JP2012521218A5 - - Google Patents

Description

実施例９：腫瘍異種移植アッセイ
ここに記載された１８Ｃ１２抗体の効力を証明するための研究において腫瘍異種移植アッセイを使用した。ルシフェラーゼレポーター遺伝子を有するヒトU87 グリオーマ細胞をヌードマウスの脳内に移植し、マウスを抗α５β１抗体で処理する。

Claims (43)

1. 配列番号：２１に示されるアミノ酸配列を含むＣＤＲ−Ｌ１；カラット番号付けシステムで番号づけられた配列番号：８のアミノ酸残基５０−６０を含むＣＤＲ−Ｌ２；配列番号：３０に示されるアミノ酸配列を含むＣＤＲ−Ｌ３を含むＶＬドメイン；及び
   カラット番号付けシステムで番号づけられた配列番号：１４のアミノ酸残基２６−３５を含むＣＤＲ−Ｈ１；カラット番号付けシステムで番号づけられた配列番号：１４のアミノ酸残基５０−６８を含むＣＤＲ−Ｈ２；及びカラット番号付けシステムで番号づけられた配列番号：１４のアミノ酸残基１０１−１０９を含むＣＤＲ−Ｈ３を含むＶＨドメイン
   を含んでなる抗α５β１抗体。
2. 請求項１に記載の抗α５β１抗体であって、
   ＶＬドメインが配列番号：８に示されるアミノ酸配列を含み、
   ＶＨドメインが配列番号：１４に示されるアミノ酸配列を含む、抗体。
3. ヒト化、キメラ、二重特異性又は多重特異性抗体である請求項１又は２に記載の抗体。
4. Ｆａｂ、Ｆａｂ’、Ｆ（ａｂ’）２、及びＦｖ断片、並びにダイアボディ、線形抗体、単鎖抗体分子、及び多重特異性抗体からなる群から選択される請求項１から３の何れか一項に記載の抗体。
5. 完全長ＩｇＧ１抗体である請求項１から３の何れか一項に記載の抗体。
6. 抗体がＮ２９７Ａ置換を含むＦｃ部分を含み、ここでアミノ酸残基はＥＵ番号付けシステムにより番号付けされる請求項５に記載の抗体。
7. 請求項１から６の何れか一項に記載の抗体をコードする単離された核酸分子。
8. 請求項７に記載の核酸を含んでなる宿主細胞。
9. 請求項８に記載の宿主細胞を、抗体が産生されるように培養することを含んでなる抗α５β１抗体の製造方法。
10. 請求項１から６の何れか一項に記載の抗体と細胞傷害剤を含んでなる免疫コンジュゲート。
11. 請求項１から６の何れか一項に記載の抗体と薬学的に許容可能な担体を含有する薬学的組成物。
12. ＶＥＧＦアンタゴニストを更に含有してなる請求項１１に記載の薬学的組成物。
13. ＶＥＧＦアンタゴニストが抗ＶＥＧＦ抗体である請求項１２に記載の薬学的組成物。
14. 抗ＶＥＧＦ抗体がベバシズマブである請求項１３に記載の薬学的組成物。
15. 検出可能な標識を更に含んでなる請求項１から６の何れか一項に記載の抗体。
16. 検出可能な標識が、放射性同位体、蛍光染料、及び酵素からなる群から選択されるメンバーである請求項１５に記載の抗体。
17. 医薬として使用される請求項１から６の何れか一項に記載の抗体。
18. 異常な血管新生及び／又は血管透過もしくは漏出に関与する疾患又は障害を有する個体を治療する際に使用されるための請求項１から６の何れか一項に記載の抗体。
19. 疾患が癌、眼疾患、又は自己免疫疾患である請求項１８に記載の抗体。
20. 血管新生の阻害に使用される請求項１から６の何れか一項に記載の抗体。
21. α５β１タンパク質を含んでいることが疑われる試料中のα５β１タンパク質を検出する方法において、
    （ａ）請求項１５又は１６に記載の抗体を試料と接触させ；
    （ｂ）抗α５β１抗体とα５β１タンパク質との間の複合体の形成を検出する
    ことを含む方法。
22. 試料が、異常な血管新生、異常な血管透過性、及び／又は血管漏出に関与する疾患と診断された患者からのものである請求項２１に記載の方法。
23. 異常な血管新生及び／又は血管透過性もしくは血管漏出に関与する疾患又は障害を持つ個体を治療するための医薬において、請求項１から６の何れか一項に記載の抗体を含有してなる医薬。
24. 疾患又は障害が、癌、眼疾患、及び自己免疫疾患からなる群から選択されるメンバーである請求項２３に記載の医薬。
25. 癌が、結腸直腸癌、肺癌、乳癌、腎細胞癌、及び神経膠芽腫からなる群から選択される請求項２４に記載の医薬。
26. 疾患又は障害が、網膜症、加齢性黄斑変性症、角膜血管新生、角膜移植血管新生、網膜血管新生、及び血管新生緑内障からなる群から選択されるメンバーである請求項１８に記載の抗体。
27. ＶＥＧＦアンタゴニストの有効量が個体に投与される請求項１８に記載の抗体。
28. ＶＥＧＦアンタゴニストが抗ＶＥＧＦ抗体である請求項２７に記載の抗体。
29. 抗ＶＥＧＦ抗体がベバシズマブである請求項２８に記載の抗体。
30. ＶＥＧＦアンタゴニストが抗α５β１抗体の前に投与される請求項２７に記載の抗体。
31. ＶＥＧＦアンタゴニスト及び抗α５β１抗体が同時に投与される請求項２７に記載の抗体。
32. 個体は、個体がＶＥＧＦアンタゴニスト治療に対して非応答性になるまでＶＥＧＦアンタゴニストで最初に治療され、ついで個体は抗α５β１抗体で治療される請求項２７に記載の抗体。
33. 上記抗体が、抗血管新生剤、化学療法剤、増殖阻害剤及び細胞傷害剤からなる群から選択される治療剤と共に投与される請求項２７に記載の抗体。
34. ＶＥＧＦアンタゴニストで治療された個体におけるα５β１を検出するためのキットにおいて、
    （ａ）請求項１から６の何れか一項に記載の抗α５β１抗体と；
    （ｂ）使用のための指示書
    を具備するキット。
35. 請求項１から６の何れか一項に記載の抗体を含有する血管新生を阻害するための医薬。
36. 疾患又は障害が、網膜症、加齢性黄斑変性症、角膜血管新生、角膜移植血管新生、網膜血管新生、及び血管新生緑内障からなる群から選択されるメンバーである請求項２３に記載の医薬。
37. ＶＥＧＦアンタゴニストの有効量が個体に投与される請求項２３に記載の医薬。
38. ＶＥＧＦアンタゴニストが抗ＶＥＧＦ抗体である請求項３７に記載の医薬。
39. 抗ＶＥＧＦ抗体がベバシズマブである請求項３８に記載の医薬。
40. ＶＥＧＦアンタゴニストが抗α５β１抗体の前に投与される請求項３８に記載の医薬。
41. ＶＥＧＦアンタゴニスト及び抗α５β１抗体が同時に投与される請求項３８に記載の医薬。
42. 個体は、個体がＶＥＧＦアンタゴニスト治療に対して非応答性になるまでＶＥＧＦアンタゴニストで最初に治療され、ついで個体は抗α５β１抗体で治療される請求項３８に記載の医薬。
43. 上記抗体が、抗血管新生剤、化学療法剤、増殖阻害剤及び細胞傷害剤からなる群から選択される治療剤と共に投与される請求項３８に記載の医薬。