JP2012515139A - Gip上昇抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】医薬又は食品として有用なGIP上昇抑制剤の提供。
【解決手段】米糠抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規なGIP上昇抑制剤に関するものである。
Gastric inhibitory polypeptide(GIP)は、胃酸分泌抑制作用や胃運動抑制作用を有する消化管ホルモンであり、摂食時、食餌中の脂質等によりその分泌が亢進されることが知られている(非特許文献1〜3)。そのため、GIPの分泌を阻害する物質は、消化促進や胃もたれの改善に有用であると考えられる。これまでの研究によって、GIPの機能を阻害する物質として、3−ブロモ−5−メチル−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリミジンー7−オール(BMPP)が知られ、GIPの分泌を抑制するものとして、グアガム等が知られている(特許文献1、非特許文献4〜9)。
しかしながら、前者の物質は、in vivoにおけるGIP機能阻害効果が確認されておらず、また後者の物質は脂質摂取時のGIP分泌抑制効果が検討されていないという問題がある。また、胃もたれ改善効果等の点で必ずしも十分なものとはいえず、日々摂取しても安全で、より効果に優れたものが望まれている。
一方、米糠は、玄米を精白する際に取り除かれる胚乳以外の部分で、食物繊維(セルロース)、タンパク質、脂質、ビタミン類、ミネラルなどの多種の栄養素や、γ−オリザノール、フィチン酸、遊離γ−アミノ酪酸などの機能性成分が含まれている。これまで米糠の抽出物には、アディポネクチン分泌促進作用、抗コレステロール作用、抗癌作用、アルコール性肝臓疾患の改善作用などが報告されている(特許文献2、非特許文献10〜12)。
しかしながら、米糠抽出物、特に米糠油とGIPとの関係については何ら報告されていない。
国際公開第01/87341号パンフレット 特開2005−68132号公報
J.C.Brownら、Canadian J Physiol Pharmacol 47:113−114,1969 J.M.Falkoら、J Clin Endocrinol Metab 41(2):260−265,1975 織田敏次ら、消化管 機能と病態、1981年、中外医学社、P205−216 Gagenby S Jら、Diabet Med.1996 Apr;13(4):358−64 Ellis PRら、Br J Nutr.1995 Oct;74(4):539−56 Simoes Nunes Cら、Reprod Nutr Dev.1992;32(1):11−20 Morgan LMら、Br J Nutr.1990 Jul;64(1):103−10 Requejo Fら、Diabet Med.1990 Jul;7(6):515−20 Morganら、Br J Nutr.1985 May;53(3):467−75 Chenら、J Nutr. Jun;2006 136(6):1472−6 Ullahら、Carcinogenesis.1990 Dec;11(12):2219−22 Ohら、J Med Food.2003 Summer;6(2):115−21
本発明は、米糠抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制剤を提供するものである。
また、本発明は、米糠抽出物、並びに薬学的に許容される担体を含有してなるGIP上昇抑制用医薬組成物を提供するものである。
また、本発明は、米糠抽出物を投与又は摂取するGIP上昇抑制方法を提供するものである。
また、本発明は、米糠抽出物のGIP上昇抑制のための非治療的な使用を提供するものである。
また、本発明は、食後の消化促進及び/又は胃もたれ改善のための米糠抽出物を提供するものである。
図1は、炊飯米摂取後の血中GIP濃度の経時変化を示す図である。
本発明は、医薬又は食品として有用なGIP上昇抑制剤を提供すること関する。
本発明者らは、GIPの上昇をコントロールできる素材について検討したところ、米糠抽出物がGIPの上昇を著しく抑制し、消化促進や胃もたれ改善に有用であることを見出した。
本発明によれば、GIPの上昇を抑制することができ、食後の消化促進や、胃もたれの改善を図ることができる。
本発明において、「GIP上昇抑制」とは、脂質及び/又は糖質を含む食事、特に脂質を多く含む食事、そのなかでもトリアシルグリセロールを多く含む食事を摂取することにより消化管から分泌されるGIPの血中濃度が上昇するのを抑制することをいう。すなわち「GIP上昇抑制」とは、主として食後に生じるGIP上昇を抑制することをいう。そして、本発明における「GIP上昇抑制作用」は、消化管からのGIP分泌を抑制することでGIP上昇を抑制するGIP分泌抑制作用、及び血中GIP濃度を低下させることによりGIP上昇を抑制するGIP低下作用のいずれをも含む概念である。
また、本発明において、「非治療的」とは、医療行為、すなわち治療による人体又は動物の体への処置行為を含まない概念である。
玄米は、種皮、果皮、胚乳及び胚芽からなり、胚乳組織の外層には糊粉層がある。玄米を精白する際、その度合いによって糊粉層までが米糠(生糠)として排除される。
本発明における米糠は、玄米を精白する際に取り除かれる胚乳以外の部分(種皮、果皮、澱粉層及び胚芽)の混合物を用いてもよく、いずれかを分離したものを用いてもよい。米糠の原料となる米の分類・種類に特に限定はなく、例えばジャポニカ種、インディカ種、ジャバニカ種の糯米、粳米、赤米、紫黒米などいずれも用いることができる。
本発明の米糠抽出物としては、米糠を、そのまま或いは乾燥、凍結乾燥した後に適当に粉砕加工したりしたものを抽出して得られる抽出エキスの他、さらに分離精製して得られるより活性の高い画分(成分)が包含される。具体的には、米糠油、さらにこれを酵素処理した後、蒸留脱酸して得られる成分濃縮油などが挙げられる。
米糠抽出物は市販品を使用することもできる。例えば、特開2006−257064に記載されている製造法のごとく、米糠をエタノールで加熱溶解(80℃、1時間)し、濃縮後ヘキサンを加えて溶解し、さらに、硫酸を加えてpHを3にし、濾過した濾液をエタノールと水酸化ナトリウムで還流抽出(80℃、1時間)を行い、静置させた上澄に塩酸を加えて中和させ、濃縮乾固した米糠抽出物を用いることができる。
抽出は、室温又は加熱した状態で溶剤に含浸させるか又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて行われる溶剤抽出の他に、水蒸気蒸留等の蒸留法を用いて抽出する方法、炭酸ガスを超臨界状態にして行う超臨界抽出法、あるいは圧搾して抽出物を得る圧搾法等を用いることができる。抽出は、例えば米糠1質量部に対して1〜50質量部の溶剤を用い、室温(25℃)〜100℃で数時間〜数週間浸漬又は加熱還流するのが好ましい。
例えば、米糠油は、米糠および米胚芽を原料として抽出される植物油であり、抽出法としては、例えば米糠を圧縮してペレット状にした後、油分を抽出し、蒸留処理により精製することにより得られる。具体的には、溶剤100質量部に対して、米糠の凍結乾燥物を10質量部添加して数時間攪拌抽出し、濾過により固形分を除去したのち、蒸留により精製する。得られた米糠油を酵素処理する方法は、例えば、リパーゼ存在下で50℃、3〜20時間処理する方法が挙げられる。また、蒸留脱酸する方法は、例えば、220℃、13.3Paの条件下でクーゲル蒸留装置を用いる方法が挙げられる。
溶剤抽出に用いられる抽出溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ピリジン類;超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他オイル等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用でき、溶剤を変えて繰り返し行うことも可能である。このうち、炭化水素類などの脂溶性溶剤を用いるのが好ましく、特にヘキサンを用いるのが好ましい。
また、抽出物の分離精製手段としては、例えば、抽出物を活性炭処理、液液分配、カラムクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、ゲル濾過、精密蒸留等を挙げることができる。
本発明の米糠抽出物は、斯くして得られる抽出液や画分をそのまま用いてもよく、適宜な溶媒で希釈した希釈液として用いてもよく、或いは濃縮エキスや乾燥粉末としたり、ペースト状に調製したものでもよい。また、凍結乾燥し、用時に、通常抽出に用いられる溶剤で希釈して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
本発明の米糠抽出物は、トリテルペン又はその誘導体を含むものが好ましい。トリテルペン又はその誘導体としては、ルパン型トリテルペン又はその誘導体、ククルビタン型トリテルペン又はその誘導体、シクロアルタン型トリテルペン又はその誘導体が挙げられる。このうち、シクロアルテノール、24−メチレンシクロアルタノールなどのシクロアルタン型トリテルペン又はその誘導体が好ましく、特にシクロアルテノール又はその誘導体が好ましい。
これらの誘導体としては、例えば、脂肪酸エステル、フェルラ酸エステル、桂皮酸エステルなどのエステル体、サポニンなどの配糖体が挙げられる。
本発明の米糠抽出物中には、トリテルペン又はその誘導体が0.01質量%以上、特に0.1〜100質量%含まれていることが好ましく、1〜100質量%含まれていることがより好ましく、10〜100質量%含まれていることが更に好ましい。また、シクロアルタン型トリテルペン又はその誘導体が0.01質量%以上、特に0.1〜100質量%含まれていることが好ましく、1〜100質量%含まれていることがより好ましく、10〜100質量%含まれていることが更に好ましい。さらに、シクロアルテノール又はその誘導体が、0.01質量%以上、特に0.1〜100質量%含まれていることが好ましく、1〜100質量%含まれていることがより好ましく、10〜100質量%含まれていることが更に好ましい。
後記実施例に示すように、米糠抽出物は、食後のGIP上昇を有意に抑制する作用を有する。従って、米糠抽出物は、GIP上昇抑制剤として、また、GIP上昇を抑制することに基づく消化促進や胃もたれ、胃酸分泌能の改善剤等(以下、「GIP上昇抑制剤等」)として使用することができ、さらにこれらの剤を製造するために使用することができる。このとき、当該GIP上昇抑制剤等には、当該米糠抽出物を単独で、又はこれ以外に、必要に応じて適宜選択した担体等の、配合すべき後述の対象物において許容されるものを使用してもよい。なお、当該製剤は配合すべき対象物に応じて常法により製造することができる。
当該GIP上昇抑制剤等は、GIPの上昇抑制や食後の消化促進、胃もたれ、胃酸分泌能の改善等の各効果を発揮する、ヒト若しくは動物用の医薬品、医薬部外品、食品、又は飼料の有効成分として配合して使用することができる。また、当該GIP上昇抑制剤等は、食後の消化促進、胃もたれ、胃酸分泌能の改善をコンセプトとし、必要に応じてその旨を表示した食品、機能性食品、病者用食品、特定保健用食品等に応用できる。
本発明のGIP上昇抑制剤等を医薬品の有効成分として用いる場合、当該医薬品は任意の投与形態で投与され得る。投与形態としては、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤等による経口投与又は注射剤、坐剤、吸入薬、経皮吸収剤、外用剤等による非経口投与が挙げられる。
このような種々の剤型の医薬製剤を調製するには、本発明のGIP上昇抑制剤等を単独で、又は他の薬学的に許容される賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、担体、希釈剤等を適宜組み合わせて用いることができる。
これらの投与形態のうち、好ましい形態は経口投与であり、GIP上昇抑制剤等を含む経口投与用製剤中の米糠抽出物の含有量は、一般的に0.01〜100質量%、特に0.1〜100質量%が好ましく、更に好ましくは1〜100重量%とするのが好ましい。
本発明のGIP上昇抑制剤等を食品の有効成分として用いる場合、当該食品の形態は、パン類、ケーキ類、麺類、菓子類、ゼリー類、冷凍食品、アイスクリーム類、乳製品、飲料などの各種食品の他、上述した経口投与製剤と同様の形態(錠剤、カプセル剤、シロップ等)が挙げられる。
種々の形態の食品を調製するには、本発明のGIP上昇抑制剤等を単独で、又は他の食品材料や、溶剤、軟化剤、油、乳化剤、防腐剤、香科、安定剤、着色剤、酸化防止剤、保湿剤、増粘剤等を適宜組み合わせて用いることができる。当該食品中の米糠抽出物の含有量は、一般的に0.01〜100質量%とするのが好ましく、0.1〜100質量%とするのがより好ましく、更に好ましくは1〜100重量%とするのが好ましい。
上記製剤の投与量又は摂取量は、患者の状態、体重、性別、年齢又はその他の要因に従って変動し得るが、経口投与又は摂取の場合成人1人当たり、シクロアルテノールとして、1日あたり50μg〜500mgとすることが好ましく、特に75μg〜100mg、さらに100μg〜20mgとするのが好ましく、よりさらに150μg〜5mgとするのが好ましい。
また、本発明のGIP上昇抑制剤等は、摂食・摂餌時或いは摂食・摂餌前に投与又は摂取するのが好ましく、特に摂食・摂餌前5分から30分以内に投与又は摂取するのが好ましい。投与又は摂取対象者としては、空腹時血中GIP値が30pg/mL以上、または胃液分泌機能検査において、基礎分泌量が30mL/時間以下の患者が好ましい。
実施例1
(米糠抽出物の調製)
(1)栃木県産コシヒカリの米糠1.8kgを凍結乾燥した後、n−ヘキサン9Lを加え3時間攪拌抽出した。抽出液をろ過した後、残渣をさらに2回9Lずつのn−ヘキサンで抽出した。計3回分の抽出液を併せ、濃縮、乾燥して、米糠抽出物372gを得た。
(2)上記(1)で得られた米糠抽出物20gに水15mLおよびリパーゼOF(名糖産業製)20mgを加え、50℃で15時間攪拌した。その後、遠心分離によって水層を除去した後、油層を220℃、13.3Paの条件下で蒸留脱酸し、成分濃縮油3.2gを得た。
(3)米糠抽出物(「オリザトリテルペノイド−P」(オリザ油化(株)製))を分離精製し、シクロアルテノール精製品及び24−メチレン−シクロアルタノール精製品を得た。なお、本品は、イネ科イネ(Oryza sativa Linne)の種子から生ずる米糠及び米胚芽から加水分解して得られたトリテルペノイドを粉末化したものである。本品のキャピラリーガスクロマトグラフィーによる成分分析結果を表1に示す。
Figure 2012515139
(分析条件)
カラム:キャピラリーGCカラム DB−1(Agilent Technologies社製)、30m×0.25mm、膜厚0.25μm
キャリアガス:ヘリウム、2.30mL/min
スプリット比:40:1
インジェクター:T=300℃
ディテクター:FID、T=300℃
オーブン温度:150℃で1.5分間保持、15℃/分で250℃まで昇温、5℃/分で320℃まで昇温、20分間保持
具体的には、「オリザトリテルペノイド−P」5gを、シリカゲルカラムクロマト(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=9/1)によって分画し、シクロアルテノール、24−メチレン−シクロアルタノール含有画分3.93gを得た。その後、本画分1.4gをODSカラム(Inertsil ODS−3:GLサイエンス)を用いたHPLC(展開溶媒:メタノール/アセトニトリル/テトラヒドロフラン/水=15/2/2/1)にて分画し、シクロアルテノール精製品480mg及び24−メチレン−シクロアルタノール精製品764mgを得た。
試験例1(米糠抽出物のGIP上昇抑制作用)
(1)試料の調製
米糠抽出物として、上記「オリザトリテルペノイド−P」(オリザ油化(株)製)を用いた。表2に示す成分を飲料水で10倍希釈して乳化液を調製した。糖質50g相当の市販の精白米に、該乳化液を米重量の1.5倍量加えて30分間吸水した後、表2に示す配合割合で炊飯器(象印マイコン炊飯ジャーNS−KG05、象印マホービン株式会社製)にてそれぞれ炊飯し、試料(i)及び(ii)を調製した。
(i)炊飯米(対照):約153g(糖質50g)
(ii)米糠抽出物添加炊飯米:約153g(糖質50g、米糠トリテルペン13mg)
Figure 2012515139
(2)試験方法
本試験は健常な5名の男性被験者(27〜46歳)を選定して行った。測定日前日より禁酒とし、所定の食事を午後7時〜8時に摂取していただき、その後は試験当日の午前7時まで飲料水のみ摂取可とした。なお、発汗を伴うような激しい運動は避けて頂いた。
試験当日は朝食を摂らずに試験会場に来て頂いた。朝9時頃に被験品を咀嚼回数30回/1口で全量摂取して頂くとともに、経時的に血液の採取を行った。血液採取は、被験品摂取前(0)、被験品摂取15分後、30分後、1時間後、2時間後、4時間後の計6回行った。1回あたり5mLの血液を採取した。採取した血液に直ちにDPPIV阻害剤(LINCO社製「LINCO’s DPPIV inhibitor」、50 μL/5 mL血液)、セリンプロテアーゼ阻害剤(ロシュ・ダイアグノティクス社製「ペファブロックSC」、50μL/5mL血液)を添加して氷上に保存し、採取後30分以内に遠心分離にて血漿を調製し、測定日まで−80℃にて保存した。
被験品を摂取してから2時間後までは飲水を不可とし、それ以降は試験終了(被験品摂取4時間後)まで所定の飲用水のみ摂取可とした。
第2回目の摂取試験は1回目より6日間以上の間隔を空け、被験品を交替して行った。
血漿中のGIPは、「HUMAN GUT HORMONE LINCOplex KIT」(LINCO社製)を用いて測定した。
(3)試験結果
本試験の結果は図1に示すとおりである。各ポイントは平均±標準誤差で示し、群間の統計学的有意差については、対照群に対するt検定を行った(*p<0.05)。
図1に示すとおり、米糠抽出物摂取群では、対照群に対して食後30分値における血中GIP濃度が有意に低下したことから、米糠抽出物にはGIP上昇抑制効果があることがわかった。
試験例2(脂質負荷時におけるシクロアルテノールのGIP上昇抑制作用)
(1)試料の調製及び試験方法
水にトリオレイン(シグマアルドリッチ製)を5%濃度で添加した後、十分に均一化するまで超音波にて乳化し、投与飼料とした。投与試料をトリオレイン2mg/g体重になるようにゾンデにより経口投与したものを対照群とした。投与試料に、前記実施例1(3)で製造したシクロアルテノール精製品をそれぞれ添加(トリオレインに溶解)して、トリオレイン2mg/g体重、シクロアルテノールとして0.15μg/g体重、又は2μg/g体重になるように、ゾンデにより経口投与したものをそれぞれ試験群1、試験群2とした。
15時間絶食した8週齢雄性C57BL/6Jマウス(日本クレア株式会社より購入)を、1群10匹として体重がほぼ同一になるように群分けした後、各群に投与直後、経時的に眼窩静脈叢から採血した。採取した血液を遠心分離して得られた血漿中のGIP濃度をGIP測定キット(LINKO製)にて測定し、グラフの曲線下面積(AUC)を算出した。
(2)試験結果
本試験の結果は表3に示すとおりである。結果は平均±標準誤差で示し、群間の統計学的有意差については、対照群に対するDunnettの多重比較検定を行った(*p<0.05)。
Figure 2012515139
表3の通り、血中GIP濃度は試験群1で低下傾向が認められ、試験群2で有意に低下したことから、シクロアルテノールには脂質負荷時においてGIP上昇抑制効果があることがわかった。
試験例3(糖質負荷時におけるシクロアルテノールのGIP上昇抑制作用)
(1)試料の調製及び試験方法
白米(栃木産コシヒカリ)に1.5倍量の水を添加して30分吸水後、炊飯器(象印マイコン炊飯ジャーNS−KG05、象印マホービン株式会社製)にて炊飯した。炊飯米に水とトリオレイン(シグマアルドリッチ製)を添加した後、十分に均一化するまでホモジナイズして投与試料とした。投与試料を白米2mg/g体重+トリオレイン1.5μg/g体重になるようにゾンデにより経口投与したものを対照群とした。投与試料に、前記実施例1(3)で製造したシクロアルテノール精製品をそれぞれ添加(トリオレインに溶解)して、白米2mg/g体重+トリオレイン1.5μg/g体重、シクロアルテノールとして0.075μg/g体重、又は0.15μg/g体重になるように、ゾンデにより経口投与したものをそれぞれ試験群3、試験群4とした。
15時間絶食した8週齢雄性Wistarラット(日本SLC株式会社より購入)を、1群10匹として体重がほぼ同一になるように群分けした後、各群に投与直後、経時的に尾静脈から採血した。採取した血液を遠心分離して得られた血漿中のGIP濃度をGIP測定キット(LINKO製)にて測定し、グラフの曲線下面積(AUC)を算出した。
(2)試験結果
本試験の結果は表4に示すとおりである。結果は平均±標準誤差で示し、群間の統計学的有意差については、対照群に対するDunnettの多重比較検定を行った(*p<0.05)。
Figure 2012515139
表4の通り、血中GIP濃度は試験群3で低下傾向が認められ、試験群4で有意に低下したことから、シクロアルテノールには糖質負荷時においてGIP上昇抑制効果があることがわかった。

Claims (25)

  1. 米糠抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制剤。
  2. 米糠抽出物が、米糠油である請求項1記載のGIP上昇抑制剤。
  3. 米糠抽出物が、トリテルペン又はその誘導体を含むものである請求項1又は2記載のGIP上昇抑制剤。
  4. トリテルペン又はその誘導体が、シクロアルテノール又はその誘導体である請求項3記載のGIP上昇抑制剤。
  5. シクロアルテノールとして、1日に50μg〜500mg経口投与又は摂取するものである請求項1〜4のいずれか1項記載のGIP上昇抑制剤。
  6. 米糠抽出物、並びに薬学的に許容される担体を含有してなるGIP上昇抑制用医薬組成物。
  7. 米糠抽出物が、米糠油である請求項6記載のGIP上昇抑制用医薬組成物。
  8. 米糠抽出物が、トリテルペン又はその誘導体を含むものである請求項6又は7記載のGIP上昇抑制用医薬組成物。
  9. トリテルペン又はその誘導体が、シクロアルテノール又はその誘導体である請求項8記載のGIP上昇抑制用医薬組成物。
  10. シクロアルテノールとして、1日に50μg〜500mg経口投与するものである請求項6〜9のいずれか1項記載のGIP上昇抑制用医薬組成物。
  11. 米糠抽出物を投与又は摂取するGIP上昇抑制方法。
  12. 米糠抽出物が、米糠油である請求項11記載のGIP上昇抑制方法。
  13. 米糠抽出物が、トリテルペン又はその誘導体を含むものである請求項11又は12記載のGIP上昇抑制方法。
  14. トリテルペン又はその誘導体が、シクロアルテノール又はその誘導体である請求項13記載のGIP上昇抑制方法。
  15. シクロアルテノールとして、1日に50μg〜500mg経口投与又は摂取するものである請求項11〜14のいずれか1項記載のGIP上昇抑制方法。
  16. 米糠抽出物のGIP上昇抑制のための非治療的な使用。
  17. 米糠抽出物が、米糠油である請求項16記載の使用。
  18. 米糠抽出物が、トリテルペン又はその誘導体を含むものである請求項16又は17記載の使用。
  19. トリテルペン又はその誘導体が、シクロアルテノール又はその誘導体である請求項18記載の使用。
  20. シクロアルテノールとして、1日に50μg〜500mg摂取するものである請求項16〜19のいずれか1項記載の使用。
  21. 食後の消化促進及び/又は胃もたれ改善のための米糠抽出物。
  22. 米糠抽出物が、米糠油である請求項21記載の米糠抽出物。
  23. 米糠抽出物が、トリテルペン又はその誘導体を含むものである請求項21又は22記載の米糠抽出物。
  24. トリテルペン又はその誘導体が、シクロアルテノール又はその誘導体である請求項23記載の米糠抽出物。
  25. シクロアルテノールとして、1日に50μg〜500mg経口投与又は摂取するものである請求項21〜24のいずれか1項記載の米糠抽出物。
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