JPH11236334A - 細胞接着抑制剤 - Google Patents

細胞接着抑制剤

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JPH11236334A
JPH11236334A JP10332707A JP33270798A JPH11236334A JP H11236334 A JPH11236334 A JP H11236334A JP 10332707 A JP10332707 A JP 10332707A JP 33270798 A JP33270798 A JP 33270798A JP H11236334 A JPH11236334 A JP H11236334A
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JP
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cell adhesion
extract
cells
group
inhibitor
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JP10332707A
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English (en)
Inventor
Kazunori Ito
和徳 伊藤
Fumiko Shoji
富美子 庄子
Shinobu Tabata
忍 田端
Mamoru Sugimoto
守 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Food Products Co Ltd
Original Assignee
Nissin Food Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細胞接着抑制剤および癌転移抑制剤を提供す
る。 【解決手段】本発明は菊花、訶子、菱実、大根草、石榴
実皮、ウワウルシ、ヤロー、ローズ、クミンおよびクロ
ーブから選ばれる1種もしくは2種以上の植物或いはア
キノキリンソウ、オンジ、ギムネマ、コンフリー、クバ
ク、キキョウ、ポットマリーゴールド、レッドペッパ
ー、シチヨウタン、サイコ、チモ、ホップ及びニンドウ
からなる群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物ま
たはその抽出物を有効成分とする細胞接着抑制剤及び癌
転移抑制剤を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物またはその抽
出物を有効成分とする細胞接着抑制剤および癌転移抑制
剤、並びに細胞接着阻害作用または癌転移抑制作用を有
する食品組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細胞接着分子の研究の進展によ
り、炎症反応における接着分子の重要性が次第に明らか
となってきた。生体内の炎症における現象として、白血
球の血管内皮細胞への遊走があるが、これには、血流を
流れる白血球が血管内皮細胞上を緩やかに転がり(ロー
リング)、停止し、やがて堅固に接着し、血管外へ遊走
していく過程が知られている。炎症は上記白血球と血管
内皮細胞間の接着相互作用に起因するものと考えられて
おり、一定の接着分子が接着作用を促進する上で重要な
役割を演じていることも明らかとなってきた。また、白
血球と活性化血管内皮細胞(炎症部位の血管)に接着分
子が存在し、それらの接着分子の相互作用が炎症局所へ
の白血球の浸潤に関する最初の必須段階であることも知
られている(糖鎖ハイブリッド 共立出版 1995年、実
験医学バイオサイエンス 細胞接着分子の世界 羊土社
1995年)。
【0003】具体的に説明すると、白血球と血管内皮細
胞の接着には、(1)セレクチンの関与する白血球のロー
リング、(2)白血球の活性化、(3)LFA−1、Mac−
1などのインテグリンとIgスーパーファミリーのIC
AM−1、ICAM−2、VCAM−1などが関与する
強固な接着、(4)血管壁の通過の4段階の過程をとると
考えられている。従って、これらのいずれかの過程を抑
制することができれば、抗炎症等の効果が得られるもの
と考えられる。
【0004】とりわけ、(1)の段階は、血液中でセレク
チンが白血球と最初に接着して、白血球の流動を減速さ
せ、白血球をローリングさせると共に、炎症部位の位置
情報の伝達や、動員される細胞の特定が行われる過程で
あるので、(1)の接着を抑制できれば、すなわち血管内
皮細胞中の接着分子(E−セレクチン)の接着の抑制も
しくは細胞接着分子(E−セレクチン)の発現を阻害す
れば、白血球のローリングを抑え、また、その後の(2)
〜(4)の段階を抑制することになり、炎症を抑える等の
作用を有する細胞接着抑制剤となる可能性が非常に高い
と考えられる(グリコバイオロジーシリーズ6 グリコ
バイオロジー 講談社 1993年、免疫学ハイライト 接
着分子−免疫反応のコーディネーター 中外医学社 19
95年)。
【0005】一方、癌は治療および診断技術の発達によ
り、治る病気になりつつあるが、癌転移に対する有効な
治療はまだないのが現状である。近年、分子生物学の研
究の進歩により、癌細胞の転移プロセスが明らかにな
り、血行性転移に細胞接着分子を介した細胞間相互作用
が関与していることが明らかとなった(「新臨床医のた
めの分子医学シリーズ 癌転移の分子医学 (羊土社、
1996年))。癌転移には播腫性転移、リンパ節転移、そ
して血行性転移の主な3つのルートがあるが、なかでも
血行性転移は遠隔臓器に転移を引き起こすことから重要
視されている。血行性転移において癌細胞は血流中を通
り遠隔臓器内に定着することによって癌転移が起こる。
この癌細胞の遠隔臓器細胞への接着にはE-セレクチンを
はじめとする細胞接着分子が関与していることが報告さ
れている。すなわち、セレクチンは、血液中を高速で流
れる細胞(癌細胞のリガンド糖鎖)を捕捉して接着する
能力が強く、癌細胞の血管内皮中への接着の初期段階に
関与すると考えられている。従って、セレクチンとリガ
ンド糖鎖との接着を直接的(接着阻害)、間接的(E−
セレクチン発現阻害)に阻害する物質を見い出すことに
よって、有望な癌転移抑制剤が得られるものと考えられ
る(医学の歩み VOL.179 No.2 1996.10.12129-13
4)。
【0006】また、現在、癌の治療には副作用の強い薬
剤が使用されており、癌を短期間のうちに駆遂すること
はできるが患者のQOL(quality of life)を保つことは
できていないのが現状である。このような薬剤とは異な
り癌転移を阻害し、微小転移巣の増殖を完全に抑えて宿
主の癌に対する抵抗力を補完し、患者のQOLを長年にわ
たり保てるような治療剤が望まれている。このような転
移抑制物質は、外科手術や放射線療法の前後に転移を抑
制するための補助療法剤として有用であり、併用療法剤
としての利用が期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、白血球などの炎症関連細胞および癌細胞の血管内皮
細胞への接着というメカニズムを抑制することによって
治療又は予防を行うことにある。具体的には細胞接着の
有効な抑制剤および癌転移抑制剤を、副作用のほとんど
見られない生薬を中心とした植物から見出し、長期間服
用可能な医薬品、医薬部外品及び食品として提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、種
々の植物またはその抽出物等について細胞接着抑制作用
を検討し、下記に示す植物が、意外にも優れた細胞接着
抑制作用を有し、癌転移抑制剤として極めて有用である
ことを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、菊花、訶子、菱実、大
根草、石榴実皮、ウワウルシ、ヤロー、ローズ、クミン
およびクローブから選ばれる一種もしくは2種以上の抽
出物を有効成分とする細胞接着抑制剤及び癌転移抑制剤
を提供するものである。
【0010】さらに、本発明は、アキノキリンソウ、オ
ンジ、ギムネマ、コンフリー、クバク、キキョウ、ポッ
トマリーゴールド、レッドペッパー、シチヨウタン、サ
イコ、チモ、ホップ及びニンドウからなる群から選ばれ
る1種もしくは2種以上の植物またはその抽出物を有効
成分とする細胞接着抑制剤及び癌転移抑制剤を提供する
ものである。
【0011】本発明で用いる植物は、菊花(Chrysanthe
mum spp.)、訶子(Terminalia chebula Retz.)、菱実
(Trapa japonica FLEROV.)、大根草(Geum japonicum
THUNB.)、石榴実皮(Punica granatum L.)、ウワウ
ルシ(Arctostaphylos uva-ursi SPRENGEL )、ヤロー
(Achillea millefolium )、ローズ(Rosa spp.)、ク
ミン(Cuminum cynimum)およびクローブ(Eugenia aro
matica/Syzygium aromaticum)から選ばれるものであ
る。
【0012】さらに、本発明で用いる他の植物は、アキ
ノキリンソウ(Solidago virga-aurea)、オンジ(Polyg
alae radix)、ギムネマ・シルベスタ(Gymnema sylvest
re(Retz.)Schult.)、コンフリー(ヒレハリソウ(Symp
hytum officinale L.)の根茎の粉末)、クバク(ナデ
シコ/セキチク(Dianthus superbus L./D. chinensis
L.))、キキョウ(Platycodon grandiflorum A. D
C.)、ポットマリーゴールド(キンセンカ(Calendula
officinalis L.) レッドペッパー(Capsicum annuum L.)、シチヨウタン
(アマチャヅル(Gynostemma pentaphyllum(Thunb.)Mak
ino))、サイコ(ミシマサイコ(Bupleurum falcatum
L.))、チモ(ハナスゲ(Anemarrhena asphodeloides
Bunge)、特に根茎)、ホップ(セイヨウカラハナソ
ウ)(Humulus lupulus L.)、特に果穂)、ニンドウ
(スイカズラ(Lonicera japonica Thunb.)、特に葉)
からなる群から選ばれるものである。
【0013】菊花はキク科(Compositae)の白菊花、甘
菊花、抗菊花、安菊花等の菊の頭状花を乾燥したもの
で、日本では食用菊として用いられている。
【0014】訶子はシクンシ科(Combretaceae)植物の
ミロバラン(Terminalia chebula Retz.)の成熟果実を
乾燥した生薬の一種である。
【0015】菱実はヒシ科(Trapaceae)植物の菱の果
実を乾燥した生薬の一種で、食用とされている。
【0016】大根草はバラ科(Rosaceae)の植物のダイ
コンソウの全草を刻んで乾燥したものである。
【0017】石榴実皮はザクロ科(Punicaceae)植物の
石榴の果皮を乾燥した生薬の一種である。
【0018】ウワウルシはツツジ科(Ericaceae)のク
マコケモモの葉を乾燥した生薬である。
【0019】ヤローは和名を西洋鋸草と言い、キク科
(Compositae)の植物で、ヨーロッパではお茶として飲
用されている。
【0020】ローズはバラ科(Rosaceae)のバラの花を
乾燥したハーブの一種で、食用にされている。
【0021】クミンはセリ科(Umbelliferae)の植物
で、主に種子を香辛料として用いている。
【0022】クローブはフトモモ科(Myrtaceae)の和
名丁子の蕾を乾燥させたもので、香辛料の一種である。
【0023】アキノキリンソウは、キク科(Compositae)
のアキノキリンソウの全草で、お茶として飲用されてい
る。
【0024】オンジは、ヒメハギ科(Polygalaceae)の
植物で、イトヒメハギの根である。
【0025】ギムネマは、ガガイモ科(Asclepiadaceae)
のギムネマ・シルベスタの葉である。
【0026】コンフリーは、ムラサキ科(Boraginacea
e)の植物で、ヒレハリソウ(Symphytum officinale
L.)の根茎の粉末である。
【0027】クバクは、ナデシコ科(Caryophyllaceae)
のカワラナデシコやセキチクの花期の全草を乾燥したも
のである。
【0028】キキョウは、キキョウ科(Campanulaceae)
のキキョウの根である。
【0029】ポットマリーゴールドは、和名をキンセン
カと言い、キク科(Compositae)の植物で花は食用として
用いられる。
【0030】レッドペッパーは、和名を唐辛子と言い、
ナス科(Solanaceae)の植物の成熟した果実で、主に香辛
料として用いられる。
【0031】シチヨウタンは、ウリ科(Cucurbitaceae)
のアマチャズルの葉である。
【0032】サイコは、セリ科(Umbelliferae)のミシマ
サイコまたはその変種の根である。
【0033】チモは、ユリ科(Liliaceae)のハナスゲの
根茎である。
【0034】ホップは、和名をセイヨウカラハナソウと
言い、クワ科(Moraceae)の植物ホップの花穂及び腺鱗
で、食用とされている。
【0035】ニンドウは、スイカズラ科(Caprifoliacea
e)のスイカズラの葉を乾燥したものである。
【0036】本発明においては斯かる植物の全草又は、
葉、葉柄、花、果実、枝根、種子等が利用できる。これ
はそのまま又は乾燥して用いてもよいし、粉砕し、更に
抽出物として用いてもよい。好ましくは、前記植物の抽
出物が用いられる。
【0037】抽出方法は植物の一部又は全体の粉砕物を
通常3〜100℃で水又は有機溶媒により抽出する方法が挙
げられる。ここで抽出に用いられる有機溶媒は、特に限
定されないが例えば、石油エーテル、シクロヘキサン、
トルエン、ベンゼン等の炭化水素類、四塩化炭素、ジク
ロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、エ
ーテル類、酢酸エチル等のエステル類、アセトン等のケ
トン類、ブタノール、プロパノール、エタノール、メタ
ノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール等のアルコール類、ピリジン等
が挙げられる。抽出溶媒は単独で用いても、2種以上を
混合して用いてもよい。好ましくは、含水エタノール、
含水メタノールなどの含水アルコールが使用できる。更
に好ましい方法としては、天産物の乾燥粉砕物を20倍量
の水、20倍量の50%エタノール、または50倍量のメタノ
ールを用い、室温〜100℃で2〜24時間攪拌抽出する。
【0038】得られた抽出物は、そのまま用いてもよい
が、更に必要により、濃縮、濾過、凍結乾燥等の処理を
したものを用いてもよい。また抽出物や植物体は単独で
も2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0039】かくして得られる上記植物抽出物は、優れ
た白血球ー血管内皮細胞間に代表される細胞接着を抑制
する作用を有する。更に優れた癌転移抑制作用を有す
る。また、細胞毒性が弱く、安全性も高い。従って、上
記植物抽出物を含有する医薬品、医薬部外品及び食品組
成物は、細胞接着抑制に基づき癌転移予防および治療に
有用である。
【0040】上記植物又はその抽出物の医薬品、医薬部
外品及び食品への配合量は、特に限定されていないが、
一般的に乾燥固形分に換算して0.001〜100重量%、特に
0.01〜50重量%とするのが好ましい。また、1日の投与
(及び摂取量)は0.1mg/kg〜1000mg/kgとするのが好ま
しく、1回または複数回に分けて投与される。
【0041】投与は、経口、非経口、外用(軟膏剤、乳
剤、クリーム剤、貼付剤など)等いずれの経路によって
もよい。また、特定保健用食品、JSD食品、特殊栄養食
品、栄養補助食品、健康食品などに食品添加物として配
合することもできる。なおこれらの植物および抽出物の
安全性は高いことが知られている。
【0042】形態としては、細胞接着抑制効果または癌
転移抑制効果を期待するものであれば任意の形態をとる
ことができ、例えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、
坐剤、トローチ剤などの固形(製剤)、シロップ、乳
液、軟ゼラチンカプセル、クリーム、軟膏、流エキス、
懸濁剤、ローション、チンキ、ゲル、ペースト、スプレ
ー、注射などの液状(製剤)、茶剤、沐浴剤、煎剤等が
挙げられる。
【0043】本発明の製剤は、形態に応じて、通常の医
薬品、医薬部外品及び食品等の調製に使用される希釈
剤、賦形剤等を配合することが好ましい。その他の添加
剤としては特に限定されない。
【0044】本発明の食品組成物に含まれる食品成分と
しては、各種食品に、予防効果、抑制効果を期待して本
発明の抽出物を添加、又はその植物体そのものをサラ
ダ、香辛料、ティー等として用いることの可能なものも
ある。添加して用いる食品としては、各種食品に可能で
あるが、例示すれば飲料(ティー、清涼飲料等)、菓子
類(コーンフレーク、クッキー、キャンディー、ゼリー
等)、パン、めん類、練り製品(ソーセージ、カマボコ
等)油脂、調味料(ドレッシング、ソース等)などが可
能である。
【0045】本発明の医薬品、医薬部外品及び食品等は
常法により製造することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明に用いた植物は副作用がなく、優
れた細胞接着抑制効果、癌転移抑制効果を有する。ま
た、それらを医薬品、医薬部外品及び食品として用いた
場合には癌等の予防や治療に効果があり広く用いられ
る。
【0047】
【実施例】次に実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0048】本発明に実施例として、前記天然産物の抽
出物の製造例ならびにその効果を示すための実施例を挙
げるが、これらは本発明をなんら限定するものではな
い。
【0049】製造例1(熱水抽出) 以下の実施例で用いた植物抽出物は、次の方法により得
た。
【0050】乾燥した菊花を粉砕し、この粉砕物2.0gに
20倍量の水を加え、95℃で2時間攪拌抽出した。この抽
出液を遠心分離(10,000rpm、15min)により沈殿を除去
し、上清を凍結乾燥によりこれら抽出物507mg(乾燥固
形分25重量%)を得た。他の植物についても同様の操作
により抽出物を得た。
【0051】製造例2(メタノール抽出) 乾燥した菊花を粉砕し、この粉砕物2.0gに50倍量のメタ
ノールを加え、100℃で2時間ソックスレー抽出法により
抽出した。この抽出液を遠心分離(10,000rpm、15min)
により沈殿を除去し、上清を減圧濃縮後、凍結乾燥によ
りこれら抽出物241mg(乾燥固形分12重量%)を得た。他
の植物についても同様の操作により抽出物を得た。
【0052】製造例3(50%エタノール抽出) 乾燥した菊花を粉砕し、この粉砕物2.0gに20倍量の50%
エタノールを加え、室温で24時間攪拌抽出した。この抽
出液を遠心分離(10,000rpm、15min)により沈殿を除去
し、上清を減圧濃縮後、凍結乾燥によりこれら抽出物46
8mg(乾燥固形分23重量%)を得た。他の植物についても
同様の操作により抽出物を得た。
【0053】試験例1 白血球−血管内皮細胞接着抑制試験:以下の試験方法に
よって血管内皮細胞の接着分子の発現を抑えることで、
細胞接着を抑制する物質を検討した。
【0054】・蛍光ラベルHL60細胞(ヒト骨髄腫瘍
細胞)の調製 HL60細胞2×107個を、BCECF−AM50μ
gを用い、37℃で30分間インキュベートし、螢光ラ
ベルした。新しい培養液で洗浄後、細胞濃度が1×10
6cells/mlになるように培養液にて調製した。
【0055】・細胞接着抑制試験 96ウェル 平底プレート(flatbottom plate)上にコン
フルエントとなったヒト血管内皮細胞(HUVEC)に対
し、最終濃度[乾燥固形分](以下同じ)0.1mg/mlとなる
ように被験抽出物を添加した。18時間後にヒトIL-1β
(Genzyme社製)を最終濃度10units/mlとなるように50
μl/well添加し、37℃で4時間培養した。培養液除去
後、新しい培養液で2回洗浄し、あらかじめ常法に従い
蛍光標識したヒト骨髄腫瘍細胞(HL60)1×106 cells/m
lを100μl/well添加し、37℃、CO2インキュベーター
中で反応した。15分後、未接着細胞を除去し、新しい培
養液及び0.1%SDS溶液を各100μl/well添加
し、接着細胞を溶解させた。溶解後の蛍光強度を蛍光プ
レートリーダー(Ex490nm, Em530nm)で測定した。尚、試
料の代わりに精製水を添加したものを対照とし、試料、
IL-1βを入れないブランクを設定し、次式により細胞
接着抑制率を求めた。その結果、表1に示すように抽出
物は細胞接着抑制効果を有することが判明した。また、
表2には3種類の抽出方法(製造例1〜3の方法)を用
いた場合の抽出物の効果を示した。いずれの抽出物を用
いた場合でも、細胞接着抑制効果が認められた。
【0056】
【数1】細胞接着抑制率(%)=〔1−{(試料F値−ブラ
ンクF値)/(対照F値−ブランクF値)}〕×100〔式
中、F値は蛍光強度値を示す。〕
【0057】
【表1】植物エキス(製造例3) 白血球細胞接着抑制率(%) 菊花 38 訶子 88 菱実 88 大根草 52 石榴実皮 48 ウワウルシ 99 ヤロー 29 ローズ 41 クミン 54 クローブ 18
【0058】
【表2】白血球細胞接着抑制率(%) 菊花 製造例1 27 製造例2 31 製造例3 38 訶子 製造例1 80 製造例2 95製造例3 88 試験例2 血管内皮細胞上の接着分子発現抑制試験 試験例1(製造例3)で効果の見られた物質について、
細胞接着に関するいずれの接着分子の発現を阻害するも
のかを検討した。
【0059】96ウェル 平底プレート(flatbottom plat
e)上にヒト血管内皮細胞(HUVEC)をコンフルエントに
なるまで37℃、CO2インキュベーターで培養する。培
養液でウェルを洗浄後、最終濃度0.1mg/mlとなるように
被験抽出物をウェルに添加し培養する。18時間後、最終
濃度10units/mlとなるようにヒトIL-1β(Genzyme社
製)を50μl/well添加し、37℃で4時間インキュベー
トすることにより活性化し、接着分子を誘導発現させ
る。活性化後ウェルを洗浄液(0.5% BSA-PBS+)で洗浄す
る。1000倍、2000倍に洗浄液で希釈したビオチ
ン化抗体溶液(E−セレクチン;BBA8、ICAM−
1;BBA9(R&Dシステムズ社製))を50μl添加
し、室温で1時間静置する。洗浄液でウェルを洗浄す
る。2000倍に洗浄液で希釈したパーオキシダーゼ標
識ストレプトアビジン(ベーリンガーマンハイム製)溶
液を50μl添加し、室温で1時間静置する。洗浄液でウ
ェルを洗浄後、酢酸緩衝液(50mM酢酸ナトリウム緩
衝液pH5.2)100μl、基質溶液(4mM o−フェ
ニレンジアミン、0.05%H22/酢酸緩衝液)100μlを
ウェルに添加し、室温で5分酵素反応を行う。停止液
(0.8M硫酸)50μlを添加して反応を止める。マイ
クロプレートリーダーにて測定波長492nm、対照波長630
nmで吸光度を測定する。なお、試料の代わりに精製水を
入れたものを対照とし、試料及びIL-1βを入れないブラ
ンクを設定して,HUVEC上の接着分子の発現抑制量
を次式により求めた。結果を表3に示す。
【0060】
【数2】接着分子発現抑制率(%)=〔1−(試料O.D.値−
フ゛ランクO.D.値)/(対照O.D.値−フ゛ランクO.D.値)〕×100(式
中、O.D.値は吸光光度値を示す)
【0061】
【表3】植物エキス E-セレクチン発現抑制率(%) ICAM-1発現抑制率(%) 菊花 16 22 訶子 0 91 菱実 0 31 大根草 1 0 石榴実皮 62 0 ウワウルシ 0 53 ヤロー 28 25 ローズ 0 44 クミン 62 24クローブ 5 21 表3の結果から、石榴実皮、クミンは主としてE−セレ
クチンの発現を阻害することによって、一方、訶子、ウ
ワウルシ、ローズは主としてICAM−1の発現を阻害
することによって、細胞接着を抑制するものと考えられ
た。また、大根草は、これら以外の要因によって細胞接
着を阻害しているものと予想された。
【0062】試験例3 白血球−E-セレクチン接着抑制
試験:以下の方法で、E−セレクチンに対して白血球と
拮抗的に作用する物質を検討した。
【0063】・E−セレクチンをコートしたプレートの
作製 96ウェルマイクロプレート(Immulon 4、ダイナテック
製)にヒトリコンビナントE−セレクチン(R&Dシス
テムズ製)800ng/ml PBS+を100μlずつ添加し、4℃で
一晩コートする。ウェルを1%BSA(ウシ血清アルブ
ミン)を含むPBS+溶液250μlで室温1時間ブロッキ
ングし、PBS+で洗浄を行う。
【0064】・蛍光ラベルHL60細胞の調製 常法により培養したHL60(ヒト骨髄腫瘍細胞)2×
107個をBCECF−AM(モレキュラープローブ
製)50μg/培地1.5mlにて細胞を懸濁する。37℃で30
分インキュベートし、細胞を蛍光ラベルする。培養液で
洗浄し、0.1%BSAを含むPBS+で2×106個/mlに調
製する。
【0065】・細胞接着抑制試験 E−セレクチンをコートした平底プレートの各ウェル
に、所定濃度の(最終濃度0.4または2mg/ml 0.1% BSA-P
BS+となるように)試験抽出物50μlを添加し(対照
としては0.1% BSA-PBS+のみ50μlを添加)、室温で
20分静置させて反応する。次に蛍光ラベルしたHL6
0細胞を1×105個(2×106個/mlの前記溶液を
50μl)添加し、室温で10分反応させる。プレート
ウォッシャー機(DIA-Washer(2)、ダイアヤトロン製)
を使用し、洗浄液(0.5%BSA−PBS+)で各ウ
ェルを1.0mlで2回洗浄し、未接着の細胞を除去す
る。洗浄溶液を吸引除去した後、0.1%SDS溶解液
を100μl添加し、室温で20分静置して、E−セレ
クチンに接着した細胞を溶解する。溶解液の蛍光強度を
蛍光プレートリーダー(MTP−100F、コロナ製)
でEx490nm、Em530nmで測定する。ブラン
クとしてE−セレクチンを未コートとしたウェルで対照
溶液について細胞接着抑制試験を行う。細胞接着抑制率
を、次式により求めた。結果を表4、5に示す。
【0066】
【数3】細胞接着抑制率(%)=〔1−{(試料F値−フ゛ランク
F値)/(対照F値−フ゛ランクF値)}〕×100(式中、F値は
蛍光強度値を示す)
【0067】
【表4】 植物エキス 白血球細胞接着抑制率 (50%エタノール抽出、0.4mg/ml) (%) アキノキリンソウ 99 オンジ 98
【0068】
【表5】 植物エキス 白血球細胞接着抑制率 (50%エタノール抽出、2mg/ml) (%) ギムネマ 100 クバク 100 キキョウ 100 ポットマリーゴールド 91 コンフリー 85 レッドペッパー 83 シチョウタン 81 サイコ 78 チモ 68 ホップ 68ニンドウ 68 上記のように、本発明の有効成分は、白血球の細胞接着
を抑制することができた。
【0069】試験例4 血管内皮細胞に対する毒性試験
(細胞形態、細胞増殖能):形態的変化に対しては、倒
立型顕微鏡による目視判定とし、細胞増殖能は常法に従
いCell Counting Kit(同仁化学)を用い、ヒト血管内
皮細胞(HUVEC)へのWST-1(テトラゾリウム塩類)の取り
込みを指標とし評価した。ヒト血管内皮細胞はコンフル
エントとなるように、96ウェル 平底プレート(flatbot
tom plate)に培養し、最終濃度0.1mg/mlとなるように
被験物質を添加した。37℃、24時間培養後培養液を除去
し、新しい培養液を添加し100μl/wellとした。さら
に、CellCounting Kit溶液を10μl/well添加し37℃、
CO2インキュベーター内2時間培養し呈色反応した。
反応後、吸光度をマイクロプレートリーダー(測定波長
450nm、参照波長630nm)を用い測定した。尚、試料の代
わりに精製水を入れたものを対照とし、ヒト血管内皮細
胞、試料の入っていないブランクを設定し、次式により
細胞増殖能抑制率を求めた。その結果、表6に示すよう
に、本植物エキスはいずれもヒト血管内皮細胞に対し、
低毒性であった。
【0070】
【数4】細胞増殖能抑制率(%)=〔1−(試料O.D.値−フ゛
ランクO.D.値)/(対照O.D.値−フ゛ランクO.D.値)〕×100(式
中、O.D.値は吸光光度値を示す)
【0071】
【表6】植物エキス 形態変化 細胞増殖能抑制率(%) 菊花 特になし 0 訶子 特になし 19 菱実 特になし 32 大根草 特になし 0 石榴実皮 特になし 24 ウワウルシ 特になし 0 ヤロー 特になし 0 ローズ 特になし 32 クミン 特になし 13 クローブ 特になし 41 アキノキリンソウ 特になし 39 オンジ 特になし 48 ギムネマ 特になし 29 コンフリー 特になし 0 クバク 特になし − キキョウ 特になし 2 ポットマリーゴールド 特になし 4 レッドペッパー 特になし 3 シチョウタン 特になし 30 サイコ 特になし 24 チモ 特になし 11 ホップ 特になし 0ニンドウ 特になし 17 実施例1 錠剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って錠剤を調
製した。
【0072】 実施例2 顆粒剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って顆粒剤を
調製した。
【0073】 実施例3 散剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って散剤を調
製した。
【0074】 実施例4 細粒剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って細粒剤を
調製した。
【0075】 実施例5 カプセル剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従ってカプセル
剤を調製した。
【0076】 実施例6 注射剤 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って注射剤を
調製した。
【0077】 実施例7 茶剤(粉末) 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って茶剤を調
製した。
【0078】 実施例8 コーンフレーク 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従ってコーンフ
レークを調製した。
【0079】 実施例9 即席麺 下記の配合量で各成分を使用し、常法に従って即席麺
(ノンフライ麺)を調製した。
【0080】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 A61K 35/78 S T V W A23L 1/16 A23L 1/16 A 1/30 1/30 B A61K 31/00 635 A61K 31/00 635B 643 643D (72)発明者 杉本 守 大阪府大阪市淀川区西中島4丁目1番1号 日清食品株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】菊花、訶子、菱実、大根草、石榴実皮、ウ
    ワウルシ、ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノ
    キリンソウ、オンジ、ギムネマ、コンフリー、クバク、
    キキョウ、ポットマリーゴールド、レッドペッパー、シ
    チヨウタン、サイコ、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物を有効成分とする細胞接着抑制剤。
  2. 【請求項2】菊花、訶子、菱実、大根草、石榴実皮、ウ
    ワウルシ、ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノ
    キリンソウ、オンジ、ギムネマ、コンフリー、クバク、
    キキョウ、ポットマリーゴールド、レッドペッパー、シ
    チヨウタン、サイコ、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物を有効成分とする癌転移抑制剤。
  3. 【請求項3】菊花、訶子、菱実、大根草、石榴実皮、ウ
    ワウルシ、ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノ
    キリンソウ、オンジ、ギムネマ、コンフリー、クバク、
    キキョウ、ポットマリーゴールド、レッドペッパー、シ
    チヨウタン、サイコ、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物及び食品成分を含む細胞接着抑制作用を有する
    食品組成物。
  4. 【請求項4】菊花、訶子、菱実、大根草、石榴実皮、ウ
    ワウルシ、ヤロー、ローズ、クミン、クローブ、アキノ
    キリンソウ、オンジ、ギムネマ、コンフリー、クバク、
    キキョウ、ポットマリーゴールド、レッドペッパー、シ
    チヨウタン、サイコ、チモ、ホップ及びニンドウからな
    る群から選ばれる1種もしくは2種以上の植物またはそ
    の抽出物及び食品成分を含む癌転移抑制作用を有する食
    品組成物。
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