JP2012522503A - 5’−イノシン酸生産性が向上したコリネバクテリウム属微生物及びこれを用いた核酸の生産方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図1
Description
コリネバクテリウム・アンモニアゲネス菌株の染色体へ外来遺伝子を挿入するために、該当遺伝子を連続的に2つのコピーを含むpDZ基盤組換えベクターを用いた。pDZベクターは、コリネバクテリウム属微生物の染色体挿入用ベクターであって、参照によって本明細書に含まれた大韓民国特許公開第2008−0025355号に開示された方法によって製造した。図1は、pDZベクターの構造を概略的に見せてくれる。
コリネバクテリウム属微生物の染色体上でpurF遺伝子とpurM遺伝子とは、近接距離に位置しているため、2つの遺伝子を同時に発現させるために前記2つの遺伝子及びプロモーター部位を含んだpurFMベクターを製作した。
5’−イノシン酸生産能を有するコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株の染色体を分離し、これを鋳型にしてpurFM、すなわち、連続的に配列されたpurFとpurMとを含む断片を収得するために重合酵素連鎖反応(Polymerase Chain Reaction:PCR)を行った。重合酵素は、PfuUltraTM高−信頼DNAポリメラーゼ(Stratagene)を使用し、96℃で30秒の変性、53℃で30秒のアニーリング(annealing)及び72℃で2分の重合反応から構成されたサイクルを30回繰り返した。その結果、プロモーター部位を含んだpurFM遺伝子2対(purFM−A、purFM−B)を得た。purFM−Aは、配列番号1と2をプライマーとして使用して増幅されたものであり、purFM−Bは、配列番号3と4をプライマーとして使用して増幅されたものである。前記増幅産物をTOPO Cloning Kit(Invitrogen)を用いて大膓菌ベクターpCR2.1にクローニングしてそれぞれpCR−purFM−AとpCR−purFM−Bベクターを得た。前記pCRベクターにpurFM−AとpurFM−Bの各末端に含まれた制限酵素(purFM−A: EcoRI+XbaI、purFM−B:XbaI+HindIII)を処理して前記pCRベクターからそれぞれのpurFM遺伝子を分離した。その後、制限酵素EcoRIとHindIIIとが処理されたpDZベクターに3片接合(3−piece ligation)を介してクローニングし、最終的に、purFM遺伝子2つが連続的にクローニングされたpDZ−2purFM組換えベクターを製作した。図2は、コリネバクテリウム染色体挿入用ベクターpDZ−2purFMを示す図である。
前記pDZ−2purFMベクターを5’−イノシン酸生産菌株であるコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株に電気穿孔法によって形質転換し、2次交差過程を経って染色体上の内在的purFM遺伝子の真横に1つのpurFM遺伝子を更に挿入して総コピー数を2つに増加させた菌株を得た。連続的に挿入されたpurFM遺伝子は、2つのpurFM連結部品を増幅することができる配列番号5と6のプライマーを用いたPCRを介して最終確認した。
コリネバクテリウム属微生物の染色体上でpurN遺伝子とpurH遺伝子とが近接距離に位置しているため、2つの遺伝子を同時に発現させるためにプロモーター 部位を含んだpurNHベクターを製作した。
5’−イノシン酸生産能を有するコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株の染色体を分離し、これを鋳型にしてpurNH、すなわち、連続的に配列されたpurNとpurHとを含む断片を収得するために重合酵素連鎖反応を行った。重合酵素は、PfuUltraTM高−信頼DNAポリメラーゼ(Stratagene)を使用し、96℃で30秒の変性、53℃で30秒のアニーリング及び72℃で2分の重合反応から構成されたサイクルを30回繰り返した。その結果、プロモーター 部位を含んだpurNH遺伝子2対(purNH−A、purNH−B)を得た。purNH−Aは、配列番号7と8をプライマーとして使用して増幅されたものであり、purNH−Bは、配列番号8と9をプライマーとして使用して増幅されたものである。前記増幅産物をTOPO Cloning Kitを用いて大膓菌ベクターpCR2.1にクローニングしてpCR−purNH−AとpCR−purNH−Bベクターを得た。前記pCRベクターにpurNH−AとpurNH−Bとの各末端に含まれた制限酵素(purNH−A:BamHI+SalI、purNH−B:SalI)を処理して前記pCRベクターからそれぞれのpurNH遺伝子を分離した。その後、制限酵素BamHIとSalIとが処理されたpDZベクターに3片接合を介してクローニングし、最終的に、purNH遺伝子2つが連続的にクローニングされたpDZ−2purNH組換えベクターを製作した。図3は、コリネバクテリウム染色体挿入用ベクターpDZ−2purNHを示す図である。
前記pDZ−2purNHベクターを5’−イノシン酸生産菌株であるコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株に電気穿孔法によって形質転換し、2次交差過程を経って染色体上の内在的purNH遺伝子の真横に1つのpurNH遺伝子を更に挿入して総コピー数を2つに増加させた菌株を得た。連続的に挿入されたpurNH遺伝子は、2つのpurNH連結部品を増幅することができる配列番号10と11のプライマーを用いたPCRを介して最終確認した。
コリネバクテリウム属微生物の染色体上でpurS遺伝子とpurL遺伝子とが近接距離に位置しているため、2つの遺伝子を同時に発現させるためにプロモーター部位を含んだpurSLベクターを製作した。
5’−イノシン酸生産能を有するコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株の染色体を分離し、これを鋳型にしてpurSL、すなわち、連続的に配列されたpurSとpurLとを含む断片を収得するために重合酵素連鎖反応を行った。重合酵素は、PfuUltraTM高−信頼DNAポリメラーゼ(Stratagene)を使用し、96℃で30秒の変性、53℃で30秒のアニーリング及び72℃で2分の重合反応から構成されたサイクルを30回繰り返した。その結果、プロモーター 部位を含んだpurSL遺伝子2対(purSL−A、purSL−B)を得た。purSL−Aは、配列番号12と13をプライマーとして使用して増幅されたものであり、purSL−Bは、配列番号14と15をプライマーとして使用して増幅されたものである。前記増幅産物をTOPO Cloning Kitを用いて大膓菌ベクターpCR2.1にクローニングしてpCR−purSL−AとpCR−purSL−Bベクターを得た。前記pCRベクターにpurSL−AとpurSL−Bとの各末端に含まれた制限酵素(purSL−A:BamHI+SalI、purSL−B:SalI+BamHI)を処理して前記pCRベクターからそれぞれのpurSL遺伝子を分離した。その後、制限酵素BamHIが処理されたpDZベクターに3片接合を介してクローニングし、最終的に、purSL遺伝子2つが連続的にクローニングされたpDZ−2purSL組換えベクターを製作した。図4は、コリネバクテリウム染色体挿入用ベクターpDZ−2purSLを示す図である。
前記pDZ−2purSLベクターを5’−イノシン酸生産菌株であるコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株に電気穿孔法によって形質転換し、2次交差過程を経って染色体上の内在的purSL遺伝子の真横に1つのpurSL遺伝子を更に挿入して総コピー数を2つに増加させた菌株を得た。連続的に挿入されたpurSL遺伝子は、2つのpurSL連結部品を増幅することができる配列番号16と17のプライマーを用いたPCRを介して最終確認した。
コリネバクテリウム属微生物の染色体上でpurK遺伝子とpurE遺伝子とが近接距離に位置しているため、2つの遺伝子を同時に発現させるためにプロモーター部位を含んだpurKEベクターを製作した。
5’−イノシン酸生産能を有するコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株の染色体を分離し、これを鋳型にしてpurKE、すなわち、連続的に配列されたpurKとpurHとを含む断片を収得するために重合酵素連鎖反応を行った。重合酵素は、PfuUltraTM高−信頼DNAポリメラーゼを使用し、96℃で30秒の変性、53℃で30秒のアニーリング及び72℃で2分の重合反応から構成されたサイクルを30回繰り返した。その結果、プロモーター部位を含んだpurKE遺伝子2対(purKE−A、purKE−B)を得た。purKE−Aは、配列番号18と19をプライマーとして使用して増幅されたものであり、purKE−Bは、配列番号20と21をプライマーとして使用して増幅されたものである。前記増幅産物をTOPO Cloning Kitを用いて大膓菌ベクターpCR2.1にクローニングしてpCR−purKE−AとpCR−purKE−Bベクターを得た。前記pCRベクターにpurKE−AとpurKE−Bとの各末端に含まれた制限酵素(purKE−A:BamHI+KpnI、purKE−B:KpnI+XbaI)を処理して前記pCRベクターからそれぞれのpurKE遺伝子を分離した。その後、制限酵素BamHIとXbaIとが処理されたpDZベクターに3片接合を介してクローニングし、最終的に、purKE遺伝子2つが連続的にクローニングされたpDZ−2purKE組換えベクターを製作した。図5は、コリネバクテリウム染色体挿入用ベクターpDZ−2purKEを示す図である。
前記pDZ−2purKEベクターを5’−イノシン酸生産菌株であるコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株に電気穿孔法によって形質転換し、2次交差過程を経って染色体上の内在的purKE遺伝子の真横に1つのpurKE遺伝子を更に挿入して総コピー数を2つに増加させた菌株を得た。連続的に挿入されたpurKE遺伝子は、2つのpurKE連結部品を増幅することができる配列番号22と23のプライマーを用いたPCRを介して最終確認した。
コリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株の染色体を分離し、これを鋳型にしてpurCを収得するために重合酵素連鎖反応を行った。重合酵素は、PfuUltraTM高−信頼DNAポリメラーゼを使用し、96℃で30秒の変性、53℃で30秒のアニーリング及び72℃で2分の重合反応から構成されたサイクルを30回繰り返した。その結果、プロモーター部位を含んだpurC遺伝子2対(purC−A、purC−B)を得た。purC−Aは、配列番号24と25をプライマーとして使用して増幅されたものであり、purC−Bは、配列番号25と26をプライマーとして使用して増幅されたものである。前記増幅産物をTOPO Cloning Kitを用いて大膓菌ベクターpCR2.1にクローニングしてpCR−purC−AとpCR−purC−Bベクターを得た。前記pCRベクターにpurC−AとpurC−Bとの各末端に含まれた制限酵素(purC−A:BamHI+SalI、purC−B:SalI)を処理して前記pCRベクターからそれぞれのpurC遺伝子を分離した。その後、制限酵素BamHIとSalIとが処理されたpDZベクターに3片接合を介してクローニングし、最終的に、purC遺伝子2つが連続的にクローニングされたpDZ−2purC組換えベクターを製作した。図6は、コリネバクテリウム染色体挿入用ベクターpDZ−2purCを示す図である。
前記pDZ−2purCベクターを5’−イノシン酸生産菌株であるコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株に電気穿孔法によって形質転換し、2次交差過程を経って染色体上の内在的purC遺伝子の真横に1つのpurC遺伝子を更に挿入して総コピー数を2つに増加させた菌株を得た。連続的に挿入されたpurC遺伝子は、2つのpurC連結部品を増幅することができる配列番号27と28のプライマーを用いたPCRを介して最終確認した。
コリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株の染色体を分離し、これを鋳型にしてprsを収得するために重合酵素連鎖反応を行った。重合酵素は、PfuUltraTM高−信頼DNAポリメラーゼを使用し、96℃で30秒の変性、53℃で30秒のアニーリング及び72℃で2分の重合反応から構成されたサイクルを30回繰り返した。その結果、プロモーター部位を含んだprs遺伝子2対(prs−A、prs−B)を得た。prs−Aは、配列番号29と30をプライマーとして使用して増幅されたものであり、prs−Bは、配列番号31と32をプライマーとして使用して増幅されたものである。前記増幅産物をTOPO Cloning Kitを用いて大膓菌ベクターpCR2.1にクローニングしてpCR−prs−AとpCR−prs−Bベクターを得た。前記pCRベクターにprs−Aとprs−Bとの各末端に含まれた制限酵素(prs−A:BamHI+SpeI、prs−B:SpeI+PstI)を処理して前記pCRベクターからそれぞれのprs遺伝子を分離した。その後、制限酵素BamHIとPstIとが処理されたpDZベクターに3片接合を介してクローニングし、最終的に、prs遺伝子2つが連続的にクローニングされたpDZ−2prs組換えベクターを製作した。図7は、コリネバクテリウム染色体挿入用ベクターpDZ−2prsを示す図である。
前記pDZ−2prsベクターを5’−イノシン酸生産菌株であるコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株に電気穿孔法によって形質転換し、2次交差過程を経って染色体上の内在的prs遺伝子の真横に1つのprs遺伝子を更に挿入して総コピー数を2つに増加させた菌株を得た。連続的に挿入されたprs遺伝子は、2つのprs連結部品を増幅することができる配列番号33と34のプライマーを用いたPCRを介して最終確認した。
前記(1)〜(6)で製作されたpDZ−2purFM、pDZ−2purNH、pDZ−2purSL、pDZ−2purKE、pDZ−2purC及びpDZ−2prsベクターの組合せを5’−イノシン酸を生産するコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株に導入した。ベクターの導入順序は、任意に選択し、導入方法及び確認は、前記に記載された通りである。
コリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401を母菌株として用い、それぞれpDZ−2purNH、pDZ−2purSL、pDZ−2purKE、pDZ−2purCとpDZ−2prsから構成された組合せ及びpDZ−2purNH、pDZ−2purSL、pDZ−2purKE、pDZ−2purC、pDZ−2purFMとpDZ−2prsから構成された組合せによる形質転換を行ってプリン生合成経路に関与する主要酵素をコーディングする遺伝子を2つのコピーずつ含むコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCN01−0120(2purNH+2purSL+2purKE+2purC+2prs)とコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCN01−0316(2purNH+2purSL+2purKE+2purC+2purFM+2prs)を収得した。
下記に表示された組成を有する種培地3mlを直径18mmの試験管に分株し、加圧殺菌した後、母菌株であるコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCJIP2401菌株と前記実施例1で製作されたコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCN01−0120及びコリネバクテリウム・アンモニアゲネスCN01−0316を接種し、30℃温度で24時間振盪培養して種培養液として使用した。下記に表示された組成を有する発酵培地27mlを500ml振蘯用三角フラスコに分株し、120℃温度で10分間加圧殺菌した後、前記種培養液3mlを接種して5〜6日間培養した。培養条件は、回転数200rpm、温度32℃、pH7.2に調節した。
種培地:ブドウ糖1%、ペプトン1%、肉汁1%、酵母エキス1%、塩化ナトリウム0.25%、アデニン100mg/l、グアニン100mg/l、pH7.2
フラスコ発酵培地:グルタミン酸ナトリウム0.1%、塩化アンモニウム1%、硫酸マグネシウム1.2%、塩化カルシウム0.01%、硫酸鉄20mg/l、硫酸マンガン20mg/l、硫酸亜鉛20mg/l、硫酸銅5mg/l、L−システイン23mg/l、アラニン24mg/l、ニコチン酸8mg/l、ビオチン45μg/l、チアミン塩酸5mg/l、アデニン30mg/l、リン酸(85%)1.9%、ブドウ糖4.2%、粗糖2.4%。
Claims (11)
- プリン生合成酵素をコーディングする遺伝子の発現量が内在的発現量より増加された、5’−イノシン酸を生産するコリネバクテリウム属微生物であって、前記プリン生合成酵素は、ホスホリボシルピロホスフェートアミドトランスフェラーゼ、ホスホリボシルグリシンアミドホルミルトランスフェラーゼ、ホスホリボシルホルミルグリシンアミジンシンセターゼ、ホスホリボシルホルミルグリシンアミジンシンセターゼII、ホスホリボシルアミノイミダゾールシンセターゼ、ホスホリボシルアミノイミダゾールカルボキシラーゼ、ホスホリボシルアミノイミダゾールスクシノカルボキサミドシンセターゼ、及びイノシン酸シクロヒドロラーゼから構成された群から選択される1つ以上の酵素と、リボースホスフェートピロホスホキナーゼから構成された組合せである、コリネバクテリウム属微生物。
- 前記プリン生合成酵素をコーディングする遺伝子は、ホスホリボシルグリシンアミドホルミルトランスフェラーゼをコーディングする遺伝子である配列番号36のpurN、ホスホリボシルホルミルグリシンアミジンシンセターゼをコーディングする遺伝子である配列番号37のpurS、ホスホリボシルホルミルグリシンアミジンシンセターゼIIをコーディングする遺伝子である配列番号38のpurL、ホスホリボシルアミノイミダゾールカルボキシラーゼをコーディングする遺伝子である配列番号40のpurKE、ホスホリボシルアミノイミダゾールスクシノカルボキサミドシンセターゼをコーディングする遺伝子である配列番号41のpurC、イノシン酸シクロヒドロラーゼをコーディングする遺伝子である配列番号42のpurH及びリボースホスフェートピロホスホキナーゼをコーディングする遺伝子である配列番号43のprsから構成された組合せである、請求項1に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 前記プリン生合成酵素をコーディングする遺伝子は、ホスホリボシルピロホスフェートアミドトランスフェラーゼをコーディングする遺伝子である配列番号35のpurF、ホスホリボシルグリシンアミドホルミルトランスフェラーゼをコーディングする遺伝子である配列番号36のpurN、ホスホリボシルホルミルグリシンアミジンシンセターゼをコーディングする遺伝子である配列番号37のpurS、ホスホリボシルホルミルグリシンアミジンシンセターゼIIをコーディングする遺伝子である配列番号38のpurL、ホスホリボシルアミノイミダゾールシンセターゼをコーディングする遺伝子である配列番号39のpurM、ホスホリボシルアミノイミダゾールカルボキシラーゼをコーディングする遺伝子である配列番号40のpurKE、ホスホリボシルアミノイミダゾールスクシノカルボキサミドシンセターゼをコーディングする遺伝子である配列番号41のpurC、イノシン酸シクロヒドロラーゼをコーディングする遺伝子である配列番号42のpurH及びリボースホスフェートピロホスホキナーゼをコーディングする遺伝子である配列番号43のprsから構成された組合せである、請求項1に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 前記プリン生合成酵素をコーディングする遺伝子の発現量は、プリン生合成酵素をコーディングする遺伝子が細胞外部から更に導入されるとかまたはプリン生合成酵素をコーディングする内在的遺伝子が増幅されて増加されたものである、請求項1に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 前記プリン生合成酵素をコーディングする遺伝子は、相応する内在的遺伝子の外に1つ以上のコピーが外部から細胞内に導入されて2つ以上のコピーで存在するものである、請求項4に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 前記プリン生合成酵素をコーディングする遺伝子の細胞内への導入は、連続的に配列された相応する遺伝子の2つのコピーを含む組換えベクターによる形質転換によって達するものである、請求項5に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 前記組換えベクターは、それぞれ図2〜図7の開裂地図を有する組換えベクター、pDZ−2purFM、pDZ−2purNH、pDZ−2purSL、pDZ−2purKE、pDZ−2purC、及びpDZ−2prsから構成された群から選択されるものである、請求項6に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 前記コリネバクテリウム属微生物は、コリネバクテリウム・アンモニアゲネスである、請求項1に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 前記コリネバクテリウム属微生物は、コリネバクテリウム・アンモニアゲネスCN01−0120である、請求項2に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 前記コリネバクテリウム属微生物は、コリネバクテリウム・アンモニアゲネスCN01−0316(KCCM10992P)である、請求項3に記載のコリネバクテリウム属微生物。
- 請求項1乃至10のいずれか一項によるコリネバクテリウム属微生物を培養する段階、及び前記培養液から5’−イノシン酸を回収する段階を含む、5’−イノシン酸を生産する方法。
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