JP2013007477A5 - - Google Patents
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本発明は、第1に、機器ハウジングに取り付けられたシールケース内に、これを洞貫する回転軸に固定した回転密封環とこれに対向してシールケースにOリングを介して軸線方向移動可能に内嵌保持された静止密封環との対向端面である密封端面の相対回転作用によりシール機能を発揮するように構成されたメカニカルシールを配置してある高温流体用軸封装置において、シールケースを、厚肉円筒体である本体部と、その端部の内周縁部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体である第1保持部と、その端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2保持部と、その内周端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第1仕切部と、その内周端部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体であって回転軸の外周面との間に微小な環状通路を形成する通路形成部と、その端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2仕切部と、その外周端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板であって外径が本体部と一致するOリング保持部とを具備する金属製構造物に構成して、Oリング保持部の内外周端部と機器ハウジングのシール部との間に第1及び第2Oリングを介在した状態で、機器ハウジングに取り付けてあり、その本体部とOリング保持部との間に形成される凹部を機器ハウジングに設けた給排路形成部で閉塞された冷却室として、この冷却室に当該給排路形成部に形成された冷却液給排路により冷却液を給排させるようにすると共に、当該冷却室の内周側部分であって両仕切部及び通路形成部で囲繞形成される冷却室部分により前記密封環が配置されたシールケース内領域と機器ハウジング内領域である高温流体領域とを区画するように構成してあることをしたことを特徴とする高温流体用軸封装置(以下「第1発明軸封装置」という)を提案する。
また、本発明は、第2に、機器ハウジングに取り付けられたシールケース内に、これを洞貫する回転軸に固定した回転密封環とシールケースにOリングを介して軸線方向移動可能に内嵌保持された静止密封環との対向端面である密封端面の相対回転作用によりシール機能を発揮するメカニカルシールに構成された一次シール、二次シール及び三次シールを並列配置し、一次シールと二次シールとの間に形成された第1シール空間及び二次シールと三次シールとの間に形成された第2シール空間に、夫々、封水を循環供給するように構成された高温流体用軸封装置であって、
シールケースを、厚肉円筒体である本体部と、その端部の内周縁部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体である第1保持部と、その端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2保持部と、その内周端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第1仕切部と、その内周端部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体であって回転軸の外周面との間に微小な環状通路を形成する通路形成部と、その端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2仕切部と、その外周端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板であって外径が本体部と一致するOリング保持部とを具備する金属製構造物に構成して、Oリング保持部の内外周端部と機器ハウジングのシール部との間に第1及び第2Oリングを介在した状態で、機器ハウジングに取り付けてあり、その本体部とOリング保持部との間に形成される凹部を機器ハウジングに設けた給排路形成部で閉塞された冷却室として、この冷却室に当該給排路形成部に形成された冷却液給排路により冷却液を給排させるようにすると共に、当該冷却室の内周側部分であって両仕切部及び通路形成部で囲繞形成される冷却室部分により前記一次シールの密封環が配置されたシールケース内領域と機器ハウジング内領域である高温流体領域とを区画するように構成し、第1シール空間に封水を循環供給する第1給排水手段及び第2シール空間に封水を循環供給する第2給排水手段を、各々、シールケースの本体部に形成された給水通路と、当該本体部に形成された排水通路と、当該本体部の内周面に形成されて給水通路に連通する環状の給水溝と、当該本体部の内周面に形成されて排水通路に連通する環状の排水溝と、これら給排水溝の開口部を閉塞シールすべく当該本体部の内周面に取り付けられたシャワーリングと、シャワーリングに形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって給水溝に連通する給水孔と、シャワーリングに形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって排水溝に連通する排水孔とを具備して、給水通路から給水溝に供給された封水を全給水孔からシール空間に供給すると共にシール空間内の封水を全排水孔から排水溝を経て排水通路へと排出することによって、当該シール空間における循環供給に伴う封水の脈動現象を抑制するように構成したことを特徴とする高温流体用軸封装置(以下「第2発明軸封装置」という)を提案する。
シールケースを、厚肉円筒体である本体部と、その端部の内周縁部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体である第1保持部と、その端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2保持部と、その内周端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第1仕切部と、その内周端部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体であって回転軸の外周面との間に微小な環状通路を形成する通路形成部と、その端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2仕切部と、その外周端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板であって外径が本体部と一致するOリング保持部とを具備する金属製構造物に構成して、Oリング保持部の内外周端部と機器ハウジングのシール部との間に第1及び第2Oリングを介在した状態で、機器ハウジングに取り付けてあり、その本体部とOリング保持部との間に形成される凹部を機器ハウジングに設けた給排路形成部で閉塞された冷却室として、この冷却室に当該給排路形成部に形成された冷却液給排路により冷却液を給排させるようにすると共に、当該冷却室の内周側部分であって両仕切部及び通路形成部で囲繞形成される冷却室部分により前記一次シールの密封環が配置されたシールケース内領域と機器ハウジング内領域である高温流体領域とを区画するように構成し、第1シール空間に封水を循環供給する第1給排水手段及び第2シール空間に封水を循環供給する第2給排水手段を、各々、シールケースの本体部に形成された給水通路と、当該本体部に形成された排水通路と、当該本体部の内周面に形成されて給水通路に連通する環状の給水溝と、当該本体部の内周面に形成されて排水通路に連通する環状の排水溝と、これら給排水溝の開口部を閉塞シールすべく当該本体部の内周面に取り付けられたシャワーリングと、シャワーリングに形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって給水溝に連通する給水孔と、シャワーリングに形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって排水溝に連通する排水孔とを具備して、給水通路から給水溝に供給された封水を全給水孔からシール空間に供給すると共にシール空間内の封水を全排水孔から排水溝を経て排水通路へと排出することによって、当該シール空間における循環供給に伴う封水の脈動現象を抑制するように構成したことを特徴とする高温流体用軸封装置(以下「第2発明軸封装置」という)を提案する。
第2発明軸封装置の好ましい実施の形態にあって、第2給排水手段においては、給水孔が三次シールにおける回転密封環の外周面に対向して配置されると共に排水孔が三次シールにおける静止密封環の外周面に対向して配置されるか、或いは給水孔が三次シールにおける静止密封環の外周面に対向して配置されると共に排水孔が三次シールにおける回転密封環の外周面に対向して配置される。何れの場合においても、第2給排水手段においては、給水通路が、給水ラインに連通する環状の給水ヘッダ室と、給水ヘッダ室とシャワーリングで閉塞された給水溝内とを連通すべく周方向に等間隔を隔てて並列配置された複数の給水連絡通路とを具備するものであり、排水通路が、排水ラインに連通する環状の排水ヘッダ室と、排水ヘッダ室とシャワーリングで閉塞された排水溝内とを連通すべく周方向に等間隔を隔てて並列配置された複数の排水連絡通路とを具備するものであることが好ましい。第2給排水手段において、このような複数の給排水連絡通路を設ける場合においては、回転軸の軸線を通過する断面において給水連絡通路と排水連絡通路とがX字状にクロスした形態で形成されていることが好ましい。
回転軸1は、図1に示す如く、機器ハウジング8の端部であるシール部8aから機外方向に突出してシールケース2を同心状に貫通するものであるが、シールケース2内の回転軸部分においては、軸本体1aに円筒状のスリーブ11,12,13,14を嵌挿させた積層構造に構成されている。スリーブ12,13,14は、長尺スリーブ11に外嵌されている。また、機器ハウジング8のシール部8aには、その内周部から突出する環状突起8bが設けられていると共に、その外周部から連なって回転軸1の軸線方向(以下、単に「軸線方向」という)に突出する給排路形成部8cが設けられている。給排路形成部8cは、後述するシールケース2より若干長尺な筒状体であり、シールケース2を囲繞する状態で内嵌しうる円形内周面を有するものである。
シールケース2は、図1に示す如く、厚肉円筒体である本体部2a,2b,2cと、その端部の内周縁部から機内領域A方向に一体的に延びる薄肉円筒体である第1保持部2dと、その端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2保持部2eと、その内周端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第1仕切部2fと、その内周端部から機内領域A方向に一体的に延びる薄肉円筒体である通路形成部2gと、その端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2仕切部2hと、その外周端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板であって外径が本体部と一致するOリング保持部2iとを具備する金属製構造物に構成してある。
シールケース2の本体部は、図1に示す如く、軸線方向に3つの部分に分割された外径一定の金属製円筒構造物であり、第1保持部2dを一体連結する第1本体部2aと、これに適当数のボルト2jにより連結された第2本体部2bと、これに適当数のボルト2kにより連結された第3本体部2cとからなる。第1本体部2aは、第1保持部2d、第2保持部2e、第1仕切部2f、通路形成部2g、第2仕切部2h及びOリング保持部2iと一体成形されたものである。
第1保持部2d、第2保持部2e、第1仕切部2f、通路形成部2g、第2仕切部2h及びOリング保持部2iは、本体部2a,2b,2cの肉厚(径方向の厚み)に比して薄肉のものに構成されている。通路形成部2gは、回転軸1つまり軸本体1aの外周面に近接して軸線方向に延びるものであり、軸本体1aとの対向周面間に微小な環状通路27を形成する。Oリング保持部2iは、その内外周端部に第1Oリング2m及び第2Oリング2nを係合させるOリング溝を形成したものであり、外径を本体部2a,2b,2cと一致させてある。第1本体部2aとOリング保持部2iとの対向周面間には、その周方向に等間隔を隔てて並列する複数の金属製補強杆(例えば、金属丸棒)2pを溶着してあり、これによって、第1保持部2d、第2保持部2e、第1仕切部2f、通路形成部2g、第2仕切部2h及びOリング保持部2iで構成される薄肉構造物を補強して、それが変形しないように図っている。
シールケース2には、その本体部(第1本体部2a)とOリング保持部2iとの間に環状凹部が形成されるが、この環状凹部は、シールケース2を機器ハウジング8に取り付けることにより、給排路形成部8cで閉塞された冷却室28に構成される。冷却室28の内周側部分であって両仕切部2f,2h及び通路形成部2gで囲繞形成される冷却室部分28aは、被密封流体領域をメカニカルシール3の密封環31,32が配置されたシールケース内領域A1と高温流体領域である機内領域Aとを区画しており、両領域A,A1は微小な環状通路27のみを介して連通されている。冷却室28には、給排路形成部8cに形成された冷却液給排路80,81により冷却液82が給排されるようになっている。すなわち、冷却液供給路80から冷却室28に供給された冷却液82により、冷却室28の外壁を構成する金属製薄肉部(第1保持部2d、第2保持部2e、第1仕切部2f、通路形成部2g、第2仕切部2h及びOリング保持部2i)が冷却されて、当該金属製薄肉部に接触する部材及び流体との熱交換(冷却)が行われるようになっているのであり、冷却液82は冷却液排出路81から冷却液供給路80へと循環されるようになっている。第1保持部2d及びOリング保持部2iの内周面には、図1に示す如く、多数の凸状フィン2s,2tが一体形成されていて、両部2d,2iに接触する部材及び流体の冷却をより効果的に行いうるように工夫されている。なお、冷却液82としては水等が使用され、その循環経路には必要に応じて熱交換器等の冷却機器が配設される。
高温流体用軸封装置は、図1に示す如く、回転側要素(スリーブ12,13,14及び回転密封環32,42,52等)を取り付けた長尺スリーブ11と静止側要素(静止密封環31,41,51等)を取り付けたシールケース2とを、着脱自在なセット爪9により一体連結して、長尺スリーブ11を軸体1aに嵌挿固定させると共にシールケース2を給排路形成部8cに嵌挿させた上、シールケース2を、環状リング2rを給排路形成部8cの環状凹部8dに係合させると共にシールケース2(第3本体部2c)に取り付けることにより、機器ハウジング8に取り付けるように構成したカートリッジ構造のものである。すなわち、回転側要素を取り付けた長尺スリーブ11と静止側要素を取り付けたシールケース2とをセット爪9により一体化させた形態(当該高温流体用軸封装置に組み立てた形態)のまま、軸体1aに挿通させた上、軸体1aに形成したネジ部1bにスリング兼用のストッパリング17を螺合させると共にこのストッパリング17をセットスクリュー17aにより軸体1aに固定することによって、当該高温流体用軸封装置を機器ハウジング8に装着するようになっている。そして、セット爪9を取り外した上で、当該高温流体用軸封装置の運転が開始される。また、メンテナンス作業等においては、上記と逆の作業手順により当該高温流体用軸封装置を機器ハウジング8から取り外すことができる。このようなカートリッジ構造としておくことにより、軸装置の組立及び機器ハウジング8への脱着作業を正確且つ容易に行うことができる。かかる点は、特に、複数のメカニカルシール3,4,5を有する上記高温流体用軸封装置のように複雑な構造をなすものにおいては、極めて有利な利点である。
第1給排水手段は、図1及び図2に示す如く、シールケース2及び機器ハウジング8の給排路形成部8cに形成されて給水ライン61に接続された給水通路62と、シールケース2及び機器ハウジング8の給排路形成部8cに形成されて排水ライン63に接続された排水通路64と、シールケース2の内周面に形成されて給水通路62に連通する環状の給水溝65と、シールケース2の内周面に形成されて排水通路64に連通する環状の排水溝66と、これら給排水溝65,66の開口部を閉塞シールすべくシールケース2の内周面に取り付けられたシャワーリング67と、シャワーリング67に形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって給水溝65に連通する給水孔68と、シャワーリング67に形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって排水溝66に連通する排水孔69とを具備して、給水通路62から給水溝65に供給された封水6を全給水孔68から第1シール空間Cに供給すると共に第1シール空間C内の封水6を全排水孔69から排水溝66を経て排水通路64へと排出するように構成されている。給水孔68は、図1〜図3に示す如く、第2メカニカルシール4における静止密封環(第2静止密封環)41の外周面であって密封端面41aに対向して開口する形態でシャワーリング67に穿設されている。排水孔69は、図1、図2及び図4に示す如く、第1メカニカルシール3における静止密封環(第2静止密封環)31の外周面であって密封端面31aに対向して開口する形態でシャワーリング67に穿設されている。なお、シャワーリング67には、給水孔68から大気領域B側へと離間する位置に配して、第1シール空間Cと給水溝65内とを連通する適当数の空気抜き孔67aが穿設されている。
第2給排水手段は、図1及び図2に示す如く、シールケース2及び機器ハウジング8の給排路形成部8cに形成されて給水ライン71に接続された給水通路72と、シールケース2及び機器ハウジング8の給排路形成部8cに形成されて排水ライン73に接続された排水通路74と、シールケース2の内周面に形成されて給水通路72に連通する環状の給水溝75と、シールケース2の内周面に形成されて排水通路74に連通する環状の排水溝76と、これら給排水溝75,76の開口部を閉塞シールすべくシールケース2の内周面に取り付けられたシャワーリング77と、シャワーリング77に形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって給水溝75に連通する給水孔78と、シャワーリング77に形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって排水溝76に連通する排水孔79とを具備して、給水通路72から給水溝75に供給された封水7を全給水孔78から第2シール空間Dに供給すると共に第2シール空間D内の封水7を全排水孔79から排水溝76を経て排水通路74へと排出するように構成されている。給水孔78は、図1、図2及び図5に示す如く、第3メカニカルシール5における回転密封環(第3回転密封環)52の外周面であってこれを覆っている保持環16の大径部と小径部との境界部分つまり封水流路D1の機内領域A側の端部に対向して開口する形態でシャワーリング77に穿設されている。排水孔79は、図1、図2及び図6に示す如く、第3メカニカルシール5における静止密封環(第3静止密封環)51の外周面であって密封端面51aに対向して開口する形態でシャワーリング77に穿設されている。給水通路72は、図1、図2及び図5に示す如く、給水ライン71に連通する環状の給水ヘッダ室72aと、給水ヘッダ室72aとシャワーリング77で閉塞された給水溝75内とを連通すべく周方向に等間隔を隔てて並列配置された複数の給水連絡通路72bとを具備して、給水ライン71から給水ヘッダ室72aに供給された封水7を給水連絡通路群76から給水溝75に供給するようになっている。排水通路74は、図1、図2及び図6に示す如く、排水ライン73に連通する環状の排水ヘッダ室74aと、排水ヘッダ室74aとシャワーリング77で閉塞された排水溝76内とを連通すべく周方向に等間隔を隔てて並列配置された複数の排水連絡通路74bとを具備して、排水孔群79から排水溝76に流入した第2シール空間D内の封水7を排水連絡通路群74bから排水ヘッダ室74aを介して排水ライン73に排水するようになっている。給水連絡通路72bと排水連絡通路74bとは、回転軸1の軸線に対して逆方向に傾斜する傾斜通路となっている。すなわち、図1及び図2に示す如く、給排水ヘッダ室72a,74aの軸線方向位置関係と給排水溝75,76の軸線方向位置関係とが逆になるようにして、回転軸1の軸線を通過する断面において給水連絡通路72bと排水連絡通路74bとがX字状にクロスした形態となるように工夫してある。各連絡通路72b,74bの上記軸線に対する傾斜角度は45度又は略45度に設定されている。給排水連絡通路72b,74b及び給排水孔78,79の数及び形状(断面積(水流方向に直交する断面の面積))は、全給排水連絡通路72b,74bの合計断面積が全給排水孔78,79の合計断面積と同一か又は全給排水孔78,79の合計断面積より若干大きくなる条件において、適宜に設定される。なお、シャワーリング77には、排水孔79から大気領域B側へと離間する位置に配して、第2シール空間Dと排水溝76内とを連通する適当数の空気抜き孔77aが穿設されている。
以上のように構成された高温流体用軸封装置にあっては、シールケース内領域A1と機内領域である高温流体領域Aとが冷却室28によって区画されており、この冷却室28の外壁を構成するシールケース部分(第1保持部2d、第2保持部2e、第1仕切部2f、通路形成部2g、第2仕切部2h及びOリング保持部2i)が薄肉円筒体又は薄肉円環状板であるから、冷却室28内の冷却液82によってシールケース内領域A1に配置されるメカニカルシール構成部材が効果的に冷却される。しかも、冷却室28の内周側部分は回転軸1(軸体1a)に近接しており、シールケース内領域A1と高温流体領域Aとはシールケース2の通路形成部2gと回転軸1との対向周面間に形成される微小な環状通路27を介して連通されているから、機器ハウジング8内の高温流体は当該環状通路27を通過する間に冷却室28内の冷却液82によって(更には当該環状通路27を通過することによる圧力損失が生じることによって)効果的に冷却されることになり、シールケース内領域A1における流体温度は機器ハウジング内の流体温度に比して大幅に低下することになる。したがって、機器ハウジング8内の高温流体が直接に接触するメカニカルシール部材(静止密封環31とシールケース2との間に介在されるOリング34等)についても、これが高温に晒されることがなく、熱劣化,熱損失するようなことがない。また、シールケース2が、そのOリング保持部2iの内外周端部と機器ハウジング8のシール部8aとの間に第1及び第2Oリング2m,2nを介在した状態で、機器ハウジング8に取り付けられているから、仮に、当該保持部2iの内周端部側のOリング(第1Oリング)2mが高温流体に接触することにより劣化,熱損するようなことがあっても、当該第1Oリング2mから漏洩した高温流体は冷却室28の薄肉外壁であるOリング保持部2iと機器ハウジング8のシール部8aとの間を通過して第2Oリング2nに到達する前に十分に冷却されることから、シールケース2と機器ハウジング8との間は第2Oリング2nにより確実にシールされることになる。このような冷却機能は、フィン2s,2tの存在によってより効果的に発揮されることになる。これらのことから、当該高温流体用軸封装置によれば、高温流体を扱う回転機器においても極めて良好なメカニカルシール機能を発揮することができる。
すなわち、第2シール空間D内の封水7をシールケース2の周方向に等間隔を隔てて並列する複数の給排水孔78,79から給排水させるため、第2シール空間D内に位置する回転密封環(第3回転密封環)52の回転によってその周辺の封水7にポンピング,連れ回り現象が生じている場合にも、冒頭で述べた従来のタンデムシールにおける如く一箇所から封水を給排させる場合に比して、封水7の脈動が防止され或いは振動を生じさせない程度にまで抑制される。また、全給排水孔78,79と給排水ライン71,73との間を、第1環状室(給排水溝75,76)と第2環状室(ヘッダ室72a,74a)と両環状室間を連結する複数の給排水連絡通路72b,74bとを介して、連結していることから、第2シール空間Dへの給排水経路において急激な圧力変動が生じず、これによって脈動の発生をより効果的に抑制することができる。このような効果を発揮させる上で、給排水連絡通路72b,74bを前記した如く45度前後の傾斜角度でX状にクロスさせておくことも有効となる。さらに、周方向に均等配置された複数の給水孔78から第2シール空間D内に位置する回転密封環(第3回転密封環)52の外周面に向けて放射状に給水させるようにしたことによって、当該回転密封環52の回転によるポンピング,連れ回り現象が、回転密封環外周の封水流路D1を給水孔79へと流動する封水7によって緩和されることになり、これによって脈動の発生が更に効果的に抑制されることになる。また、第2静止密封環42と回転軸1(スリーブ12)との対向周面間(円筒状領域D2)を、前記した如く、表面研磨により封水7との摩擦係数を低減し且つ最大限拡げるようにしておくことによっても、封水7の連れ回りによる脈動発生を有効に抑制することができる。
また、封水6,7を周方向に均等配置された複数の給水孔68,78からシール空間C,Dに供給(噴出)させるようにしたことによって、実開昭63−119969号公報に開示されるような公知のタンデムシールにおける如くシールケース内周部の一箇所から封水を供給させる場合に比して、封水6,7によるフラッシング機能がより効果的に発揮され、更に誘導突起21,22,23による反転流6a,6b,7aを生じさせることにより、密封環の相対回転摺接部分31a,32a、41a,42a及び51a,52aに対するフラッシング機能が更に効果的に発揮されることになる。したがって、上記した高温流体用軸封装置によれば、高温条件に加えて高速,高圧の高PV値条件下においても、格別のトラブルを生じることなく、極めて良好なシール機能を発揮することができる。
Claims (9)
- 機器ハウジングに取り付けられたシールケース内に、これを洞貫する回転軸に固定した回転密封環とこれに対向してシールケースにOリングを介して軸線方向移動可能に内嵌保持された静止密封環との対向端面である密封端面の相対回転作用によりシール機能を発揮するように構成されたメカニカルシールを配置してある高温流体用軸封装置において、
シールケースを、厚肉円筒体である本体部と、その端部の内周縁部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体である第1保持部と、その端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2保持部と、その内周端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第1仕切部と、その内周端部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体であって回転軸の外周面との間に微小な環状通路を形成する通路形成部と、その端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2仕切部と、その外周端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板であって外径が本体部と一致するOリング保持部とを具備する金属製構造物に構成して、Oリング保持部の内外周端部と機器ハウジングのシール部との間に第1及び第2Oリングを介在した状態で、機器ハウジングに取り付けてあり、その本体部とOリング保持部との間に形成される凹部を機器ハウジングに設けた給排路形成部で閉塞された冷却室として、この冷却室に当該給排路形成部に形成された冷却液給排路により冷却液を給排させるようにすると共に、当該冷却室の内周側部分であって両仕切部及び通路形成部で囲繞形成される冷却室部分により前記密封環が配置されたシールケース内領域と機器ハウジング内領域である高温流体領域とを区画するように構成してあることをしたことを特徴とする高温流体用軸封装置。 - 機器ハウジングに取り付けられたシールケース内に、これを洞貫する回転軸に固定した回転密封環とシールケースにOリングを介して軸線方向移動可能に内嵌保持された静止密封環との対向端面である密封端面の相対回転作用によりシール機能を発揮するメカニカルシールに構成された一次シール、二次シール及び三次シールを並列配置し、一次シールと二次シールとの間に形成された第1シール空間及び二次シールと三次シールとの間に形成された第2シール空間に、夫々、封水を循環供給するように構成された高温流体用軸封装置であって、
シールケースを、厚肉円筒体である本体部と、その端部の内周縁部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体である第1保持部と、その端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2保持部と、その内周端部から径方向内方に一体的に延びる薄肉円環状板である第1仕切部と、その内周端部から機器ハウジング内領域方向に一体的に延びる薄肉円筒体であって回転軸の外周面との間に微小な環状通路を形成する通路形成部と、その端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板である第2仕切部と、その外周端部から径方向外方に一体的に延びる薄肉円環状板であって外径が本体部と一致するOリング保持部とを具備する金属製構造物に構成して、Oリング保持部の内外周端部と機器ハウジングのシール部との間に第1及び第2Oリングを介在した状態で、機器ハウジングに取り付けてあり、その本体部とOリング保持部との間に形成される凹部を機器ハウジングに設けた給排路形成部で閉塞された冷却室として、この冷却室に当該給排路形成部に形成された冷却液給排路により冷却液を給排させるようにすると共に、当該冷却室の内周側部分であって両仕切部及び通路形成部で囲繞形成される冷却室部分により前記一次シールの密封環が配置されたシールケース内領域と機器ハウジング内領域である高温流体領域とを区画するように構成し、
第1シール空間に封水を循環供給する第1給排水手段及び第2シール空間に封水を循環供給する第2給排水手段を、各々、シールケースの本体部に形成された給水通路と、当該本体部に形成された排水通路と、当該本体部の内周面に形成されて給水通路に連通する環状の給水溝と、当該本体部の内周面に形成されて排水通路に連通する環状の排水溝と、これら給排水溝の開口部を閉塞シールすべく当該本体部の内周面に取り付けられたシャワーリングと、シャワーリングに形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって給水溝に連通する給水孔と、シャワーリングに形成されて周方向に等間隔を隔てて並列する複数個の貫通孔であって排水溝に連通する排水孔とを具備して、給水通路から給水溝に供給された封水を全給水孔からシール空間に供給すると共にシール空間内の封水を全排水孔から排水溝を経て排水通路へと排出することによって、当該シール空間における循環供給に伴う封水の脈動現象を抑制するように構成したことを特徴とする高温流体用軸封装置。 - 第2給排水手段の給水孔が三次シールにおける回転密封環の外周面に対向して配置されると共に、排水孔が三次シールにおける静止密封環の外周面に対向して配置されていることを特徴とする、請求項2に記載する高温流体用軸封装置。
- 第2給排水手段の給水孔が三次シールにおける静止密封環の外周面に対向して配置されると共に、排水孔が三次シールにおける回転密封環の外周面に対向して配置されていることを特徴とする、請求項2に記載する高温流体用軸封装置。
- 第2給排水手段において、給水通路が、給水ラインに連通する環状の給水ヘッダ室と、給水ヘッダ室とシャワーリングで閉塞された給水溝内とを連通すべく周方向に等間隔を隔てて並列配置された複数の給水連絡通路とを具備するものであり、排水通路が、排水ラインに連通する環状の排水ヘッダ室と、排水ヘッダ室とシャワーリングで閉塞された排水溝内とを連通すべく周方向に等間隔を隔てて並列配置された複数の排水連絡通路とを具備するものであることを特徴とする、請求項2〜4の何れかに記載する高温流体用軸封装置。
- 第2給排水手段において、回転軸の軸線を通過する断面において給水連絡通路と排水連絡通路とがX字状にクロスした形態で形成されていることを特徴とする、請求項5に記載する高温流体用軸封装置。
- シールケース内の回転軸部分を軸本体とこれに嵌挿固定されるスリーブとで構成すると共に、前記給排路形成部をシールケースを囲繞する状態で内嵌する筒状体に構成し、回転密封環を含む回転側要素を取り付けたスリーブと静止密封環を含む静止側要素を取り付けたシールケースとを、着脱自在なセット爪により一体連結して、スリーブを回転軸に嵌挿固定させると共にシールケースを給排路形成部に嵌挿させた上、シールケースをその端部に取り付けた周方向に分割状の環状リングを給排路形成部の端部内周に形成した環状凹部に係合させることにより機器ハウジングに取り付けるように構成したカートリッジ構造のものであることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載する高温流体用軸封装置。
- シールケースの本体部とOリング保持部との対向端面間に、その周方向に等間隔を隔てて並列する複数の金属製補強杆が溶着されていることを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載する高温流体用軸封装置。
- シールケースの第1保持部及びOリング保持部の内周面に多数の凸状フィンを一体形成してあることを特徴とする、請求項1〜8の何れかに記載する高温流体用軸封装置。
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