JP2012521524A - 開脚リベット - Google Patents

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Abstract

【課題】 予備嵌合位置における予固定が良好であると共に、支持部材に取付部材を固定するための大きな付勢力が達成される開脚リベットの提供。
【解決手段】 開脚リベットは、複数の開脚部材(3,4)に、夫々、制御構造体としての堅牢な基台部(14)を有し、該基台部(14)は、夫々1つの滑面(15)と、開脚部材(3,4)の緩和状態において既に支持プレート(1)に指向される支持面(11)を有する。このため、脱落防止された予固定状態においてリベット固定ピン(2)を挿入することにより、開脚部材(3,4)が比較的小さい旋回運動をするだけで支持部材(16)に取付部材(17)を固定することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載された開脚リベットに関する。
支持部材に取付部材を固定するためのこの種の開脚リベットはWO2008/015511A1から既知である。この既知の開脚リベットは、支持プレートを備えて構成され、該支持プレートにおいて摺動可能に保持(軸支)されるリベット固定ピンを有する。支持プレートには、縦方向(リベット固定ピンの軸方向)に支持プレートから離隔するよう延伸する複数の開脚部材が結合している。この既知の開脚リベットにおける2つの開脚部材は、夫々、半径方向内方に突出する制御構造体を備えて構成され、かつ、半径方向外方を指向する支持面を有すると共に、この既知の開脚リベットでは、個々の開脚部材は材料のテーパー化ないし先細薄肉化(Materialverjuengung)によって形成された接続部を有する。この既知の開脚リベットでは、個々の開脚部材の制御構造体は、夫々対応する開脚部材から直角に他方の開脚部材の方向に遠ざかるよう延伸するピン状の制御レバーによって形成されるが、この制御レバーは、支持プレートの反対側に位置する連結部材の面に形成されている。制御レバーと接触していない予(仮)嵌合位置から嵌合完了位置にリベット固定ピンを摺動すると、リベット固定ピンは制御レバーに作用を及ぼすが、制御レバーはリベット固定ピンを回避して、支持プレートの反対側に位置する連結部材の面に配された支持面を、実質的に縦方向に延在する状態から支持プレートに指向された状態にほぼ90度旋回させる。このため、何れも支持プレートと支持面との間に配されている支持部材と取付部材は互いに結合される。
WO2008/015511A1
本発明の課題は、予(仮)嵌合位置(状態)における予固定が良好であると共に、支持部材に取付部材を固定するための大きな取付(付勢)力が達成される冒頭で述べた種類の開脚リベットを提供することである。
上記の課題は、冒頭で述べた種類の開脚リベットにおいて、本発明に応じ、請求項1の特徴部に記載の特徴によって解決される。
本発明の開脚リベットでは、制御構造体が斜めの(斜めに配向された)滑り面を備えた堅牢な(強固な)基台部として構成され、かつ、リベット固定ピンが基台部に作用していない状態において支持面が支持プレートの方向に指向するよう配向されるため、開脚部材が角度に関して比較的小さい旋回運動をするだけで、支持面が支持部材ないし取付部材と接触することができ、かくして、支持部材は取付部材と緊張的に(付勢力下)結合することができる。旋回角度に関する支持面の運動は比較的小さいため、とりわけ、開脚部材を実質的に同じ太さ(強度)の材料で構成し、かくして、比較的大きな抜き出し力に対し大きな抵抗力を有するよう構成することもできる。
本発明の更なる好ましい実施形態は、従属請求項の対象である。
本発明の更なる好ましい実施形態及び利点は、本発明の好ましい実施例についての以下の説明から明らかとなる。
本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第2実施例。 本発明の開脚リベットの第2実施例。 本発明の開脚リベットの第2実施例。 本発明の開脚リベットの第3実施例。 本発明の開脚リベットの第3実施例。 本発明の開脚リベットの第3実施例。 本発明の開脚リベットの第4実施例。 本発明の開脚リベットの第4実施例。 本発明の開脚リベットの第4実施例。 本発明の開脚リベットの第4実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。
図1は、本発明の開脚リベットの第1実施例の斜視図である。図1に示した開脚リベットは、外周が円形状に構成されたディスク状の支持プレート1を有し、該支持プレート1の中央部の固定ピン受容部(切欠孔部)には、円筒状のリベット固定ピン(差込ピン)2が、該支持プレート1の平面(ディスク面)に対し直角に延伸する縦方向において摺動可能に保持(軸支ないし支承)されている。更に、図1に示した実施例の開脚リベットは、横断方向(ディスクの径方向)において互いに対しずらされて配置され、かつ、支持プレート1に作り付けられ固定ピン受容部を包囲する環状カラー5を介して支持プレート1に結合された2つの開脚部材3、4を有する。
開脚部材3、4は、夫々、環状カラー5に結合された頭部6を有する。該頭部6は、支持プレート1から離隔する方向において、縦方向に対し斜めに指向されて半径方向内方に、環状カラー5から延伸すると共に、これに応じて支持プレート1に背く側に外周面7を有する。各頭部6には、支持プレート1から離隔する側に、該頭部6と比べて比較的より短い中間部8(一体に)作り付けられて(形成されて)おり、該中間部8は実質的に縦方向に延伸する。
更に、開脚部材3、4は、夫々、対応する中間部8に作り付けられた足部9を有し、該足部9は、支持プレート1から離隔する側において、対応する開脚部材3、4の終端部を構成する。足部9は、夫々、中間部8の領域に半径方向狭窄(テーパー)部10を形成しつつ、頭部6及び中間部8に対し半径方向外方に(カラー状に)突出し、かくして、縦方向に対しほぼ直角に、従って、支持プレート1に対し実質的に平行に配向された支持面11が対応する開脚部材3、4の後方係合ノーズ12をもって終端する。更に、足部9は、夫々、半径方向外方に指向された傾斜面13を有し、該傾斜面13は、支持プレート1から離隔する方向において、対応する支持面11の半径方向外方に位置する縁部から縦方向に対し斜めに指向されて半径方向内方に向かって、延在する。
開脚部材3、4には、夫々、半径方向内方を指向する側に、制御構造体(Anlenkstruktur)として、堅牢ないし強固な(中実の)基台部14が形成され、該基台部14は、縦方向において対応する中間部8の両側に頭部6の方向にも足部9の方向にも延在する。これらの基台部14は、横断方向(ディスクの径方向)において、互いに対しずらされた面に位置する。基台部14には、夫々、頭部8の領域に位置する側に、支持プレート1から離隔する方向において、縦方向に斜めに(指向されて)半径方向内方に延在する滑り面15が形成されている。
図2は、図1に示した実施例と、平らな支持部材16と、該支持部材16と比べてより肉厚の取付部材(コンタクト部材)17の側面図であり、支持部材16及び取付部材17は、夫々、本発明の開脚リベットのための嵌込受容部を備えている。図2に示した状態では、本発明の開脚リベットは、後方係合ノーズ12がほぼ支持部材16の領域に配置されるように、支持部材16及び取付部材17に夫々形成された嵌込受容部(切欠孔部)に嵌め込まれている。この(図2の)状態では、開脚部材3、4は、図1に示した緩和状態と比べると、傾斜面13に対する嵌込受容部の縁の作用によって強制的に、かつ、開脚部材3、4及び基台部14の互いに対し横方向にずらされた配置のために互いに対し擦れ違うよう反対方向にシフトされるように、内方に弾性的に付勢されていることが、図2の記載から見出すことができる。この場合、開脚部材3、4の互いに対し横方向にずらされた配置のために、開脚部材3、4には夫々ある程度のねじれが生じている。
図3は、図1に示した本発明の開脚リベットの実施例を、図2に示した状態において、足部9に向う方向から見た様子を示す。開脚部材3、4が支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18及び取付部材17に形成された嵌込受容部(切欠孔部)19に嵌め込まれる際に、何の障害もなく互いに対し擦れ違うよう反対方向にシフト(変位)されることができることを、図3から見出すことができる。
図4は、開脚部材3、4の足部9が支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18を貫通して突出している状態にある本発明の開脚リベットの第1実施例の斜視図である。この状態では、後方係合ノーズ12が支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18を貫通して完全に(全体として)突出しかつ開脚部材3、4が再び図1に示したような互いに対し離隔され緩和された状態にあることが、図4から見出すことができる。この緩和状態では、後方係合ノーズ12は、取付部材17の反対側において、支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部に後方から係合する。このため、開脚リベットは、この状態において、支持部材16及び取付部材17から脱落することなく保持される。
図5は、予(仮)嵌合位置(状態)にあるリベット固定ピン2を備えると共に、支持部材16ないし取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌込まれた状態にある図1に示した本発明の開脚リベットの第1実施例の斜視断面図である。(複数の)滑り面15が支持プレート1から遠ざかる方向に互いに向って楔状に(中央空間が中央空間が狭窄するよう)延伸するため、図5の予(仮)嵌合位置から開脚部材3、4の方向にリベット固定ピン2を差し込み続けると、リベット固定ピン2が基台部14の滑り面15と最初に接触したときから、開脚部材3、4が半径方向外方に動かされることが、図5からとりわけ明確に見出すことができる。
図6は、完全に差込まれた嵌合完了位置(状態)にあるリベット固定ピン2を備えると共に、支持部材16及び取付部材17に完全に嵌込まれた状態にある図1に示した本発明の開脚リベットの第1実施例の側面図である。リベット固定ピン2の嵌合完了位置では、開脚部材3、4が半径方向外方に曲げ反らされているため、後方係合ノーズ12は、取付部材17の反対側の支持部材16の面に係合(当接)し、取付部材17は、開脚部材3、4の弾性により、対抗支持体(Widerlager)としての支持プレート1を介して、所定の押圧力を以って支持部材16に向って押圧される。
図7は、図6に示した状態にある図1に示した本発明の開脚リベットの第1実施例の側視断面図である。リベット固定ピン2の嵌合完了位置においては、外周面7が支持部材16の嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部に当接し、滑り面15がリベット固定ピン2の外周面にほぼ完全に当接すると共に、開脚部材3、4がある程度のねじれを以って半径方向外方に曲げ反らされていることが図7から見出される。
図8は、本発明の開脚リベットの第2実施例の斜視図である。図1〜図7に示した第1実施例の本発明の開脚リベットと、図8に示した第2実施例とにおいて、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図8に示した第2実施例では、2つの開脚部材3、4は、横断方向(平面)においてずらされることなく互いに直接向かい合うよう配置されている。第2実施例では、一方の開脚部材3はただ1つの基台部14を制御構造体として有し、他方の開脚部材4には横方向に互いに対し所定の距離をおいて配置され受容空間20を形成する2つの基台部14が制御構造体として構成されている。受容空間20は、前記一方の開脚部材3の基台部14がほぼ完全に当該受容空間20内に配置可能なような寸法形状とされている。
図9は、支持部材16及び取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に配された状態にある図8に示した第2実施例の側視断面図であり、後方係合ノーズ12が支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18を貫通通過した直後であって、開脚部材3、4が外方に弾性的に広がり再び緩和状態になる前の状態を示す。受容空間20が、図1に示した第1実施例に応じた脱落防止の予固定(Vorfixierung)に必要な開脚部材3、4の弾性的嵌め合い(Einfedern)を形成していることが図9から見出される。
図10は、嵌合完了位置にあるリベット固定ピン2を備えると共に、支持部材16及び取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌め込まれた状態にある図8に示した第2実施例の側視断面図であり、第1実施例の図6及び図7に示した状態に対応し、開脚部材3、4の後方係合ノーズ12が、支持プレート1によって取付部材17と支持部材16の間で押し付け合いが生じた状態で取付部材17の反対側にある支持部材16の面に係合(当接)している状態を示す。
図11は、本発明の開脚リベットの第3実施例の斜視図であり、図1〜図7に示した第1実施例、図8〜図10に示した第2実施例及び図11に示した第3実施例の本発明の開脚リベットにおいて、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図11に示した第3実施例は、図1〜図7に示した実施例にように夫々1つの基台部14が制御構造体として形成された互いに対し120度の角度をなして配置された3つの開脚部材21、22、23を有する。図11に示した実施例では、基台部14は、互いに対し向かい合う側に、夫々1つの平面状の傾斜面24を有する。
図12は、第1実施例の図3に示したような状態にある、図11に示した第3実施例の開脚リベットを足部9に向う方向から見た様子を示す。この状態では、開脚リベットは、支持部材16及び取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌め込まれた状態にあり、後方係合ノーズ12は、支持部材16に形成されかつ最小の公称直径に正確に対応する嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部に当接(係合)している。この状態では、基台部14の傾斜面24は完全に互いに当接している。
図13は、リベット固定ピン2を備えた図11及び図12に示した第3実施例の側面図であり、このリベット固定ピン2は、第1実施例の図6及び図7にないし第2実施例の図10に示したような状態に対応する、支持部材16に取付部材17を押し付けるための嵌合完了位置に完全に移行している。3つの開脚部材21、22、23を備えることによって、第3実施例に対応する開脚リベットは比較的大きな引抜き力(Auszugskraft)を有する(抜き出すために比較的大きな力を要する)。
図14は、本発明の開脚リベットの第4実施例の斜視図であり、図1〜図7に示した第1実施例、図8〜図10に示した第2実施例、図11〜図13に示した第3実施例及び図14に示した第4実施例の本発明の開脚リベットにおいて、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図14に示した第4実施例は、図11〜図13に示した第3実施例にように両側に傾斜面24を備えた夫々1つの基台部14を制御構造体として有する互いに対し90度の間隔をおいて配置された4つの開脚部材25、26、27、28を有する。
図15は、支持部材16及び取付部材17に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18、19のある位置に開脚部材25、26、27、28が導入されている、図14に示した第4実施例の側視断面図であるが、この導入位置では、支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部と後方係合ノーズ12との係合(当接)により、基台部14の互いに隣接する傾斜面24同士が係合(当接)した状態にある開脚部材25、26、27、28が後方係合ノーズ12の領域において最小の直径を有する。
図16は、支持部材16及び取付部材17に完全に嵌め込まれ脱落防止された予(仮)嵌合状態(位置)にある図14及び図15に示した第4実施例の斜視断面図であり、この状態では、開脚部材25、26、27、28は、再び、支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部に後方係合ノーズ12が後方係合可能な緩和状態にある。
図17は、挿入された嵌合完了位置にあるリベット固定ピン2を備えた第4実施例の側視断面図であり、この状態では、とりわけ大きな引き抜き力を生成している4つの開脚部材25、26、27、28が予付勢された状態で取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に係合し、取付部材17に対する支持プレート1の作用によって取付部材17は支持部材16に結合している。
図18は、本発明の開脚リベットの第5実施例の斜視図であり、図1〜図17に示した各実施例及び図18に示した第5実施例の本発明の開脚リベットにおいて、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図18に示した第5実施例は、一対のより短い開脚部材29、30と一対のより長い開脚部材31、32を有し、各対の同じ長さの開脚部材29、30;31、32は互いにダイアゴナルに(対角線上において)対向するよう配置されている。より短い開脚部材29、30の支持面11は、より長い開脚部材29、30の支持面11よりも、支持プレート1のより近くに隣接して位置している。更に、より短い開脚部材29、30は、より長い開脚部材29、30よりも、円周方向に関してより大きい寸法形状に構成されている。
図18に示した第5実施例のほぼ完全に円柱状に構成されたリベット固定ピン2は、その使用目的に応じた位置関係において開脚部材29、30、31、32の方向を指向する側にある導入端部に固定ピン脚部33、34が形成され、該固定ピン脚部33、34の間に、この実施例では斜めに配向された固定ピン傾斜面35、36が形成されている。
図19は、支持部材16ないし取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌め込まれた状態においてより短い(短い方の)開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図18に示した本発明の開脚リベットの断面図であり、この状態において、より短い開脚部材29、30の支持面11の縁部領域は取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に後方から係合し、支持プレート1は、支持部材16の反対側に位置する取付部材17の面に載置されている。この場合、支持部材16と取付部材17は、場合によっては更に互いに対し離隔することもある。リベット固定ピン2の固定ピン脚部33、34は、支持プレート1に形成された固定ピン受容部37に導入されている(差し込まれている)。
図20は、図19に相応する状態においてより長い(長い方の)開脚部材31、32を貫通するよう(縦方向に)切断した図18に示した実施例の断面図であり、図20に示した状態においては、固定ピン脚部33、34がより長い開脚部材31、32の滑り面15に作用を及ぼし、該開脚部材31、32の夫々の足部9が中間部8を介して曲げ反らされて後方係合ノーズ12が取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に係合(当接)する程度にまで、リベット固定ピン2が開脚部材29、30、31、32の方向に差し込まれている。この状態において、取付部材17は、既に、比較的大きな保持力によって支持部材16に予固定されている。
図21は、図20に示した状態の側面図である。リベット固定ピン2が支持プレート1に部分的に差し込まれた状態においても、より短い開脚部材29、30が支持部材16をその取付部材17の反対側に位置する面に引き続き後方から係合している様子がこの側面図から見出される。
図22は、より短い開脚部材29、30及びより長い開脚部材31、32の状態を、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に向って見た平面図であり、この状態では、複数対の開脚部材29、30;31、32が互いにはっきりと異なる後方係合状態を取っている。
図23はリベット固定ピン2が支持プレート1に完全に差し込まれた状態においてより短い開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した、図19〜図21に相応する図18に示した実施例の断面図である。この状態において、固定ピン脚部33、34の反対側に位置するリベット固定ピン2の端部(図中の上端)は、取付部材17の反対側に位置する支持プレート1の面(図中の上面)に面一に終端している。リベット固定ピン2のこの状態では、リベット固定ピン2は、固定ピン脚部33、34の裏側(内側)に位置するその固定ピン傾斜面35、36が、より短い開脚部材29、30の滑り面15上に嵌まり込むため、該より短い開脚部材29、30もまた、夫々の足部9に形成された後方係合ノーズ12によって、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に係合し、取付部材17を支持部材16に対して付勢する。
図24は、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に向って見た図23に示した状態にある図18に示した実施例の平面図である。リベット固定ピン2を完全に差し込んだ後、より短い開脚部材29、30もまた、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に大きな面で後方から係合することにより、最大の保持力が達成される様子が図24から見出すことができる。
図25は、本発明の開脚リベットの第6実施例の斜視図であり、図1〜図24に示した上記各実施例及び図25に示した第6実施例において、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図18〜図24に示した第5実施例のように、図25に示した実施例は、長さが異なる複数対の開脚部材29、30;31、32を備えている。支持プレート1において、固定ピン受容部37は、縦方向に延在する幅の広い(広幅)案内溝38、39、40、41と、互いに隣り合う広幅案内溝38、39、40、41の間に夫々配された幅の狭い(狭幅)案内溝42、43、44、45とを含んで構成されている。この場合、周方向において、ある1つの広幅案内溝38、39、40、41の隣接する広幅案内溝38、39、40、41(の夫々)に対する距離(複数)は対状に異なるように構成されている。
図25に示した実施例のリベット固定ピン2は、リベット固定ピン2が相応に配置された場合に(対応する)広幅案内溝38、39、40、41と(夫々)整列する(縦方向に揃えられる)4つの幅の広い(広幅)案内リブ46、47、48、49を有する。図25のリベット固定ピン2の場合、これらの広幅案内リブ46、47、48、49の間には、夫々、幅の狭い(狭幅)案内リブ50、51、52、53が延在し、これらは、対応する狭幅案内溝42、43、44、45と整列して配される。このため、広幅案内溝38、39、40、41と狭幅案内溝42、43、44、45との間のより大きい及びより小さい間隔の寸法が対状に同じであれば、リベット固定ピン2は180度ずれた2つの配向で固定ピン受容部37に導入されることができる。リベット固定ピン2は、より大きく離隔された2つの広幅案内リブ46、47;48、49の間に、夫々1つの外側に突出する弾性的な係止タング(舌部)54、55を有し、該係止タング54、55は、夫々、突出する2つの固定ピン脚部33、34の間に形成された固定ピン傾斜面35、36と、固定ピン脚部33、34と反対側の(固定ピンの)端部との間に位置している。係止タング54、55と固定ピン傾斜面35、36との間には、リベット固定ピン2の導入をサポートするための狭幅案内リブ50、52の終端部56、57が夫々1つ形成されている。リベット固定ピン2は、固定ピン脚部33、34と反対側のその端部に、半径方向外方に広幅案内リブ46、47、48、49を越えて突出する頭部プレート58を有する。
更に、第6実施例の開脚リベットが、その一方の端部にエンドグリップ60を備えたほぼ円柱状に構成されたブロックピン59を有することが図25から見出すことができる。ブロックピン59は、リベット固定ピン2に形成されたブロックピン受容部61に導入可能でありかつ固定ピン脚部33、34の方向に摺動可能であるような寸法形状に構成されている。
図26は、支持部材16ないし取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌め込まれた状態においてより短い(短い方の)開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図25に示した第6実施例の断面図であり、図19に示した第5実施例の状態のように、支持面11の縁部領域が、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に後方から係合している。固定ピン脚部33、34が支持プレート1に部分的に導入されている一方で、エンドグリップ60の反対側に位置するブロックピン59の端部が導入方向において依然として係止(ロック)タング54、55の前方に位置する程度にブロックピン59がリベット固定ピン2に導入されている。
図27は、図26に対応する状態にある第6実施例の部分的斜視断面図であり、図27に示した状態では、図20に示した第5実施例の状態のように、より短い開脚部材29、30の足部9が取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に後方から係合する程度にリベット固定ピン2が嵌め込まれている(導入されている)。
図28は、リベット固定ピン2が図27に示した状態によりも更に深く嵌め込まれた状態においてより短い開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図25に示した第6実施例の断面図であり、この状態においては、より短い開脚部材29、30の滑り面15もまた固定ピン傾斜面35、36によって接触され、より短い開脚部材29、30の足部9は外方に押圧されている。これにより、取付部材17は支持部材16に引き寄せられている。
図29は、リベット固定ピン2が部分的に嵌め込まれている(導入されている)図28の状態の側面図である。この図から、4つの開脚部材29、30、31、32がすべて取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に大きな面で後方から係合している様子が分かる。
図30は、図26〜図29の状態においてリベット固定ピン2が完全に嵌め込まれた状態においてより短い開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図25に示した第6実施例の斜視断面図である。このリベット固定ピン2が完全に嵌め込まれた状態では、係止タング54、55は、より短い開脚部材29、30の中間部8に対向するよう位置されており、かつ、ブロックピン59がその導入の初期段階にあるため、緩和状態にある。
図31は、ブロックピン59がそのエンドグリップ60(の基部)まで完全に導入された状態においてより短い開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図25に示した第6実施例の斜視断面図である。この完全に導入された状態では、ブロックピン59は、リベット固定ピン2において頭部プレート58に対向して位置する受容(切欠)ポケット62内に入り込み、係止タング54、55を半径方向外方に押圧する。これにより、頭部プレート58を指向する係止タング54、55の自由端は、支持部材16の反対側に位置するより短い開脚部材29、30の面に後方から係合し、これらより短い開脚部材29、30の半径方向内方への運動をブロックする。これにより、第6実施例の開脚リベットのためのとりわけ大きな引き抜き力(Auszugskraft)が生成される。ブロックピン59を引き抜き出すことにより、このブロック状態を解除することができる。
本発明は、開脚方式のリベットに関し、特に請求項1の上位概念部に記載された開脚リベットに関する。この開脚リベットは、一般的に、支持プレートと、該支持プレートに摺動可能に軸支されるリベット固定ピンと、該支持プレートに結合されかつ縦方向において該支持プレートから離隔するよう延在する複数の開脚部材とを有する。
支持部材に取付部材を固定するためのこの種の開脚リベットはWO2008/015511A1から既知である。この既知の開脚リベットは、支持プレートを備えて構成され、該支持プレートにおいて摺動可能に保持(軸支)されるリベット固定ピンを有する。支持プレートには、縦方向(リベット固定ピンの軸方向)に支持プレートから離隔するよう延伸する複数の開脚部材が結合している。この既知の開脚リベットにおける2つの開脚部材は、夫々、半径方向内方に突出する制御構造体を備えて構成され、かつ、半径方向外方を指向する支持面を有すると共に、この既知の開脚リベットでは、個々の開脚部材は材料のテーパー化ないし先細薄肉化(Materialverjuengung)によって形成された接続部を有する。この既知の開脚リベットでは、個々の開脚部材の制御構造体は、夫々対応する開脚部材から直角に他方の開脚部材の方向に遠ざかるよう延伸するピン状の制御レバーによって形成されるが、この制御レバーは、支持プレートの反対側に位置する連結部材の面に形成されている。制御レバーと接触していない予(仮)嵌合位置から嵌合完了位置にリベット固定ピンを摺動すると、リベット固定ピンは制御レバーに作用を及ぼすが、制御レバーはリベット固定ピンを回避して、支持プレートの反対側に位置する連結部材の面に配された支持面を、実質的に縦方向に延在する状態から支持プレートに指向された状態にほぼ90度旋回させる。このため、何れも支持プレートと支持面との間に配されている支持部材と取付部材は互いに結合される。
WO2008/015511A1
本発明の課題は、予(仮)嵌合位置(状態)における予固定が良好であると共に、支持部材に取付部材を固定するための大きな取付(付勢)力が達成される冒頭で述べた種類の開脚リベットを提供することである。
上記の課題は、冒頭で述べた種類の開脚リベットにおいて、本発明に応じ、請求項1の特徴部に記載の特徴によって解決される。即ち、本発明の第1視点において、開脚リベットは以下の形態を備える。
複数の開脚部材が、夫々、半径方向内方に突出し、前記リベット固定ピンが該複数の開脚部材の方向に摺動する際に該リベット固定ピンと接触することにより該複数の開脚部材の半径方向外方への運動を引き起こす制御構造体を備えること、前記複数の開脚部材が、半径方向外方に指向された支持面を有するよう構成されること、前記制御構造体は、堅牢な基台部として構成され、該基台部は、それぞれ、少なくとも対応する開脚部材の前記支持プレートに隣接する頭部の領域に配置され、かつ、前記支持プレートから縦方向において半径方向内方に斜めに突出延在する滑り面を有すること、さらに前記支持面は、前記リベット固定ピンが前記滑り面に作用を及ぼさない位置にある状態において、前記支持プレートに指向するよう配向されていること。
本発明の一視点により、予(仮)嵌合位置(状態)における予固定が良好であると共に、支持部材に取付部材を固定するための大きな取付(付勢)力が達成される冒頭で述べた種類の開脚リベットが提供される。
より詳しくは、本発明の開脚リベットでは、制御構造体が斜めの(斜めに配向された)滑り面を備えた堅牢な(強固な)基台部として構成され、かつ、リベット固定ピンが基台部に作用していない状態において支持面が支持プレートの方向に指向するよう配向されるため、開脚部材が角度に関して比較的小さい旋回運動をするだけで、支持面が支持部材ないし取付部材と接触することができ、かくして、支持部材は取付部材と緊張的に(付勢力下)結合することができる。旋回角度に関する支持面の運動は比較的小さいため、とりわけ、開脚部材を実質的に同じ太さ(強度)の材料で構成し、かくして、比較的大きな抜き出し力に対し大きな抵抗力を有するよう構成することもできる。
本発明の更なる好ましい実施形態は、従属請求項の対象である。本発明においては、少なくとも以下の形態が可能である。
(形態1)第1の視点に記載のとおり。
(形態2)支持面は、前記開脚部材の緩和状態において、前記支持プレートに対し平行に配向されていることが好ましい。
(形態3)開脚部材は、前記支持プレートから離隔する側に先細にテーパー化して延伸する足部を有することが好ましい。
(形態4)横断方向において互いに対しずらされて配置された2つの開脚部材を有することが好ましい。
(形態5)横断方向における互いに対するずれなしに配置された2つの開脚部材を備え、一方の開脚部材が2つの基台部を有し、他方の開脚部材に形成された唯一の基台部を受容するための受容空間が横断方向において該2つの基台部の間に形成されていることが好ましい。
(形態6)互いに対し120度の角度をなして配された3つの開脚部材を有することが好ましい。
(形態7)互いに対し90度の角度をなして配された4つの開脚部材を有することが好ましい。
(形態8)個々の開脚部材は、その両側において平坦な傾斜面が形成された夫々1つの基台部を有することが好ましい。
(形態9)前記リベット固定ピンは、開脚部材に指向される端部に、互いに対しダイアゴナルに対向配置された一方の対の開脚部材に作用する2つの突出する固定ピン脚部を有すること、及び前記2つの固定ピン脚部の間に、他方の対の開脚部材に作用する2つの固定ピン傾斜面が形成されていることが好ましい。
(形態10)前記リベット固定ピン内において摺動可能に軸支されるブロックピンを備えること、及び前記リベット固定ピンは、前記ブロックピンが該リベット固定ピンに導入された状態において該リベット固定ピンから突出しかつ夫々1つの開脚部材に当接する少なくとも2つの旋回可能な係止タングを有することが好ましい。
(形態11)夫々互いに対しダイアゴナルに対向配置された複数対の開脚部材は夫々異なる長さを有することが好ましい。
(形態12)前記リベット固定ピンは、導入される際、まず、長い方の開脚部材と協働し、次いで、短い方の開脚部材と協働することが好ましい。
本発明の更なる好ましい実施形態及び利点は、本発明の好ましい実施例についての以下の説明から明らかとなる。
本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第1実施例。 本発明の開脚リベットの第2実施例。 本発明の開脚リベットの第2実施例。 本発明の開脚リベットの第2実施例。 本発明の開脚リベットの第3実施例。 本発明の開脚リベットの第3実施例。 本発明の開脚リベットの第3実施例。 本発明の開脚リベットの第4実施例。 本発明の開脚リベットの第4実施例。 本発明の開脚リベットの第4実施例。 本発明の開脚リベットの第4実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第5実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。 本発明の開脚リベットの第6実施例。
図1は、本発明の開脚リベットの第1実施例の斜視図である。図1に示した開脚リベットは、外周が円形状に構成されたディスク状の支持プレート1を有し、該支持プレート1の中央部の固定ピン受容部(切欠孔部)には、円筒状のリベット固定ピン(差込ピン)2が、該支持プレート1の平面(ディスク面)に対し直角に延伸する縦方向において摺動可能に保持(軸支ないし支承)されている。更に、図1に示した実施例の開脚リベットは、横断方向(ディスクの径方向)において互いに対しずらされて配置され、かつ、支持プレート1に作り付けられ固定ピン受容部を包囲する環状カラー5を介して支持プレート1に結合された2つの開脚部材3、4を有する。
開脚部材3、4は、夫々、環状カラー5に結合された頭部6を有する。該頭部6は、支持プレート1から離隔する方向において、縦方向に対し斜めに指向されて半径方向内方に、環状カラー5から延伸すると共に、これに応じて支持プレート1に背く側に外周面7を有する。各頭部6には、支持プレート1から離隔する側に、該頭部6と比べて比較的より短い中間部8(一体に)作り付けられて(形成されて)おり、該中間部8は実質的に縦方向に延伸する。
更に、開脚部材3、4は、夫々、対応する中間部8に作り付けられた足部9を有し、該足部9は、支持プレート1から離隔する側において、対応する開脚部材3、4の終端部を構成する。足部9は、夫々、中間部8の領域に半径方向狭窄(テーパー)部10を形成しつつ、頭部6及び中間部8に対し半径方向外方に(カラー状に)突出し、かくして、縦方向に対しほぼ直角に、従って、支持プレート1に対し実質的に平行に配向された支持面11が対応する開脚部材3、4の後方係合ノーズ12をもって終端する。更に、足部9は、夫々、半径方向外方に指向された傾斜面13を有し、該傾斜面13は、支持プレート1から離隔する方向において、対応する支持面11の半径方向外方に位置する縁部から縦方向に対し斜めに指向されて半径方向内方に向かって、延在する。
開脚部材3、4には、夫々、半径方向内方を指向する側に、制御構造体(Anlenkstruktur)として、堅牢ないし強固な(中実の)基台部14が形成され、該基台部14は、縦方向において対応する中間部8の両側に頭部6の方向にも足部9の方向にも延在する。これらの基台部14は、横断方向(ディスクの径方向)において、互いに対しずらされた面に位置する。基台部14には、夫々、頭部8の領域に位置する側に、支持プレート1から離隔する方向において、縦方向に斜めに(指向されて)半径方向内方に延在する滑り面15が形成されている。
図2は、図1に示した実施例と、平らな支持部材16と、該支持部材16と比べてより肉厚の取付部材(コンタクト部材)17の側面図であり、支持部材16及び取付部材17は、夫々、本発明の開脚リベットのための嵌込受容部を備えている。図2に示した状態では、本発明の開脚リベットは、後方係合ノーズ12がほぼ支持部材16の領域に配置されるように、支持部材16及び取付部材17に夫々形成された嵌込受容部(切欠孔部)に嵌め込まれている。この(図2の)状態では、開脚部材3、4は、図1に示した緩和状態と比べると、傾斜面13に対する嵌込受容部の縁の作用によって強制的に、かつ、開脚部材3、4及び基台部14の互いに対し横方向にずらされた配置のために互いに対し擦れ違うよう反対方向にシフトされるように、内方に弾性的に付勢されていることが、図2の記載から見出すことができる。この場合、開脚部材3、4の互いに対し横方向にずらされた配置のために、開脚部材3、4には夫々ある程度のねじれが生じている。
図3は、図1に示した本発明の開脚リベットの実施例を、図2に示した状態において、足部9に向う方向から見た様子を示す。開脚部材3、4が支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18及び取付部材17に形成された嵌込受容部(切欠孔部)19に嵌め込まれる際に、何の障害もなく互いに対し擦れ違うよう反対方向にシフト(変位)されることができることを、図3から見出すことができる。
図4は、開脚部材3、4の足部9が支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18を貫通して突出している状態にある本発明の開脚リベットの第1実施例の斜視図である。この状態では、後方係合ノーズ12が支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18を貫通して完全に(全体として)突出しかつ開脚部材3、4が再び図1に示したような互いに対し離隔され緩和された状態にあることが、図4から見出すことができる。この緩和状態では、後方係合ノーズ12は、取付部材17の反対側において、支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部に後方から係合する。このため、開脚リベットは、この状態において、支持部材16及び取付部材17から脱落することなく保持される。
図5は、予(仮)嵌合位置(状態)にあるリベット固定ピン2を備えると共に、支持部材16ないし取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌込まれた状態にある図1に示した本発明の開脚リベットの第1実施例の斜視断面図である。(複数の)滑り面15が支持プレート1から遠ざかる方向に互いに向って楔状に(中央空間が中央空間が狭窄するよう)延伸するため、図5の予(仮)嵌合位置から開脚部材3、4の方向にリベット固定ピン2を差し込み続けると、リベット固定ピン2が基台部14の滑り面15と最初に接触したときから、開脚部材3、4が半径方向外方に動かされることが、図5からとりわけ明確に見出すことができる。
図6は、完全に差込まれた嵌合完了位置(状態)にあるリベット固定ピン2を備えると共に、支持部材16及び取付部材17に完全に嵌込まれた状態にある図1に示した本発明の開脚リベットの第1実施例の側面図である。リベット固定ピン2の嵌合完了位置では、開脚部材3、4が半径方向外方に曲げ反らされているため、後方係合ノーズ12は、取付部材17の反対側の支持部材16の面に係合(当接)し、取付部材17は、開脚部材3、4の弾性により、対抗支持体(Widerlager)としての支持プレート1を介して、所定の押圧力を以って支持部材16に向って押圧される。
図7は、図6に示した状態にある図1に示した本発明の開脚リベットの第1実施例の側視断面図である。リベット固定ピン2の嵌合完了位置においては、外周面7が支持部材16の嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部に当接し、滑り面15がリベット固定ピン2の外周面にほぼ完全に当接すると共に、開脚部材3、4がある程度のねじれを以って半径方向外方に曲げ反らされていることが図7から見出される。
図8は、本発明の開脚リベットの第2実施例の斜視図である。図1〜図7に示した第1実施例の本発明の開脚リベットと、図8に示した第2実施例とにおいて、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図8に示した第2実施例では、2つの開脚部材3、4は、横断方向(平面)においてずらされることなく互いに直接向かい合うよう配置されている。第2実施例では、一方の開脚部材3はただ1つの基台部14を制御構造体として有し、他方の開脚部材4には横方向に互いに対し所定の距離をおいて配置され受容空間20を形成する2つの基台部14が制御構造体として構成されている。受容空間20は、前記一方の開脚部材3の基台部14がほぼ完全に当該受容空間20内に配置可能なような寸法形状とされている。
図9は、支持部材16及び取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に配された状態にある図8に示した第2実施例の側視断面図であり、後方係合ノーズ12が支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18を貫通通過した直後であって、開脚部材3、4が外方に弾性的に広がり再び緩和状態になる前の状態を示す。受容空間20が、図1に示した第1実施例に応じた脱落防止の予固定(Vorfixierung)に必要な開脚部材3、4の弾性的嵌め合い(Einfedern)を形成していることが図9から見出される。
図10は、嵌合完了位置にあるリベット固定ピン2を備えると共に、支持部材16及び取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌め込まれた状態にある図8に示した第2実施例の側視断面図であり、第1実施例の図6及び図7に示した状態に対応し、開脚部材3、4の後方係合ノーズ12が、支持プレート1によって取付部材17と支持部材16の間で押し付け合いが生じた状態で取付部材17の反対側にある支持部材16の面に係合(当接)している状態を示す。
図11は、本発明の開脚リベットの第3実施例の斜視図であり、図1〜図7に示した第1実施例、図8〜図10に示した第2実施例及び図11に示した第3実施例の本発明の開脚リベットにおいて、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図11に示した第3実施例は、図1〜図7に示した実施例にように夫々1つの基台部14が制御構造体として形成された互いに対し120度の角度をなして配置された3つの開脚部材21、22、23を有する。図11に示した実施例では、基台部14は、互いに対し向かい合う側に、夫々1つの平面状の傾斜面24を有する。
図12は、第1実施例の図3に示したような状態にある、図11に示した第3実施例の開脚リベットを足部9に向う方向から見た様子を示す。この状態では、開脚リベットは、支持部材16及び取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌め込まれた状態にあり、後方係合ノーズ12は、支持部材16に形成されかつ最小の公称直径に正確に対応する嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部に当接(係合)している。この状態では、基台部14の傾斜面24は完全に互いに当接している。
図13は、リベット固定ピン2を備えた図11及び図12に示した第3実施例の側面図であり、このリベット固定ピン2は、第1実施例の図6及び図7にないし第2実施例の図10に示したような状態に対応する、支持部材16に取付部材17を押し付けるための嵌合完了位置に完全に移行している。3つの開脚部材21、22、23を備えることによって、第3実施例に対応する開脚リベットは比較的大きな引抜き力(Auszugskraft)を有する(抜き出すために比較的大きな力を要する)。
図14は、本発明の開脚リベットの第4実施例の斜視図であり、図1〜図7に示した第1実施例、図8〜図10に示した第2実施例、図11〜図13に示した第3実施例及び図14に示した第4実施例の本発明の開脚リベットにおいて、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図14に示した第4実施例は、図11〜図13に示した第3実施例にように両側に傾斜面24を備えた夫々1つの基台部14を制御構造体として有する互いに対し90度の間隔をおいて配置された4つの開脚部材25、26、27、28を有する。
図15は、支持部材16及び取付部材17に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18、19のある位置に開脚部材25、26、27、28が導入されている、図14に示した第4実施例の側視断面図であるが、この導入位置では、支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部と後方係合ノーズ12との係合(当接)により、基台部14の互いに隣接する傾斜面24同士が係合(当接)した状態にある開脚部材25、26、27、28が後方係合ノーズ12の領域において最小の直径を有する。
図16は、支持部材16及び取付部材17に完全に嵌め込まれ脱落防止された予(仮)嵌合状態(位置)にある図14及び図15に示した第4実施例の斜視断面図であり、この状態では、開脚部材25、26、27、28は、再び、支持部材16に形成された嵌込受容部(切欠孔部)18の縁部に後方係合ノーズ12が後方係合可能な緩和状態にある。
図17は、挿入された嵌合完了位置にあるリベット固定ピン2を備えた第4実施例の側視断面図であり、この状態では、とりわけ大きな引き抜き力を生成している4つの開脚部材25、26、27、28が予付勢された状態で取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に係合し、取付部材17に対する支持プレート1の作用によって取付部材17は支持部材16に結合している。
図18は、本発明の開脚リベットの第5実施例の斜視図であり、図1〜図17に示した各実施例及び図18に示した第5実施例の本発明の開脚リベットにおいて、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図18に示した第5実施例は、一対のより短い開脚部材29、30と一対のより長い開脚部材31、32を有し、各対の同じ長さの開脚部材29、30;31、32は互いにダイアゴナルに(対角線上において)対向するよう配置されている。より短い開脚部材29、30の支持面11は、より長い開脚部材29、30の支持面11よりも、支持プレート1のより近くに隣接して位置している。更に、より短い開脚部材29、30は、より長い開脚部材29、30よりも、円周方向に関してより大きい寸法形状に構成されている。
図18に示した第5実施例のほぼ完全に円柱状に構成されたリベット固定ピン2は、その使用目的に応じた位置関係において開脚部材29、30、31、32の方向を指向する側にある導入端部に固定ピン脚部33、34が形成され、該固定ピン脚部33、34の間に、この実施例では斜めに配向された固定ピン傾斜面35、36が形成されている。
図19は、支持部材16ないし取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌め込まれた状態においてより短い(短い方の)開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図18に示した本発明の開脚リベットの断面図であり、この状態において、より短い開脚部材29、30の支持面11の縁部領域は取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に後方から係合し、支持プレート1は、支持部材16の反対側に位置する取付部材17の面に載置されている。この場合、支持部材16と取付部材17は、場合によっては更に互いに対し離隔することもある。リベット固定ピン2の固定ピン脚部33、34は、支持プレート1に形成された固定ピン受容部37に導入されている(差し込まれている)。
図20は、図19に相応する状態においてより長い(長い方の)開脚部材31、32を貫通するよう(縦方向に)切断した図18に示した実施例の断面図であり、図20に示した状態においては、固定ピン脚部33、34がより長い開脚部材31、32の滑り面15に作用を及ぼし、該開脚部材31、32の夫々の足部9が中間部8を介して曲げ反らされて後方係合ノーズ12が取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に係合(当接)する程度にまで、リベット固定ピン2が開脚部材29、30、31、32の方向に差し込まれている。この状態において、取付部材17は、既に、比較的大きな保持力によって支持部材16に予固定されている。
図21は、図20に示した状態の側面図である。リベット固定ピン2が支持プレート1に部分的に差し込まれた状態においても、より短い開脚部材29、30が支持部材16をその取付部材17の反対側に位置する面に引き続き後方から係合している様子がこの側面図から見出される。
図22は、より短い開脚部材29、30及びより長い開脚部材31、32の状態を、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に向って見た平面図であり、この状態では、複数対の開脚部材29、30;31、32が互いにはっきりと異なる後方係合状態を取っている。
図23はリベット固定ピン2が支持プレート1に完全に差し込まれた状態においてより短い開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した、図19〜図21に相応する図18に示した実施例の断面図である。この状態において、固定ピン脚部33、34の反対側に位置するリベット固定ピン2の端部(図中の上端)は、取付部材17の反対側に位置する支持プレート1の面(図中の上面)に面一に終端している。リベット固定ピン2のこの状態では、リベット固定ピン2は、固定ピン脚部33、34の裏側(内側)に位置するその固定ピン傾斜面35、36が、より短い開脚部材29、30の滑り面15上に嵌まり込むため、該より短い開脚部材29、30もまた、夫々の足部9に形成された後方係合ノーズ12によって、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に係合し、取付部材17を支持部材16に対して付勢する。
図24は、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に向って見た図23に示した状態にある図18に示した実施例の平面図である。リベット固定ピン2を完全に差し込んだ後、より短い開脚部材29、30もまた、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に大きな面で後方から係合することにより、最大の保持力が達成される様子が図24から見出すことができる。
図25は、本発明の開脚リベットの第6実施例の斜視図であり、図1〜図24に示した上記各実施例及び図25に示した第6実施例において、互いに対応する構成要素には同じ図面参照符号が付されており、以下において一部については詳細には説明されていない。図18〜図24に示した第5実施例のように、図25に示した実施例は、長さが異なる複数対の開脚部材29、30;31、32を備えている。支持プレート1において、固定ピン受容部37は、縦方向に延在する幅の広い(広幅)案内溝38、39、40、41と、互いに隣り合う広幅案内溝38、39、40、41の間に夫々配された幅の狭い(狭幅)案内溝42、43、44、45とを含んで構成されている。この場合、周方向において、ある1つの広幅案内溝38、39、40、41の隣接する広幅案内溝38、39、40、41(の夫々)に対する距離(複数)は対状に異なるように構成されている。
図25に示した実施例のリベット固定ピン2は、リベット固定ピン2が相応に配置された場合に(対応する)広幅案内溝38、39、40、41と(夫々)整列する(縦方向に揃えられる)4つの幅の広い(広幅)案内リブ46、47、48、49を有する。図25のリベット固定ピン2の場合、これらの広幅案内リブ46、47、48、49の間には、夫々、幅の狭い(狭幅)案内リブ50、51、52、53が延在し、これらは、対応する狭幅案内溝42、43、44、45と整列して配される。このため、広幅案内溝38、39、40、41と狭幅案内溝42、43、44、45との間のより大きい及びより小さい間隔の寸法が対状に同じであれば、リベット固定ピン2は180度ずれた2つの配向で固定ピン受容部37に導入されることができる。リベット固定ピン2は、より大きく離隔された2つの広幅案内リブ46、47;48、49の間に、夫々1つの外側に突出する弾性的な係止タング(舌部)54、55を有し、該係止タング54、55は、夫々、突出する2つの固定ピン脚部33、34の間に形成された固定ピン傾斜面35、36と、固定ピン脚部33、34と反対側の(固定ピンの)端部との間に位置している。係止タング54、55と固定ピン傾斜面35、36との間には、リベット固定ピン2の導入をサポートするための狭幅案内リブ50、52の終端部56、57が夫々1つ形成されている。リベット固定ピン2は、固定ピン脚部33、34と反対側のその端部に、半径方向外方に広幅案内リブ46、47、48、49を越えて突出する頭部プレート58を有する。
更に、第6実施例の開脚リベットが、その一方の端部にエンドグリップ60を備えたほぼ円柱状に構成されたブロックピン59を有することが図25から見出すことができる。ブロックピン59は、リベット固定ピン2に形成されたブロックピン受容部61に導入可能でありかつ固定ピン脚部33、34の方向に摺動可能であるような寸法形状に構成されている。
図26は、支持部材16ないし取付部材17の嵌込受容部(切欠孔部)18、19に嵌め込まれた状態においてより短い(短い方の)開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図25に示した第6実施例の断面図であり、図19に示した第5実施例の状態のように、支持面11の縁部領域が、取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に後方から係合している。固定ピン脚部33、34が支持プレート1に部分的に導入されている一方で、エンドグリップ60の反対側に位置するブロックピン59の端部が導入方向において依然として係止(ロック)タング54、55の前方に位置する程度にブロックピン59がリベット固定ピン2に導入されている。
図27は、図26に対応する状態にある第6実施例の部分的斜視断面図であり、図27に示した状態では、図20に示した第5実施例の状態のように、より短い開脚部材29、30の足部9が取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に後方から係合する程度にリベット固定ピン2が嵌め込まれている(導入されている)。
図28は、リベット固定ピン2が図27に示した状態によりも更に深く嵌め込まれた状態においてより短い開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図25に示した第6実施例の断面図であり、この状態においては、より短い開脚部材29、30の滑り面15もまた固定ピン傾斜面35、36によって接触され、より短い開脚部材29、30の足部9は外方に押圧されている。これにより、取付部材17は支持部材16に引き寄せられている。
図29は、リベット固定ピン2が部分的に嵌め込まれている(導入されている)図28の状態の側面図である。この図から、4つの開脚部材29、30、31、32がすべて取付部材17の反対側に位置する支持部材16の面に大きな面で後方から係合している様子が分かる。
図30は、図26〜図29の状態においてリベット固定ピン2が完全に嵌め込まれた状態においてより短い開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図25に示した第6実施例の斜視断面図である。このリベット固定ピン2が完全に嵌め込まれた状態では、係止タング54、55は、より短い開脚部材29、30の中間部8に対向するよう位置されており、かつ、ブロックピン59がその導入の初期段階にあるため、緩和状態にある。
図31は、ブロックピン59がそのエンドグリップ60(の基部)まで完全に導入された状態においてより短い開脚部材29、30を貫通するよう(縦方向に)切断した図25に示した第6実施例の斜視断面図である。この完全に導入された状態では、ブロックピン59は、リベット固定ピン2において頭部プレート58に対向して位置する受容(切欠)ポケット62内に入り込み、係止タング54、55を半径方向外方に押圧する。これにより、頭部プレート58を指向する係止タング54、55の自由端は、支持部材16の反対側に位置するより短い開脚部材29、30の面に後方から係合し、これらより短い開脚部材29、30の半径方向内方への運動をブロックする。これにより、第6実施例の開脚リベットのためのとりわけ大きな引き抜き力(Auszugskraft)が生成される。ブロックピン59を引き抜き出すことにより、このブロック状態を解除することができる。
以下のとおり、例示として示した実施形態及び実施例に則して、図面を引照して説明をしたが、本発明は記載例に限定されるものではなく、記載した全開示事項の範囲内において、なかんずく、各請求項、形態、実施例、図面に記載した各構成部分ないし要素の任意の変形、取捨選択、取捨選択による組合せを開示した技術思想の範囲内で行うことが可能である。また特許請求の範囲に付記した図面参照番号は、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。

Claims (12)

  1. 支持プレート(1)と、該支持プレート(1)に摺動可能に軸支されるリベット固定ピン(2)と、該支持プレート(1)に結合されかつ縦方向において該支持プレート(1)から離隔するよう延在する複数の開脚部材(3,4;21,22,23;25,26,27,28)とを有する開脚リベットであって、
    前記複数の開脚部材(3,4;21,22,23;25,26,27,28)が、夫々、半径方向内方に突出し、前記リベット固定ピン(2)が該複数の開脚部材(3,4;21,22,23;25,26,27,28)の方向に摺動する際に該リベット固定ピン(2)と接触することにより該複数の開脚部材(3,4;21,22,23;25,26,27,28)の半径方向外方への運動を引き起こす制御構造体(14)を備え、
    前記複数の開脚部材(3,4;21,22,23;25,26,27,28)が、半径方向外方に指向された支持面(11)を有するよう構成された開脚リベットにおいて、
    前記制御構造体は、堅牢な基台部(14)として構成され、該基台部(14)は、それぞれ、少なくとも対応する開脚部材(3,4;21,22,23;25,26,27,28)の前記支持プレート(1)に隣接する頭部(6)の領域に配置され、かつ、前記支持プレート(1)から縦方向において半径方向内方に斜めに突出延在する滑り面(15)を有すること、及び
    前記支持面(11)は、前記リベット固定ピン(2)が前記滑り面(15)に作用を及ぼさない位置にある状態において、前記支持プレート(1)に指向するよう配向されていること
    を特徴とする開脚リベット。
  2. 前記支持面(11)は、前記開脚部材(3,4;21,22,23;25,26,27,28)の緩和状態において、前記支持プレート(1)に対し平行に配向されていること
    を特徴とする請求項1に記載の開脚リベット。
  3. 前記開脚部材(3,4;21,22,23;25,26,27,28)は、前記支持プレート(1)から離隔する側に先細にテーパー化して延伸する足部(9)を有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の開脚リベット。
  4. 横断方向において互いに対しずらされて配置された2つの開脚部材(3,4)を有すること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の開脚リベット。
  5. 横断方向における互いに対するずれなしに配置された2つの開脚部材(3,4)を備え、一方の開脚部材(4)が2つの基台部(14)を有し、他方の開脚部材(3)に形成された唯一の基台部(14)を受容するための受容空間(20)が横断方向において該2つの基台部(14)の間に形成されていること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の開脚リベット。
  6. 互いに対し120度の角度をなして配された3つの開脚部材(21,22,23)を有すること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の開脚リベット。
  7. 互いに対し90度の角度をなして配された4つの開脚部材(25,26,27,28)を有すること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の開脚リベット。
  8. 個々の開脚部材(21,22,23;25,26,27,28)は、その両側において平坦な傾斜面(24)が形成された夫々1つの基台部(14)を有すること
    を特徴とする請求項6又は7に記載の開脚リベット。
  9. 前記リベット固定ピン(2)は、開脚部材(29,30,31,32)に指向される端部に、互いに対しダイアゴナルに対向配置された一方の対の開脚部材(31,32)に作用する2つの突出する固定ピン脚部(33,34)を有すること、及び
    前記2つの固定ピン脚部(33,34)の間に、他方の対の開脚部材(29,30)に作用する2つの固定ピン傾斜面(35,36)が形成されていること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の開脚リベット。
  10. 前記リベット固定ピン(2)内において摺動可能に軸支されるブロックピン(59)を備えること、及び
    前記リベット固定ピン(2)は、前記ブロックピン(59)が該リベット固定ピン(2)に導入された状態において該リベット固定ピン(2)から突出しかつ夫々1つの開脚部材(29,30)に当接する少なくとも2つの旋回可能な係止タング(54,55)を有すること
    を特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の開脚リベット。
  11. 夫々互いに対しダイアゴナルに対向配置された複数対の開脚部材(29,30;31,32)は夫々異なる長さを有すること
    を特徴とする請求項7〜10の何れか1項に記載の開脚リベット。
  12. 前記リベット固定ピン(2)は、導入される際、まず、長い方の開脚部材(31,32)と協働し、次いで、短い方の開脚部材(29,30)と協働すること
    を特徴とする請求項11に記載の開脚リベット。
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