JP7108397B2 - Gip上昇抑制剤 - Google Patents

Gip上昇抑制剤 Download PDF

Info

Publication number
JP7108397B2
JP7108397B2 JP2017230430A JP2017230430A JP7108397B2 JP 7108397 B2 JP7108397 B2 JP 7108397B2 JP 2017230430 A JP2017230430 A JP 2017230430A JP 2017230430 A JP2017230430 A JP 2017230430A JP 7108397 B2 JP7108397 B2 JP 7108397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tsukuritake
gip
extract
active ingredient
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017230430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018090583A (ja
Inventor
義隆 古賀
卓也 森
亮宏 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Publication of JP2018090583A publication Critical patent/JP2018090583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7108397B2 publication Critical patent/JP7108397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L31/00Edible extracts or preparations of fungi; Preparation or treatment thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L31/00Edible extracts or preparations of fungi; Preparation or treatment thereof
    • A23L31/10Yeasts or derivatives thereof
    • A23L31/15Extracts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/06Fungi, e.g. yeasts
    • A61K36/07Basidiomycota, e.g. Cryptococcus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/02Nutrients, e.g. vitamins, minerals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/04Anorexiants; Antiobesity agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Alternative & Traditional Medicine (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Description

本発明は、GIP上昇抑制剤に関する。
GIP(ガストリックインヒビトリーポリペプチド又はグルコースディペンデントインスリノトロピックポリペプチド)は、グルカゴン・セクレチンファミリーに属する消化管ホルモンの1つである。GIPは、脂質や糖質の摂食により小腸に存在するK細胞から分泌され、膵β細胞においてインスリン分泌を促進し、また脂肪組織において糖質や脂質の取り込みを亢進する。GIPはまた、胃酸分泌抑制作用や胃運動抑制作用を有することが知られている(非特許文献1~3)。さらに、GIP受容体の欠損マウスは野生型マウスと比較して、エネルギー代謝が亢進することが示されている(非特許文献11)。エネルギー代謝が低下することにより、疲労が取れにくくなることが報告されている(特許文献5)。
そのため、GIPの上昇抑制は、食後の消化促進、胃もたれの改善、エネルギー代謝亢進、肥満の予防又は改善、抗疲労等に有効であると考えられている。
また、近年、細胞内の脂肪酸結合蛋白質ファミリーとして知られているFABPs(fatty acid-binding proteins)のアイソフォームであるFABP4及び5が、GIPを分泌する腸細胞に局在しており、斯かるFABP5のノックアウトマウスにおいて脂質によるGIPの分泌が低減すること(非特許文献4、特許文献1)、さらにFABP4又は5を阻害する物質がGIP上昇抑制剤となり得ることが報告されている(特許文献1)。
これまでの研究によって、GIPの機能を阻害する物質として、3-ブロモ-5-メチル-2-フェニルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール(BMPP)が知られ、食後GIPの分泌を抑制するものとして、グアガム等が知られている(特許文献2、非特許文献5~10)。また、近年では、GIP受容体アンタゴニストである(Pro3)GIPが知られている。しかし、これらの物質は、安全性や効果の面で十分とはいえない。
一方、ツクリタケ(学名:Agaricus bisporus)は、イネ科植物などの草本類の枯れ草を分解する腐植分解菌であり、マッシュルームとして広く食用利用されている。また、マッシュルームの抽出物には、ロイコトリエン遊離抑制作用を有し、抗アレルギー剤として使用できること(特許文献3)、脂肪細胞分化促進作用があること(特許文献4)等が報告されている。
しかしながら、ツクリタケの圧搾物や抽出物とGIP分泌やFABPs活性との関係については何ら報告されていない。
特開2015-194481号公報 国際公開第01/87341号 特開平11-217336号公報 特開2009-263344号公報 特開2007-308468号公報
Brown JC et al. Canadian J Physiol Pharmacol. 1969,47:113-114 Falko JM et al., J Clin Endocrinol Metab.1975,41:260-265 織田敏次ら,消化管 機能と病態,1981年,中外医学社,P205-216 Cesar A et al., Mol Endocrinol. 2014 Nov;28(11):1855-65 Gagenby S J et al., Diabet Med.1996 Apr;13(4):358-64 Ellis PR et al., Br J Nutr.1995 Oct;74(4):539-56 Simoes NunesC et al., Reprod Nutr Dev.1992;32(1):11-20 Morgan LM et al., Br J Nutr.1990 Jul;64(1):103-10 Requejo F et al., Diabet Med.1990 Jul;7(6):515-20 Morgan et al., Br J Nutr.1985 May;53(3):467-75 Miyawaki K et al., Nat Med. 2002 Jun;8(7):738-742
本発明は、医薬品、食品等に利用することのできるGIP上昇抑制剤を提供することに関する。
本発明者らは、GIPの上昇をコントロールできる素材について検討したところ、ツクリタケの圧搾物がGIPの上昇を抑制すること及びFABP5阻害活性を有することを見出した。
すなわち、本発明は、以下を提供する。
(1)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制剤。
(2)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするFABP5阻害剤。
(3)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制用食品。
(4)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするFABP5阻害用食品。
(5)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするエネルギー代謝亢進剤。
(6)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするエネルギー代謝亢進用食品。
(7)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とする肥満予防又は改善剤。
(8)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とする肥満予防又は改善用食品
(9)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とする抗疲労剤。
(10)ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とする抗疲労用食品。
本発明のGIP上昇抑制剤又はFABP5阻害剤は、優れたGIP上昇抑制作用又はF
ABP5阻害作用を有し、かつ安全性も高い医薬品、食品等として有用である。
ツクリタケ圧搾物のGIP上昇抑制作用(単回投与試験)。A)血中GIP濃度推移、B)投与後60分までの血中GIP濃度の曲線下面積。 ツクリタケ圧搾物のGIP上昇抑制作用(単回食餌試験)。A)血中GIP濃度推移、B)摂取後240分までの血中GIP濃度の曲線下面積。 ツクリタケ圧搾物のGIP上昇抑制作用(用量依存性試験)。A)血中GIP濃度推移、B)摂取後120分までの血中GIP濃度の曲線下面積。 ツクリタケ抽出物のGIP上昇抑制作用(単回食餌試験)。摂取後30分までの血中GIP濃度の曲線下面積。
本明細書において、「ツクリタケ」とは、ハラタケ科(Agaricaceae)ハラタケ属(Agaricus)に属するAgaricus bisporusを指し、わが国では、「マッシュルーム」とも称される。
ツクリタケは、ホワイト種、オフホワイト種、クリーム種、ブラウン種、Agaricus bitorquis種等の品種が知られているが、本発明においては、当該品種は特に限定されることはなく、いずれも好ましく使用することができる。
本発明において、ツクリタケの使用部位は特に限定されることはなく、傘又は柄、子実体、菌糸体、菌核等の何れでもよいが、子実体を用いるのが好ましい。
ツクリタケの圧搾物としては、ツクリタケを圧搾することにより得られる圧搾汁(搾汁)が挙げられる。圧搾物の製造は特に限定されないが、例えばツクリタケを粗切し、スロージューサー等の圧搾機を用いて圧搾することにより行うことができる。
ツクリタケの抽出物としては、ツクリタケの子実体をそのまま、その破砕物、粉砕物、若しくは上記の圧搾物から抽出した抽出物が挙げられる。
抽出のための溶媒には、極性溶媒、非極性溶媒のいずれをも使用することができる。溶媒の具体例としては、例えば、水;1価、2価又は多価のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の鎖状又は環状のエーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;ヘキサン等の飽和又は不飽和の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ピリジン類;ジメチルスルホキシド;アセトニトリル;二酸化炭素、超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他のオイル類;ならびにこれらの混合物が挙げられる。好適には、水、アルコール類及びその水溶液が挙げられ、アルコール類としてはメタノール、エタノール、1,3-ブチレングリコール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、sec-ブタノール、t-ブタノール等が挙げられ、好ましくはエタノールである。
上記アルコール類の水溶液におけるアルコールの濃度(25℃における容量%)は、好ましくは30容量%以上、より好ましくは50容量%以上、さらに好ましくは75容量%以上であり、且つ好ましくは99.5容量%以下、より好ましくは99容量%以下、さらに好ましくは98容量%以下である。また、上記アルコール類の水溶液におけるアルコールの濃度は、好ましくは30~99.5容量%、より好ましくは50~99容量%、さらに好ましくは75~98容量%である。好ましくは、30~99.5容量%エタノール水溶液、より好ましくは50~99容量%エタノール水溶液、さらに好ましくは75~98容量%エタノール水溶液が挙げられる。
抽出における溶媒の使用量としては、ツクリタケ(乾燥質量換算)1gに対して1~100mLが好ましい。抽出条件は、十分な抽出が行える条件であれば特に限定されないが、例えば、抽出時間は好ましくは1時間以上、より好ましくは3時間以上がより好ましく、他方、好ましくは2ヶ月以下、より好ましくは5週間以下、より好ましくは2週間以下である。抽出温度は0℃以上が好ましく、5℃以上がより好ましく、他方、溶媒沸点以下が好ましく、90℃以下がより好ましい。通常、低温なら長時間、高温なら短時間の抽出を行う。
抽出手段は、特に限定されないが、例えば、固液抽出、液液抽出、浸漬、煎出、浸出、還流抽出、ソックスレー抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出、攪拌等の通常の手段を用いることができる。
本発明のツクリタケの圧搾物又は抽出物は、例えば食品や医薬品上許容し得る規格に適合し、本発明の効果を発揮するものであれば粗精製物であってもよい。また、必要に応じて、液々分配、固液分配、濾過膜、活性炭、吸着樹脂、イオン交換樹脂、澱出し等の公知の技術によって不活性な夾雑物の除去、脱臭、脱色等の処理を施すことができる。
また、さらに公知の分離精製方法を適宜組み合わせてこれらの純度を高めてもよい。精製手段としては、有機溶剤沈殿、遠心分離、限界濾過膜、高速液体クロマトグラフやカラムクロマトグラフ等が挙げられる。
また、本発明のツクリタケの圧搾物又は抽出物は、そのまま用いてもよく、適宜な溶媒で希釈した希釈液として用いてもよく、あるいは濃縮エキスや乾燥粉末としたり、ペースト状に調製したものでもよい。また、凍結乾燥し、用時に、通常抽出に用いられる溶剤、例えば水、エタノール、水・エタノール混液等の溶剤で希釈して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
後記実施例に示すように、ツクリタケの圧搾物は、GIP上昇を有意に抑制する作用を有する。また、ツクリタケの圧搾物はFABP5活性を阻害する作用を有する。
したがって、ツクリタケの圧搾物又は抽出物は、GIP上昇抑制剤、FABP5阻害剤、エネルギー代謝亢進剤、肥満予防又は改善剤、さらには抗疲労剤(以下、GIP上昇抑制剤等とも称する)となり得、またこれらを製造するために使用できる。
また、ツクリタケの圧搾物又は抽出物は、GIP上昇抑制のため、FABP5を阻害するため、エネルギー代謝を亢進するため、肥満を予防又は改善するため、さらには抗疲労のために使用することができる。ここで、当該使用は、ヒト若しくは非ヒト動物、又はそれらに由来する検体における使用であり得、また治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。尚、「非治療的」とは、医療行為を含まない概念、すなわち人間を手術、治療又は診断する方法を含まない概念、より具体的には医師又は医師の指示を受けた者が人間に対して手術、治療又は診断を実施する方法を含まない概念である。
本発明において「GIP上昇抑制」とは、脂質及び糖質を含む食事、特に脂質を多く含む食事を摂取することにより小腸に存在するK細胞から分泌されたGIPの上昇を抑制することをいう。すなわち、本明細書における「GIP上昇抑制」とは、好ましくは、食後に生じるGIP上昇を抑制することをいう。また、本明細書における「GIP上昇抑制作用」は、K細胞からのGIP分泌を抑制することでGIP上昇を抑制するGIP分泌抑制作用、及び血中GIP濃度を低下させることによりGIP上昇を抑制するGIP低下作用のいずれをも含む概念である。
本発明において、「GIP上昇抑制作用」は、任意の油脂又は脂肪酸のGIP上昇抑制作用を基準として判断することができる。例えば、被験物質と任意の油脂又は脂肪酸(例えばオレイン酸)を投与又は摂取した試験群における血中GIP分泌量を、任意の油脂又は脂肪酸(例えばオレイン酸)を投与又は摂取した対照群の血中GIP分泌量と比較する。対照群と比べて試験群で血中GIP分泌量の減少が認められた場合、当該被験物質はGIP上昇抑制効果があると評価することができる。評価に際しては、必ずしも統計学的な手法を用いる必要はないが、統計学的に有意差の有無を検定して評価することが好ましい。
GIPの上昇抑制は、膵β細胞におけるインスリン分泌の促進及び脂肪組織における糖質や脂質の取り込み亢進を抑制し、胃酸分泌の抑制及び胃運動の抑制を軽減させる(前記非特許文献1~3)、また、エネルギー代謝を亢進する(前記非特許文献11)ことから、ツクリタケの圧搾物又は抽出物は、肥満の予防又は改善、食後の消化促進や胃もたれ改善、胃酸分泌能の改善、エネルギー代謝亢進、更には抗疲労(前記特許文献5)のために使用することができる。
本発明において、「FABP5阻害」には、FABP5の発現を阻害すること、FABP5の活性を阻害することを意味し、FABP5の発現にはFABP5遺伝子の発現又はFABP5蛋白質の発現が包含される。またFABP5の活性とは、FABP5蛋白質の活性をいう。
FABP5阻害活性は、例えば、疎水性環境下でFABP5との結合活性を有し、FABP5と結合することで蛍光を発する基質である1-anilinonaphthalene-8-sulfonic acid(1,8-ANS)を利用した方法により測定することが可能である(特許文献1参照)。
本発明のGIP上昇抑制剤又はFABP5阻害剤は、GIPの上昇抑制や肥満の予防又は改善、食後の消化促進、胃もたれ、胃酸分泌能の改善、エネルギー代謝亢進、さらには抗疲労等の各効果を発揮する、ヒト若しくは動物用の医薬品、医薬部外品、食品となり、また当該医薬品、医薬部外品、食品に配合して使用される素材又は製剤となり得る。
なお、当該食品には、肥満の予防又は改善、食後の消化促進、胃もたれ、胃酸分泌能の改善、エネルギー代謝亢進、さらには抗疲労をコンセプトとし、必要に応じてその旨を表示した食品、機能性表示食品、特定保健用食品、病者用食品、サプリメントが包含される。
本発明のGIP上昇抑制剤等を医薬品(医薬部外品を含む)として用いる場合、当該医薬品は任意の投与形態で投与され得る。投与形態としては、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤等による経口投与又は注射剤、坐剤、吸入薬、経皮吸収剤、外用剤等による非経口投与が挙げられるが、好ましい形態は経口投与である。
このような種々の剤型の医薬製剤を調製するには、本発明のツクリタケの圧搾物又は抽出物を単独で、又は他の薬学的に許容される賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、担体、希釈剤等を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明のGIP上昇抑制剤等を食品として用いる場合、当該食品の形態は、パン類、ケーキ類、麺類、菓子類、ゼリー類、冷凍食品、アイスクリーム類、乳製品、飲料などの各種食品組成物の他、上述した経口投与製剤と同様の形態(錠剤、カプセル剤、シロップ等)が挙げられる。
種々の形態の食品を調製するには、本発明のツクリタケの圧搾物又は抽出物を単独で、又は他の食品材料や、溶剤、軟化剤、油、乳化剤、防腐剤、香科、安定剤、着色剤、酸化防止剤、保湿剤、増粘剤等を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明のGIP上昇抑制剤等におけるツクリタケの圧搾物又は抽出物の含有量(抽出物の乾燥物換算)は、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、且つ好ましくは10質量%以下、より好ましく5質量%以下であり、また好ましくは0.001~10質量%、より好ましくは0.01~5質量%である。
本発明のGIP上昇抑制剤等の投与量又は摂取量は、対象者の状態、体重、性別、年齢又はその他の要因に従って変動し得るが、経口投与又は摂取の場合成人1人当たり、ツクリタケの圧搾物又は抽出物(抽出物の乾燥物換算)として、1日あたり好ましくは0.01g以上、より好ましくは0.1g以上であり、且つ好ましくは15g以下、より好ましくは6gである。
また、本発明のGIP上昇抑制剤等は、摂食・摂餌時或いは摂食・摂餌前に投与又は摂取するのが好ましく、特に摂食・摂餌前5分から30分以内に投与又は摂取するのが好ましい。投与又は摂取対象者としては、空腹時血中GIP値が30pg/mL以上、または胃液分泌機能検査において、基礎分泌量が30mL/時間以下のヒトが好ましい。また、エネルギー代謝が低下しているヒト、肥満症患者又はそれらの予備軍等の肥満の改善又は予防を望むヒト、或いは疲労症状(全身倦怠感、微熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛、脱力感、思考力又は集中力に関する障害、抑うつ症状、睡眠障害等)がみられる患者やその疑いのあるヒト等が好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明においてはさらに以下の態様が開示される。
<1>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制剤。
<2>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするFABP5阻害剤。
<3>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制用食品。
<4>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするFABP5阻害用食品。
<5>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするエネルギー代謝亢進剤。
<6>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とするエネルギー代謝亢進用食品。
<7>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とする肥満予防又は改善剤。
<8>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とする肥満予防又は改善用食品。
<9>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とする抗疲労剤。
<10>ツクリタケの圧搾物又は抽出物を有効成分とする抗疲労用食品。
<11><1>、<3>において、GIP上昇抑制は、油脂や脂肪酸の摂取に起因するGIP上昇の抑制である。
<12><1>~<10>において、抽出物はエタノール又はエタノール水溶液抽出物である。
<13><1>~<10>において、抽出物は30~99.5容量%エタノール水溶液抽出物である。
以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
製造例1 ツクリタケ圧搾物の調製
ツクリタケ(Agaricus bisporus)の子実体11.3kg、室温条件下で、スロージューサー(商品名:HuromスロージューサーHU-400)にて圧搾抽出を行った。得られた圧搾物を凍結乾燥して、圧搾物粉末308.2gを得た。
製造例2 ツクリタケ抽出物の調製
ツクリタケ圧搾物100gに水1Lを加え、100℃下、1時間撹拌し、熱水抽出した。得られた抽出液を遠心分離(3000rpm、25℃、5分、himac CF 7D2(Hitachi))し、上清を回収、凍結乾燥した。得られた乾燥粉末74.7gのうち30.0gを、水300mLに懸濁させた。懸濁液に、98%エタノール900mLを加え、室温条件下、12時間静置し、抽出した。得られた抽出液を遠心分離(3000rpm、25℃、5分、himac CF 7D2(Hitachi))し、上清を回収した。上清中のエタノールは、減圧留去した。残った水分を凍結乾燥し、エタノール抽出物26.1gを得た。
実施例1 ツクリタケ圧搾物のGIP上昇抑制作用(単回投与試験)
(1)方法
製造例1で得たツクリタケ圧搾物を用いて、下記表1に示す組成の乳剤を調製し、試験サンプルとした。
Figure 0007108397000001
8週齢雄性C57BL/6Jマウス(日本クレア)を標準粉末飼料CE-2(日本クレア)において1週間予備飼育した。飼育環境は室温を22±2℃、湿度を55±10%とし、照明時間を7時から19時とした。18時間絶食した後、1群6-10匹として体重がほぼ同一になるように群分けした。イソフルラン麻酔下で試験サンプル(ツクリタケ圧搾物群、コントロール群)を0.02g/g体重となるよう胃内投与した。投与前、投与30分、60分後にイソフルラン麻酔下で眼窩より採血し(ヘパリン処理ヘマトクリット微量採血管、VITREX製)、血中GIPを測定した。GIPは、ELISA法(Rat/Mouse GIP (total) ELISA(Millipore))により測定を行った。
(2)結果
血中GIP濃度の経時変化を図1Aに示す。60分までの相対GIP血中濃度-時間曲線下面積(AUC:area under the curve)を図1Bに示す。
各値は平均±標準偏差で示した。群間の統計学的有意差については、コントロール群に対するStudent’s t-testを行なった(*:p<0.05)。
コントロール群と比較して、ツクリタケ群において、サンプル投与後30分の血中GIP濃度が有意に低値であった(図1A)。サンプル投与後60分までのGIP濃度の曲線下面積はコントロール群と比較して、ツクリタケ群において有意に低値であった(図1B)。
実施例2 ツクリタケ圧搾物のGIP上昇抑制作用(単回食餌試験)
(1)方法
一晩絶食したマウス(C57BL/6J、雄、8週齢、n=6-10)に粉末飼料(表2)を各群でカロリーが等しくなるように量り取り、30分間の自由摂餌の間に高脂肪食(HF)群は200mg、ツクリタケ群は252.6mgを摂取させた。なお、ツクリタケ圧搾物は製造例1のものを用い、カロリーは0と換算した。試験粉末飼料摂餌前、摂餌後30、60、120及び240分において、実施例1と同様に眼窩静脈叢採血し、血中GIPを測定した。
Figure 0007108397000002
(2)結果
HF群と比較してツクリタケ群において、摂餌後30分の血中GIP濃度が有意に低値であった(図2A)。粉末飼料摂取後240分までのGIP濃度の曲線下面積はHF群と比較して、ツクリタケ群において有意に低値であった(図2B)。
各値は平均±標準偏差で示した。群間の統計学的有意差については、HF群に対するStudent’s t-testを行なった(*:p<0.05)。
実施例3 ツクリタケ圧搾物のGIP上昇抑制作用(用量依存性試験)
(1)方法
一晩絶食したマウス(C57BL/6J、雄、11週齢、n=6-8)に粉末飼料(表3)を各群でカロリーが等しくなるように量り取り、30分間の自由摂餌の間にHF群は200mg、25%ツクリタケ添加群は250mg、10%ツクリタケ添加群は220mg、5%ツクリタケ添加群は210mgを摂取させた。なお、ツクリタケ圧搾物は製造例1のものを用い、カロリーは0と換算した。試験粉末飼料摂餌前、摂餌後30、60及び120分において、実施例1と同様に眼窩静脈叢採血し、血中GIPを測定した。
Figure 0007108397000003
(2)結果
摂餌後30分における血中GIP濃度がHF群と比較して5%ツクリタケ添加群及び10%ツクリタケ添加群において低い傾向が認められ、25%ツクリタケ添加群では有意に低値であり、用量依存性が認められた(図3A)。摂餌後、120分までのGIP濃度の曲線下面積はHF群と比較して、ツクリタケ添加群において有意に低値であった(図3B)。
各値は平均±標準偏差で示した。群間の統計学的有意差については、対照群に対するStudent’s t-testを行なった(*:p<0.05)。
実施例4 ツクリタケ圧搾物のFABP5阻害作用
組換蛋白質発現用大腸菌株BL21にFlagタグ付きのヒトFABP5遺伝子を挿入したpGEX-6P2ベクターをトランスフォームし、シングルコロニーを得た。コロニーを100μg/mLのアンピシリンを含有するLB液体培地にピックアップし37℃で5時間振盪培養した。その後終濃度が1mMとなるようにIPTGを添加し、37℃で3時間振盪培養し、菌体を回収した。得られた菌体はB-PER bacterial protein extraction regentにより可溶化、可溶性画分を回収した。組換蛋白質を含む大腸菌可溶性画分は、GSTrap HP及びPreScission proteaseを用い、GSTタグの切断及び組換蛋白質の精製を行った。96穴プレートに、精製したFABP5蛋白質(20μg)を含む溶媒(50mM Tris-HCl、150mM NaCl、1mM EDTA、1mM DTT、pH7.5)に製造例1で調製したツクリタケ圧搾物(凍結乾燥物)を終濃度0.01%となるように添加した。その後、1-anilinonaphthalene-8-sulfonic acid(1,8-ANS)を終濃度5μMとなるように添加し、室温にて15分間静置した後、プレートリーダーにて蛍光強度(励起波長:355nm、蛍光波長:480nm)を測定した。
FABP5と1,8-ANSが共存した際に観察される蛍光強度を100とし、サンプルを添加した際の蛍光消失について評価した。結果を表4に示す。
Figure 0007108397000004
ツクリタケ圧搾物には、強いFABP5阻害活性が認められた。
実施例5
ツクリタケ抽出物のGIP上昇抑制作用(単回食餌試験)
(1)方法
一晩絶食したマウス(C57BL/6J、雄、13週齢、n=10)に粉末飼料(表5)を各群でカロリーが等しくなるように量り取り、30分間の自由摂餌の間に高脂肪食(HF)群は200mg、ツクリタケ抽出物群は232.5mgを摂取させた。なお、ツクリタケ抽出物は製造例2のものを用い、カロリーは0と換算した。試験粉末飼料摂餌前、摂餌後30において、実施例1と同様に眼窩静脈叢採血し、血中GIPを測定した。
Figure 0007108397000005
(2)結果
HF群と比較してツクリタケ抽出物群において、摂餌後30分の血中GIP濃度が有意に低値であった(図4)。
各値は平均±標準偏差で示した。群間の統計学的有意差については、HF群に対するStudent’s t-testを行なった(*:p<0.05)。

Claims (9)

  1. ツクリタケの75~98容量%エタノール水溶液抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制剤。
  2. ツクリタケの75~98容量%エタノール水溶液抽出物を有効成分とするGIP上昇抑制用食品。
  3. ツクリタケの75~98容量%エタノール水溶液抽出物を有効成分とするエネルギー代謝亢進剤。
  4. ツクリタケの75~98容量%エタノール水溶液抽出物を有効成分とするエネルギー代謝亢進用食品。
  5. ツクリタケの75~98容量%エタノール水溶液抽出物を有効成分とする肥満予防又は改善剤。
  6. ツクリタケの75~98容量%エタノール水溶液抽出物を有効成分とする肥満予防又は改善用食品。
  7. ツクリタケの75~98容量%エタノール水溶液抽出物を有効成分とする抗疲労剤であって、疲労がエネルギー代謝の低下に伴う疲労である、抗疲労剤。
  8. ツクリタケの75~98容量%エタノール水溶液抽出物を有効成分とする抗疲労用食品であって、疲労がエネルギー代謝の低下に伴う疲労である、抗疲労用食品。
  9. GIP上昇抑制が、油脂や脂肪酸の摂取に起因するGIP上昇の抑制である、請求項1記載の剤又は請求項記載の食品。
JP2017230430A 2016-12-01 2017-11-30 Gip上昇抑制剤 Active JP7108397B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016234301 2016-12-01
JP2016234301 2016-12-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018090583A JP2018090583A (ja) 2018-06-14
JP7108397B2 true JP7108397B2 (ja) 2022-07-28

Family

ID=62241811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017230430A Active JP7108397B2 (ja) 2016-12-01 2017-11-30 Gip上昇抑制剤

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7108397B2 (ja)
WO (1) WO2018101417A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019218324A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 花王株式会社 低体温改善剤

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3053921U (ja) 1998-01-21 1998-11-17 陞 小林 体調調節用食品
JP2000239179A (ja) 1999-02-17 2000-09-05 Kuressendo Corporation:Kk 運動時のアンモニア生成抑制による運動能力の向上
JP2002017335A (ja) 2000-06-30 2002-01-22 Yukiguni Maitake Co Ltd キノコを原料とした酢
JP2009263344A (ja) 2008-03-31 2009-11-12 Cci Corp 脂肪細胞分化促進剤

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3053921U (ja) 1998-01-21 1998-11-17 陞 小林 体調調節用食品
JP2000239179A (ja) 1999-02-17 2000-09-05 Kuressendo Corporation:Kk 運動時のアンモニア生成抑制による運動能力の向上
JP2002017335A (ja) 2000-06-30 2002-01-22 Yukiguni Maitake Co Ltd キノコを原料とした酢
JP2009263344A (ja) 2008-03-31 2009-11-12 Cci Corp 脂肪細胞分化促進剤

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JEONG, S. C. et al.,White button mushroom (Agaricus bisporus) lowers blood glucose and cholesterol levels in diabetic an,Nutrition Research,2010年,Vol. 30, No. 1,pp. 49-56, ISSN 0271-5317
宮川潤一郎 ほか,消化管由来ホルモン、GIP、GLP-1とインスリン抵抗性,Adiposcience,2007年,Vol. 4, No. 1,pp. 17-24, ISSN 1349-1318

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018101417A1 (ja) 2018-06-07
JP2018090583A (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI329516B (en) Composition for preventing or ameliorating multiple risk factor syndromes and visceral fat-type obesity
KR101360817B1 (ko) 동맥경화증의 치료 또는 예방용 의약
JP6802256B2 (ja) Glp−1分泌促進用組成物及びその製造方法
JP2012515139A (ja) Gip上昇抑制剤
JP7108397B2 (ja) Gip上昇抑制剤
JP2012171914A (ja) Gip上昇抑制剤
JP2009143886A (ja) 成長ホルモン分泌促進剤
KR20110105627A (ko) 누에 체액을 함유하는 항비만 조성물
WO2012036208A1 (ja) 脂質燃焼又はエネルギー代謝促進剤
JP5590758B2 (ja) マーカータンパク質量調節用組成物
WO2011145909A2 (ko) 판두라틴 유도체 또는 보에센베르기아 판두라타 추출물의 근육 증가 촉진, 항-피로 및 운동수행능력 향상에 관한 새로운 용도
KR101807080B1 (ko) 갯지렁이 추출물을 유효성분으로 포함하는 항산화 또는 항염용 조성물
JP6273440B2 (ja) Glp−1産生促進剤、dppiv阻害剤及びグルコース吸収阻害剤
WO2010116866A1 (ja) メタボリックシンドローム改善又は予防剤
JP2023501136A (ja) クルクミノイド及び甘草抽出物またはその分画物を含有するブタ流行性下痢ウイルス感染の予防または治療用組成物
JP2018090520A (ja) Gip上昇抑制剤
JP2007051103A (ja) 抗酸化組成物
JP6547183B2 (ja) トリテルペンを有効成分として含有する変形性関節症の予防又は治療の為の組成物
WO2019225653A1 (ja) Gip上昇抑制剤
JP4109835B2 (ja) 薬効を有する鯉の抽出物
KR102015813B1 (ko) 갈색거저리 유래 오일 또는 가수분해물
JP6244425B2 (ja) Glp−1分泌促進剤
KR20030022034A (ko) 산더덕 추출물을 포함하는 비만억제 및 스테미너 증강용조성물
JP2014091700A (ja) Glp−1分泌促進剤
KR101316398B1 (ko) 장어 추출물을 유효성분으로 함유하는 염증성 질환 예방 또는 치료용 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220715

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7108397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151