JP5727169B2 - メカニカルシール冷却用クーラー - Google Patents

メカニカルシール冷却用クーラー Download PDF

Info

Publication number
JP5727169B2
JP5727169B2 JP2010171126A JP2010171126A JP5727169B2 JP 5727169 B2 JP5727169 B2 JP 5727169B2 JP 2010171126 A JP2010171126 A JP 2010171126A JP 2010171126 A JP2010171126 A JP 2010171126A JP 5727169 B2 JP5727169 B2 JP 5727169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
transfer tube
cooling
cooler
mechanical seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010171126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012031917A (ja
Inventor
優司 佐藤
優司 佐藤
修平 松居
修平 松居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to JP2010171126A priority Critical patent/JP5727169B2/ja
Publication of JP2012031917A publication Critical patent/JP2012031917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5727169B2 publication Critical patent/JP5727169B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

本発明は、化学工業用機械、ポンプなどの各種機械の回転軸部に設けられるメカニカルシール冷却用クーラーに関する。
従来、化学工業用機械などの回転軸部に設けられるメカニカルシールに使用するフラッシング流体の液温が高い場合、クーラーを用いて、このフラッシング流体を冷却する。ここで用いられるクーラーは、密封筒体(シェル)の内部に伝熱管(冷却チューブ)を設け、この伝熱管に高温のフラッシング流体を流すとともに、伝熱管の外側に密封筒体の内部に導入された冷却水を満たすことにより、伝熱管を介して高温のフラッシング流体と冷却水との間で熱交換を行い、フラッシング流体の液温を下げてメカニカルシールの冷却を行うものである(特許文献1〜3)。
メカニカルシール冷却用クーラーは、化学工業用機械などの回転軸部に設けられるため、これら機械が発する振動の影響を受けやすい。特に、伝熱管は、熱交換を効率よく行う(熱交換面積を大きくする)ために、螺旋構造をとることが一般的である。螺旋状の伝熱管は、振動により異音が発生する場合がある。
近年、メカニカルシール冷却用クーラーの小型化の要請から、密封筒体内の空間を有効利用するため、伝熱管の螺旋が外側と内側との二重巻き構造となるように構成したメカニカルシール冷却用クーラー(特許文献1)が汎用されている。二重巻き構造を有するメカニカルシール冷却用クーラーでは、外側の螺旋状配管と内側の螺旋状配管との間に仕切り板が設けられることがあり、振動により伝熱管と仕切り板とが接触して、異音が発生する場合もある。
異音の発生は、クーラーの性能自体に影響を及ぼさないが、一般的に、プラントなどにおいて装置からの異音の発生は、装置のトラブルの発見につながることから、他の装置のトラブルの発見を遅らせるおそれがある。したがって、メカニカルシール冷却用クーラーは、異音の発生を抑える構造を有することが望ましい。
特開平8−135800号公報 特開平11−230685号公報 特開2006−83992号公報
本発明の目的は、冷却効率に優れ、ポンプなどの振動によって異音が発生しないメカニカルシール冷却用クーラーを提供することにある。
本発明のメカニカルシール冷却用クーラーは、冷却水の流入口と流出口とを有する密封筒体、高温の流体が流れる伝熱管および保持手段を備え、該伝熱管が該密封筒体の内部に設けられ、かつ該伝熱管の両端が該密封筒体の外部に設けられ、そして該伝熱管が該保持手段によって該密封筒体に固定されている。
1つの実施態様では、上記伝熱管は、2本以上設けられている。
本発明によれば、冷却効率に優れ、ポンプなどの振動によって異音が発生しないメカニカルシール冷却用クーラーを提供することができる。
さらに、本発明のメカニカルシール冷却用クーラーは、伝熱管を2本以上設けた場合、2系統以上のフラッシング流体を同時に冷却することができる。
2本の伝熱管を用いた本発明のメカニカルシール冷却用クーラーの一実施態様を示す縦断面図である。 (A)は、本発明のメカニカルシール冷却用クーラーにおいて、保持手段によって密封筒体に固定された伝熱管を示す縦断面図であり、(B)は(A)をさらに拡大した図である。 1本の伝熱管を用いた本発明のメカニカルシール冷却用クーラーの一実施態様を示す縦断面図である。 1本の伝熱管を用いた本発明のメカニカルシール冷却用クーラーの他の実施態様を示す縦断面図である。
本発明のメカニカルシール冷却用クーラーを、図面を参照して説明する。
メカニカルシール冷却用クーラーとは、化学工業用機械、ポンプなどの各種機械の回転軸部に設けられるメカニカルシールを、フラッシング流体を用いて冷却するためのクーラーをいう。
図1は、本発明のメカニカルシール冷却用クーラー(以下、単に「冷却用クーラー」と記載する場合がある)の一実施態様を示す縦断面図である。図1の冷却用クーラーは、冷却水の流入口11と流出口12とを有する密封筒体1、高温の流体が流れる伝熱管2および保持手段3を備える。
密封筒体1の形状は、筒体である限り、特に限定されないが、一般的には、円筒体である。
密封筒体1の大きさは、目的に応じて適宜設定され得、例えば、内径10cm〜100cm、高さ50cm〜250cmの円筒体であり得る。
密封筒体1は、両端が蓋板13で封じられている。密封筒体1の表面には、冷却水の流入口11および流出口12が設けられている。流入口11および流出口12は、好ましくは蓋板13に設けられている。図1の冷却用クーラーでは、流入口11および流出口12は、それぞれ蓋板13の中央部および端部に設けられているが、流入口11および流出口12の位置は特に限定されない。
密封筒体1および蓋板13の材質は特に限定されないが、強度、腐食性などを考慮すると、ステンレス、チタンなどが好ましい。
冷却水としては、特に限定されず、水道水、工業用水、地下水、河川水、海水などが挙げられる。冷却水は、流入口11から密封筒体1内に入り、密封筒体1内を循環した後、流出口12から密封筒体1外へ出る。冷却水の密封筒体1内における滞留時間は、冷却効率に応じて適宜設定され得る。
伝熱管2は密封筒体1の内部に設けられるが、伝熱管2の両端は密封筒体1の外部に設けられる。
伝熱管2は、密封筒体1の内周径よりも小さい径で、通常、密封筒体1の上部から下部に向かって周回するように(螺旋状に)設けられている。
2本の伝熱管2(a系統の伝熱管21およびb系統の伝熱管22)が1つの密封筒体1内に設けられる図1のメカニカルシール冷却用クーラーでは、aおよびb系統の伝熱管21、22が対になって密封筒体1の上部から下部に向かって、密封筒体1の壁面に沿って(外側)、螺旋構造を形成している。a系統の伝熱管21は、密封筒体1の下部で折り返され、下部から上部に向かって、外側の螺旋構造の内側で、さらに螺旋構造を形成している(二重巻き構造)。一方、b系統の伝熱管22は、密封筒体1の下部で折り返され、螺旋構造を形成せずに、下部から上部に向かっている(一重巻き構造)。
本発明の冷却用クーラーは、図3および4に示すように、1本の伝熱管2のみを用いてもよい。1本の伝熱管2は、一重巻き構造を有していてもよく(図3)、二重巻き構造を有していてもよい(図4)。
伝熱管2の材質は特に限定されないが、冷却効率などを考慮すると、ステンレス、銅、チタンなどが好ましい。伝熱管2の外径は、冷却用クーラーの大きさに応じて適宜設定され得、例えば、1.05cm〜3.40cmであり得る。
二重巻き構造の場合、冷却効率を上げるために、内側の配管と外側の配管との間に仕切り板4が設けられることがある。仕切り板4の材質は特に限定されず、ステンレス、鋼などが挙げられる。
伝熱管2には、密封筒体1の外部に設けられる両端を通じて高温の流体が流れる。密封筒体1の内部では、伝熱管2内の高温の流体が、伝熱管2の管壁を介して、密封筒体1内の冷却水との間の熱交換により冷却される。
高温の流体としては、フラッシング流体が挙げられる。フラッシング流体としては、特に限定されず、ボイラー給水、水道水、工業用水、地下水、河川水、海水などが挙げられる。高温の流体の伝熱管2における流速は、冷却効率に応じて適宜設定され得る。
伝熱管2は、保持手段3によって密封筒体1に固定されている。固定方法は特に限定されない。例えば、保持手段3は保持板31およびゆるみ止め板32からなり、仕切り板4、保持板31、伝熱管2およびゆるみ止め板32を、この順序で配置し、ゆるみ止め板32から仕切り板4に向かってネジ33(ボルト)で締め付けることにより、仕切り板4と保持板31との隙間を広げて伝熱管2を張力で固定する方法が挙げられる。この方法を用いる場合、ネジ33のゆるみを防止するために、ネジ33の頭は、ゆるみ止め板32に溶接して固定してもよい。なお、伝熱管2とゆるみ止め板32とは接触していても離れていてもよい。
伝熱管2は、数個の保持手段3(例えば、数組の保持板31およびゆるみ止め板32)を用いて周面に沿って数ヶ所、好ましくは3〜4個の保持手段3(例えば、3〜4組の保持板31およびゆるみ止め板32)を用いて、周面に沿って3〜4ヶ所固定される。
伝熱管2を2本以上用いる場合、密封筒体1内の伝熱管の集積度が高くなり、仕切り板4に接触しやすくなるので、保持手段3の効果がより発揮され得る。
保持板31は、図2に示すように、伝熱管2の形状に応じた溝311が形成されていることが好ましい。保持板31がこのような溝311を有することによって、伝熱管2が保持板31に嵌め込まれ、振動が抑制される。溝311の形状は、図2に示すような1つの溝311で二重巻き分の伝熱管2を保持する形状に限定されない。例えば、図3に示すような1つの溝311で一重巻き分の伝熱管2を保持する形状でもよい。
保持板31およびゆるみ止め板32の大きさは、密封筒体1の大きさに応じて適宜設定され得る。
保持板31およびゆるみ止め板32の材質は特に限定されず、ステンレス、チタンなどが挙げられる。保持板31およびゆるみ止め板32の材質は、同じであってもよく、異なっていてもよい。
本発明によれば、冷却効率に優れ、ポンプなどの振動によって異音が発生しないメカニカルシール冷却用クーラーを提供することができる。さらに、本発明のメカニカルシール冷却用クーラーは、伝熱管を2本以上設けた場合、2系統以上のフラッシング流体を同時に冷却することができる。したがって、化学工業用機械、ポンプなどのメカニカルシール冷却用クーラーとして有用である。
1 密封筒体
11 冷却水の流入口
12 冷却水の流出口
13 蓋板
2 伝熱管
21 a系統の伝熱管
22 b系統の伝熱管
3 保持手段
31 保持板
311 溝
32 ゆるみ止め板
33 ネジ
4 仕切り板

Claims (2)

  1. 冷却水の流入口と流出口とを有する密封筒体、高温の流体が流れる伝熱管および保持手段を備えるメカニカルシール冷却用クーラーであって、
    該伝熱管が該密封筒体の内部に設けられ、かつ該伝熱管の両端が該密封筒体の外部に設けられ、そして
    該伝熱管は螺旋構造を形成しており、
    該密封筒体の内部に仕切り板が設けられ、
    該伝熱管が該保持手段によって該仕切り板に固定されており、
    該保持手段による固定が、該伝熱管と該仕切り板との間に該伝熱管の形状に応じた溝が形成された保持板を介して行われる、
    メカニカルシール冷却用クーラー。
  2. 前記伝熱管が2本以上設けられている、請求項1に記載のメカニカルシール冷却用クーラー。
JP2010171126A 2010-07-29 2010-07-29 メカニカルシール冷却用クーラー Active JP5727169B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010171126A JP5727169B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 メカニカルシール冷却用クーラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010171126A JP5727169B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 メカニカルシール冷却用クーラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012031917A JP2012031917A (ja) 2012-02-16
JP5727169B2 true JP5727169B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=45845571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010171126A Active JP5727169B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 メカニカルシール冷却用クーラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5727169B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040463A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 イーグル工業株式会社 メカニカルシール用クーラ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746280U (ja) * 1980-08-26 1982-03-15
JPS6228570A (ja) * 1985-07-31 1987-02-06 Hitachi Ltd 多段メカニカルシ−ルの冷却装置
JPH083767Y2 (ja) * 1992-07-09 1996-01-31 日本ピラー工業株式会社 軸封装置
JP4130184B2 (ja) * 2004-09-17 2008-08-06 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール用クーラー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012031917A (ja) 2012-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9801313B2 (en) Underwater container cooling via integrated heat exchanger
JP5712067B2 (ja) 高温流体用軸封装置
KR101176564B1 (ko) 세라믹층이 형성된 빙축시스템을 이용한 정수기용 냉수 열교환기
JP2013007477A5 (ja)
JP5259463B2 (ja) 高温用デッドエンドシール
JP5727169B2 (ja) メカニカルシール冷却用クーラー
JP2009052849A (ja) 車両用オイルクーラ
CN104006686A (zh) 一种可拆卸式组合热管
TWI616629B (zh) Expansion tank and rehydrator with the same
KR20170127640A (ko) 스파이럴 판형 열교환기
JP5807926B2 (ja) メカニカルシール用クーラ
JP2008082600A (ja) 水冷媒熱交換器とそれを用いたヒートポンプ給湯装置
RU144938U1 (ru) Теплообменник трубчатый
JP2011137568A (ja) 熱交換器
CN104654835A (zh) 列管式换热器
CN203148251U (zh) 一种高效双冷却管双管板冷凝器
JP2006292314A (ja) 熱交換器
JP6300234B2 (ja) 弁装置、熱交換器の冷却システム
JP2017193972A (ja) 排気熱回収装置
KR100832089B1 (ko) 발전시스템의 제너레이터 샤프트 베어링용 오일쿨링장치
WO2012053215A1 (ja) 冷却装置および原子力蒸気供給システム
RU151825U1 (ru) Теплообменник типа "труба в трубе"
JP2008196792A (ja) 熱交換器
KR20100135984A (ko) 고열발생 회전축용 지지장치
RU142498U1 (ru) Промежуточный горизонтальный газоохладитель (варианты)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5727169

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150