JP5082884B2 - 撮像装置及び画像効果付加プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像された画像に対して画像効果を施す撮像装置及び画像効果付加プログラムに関する。
従来、例えばクロスフィルタをデジタルカメラのレンズに取り付けて撮像する、或いは撮像により得られた画像に対して、クロスフィルタと同様の画像効果を付加する処理を実行することで、画像効果が付加された画像を取得することが一般に行われている。
例えば、撮像により得られた画像(以下、元画像)に対して画像効果を付加する処理を行う場合、元画像に対して直接画像効果を付加すると、画像効果を付加する処理に時間がかかることから、元画像を縮小した縮小画像から画像効果として用いる画像(以下、マスク画像)を作成し、作成されたマスク画像を元画像と同一の画角になるように拡大した後、元画像に合成している(特許文献1参照)。
特開2006−211321号公報
上述した画像効果を付加する処理においては、画像を構成する各画素のうち輝度が高くなる画素を輝点として検出し、検出された輝点に基づいて画像効果を付加している。例えば画像効果としてクロスフィルタ効果を付加する場合には、予めクロスフィルタ効果として用いるクロスライン数はユーザ等により選択されたライン数、或いは予め設定されているライン数が用いられ、クロスラインの太さや長さは、検出された輝点の大きさに基づいて決定される。このように付加される画像効果は、画像から検出される輝点に依存していることから、画像によっては付加された画像効果が不自然となる場合がある。また、このような画像効果が不自然なものとならないようにするためには、画像に付加された画像効果の一部を輝点毎に変更する、又は、画像効果を付加するか否かを輝点毎に決定することも考えられるが、このような処理を行うことで、画像効果を付加する処理に時間がかかってしまう。
本発明は、上述した課題を解決するために発明されたものであり、画像に付加された画像効果が不自然なものとなるのを防止するとともに、画像効果を付加する処理時間を短縮することができるようにした撮像装置及び画像効果付加プログラムを提供することを目的とする。
発明の撮像装置は、撮像により得られた元画像の対象物が含まれる領域を、前記元画像に付加する画像効果を変える対象領域として抽出する領域抽出手段と、前記元画像に含まれる画素のうち、輝度の高い画素が隣接する領域を注目領域として検出する注目領域検出手段と、前記元画像から検出される前記注目領域のうち、前記対象領域内に存在する注目領域に対する画像効果と、前記対象領域外に存在する注目領域に対する画像効果とを異なるように設定する効果設定手段と、前記効果設定手段により設定された前記画像効果に基づいて、前記元画像に付加する画像効果用のマスク画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成されたマスク画像を、前記元画像に合成する画像合成手段と、を備えたことを特徴とする。なお、画像効果を異なるように設定するとは、例えば対象領域内か対象領域外かによって画像効果の内容を変える他に、画像効果の強弱を変えることが挙げられる。
また、前記効果設定手段は、前記対象領域内に存在する注目領域に対して付加する画像効果を、前記対象領域外に存在する注目領域に対して付加する画像効果よりも強調するように、各注目領域に対する画像効果を設定するものである。
また、前記効果設定手段は、前記対象領域外に存在する注目領域に対して前記画像効果を付加しないように設定するものである。
また、前記元画像を縮小する画像縮小手段を備え、前記領域抽出手段による前記対象領域の抽出及び前記注目領域検出手段による前記注目領域の検出は、前記画像縮小手段により縮小された元画像を用いることで実行され、前記画像生成手段は、縮小された元画像と同一の画角となるように前記マスク画像を生成するものである。
この場合、前記マスク画像を前記元画像と同一の画角となるように拡大する画像拡大手段を備え、前記画像合成手段は、前記拡大されたマスク画像と前記元画像とを合成するものである。
また、前記画像生成手段により作成されたマスク画像に対してフィルタ処理を施すフィルタ処理手段をさらに備え、前記画像拡大手段は、前記フィルタ処理が施されたマスク画像を拡大するものである。
また、前記マスク画像は、予め設定されたパターンが画像効果用として配置された画像からなり、前記効果設定手段は、前記対象領域内に配置されるパターンと、前記対象領域外に配置されるパターンとの大きさを異なるように設定するものである。
また、前記パターンは、複数のラインを放射状に延出させた形状からなり、前記効果設定手段は、前記対象領域内か否かによって、前記パターンを構成するラインの数を異なるように設定するものである。
また、本発明の画像効果付加プログラムは、撮像により得られた元画像に含まれる対象物の領域を、前記元画像に付加する画像効果を変える対象領域として抽出するステップと、前記元画像に含まれる画素のうち、輝度の高い画素が隣接する領域を注目領域として検出するステップと、前記元画像から検出される前記注目領域のうち、前記対象領域内に存在する注目領域に対する画像効果と、前記対象領域外に存在する注目領域に対する画像効果とを異なるように設定するステップと、設定された前記画像効果の内容に基づいて、前記元画像に付加する画像効果用のマスク画像を生成するステップと、生成されたマスク画像を、前記元画像に合成するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、元画像に基づいて画像効果用のマスク画像における画像効果が領域によって異なるように設定されるので、画像効果用の画像と元画像とを合成したときに得られる合成画像が不自然な画像になることを防止することができる。また、予め画像効果の強弱を変更する場合に、画像効果を付与しない場合もあることから、画像効果を付与する処理時間を短縮することができる。
図1は、デジタルカメラ10の構成の一例を示す概略図である。このデジタルカメラ10は、CPU15によって統括制御される。このCPU15には操作部16やレリーズボタン17の操作信号が入力されることから、CPU15は、入力される操作信号に基づいてデジタルカメラ10の各部を制御する。
撮像光学系20は、撮像レンズ21の他に、ズームレンズ22やフォーカスレンズ23を備えている。ズームレンズ22は、撮像時の撮像倍率を変更する際にレンズ駆動機構24によって光軸方向に沿って移動される。フォーカスレンズ23は、撮像時における焦点調節を行う際に、レンズ駆動機構24によって光軸方向に微小移動される。なお、ズームレンズ22とフォーカスレンズ23とをレンズ駆動機構24にて移動させているが、これに限定される必要はなく、それぞれのレンズを異なるレンズ駆動機構で移動させてよい。
CCD25は、撮像光学系20を介して入射される被写体光を受光し、受光した光量に応じた信号電荷を蓄積することで、被写体光を光電変換する。なお、このCCD25における信号電荷の蓄積や蓄積された信号電荷の出力は、ドライバ26によって制御される。
CCD25によって蓄積された信号電荷は、アナログ画像信号としてAFE回路27に出力される。このAFE回路27は、図示しないAGC回路やCDS回路を含んで構成される。AFE回路27は、入力されたアナログ画像信号に対してゲインコントロール、雑音除去などのアナログ処理を施す。
DFE回路28は、AFE回路27によってアナログ処理が施されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。変換されたデジタル画像信号は1コマ毎にまとめられ、デジタル画像データとしてバッファメモリ30に記憶される。なお、ドライバ26、AFE回路27及びDFE回路28は、それぞれタイミングジェネレータ(TG)31における作動タイミングに基づいて制御される。また、符号32はバスであり、このバス32を介してデジタルカメラ10の各部が電気的に接続される。
画像処理部35は、バッファメモリ30に記憶されたデジタル画像データに対して、輪郭補償、ガンマ補正、ホワイトバランス調整などの画像処理を施す。この画像処理が施されたデジタル画像データは例えばJPEG方式などの記憶方式で圧縮するためのフォーマット処理(画像後処理)が施された後、再度バッファメモリ30に記憶される。このバッファメモリ30に記憶されたデジタル画像データは、所定の圧縮方式に対応する圧縮率を用いて圧縮処理される。
例えばデジタルカメラ10に設けられたLCDモニタ36にスルー画像を表示する場合には、画像処理後のデジタル画像データに対して、LCDモニタ36の解像度に合わせた圧縮率を用いて圧縮処理を実行し、表示制御部37に出力する。
一方、デジタル画像データを記憶する場合には、画像記憶用に合わせた圧縮率を用いた圧縮処理が施され、内蔵メモリ38に記憶される。この内蔵メモリ38に格納されたデジタル画像データは、メディアコントローラ39を介して、メモリカードや光学ディスクなどの記憶媒体40に書き込まれる。なお、画像記憶用に合わせた圧縮率としては、予めデジタルカメラ10において設定される画像記憶用の解像度に合わせた圧縮率の他、予めユーザが操作部16を操作することにより設定した解像度に合わせた圧縮率が挙げられる。
ストロボ装置41は、例えば測光センサ43における被写体の輝度が所定値以下となる場合に、被写体に向けてストロボ光を発光する。このストロボ装置41におけるストロボ光の発光タイミングや発光量はストロボ制御部42によって制御される。
画像拡縮部50は、内蔵メモリ38に記憶された元画像データを所定の縮小率にて縮小処理する他に、画像効果用として生成されるマスク画像データを所定の拡大率にて拡大する。なお、後述するマスク画像データを作成する際の処理を高速とするためには、上述した縮小率を上げれば良いことになるが、マスク画像データを拡大するときの拡大率も上げる必要があり、拡大した後のマスク画像における画質が低下してしまう。そこで、マスク画像データを作成するときの元画像データの縮小率は、処理速度とマスク画像の画質とを考慮して設定される。一方、拡大率は、マスク画像の大きさが元画像の大きさと同一になる拡大率である。なお、画像データを縮小する方法、及び拡大する方法としては、周知のバイリニア法や、バイキュービック法が挙げられる。
画像生成部51は、元画像データに合成する画像効果用のマスク画像データを生成する。例えばマスク画像データをLCDモニタ36に表示すると、縮小画像と同一の画角からなるマスク画像MIが表示される(図2参照)。このマスク画像MIは、例えば黒色となる背景(図2の点で示すハッチングの領域65)に対して、輝度の高い色彩のクロスパターン66、67などのパターンが配置された画像である。以下では、クロスパターンが配置されたマスク画像について説明する。
周知のように、クロスパターン66、67は、後述する注目領域の中心となる画素を基点とした複数のラインが、それぞれ放射状に延出された形状からなる。これらクロスパターンの大きさ(複数のラインの長さや太さ)は、後述する画像効果設定部57にて設定される。また、クロスパターン66,67の色彩は、後述する色彩情報取得部57によって取得された色彩情報を用いて決定される。詳細には、クロスパターン66,67の中心側から各ラインの先端に向けて輝度が低くなるように各画素の階調値が決定される。
この画像生成部51は、領域抽出部55、注目領域検出部56、色彩情報取得部57及び画像効果設定部58を備えている。領域抽出部55は、元画像に付加される画像効果を変える領域(以下、対象領域)を縮小された元画像を用いて抽出する。詳細には、画像効果用のマスク画像に配置されるクロスパターンの大きさを変える領域を対象領域として縮小された元画像から抽出する。この対象領域を抽出する方法の1つとしては、パターンマッチングが挙げられる。パターンマッチングについては周知であるので、ここではその詳細は省略する。このパターンマッチング用の画像としては、例えば橋等の建造物や、木などの対象物を被写体とする画像が挙げられ、これらパターンマッチング用の画像は、予め内蔵メモリ38に記憶される。このパターンマッチングを行うことで元画像から建造物や木などの対象物が検出された場合には、抽出された対象物を構成する画素及びその近傍となる画素を含む領域を対象領域として抽出する。
注目領域検出部56は、上述したクロスパターンなどの画像効果を付加する領域(以下、注目領域)を縮小画像から検出する。この注目領域抽出部56は、縮小画像を構成する複数の画素のそれぞれにおける輝度を参照して輝度の高い画素を抜き出した後、これら抜き出された画素のうち、略円形、又は略楕円形となるように複数の画素が隣接された領域を注目領域として抽出する。なお、注目領域が抽出されたときには、注目領域の中心となる画素も併せて求められる。
色彩情報取得部57は、注目領域検出部56によって検出された注目領域の周縁の画素のうち、輝度が略同一となる画素の階調値の平均値を色彩情報として取得する。この色彩情報を用いて、生成されるクロスパターンを構成する各画素の階調値が決定される。
画像効果設定部58は、画像効果用のマスク画像に配置されるクロスパターンの大きさを設定する。図2に示すように、図中二点鎖線で示される領域68が対象領域(以下、対象領域68)となる場合、対象領域68から外れた注目領域に対しては、注目領域の大きさに基づいてクロスパターンが設定される。
一方、対象領域68にある注目領域に対しては、注目領域に基づいて設定されるクロスパターンの所定倍率となる大きさ(例えば、1.2倍の大きさ)のクロスパターンとなるように設定される。これにより、注目領域が対象領域68にあるか否かによって画像効果の強弱が設定される。
なお、注目領域の大きさに合わせてクロスパターンを設定する場合、注目領域の大きさとクロスパターンの大きさとを対応付けたテーブルデータを予め内蔵メモリに記憶させておき、このテーブルデータを参照してクロスパターンの大きさを設定すればよい。
フィルタ処理部59は、生成されたマスク画像データに対してローパスフィルタ(LPF)処理を行う。図3に示すように、LPF処理としては、3×3の計9個の画素71〜79のうち、中心にある画素75に対する重み付けを「2」とし、画素71〜74及び画素76〜79に対する重み付けを「1」としたコンボリューション演算を行う処理が挙げられる。例えば3×3の計9個の画素71〜79について述べると、画素77が赤色、画素74、78がピンク色、画素71〜73、画素75,76及び画素79が白色からなる場合には、このLPF処理を行うことで、画素75が白色から薄いピンク色となる。この処理は、マスク画像を構成する全ての画素を用いて行われることから、マスク画像中のパターンと背景との境界がはっきりした画像を、パターンと背景との境界をぼかした画像に加工することができる。
画像合成部60は、画像生成部51にて生成されたマスク画像データと縮小画像データとを合成する、或いは、画像拡縮部50で拡大されたマスク画像データと元画像データとを合成する。画像合成部60によって合成された画像データは、内蔵メモリ38に記憶される。
次に、デジタルカメラ10において撮像された画像データに画像効果を付加する際の処理手順について、図4のフローチャートに基づいて説明する。デジタルカメラ10によって撮像処理が実行されると、撮像により取得された画像データを元画像データとした上で、ステップS101に進む。
ステップS101は、元画像データから縮小画像データを作成する処理である。なお、このステップS101の処理により、元画像データとは別に縮小画像データが作成され、内蔵メモリ38に記憶される。
ステップS102は、ステップS101において作成された縮小画像データを用いてマスク画像データを生成する処理である。このマスク画像データを作成する処理については後述する。なお、生成されたマスク画像データを表示すると、黒色の背景に対して、単数、或いは複数のクロスパターンが配置されたマスク画像となる(例えば図2参照)。
ステップS103は、ステップS102にて生成されたマスク画像データに対するLPF処理である。マスク画像データに対してLPF処理を行うことで、マスク画像が、クロスパターンと背景との境界をぼかした画像になる。
ステップS104は、縮小画像データと、マスク画像データとを合成する処理である。
ステップS105は、ステップS104の処理を実行することで得られた合成画像データを用いてLCDモニタ36に表示する処理である。
ステップS106は、合成された画像データの画像効果を変更するか否かが選択される処理である。例えば、合成された画像データに対して画像効果を変更しない場合にはステップS107に進み、合成された画像データに対して画像効果を変更する場合にはステップS102に戻る。なお、画像効果を変更するとは、例えば合成するマスク画像に配置されるパターンをクロスパターンから他のパターンに変更する、又は、クロスパターンのライン数、クロスパターンの各ラインの角度や大きさを変更することが挙げられる。
ステップS107は、マスク画像データを拡大する処理である。ステップ103の処理を行うことで、マスク画像データは、背景とクロスパターンとの境界がぼけた画像からなることから、ステップS107によりマスク画像データを拡大しても、マスク画像データの画質を劣化させずに済む。
ステップS108は、元画像データと拡大したマスク画像データとを合成する処理である。ステップS107によって拡大されたマスク画像データは、その画質は劣化していないことから、元画像に合成されたクロスパターンに対して違和感を与えることがない。これにより、クロススクリーンフィルタを用いて撮像を行うことで得られる画像と同等の画像を、擬似的に、また、高速に作成することができる。なお、ステップS109は、作成された合成画像データを内蔵メモリ38に記憶する処理である。これにより、画像効果が付加された画像データを高速で取得することができる。
次に、マスク画像データを生成する処理(図4中ステップS102)について、図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS201は、対象領域を抽出する処理である。この対象領域の抽出は、ステップS101の処理で作成された縮小画像データが用いられる。例えば、図6(a)に示すように、クリスマスツリーを撮像した画像の場合には、クリスマスツリーが対象物として抽出されるので、クリスマスツリー、及びその周縁の領域を対象領域(図中二点鎖線でしめす領域80)として抽出する。一方、図6(b)に示すように、ボールを蹴る少年を撮像した画像の場合には、画像内に対象物が存在しないことから、このような画像の場合には、対象領域は抽出されない。この図6(b)の場合、例えばボールや靴などが照明光により輝度が高くなっている場合であっても、これら領域は対象領域として抽出されない。
ステップS202は、縮小画像データを用いて、注目領域を検出する処理である。ステップS202においては、縮小画像を構成する画素のうち、輝度の高い画素を抽出し、抽出された画素のうち、複数の画素が略円形又は略楕円形となるように隣り合う領域を注目領域として検出する。この注目領域の検出時に、その中心となる画素が特定される。図6(a)においては、例えば符号81〜85に示す領域が注目領域として検出される。
ステップS203は、ステップS202によって抽出された注目領域の周縁における画素の色彩情報を検出する処理である。なお、ステップS203においては、注目領域の周縁の領域のうち、輝度が略同一となる画素を検出し、検出された画素の階調値を平均した値を色彩情報として取得する。
ステップS204は、注目領域が対象領域の内部にあるか否かを判定する処理である。この判定で、注目領域が対象領域の内部にある場合にはステップS205に進み、注目領域が対象領域の内部ではない、つまり、対象領域外となる場合にはステップS206に進む。
ステップS205は、作成されるクロスパターンの設定を行う処理である。ステップS204において、注目領域が対象領域の内部にあると判定されていることから、このステップS205では、注目領域に基づいて設定されるクロスパターンに対して、所定倍率(例えば、1.2倍など)の大きさとなるようにクロスパターンの大きさ(クロスパターンの各ラインの長さやラインの太さ)が設定される。このステップS205の処理が終了すると、ステップS207に進む。
ステップS206は、ステップS205と同様に、作成されるクロスパターンの設定を行う処理である。ステップS204において、注目領域が対象領域の外部にあると判定されていることから、このステップS206では、通常のクロスパターンとなるように、つまり、注目領域の大きさに基づいたクロスパターンの大きさが設定される。このステップS206の処理が終了すると、ステップS207に進む。
ステップS207は、ステップS205、又はステップS206に基づいたクロスパターンを生成する処理である。このステップS205の処理では、背景が黒色となり、縮小画像と同一の画角となる画像(以下、基準画像)に、クロスパターンを生成する。ステップS202において、縮小画像から注目領域が検出されていることから、基準画像を構成する画素のうち、注目領域の中心となる画素に対応した画素を求め、この画素を基点として、ステップS205又はステップS206において設定されたクロスパターンとなるように、クロスパターンを生成する。このクロスパターンの生成の際に、ステップS203において求められた色彩情報を用いてクロスパターンを構成する画素の階調値も決定されていく。つまり、クロスパターンの中心の画素から各ラインの先端の画素に向けて輝度が低くなるように、クロスパターンを構成する各画素の階調値がそれぞれ決定される。
例えば、ステップS205の処理が実行された場合には、注目領域の大きさに基づいたクロスパターンに対して所定倍率となる大きさのクロスパターンが生成される。一方、ステップS206の処理が行われた場合には、注目領域の大きさに基づいたクロスパターンが生成される。
ステップS208は、クロスパターンが全ての注目領域に対応して生成されたか否かを判定する処理である。このステップS208において、クロスパターンが全ての注目領域に対して生成されていない場合にはステップS204に戻る。一方、クロスパターンが全ての注目領域に対して生成された場合には、処理が終了する。
例えば図6(a)に示す画像に画像効果を付加した場合には、対象領域80の内部の注目領域に配置されたクロスパターンが強調された画像を得ることができる(図7参照)。図示はしないが、抽出された対象領域の内部及び外部にそれぞれ注目領域があり、対象領域の内部にある注目領域と対象領域の外部にある注目領域との大きさが同一であれば、対象領域の内部にある注目領域に配置されるクロスパターンが、対象領域の外部にある注目領域に配置されるクロスパターンよりも大きくなる、つまり、対象領域を抽出することで、付加する画像効果を異なるようにすることができ、付加する画像効果によって違和感を与えずに済む。また、画像効果を異なるようにする内容として画像効果の強弱を変える内容とした場合には、注目領域が対象領域にあるか否かによって付加される画像効果の強弱を自動的に設定することができる。
本実施形態では、対象領域内に配置されるクロスパターンの大きさを、注目領域に基づいて生成されるクロスパターンの大きさの所定倍率の大きさとなるようにしているが、これに限定されるものではなく、クロスパターンの各ラインの長さを、注目領域に基づいて生成されるクロスパターンの各ラインの長さよりも長くする、或いは各ラインの太さ(ラインの幅)を太くすることも可能である。また、この他に、対象領域に設けられるクロスパターンを構成するラインの数を、注目領域に基づいて生成されるクロスパターンのラインの数よりも多くすることも可能である。また、注目領域の検出を行う際に、対象領域内部に対しては、検出する輝度値を下げて、描画するクロスパターンの数を増やすように設定することも可能である。
本実施形態では、対象領域の内部に配置されるクロスパターンを、対象領域から外れるクロスパターンよりも大きく設定しているが、対象領域の内部に配置されるクロスパターンを、対象領域から外れるクロスパターンよりも小さくすることも可能である。
本実施形態においては、対象領域から外れた注目領域に対して、注目領域の大きさに基づいたクロスパターンを配置しているが、これに限定する必要はなく、例えば対象領域から外れた注目領域に対して配置されるクロスパターンの大きさを、注目領域に基づいて生成されるクロスパターンの大きさよりも小さくする、或いは対象領域から外れた注目領域に対してはクロスパターンを配置しないことも可能である。図6(b)に示すように、例えばボールや靴が照明光により輝度が高くなる場合、これらボールや靴は対象領域から外れていることになる。しかしながら、これらボールや靴に該当する画素のうち、輝度の高い領域は注目領域として検出されていることから、これら注目領域に対しては、クロスパターンは配置されない。つまり、対象領域として抽出された場合にのみ画像効果が付加されることになるので、このような画像に対して画像効果を付加する場合には、画像効果によって不自然さを生じさせることが防止できる。
また、この他に、予め画像効果を付加しない領域を除外した上で、対象領域を抽出することも可能である。図8に示すように、例えば撮像を行った日時を埋め込む設定で得られた画像の場合には、予め撮像された日時を埋め込む領域(図中符号90で示す領域)が予め設定されており、画像データに撮像された日時を埋め込む情報が付帯情報として付帯されている。このような撮像された日時を埋め込む設定で撮像された画像に画像効果を付加する場合には、撮像された日時を埋め込む情報が付帯されているか否かを付帯情報を参照する。そして、撮像された日時を埋め込む情報が付帯情報にある場合には、撮像された日時を埋め込む領域を除外した上で、注目領域を検出する。これにより、撮像された日時が埋め込まれた画像において、撮像された日時が埋め込まれる領域から注目領域が検出されることを防止でき、注目領域に合わせて付加されるクロスパターンと撮影日時を示す文字とが重なり、画像効果が不自然となることを防止できる。
また、予め撮像された日時が埋め込まれた画像データの場合も同様であり、そのまま画像効果を付加すると、撮像された日時を示す文字にクロスパターンが生成されてしまい、不自然な画像となる。このような場合は、画像データに付帯された付帯情報から、撮像された日時が埋め込まれているか否かの情報を取得して、撮像された日時が埋め込まれている画像となる場合には、撮像された日時が埋め込まれた領域を予め画像効果を付与しない領域として除外する。
本実施形態では、パターンマッチング等により自動的に対象領域を抽出する処理を行っているが、これに限定する必要はなく、ユーザ等に対象領域を決定させることも可能である。
本実施形態では、マスク画像データを作成して、このマスク画像データと元画像データとを合成することで、元画像データに画像効果を付加しているが、これに限定する必要はなく、元画像データに直接画像効果を付加することも可能である。
本実施形態では、マスク画像のパターンとしてクロスパターンを挙げているが、これに限定する必要はなく、例えば、音符やハート等などのマークであってもよい。
本実施形態では、対象領域内に付加されるパターンの対象領域内に付加されるパターンの大きさと、対象領域外に付加されるパターンの大きさを変えているが、この他に、対象領域内に付加されるパターンの種類と、対象領域外に付加されるパターンの種類を変えることも可能である。
本実施形態では、縮小画像とマスク画像とを合成した後、LCDモニタ36に表示させる内容としているが、これに限定される必要はなく、元画像と拡大したマスク画像との合成画像を縮小してLCDモニタ36に表示させるようにしてもよい。
本実施形態では、画像拡縮部50、画像生成部51、フィルタ処理部59及び画像合成部60を、画像処理部35及びCPU15とは別に構成した形態としているが、これに限定されるものではなく、これら各部の機能を画像処理部35又はCPU15が備えている形態であってもよい。
本実施形態では、撮像した画像に対して画像効果を付与する機能を備えたデジタルカメラについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図4及び図5のフローチャートに示す手順を実行できる画像処理装置であってもよい。また、図4及び図5のフローチャートに示す手順をコンピュータに実行させることができるプログラム、及び該プログラムを記憶し、コンピュータで読み取ることができる記憶媒体であってもよい。
本実施形態では、クロスフィルタ処理についての内容としているが、フィルタ処理としては、これに限定される必要はない。例えばエンハンサー処理やソフトフィルタ処理などのフィルタ処理に対しても同様に対象領域内部については画像効果を強めるようにしてもよい。
デジタルカメラの電気的構成の概略を示す機能ブロック図である。 マスク画像の一例を示す説明図である。 LPF処理の概略を示す説明図である。 画像効果を付加する処理の流れを示すフローチャートである。 マスク画像データを作成する処理の流れを示すフローチャートである。 対象領域が抽出される画像及び対象領域が抽出されない画像の一例をそれぞれ示す説明図である。 画像効果が付加された画像の一例を示す説明図である。 撮像された日時が埋め込まれた画像の一例を示す説明図である。
符号の説明
10…デジタルカメラ、50…画像拡縮部、51…画像生成部、55…領域抽出部、56…注目領域検出部、57…色彩情報取得部、58…画像効果設定部、59…フィルタ処理部、60…画像合成部

Claims (9)

  1. 撮像により得られた元画像の対象物が含まれる領域を、前記元画像に付加する画像効果を変える対象領域として抽出する領域抽出手段と、
    前記元画像に含まれる画素のうち、輝度の高い画素が隣接する領域を注目領域として検出する注目領域検出手段と、
    前記元画像から検出される前記注目領域のうち、前記対象領域内に存在する注目領域に対する画像効果と、前記対象領域外に存在する注目領域に対する画像効果とを異なるように設定する効果設定手段と、
    前記効果設定手段により設定された前記画像効果に基づいて、前記元画像に付加する画像効果用のマスク画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段により生成されたマスク画像を、前記元画像に合成する画像合成手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    記効果設定手段は、前記対象領域内に存在する注目領域に対して付加する画像効果を、前記対象領域外に存在する注目領域に対して付加する画像効果よりも強調するように、各注目領域に対する画像効果を設定することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の撮像装置において、
    前記効果設定手段は、前記対象領域外に存在する注目領域に対して前記画像効果を付加しないように設定することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記元画像を縮小する画像縮小手段を備え、
    前記領域抽出手段による前記対象領域の抽出及び前記注目領域検出手段による前記注目領域の検出は、前記画像縮小手段により縮小された元画像を用いることで実行され、
    前記画像生成手段は、縮小された元画像と同一の画角となるように前記マスク画像を生成することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置において、
    前記マスク画像を前記元画像と同一の画角となるように拡大する画像拡大手段を備え、
    前記画像合成手段は、前記拡大されたマスク画像と前記元画像とを合成することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置において、
    前記画像生成手段により作成されたマスク画像に対してフィルタ処理を施すフィルタ処理手段をさらに備え、
    前記画像拡大手段は、前記フィルタ処理が施されたマスク画像を拡大することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記マスク画像は、予め設定されたパターンが画像効果用として配置された画像からなり、
    前記効果設定手段は、前記対象領域内に配置されるパターンと、前記対象領域外に配置されるパターンとの大きさを異なるように設定することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置において、
    前記パターンは、複数のラインを放射状に延出させた形状からなり、
    前記効果設定手段は、前記対象領域内か否かによって、前記パターンを構成するラインの数を異なるように設定することを特徴とする撮像装置。
  9. 撮像により得られた元画像に含まれる対象物の領域を、前記元画像に付加する画像効果を変える対象領域として抽出するステップと、
    前記元画像に含まれる画素のうち、輝度の高い画素が隣接する領域を注目領域として検出するステップと、
    前記元画像から検出される前記注目領域のうち、前記対象領域内に存在する注目領域に対する画像効果と、前記対象領域外に存在する注目領域に対する画像効果とを異なるように設定するステップと、
    設定された前記画像効果の内容に基づいて、前記元画像に付加する画像効果用のマスク画像を生成するステップと、
    生成されたマスク画像を、前記元画像に合成するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像効果付加プログラム。
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