JP4109835B2 - 薬効を有する鯉の抽出物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬効を有する鯉の抽出物およびそれを含有する組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医薬等の分野において、化学的に合成された医薬よりも、自然界の生物由来の医薬(いわゆる漢方薬や生薬を含む)が注目されている。これは、合成医薬の場合、その効能が非常に優れるという利点を有する反面、服用に伴い何らかの副作用を生じるおそれがあるからである。このように副作用を生じると、さらにその副作用を抑制するための医薬の投与が必要となり、さらなる問題が派生するおそれがある。
【0003】
これに対し、自然界に存在する生物、特に古来より人間が食してきた生物から分離された物質は、経験上、その安全性に優れると考えられる。また、生物は、その生存環境などに応じて多種多様であり、それらから分離される物質は医薬として未知の可能性を秘めていると推測できる。
【0004】
古来より、鯉は、味覚に優れるだけでなく、健康に良く、貴重なタンパク源として広く一般的に食されている。このような背景から、鯉は、タンパク源としてだけではなく、何らかの効能を有していることが期待でき、これによって、現在重要な問題となっている種々の疾患に対する医薬が開発できれば、社会的な貢献にもつながる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、薬効を有する安全性に優れた鯉の抽出物およびそれを含有する組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために、鯉の薬効について鋭意研究を重ねた結果、以下に示すような優れた薬効を有する鯉の抽出物を得ることができた。
【0007】
本発明の鯉の抽出物は、薬効を有する抽出物であって、血糖値上昇抑制剤、胃粘膜損傷抑制剤、うつ病治療剤、神経症治療剤、免疫力増強剤として使用される鯉の抽出物である。前記胃粘膜損傷抑制剤は、特にアルコール誘発性胃粘膜損傷抑制剤としての使用が好ましく、また、前記免疫力増強剤は、マクロファージ活性化作用を有することにより作用することが好ましい。このような種々の薬効を有する鯉抽出物によれば、安全性が高いため、例えば、副作用の問題が生じることのない治療薬としての使用が可能になる。
【0008】
本発明の鯉抽出物は、鯉を加熱条件下で溶媒抽出することによって得られる抽出物であることが好ましく、より好ましくは、前記加熱処理した後に分離した油相画分(以下、この画分を「鯉油」という)および水相画分(以下、この画分を「鯉エキス」という)の少なくともいずれか一方である。前記鯉抽出物は、鯉油および鯉エキスのいずれか一方でもよいし、両方が含有するものであってもよい。
【0009】
本発明において、鯉の抽出物を前記血糖値上昇抑制剤、うつ病治療剤および神経症治療剤として使用する場合は、これらの薬効に優れることから、前記鯉の抽出物が鯉油であることが好ましい。また、前記胃粘膜損傷抑制剤として使用する場合は、鯉油および鯉エキスであることが好ましく、特に薬効に優れることから鯉エキスがより好ましい。前記免疫力増強剤として使用する場合は、優れた薬効を示すことから鯉エキスが好ましい。
【0010】
本発明において、前記鯉油は、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、アラキドン酸、5,8,11,14,17−エイコサペンタエン酸および4,7,10,13,16,19−ドコサヘキサエン酸を含むことが好ましい。
【0011】
本発明において、前記溶媒は、アルコールを含む溶液または水であることが好ましい。具体的には、例えば、水、純米清酒、清酒、焼酎や泡盛等の蒸留酒等が使用でき、好ましくは純米清酒、水であり、特に好ましくは純米清酒である。この他にも、アルコールとして、例えば、エタノール、メタノール、プロピルアルコール等が使用でき、好ましくは、エタノール、メタノールであり、特に好ましくは、エタノールである。
【0012】
本発明の鯉の抽出物が前記鯉油の場合、前記溶媒は、純米清酒、清酒、水、焼酎、泡盛等が好ましく、より好ましくは純米清酒である。また、本発明の鯉の抽出物が前記鯉エキスの場合は、前記溶媒は、水、純米清酒が好ましく、より好ましくは純米清酒である。
【0013】
本発明において、前記溶媒は、防腐や、塩析等する目的のため、さらに、ショ糖、果糖、ブドウ糖、食塩等を含むことが好ましい。特に、本発明の鯉の抽出物が鯉油の場合に、このような物質を含む溶媒を用いて塩析することが好ましい。
【0014】
本発明において、鯉に対する前記溶媒の割合は、1.5〜5倍重量の範囲であることが好ましく、より好ましくは2〜5倍重量の範囲、特に好ましくは2.5〜4倍重量の範囲である。
【0015】
本発明において、鯉の抽出物は、特に制限されず、鯉全体の抽出物、皮、鱗、内蔵、身等の抽出物があげられる。また、通常、廃棄される鱗部分は、例えば、鹿茸の内部(主に角質となる部分)と同様に神経伝達促進の働きを有し、皮部分は、例えば、鹿茸の皮質部分のようにホルモン様作用の性質を有すると考えられ、また、低コストで有効利用できることから、これらを廃棄することなく抽出することが好ましい。
【0016】
本発明において、前記鯉の抽出物の形態は、特に制限されず、例えば、粉末状であってもよいし、液状(ペースト状を含む)であってもよい。
【0017】
つぎに、本発明の組成物は、前記本発明の鯉抽出物を含有する。この組成物は、主成分あるいは有効成分として前記本発明の鯉抽出物を含有すれば、その他の成分については、特に制限されず、その用途に応じ適宜決定される。例えば、組成物が医薬の場合、その剤形は、前記鯉抽出物を主成分若しくは有効成分とし、固体若しくは液体の賦形剤よりなり、内服剤の場合、通常、散剤、錠剤、カプセル剤、茶剤、顆粒剤、液剤(酒精剤、チンキ剤、流エキス剤、シロップ剤等)の形がある。また、注射剤、軟膏剤、液剤、湿布剤、生薬、噴霧剤、滋養浣腸剤、乳剤などの形がある。前記賦形剤としては、当該分野の公知のものが使用できる。例えば、散剤、顆粒剤、カプセル剤、錠剤などの内服用粉末剤の賦形剤としては、乳糖、澱粉、デキストリン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、合成若しくは天然ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、乾燥水酸化アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、乾燥酵母などがあげられる。また、外用散剤の賦形剤としては、例えば、酸化亜鉛、タルク、澱粉、カキリン、ホウ酸粉末、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、次没食子酸ビスマス、硫酸アルミニウムカリウム末などがあげられる。液剤における賦形剤としては、水、グリセリン、プロピレングリコール、シロップ、エタノール、脂肪酸、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトールなどがあげられる。
【0018】
また、健康食品や食品添加物として、前記本発明の前記組成物を使用する場合、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、液剤等の形で使用できるが、医薬品と明確に区別し得る形で使用することが好ましい。また、この場合の賦形剤としては、前述のものが使用できる。
【0019】
本発明の組成物において、前記鯉抽出物の含有割合は、用途、形態、服用回数、患者の症状等に応じて適宜決定できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の鯉油は、例えば、以下のようにして製造できる。
【0021】
例えば、鯉を丸ごと一匹溶媒に入れて加熱処理し、抽出処理を行う。前記鯉は、抽出効率を向上させるために、例えば、ぶつ切り、ミンチにしたものを使用することが好ましい。
【0022】
前記溶媒としては、前述のように、純米清酒等のアルコールを含む溶液、水等が使用できる。アルコールを含む溶媒の場合、アルコール濃度は、例えば、5〜40%の範囲であり、好ましくは10〜20%の範囲であり、より好ましくは12〜18%の範囲である。
【0023】
鯉に対する前記溶媒の添加割合は、前述のように、1.5〜5倍重量の範囲が好ましく、より好ましくは2〜5倍重量の範囲、特に好ましくは3〜4.5倍重量の範囲である。具体的に、溶媒が純米清酒の場合は、2〜5倍重量の範囲が好ましく、より好ましくは3〜5倍重量の範囲、特に好ましくは3.5〜4.5倍重量の範囲である。
【0024】
また、前記溶媒には、前述のように防腐や、タンパク質等を除去や塩析する目的で、例えば、ショ糖、ブドウ糖、果糖等の糖類、食塩等の塩類の物質を添加してもよく、好ましくは、ショ糖、果糖であり、より好ましくはショ糖である。また、これらの物質の添加割合は、溶媒1Lに対して、例えば、100〜200gの範囲であり、好ましくは120〜180gの範囲であり、より好ましくは140〜160gの範囲である。具体的には、ショ糖を用いる場合、溶媒1Lに対して、例えば、100〜200gの範囲であり、好ましくは120〜180gの範囲であり、より好ましくは140〜160gの範囲である。
【0025】
加熱による抽出処理に要する時間は、例えば、8〜50時間の範囲であり、好ましくは24〜50時間、より好ましくは40〜48時間の範囲であり、加熱時の溶媒温度は、例えば、70〜100℃の範囲であり、好ましくは75〜90℃の範囲、より好ましくは80〜85℃の範囲である。
【0026】
そして、前記加熱処理後、溶媒から鯉を除去し、残りの溶媒のみを回収する。これが鯉の抽出物となる。この溶媒を水相と油相とに分離し、前記油相を回収すれば鯉油が得られる。油相の分離方法は、特に制限されないが、例えば、静置分離、遠心分離等の方法が採用できる。この方法により、得られる鯉油の収率は、通常、鯉の重量に対して1.5〜5%の範囲であり、好ましくは2〜4%の範囲、より好ましくは2.5〜3.5%の範囲である。本発明の鯉油は、前述のように分離せずそのまま使用することもできる。なお、分離した水相は、鯉エキスとして使用できる。
【0027】
また、得られた油相(鯉油)を、例えば、水洗することにより不純物を除去してもよい。水洗は、例えば、油相に水を添加して混合・攪拌した後、再度、油相を分取すればよい。水の添加量は、油相1Lに対して、例えば、0.5〜3Lの範囲であり、好ましくは0.7〜2.5Lの範囲であり、より好ましくは0.9〜1.1Lの範囲である。また、水洗の回数は、例えば、1〜3回の範囲である。
【0028】
一方、本発明の鯉のエキスは、例えば、以下に示すようにして製造できる。
【0029】
前記本発明の鯉油の製造と同様にして、丸ごと一匹の鯉を加熱による溶媒抽出する。前記溶媒としては同様のものが使用できるが、例えば、アルコール濃度5〜40%の範囲、好ましくは10〜20%の範囲、より好ましくは12〜18%の範囲であるアルコール溶液を使用することが好ましい。具体的には、純米清酒が好ましい。
【0030】
また、前記加熱処理を行う前に、鯉の組織への前記溶媒の浸透を高める目的で、鯉を前記溶媒に、例えば、1〜2日間浸漬させてもよい。
【0031】
そして、前記鯉油の調製と同様の加熱処理を行った後、溶媒から鯉を除去し、溶媒のみを回収する。これが鯉の抽出物となる。この溶媒を水相と油相とに分離し、前記油相を除去して水相画分を回収すれば鯉エキスが得られる。水相画分の分離方法は、特に制限されず、前述と同様にして行える。なお、除去した油相画分は鯉油として使用できる。
【0032】
鯉エキスは、水相画分であることから、例えば、さらに濃縮したり、凍結乾燥等により粉末状にする等して、使用することもできる。
【0033】
本発明に使用する鯉の種類は、特に制限されないが、例えば、青色の色鯉、黒鯉等のマゴイ、カワゴイ、カガミゴイ、ウロコゴイ等のドイツゴイ等が使用できる。この中でも、本発明の鯉油に使用する場合、油分が多いことから青色の色鯉が特に好ましい。
【0034】
【実施例】
つぎに、本発明の実施例について説明する。なお、以下の実施例に供した鯉は、青鯉である。
【0035】
(実施例1)
この実施例は、鯉油および鯉エキスの性質を確認した例である。
【0036】
(鯉油および鯉エキスの調製方法1)
約1.5kgの鯉全体をぶつ切りにし、溶媒として3.6Lの純米清酒を加え、前記溶媒の温度が約80〜85℃になるように弱火で48時間煮詰めた。そして、煮詰めた鯉を純米清酒1.8Lに入れ、室温まで冷却した後、5.5〜6.5kg/cm2の圧力をかけて圧搾した。この圧搾汁を80〜85℃で900mLまで濃縮してアルコール分を除去し、一晩放置して水相と油相とに分離した。そして、前記水相を、水を含水させた木綿布をろ布に用いた含水木綿布ろ過器でろ過し、鯉エキス900g(収率60%)を得た。これを鯉エキスのサンプルとした。また、分離した油相を同量の水で水洗し、再度、静置分離して油相(鯉油)15g(収率3%)を得た。これを鯉油のサンプルとした。
【0037】
(鯉油の調製方法II)
1.5kgの鯉全体をぶつ切りにし、これに溶媒としてショ糖溶液(濃度15重量%)4Lを添加し、還流冷却器によって約8時間加熱(溶媒温度:約80〜85℃)してから一晩放置した。そして、前記ショ糖溶液から鯉を除去し、残りの溶液を一晩放置することにより水相と油相とに分離した。この油相(上層)を回収し、同量の水で2回水洗し、鯉油15g(収率3%)を得た。これをサンプルとして使用した。
【0038】
前述のようにして得られた鯉油の性質を以下に示す。
【0039】
(サンプルの外観および性状)
特有の臭気を有する、粘調な淡黄褐色を示す油状液体。水に不溶、エタノールに難溶、エーテル、ベンゾール、クロロホルム、四塩化炭素に可溶。
【0040】
(サンプルの物理的性状)
酸化値 1.7(mg)
けん化値 191.8(mg)
ヨウ素価 114.6
不けん化物 1.7
【0041】
(ガスクロマトグラフィー)
サンプルを、基準油脂分析試験法(2・4・10−71)に準じてけん化し、不けん化物を除去したものをけん化脂肪酸とし、他方、基準油脂分析試験法(2・4・20−711)に準じてメチルエステル化した。そして、これらの処理済みサンプルを、下記ガスクロマトグラフィー条件で分析して、脂肪酸の組成含有率(%)を調べた。これらの結果を下記表1に示す。なお、含有率は、得られたクロマトグラムのピーク面積から求めた。
【0042】
Figure 0004109835
【0043】
Figure 0004109835
【0044】
(紫外線吸収スペクトル:UV)
(1)測定機器:島津UV−1200型分光光度計
(商品名、島津製作所社製)
(2)測定結果:
UV(CHCl3、λmax、nm):277.2、236.6
【0045】
(赤外線吸収スペクトル:IR)
(1)測定機器:島津FT−IR−8100型装置
(商品名、島津製作所社製)
(2)測定結果(Nujol、単位cm-4):
3009(メチル基、メチレン基)、1748(カルボニル基)、1653(不飽和縮合)、1464(メチル基、メチレン基)、1168、1099(br、水酸基、不飽和酸エステル)、723(不飽和縮合)に特徴的吸収を有する。この結果を図1のチャートに示す。
【0046】
(核磁気共鳴スペクトル:NMR)
(1)測定機器:日本電子EX−270NMR器(日本電子社製)
(2)測定結果:
1H−NMR(CDCl3、270MHz、δ):03.87(2H、t−like),1.25(10H、br)、1.61(1H、m)、2.03(2H、m)、2.30(1H、t−like)、2.80(1H、m)、4.21(1H、ABq)、5.33(1H、m)に特徴的吸収を有する。
【0047】
前述のようにして得られた鯉エキスの性質を以下に示す。
【0048】
(サンプルの性状)
特有のアミノ酸臭気を有する、粘調な赤褐色を示す油状液体。水に可溶、メタノール、エタノールに混濁して溶解、ブタノールに難溶、エーテル、酢酸エチル、ベンゼン、クロロホルムに不溶。
【0049】
(サンプルの呈色反応:タンパク質・アミノ酸の検出)
サンプル0.1gに希エタノール10mLを加えて水浴上で加温し、これをろ過する。このろ液に水酸化ナトリウム試液0.5mLを加え、硫酸銅試液3〜4滴を添加すると、前記混合液は青紫色を呈した。
【0050】
(サンプルの薄層クロマトグラフィー)
サンプル0.1gにクロロホルム・メタノール混液(2:1)5mLを加えて30分間穏やかに煮沸し、ろ過した。そして、このろ液を下記条件で、日本薬局方一般試験法第29項薄層クロマトグラフ法により試験を行った結果、Rf値=約0.3の赤紫色のスポットが確認された。
【0051】
Figure 0004109835
【0052】
(赤外線吸収スペクトル:IR)
(1)測定機器:島津FT−IR−8100型装置
(商品名、島津製作所社製)
(2)測定結果(KBr、単位cm-1
3346(水酸基)、2932(メチル基、メチレン基、メチン基)、1864(不飽和縮合)、1452(br、メチル基、メチレン基、メチン基)、1041(水酸基、エーテル結合)に特徴的吸収を有する。この結果を図2のチャートに示す。
【0053】
(核磁気共鳴スペクトル:NMR)
(1)測定機器:日本電子EX−270NMR器
(商品名、日本電子社製)
(2)測定結果:
1H−NMR(D2O、270MHz、δ):1.18〜λ1.23(m)、1.37(s)、1.39(s)、3.37(s)、3.5〜3.9(br)に特徴的な吸収を有する。
【0054】
(実施例2)
血糖値上昇抑制作用の確認
約20時間絶食させたWistar系雄性ラット(体重130g前後)に前記実施例1で調製した鯉油を経口投与(500mg/kg)し、その30分後にショ糖(1.0g/kg)を経口投与した。その30分後、1時間後および2時間後に、眼窩静脈より約0.2ml採血した。採血した血液を3000rpmで遠心分離して血清を得、市販キット(グルコースCIIテストワコー、和光純薬社製)を用いたグルコースオキシダーゼ法により血糖値を測定した。また、正常群として、前記鯉油およびショ糖を投与しなかった前記ラットの血糖値を同様に測定し、対照群として前記鯉油を投与せずショ糖のみを投与した前記ラットの血糖値を測定した。実験に供したラットは、それぞれの処置群において5匹である。これらの結果を、下記の表3に示す。なお、同表において、値は、平均値±標準誤差で示した(有意差:**p<0.01)
【0055】
Figure 0004109835
【0056】
前記表3から明らかなように、鯉油の投与により、血糖値の上昇が著しく抑制された。このことから、鯉油により、食後の過血糖が予防できることが示唆され、糖尿病の予防や改善に有用であることがわかる。
【0057】
(実施例3)
エタノール誘発急性胃粘膜損傷抑制効果の確認
SD雄性ラット(体重約250g前後)を約24時間絶食させた後、前記実施例1で調製した鯉エキスまたは鯉油を経口投与(投与量250mg/kg、500mg/kg)した。その1時間経過後、99.5%エタノールを1.5ml/匹の割合で経口投与し、さらにその1時間経過後にエーテル致死させ、胃を摘出した。胃を1.5%ホルマリンで処理して組織を固定化した後、大弯に沿って切開し、腺胃部で発生した損傷部の最大直径(損傷係数(mm))を求めた。また、損傷の程度を損傷の数、長さおよび幅により、以下に示した基準に基づきスコアーとして表わした。なお、対照として、前記鯉油または鯉エキスを投与しなかったラットについても、同様に損傷係数(mm)および損傷程度のスコアーを求めた。また、抑制率(%)は、下記式(1)により求めた。これらの結果を、下記表4に示す。なお、同表において、値は、平均値±標準誤差で示した(有意差:P<0.01)。
【0058】
抑制率(%)=100−[(C/A)×100] ・・・(1)
A:エタノール抽出物投与ラットの損傷係数
C:対照ラットの損傷係数
【0059】
(スコアー)
0:損傷なし
1:全長5mm以下幅2mm以下のわずかな損傷が5個未満
2:全長5mm以下幅2mm以下のわずかな損傷が5個以上
3:全長5mm以上幅2mm以下の中程度損傷が5個未満
4:全長5mm以上幅2mm以下の中程度損傷が5個以上
5:全長5mm以下幅2mm以上の中程度損傷の出血性バンドが1ないし3個
6:全長5mm以下幅2mm以上の中程度損傷の出血性バンドが4個以上
7:全長5mm以上幅2mm以上の激しい損傷の出血性バンドが1ないし3個
8:全長5mm以上幅2mm以上の激しい損傷の出血性バンドが4ないし6個
9:全長5mm以上幅2mm以上の激しい損傷の出血性バンドが7個以上
【0060】
Figure 0004109835
【0061】
前記表4から明らかなように、鯉エキスおよび鯉油はそれぞれ胃粘膜損傷抑制を示し、特に鯉エキスは著しい抑制を示した。
【0062】
(実施例4)
免疫力増強作用(マクロファージ活性)の確認
動物には体を防御する免疫機能として、細菌等の異物を偽足で細胞内に取り込み消化分解する貪食作用を有するマクロファージ(大食細胞)が存在する。この作用に関与するマクロファージから産生される一酸化窒素(NO)を測定して、鯉エキスのマクロファージ活性度を評価した。
【0063】
(マクロファージのNOの測定)
ddY系雄性マウス(体重約30g)の腹腔からマクロファージを採取し、10%牛胎児血清(FCS)含有RPMI−1640培地に懸濁し、96穴平底マイクロプレートに5×105cells/ml播種し、1時間インキュベートした(37℃、5%CO2)。つづいて、前記培地を種々濃度の前記鯉エキス(濃度:3,10,30,100,300μg/ml)を含む培地と交換し、20時間インキュベートした。NOは、不安定で直接測定が困難なため、通常用いられるNOの代謝産物であるNO2をグリース(Griess)試薬を用いて定量した(Griess法)。すなわち、前記培養上清と同量のグリース試薬(1%スルファニルアミド/0.1%N−1−ナフチルエチレンジアミン/5%リン酸)とを混合し、室温にて10分間放置した後、吸光度を測定し(測定波長:570nm,参照波長:655nm)、前記培地で希釈したNaNO2をスタンダードとして定量した。また、前記鯉エキスを添加しなかった以外は前記同様の操作をおこなったものをコントロールとした。実験に供したラットは、それぞれの処置群において4匹である。この結果を、下記の表に示す。なお、同表において、値は、平均値±標準誤差で示した(有意差:P<0.01)。
【0064】
Figure 0004109835
【0065】
前記表5から明らかなように、鯉エキスの添加によりマクロファージからの一酸化窒素の産生量が増加していることから、鯉エキスがマクロファージ活性化作用を示すことが明らかとなった。これにより、鯉エキスが、免疫力増強剤として有用であることがわかる。
【0066】
(実施例5)
うつ病患者および神経症患者に、実施例1で調製した本発明の鯉油を経口投与して、うつ症状の改善効果を調べた。
【0067】
(治験例5−1)
(1)患者 : うつ病状態の神経症の患者(38才男性)
(2)病歴 : 生来感情起伏の激しい性情を有する体質であったが、自宅の経済状態の悪化、仕事上のストレスが加わって、精神的にうつ状態におちいり、勤務も休んで自宅にこもりきりの状態にまで悪化した。病院の精神科でうつ病の診断を受け、うつ病治療の経口薬を投与され、服用を1ヶ月続けたが病状は改善されず、1日自宅にひきこもり状態が続き、人に会うのが不安になり、仕事への意欲も全くなくなっていた。
(3)治療内容および結果 : 空腹時に鯉油5gを1日3回服用させた。その結果、2日の服用で気分爽快となり、人と会う不安感が消失、仕事への意欲がではじめ、1週間後には正常な状態に改善され、仕事にも完全に復帰でき、健康な状態に完全に回復した。その後も、再発することなく、正常状態を維持している。
【0068】
(治験例5−2)
(1)患者 : 重症のうつ病患者(78才女性)
(2)病歴 : 生来神経質で、30年来定期的にうつ状態を繰り返しており、精神安定剤の服用を続けていたが、うつ症状の改善は困難である経過をたどっていた。
(3)治療内容および結果 : 鯉油5gを一日3回服用させた。その結果、1年以上の服用により、精神的に非常に安定して、気分の落ち着いた状態を維持し、この間にうつ病症状を一度も発現しなかった。うつ状態の時は、本患者は、妄想状態になるが、鯉油を服用して以来、妄想を感じることは全くなくなっている。
【0069】
(治験例5−3)
(1)患者 : 神経症の患者(68才男性)
(2)病歴 : 生来神経質で、気分が不安定でイライラ状態が続き、わずかな事でも怒りっぽく、精神安定剤を多量に常用しないことには不眠が続く状態であった。
(3)治療内容および結果 : 鯉油15gを1日2回服用させた。その結果、約1ヶ月の服用により、気分のイライラが鎮まり、持続する不安定な精神状態が消失し、おこりっぽい性情が改善された。仕事は農作業であるが、疲れもなくなり、仕事もはかどるようになった。また、精神安定剤の服用も全く不要になった。
【0070】
(例5−4)
(1)患者 : 精神分裂病の患者(40才女性)
(2)病歴 : 精神分裂病として、2年半の間、精神病の内服薬の投与を続けたが、表情に乏しく、感情の変化が見られず、無表情の顔、目つきに変化は認められなかった。
(3)治療内容および結果 : 鯉油を1日10gずつ、前記神経病内服薬に加えて服用させた。その結果、約2ヶ月の服用により、顔に表情が見られ、笑うようになり、感情の変化がでるようになった。分裂病の完治は困難と考えられるが、表情、目つきに感情の変化を示してきたことにより、病状の改善は明らかに認められるといえる。
【0071】
(例5−5)
(1)患者 : 重度のうつ病の患者(54才男性)
(2)病歴 : うつ病の診断を受け、1年間、精神病の内服薬の投与を続けたが、無力感がつのり、将来への不安感が取れず、対人恐怖等のうつ症状が悪化した。
(3)治療内容および結果 : 鯉油を1日15g、前記内服薬に加えて服用させた。その結果、約4ヶ月の服用により、日毎元気になり、精神状態が明るくなり、うつ症状の発生は殆どなくなった。その後、前記精神病の内服薬を減量していっても症状は良好であり、鯉油のみの投与に変更できる状態にまで回復している。
【0072】
(例5−6)
(1)患者 : 慢性関節リュウマチの治療薬の副作用によりうつ病を発生した患者(70才女性)
(2)病歴 : 12年来の慢性関節リュウマチの治療のため、約1年6ヶ月間ステロイドホルモン剤プレドニゾロン(投与量5〜7.5mg/日)を服用した結果、病状の悪化は防がれているが、ステロイド剤のムーンフェス等の副作用が認められるようになっていた。
(3)治療内容および結果 : 4ヶ月の間にステロイドホルンモン剤プレドニンの投与量を、2〜3日の間隔で5mg/日投与に減量し、さらに2ヶ月の間に投与量を2.5mg/日にまで減量した。その結果、リュウマチの悪化は認められなかったが、ステロイドホルモン剤の投与量減少によるステロイド特有の狭心症様の症状およびうつ症状が発現・悪化してきた。ここで、プレドニンの投与量を5mg/日に増量しても、うつ症状の改善は全く見られなかった。そこで、プレドニンに加え、鯉油5mg/日を投与した。その結果、服用二週間で狭心症様の症状およびうつ症状が若干であるが改善した。さらに鯉油の投与量を10g/日に増量した結果、10日後には狭心症様の症状と共にうつ病症状が消失し、明らかに改善を図ることができた。さらに鯉油の併用を続けることにより、うつ病症状の発現は全く認められなかった。
【0073】
このように本発明の鯉油を使用すれば、効果的にうつ病および神経症の症状を緩和し、発生を防止することができる。また、他の治療薬、特にステロイドホルモン剤の投与により副作用として発生するうつ症状を抑制できることから、他の治療薬と併用しても、安全かつ効果的に前記副作用を防止できることがわかる。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明の鯉抽出物は、血糖値上昇抑制、胃粘膜損傷抑制、うつ病、神経症、免疫力低下等の様々な症状に薬効を示す。したがって、本発明の鯉の抽出物の使用により、前記症状を安全かつ有効に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例における鯉油のIRスペクトルを示すチャートである。
【図2】図2は、本発明のその他の実施例における鯉エキスのIRスペクトルを示すチャートである。

Claims (2)

  1. アルコール誘発性胃粘膜損傷抑制の用途に用いる組成物であって、
    鯉の抽出物を含み、前記鯉の抽出物が、鯉を加熱条件下で溶媒抽出した後に分離した水相画分であることを特徴とするアルコール誘発性胃粘膜損傷抑制用組成物。
  2. アルコール摂取前に摂取してアルコール誘発性胃粘膜損傷を抑制する用途に用いる請求項1記載のアルコール誘発性胃粘膜損傷抑制用組成物。
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