JP4310567B2 - 血中脂質改善剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定の植物を原料として使用した血中脂質改善剤及びその利用に関するものである。より詳細には、アカショウマ等のチダケサシ属に属する植物を含有してなる血中トリグリセリド低減剤(抗肥満用途を除く)に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、欧米型の食事形態や過食による摂取エネルギーの増加と運動不足による消費エネルギーの減少との格差が増大し、体脂肪の過剰蓄積をともなう肥満体形が増えており、高脂血症等の循環器系疾患をはじめとする各種生活習慣病の増加原因となっている。一般的に、高脂血症は血清中の脂質すなわちコレステロール、トリグリセリド、リン脂質、遊離脂肪酸等のうち1種以上の脂質成分が異常に増加してさまざまな障害をまねく疾病であり、その主なものとして高コレステロール血症と高トリグリセリド血症がある。高脂血症状態が慢性化すると動脈硬化症、脂肪肝、脳卒中、狭心症等を惹起し、また、糖尿病、腎臓障害等の疾患を合併症として起こしやすくなるといわれている。
【0003】
高脂血症を防止するために、医療分野における治療や予防はもとより、食品に含まれる成分を利用して血中脂質の異常な増加を抑制する試みがこれまでに数多くなされてきた。すなわち、血中コレステロールの濃度を低下させる薬剤としてブラバスタチンをはじめとする種々の化学合成物質が治療に利用されており、高トリグリセリド血症に対してはデキストラン硫酸ナトリウム、ニコチン酸トコフェロール、パンテチン、ステリン誘導体等の薬剤が治療に用いられている。また、血中コレステロールやトリグリセリドの濃度を低減させる作用のある食品成分としては、米やトウモロコシ等の胚芽に多く含まれるγ−オリザノール(基礎と臨床、第17巻、No.4、第123−140頁、1983年)、大豆、トウモロコシ、ゴマ等のフィトステロール(The Lipid,,No.1,101−105,1994)、大豆油やコーン油等の植物油脂に含まれるトリテルペンアルコール(動脈硬化、第13巻、No.2,第273−278頁、1985年)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記薬剤は優れた効果を有するものの副作用があり、医師の指導のもとに用法用量を守らなければならない制限があった。また、食品から分離した前記成分は実際的には効果が低かったり、実用的ではない摂取条件下での実験結果に基づくものであったり、あるいは通常の食事形態において多量に摂取しなければならず、いずれも十分に満足できる効果を発揮し得るものではなかった。かかる現状に鑑み、本発明では、血中脂質濃度の異常な増加を防止したり、高脂血症の予防や治療に有効利用し得る天然物由来の血中脂質改善剤を開発、提供し、これを産業上有用に活用できる態様の組成物として提供することを課題とした。なお、本明細書では、血中のコレステロールやトリグリセリド等の前記血中脂質のうち血中トリグリセリドの濃度を低減させることを血中脂質改善という。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決するために、多数の植物原料及びそのエキス類と脂質代謝との関連性について鋭意検討を行った結果、アカショウマをはじめとするチダケサシ属に属する植物とキキョウが本発明の所望の効果を顕著に奏することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明によれば、チダケサシ属に属する植物であるアカショウマ又はトリアシショウマを含有してなることを特徴とする血中トリグリセリド低減剤が提供される。また、これを配合してなる食用組成物又は医薬用組成物が提供される。ここで、チダケサシ属に属する植物はユキノシタ科のチダケサシ(Astilbe)属の植物であり、このうちアカショウマが代表例であり、その根及び/又は根茎の乾燥粉末又は抽出物(以下、エキスということがある)又は精製物を用いてなることが好ましい。チダケサシ属に属する植物の抽出物は水若しくは親水性有機溶媒を用いて、とりわけエタノール、アセトン又はこれらの含水物を用いて抽出されたものであることが望ましく、さらには含水アセトンを用いた抽出物の酢酸エチル可溶画分であることがより望ましい。なお、キキョウはキキョウ科に属し、その根及び/又は根茎の乾燥粉末又は抽出物又は精製物を用いてなることが好ましく、該抽出物は水又は親水性有機溶媒を用いて、とりわけ水、エタノール、アセトン又はこれらの含水物を用いて抽出されたものであることが望ましく、さらには水抽出物のエタノール可溶画分であることがより望ましい。本発明の食用組成物と医薬用組成物は前記血中トリグリセリド低減剤を配合してなることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の血中トリグリセリド低減剤は、チダケサシ属に属する植物を含有してなることを特徴とするものである。チダケサシ(Astilbe)属に属する植物はユキノシタ科に分類され、本発明に係るものの例は後述するように種々あるが、代表例としてアカショウマ(学名:Astilbe thunbergii(SIEB.et ZUCC.)MIQ.)を挙げることができる。アカショウマは日本の山地にも自生する多年草で、その根茎を赤升麻とよび、古来より下熱、解毒、消炎等の目的で升麻(キンポウゲ科のサラシナショウマ:cimicifuga simplex WORMSKJORD等)の代用品として用いられてきた。本発明では、赤升麻あるいは紅升麻と称せられるものも包含する。
【0008】
チゲタサシ属の植物の例としてAstilbe chinensis、Astilbe austrosinensis、Astilbe thunbergii、Astilbe thunbergii(SIEB.et ZUCC.)Miq.:アカショウマ、Astilbe thunbergii(SIEB.et ZUCC.)MIQ.var.congesta BOISS.(=Astilbe odontophylla MIQ.):トリアシショウマ、Astilbe polyandra、Astilbe grandis、Astilbe rivularis、Astilbe japonica(MORR.et DECNE.)A.GRAY:アワモリショウマ、Astilbe microphylla KNOLL:チダケサシ、Astilbe myriantha等を挙げることができる。
【0009】
本発明で用いるアカショウマ等のチダケサシ属に属する植物の態様は、前記植物の根及び/又は根茎が望ましく、根及び/又は根茎そのもの、これに乾燥、細断あるいは粉砕等の加工処理を施したもの、これらを溶媒で抽出処理した抽出液、該抽出液から溶媒を除いた抽出物、該抽出物にシリカゲル、ケイ酸マグネシウム、イオン交換樹脂、活性アルミナ、セルロース、活性炭等の吸着剤を用いたカラムクロマトグラフィーや溶剤分別等の精製処理を施した精製物のいずれでもよい。食品用途に使用する場合は、前記植物の根及び/又は根茎を乾燥し適宜に粉砕した粉末、該乾燥物の細断片や粉末を水又は親水性有機溶媒で抽出した抽出物とするのが利便性や製造コストの点から望ましい。また、医薬品用途に利用する場合は、前記の抽出液、抽出物あるいは高純度の精製物が望ましい。
【0010】
親水性有機溶媒としてメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級一価アルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリン等の多価アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、エーテル、石油エーテル、酢酸エチル及びこれらの含水物や混合物を例示することができる。本発明の所望の効果を奏するための抽出物を効率的に得るには、エタノール、アセトン、酢酸エチル及びこれらの含水物を抽出用溶媒とすることが好ましい。含水物の水分含量は、例えば、エタノールの場合では1〜99重量%、より好ましくは10〜50重量%であり、アセトンの場合には1〜50重量%、より好ましくは10〜30重量%であり、酢酸エチルの場合は80〜99重量%、より好ましくは85〜95重量%である。これらの範囲を外れると本発明の所望の効果が減少し又は抽出物の収量が低下する。
【0011】
本発明に係る抽出物を簡便かつ効率的に得るには、含水エタノール又は含水アセトンで抽出し、該抽出物をさらに酢酸エチルで分別してその可溶画分を採取するのがよい。抽出処理は該処理原料に対して1〜100重量倍程度の前記抽出用溶媒を加え、常圧もしくは加圧下、常温又は加熱状態で、適宜に攪拌して10分〜数日間抽出処理する。不溶物を濾過又は遠心分離して除き本発明に係る抽出液を得ることができ、さらに該抽出液から減圧蒸留、噴霧乾燥、凍結乾燥等の公知の手段で溶媒を除去することによって本発明に係る抽出物を得ることができる。
【0012】
アカショウマ等のチゲタサシ属に属する植物の根と根茎には、デンプンやタンニンのほかにベルゲニン、アスチルビン、アスチルビン酸等のフラボノイド類が含まれていることが知られており、これらの成分が前述の薬理作用を示すといわれている(Shimada,H.ら、Yakugaku Zasshi、第72巻、第578−588頁、1952年)。これに対して、本発明は、アカショウマ等のチダケサシ属の植物の前記形態のものが血中脂質とりわけ血中トリグリセリドの濃度を顕著に低減させることを見出したものである。
【0013】
一方、本発明で参考とするキキョウ(Platycodon grandiflorum A.DECANDOLLE)はわが国を含む東アジアに自生する多年生草であり、キキョウ科に属する。その根や根茎はプラティコディン(platycodin)A、C、Dやポリガラシン(polygalacin)D等のサポニン類を含み、古来より鎮咳、去痰、消炎、排膿等の効能を有する生薬・漢方薬として用いられている。また、キキョウのエキスを利用する例として、プロテアーゼ阻害剤として歯周病の予防や治療のための組成物(特開平6−25000号公報)、温浴効果を期待する入浴剤(特開平6−206814号公報)、養毛・育毛料(特開平8−73324号公報)、アトピー性皮膚炎の予防・治療剤(特開平11−199500号公報)、抗チロシナーゼ活性をもつ化粧料(特開2000−198712号公報)等が提案されている。
【0014】
本発明において用いるキキョウの形態は、キキョウの根及び/又は根茎が望ましく、根及び/又は根茎自体、これに乾燥、細断あるいは粉砕等の加工処理を施したもの、これらに溶媒を加えて抽出処理した抽出液、該抽出液から溶媒を除いた抽出物、該抽出物にシリカゲル、ケイ酸マグネシウム、イオン交換樹脂、活性アルミナ、セルロース、活性炭等の吸着剤を充填したカラムクロマトグラフィーや溶剤分別等の精製処理を施した精製物のいずれでもよい。本発明の所望の効果を得るためには、食品用途に利用する場合は、キキョウの根及び/又は根茎を乾燥し適宜に粉砕した粉末、該乾燥物の細断物あるいは粉末を水及び/又は親水性有機溶媒を用いて抽出した抽出物が簡便かつ利便であり、医薬品用途に使用する場合は、前記の抽出液、抽出物あるいは精製物が望ましい。
【0015】
抽出処理に用いる親水性有機溶媒としてメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級一価アルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリン等の多価アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、エーテル、石油エーテル、酢酸エチル及びこれらの混合物を例示できる。本発明の所望の効果を奏する抽出物を効率的に得るための抽出溶媒としては水、エタノール、アセトン又はこれらの含水溶媒を用いるのが好ましく、さらには水又は水分含有率が50重量%以上の含水エタノールがより好ましい。50重量%未満では抽出物の収量や所望の活性が低下する。抽出物の好適な態様の例は水で抽出した抽出物をさらにエタノールで分別して得られる可溶画分である。
【0016】
抽出処理は次のように行えばよい。すなわち、前記形態の原料に対して等重量ないしは約100重量倍の前記抽出用溶媒を加え、常圧もしくは加圧の下、常温又は加熱状態で、必要に応じて攪拌しながら10分〜数日間抽出処理し、不溶物を遠心分離又は濾過して除去すれば本発明に係る抽出液を得ることができ、さらに該抽出液から減圧蒸留、凍結乾燥、噴霧乾燥等の手段で溶媒を除去することによって本発明に係る抽出物を得ることができる。
【0017】
本発明は、キキョウの根及び/又は根茎、その乾燥物、粉末、抽出物、精製物が血中コレステロールや血中トリグリセリド等の血中脂質の濃度を低減させる作用があることを見出したものである。
【0018】
本発明の血中トリグリセリド低減剤の望ましい態様は、前述のようにして得られるチダケサシ属に属する植物、例えばアカショウマの根及び/又は根茎、その乾燥物、抽出物あるいは精製物を必須原料として含有せしめてなるものである。より望ましい態様はチダケサシ属の植物であるアカショウマ又はトリアシショウマ由来のものを必須の主要原料とし、これにキキョウ由来のものを併用してを含むものであり、最も望ましくは主たる原料としてアカショウマの根茎の抽出物又は精製物を用いるものであり、また、これにキキョウの根茎の抽出物又は精製物を含有せしめてなるものである。これら二種類の植物由来の原料を併用すると、本発明の目的である血中トリグリセリド濃度の低減効果が相乗的に発現する。この血中トリグリセリド低減剤における両原料の配合比率は、所望の効果を奏するための使用目的と用途、製造コスト等により適宜に変動させることができ、チダケサシ属の植物由来原料/キキョウ由来原料(重量比)は、より好ましくは100/0〜50/50であり、最も好ましくは90/10〜60/40である。
【0019】
本発明の血中脂質改善剤では、本発明の趣旨に反しないかぎり種々の原料や成分を併用して配合することができる。例えば、通常の食品や医薬品に使用される賦形剤、防湿剤、防腐剤、強化剤、増粘剤、乳化剤、酸化防止剤、甘味料、酸味料、調味料、着色料、香料等がある。また、血中のコレステロール、トリグリセリド、中性脂肪等の血中脂質を低減させる作用をもつ公知の素材を併用することは本発明の望ましい態様のひとつである。この公知素材としては前記の植物ステロール、γ−オリザノール、トリテルペンアルコール、これらのエステル類のほか次のような具体例を挙げることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】
ガルシニア・カンボジア果皮エキス、ヒドロキシクエン酸及びその塩、ブドウ種子エキス、リンゴ、茶、カカオ豆等のポリフェノール、カテキン類(カテキン、エピカテキン、エピガロカテキンガレート等)、グアバ葉エキス、ギムネマ・シルベスタ葉エキス、イチョウ葉エキス、蕎麦種子エキス、ナツメ葉抽出物、桑葉エキス、スイカズラ抽出物、ニガウリ抽出物、ユーカリ葉エキス、プロシアニジン、フラボノイド類(ケンフェロール、ルテオリン、イソクエルシトリン等及びこれらの配糖体)、リパーゼ阻害剤、クロロフィリン、タウリン田七人参エキス、杜仲エキス、乳清蛋白質、柑橘類成分(ヘスペレチン、ナリンゲニン、リモノイド、これらの配糖体等)、ゴマ由来リグナン及びこの配糖体、α−及びβ−アミラーゼ阻害剤、L−カルニチン及びこれを含む畜肉ペプチド、緑藻類や褐藻類の多糖類(アルギン酸、アミロペクチン、カラギーナン、寒天等)、植物性ガム(グアーガム、ローカストビーンガム、トラガントガム、タマリンドガム等)、キシログルカン、オリゴガラクチュロン酸、プロリン、スレオニン、n=3〜4のペプチド類、蛋白加水分解物、二重結合を2〜6個有するポリエン脂肪酸(リノール酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、イコサペント酸、ドコサヘキサエン酸等)及びそのエステルや塩、大豆や卵黄由来のグリセロリン脂質(ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸等)及びこれらのリゾ体、ボラージ油、月見草油、唐辛子末及びそのエキス、ニンニク抽出エキス、スベリヒユ、緑茶やプーアール茶葉粉末及びそのエキス、杜仲末及びそのエキス、ウーロン茶葉粉末及びそのエキス、食物繊維(サイリウム種皮、ポリデキストロース、グルコマンナン、ペクチン等)、アカメガシワ抽出物、キチン、キトサン、キサンチン誘導体、シトラス・アウランチウム抽出エキス等がある。
【0021】
前述のように、本発明によれば、血中コレステロールや血中トリグリセリド等の血中脂質を低減させ、これらの異常な増加を抑制して血中脂質の代謝を改善する作用を有する、アカショウマ等のチダケサシ属に属する植物、望ましくはアカショウマ又はトリアシショウマを主原料として含有してなる血中トリグリセリド低減剤が提供される。ここで、チダケサシ属の植物の好ましい態様は乾燥粉末、抽出物あるいは精製物である。かかる血中トリグリセリド低減剤はそのまま本発明の所望の目的のために使用しても差し支えないが、本発明ではこれを配合してなる組成物としての利用も期待できる。該組成物の態様としては飲食物、食品添加物、家畜用飼料、ペットフード等の種々のものがあるが、食用組成物又は医薬用組成物が好適である。
【0022】
前記の食用組成物は、前述の血中脂質改善剤、すなわち、チダケサシ属に属する植物であるアカショウマ又はトリアシショウマであって、これらの形態が望ましくは根及び/又は根茎の乾燥粉末、抽出物あるいは精製物であるものを必須原料として含有してなる前記血中トリグリセリド低減剤を配合してなることを特徴とする。
【0023】
この食用組成物の態様としては、前記の乾燥粉末、抽出物若しくは精製物をそのまま又は前記血中脂質改善剤を液状、ゲル状、粉末状あるいは固形状の食品、例えば、果実飲料、清涼飲料、茶、スープ、ゼリー、ヨーグルト、プリン、ケーキミックス、ふりかけ、味噌、醤油、ドレッシング、マヨネーズ、焼肉のたれ等の調味料、麺類、ハムやソーセージ等の畜肉魚肉加工食品、ジャム、牛乳、クリーム、バターやチーズ等の粉末状、固形状又は液状の乳製品、マーガリン、パン、ケーキ、クッキー等に添加した形態となすことができる。
【0024】
また、必要に応じてデキストリン、乳糖、澱粉又はその加工素材、セルロース末等の賦形剤、ビタミン、ミネラル、動植物や魚介類の油脂、たん白質、糖質、色素、香料、その他の前記食用添加剤等と共に粉末、顆粒、ペレット、錠剤等に加工したり、ゼラチン等で被覆してカプセルに成形したり、あるいはドリンク類にして、栄養補助食品や健康食品として利用できる。このとき、前記の血中脂質改善作用を有する公知の食用素材を併用した組成物は好適である。なお、本発明の食用組成物は極めて多種類の形態にわたり、前記の例示に限定されるものではないが、脂質代謝改善の点から油脂類や糖質を多量に含む食品類に添加した形態、前記の栄養補助食品や健康食品の形態が望ましい。
【0025】
前記の食品類や食用組成物における本発明の血中トリグリセリド低減剤の配合量は、当該食品や食用組成物の種類、形態、利用目的や本血中トリグリセリド低減剤の種類、形態等により一律に規定し難いが、一般の加工食品類に添加する場合では、例えば、本発明の血中トリグリセリド低減剤がアカショウマの根茎を含水率50重量%の含水エタノールで抽出した抽出物:キキョウの根茎を水で抽出した抽出物=50:50(重量比)のものであれば、概ね0.01〜50重量%であり、より好ましくは0.1〜30重量%である。この範囲を外れて少ないと経口摂取による本発明の所望効果が小さく、逆に多すぎると食品の種類によっては風味を損ねたり、当該食品を調製することが不可能になる場合がある。なお、本発明の血中トリグリセリド低減剤はそのまま食用に供しても差し支えない。
【0026】
前記の医薬用組成物は、前記の血中トリグリセリド低減剤に本発明の趣旨に反しない公知の賦形剤や添加剤を必要に応じて加え、常法により加工して錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、注射剤等の製剤となしたものである。経口あるいは経腸投与、血管投与又は皮内投与して、高脂血症及びこれにともなう各種疾病の予防又は治療のために適用する。本発明の血中トリグリセリド低減剤の配合量はその形態や前記医薬用製剤の種類、形態、用法及び用量等により一律に設定し難いが、概ね0.01〜50重量%である。経口投与する場合の摂取量は特に限定されるものではないが、例えば、本血中トリグリセリド低減剤がアカショウマの根茎を含水率20重量%の含水アセトンで抽出した抽出物をさらに酢酸エチルで分別した可溶画分:キキョウの根茎を水抽出した抽出物=75:25(重量比)であるものをベースとして、成人(体重50Kg)1日あたり0.01〜20g、より好ましくは0.1〜10gである。この範囲を外れて少ないと所望の効果が低下し、逆に多すぎても更なる効果は期待できない。
【0027】
【実施例】
実施例1
アカショウマ(Astilbe thunbergii(SIEB.et ZUCC.)MIQ.)の乾燥根茎を約5mm角以下のサイズに破砕し、これをさらに粉砕機で処理して200タイラーメッシュをパスした微粉末(試料A−1)を調製した。
【0028】
実施例2
実施例1で得たアカショウマの根茎の破砕片1Kgをステンレス製抽出釜に仕込み、含水率40重量%の含水エタノール10Lを加え、時々かき混ぜながら60℃で6時間抽出処理した。ついで、残渣を濾別して抽出液を得、該抽出液から減圧下に溶媒を留去して赤褐色の抽出物(試料A−2)75gを得た。
【0029】
実施例3
実施例1で得たアカショウマの根茎の微粉末1Kgをステンレス製抽出釜に仕込み、含水率20重量%の含水アセトン5Lを加えて還流下で3時間抽出処理した後、濾過して抽出液と残渣に分けた。該残渣に再び前記含水アセトン5Lを添加して同様に処理して抽出液を得た。両抽出液をあわせて減圧下に溶媒を留去して赤褐色の抽出物(試料A−3)68gを調製した。
【0030】
実施例4
実施例3で得たアカショウマの根茎の抽出物(試料A−3)45gを蒸留水1Lに懸濁させ、該懸濁液を酢酸エチル200mLずつで5回に分けて溶剤分別処理に供し、溶媒を減圧留去して酢酸エチル可溶画分(試料A−4)29g及び不溶画分(試料A−5)15gの各精製物を調製した。
【0031】
実施例5
トリアシショウマ(Astilbe odontophylla MIQ.)の根茎を日干しにして乾燥後、この破砕片1Kgを実施例2と同様に処理して赤茶色の抽出物(試料A−6)85gを得た。
【0032】
参考例1
キキョウ(Platycodon grandiflorum A.DC.)の根を含む根茎の天日乾燥物を約5mm角以下のサイズに破砕し、これをさらに粉砕処理して200タイラーメッシュ通過の微粉末(試料P−1)を調製した。
【0033】
参考例2
参考例1で得たキキョウの根を含む根茎の破砕片1Kgをステンレス製抽出釜に仕込み、蒸留水20Lを加えて還流下で5時間抽出処理した後、残渣を濾別して抽出液を得、該抽出液の水分を蒸発させて褐色の抽出物(試料P−2)310gを得た。
【0034】
参考例3
参考例2で得たキキョウの根を含む根茎の抽出物(試料P−2)150gに含水率5重量%の含水エタノール1Lを加え、室温にて時々かき混ぜながら抽出処理して可溶分と不溶分とに分け、溶媒を減圧留去してエタノール可溶画分(試料P−3)110g及び不溶画分(試料P−4)35gの各精製物を調製した。
【0035】
試験例
本発明に係るアカショウマ及びキキョウの各種加工処理物について、以下に述べる方法を用いて血中脂質濃度に及ぼす影響を調べた。
(A)脂肪負荷による血中脂質の上昇に及ぼす影響:
ウィスター系雄性ラット(日本クレア(株)から購入、体重:370±5g)を一晩絶食させ、対照群及び試験物質投与群(1群7匹)に分け、対照群ではコーン油6mL、コール酸80mg、コレステロールオレアート2g及び蒸留水6mLを超音波処理して得た脂質エマルジョン2mL(蒸留水1mL含有)を、また、試験物質投与群では試験物質を含む前記脂質エマルジョン2mL(試験物質の最終投与量が1g/kgラット体重となるように調製した試験物質の溶液1mL含有)をそれぞれ非麻酔下で経口投与した。脂質エマルジョンを投与してから経時的に非麻酔下でラット尾静脈から採血し、直ちに血漿を分離し、市販のテスト用キット(和光純薬工業(株)製、トリグリセライド−E−テストキット)を用いて血漿中の中性脂肪含量を測定した。
【0036】
なお、試験物質として本発明の試料A−1〜A−6、参考の試料P−1〜P−4のほか、公知の素材すなわちグアバ葉エキス(ビーエイチエヌ(株)製)、ガルシニア カンボジア抽出物(日本新薬(株)製)、ギムネマ シルベスタ葉エキス(ビーエイチエヌ(株)製)、γ−オリザノール(オリザ油化(株)製)、キトサン(甲陽ケミカル(株)製)、大豆由来のβ−シトステロール(シグマ社製、試薬)ベルゲニン(アルドリッチ ケミカル社製、試薬)、アスチルビン(Shimada,H.et al.,Yakugaku Zasshi,72,578−588(1952)に記載の方法で採取)を単独又は組み合わせて用いた。試験物質の投与量はラット体重(1kg)あたり1gである。この結果を表1に示した。表1において、複数の試験物質を併用した場合はそれらの重量基準の混合比率を( )内に記載した。また、血中トリグリセリド含量は平均値±標準偏差で示した。
【0037】
【表1】
Figure 0004310567
【0038】
表1のデータから、アカショウマ及びキキョウ由来の試験物質(乾燥粉末、その抽出物及び精製物)を含む脂質エマルジョンを投与した場合は、脂質エマルジョンのみ投与による一過性の血中トリグリセリド(中性脂肪)量の経時的上昇を顕著に抑制することが明らかになった。また、アカショウマ、トリアシショウマ、キキョウの根や根茎から抽出したエキス類及びその精製物では血中トリグリセリド量のレベルを低下させる作用も認められた。さらに、これらを併用したり、血中脂質改善作用を有する公知の素材との併用によっても同様もしくはより一層顕著な効果が認められた。
【0039】
(B)高脂肪食摂取による血中脂質量の変化に及ぼす影響:
3週齢のICR系雌性マウス(日本クレア(株)から購入)を23℃、12時間の明暗サイクル下で、飼料(日本クレア(株)製、CE−2)を与えて1週間予備飼育した。4週齢の健康なマウス(体重:19.5〜20.4g)を平均体重がほぼ均等になるように普通食群(飼料:CE−2、n=11)、高脂肪食群(n=11)、(高脂肪食+試験物質1%)群(n=11)及び(高脂肪食+試験物質3%)群(n=11)に分け、12週間、前記各実験食と水を自由摂取させた。この後、マウスをエーテルで麻酔して腹部下大静脈より採血し、直ちに血漿を分離した。血漿中のトリグリセリド(中性脂肪)量及び総コレステロール量はテスト用キット(和光純薬工業(株)製、トリグリセライド−E−テストキット及び総コレステロール−E−テストキット)を用いて常法により測定した。この結果を表2に示す。
【0040】
なお、前記高脂肪食の組成は、牛脂:40部(重量基準。以下同様)、α−コーン澱粉:10部、グラニュー糖:9部、ビタミン混合物:1部、ミネラル混合物:4部、カゼイン:36部(グラニュー糖を除きオリエンタル酵母工業(株)製)であり、試験物質を添加した実験食では試験物質の添加重量をカゼイン重量の一部で置き換えた。
【0041】
【表2】
Figure 0004310567
【0042】
表2のデータから、高脂肪食投与群では普通食投与群に比べて血中脂質量が上昇するが、アカショウマやトリアシショウマ等のチダケサシ属に属する植物、またキキョウの抽出物やその精製物を所定量添加した高脂肪食を投与した群では、血中トリグリセリド量及び血中コレステロール量が普通食投与群なみ又はそれ以下に低下することが認められた。また、血中脂質改善作用のある公知の素材を単独で投与しても所望効果は小さいが、本発明の前記加工処理物(抽出物や精製物)との組み合わせによって顕著な効果が奏せられることが明らかになった。
【0043】
参考試作例1
試料A−2及び試料P−3の混合物(1:1、重量比)からなる本発明の血中トリグリセリド低減剤120mgにガルシニア・カンボジア果皮エキス30mg、ミツロウ45mg及びボラージ油55mgを加え、約45℃で十分に混合して均質な状態にし、これをカプセル充填機に供して一粒あたり内容量が250mgのゼラチン被覆カプセル製剤を試作した。本カプセル製剤をボランティア(成人男女)15名に1日あたり1粒、2週間摂取のモニター試験に供したところ、13名に血中トリグリセリド量の低下、12名に血中総コレステロール量の低下が認められた。この製剤は経口摂取が可能な血中脂質改善用の食用組成物又は医薬用組成物として利用できる。また、本発明の血中トリグリセリド低減剤を試料A−3のみ又は試料A−6のみの各同量とし、他の条件は同一にしてカプセル製剤を試作した。これらにも同様の血中脂質改善効果が認められた。
【0044】
参考試作例2
試料A−2:ウーロン茶葉粉末=3:2(重量比)からなる本発明の血中トリグリセリド低減剤5.0Kgを化工澱粉(松谷化学(株)製、商品名:パインフロー)3.5Kg、第三リン酸カルシウム0.3Kg、ビタミンB0.3Kg、ビタミンB0.2Kg、ビタミンB0.2Kg及びビタミンC0.5Kgとともに配合機に仕込み10分間攪拌混合した。該混合物を直打式打錠機に供給して直径7mm、高さ4mm、重量150mgのタブレットを作成した後、コーティング機でシェラック薄膜をコーティングして錠剤形状の食品を試作した。
【0045】
参考試作例3
家庭用ホイッパーにバター110g、ショートニング110g、上白糖90g及び牛乳100mLを入れ、攪拌しながら鶏卵1個を加えて十分に混合した後、薄力粉190g、ベーキングパウダー2gとともに試料A−1及び試料P−2の混合物(3:1、重量比)からなる本発明の血中トリグリセリド低減剤10gを添加して十分に捏ねあわせた。これを30分間ねかせた後、金型で50個に分割し、オーブンで焼いてバタークッキーを試作した。
【0046】
参考試作例4
市販の野菜ジュース1Lに、試料A−2:試料P−3:葡萄種子エキス(インターヘルス社製、商品名:アクティビン)=1:2:1(重量比)からなる本発明の血中トリグリセリド低減剤5gを加えて混合し、中性脂肪やコレステロールが気になるひとのための血中脂質改善用野菜ジュースを試作した。これは元の野菜ジュースと比較して何ら遜色のないものであった。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、チダケサシ属に属する植物を含有してなる血中トリグリセリド低減剤が提供される。この血中トリグリセリド低減剤は、アカショウマ等のチダケサシ属に属する植物の根及び/又は根茎の乾燥粉末、その抽出物又は精製物等の加工処理物に起因して、脂肪摂取による血中トリグリセリドや血中コレステロール等の血中脂質の濃度の一過性上昇を抑制し、とりわけ血中トリグリセリド量のレベルを顕著に低減させる効果を奏する。また、これにキキョウの根及び/又は根茎の加工処理物(乾燥粉末、その抽出物又は精製物等)を併用すると、前記同様の血中脂質の低減効果を奏する。これらの効果は、本発明の血中トリグリセリド低減剤の長期間摂取により一層顕著なものとなる。さらに、血中脂質低減作用のある公知の素材との併用によっても前記の所望効果を奏する。本発明では、また、前記血中トリグリセリド低減剤を配合してなる食用組成物又は医薬用組成物が期待され、これは血中脂質の低減のみならず高脂血症やこれから惹起される前記各種疾病の予防及び治療等の為に有効利用され得る。

Claims (6)

  1. チダケサシ属に属する植物であるアカショウマ又はトリアシショウマを含有してなる血中トリグリセリド低減剤(但し、抗肥満用途を除く)
  2. 血中トリグリセリドの低減が高脂肪食の摂取におけるものである請求項1に記載の血中トリグリセリド低減剤。
  3. アカショウマ又はトリアシショウマの根及び/又は根茎の乾燥粉末、抽出物又は精製物を用いてなる請求項1又は2に記載の血中トリグリセリド低減剤。
  4. アカショウマ又はトリアシショウマの抽出物が水又は親水性有機溶媒で抽出されたものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の血中トリグリセリド低減剤。
  5. 親水性有機溶媒がエタノール、アセトン又はこれらの含水物である請求項4に記載の血中トリグリセリド低減剤。
  6. アカショウマ又はトリアシショウマの抽出物が含水アセトン抽出物の酢酸エチル可溶画分である請求項1〜5のいずれか1項に記載の血中トリグリセリド低減剤。
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