JPH11199500A - アトピー性皮膚炎治療剤 - Google Patents

アトピー性皮膚炎治療剤

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JPH11199500A
JPH11199500A JP10001766A JP176698A JPH11199500A JP H11199500 A JPH11199500 A JP H11199500A JP 10001766 A JP10001766 A JP 10001766A JP 176698 A JP176698 A JP 176698A JP H11199500 A JPH11199500 A JP H11199500A
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JP
Japan
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atopic dermatitis
allergy
plants
extracts
rose
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Application number
JP10001766A
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English (en)
Inventor
Fumiko Shoji
富美子 庄子
Kazunori Ito
和徳 伊藤
Shinobu Tabata
忍 田端
Mamoru Sugimoto
守 杉本
Takayuki Ishii
隆幸 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Food Products Co Ltd
Original Assignee
Nissin Food Products Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アトピー性皮膚炎の予防ないし治療剤、化粧
料及び食品を提供する。 【解決手段】菊花、訶子、菱実、大根草、ウワウルシ、
ヤロー、ローズ、クミンおよびクローブから選ばれる1
種もしくは2種以上の植物或いはアキノキリンソウ、オ
ンジ、クバク、キキョウ、ポットマリーゴールド、レッ
ドペッパー、チモ、ホップ及びニンドウの1種以上を有
効成分とするIV型アレルギー及びアトピー性皮膚炎の予
防ないし治療剤、化粧料及び食品組成物とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物またはその抽
出物を有効成分とするIV型アレルギー及びアトピー性皮
膚炎の予防ないし治療剤、並びにIV型アレルギー及びア
トピー性皮膚炎の予防ないし治療作用を有する食品組成
物及び化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】アトピー性皮膚炎は、多くの乳幼児に発
症し、加齢とともに皮疹が変化する慢性の皮膚疾患で、
既往も含めると2歳以下の乳児の30%はアトピー性皮
膚炎と診断されている。このアトピー性皮膚炎は、アト
ピー素因のある者に発症し、強い痒みと慢性の経過をと
る湿疹で、乾燥した苔癬状の皮膚が特徴であって、じん
麻疹を繰り返してもアトピー性皮膚炎のような肌になる
ことはない。近年、生活環境の変化、食生活の欧米化、
住宅構造の密閉化、ストレスの増大等による原因から、
アトピー性皮膚炎が先進工業国において高く発症し、現
在も増加傾向にある。アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児
から発症して成長とともに軽快傾向を示すが、近ごろで
は成人型や難治性のアトピー性皮膚炎も急増しており、
社会問題化している。
【0003】アレルギー反応の作用機序はI型〜IV型ま
での4つの型に大別分類される。アトピー性皮膚炎はそ
のうちI型とIV型が関与する皮膚炎と考えられる。前者
I型アレルギーは主にIgE抗体が関与した即時型アレル
ギーで、直接湿疹病変に結びつかないとされ、湿疹に関
与するアレルギー型は、後者のIV型アレルギーであると
言われている。IV型アレルギーは遅延型アレルギーもし
くは細胞伝達型と呼ばれ、抗体は関与せず、各種リンパ
球、特に白血球を介して行われる炎症反応である。他の
アレルギーの型と異なり、感作されてから炎症の反応ま
で24〜72時間ほどかかる。
【0004】IV型アレルギー炎症が発生するまでの過程
として、まず、抗原がマクロファージによって認識さ
れ、その情報が抗原反応性T細胞に伝達されるとT細胞の
分裂が行われる。感作の成立している個体に再度抗原が
侵入すると、活性化されたリンパ球からリンフォカイン
が放出され、それによって局所に集められた白血球よ
り、炎症誘起物質が放出され、炎症が起こる(生化学辞
典第2版、東京化学同人;免疫学用語辞典、最新医学
社)。
【0005】最近、アレルギーのうち食物アレルギー由
来のアトピー性皮膚炎において、Tリンパ球に発現する
皮膚へのホーミングレセプター: CLA(皮膚リンパ関連
抗原cutaneous lymphocyte antigen)が注目を集めてい
る。CLAはすでに、Tリンパ球の皮膚へのホーミングレ
セプターとして知られていたが、新たに、皮膚の血管内
皮細胞に多く発現する接着分子であるE-セレクチンと接
着すること、アトピー性皮膚炎患者の皮膚に浸潤したT
リンパ球にCLAの発現が多いこと、アトピー症状を示
す患者のリンパ球が抗原刺激によりCLAを高発現する
ことが分かってきた(日本農芸化学会 1997年度大会
(要旨集)、臨床栄養 Vol.90 No.7 p774-779 1997.
6)。これらのことから、リンパ球上のCLAは、アト
ピー症状を引き起こす炎症細胞が、皮膚で発症するのを
決定するのに関与していると考えられる。
【0006】アトピー性皮膚炎における食物アレルギー
の関与については、国立療養所東高知病院の小倉ら(ア
レルギーの臨床 15(4) 254-257 1995、臨床栄養 Vo
l.90No.7 787-793 1997.6)によれば、日本人のアト
ピー性皮膚炎患者の93.7%(209例/223例)に一つ以上
の食物アレルゲンの関与を認めており、アトピー性皮膚
炎と食物アレルギーとは密接な関係にあることが考えら
れる。
【0007】これらの知見を総合すると、食物アレルギ
ー由来のアトピー性皮膚炎は、アレルゲンが腸管から吸
収されたのち、血中に移行し、Tリンパ球を活性化して
CLAを誘導発現する。Tリンパ球上に発現したCLA
は、標的細胞である皮膚の血管内皮細胞上に常在するE
−セレクチン及びサイトカインによって誘導されたE−
セレクチンと細胞接着を起こし、この接着を発端として
IV型アレルギー(遅延型反応)の特徴である白血球の浸
潤を導く。具体的には、(1)セレクチンの関与する白
血球のローリング、(2)白血球の活性化、(3)イン
テグリン(LFA−1、Mac−1等)とIgスーパー
ファミリー(ICAM−1、ICAM−2、VCAM−
1等)が関与する強固な接着、(4)血管壁の通過の4
段階の過程を経て白血球の浸潤が生じ、慢性のアトピー
性皮膚炎へと導かれていくと考えられる。そこで、白血
球、特にTリンパ球上のホーミングレセプター(CL
A)と血管内皮細胞上の接着分子(E−セレクチン)の
接着の抑制、もしくは細胞接着分子(E−セレクチン、
ICAM、VCAM等)の発現の阻害をターゲットとし
た白血球細胞接着抑制剤を開発することによって、アト
ピー性皮膚炎、IV型アレルギーの予防・治療効果が得ら
れるものと考えられる。
【0008】すなわち、これら抑制剤は従来の抗炎症薬
とは異なった機作により、アトピー性皮膚炎を阻止、軽
減することができ、新しいタイプのアトピー性皮膚炎の
予防ないし治療剤として有用である。
【0009】食物アレルギーの治療は食物を摂取したの
ち、症状が強く出現した場合の対症療法と予防的治療の
2つに分けられる。前者の対症療法には主に副腎皮質ホ
ルモンを中心としたステロイド剤、抗ヒスタミン剤、抗
炎症剤、抗アレルギー剤などが広く用いられ、中でも、
ステロイドを短期的に使用する治療法が主流である。し
かし、いずれも薬理効果や長期使用による副作用等の問
題を有している。予防的治療としては、原因抗原となる
食物を除去する除去食療法と経口抗アレルギー薬を用い
る方法に分けられる。前者の予防的治療では、アレルギ
ー疾患において食物の関与が認められた場合は、これを
除去することが治療の原則であるが、原因食物が卵、牛
乳、大豆など良質のタンパク源であることが多く、患者
の中心である成長過程にある小児においては重要な問題
である。経口抗アレルギー剤の使用も有用だが、現在利
用できる抗アレルギー剤の多くは、I型アレルギー反応
に対する抗アレルギー剤で、IV型アレルギーに効果のあ
る薬剤は少ない。そのため、経口抗アレルギー剤には現
在のところ、補助的な効果しか期待できず、しかも、そ
の殆どが合成医薬品であり、副作用の点で問題がある。
【0010】そこで、アトピー性皮膚炎の治療には、現
在使用されている治療剤にはない新しい効果、特に湿疹
の発症に関与するIV型アレルギーの抑制効果を持ち、更
に長期間服用可能な副作用の殆ど見られない予防ないし
治療剤が求められている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、白血球などの炎症関連細胞の接着というメカニズム
を抑制することによってIV型アレルギー及びアトピー性
皮膚炎の治療を行うことにある。具体的には白血球細胞
接着の有効な抑制剤を、副作用のほとんど見られない生
薬を中心とした植物から見出し、長期間使用可能な医薬
品、医薬部外品、化粧品及び食品として提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、種
々の植物またはその抽出物等について白血球細胞接着抑
制作用を検討し、下記に示す植物が、意外にも優れた白
血球細胞接着抑制作用を有しIV型アレルギー及びアトピ
ー性皮膚炎の予防ないし治療剤として極めて有用である
ことを見出し、本発明を完成した。
【0013】本発明は、菊花、訶子、菱実、大根草、ウ
ワウルシ、ヤロー、ローズ、クミンおよびクローブから
選ばれる一種もしくは2種以上の抽出物を有効成分とす
るIV型アレルギー及びアトピー性皮膚炎の予防ないし治
療剤、並びにIV型アレルギー及びアトピー性皮膚炎の予
防ないし治療作用を有する化粧料及び食品組成物を提供
するものである。
【0014】さらに、本発明は、アキノキリンソウ、オ
ンジ、クバク、キキョウ、ポットマリーゴールド、レッ
ドペッパー、チモ、ホップ及びニンドウからなる群から
選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはその抽出物
を有効成分とするIV型アレルギー及びアトピー性皮膚炎
の予防ないし治療剤、並びにIV型アレルギー及びアトピ
ー性皮膚炎の予防ないし治療作用を有する化粧料及び食
品組成物を提供するものである。
【0015】本発明において、IV型アレルギーとして
は、アトピー性皮膚炎の他、接触性皮膚炎、甲状腺炎、
アレルギー性脳炎などが例示される。
【0016】本発明で用いる植物は、菊花(Chrysanthe
mum spp.)、訶子(Terminalia chebula Retz.)、菱実
(Trapa japonica FLEROV.)、大根草(Geum japonicum
THUNB.)、ウワウルシ(Arctostaphylos uva-ursi SPR
ENGEL )、ヤロー(Achilleamillefolium )、ローズ
(Rosa spp.)、クミン(Cuminum cynimum)およびクロ
ーブ(Eugenia aromatica/Syzygium aromaticum)から
選ばれるものである。
【0017】さらに、本発明で用いる他の植物は、アキ
ノキリンソウ(Solidago virga-aurea)、オンジ(Polyg
alae radix)、クバク(ナデシコ/セキチク(Dianthus
superbus L./D. chinensis L.))、キキョウ(Platyco
don grandiflorum A. DC.)、ポットマリーゴールド
(キンセンカ(Calendula officinalis L.)レッドペッ
パー(Capsicum annuum L.)、チモ(ハナスゲ(Anemar
rhena asphodeloides Bunge)、特に根茎)、ホップ
((セイヨウカラハナソウ)(Humulus lupulus L.)、特に果
穂)、ニンドウ(スイカズラ(Lonicera japonica Thun
b.)、特に葉)からなる群から選ばれるものである。
【0018】菊花はキク科(Compositae)の白菊花、甘
菊花、抗菊花、安菊花等の菊の頭状花を乾燥したもの
で、日本では食用菊として用いられている。
【0019】訶子はシクンシ科(Combretaceae)植物の
ミロバラン(Terminalia chebula Retz.)の成熟果実を
乾燥した生薬の一種である。
【0020】菱実はヒシ科(Trapaceae)植物の菱の果
実を乾燥した生薬の一種で、食用とされている。
【0021】大根草はバラ科(Rosaceae)の植物のダイ
コンソウの全草を刻んで乾燥したものである。
【0022】ウワウルシはツツジ科(Ericaceae)のク
マコケモモの葉を乾燥した生薬である。
【0023】ヤローは和名を西洋鋸草と言い、キク科
(Compositae)の植物で、ヨーロッパではお茶として飲
用されている。
【0024】ローズはバラ科(Rosaceae)のバラの花を
乾燥したハーブの一種で、食用にされている。
【0025】クミンはセリ科(Umbelliferae)の植物
で、主に種子を香辛料として用いている。
【0026】クローブはフトモモ科(Myrtaceae)の和
名丁子の蕾を乾燥させたもので、香辛料の一種である。
【0027】アキノキリンソウは、キク科(Compositae)
のアキノキリンソウの全草で、お茶として飲用されてい
る。
【0028】オンジは、ヒメハギ科(Polygalaceae)の
植物で、イトヒメハギの根である。
【0029】クバクは、ナデシコ科(Caryophyllaceae)
のカワラナデシコやセキチクの花期の全草を乾燥したも
のである。
【0030】キキョウは、キキョウ科(Campanulaceae)
のキキョウの根である。
【0031】ポットマリーゴールドは、和名をキンセン
カと言い、キク科(Compositae)の植物で花は食用として
用いられる。
【0032】レッドペッパーは、和名を唐辛子と言い、
ナス科(Solanaceae)の植物の成熟した果実で、主に香辛
料として用いられる。
【0033】チモは、ユリ科(Liliaceae)のハナスゲの
根茎である。
【0034】ホップは、和名をセイヨウカラハナソウと
言い、クワ科(Moraceae)の植物ホップで、食用とされて
いる。
【0035】ニンドウは、スイカズラ科(Caprifoliacea
e)のスイカズラの葉を乾燥したものである。
【0036】本発明においては斯かる植物の全草又は、
葉、葉柄、花、果実、枝根、種子等が利用できる。これ
はそのまま又は乾燥して用いてもよいし、粉砕し、更に
抽出物として用いてもよい。好ましくは、前記植物の抽
出物が用いられる。
【0037】抽出方法は植物の一部又は全体の粉砕物を
通常3〜100℃で水又は有機溶媒により抽出する方法が挙
げられる。ここで抽出に用いられる有機溶媒は、特に限
定されないが例えば、石油エーテル、シクロヘキサン、
トルエン、ベンゼン等の炭化水素類、四塩化炭素、ジク
ロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、エ
ーテル類、酢酸エチル等のエステル類、アセトン等のケ
トン類、ブタノール、プロパノール、エタノール、メタ
ノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール等のアルコール類、ピリジン等
が挙げられる。抽出溶媒は単独で用いても、2種以上を
混合して用いてもよい。好ましくは、含水エタノール、
含水メタノールなどの含水アルコールが使用できる。更
に好ましい方法としては、天産物の乾燥粉砕物を20倍量
の水、20倍量の50%エタノール、または50倍量のメタノ
ールを用い、室温〜100℃で2〜24時間攪拌抽出する。
【0038】得られた抽出物は、そのまま用いてもよい
が、更に必要により、濃縮、濾過、凍結乾燥等の処理を
したものを用いてもよい。また抽出物や植物体は単独で
も2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0039】かくして得られる上記植物抽出物は、白血
球−血管内皮細胞間に代表される細胞接着を抑制する優
れた作用を有し、細胞毒性が弱く、安全性も高いため、
IV型アレルギー及びアトピー性皮膚炎の予防ないし治療
剤、並びに予防ないし治療作用を有する化粧料及び食品
組成物として有用である。
【0040】上記植物又はその抽出物の医薬品、医薬部
外品、化粧品及び食品への配合量は、特に限定されてい
ないが、一般的に乾燥固形分に換算して0.001〜100重量
%、特に0.01〜50重量%とするのが好ましい。また、1日
の投与(及び摂取量)は0.1mg/kg〜1000mg/kgとするの
が好ましく、1回または複数回に分けて投与される。
【0041】投与は、経口、非経口、外用(軟膏剤、乳
剤、クリーム剤、貼付剤など)等いずれの経路によって
もよい。また、特定保健用食品、JSD食品、特殊栄養食
品、栄養補助食品、健康食品などに食品添加物として配
合することもできる。なおこれらの植物および抽出物の
安全性は高いことが知られている。
【0042】形態としては、IV型アレルギー及びアトピ
ー性皮膚炎の予防ないし治療効果を期待できものであれ
ば任意の形態をとることができ、例えば錠剤、散剤、顆
粒剤、カプセル剤、坐剤、トローチ剤などの固形(製
剤)、シロップ、乳液、軟ゼラチンカプセル、クリー
ム、軟膏、流エキス、懸濁剤、ローション、チンキ、ゲ
ル、ペースト、スプレー、注射などの液状(製剤)、茶
剤、沐浴剤、煎剤等が挙げられる。
【0043】本発明の製剤は、形態に応じて、通常の医
薬品、医薬部外品、化粧品、及び食品等の調製に使用さ
れる希釈剤、賦形剤等を配合することが好ましい。その
他の添加剤としては特に限定されない。
【0044】本発明の食品組成物に含まれる食品成分と
しては、各種食品に、予防効果、抑制効果を期待して本
発明の抽出物を添加、又はその植物体そのものをサラ
ダ、香辛料、ティー等として用いることの可能なものも
ある。添加して用いる食品としては、各種食品に可能で
あるが、例示すれば飲料(ティー、清涼飲料等)、菓子
類(コーンフレーク、クッキー、キャンディー、ゼリー
等)、パン、めん類、練り製品(ソーセージ、カマボコ
等)油脂、調味料(ドレッシング、ソース等)などが可
能である。
【0045】本発明の化粧料には、化粧品に通常使用さ
れる成分、例えばバラ油、ジャスミン油、ラベンダー
油、クローブ油、ペパーミント油、サンダルウッド油、
シンナモン油、ペパー油、レモン油、オレンジ油などの
天然香料、リモネン、リナロール、ゲラニオール、シト
ロネロール、ターピネオール、ファルネソール、メント
ールなどの合成香料、ローズベンガル、レーキレッド
C、ローダミンB、エオシン、フルオレセイン、ハンザ
エロー、インジゴカルミン、フタロシアニンブルー、ベ
ンチジンオレンジ、ナフトブルーブラックなどの合成色
素、β−カロチン、サフロールイエロー、アリザリン、
シコニン、クロロフィル、ベタニンなどの天然色素、マ
イカ、タルク、カオリン、無水ケイ酸、酸化アルミニウ
ム、酸化鉄、酸化クロム、群青、紺青、カーボンブラッ
ク、二酸化チタン、酸化亜鉛などの無機顔料、ソルビト
ール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ヒアルロ
ン酸ナトリウム、プロピレングリコールなどの保湿剤が
あげられる。
【0046】化粧料の形態としては、化粧水、乳液、フ
ァウンデーション、口紅、クレンジングクリーム、マッ
サージクリーム、エモリエントクリーム、保湿クリー
ム、アストリンゼントローション、パック、洗顔料等が
挙げられる。
【0047】本発明の医薬品、医薬部外品、化粧品及び
食品等は常法により製造することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明に用いた植物は副作用がなく、優
れたIV型アレルギー及びアトピー性皮膚炎の予防ないし
治療作用を有する。また、それらを医薬品、医薬部外
品、化粧品及び食品として用いた場合にはアトピー性皮
膚炎等IV型アレルギーが関与する疾患の予防や治療に効
果があり、広く用いられる。
【0049】
【実施例】次に実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0050】本発明に実施例として、前記天然産物の抽
出物の製造例ならびにその効果を示すための実施例を挙
げるが、これらは本発明をなんら限定するものではな
い。
【0051】製造例1(熱水抽出) 以下の実施例で用いた植物抽出物は、次の方法により得
た。
【0052】乾燥した菊花を粉砕し、この粉砕物2.0gに
20倍量の水を加え、95℃で2時間攪拌抽出した。この抽
出液を遠心分離(10,000rpm、15min)により沈殿を除去
し、上清を凍結乾燥によりこれら抽出物507mg(乾燥固
形分25重量%)を得た。他の植物についても同様の操作
により抽出物を得た。
【0053】製造例2(メタノール抽出) 乾燥した菊花を粉砕し、この粉砕物2.0gに50倍量のメタ
ノールを加え、100℃で2時間ソックスレー抽出法により
抽出した。この抽出液を遠心分離(10,000rpm、15min)
により沈殿を除去し、上清を減圧濃縮後、凍結乾燥によ
りこれら抽出物241mg(乾燥固形分12重量%)を得た。他
の植物についても同様の操作により抽出物を得た。
【0054】製造例3(50%エタノール抽出) 乾燥した菊花を粉砕し、この粉砕物2.0gに20倍量の50%
エタノールを加え、室温で24時間攪拌抽出した。この抽
出液を遠心分離(10,000rpm、15min)により沈殿を除去
し、上清を減圧濃縮後、凍結乾燥によりこれら抽出物46
8mg(乾燥固形分23重量%)を得た。他の植物についても
同様の操作により抽出物を得た。
【0055】試験例1 白血球−血管内皮細胞接着抑制試験:以下の試験方法に
よって血管内皮細胞の接着分子の発現を抑えることで、
細胞接着を抑制する物質を検討した。
【0056】・蛍光ラベルHL60細胞(ヒト骨髄腫瘍
細胞)の調製 HL60細胞2×107個を、BCECF−AM50μ
gを用い、37℃で30分間インキュベートし、螢光ラ
ベルした。新しい培養液で洗浄後、細胞濃度が1×10
6cells/mlになるように培養液にて調製した。
【0057】・細胞接着抑制試験 96ウェル 平底プレート(flatbottom plate)上にコン
フルエントとなったヒト血管内皮細胞(HUVEC)に対
し、最終濃度[乾燥固形分](以下同じ)0.1mg/mlとなる
ように被験抽出物を添加した。18時間後にヒトIL-1β
(Genzyme社製)を最終濃度10units/mlとなるように50
μl/well添加し、37℃で4時間培養した。培養液除去
後、新しい培養液で2回洗浄し、あらかじめ常法に従い
蛍光標識したヒト骨髄腫瘍細胞(HL60)1×106 cells/m
lを100μl/well添加し、37℃、CO2インキュベーター
中で反応した。15分後、未接着細胞を除去し、新しい培
養液及び0.1%SDS溶液を各100μl/well添加
し、接着細胞を溶解させた。溶解後の蛍光強度を蛍光プ
レートリーダー(Ex490nm, Em530nm)で測定した。尚、試
料の代わりに精製水を添加したものを対照とし、試料、
IL-1βを入れないブランクを設定し、次式により細胞
接着抑制率を求めた。その結果、表1に示すように抽出
物は細胞接着抑制効果を有することが判明した。また、
表2には3種類の抽出方法(製造例1〜3の方法)を用
いた場合の抽出物の効果を示した。いずれの抽出物を用
いた場合でも、細胞接着抑制効果が認められ、IV型アレ
ルギーを抑制し、アトピー性皮膚炎に有効であると考え
られた。
【0058】
【数1】細胞接着抑制率(%)=〔1−{(試料F値−ブラ
ンクF値)/(対照F値−ブランクF値)}〕×100 〔式中、F値は蛍光強度値を示す。〕
【0059】
【表1】植物エキス(製造例3) 白血球細胞接着抑制率(%) 菊花 38 訶子 88 菱実 88 大根草 52 ウワウルシ 99 ヤロー 29 ローズ 41 クミン 54 クローブ 18
【0060】
【表2】 試験例2 血管内皮細胞上の接着分子発現抑制試験 試験例1(製造例3)で効果の見られた物質について、
細胞接着に関するいずれの接着分子の発現を阻害するも
のかを検討した。
【0061】96ウェル 平底プレート(flatbottom plat
e)上にヒト血管内皮細胞(HUVEC)をコンフルエントに
なるまで37℃、CO2インキュベーターで培養する。培
養液でウェルを洗浄後、最終濃度0.1mg/mlとなるように
被験抽出物をウェルに添加し培養する。18時間後、最終
濃度10units/mlとなるようにヒトIL-1β(Genzyme社
製)を50μl/well添加し、37℃で4時間インキュベー
トすることにより活性化し、接着分子を誘導発現させ
る。活性化後ウェルを洗浄液(0.5% BSA-PBS+)で洗浄す
る。1000倍、2000倍に洗浄液で希釈したビオチ
ン化抗体溶液(E−セレクチン;BBA8、ICAM−
1;BBA9(R&Dシステムズ社製))を50μl添加
し、室温で1時間静置する。洗浄液でウェルを洗浄す
る。2000倍に洗浄液で希釈したパーオキシダーゼ標
識ストレプトアビジン(ベーリンガーマンハイム製)溶
液を50μl添加し、室温で1時間静置する。洗浄液でウ
ェルを洗浄後、酢酸緩衝液(50mM酢酸ナトリウム緩
衝液pH5.2)100μl、基質溶液(4mM o−フェ
ニレンジアミン、0.05%H22/酢酸緩衝液)100μlを
ウェルに添加し、室温で5分酵素反応を行う。停止液
(0.8M硫酸)50μlを添加して反応を止める。マイ
クロプレートリーダーにて測定波長492nm、対照波長630
nmで吸光度を測定する。なお、試料の代わりに精製水を
入れたものを対照とし、試料及びIL-1βを入れないブラ
ンクを設定して,HUVEC上の接着分子の発現抑制量
を次式により求めた。結果を表3に示す。
【0062】
【数2】接着分子発現抑制率(%)=〔1−(試料O.D.値−
フ゛ランクO.D.値)/(対照O.D.値−フ゛ランクO.D.値)〕×100 (式中、O.D.値は吸光光度値を示す)
【0063】
【表3】植物エキス E-セレクチン発現抑制率(%) ICAM-1発現抑制率(%) 菊花 16 22 訶子 0 91 菱実 0 31 大根草 1 0 ウワウルシ 0 53 ヤロー 28 25 ローズ 0 44 クミン 62 24クローブ 5 21 表3の結果から、クミンは主としてE−セレクチンの発
現を阻害することによって、一方、訶子、ウワウルシ、
ローズは主としてICAM−1の発現を阻害することに
よって、細胞接着を抑制するものと考えられた。また、
大根草は、これら以外の要因によって細胞接着を阻害し
ているものと予想された。
【0064】試験例3 白血球−E-セレクチン接着抑制
試験:以下の方法で、E−セレクチンに対して白血球と
拮抗的に作用する物質を検討した。
【0065】・E−セレクチンをコートしたプレートの
作製 96ウェルマイクロプレート(Immulon 4、ダイナテック
製)にヒトリコンビナントE−セレクチン(R&Dシス
テムズ製)800ng/ml PBS+を100μlずつ添加し、4℃で
一晩コートする。ウェルを1%BSA(ウシ血清アルブ
ミン)を含むPBS+溶液250μlで室温1時間ブロッキ
ングし、PBS+で洗浄を行う。
【0066】・蛍光ラベルHL60細胞の調製 常法により培養したHL60(ヒト骨髄腫瘍細胞)2×
107個をBCECF−AM(モレキュラープローブ
製)50μg/培地1.5mlにて細胞を懸濁する。37℃で30
分インキュベートし、細胞を蛍光ラベルする。培養液で
洗浄し、0.1%BSAを含むPBS+で2×106個/mlに調
製する。
【0067】・細胞接着抑制試験 E−セレクチンをコートした平底プレートの各ウェル
に、所定濃度の(最終濃度0.4または2mg/ml 0.1% BSA-P
BS+となるように)試験抽出物50μlを添加し(対照
としては0.1% BSA-PBS+のみ50μlを添加)、室温で
20分静置させて反応する。次に蛍光ラベルしたHL6
0細胞を1×105個(2×106個/mlの前記溶液を
50μl)添加し、室温で10分反応させる。プレート
ウォッシャー機(DIA-Washer(2)、ダイアヤトロン製)
を使用し、洗浄液(0.5%BSA−PBS+)で各ウ
ェルを1.0mlで2回洗浄し、未接着の細胞を除去す
る。洗浄溶液を吸引除去した後、0.1%SDS溶解液
を100μl添加し、室温で20分静置して、E−セレ
クチンに接着した細胞を溶解する。溶解液の蛍光強度を
蛍光プレートリーダー(MTP−100F、コロナ製)
でEx490nm、Em530nmで測定する。ブラン
クとしてE−セレクチンを未コートとしたウェルで対照
溶液について細胞接着抑制試験を行う。細胞接着抑制率
を、次式により求めた。結果を表4、5に示す。
【0068】
【数3】細胞接着抑制率(%)=〔1−{(試料F値−フ゛ランク
F値)/(対照F値−フ゛ランクF値)}〕×100 (式中、F値は蛍光強度値を示す)
【0069】
【表4】 植物エキス 白血球細胞接着抑制率 (50%エタノール抽出、0.4mg/ml) (%) アキノキリンソウ 99 オンジ 98
【0070】
【表5】 植物エキス 白血球細胞接着抑制率 (50%エタノール抽出、2mg/ml) (%) クバク 100 キキョウ 100 ポットマリーゴールド 91 レッドペッパー 83 チモ 68 ホップ 68ニンドウ 68 上記のように、本発明の有効成分は、白血球の細胞接着
を抑制することができ、IV型アレルギーと関係の深いア
トピー性皮膚炎の予防ないし治療効果を有することが明
らかとなった。
【0071】試験例4 IV型アレルギーに対する効果 1)IV型アレルギー皮膚炎の惹起 7%塩化ピクリル・エタノール溶液0.1mlをテルモシリ
ンジを用い、剪毛したBALB/C系雌性マウス(7週
齢、一群5匹)の腹部に塗布し(面積:25×15mm)感作
した。感作後6日目に、7%塩化ピクリル・アセトン溶
液をマイクロピペッターを用い右耳表裏に10μlずつ
塗布し、皮膚炎を惹起した。
【0072】2)被験抽出物の塗布 被験抽出物はエタノールに溶解し、抗原塗布の30分前
及び3時間後にマイクロピペッターを用い25μlずつ
右耳表裏に塗布した。なお、薬物投与後、後肢等が耳に
届かないように首かせをした。
【0073】3)耳浮腫の測定 被験抽出物塗布直前、抗原塗布24及び72時間後に厚
み測定器(thicknessgauge)を用いて左右の耳介の厚さ
を測定した。
【0074】4)腫脹率及び抑制率の計算方法 左耳に対する右耳の腫脹率及び抑制率を次式により求め
た。結果を表6に示す。
【0075】
【数4】腫脹率(%)=〔抗原投与耳(右耳)の厚さ/抗原
非投与耳(左耳)の厚さ〕×100 抑制率(%)=〔(各マウスの腫脹率−100)/コントロー
ル群(被験抽出物塗布なし)の腫脹率−100)〕×100
【0076】
【表6】 投与量 抑制率(%) 被験抽出物 (mg/kg) 1日目 3日目 コントロール − 0 0 菊花 30 33.1 22.0 大根草 30 38.3 22.3 ヤロー 30 21.5 31.3グアバ葉 30 18.3 22.1 表6の結果から、被験抽出物を塗布したマウスの耳介の
腫れは、コントロールに比べて有意に抑制され、被験抽
出物がIV型アレルギーに効果を有することが確認され
た。
【0077】なお、グアバ葉は、アトピー性皮膚炎に対
する有効性が確認されているため、陽性対照物として用
いた(月刊フードケミカル1997−1)。
【0078】本発明の抽出物は、グアバ葉と同等以上の
IV型アレルギー抑制効果を有することが明らかになっ
た。
【0079】試験例5 血管内皮細胞に対する毒性試験
(細胞形態、細胞増殖能):形態的変化に対しては、倒
立型顕微鏡による目視判定とし、細胞増殖能は常法に従
いCell Counting Kit(同仁化学)を用い、ヒト血管内
皮細胞(HUVEC)へのWST-1(テトラゾリウム塩類)の取り
込みを指標とし評価した。ヒト血管内皮細胞はコンフル
エントとなるように、96ウェル 平底プレート(flatbot
tom plate)に培養し、最終濃度0.1mg/mlとなるように
被験物質を添加した。37℃、24時間培養後培養液を除去
し、新しい培養液を添加し100μl/wellとした。さら
に、CellCounting Kit溶液を10μl/well添加し37℃、
CO2インキュベーター内2時間培養し呈色反応した。
反応後、吸光度をマイクロプレートリーダー(測定波長
450nm、参照波長630nm)を用い測定した。尚、試料の代
わりに精製水を入れたものを対照とし、ヒト血管内皮細
胞、試料の入っていないブランクを設定し、次式により
細胞増殖能抑制率を求めた。その結果、表7に示すよう
に、本植物エキスはいずれもヒト血管内皮細胞に対し、
低毒性であった。
【0080】
【数5】細胞増殖能抑制率(%)=〔1−(試料O.D.値−フ゛
ランクO.D.値)/(対照O.D.値−フ゛ランクO.D.値)〕×100 (式中、O.D.値は吸光光度値を示す)
【0081】
【表7】植物エキス 形態変化 細胞増殖能抑制率(%) 菊花 特になし 0 訶子 特になし 19 菱実 特になし 32 大根草 特になし 0 ウワウルシ 特になし 0 ヤロー 特になし 0 ローズ 特になし 32 クミン 特になし 13 クローブ 特になし 41 アキノキリンソウ 特になし 39 オンジ 特になし 48 クバク 特になし − キキョウ 特になし 2 ポットマリーゴールド 特になし 4 レッドペッパー 特になし 3 チモ 特になし 11 ホップ 特になし 0ニンドウ 特になし 17 実施例1 錠剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って錠剤を調
製した。
【0082】 実施例2 顆粒剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って顆粒剤を
調製した。
【0083】 実施例3 散剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って散剤を調
製した。
【0084】 実施例4 細粒剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って細粒剤を
調製した。
【0085】 実施例5 カプセル剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従ってカプセル
剤を調製した。
【0086】 実施例6 注射剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って注射剤を
調製した。
【0087】 実施例7 茶剤(粉末) 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って茶剤を調
製した。
【0088】 実施例8 化粧水 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って化粧水を
調製した。
【0089】 実施例9 浴用剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って浴用剤を
調製した。
【0090】 実施例10 クリーム 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従ってクリーム
を調製した。
【0091】 実施例11 コーンフレーク 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従ってコーンフ
レークを調製した。
【0092】 実施例12 即席麺 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って即席麺
(ノンフライ麺)を調製した。
【0093】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 A61K 35/78 V W ABF ABFH A23L 1/162 A23L 1/162 1/164 1/164 1/30 1/30 B 2/38 2/38 C A61K 7/00 A61K 7/00 K W 7/48 7/48 7/50 7/50 (72)発明者 杉本 守 大阪府大阪市淀川区西中島4丁目1番1号 日清食品株式会社内 (72)発明者 石井 隆幸 埼玉県川越市石原町1丁目24−3 朝日パ リオ川越402

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】菊花、訶子、菱実、大根草、ウワウルシ、
    ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノキリンソ
    ウ、オンジ、クバク、キキョウ、ポットマリーゴール
    ド、レッドペッパー、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物を含むアトピー性皮膚炎の予防ないし治療剤。
  2. 【請求項2】菊花、訶子、菱実、大根草、ウワウルシ、
    ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノキリンソ
    ウ、オンジ、クバク、キキョウ、ポットマリーゴール
    ド、レッドペッパー、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物を含むIV型アレルギーの予防ないし治療剤。
  3. 【請求項3】菊花、訶子、菱実、大根草、ウワウルシ、
    ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノキリンソ
    ウ、オンジ、クバク、キキョウ、ポットマリーゴール
    ド、レッドペッパー、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物及び食品成分を含むアトピー性皮膚炎の予防な
    いし治療作用を有する食品組成物。
  4. 【請求項4】菊花、訶子、菱実、大根草、ウワウルシ、
    ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノキリンソ
    ウ、オンジ、クバク、キキョウ、ポットマリーゴール
    ド、レッドペッパー、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物及び食品成分を含むIV型アレルギーの予防ない
    し治療作用を有する食品組成物。
  5. 【請求項5】菊花、訶子、菱実、大根草、ウワウルシ、
    ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノキリンソ
    ウ、オンジ、クバク、キキョウ、ポットマリーゴール
    ド、レッドペッパー、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物を含むアトピー性皮膚炎の予防ないし治療作用
    を有する化粧料。
  6. 【請求項6】菊花、訶子、菱実、大根草、ウワウルシ、
    ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノキリンソ
    ウ、オンジ、クバク、キキョウ、ポットマリーゴール
    ド、レッドペッパー、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物を含むIV型アレルギーの予防ないし治療作用を
    有する化粧料。
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