JP2007063207A - アディポネクチン産生促進剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、優れたアディポネクチン産生促進作用を有する有効成分を見出し、アディポネクチン産生促進剤として提供することを目的とする。
【解決手段】 シイタケ,タモギタケ,アンズタケ,鹿角霊芝より選ばれる1種又は2種以上の抽出物をアディポネクチン産生促進剤として用いる。また、シイタケ,タモギタケ,アンズタケ,鹿角霊芝より選ばれる1種又は2種以上の抽出物をアディポネクチン産生促進剤として配合することにより、優れたアディポネクチン産生促進作用を有する皮膚外用剤や食品を提供することができる。
【選択図】 なし
【解決手段】 シイタケ,タモギタケ,アンズタケ,鹿角霊芝より選ばれる1種又は2種以上の抽出物をアディポネクチン産生促進剤として用いる。また、シイタケ,タモギタケ,アンズタケ,鹿角霊芝より選ばれる1種又は2種以上の抽出物をアディポネクチン産生促進剤として配合することにより、優れたアディポネクチン産生促進作用を有する皮膚外用剤や食品を提供することができる。
【選択図】 なし
Description
本発明は、アディポネクチン産生促進剤、並びに該アディポネクチン産生促進剤を含有する皮膚外用剤及び食品に関する。さらに詳しくは、シイタケ(Lentinus edodes),タモギタケ(Pleurotus cornucopiae),アンズタケ(Cantharellus tubaeformis),鹿角霊芝(Ganoderma lucidum)より選ばれる1種又は2種以上の抽出物を含有するアディポネクチン産生促進剤、並びに該アディポネクチン産生促進剤を含有する皮膚外用剤及び食品に関する。
過剰な食物の摂取、運動不足、ストレスなどが原因で生じる肥満や高脂血症を始めとする様々な疾患は、現代社会において大きな問題となっており、このような肥満や疾患を予防・改善するために、様々な方法が従来から検討されている。例えば、食事制限や運動による方法、食物繊維の摂取、脂肪分解促進剤の利用などが挙げられるが、未だ十分な改善方法は見つかっていない。
このため、近年ではアディポネクチンに着目した研究がなされ、アディポネクチン遺伝子を欠損させた非ヒト動物が顕著なインスリン抵抗性を示し、顕著な動脈内膜肥厚を呈し、肥満、糖尿病及び動脈硬化症のモデル動物として有用であること(特許文献1参照)、アディポネクチン又はそれらの遺伝子を有効成分とするAMPK活性化剤がAMPKを活性化し、それによりグルコース代謝とインスリン感受性を直接的に調節すること(特許文献2参照)、アディポネクチン、アディポネクチン断片又はアディポネクチン様作用を有する物質がPPARY機能亢進作用、COX1非選択的なCOX−2機能抑制作用、並びにMMP1,8及び10機能抑制作用を併せ持つこと(特許文献3参照)が報告されている。
上記の通りアディポネクチンは、肥満症や糖尿病等に有効であることが知られているが、アディポネクチン自体は生体内に存在するタンパク質であり、これを日常的に摂取した場合の詳細な生理活性や副作用については未だ不明な点も多く、日常的に摂取できる状況にはない。本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、優れたアディポネクチン産生促進作用を有する有効成分を見出し、アディポネクチン産生促進剤、痩身用皮膚外用剤、及びダイエット食品として提供することにある。
本発明者らは、肥満細胞におけるアディポネクチンの産生を促進し、日常的に摂取可能な成分を見出すために種々の成分について、アディポネクチン産生促進作用について検討を行った。その結果、シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝より選ばれる1種又は2種以上の抽出物が優れたアディポネクチン産生促進作用を発揮することを見出し、さらに検討を重ね、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝より選ばれる1種又は2種以上の抽出物を有効成分とするアディポネクチン産生促進剤を提供するものである。
上記のアディポネクチン産生促進剤は、皮膚外用剤や食品に配合することができ、そのアディポネクチン産生促進作用により、痩身用皮膚外用剤やダイエット食品として利用することも可能である。
本発明によれば、優れた効果を有するアディポネクチン産生促進剤を提供することができる。また、これらを皮膚外用剤に配合することにより、優れた効果を発揮する痩身用皮膚外用剤やダイエット食品等の組成物を提供することができる。
本発明の原料としては、シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝を用いることができる。シイタケ(Lentinus edodes)は、ヒラタケ科マツオウジ属の菌類であり、クヌギやシイ、ナラ、クリなどの枯れ木に発生する。タモギタケ(Pleurotus cornucopiae)は、ヒラタケ科ヒラタケ属の菌類であり、ニレやヤチダモなどの倒木や切り株に発生する。アンズタケ(Cantharellus tubaeformis)は、アンズタケ科アンズタケ属の菌類であり、松などに発生する。鹿角霊芝(Ganoderma lucidum)は、マンネンタケ科マンネンタケ属の菌類であり、広葉樹などの枯木に発生する。
本願発明の抽出物には、上記のシイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝をそのまま粉砕したものも含まれるが、使用性を考慮すると溶媒等を用いて抽出した抽出物を用いるのが望ましい。抽出の際は、生のまま用いてもよいが、抽出効率を考えると、細切、乾燥、粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬する方法や超臨界流体等を用いた抽出方法など一般的な方法で行うことができる。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのがよい。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、1時間〜14日間程度とするのがよい。
抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸ブチル,酢酸エチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。さらに、水や二酸化炭素,エチレン,プロピレン,エタノール,メタノール,アンモニアなどの1種又は2種以上の超臨界流体や亜臨界流体を用いてもよい。
シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の上記溶媒による抽出物は、そのままでも使用することができるが、濃縮,乾固した物を水や極性溶媒に再度溶解したり、或いはこれらの生理作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィー等による分画処理を行った後に用いてもよい。上記抽出物やその処理物及び分画物は、各処理及び分画後に凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。
上記抽出物は、優れたアディポネクチン産生促進作用を有し、アディポネクチン産生促進剤として利用することができる。アディポネクチン産生促進剤により予防・改善が可能となる疾患としては、糖尿病,高脂血症,動脈硬化,脂肪肝などが挙げられ、本発明に係るアディポネクチン産生促進剤は、肥満の予防・改善だけでなく、このような疾患の予防・改善にも効果を期待することができる。
また、上記抽出物を皮膚外用剤や食品に配合することにより、腹部,太腿,顔などの部分的な肥満の防止や改善に優れた効果を発揮する痩身用皮膚外用剤や痩身用食品(ダイエット食品)を得ることもできる。
シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の抽出物を皮膚外用剤や食品に配合する際の配合量は、皮膚外用剤や食品の種類や使用目的等によって調整することができる。
シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の抽出物を配合する皮膚外用剤の剤型は任意であり、例えば、ローションなどの可溶化系、クリームや乳液などの乳化系,カラミンローション等の分散系として提供することができる。さらに、噴射剤と共に充填したエアゾール,リップスティック,ファンデーションなどの種々の剤型で提供することもできる。
なお、上記抽出物を配合する皮膚外用剤には、これらの抽出物の他に必要に応じて、通常医薬品,医薬部外品,皮膚化粧料,毛髪用化粧料及び洗浄料に配合される、油性成分,保湿剤,粉体,色素,乳化剤,可溶化剤,洗浄剤,紫外線吸収剤,増粘剤,薬剤,香料,樹脂,防菌防黴剤,アルコール類等を適宜配合することができる。また、本発明の効果を損なわない範囲において、他のアディポネクチン産生促進剤との併用も可能である。
また、シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の抽出物を配合する食品の剤型は任意であるが、粉末剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤などの種々の剤型で提供することもでき、必要に応じて、医薬品・医薬部外品・食品などに配合される、油性成分,保湿剤,粉体,乳化剤,可溶化剤,増粘剤,薬剤,香料,防菌防黴剤,アルコール類,砂糖,練乳,小麦粉,食塩,ブドウ糖,鶏卵,バター,マーガリン,水飴,カルシウム,鉄分,調味料,香辛料、ビタミンA及びそれらの誘導体、カロテノイド類、リボフラビン及びその誘導体、ビタミンB類及びそれらの塩若しくは誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、コバラミン類、ビタミンE及びそれらの誘導体、ビタミンK、アデノシン及びその誘導体、フラボノイド類及びタンニン類を配合することもできる。さらに、本発明の効果を損なわない範囲において、他のアディポネクチン産生促進剤との併用も可能である。
以下に、シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の抽出物の製造例、各作用を評価するための試験、皮膚外用剤や食品としての処方例、使用試験について詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれによってなんら限定されるものではない。
[製造例1]
乾燥粉砕物1kgに50重量%エタノール水溶液を10リットル加え、室温で7日間浸漬した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、エタノール抽出物を得た。
乾燥粉砕物1kgに50重量%エタノール水溶液を10リットル加え、室温で7日間浸漬した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、エタノール抽出物を得た。
[製造例2]
乾燥粉砕物1kgに水を9リットル加え、90℃にて6時間還流して抽出した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、熱水抽出物を得た。
乾燥粉砕物1kgに水を9リットル加え、90℃にて6時間還流して抽出した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、熱水抽出物を得た。
[製造例3]
乾燥粉砕物1kgにメタノールを9リットル加え、室温で7日間浸漬した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、メタノール抽出物を得た。
乾燥粉砕物1kgにメタノールを9リットル加え、室温で7日間浸漬した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、メタノール抽出物を得た。
[製造例4]
超臨界抽出装置に試料を投入し、40℃において15MPaの気圧下で二酸化炭素の超臨界流体を用いて抽出した。抽出物を回収し、超臨界抽出物を得た。
超臨界抽出装置に試料を投入し、40℃において15MPaの気圧下で二酸化炭素の超臨界流体を用いて抽出した。抽出物を回収し、超臨界抽出物を得た。
次に、シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の抽出物のアディポネクチン産生促進作用の評価について示す。試料には、表1に示す各抽出物を用いた。
評価は、以下の手順で行った。正常ヒト前駆脂肪細胞を使用し、1.0×104個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地にはヒト前駆脂肪細胞基礎培地を用いた。24時間後に分化誘導添加剤と各濃度の試料を加えた増殖培地に交換し、さらに1週間培養した。その後、培養上清中に産生されたアディポネクチン量をELISA法により定量した。各試料の評価結果を、ブランク(試料未添加)のアディポネクチン量を100とした場合の相対値にて表2に示す。なお、表中の*及び**は、t検定における有意確率P値に対し、有意確率5%未満(P<0.05)を*で、有意確率1%未満(P<0.01)を**で表したものである。
表2より明らかなように、シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の抽出物を添加した培地では、有意なアディポネクチン産生促進作用が認められた。このことから、シイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の抽出物は、優れたアディポネクチン産生促進作用を有することが明らかとなった。
続いて、本発明に係るシイタケ、タモギタケ、アンズタケ、鹿角霊芝の抽出物を配合した皮膚外用剤と食品の処方例を示す。
[処方例1]乳液
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 53.85
(11)アルギニン(1重量%水溶液) 20.0
(12)シイタケ抽出物[製造例1] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに上記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、冷却を開始し、(11)と(12)を順次加え、均一に混合する。
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 53.85
(11)アルギニン(1重量%水溶液) 20.0
(12)シイタケ抽出物[製造例1] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに上記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、冷却を開始し、(11)と(12)を順次加え、均一に混合する。
[処方例2]化粧水
(1)エタノール 15.0(重量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 78.38
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)タモギタケ抽出物[製造例2] 5.0
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。溶解後、(4)〜(8)を順次添加した後、十分に攪拌し、(9)を加え、均一に混合する。
(1)エタノール 15.0(重量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 78.38
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)タモギタケ抽出物[製造例2] 5.0
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。溶解後、(4)〜(8)を順次添加した後、十分に攪拌し、(9)を加え、均一に混合する。
[処方例3]クリーム
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20重量%水溶液) 15.0
(10)精製水 36.7
(11)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 15.0
(12)タモギタケ抽出物[製造例1] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに上記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、(11)を加え、冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20重量%水溶液) 15.0
(10)精製水 36.7
(11)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 15.0
(12)タモギタケ抽出物[製造例1] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに上記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、(11)を加え、冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[処方例4]美容液
(1)精製水 27.45(重量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N-ラウロイル-L-グルタミン酸
ジ(フィトステリル−2−オクチルドデシル) 2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)ミツロウ 1.0
(13)ホホバ油 1.0
(14)1,3−ブチレングリコール 10.0
(15)L−アルギニン(10重量%水溶液) 2.0
(16)アンズタケ抽出物[製造例1] 5.0
製法:(1)〜(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(14)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、50℃にて(15)を加える。さらに40℃まで冷却し、(16)を加え、均一に混合する。
(1)精製水 27.45(重量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N-ラウロイル-L-グルタミン酸
ジ(フィトステリル−2−オクチルドデシル) 2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)ミツロウ 1.0
(13)ホホバ油 1.0
(14)1,3−ブチレングリコール 10.0
(15)L−アルギニン(10重量%水溶液) 2.0
(16)アンズタケ抽出物[製造例1] 5.0
製法:(1)〜(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(14)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、50℃にて(15)を加える。さらに40℃まで冷却し、(16)を加え、均一に混合する。
[処方例5]水性ジェル
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(重量%)
(2)精製水 86.7
(3)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液) 0.5
(4)エタノール 10.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)香料 0.1
(7)鹿角霊芝抽出物[製造例1] 2.0
(8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.1
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後,(4)に予め溶解した(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)〜(8)を加え、均一に攪拌混合する。
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(重量%)
(2)精製水 86.7
(3)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液) 0.5
(4)エタノール 10.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)香料 0.1
(7)鹿角霊芝抽出物[製造例1] 2.0
(8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.1
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後,(4)に予め溶解した(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)〜(8)を加え、均一に攪拌混合する。
[処方例6]洗顔フォーム
(1)ステアリン酸 16.0(重量%)
(2)ミリスチン酸 16.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)グリセリン 20.0
(5)水酸化ナトリウム 7.5
(6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
(7)精製水 32.5
(8)鹿角霊芝抽出物[製造例2] 5.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(5)〜(7)の水相成分を80℃にて加熱溶解し、油相成分と均一に混合撹拌する。冷却を開始し、40℃にて(8)を加え、均一に混合する。
(1)ステアリン酸 16.0(重量%)
(2)ミリスチン酸 16.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)グリセリン 20.0
(5)水酸化ナトリウム 7.5
(6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
(7)精製水 32.5
(8)鹿角霊芝抽出物[製造例2] 5.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(5)〜(7)の水相成分を80℃にて加熱溶解し、油相成分と均一に混合撹拌する。冷却を開始し、40℃にて(8)を加え、均一に混合する。
[処方例7]メイクアップベースクリーム
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)セタノール 2.0
(3)グリセリントリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.5
(4)親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(5)プロピレングリコール 11.0
(6)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(7)精製水 65.6
(8)酸化チタン 1.0
(9)ベンガラ 0.1
(10)黄酸化鉄 0.4
(11)香料 0.1
(12)タモギタケ抽出物[製造例2] 5.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(8)〜(10)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水相成分に上記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)セタノール 2.0
(3)グリセリントリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.5
(4)親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(5)プロピレングリコール 11.0
(6)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(7)精製水 65.6
(8)酸化チタン 1.0
(9)ベンガラ 0.1
(10)黄酸化鉄 0.4
(11)香料 0.1
(12)タモギタケ抽出物[製造例2] 5.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(8)〜(10)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水相成分に上記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
[処方例8]乳液状ファンデーション
(1)メチルポリシロキサン 2.0(重量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 0.7
(7)1,3−ブチレングリコール 8.0
(8)キサンタンガム 0.1
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 53.4
(11)酸化チタン 9.0
(12)タルク 7.4
(13)ベンガラ 0.5
(14)黄酸化鉄 1.1
(15)黒酸化鉄 0.1
(16)香料 0.1
(17)アンズタケ抽出物[製造例2] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(11)〜(15)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散する。油相成分を加え、乳化を行う。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(16)と(17)の成分を順次加え、均一に混合する。
(1)メチルポリシロキサン 2.0(重量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 0.7
(7)1,3−ブチレングリコール 8.0
(8)キサンタンガム 0.1
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 53.4
(11)酸化チタン 9.0
(12)タルク 7.4
(13)ベンガラ 0.5
(14)黄酸化鉄 1.1
(15)黒酸化鉄 0.1
(16)香料 0.1
(17)アンズタケ抽出物[製造例2] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(11)〜(15)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散する。油相成分を加え、乳化を行う。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(16)と(17)の成分を順次加え、均一に混合する。
[処方例9]油中水型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 30.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンオレイン酸エステル 5.0
(5)塩化ナトリウム 1.3
(6)塩化カリウム 0.1
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)1,3−ブチレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)シイタケ抽出物[製造例1] 5.0
(11)精製水 43.4
(12)香料 0.1
製法:(5)と(6)を(11)の一部に溶解して50℃とし、50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に加える。これを混合した後、70℃にて加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに(7)〜(10)を(11)の残部に70℃にて加熱溶解したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
(1)流動パラフィン 30.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンオレイン酸エステル 5.0
(5)塩化ナトリウム 1.3
(6)塩化カリウム 0.1
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)1,3−ブチレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)シイタケ抽出物[製造例1] 5.0
(11)精製水 43.4
(12)香料 0.1
製法:(5)と(6)を(11)の一部に溶解して50℃とし、50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に加える。これを混合した後、70℃にて加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに(7)〜(10)を(11)の残部に70℃にて加熱溶解したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[処方例10]パック
(1)精製水 58.9(重量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.0
(3)エタノール 17.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1000) 2.0
(6)アンズタケ抽出物[製造例2] 5.0
(7)香料 0.1
製法:(2)と(3)を混合し、80℃に加温した後、80℃に加温した(1)に溶解する。均一に溶解した後、(4)と(5)を加え、攪拌しながら冷却を開始する。40℃まで冷却し、(6)と(7)を加え、均一に混合する。
(1)精製水 58.9(重量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.0
(3)エタノール 17.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1000) 2.0
(6)アンズタケ抽出物[製造例2] 5.0
(7)香料 0.1
製法:(2)と(3)を混合し、80℃に加温した後、80℃に加温した(1)に溶解する。均一に溶解した後、(4)と(5)を加え、攪拌しながら冷却を開始する。40℃まで冷却し、(6)と(7)を加え、均一に混合する。
[処方例11]入浴剤
(1)香料 0.3(重量%)
(2)鹿角霊芝抽出物[製造例2] 6.0
(3)炭酸水素ナトリウム 45.0
(4)硫酸ナトリウム 48.7
製法:(1)〜(4)を均一に混合する。
(1)香料 0.3(重量%)
(2)鹿角霊芝抽出物[製造例2] 6.0
(3)炭酸水素ナトリウム 45.0
(4)硫酸ナトリウム 48.7
製法:(1)〜(4)を均一に混合する。
[処方例12]内服液
(1)タモギタケ抽出物[製造例1] 10.0(重量%)
(2)クエン酸 0.1
(3)ステビア 0.01
(4)精製水 89.89
製法:(1)〜(5)を均一に混合する。
(1)タモギタケ抽出物[製造例1] 10.0(重量%)
(2)クエン酸 0.1
(3)ステビア 0.01
(4)精製水 89.89
製法:(1)〜(5)を均一に混合する。
[処方例13]錠剤
(1)鹿角霊芝抽出物[製造例1] 0.15(重量部)
(2)還元麦芽糖水飴 0.68
(3)トウモロコシデンプン 0.15
(4)グリセリン脂肪酸エステル 0.02
製法:(1)〜(3)を篩過して混合し、さらに(4)を添加して混合した。打錠機にて打錠を行い、全量300mgの錠剤を得た。
(1)鹿角霊芝抽出物[製造例1] 0.15(重量部)
(2)還元麦芽糖水飴 0.68
(3)トウモロコシデンプン 0.15
(4)グリセリン脂肪酸エステル 0.02
製法:(1)〜(3)を篩過して混合し、さらに(4)を添加して混合した。打錠機にて打錠を行い、全量300mgの錠剤を得た。
本発明のアディポネクチン産生促進剤は、脂肪細胞におけるアディポネクチンの産生を促進することにより、糖尿病,高脂血症,動脈硬化,脂肪肝などの疾患の予防・改善にも効果を期待することができる。また、アディポネクチン産生促進剤を皮膚外用剤や食品に配合することにより、腹部,太腿,顔などの部分的な肥満の防止や改善に優れた効果を発揮する痩身用皮膚外用剤や痩身用食品を提供することもできる。
Claims (3)
- シイタケ,タモギタケ,アンズタケ,鹿角霊芝より選ばれる1種又は2種以上の抽出物を含有するアディポネクチン産生促進剤。
- 請求項1に記載のアディポネクチン産生促進剤を含有する皮膚外用剤。
- 請求項1に記載のアディポネクチン産生促進剤を含有する食品。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005253107A JP2007063207A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | アディポネクチン産生促進剤 |
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JP2005253107A JP2007063207A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | アディポネクチン産生促進剤 |
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- 2005-09-01 JP JP2005253107A patent/JP2007063207A/ja active Pending
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