼロとし、通常輝度部輝度積算値Neのみを用いて平均輝度Mevを算出してもよい。
【0056】
図2に示したパラメータテーブル22は、高輝度判定部23における判定に用いられる輝度閾値EL、高輝度判定部23における判定に用いられる計数閾値Thlおよび平均輝度算出部24における平均輝度の算出に用いられる置換低輝度Devをパラメータ群として記憶するメモリである。
【0057】
このパラメータテーブル22は、撮影状況ごとに、異なる輝度閾値EL、計数閾値Thlおよび置換低輝度Devをパラメータ群として複数組記憶することもできる。たとえば、通常の露出評価をおこなう場合と、通常の露出評価後の露出補正(逆行補正や順光補正など)のために露出評価をおこなう場合とで、異なる計数閾値Thlや置換低輝度Devを記憶することで、撮影状況ごとに適正な露出制御がおこなうことができる。
【0058】
また、パラメータテーブル22は、画面分割部21によって生成される領域ごとに、異なる輝度閾値EL、計数閾値Thlおよび置換低輝度Devをパラメータ群として複数組記憶することもできる。たとえば、通常の露出評価をおこなう場合として、図3に示すエリア3およびエリア4の置換低輝度Devをエリア1、エリア2、エリア5およびエリア6の置換低輝度Devよりも低めに(もしくは、Dev=ゼロとして)記憶することで、中央重点測光方式においてエリア3およびエリア4の平均輝度を重視して撮影画面の平均輝度を算出することができる。
【0059】
また、たとえば、逆行補正の露出評価をおこなう場合として、図3に示すエリア3およびエリア4の置換低輝度Devをエリア1、エリア2、エリア5およびエリア6の置換低輝度Devよりも低めに(もしくは、Dev=ゼロとして)記憶することで、エリア1およびエリア2の平均輝度と、エリア3の平均輝度とを比較して適正な逆行補正の露出評価をおこなうことができる。
【0060】
また、たとえば、平均測光、中央重点測光、スポット測光、マルチパターン測光などの測光方式に応じて、領域ごとに異なる輝度閾値EL、計数閾値Thlおよび置換低輝度Devを記憶することで、各領域の平均輝度に測光方式に応じた所定の重み付けをおこなうことなく、撮影画面の平均輝度が算出することができる。
【0061】
また、パラメータテーブル22は、各パラメータ群内に、異なる置換低輝度Devを複数記憶することもできる。たとえば、高輝度画素カウント値Hnに対応づけて、異なる置換低輝度Devを記憶することで、高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thlを僅かに越える場合と、高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thlを僅かに越えない場合とで、大差のない平均輝度が算出されるようにして、急激な露出の変化を防止することができる。
【0062】
図2に示した露出値決定部25は、平均輝度算出部24によって算出された各領域の平均輝度に基づいて露出値を決定する処理部である。具体的には、領域ごとに算出された平均輝度Mevに対して測光方式(平均測光、中央重点測光、スポット測光、マルチパターン測光など)に応じた所定の重み付けをおこなって撮影画面の平均輝度を算出し、この撮影画面の平均輝度とCCD4の感度に応じて露出値(絞り3の孔径の開閉具合および/またはCCD4の電荷蓄積時間)を決定する。
【0063】
図2に示した制御部26は、露出制御部10の各部の制御をおこなう処理部である。具体的には、画面分割部21と、パラメータテーブル22と、高輝度判定部23と、平均輝度算出部24と、露出値決定部25との間で、各種のデータ入出力をおこなう。
【0064】
また、制御部26は、デジタル信号処理部8から入力される画像データから各画素の輝度を検出し、この輝度を領域ごとに高輝度判定部23に出力するとともに、高輝度判定部23が領域内の全ての画素の輝度を入力したか否かを判定する。また、制御部26は、平均輝度算出部24が撮影画面の全ての領域の平均輝度を算出したか否かも判定する。
【0065】
また、制御部26は、操作部9から入力される露出制御の開始/終了の指令、逆行補正や順光補正などの露出補正の開始/終了の指令、平均測光、中央重点測光、スポット測光やマルチパターン測光などの測光方式の選択の指令、コンティニュアス処理の開始/終了の指令などのユーザの操作指令に基づいて、露出制御部10の各部を制御する。
【0066】
また、制御部26は、露出値決定部25から入力される露出値をCCD制御部11および絞り制御部12に出力し、この露出値に基づいてCCD制御部11および/または絞り制御部12を制御して露出をおこなう。
【0067】
ここで、露出制御部10による露出制御の効果について具体的に説明する。図5は、図2に示した露出制御部10における露出制御効果の例を示す図である。同図(a)は、スポット光に照らされた人物が撮影画面の中央にいる場合の露出効果を示す例であり、同図(b)は、スポット光に照らされていない人物が撮影画面の中央にいる場合の露出効果を示す例である。
【0068】
図5(a)に示す例の場合、撮影画面の中央において高輝度部が多いため、高輝度判定部23において、中央の人物が高輝度の主要被写体であると判定される。このため、平均輝度算出部24において、高輝度カット処理をおこなうことなく中央部の平均輝度が算出されるので、中央の人物を主要な被写体として的確に捉えた適正な露出がおこなわれる。
【0069】
一方、図5(b)に示す例の場合、撮影画面の中央において高輝度部が少ないため、高輝度判定部23において、中央の人物が高輝度の主要被写体ではないと判定される。このため、平均輝度算出部24において、高輝度カット処理をおこなって中央部の平均輝度が算出されるので、撮影画像全体が露出アンダーになってしまうのを防止して適正な露出がおこなわれる。
【0070】
次に、上記のように構成された露出制御部10における露出制御手順について具体的に説明する。図6は、図2に示した露出制御部10における露出制御手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この露出制御部10は、まず最初に、画面分割部21において、撮影画面を所定の領域に分割して複数の領域を生成する(ステップS601)。次に、高輝度判定部23は、判定対象となる領域について、高輝度画素カウント値Hn、高輝度部輝度積算値He、通常輝度画素カウント値Nnおよび通常輝度部輝度積算値Neの初期化をおこなう(ステップS602)。
【0071】
そして、高輝度画素であるか否かの判定対象となる画素について、制御部26から輝度値Evを入力し(ステップS603)、入力した輝度値Evが高輝度閾値ELより大であるか否かを判定する(ステップS604)。
【0072】
入力した輝度値Evが高輝度閾値ELより大であると判定された場合には(ステップS604肯定)、高輝度画素をカウントし(ステップS605)、高輝度部輝度を積算する(ステップS606)。一方、入力した輝度値Evが高輝度閾値EL以下であると判定された場合には(ステップS604否定)、通常輝度画素をカウントし(ステップS607)、通常輝度部輝度を積算する(ステップS608)。なお、ステップS605とステップS606は並列的に処理することもでき、また、ステップS607とステップS608も並列的に処理できる。
【0073】
そして、制御部26は、高輝度判定部23が判定対象となる領域内の全ての画素の輝度Evを入力したか否かを判定し(ステップS609)、領域内の全ての画素の輝度Evを入力していないと判定された場合には(ステップS609否定)、高輝度判定部23は、ステップS603に戻り、次に続く画素の輝度Evを入力する(ステップS603)。
【0074】
一方、領域内の全ての画素の輝度Evを入力したと判定された場合には(ステップS609肯定)、高輝度判定部23は、高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thlより大であるか否かを判定する(ステップS610)。
【0075】
高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thlより大であると判定された場合には(ステップS610肯定)、平均輝度算出部24は、高輝度部輝度積算値Heを用いて領域内の全画素の輝度積算値Neを算出する(ステップS611)。一方、高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thl以下であると判定された場合には(ステップS610否定)、平均輝度算出部24は、高輝度画素の輝度を置換低輝度Devに置換して領域内の全画素の輝度積算値Neを算出する(ステップS612)。
【0076】
そして、平均輝度算出部24は、高輝度画素カウント値Hnと通常輝度画素カウント値Nnを加算して領域内の全画素のカウント値Nnを算出し(ステップ613)、輝度積算値Neをカウント値Nnで除算して平均輝度Mevを算出する(ステップS614)。
【0077】
そして、制御部26は、平均輝度算出部24が撮影画面内の全ての領域について平均輝度Mevを算出したか否かを判定し(ステップS615)、全ての領域について平均輝度Mevを算出していないと判定された場合には(ステップS615否定)、ステップS602に戻り、次に続く領域について初期化をおこなう(ステップS602)。なお、ここでは領域ごとに順々に平均輝度Mevを算出する場合を示したが、領域ごとに並列的に平均輝度Mevを算出することもできる。
【0078】
ステップS615において、平均輝度算出部24が撮影画面内の全ての領域について平均輝度Mevを算出したと判定された場合には(ステップS615肯定)、露出値決定部25は、各領域の平均輝度Mevに基づいて露出値を決定し(ステップS616)、制御部26は、この露出値に基づいてCCD制御部11および絞り制御部12を制御して適正な露出をおこない(ステップS617)、露出制御処理を終了する(END)。
【0079】
上述してきたように、本実施の形態1では、画面分割部21が、撮影画面を所定の領域に分割して複数の領域を生成し、高輝度判定部23が、画面分割部21によって生成された領域ごとに、この領域が高輝度の主要被写体を有するか否かを判定し、平均輝度算出部24が、高輝度判定部23の判定結果に応じて領域ごとの平均輝度を算出し、露出値決定部25が、平均輝度算出部24によって算出された各領域の平均輝度に基づいて露出値を決定し、制御部26が、露出値決定部25によって決定された露出値に基づいてCCD制御部11および絞り制御部12を制御して露出をおこなうよう構成したので、高輝度部分が主要な被写体であるか否かを判断して、主要な被写体が高輝度である場合でも適正な露出制御をおこなうことができる。
【0080】
また、本実施の形態1では、高輝度判定部23が、領域ごとに、高輝度閾値よりも高い輝度を有する画素を高輝度画素として計数して高輝度画素カウント値を算出するとともに、算出した高輝度画素カウント値が計数閾値よりも大きいか否かを判定し、平均輝度算出部24が、領域ごとに、高輝度判定部23によって高輝度画素カウント値が計数閾値より大きいと判定された場合には、高輝度画素の輝度そのもの(高輝度部輝度積算値)を用いて平均輝度を算出し、高輝度判定部23によって高輝度画素カウント値が計数閾値以下であると判定された場合には、高輝度画素の輝度を置換低輝度に置換して平均輝度を算出するよう構成したので、高輝度部分が主要な被写体であるか否かを的確に判断して、主要な被写体が高輝度である場合でも適正な露出制御をおこなうことができる。
【0081】
また、本実施の形態1では、パラメータテーブル22が、パラメータ群(高輝度判定部23における判定に用いられる輝度閾値、高輝度判定部23における判定に用いられる計数閾値および平均輝度算出部24における平均輝度の算出に用いられる置換低輝度)ごとに異なる輝度閾値、計数閾値および置換低輝度を、撮影状況(通常の露出評価、逆行補正の露出評価など)に対応づけて複数組記憶し、高輝度判定部23および平均輝度算出部24が、撮影状況に応じてパラメータ群を選択するよう構成したので、逆行補正や順光補正などの露出補正をおこなう場合でも、適正な露出制御をおこなうことができる。
【0082】
また、本実施の形態1では、パラメータテーブル22が、画面分割部21によって生成される領域ごとに異なる輝度閾値、計数閾値および置換低輝度を、パラメータ群ごとに、撮影状況(平均測光、中央重点測光、スポット測光、マルチパターン測光などの測光方式)に対応づけて複数組記憶し、高輝度判定部23および平均輝度算出部24が、撮影状況および領域に応じてパラメータ群を選択するよう構成したので、測光方式などの撮影状況に応じて適正な露出制御をおこなうことができる。
【0083】
また、本実施の形態1では、パラメータテーブル22が、各パラメータ群内に、複数の異なる置換低輝度を高輝度画素カウント値に対応づけて記憶し、平均輝度算出部24が、高輝度画素カウント値に応じて置換低輝度を選択するよう構成したので、高輝度カット処理をおこなう状態とおこなわない状態の移行をスムーズにして、安定した露出制御をおこなうことができる。
【0084】
(実施の形態2)
ところで、上記実施の形態1では、撮像装置1の電源投入後に最初におこなう露出制御について説明することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンティニュアス処理によってループ状に露出をおこなう場合でも適正な露出制御をおこなうこともできる。そこで、実施の形態2では、コンティニュアス処理によってループ状におこなう場合の露出制御について説明することとする。なお、上記実施の形態1に示した各部と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
【0085】
実施の形態2に係る撮像装置1は、電源投入後、リセット後または撮影終了後に、粗調、微調をおこなって適正な露出値を決定する。そして、画像表示部16において常に適正な露出の撮影画像を表示するためや、画角の変化に対応するために、コンティニュアス処理によって常にループ状に露出制御を続ける。
【0086】
ここで、コンティニュアス処理による露出状況の変化を説明する。図7および図8は、コンティニュアス処理による露出状況の変化の例を示す図である。図7および図8おいては、(a)から(b)、そして(c)に至る変遷で露出状況が変化した状態を示し、また、それぞれの図において、左図は撮影画像を示し、右図は撮影画像の中央部を通る水平線上の輝度分布を示す。
【0087】
図7(a)に示す状態においては、高輝度部が少ないため、高輝度カット処理がおこなわれ、図7(b)に示す状態に露出が変化し、高輝度部が図7(a)に示す状態よりも多くなる。このとき、図7(b)に示す状態において、高輝度部が少ない場合には、図7(b)に示す状態で露出は安定する。一方、高輝度部が多い場合には、高輝度カット処理がおこなわれ、図7(c)に示す状態に露出が変化し、露出は安定する。
【0088】
ところが、図7(b)に示す状態において、高輝度部分が非常に高い場合には、問題が生ずる。この状況を示すのが図8であり、図8の(a)から(b)、そして(c)に至る変遷は図7と同様である。ここで、図8(c)に示す状態において、高輝度部が少ない場合には、高輝度カット処理がおこなわれ、再び図8(b)に示す状態に露出が変化してしまい、結果的に、図8(b)に示す状態と図8(c)に示す状態を繰り返す不安定な状態(ハンチィング状態)になってしまう。特に、置換低輝度をゼロとする場合に起こりやすい。
【0089】
本実施の形態2に係る撮像装置1は、このハンチィング状態に対処するために、露出制御部10において、パラメータテーブル22が、パラメータ群内に複数の異なる計数閾値を記憶し、高輝度判定部23が、露出状況に応じて計数閾値を選択するよう構成される。
【0090】
具体的には、高輝度判定部23は、前回の露出制御処理における高輝度画素カウント値がゼロであったか否か、また、前回の露出制御処理における高輝度画カウント値が計数閾値より大であったか否か(前回の露出制御処理において高輝度カット処理がおこなわれたか否か)を判定することによって、露出状況を把握し、対応する露出状況の計数閾値をパラメータテーブル22から選択する。
【0091】
すなわち、高輝度判定部23は、前回の高輝度画素カウント値がゼロであった場合には、計数閾値Thl1を選択し、前回の高輝度画素カウント値はゼロではなく、高輝度カット処理がおこなわれた場合には、計数閾値Thl2を選択し、前回の高輝度画素カウント値はゼロではなく、高輝度カット処理がおこなわれなかった場合には、計数閾値Thl3を選択する。なお、Thl1<Thl2≦Thl3が好ましい。
【0092】
次に、上記のように構成された本実施の形態2に係る撮像装置1における露出制御手順について具体的に説明する。図9は、本実施の形態2に係る撮像装置1における露出制御手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この撮像装置1は、まず最初に、露出制御部10内の制御部26において、コンティニュアス処理をおこなうか否かを判定し(ステップS901)、コンティニュアス処理をおこなうと判定された場合には(ステップS901肯定)、コンティニュアス処理を開始する。なお、以下の説明においては、前回の露出制御処理がおこなわれたものとして説明する。
【0093】
すなわち、露出制御部10は、新たな露出制御処理として、まず最初に、画面分割部21において、撮影画面を所定の領域に分割して複数の領域を生成する(ステップS902)。次に、高輝度判定部23は、判定対象となる領域について、高輝度画素カウント値Hn、高輝度部輝度積算値He、通常輝度画素カウント値Nnおよび通常輝度部輝度積算値Neの初期化をおこなう(ステップS903)。
【0094】
そして、高輝度画素であるか否かの判定対象となる画素の輝度値Evを入力し(ステップS904)、入力した輝度値Evが高輝度閾値ELより大であるか否かを判定する(ステップS905)。
【0095】
入力した輝度値Evが高輝度閾値ELより大であると判定された場合には(ステップS905肯定)、高輝度画素をカウントし(ステップS906)、高輝度部輝度を積算する(ステップS907)。一方、入力した輝度値Evが高輝度閾値EL以下であると判定された場合には(ステップS905否定)、通常輝度画素をカウントし(ステップS908)、通常輝度部輝度を積算する(ステップS909)。なお、ステップS906とステップS907は並列的に処理することもでき、また、ステップS908とステップS909も並列的に処理できる。
【0096】
そして、制御部26は、高輝度判定部23が判定対象となる領域内の全ての画素の輝度Evを入力したか否かを判定し(ステップS910)、領域内の全ての画素の輝度Evを入力していないと判定された場合には(ステップS910否定)、高輝度判定部23は、ステップS904に戻り、次に続く画素の輝度Evを入力する(ステップS904)。
【0097】
一方、領域内の全ての画素の輝度Evを入力したと判定された場合には(ステップS910肯定)、前回の露出制御処理における高輝度画素カウント値Hnがゼロであったか否かを判定する(ステップS911)。そして、高輝度画素カウント値Hnがゼロであったと判定された場合には(ステップS911肯定)、計数閾値Thl1を選択する(ステップS912)。
【0098】
一方、高輝度画素カウント値Hnが1以上であったと判定された場合には(ステップS911否定)、前回の露出制御処理における高輝度画カウント値Hnが計数閾値より大であったか否かを判定する(ステップS913)。そして、高輝度画カウント値Hnが計数閾値以下であったと判定された場合には(ステップS913否定)、計数閾値Thl2を選択する(ステップS914)。一方、高輝度画カウント値Hnが計数閾値より大であったと判定された場合には(ステップS913肯定)、計数閾値Thl3を選択する(ステップS915)。
【0099】
そして、高輝度判定部23は、選択した計数閾値Thlと高輝度画素カウント値Hnを比較し、高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thlより大であるか否かを判定する(ステップS916)。
【0100】
高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thlより大であると判定された場合には(ステップS916肯定)、平均輝度算出部24は、高輝度部輝度積算値Heを用いて領域内の全画素の輝度積算値Neを算出する(ステップS917)。一方、高輝度画素カウント値Hnが計数閾値Thl以下であると判定された場合には(ステップS916否定)、平均輝度算出部24は、高輝度画素の輝度を置換低輝度Devに置換して領域内の全画素の輝度積算値Neを算出する(ステップS918)。
【0101】
そして、平均輝度算出部24は、高輝度画素カウント値Hnと通常輝度画素カウント値Nnを加算して領域内の全画素のカウント値Nnを算出し(ステップ919)、輝度積算値Neをカウント値Nnで除算して平均輝度Mevを算出する(ステップS920)。
【0102】
そして、制御部26は、平均輝度算出部24が撮影画面内の全ての領域について平均輝度Mevを算出したか否かを判定し(ステップS921)、全ての領域について平均輝度Mevを算出していないと判定された場合には(ステップS921否定)、ステップS903に戻り、次に続く領域について初期化をおこなう(ステップS903)。なお、ここでは領域ごとに順々に平均輝度Mevを算出する場合を示したが、領域ごとに並列的に平均輝度Mevを算出することもできる。
【0103】
ステップS921において、平均輝度算出部24が撮影画面内の全ての領域について平均輝度Mevを算出したと判定された場合には(ステップS921肯定)、露出値決定部25は、各領域の平均輝度Mevに基づいて露出値を決定し(ステップS922)、制御部26は、この露出値に基づいてCCD制御部11および絞り制御部12を制御して適正な露出をおこなう(ステップS923)。
【0104】
そして、制御部26は、コンティニュアス処理を終了するか否かを判定し(ステップS924)、コンティニュアス処理を終了しないと判定された場合には(ステップS924否定)、ステップS902に戻り、新たな露出制御処理をおこなう(ステップS902)。一方、コンティニュアス処理を終了すると判定された場合には(ステップS924肯定)、コンティニュアス処理を終了する(END)。
【0105】
上述してきたように、本実施の形態2では、露出制御部10において、パラメータテーブル22が、パラメータ群内に複数の異なる計数閾値を記憶し、高輝度判定部23が、露出状況に応じて計数閾値を選択するよう構成したので、コンティニュアス処理をおこなう場合でも、安定した露出制御をおこなうことができる。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、領域生成手段が、前記撮影画面を所定の領域に分割して複数の領域を生成し、判定手段が、前記領域を形成する画素のうち所定の輝度閾値よりも高い輝度を有する高輝度画素を計数し、該計数した高輝度画素計数値が所定の計数閾値よりも大きいか否かを判定し、前記平均輝度算出手段が、前記判定手段によって前記高輝度画素計数値が所定の計数閾値よりも大きいと判定された場合には、前記高輝度画素が有する輝度そのものを用いて前記平均輝度を算出し、前記判定手段によって前記高輝度画素計数が所定の計数閾値以下であると判定された場合には、前記高輝度画素が有する輝度を前記所定の輝度閾値以下の所定の低輝度に置換して前記平均輝度を算出することとしたので、高輝度部分が主要な被写体であるか否かを的確に判断して、主要な被写体が高輝度である場合でも適正な露出制御をおこなうことが可能な露出制御装置が得られるという効果を奏する。
【0108】
また、請求項2の発明によれば、パラメータテーブルが、前記輝度閾値、計数閾値および低輝度をパラメータ群として複数組記憶し、前記判定手段および前記平均輝度算出手段が、撮影状況に応じて前記パラメータ群を選択することとしたので、逆行補正や順光補正などの露出補正をおこなう場合でも、適正な露出制御をおこなうことが可能な露出制御装置が得られるという効果を奏する。
【0109】
また、請求項3の発明によれば、前記パラメータテーブルが、前記領域生成手段によって生成される領域ごとに前記パラメータ群を記憶し、前記判定手段および前記平均輝度算出手段が、前記領域生成手段によって生成された領域に応じて前記パラメータ群を選択することとしたので、測光方式などの撮影状況に応じて適正な露出制御をおこなうことが可能な露出制御装置が得られるという効果を奏する。
【0110】
また、請求項4の発明によれば、前記パラメータテーブルが、前記パラメータ群内に前記低輝度を複数記憶し、前記平均輝度算出手段が、前記高輝度画素計数値に応じて前記低輝度を選択することとしたので、高輝度カット処理をおこなう状態とおこなわない状態の移行をスムーズにして、安定した露出制御をおこなうことが可能な露出制御装置が得られるという効果を奏する。
【0111】
また、請求項5の発明によれば、前記パラメータテーブルが、前記パラメータ郡内に前記計数閾値を複数記憶し、前記判定手段が、露出状況に応じて前記計数閾値を選択することとしたので、コンティニュアス処理をおこなう場合でも、安定した露出制御をおこなうことが可能な露出制御装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る露出制御装置を適用した撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した露出制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した画面分割部における領域生成の例を示す図である。
【図4】図2に示した高輝度判定部における高輝度判定の例を示す図である。
【図5】図2に示した露出制御部における露出制御効果の例を示す図である。
【図6】図2に示した露出制御部における露出制御手順を示すフローチャートである。
【図7】コンティニュアス処理による露出状況の変化の例を示す図である。
【図8】コンティニュアス処理による露出状況の変化の例を示す図である。
【図9】本実施の形態2に係る撮像装置1における露出制御手順を示すフローチャートである。
【図10】従来技術に係る露出制御の例を示す図である。
【符号の説明】
1 撮像装置
2 レンズ
3 絞り
4 CCD
5 CDS
6 プロセス回路
7 A/D変換器
8 デジタル信号回路
9 操作部
10 露出制御部
11 CCD制御部
12 絞り制御部
13 画像データ処理部
14 画像データ記録部
15 画像表示処理部
16 画像表示部
21 画面分割部
22 パラメータテーブル
23 高輝度判定部
24 平均輝度算出部
25 露出値決定部
26 制御部
Claims (5)
- 撮影画面の輝度に基づいて露出値を決定し、該決定した露出値に基づいて露出制御をおこなう露出制御装置において、
前記撮影画面を所定の領域に分割して複数の領域を生成する領域生成手段と、
前記領域生成手段によって生成された領域ごとに、該領域を形成する画素のうち所定の輝度閾値よりも高い輝度を有する高輝度画素を計数し、該計数した高輝度画素計数値が所定の計数閾値よりも大きいか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記高輝度画素計数値が所定の計数閾値よりも大きいと判定された場合には、前記高輝度画素が有する輝度そのものを用いて前記平均輝度を算出し、前記判定手段によって前記高輝度画素計数が所定の計数閾値以下であると判定された場合には、前記高輝度画素が有する輝度を前記所定の輝度閾値以下の所定の低輝度に置換して平均輝度を算出する平均輝度算出手段と、
前記平均輝度算出手段によって算出された領域の平均輝度に基づいて露出値を決定する露出値決定手段と、を備えたことを特徴とする露出制御装置。 - 前記輝度閾値、計数閾値および低輝度をパラメータ群として複数組記憶するパラメータテーブルをさらに備え、
前記判定手段および前記平均輝度算出手段は、撮影状況に応じて前記パラメータ群を選択することを特徴とする請求項1に記載の露出制御装置。 - 前記パラメータテーブルは、前記領域生成手段によって生成される領域ごとに前記パラメータ群を記憶し、前記判定手段および前記平均輝度算出手段は、前記領域生成手段によって生成された領域に応じて前記パラメータ群を選択することを特徴とする請求項2に記載の露出制御装置。
- 前記パラメータテーブルは、前記パラメータ群内に前記低輝度を複数記憶し、前記平均輝度算出手段は、前記高輝度画素計数値に応じて前記低輝度を選択することを特徴とする請求項2または3に記載の露出制御装置。
- 前記パラメータテーブルは、前記パラメータ郡内に前記計数閾値を複数記憶し、前記判定手段は、露出状況に応じて前記計数閾値を選択することを特徴とする請求項2または3に記載の露出制御装置。
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