JPWO2019159588A1 - アンチポリューション剤及び皮膚外用組成物 - Google Patents

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Abstract

微粒子状大気汚染物質による皮膚炎症の予防又は抑制の効果に優れたアンチポリューション剤及びアンチポリューション用皮膚外用組成物を提供する。植物由来ポリアミン含有抽出物が、大気汚染物質による皮膚炎症を予防又は抑制する、アンチポリューション剤。

Description

本発明は、大気汚染物質、特に微粒子状大気汚染物質による皮膚の損傷を緩和するアンチポリューション剤および該アンチポリューション剤を含有する皮膚外用組成物に関する。
皮膚は最外層にある最大の組織であり、紫外線、微生物、ウィルスや大気汚染物質といった外的刺激に曝されている。紫外線については、皮膚にダメージを与えることで肌老化の原因となることが古くから研究されている。一方で、近年では微粒子状大気汚染物質の皮膚への付着が老化に関わる可能性について報告される例が増えている(非特許文献1)。さらに、タバコに含まれるベンゾピレンが表皮細胞内に存在するAryl hydrocarbon receptorを活性化させ、薬物代謝酵素であるCytochrome P450(CYP1)の誘導を促すとともに活性酸素が産生され、インターロイキン8の産生を誘導し、炎症反応を誘発することが報告されている(非特許文献2)。
これら外的刺激から皮膚を保護するためには、微粒子状大気汚染物質等のダメージの原因となり得る物質を皮膚に付着・浸透させないこと及び/又は付着した刺激原因物質が皮膚内部に与える影響を緩和すること等が考えられる。
上述のように皮膚を保護するための方策として、従来は皮膚に皮膜を形成させ、微粒子状大気汚染物質を皮膚に付着させないあるいは付着しても容易に洗い流せるといった剤の提案があるものの、皮膚を皮膜で被覆するために使用感触が悪く、かつ全ての刺激原因物質に対して有効であるか否かは不明であった。
微粒子状大気汚染物質は、皮膚に付着・浸透することにより細胞に酸化ストレスを与え、炎症反応や細胞の代謝、遺伝子損傷等を引き起こすことが研究されているが、細胞損傷のメカニズムは酸化、炎症、細胞の代謝や遺伝子発現の異常など極めて多様であり、いまだ未知な部分が多く、そのためか、市場ではアンチポリューション効果を有する素材はあまり多くないのが現状である。
例えば、グミ科ヒッポファエ属の抽出物が粒子状大気汚染物質等の大気エアロゾル粒子に起因するPGE2の上昇を抑制することで、大気エアロゾル粒子に起因する皮膚炎症を抑制する作用を見出している(特許文献1)。また、皮膚内部に浸透した汚染物質が表皮細胞で皮膚炎症を惹起するメカニズムに注目し、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体による細胞傷害緩和作用、CYP1過剰誘導作用、COX2過剰誘導作用、IL8過剰誘導作用の抑制といった有用性を見出している(特許文献2)。
以上のような状況に加えて、製剤の多様化、処方配合上の選択肢の拡大といった観点や、メカニズムの異なる微粒子状大気汚染物質に対するアンチポリューション剤を用いた相乗効果といった観点、より安全で高い有効性を有するアンチポリューション剤といった観点から、新規のアンチポリューション剤の開発が求められていることは言うまでもない。
ポリアミンは、第1級アミノ基を2つ以上もつ脂肪族炭化水素の総称で生体内に普遍的に存在する天然物であり、20種類以上のポリアミンが見出されている。代表的なポリアミンとしてはプトレシン、スペルミジン、スペルミン等がある。ポリアミンの主な生理作用としては(1)核酸との相互作用による核酸の安定化と構造変化(2)種々の核酸合成系への促進作用(3)タンパク質合成系の活性化(4)細胞膜の安定化や物質の膜透過性の強化(5)活性酸素の消去(6)細胞増殖の促進が知られているが、微粒子状大気汚染物質による皮膚炎症を予防又は抑制する効果は今までには確認されていなかった。
特開2016−216366号公報 特開2016−88929号公報
J Eur Acad Dermatol Venereol. 2015 Dec;29(12):2326-32 J Dermatol Sci. 2011 Apr;62(1):42-9
本発明は、微粒子状大気汚染物質による皮膚炎症等の予防又は抑制の効果に優れたアンチポリューション剤及び該アンチポリューション剤を用いた皮膚外用組成物を提供する。
本発明者らは、植物由来ポリアミン含有抽出物が、大気汚染物質による皮膚炎症等を緩和する、アンチポリューション効果を有することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の概要は以下の通りである。
項1.植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分として含有するアンチポリューション剤。
項2.植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上の材料由来の抽出物である項1に記載のアンチポリューション剤。
項3.植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆胚芽由来の抽出物である項1または2に記載のアンチポリューション剤。
項4.ポリアミンとして、プトレシン、スペルミジン及びスペルミンからなる群から選ばれた少なくとも1種以上の化合物を含有する項1〜3のいずれかに記載のアンチポリューション剤。
項5.インターロイキン−1α(IL1α)、インターロイキン−8(IL8)及びシトクロムP450(CYP1)からなる群から選ばれる少なくとも1つの遺伝子の発現を抑制する作用を有する項1〜4のいずれかに記載のアンチポリューション剤。
項6.項1〜5のいずれかに記載のアンチポリューション剤を含有する皮膚外用組成物。
本発明の植物由来ポリアミン含有抽出物を使用することにより、微粒子状大気汚染物質による皮膚炎症の予防又は抑制を期待でき、また、該効果を目的とした皮膚外用剤を提供できる。
実施例1において、ケラチノサイトに事前にダイズ抽出物処理を行い、5時間後に都市大気粉塵(環境標準物質)/CRM No.28)で処理し、2時間後のIL1αの発現量を結果を示す図である。 実施例1において、ケラチノサイトに事前にダイズ抽出物処理を行い、5時間後に都市大気粉塵(環境標準物質)/CRM No.28)で処理し、2時間後のIL8の発現量を結果を示す図である。 実施例1において、ケラチノサイトに事前にダイズ抽出物処理を行い、5時間後に都市大気粉塵(環境標準物質)/CRM No.28)で処理し、2時間後のCYP1の発現量を結果を示す図である。
本発明において大気汚染物質とは、大気中に存在する有害物質または有害物質群を指す。具体的には、大気汚染防止法により規制対象となっている、ばい煙、粉じん、自動車排出ガス、特定物質、有害大気汚染物質及び揮発性有機化合物(VOC)などが挙げられる(独立行政法人環境再生保全機構ホームページ;https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/taisaku/01_01.html)が、これらに限定されない。より具体的には、PM10やPM2.5といった複数種の有害物質からなる浮遊粒子状物質などが挙げられ、本発明のアンチポリューション剤および該アンチポリューション剤を含んだ皮膚外用組成物は、特に、PM2.5による皮膚炎症を予防又は抑制することができる。本発明においてアンチポリューションとは、大気汚染物質によって引き起こされる皮膚の炎症反応を予防又は抑制する効果をいう。具体的には、IL1α、IL8またはCYP1の遺伝子発現を抑制する効果を奏することを判断基準とすることもできるが、特にこれらに限定されない。
本発明において「植物抽出物」とは、植物及び/又は植物加工物から得られる物である。
本発明において「植物由来ポリアミン含有抽出物」とは、植物及び/又は植物加工物から得られる(天然)ポリアミンを含む植物抽出物、植物及び/又は植物加工物から得られる3種類の(天然)プトレシン、スペルミジン、スペルミンを含む植物抽出物、植物及び/又は植物加工物から得られる3種類の(天然)プトレシン、スペルミジン、スペルミンを同時に含む植物抽出物である。本発明においては、「植物由来ポリアミン含有抽出物」を「ポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物」と称することもある。植物由来ポリアミン含有抽出物に含有されるポリアミン濃度は、M(モル/リットル)では、通常は0.00001〜100mM、好ましくは0.00005〜75mM、より好ましくは0.0001〜50mMである。また、重量%では、通常は0.0001〜100%、好ましくは0.001〜75%、より好ましくは0.01〜50%である。
植物由来ポリアミン含有抽出物は、プトレシン、スペルミジン、スペルミンのポリアミン以外の天然有効成分を同時に含有することから、化学合成されたプトレシン、スペルミジン、スペルミンを個々に含有する組成物よりもアンチポリューション効果に優れることが推察される。天然有効成分としては、例えば、単糖、オリゴ糖等の糖類、ペプチド、蛋白質等が挙げられる。加えて植物由来ポリアミン含有抽出物は水溶液であるため、個々のポリアミン化合物に比べて製造条件がマイルドであり、安全性の面でも高いメリットが期待される。
本発明においてポリアミンとは、第1級アミノ基を2つ以上もつ脂肪族炭化水素の総称で生体内に普遍的に存在する天然物であり、20種類以上のポリアミンが見出だされている。例えば、1,3−ジアミノプロパン、プトレシン、カダベリン、カルジン、スペルミジン、ホモスペルミジン、アミノプロピルカダベリン、テルミン、スペルミン、テルモスペルミン、カナバルミン、アミノペンチルノルスペルミジン、N,N−ビス(アミノプロピル)カダベリン、ホモスペルミン、カルドペンタミン、ホモカルドペンタミン、カルドヘキサミン、ホモカルドヘキサミンなどが挙げられる。代表的なポリアミンとしてはプトレシン、スペルミジン、スペルミン等が挙げられる。
本発明で言うところの「プトレシン」は代表的なポリアミンの一つで生物体内に普遍的に存在する一般的な天然物であり、第一級アミノ基を2つもつ脂肪族炭化水素化合物である。「スペルミジン」は代表的なポリアミンの一つで生物体内に普遍的に存在する一般的な天然物であり、第一級アミノ基を3つもつ脂肪族炭化水素化合物である。「スペルミン」は代表的なポリアミンの一つで生物体内に普遍的に存在する一般的な天然物であり、第一級アミノ基を4つもつ脂肪族炭化水素化合物である。
ポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物を得る植物としては、特に限定されるものではないが、例えば双子葉植物、単子葉植物、草本性植物、木本性植物、ウリ科植物、ナス科植物、イネ科植物、アブラナ科植物、マメ科植物、アオイ科植物、キク科植物、アカザ科植物、マメ科の植物、該植物抽出物、該植物エキスなどが挙げられる。例えば、サツマイモ、トマト、キュウリ、カボチャ、メロン、スイカ、タバコ、シロイヌナズナ、ピーマン、ナス、マメ、サトイモ、ホウレンソウ、ニンジン、イチゴ、ジャガイモ、イネ、トウモロコシ、アルファルファ、コムギ、オオムギ、ダイズ、ナタネ、ソルガム、ユーカリ、ポプラ、ケナフ、杜仲、サトウキビ、シュガービート、キャッサバ、サゴヤシ、アカザ、ユリ、ラン、カーネーション、バラ、キク、ペチュニア、トレニア、キンギョソウ、シクラメン、カスミソウ、ゼラニウム、ヒマワリ、シバ、ワタ、エノキダケ、ホンシメジ、マツタケ、シイタケ、キノコ類、チョウセンニンジン、アガリクス、ウコン、オタネニンジン、柑橘類、緑茶、紅茶、ウーロン茶、バナナ、キウイ、納豆、豆乳、ダイズエキス、コムギエキス、胚芽エキス、胚エキス、果汁、オカラ、コメ胚芽、コムギ胚芽、オオムギ胚芽、ダイズ胚芽、トウモロコシ胚芽、マイロ胚芽、ヒマワリ胚芽などが挙げられる。
好ましくは、単子葉植物や双子葉植物がよく、さらに好ましくはイネ科植物やマメ科植物がよく、特に好ましい植物又はその加工品として、トウモロコシ、キノコ類、ダイズ、コムギ、納豆、豆乳、オカラ、コムギ胚芽、ダイズ胚芽、トウモロコシ胚芽、ダイズエキス、コムギエキス、胚芽エキス、胚エキスが挙げられる。さらに好ましくは、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳、オカラが挙げられる。
ポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物を得る植物組織としては、特に限定はされない。好ましくは、種子形態、生育過程にあるものである。生育過程にある植物は全体、あるいは部分的な組織から得ることができる。得ることができる部位としては、特に限定されないが全樹、花、蕾、子房、果実、葉、子葉、茎、芽、根、種子、乾燥種子、胚、胚芽、根などである。好ましくは、果実、葉、茎、芽、種子、乾燥種子、胚芽、胚であり、特に好ましくは、種子、乾燥種子、胚芽、胚などである。
ポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物を得る植物としては植物加工物であってもよい。その加工方法は、植物を水、有機溶媒、水と有機溶媒の混合物などを用いて、低温、室温、加温条件下での含浸法、蒸留法、圧搾法、超音波法、超臨界流体法、亜臨界流体法などで抽出物を回収する。さらに植物や植物から回収した抽出物を発酵させるなどの加工処理した加工物なども含まれる。例えば植物エキス、豆乳、オカラ、小麦粉、発酵エキス、納豆などが挙げられる。
ポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物を得る方法としては、植物及び/又は植物加工物に、酸性条件下になるように酸溶液を添加することにある。酸性条件下とは、pHが6以下の条件をいう。抽出時に、pHを酸性条件下にすることにより、植物組織から効率的かつ安定的なポリアミン組成物回収の効果が得られる。この効果は、pHが6以下であれば一様に得られるが、好ましくはpHが4以下であり、特に好ましくはpHが2以下などである。下限については、使用する酸溶液の原液のpHで構わないので、特に制限されないが、好ましくは、pH0〜2である。
酸性条件下(酸水溶液)で植物抽出物を得ることで、エタノールやメタノールのような有機溶媒で回収した植物抽出物に比べてポリアミン量の回収率が高く、特に水に溶けにくい化合型ポリアミンは酸性条件によって水に可溶化でき、有機溶媒では抽出効率が低い遊離型ポリアミンの含量も向上する。ポリアミンは酸性条件下では優れた安定性を示し、植物抽出物中に含まれるポリアミンやその他の有効成分の安定性が向上する。さらに酸性条件下(酸水溶液)で植物抽出物を得ることで、ポリアミン以外の天然有効成分が同時に回収される。例えば、天然有効成分としては単糖、オリゴ糖等の糖類、ペプチド、蛋白質等が挙げられる。ポリアミンとポリアミン以外の天然有効成分を同時に含むことでアンチポリューション効果がより増強される。加えて回収した植物抽出物は水溶液であるため有機溶媒に比べて安全性の面でも高いメリットが期待される。
酸性条件下になるように添加する酸溶液としては、塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸などの有機酸および酸性水が挙げられるが、0.01N〜6Nの塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、リン酸、トリクロロ酢酸、スルホサリチル酸、ギ酸、クエン酸、乳酸や0.1〜10%の過塩素酸などの無機酸や有機酸などである。
植物及び/又は植物加工物に、酸性条件下になるように酸溶液を添加又は酸性条件下になるように酸溶液を添加した後にポリフェノール吸着剤を添加した後に破砕、粉砕、混合をおこなうことでポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物の回収量を高めることができる。特に植物組織の場合は細胞壁を有することから細胞壁に損傷を与えることが望ましい。植物加工物や植物エキスの場合には、細胞壁を含まないことから特に細胞壁に損傷を与えるような破砕や粉砕を行う必要はない。破砕や粉砕を行う方法としては、例えば、ミキサー、ブレンダー、ホモジナイザー、乳鉢、超音波破砕機などを利用することができる。
植物及び/又は植物加工物に含まれていたポリアミンを酸溶液中(液体画分)に十分に抽出した後に遠心分離や濾過分離によって液体画分を残査や沈殿と分離する。回収された液体画分にはポリアミンが多く含まれており、「ポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物」を得ることができる。
ポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物はそのままアンチポリューション剤として利用しても良いが、皮膚外用剤として配合して利用することが好ましい。ポリアミンを配合する濃度は、吸収程度、作用程度、製品形態、使用頻度などによって決められ、特に限定されるのもではないが、通常は0.00001〜100mM、好ましくは0.00005〜75mM、より好ましくは0.0001〜50mMである。
本発明のアンチポリューション剤およびアンチポリューション用皮膚外用組成物は、植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分として含有する。本発明において、アンチポリューションとは、大気汚染物質による皮膚の損傷を緩和する効果を指す。より詳細には、例えば、大気汚染物質が皮膚に付着、浸透することにより生じる細胞の炎症などを予防又は抑制することで皮膚の損傷を緩和することができる。
本発明のアンチポリューション効果の作用機序は、本発明の有効成分である植物由来ポリアミン含有抽出物が、皮膚の表皮細胞の内外において作用し、大気汚染物質が付着や侵入することにより発現する細胞の炎症作用を緩和しているものと推察される。
より具体的には、本発明におけるアンチポリューション効果は、微粒子状大気汚染物質によって誘導される細胞内の炎症性メディエーターであるIL1α、IL8の遺伝子発現を抑制することに起因すると考えられる。さらには、これら炎症性メディエーターの発現誘導に関与する薬物代謝酵素CYP1の遺伝子発現を抑制することに起因すると考えられる。
本発明のアンチポリューション剤および皮膚外用組成物は、有効成分である植物由来ポリアミン含有抽出物以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の原料を含んでいてもよい。そのような原料の例としては水、賦形剤、抗酸化剤、防腐剤、湿潤剤、粘稠剤、緩衝剤、吸着剤、溶剤、乳化剤、安定化剤、界面活性剤、滑沢剤、水溶性高分子、甘味料、矯味剤、酸味料、アルコール類等が挙げられる。また、本発明のアンチポリューション剤および皮膚外用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の有効成分を含んでいてもよい。有効成分の具体例として、例えば、抗酸化成分、老化防止成分、抗炎症成分、美白成分、細胞賦活化成分、ビタミン類、血行促進成分、保湿成分、DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分、抗糖化成分、ペプチド又はその誘導体、アミノ酸又はその誘導体、ヒドロキノン配糖体及びそのエステル類などが挙げられる。
本発明のアンチポリューション剤は、植物由来ポリアミン含有抽出物の必須成分に加え必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品類、医薬部外品類、飲食品類、医薬品類などに使用される成分や添加剤を併用して配合することができる。
例えば、油脂類としては、アボガド油、アルモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油,ミンク油、卵黄油、カカオ脂、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、硬化油、硬化ヒマシ油などが挙げられる。
ロウ類としては、ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウなどが挙げられる。
鉱物油としては、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス、ポリエチレン末、スクワレン、スクワラン、プリスタンなどが挙げられる。
脂肪酸類としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソペンタン酸などの合成脂肪酸が挙げられる。
アルコール類としては、エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロールなどの天然アルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール、酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、バチルアルコール、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトール、ブドウ糖、ショ糖などの多価アルコール類などが挙げられる。
エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコールなどが挙げられる。
金属セッケンとしては、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛などが挙げられる。
ガム質及び水溶性高分子化合物としては、アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシアルキルキチン、キトサン、ヒドロキシアルキルキチン、低分子キトサン、キトサン塩、硫酸化キチン、リン酸化キチン、アルギン酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、コンドロイチン硫酸、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミンなどが挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤(カルボン酸塩,スルホン酸塩,硫酸エステル塩,リン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アミン塩,四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤(カルボン酸型両性界面活性剤,硫酸エステル型両性界面活性剤,スルホン酸型両性界面活性剤,リン酸エステル型両性界面活性剤)、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤,エーテルエステル型非イオン界面活性剤,エステル型非イオン界面活性剤,ブロックポリマー型非イオン界面活性剤,含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤,タンパク質加水分解物の誘導体,高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を含む界面活性剤,フッ化炭素系界面活性剤などが挙げられる。
ビタミン類としては、ビタミンA群ではレチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群では、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群では、アスコルビン酸及びその誘導体、ビタミンD群では、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群では、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群では、フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)などが挙げられる。
アミノ酸としては、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンなどや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、あるいはピロリドンカルボン酸の如きアミノ酸誘導体などが挙げられる。
美白剤としては、アスコルビン酸又はその誘導体、イオウ、胎盤加水分解物、エラグ酸又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、グルコサミン又はその誘導体、アルブチン又はその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸又はその誘導体、グルタチオン、アルニカエキス、オウゴンエキス、ソウハクヒエキス、サイコエキス、ボウフウエキス、マンネンタケ菌糸体培養物又はその抽出物、シナノキエキス、モモ葉エキス、エイジツエキス、クジンエキス、ジユエキス、トウキエキス、ヨクイニンエキス、カキ葉エキス、ダイオウエキス、ボタンピエキス、ハマメリスエキス、マロニエエキス、オトギリソウエキス、油溶性カンゾウエキスなどが挙げられる。
保湿剤としては、ヒアルロン酸、ポリグルタミン酸、セリン、グリシン、スレオニン、アラニン、コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒドロネクチン、フィブロネクチン、ケラチン、エラスチン、ローヤルゼリー、コンドロイチン硫酸ヘパリン、グリセロリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴリン脂質、スフィンゴ糖脂質、リノール酸又はそのエステル類、エイコサペンタエン酸又はそのエステル類、ペクチン、ビフィズス菌発酵物、乳酸発酵物、酵母抽出物、レイシ菌糸体培養物又はその抽出物、小麦胚芽油、アボガド油、米胚芽油、ホホバ油、ダイズリン脂質、γ−オリザノール、ビロウドアオイエキス、ヨクイニンエキス、ジオウエキス、タイソウエキス、カイソウエキス、キダチアロエエキス、ゴボウエキス、マンネンロウエキス、アルニカエキス、小麦フスマなどが挙げられる。
育毛剤としては、ペンタデカン酸グリセリド、コレウスエキス、ゲンチアナエキス、マツカサエキス、ローヤルゼリーエキス、クマザサエキス、t−フラバノン、6−ベンジルアミノプリン、センブリエキス、塩化カルプロニウム、ミノキシジル、フィナステリド、アデノシン、ニコチン酸アミド、桑の根エキス、ジオウエキス、5−アミノレブリン酸などが挙げられる。
動物或いは植物、生薬の抽出物やエキスとしては、アセンヤク(阿仙薬)、アシタバ、アセロラ、アルテア、アルニカ、アボカド、アマチャ(甘茶)、アロエ、アロエベラ、イラクサ、イチョウ(銀杏葉,銀杏)、ウイキョウ(茴香)、ウコン(鬱金)、ウスバサイシン(細辛)、ウメ(烏梅)、ウラジロガシ、ウワウルシ、ノイバラ(営実)、ヒキオコシ(延命草)、オウギ(黄耆)、コガネバナ(オウゴン)、ヤマザクラ(桜皮)、キハダ(黄柏)、オウレン(黄連)、オタネニンジン(人参)、オトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ、オランダガラシ、オレンジ、イトヒメハギ(遠志)、ウツボグサ(夏枯草)、ツルドクダミ(何首烏)、エンジュ(槐花)、ヨモギ(ガイ葉)、ガジュツ(莪朮)、クズ(葛根)、カノコソウ(吉草根)、カミツレ、キカラスウリ(瓜呂根)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンゾウ(甘草)、フキタンポポ(款冬花,款冬葉)、キイチゴ、キウイ果実、キキョウ(桔梗)、キク(菊花)、キササゲ(梓実)、ミカン属植物果実(枳実)、タチバナ(橘皮)、キュウリ、ウドまたはシシウド(羌活,独活)、アンズ(杏仁)、クコ(地骨皮,枸杞子,枸杞葉)、クララ(苦参)、クスノキ、クマザサ、グレープフルーツ果実、ニッケイ(桂皮)、ケイガイ(ケイガイ)、エビスグサ(決明子)、マルバアサガオ又はアサガオ(ケン牛子)、ベニバナ(紅花)、ゴバイシ(五倍子)、コンフリー、コパイバ、クチナシ(山梔子)、ゲンチアナ、ホオノキ(厚朴)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴボウ、チョウセンゴミシ(五味子)、米、米ぬか、コムギ、ミシマサイコ(柴胡)、サフラン、サボンソウ、サンザシ(山ザ子)、サンショウ(山椒)、サルビア、サンシチニンジン(三七人参)、シイタケ(椎茸)、ジオウ(地黄)、シクンシ(使君子)、ムラサキ(紫根)、シソ(紫蘇葉,紫蘇子)、カキ(柿蒂)、シャクヤク(芍薬)、オオバコ(車前子,車前草)、ショウガ(生姜)、ショウブ(菖蒲)、トウネズミモチ(女貞子)、シモツケソウ、シラカバ、スイカズラ(金銀花,忍冬)、セイヨウキヅタ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウニワトコ、アズキ(赤小豆)、ニワトコ(接骨木)、ゼニアオイ、センキュウ(川キュウ)、センブリ(当薬)、クワ(桑白皮,桑葉)、ナツメ(大棗)、ダイズ、タラノキ、チクセツニンジン(竹節人参)、ハナスゲ(知母)、ワレモコウ(地楡)、ドクダミ(十薬)、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、トウガラシ、ホオズキ(登呂根)、タチジャコウソウ、リョクチャ(緑茶)、コウチャ(紅茶)、チョウジ(丁子)、ウンシュウミカン(陳皮)、ツバキ、ツボクサ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ、ダイダイ(橙皮)、ワレモコウ(地楡)、トウモロコシ(南蛮毛)、トチュウ(杜仲,杜仲葉)、トマト、ナンテン(南天実)、ニンニク(大サン)、オオムギ(麦芽)、ハクセン(白蘚皮)、ジャノヒゲ(麦門冬)、パセリ、バタタ、ハッカ(薄荷)、ハマメリス、バラ、ビワ葉(枇杷葉)、マツホド(茯リョウ)、ブドウまたはその葉、ヘチマ、ボダイジュ、ボタン(牡丹皮)、ホップ、マイカイ(マイ瑰花)、松葉、マロニエ、マンネンロウ、ムクロジ、メリッサ、メリロート、ボケ(木瓜)、モヤシ、モモ(桃仁,桃葉)、ヒオウギ(射干)、ビンロウジュ(檳ロウ子)、メハジキ(益母草)、ヤグルマギク、ユキノシタ(虎耳草)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤシャブシ(矢車)、ハトムギ(ヨクイニン)、モウコヨモギ、ヤマヨモギ、ラベンダー、リンゴ果実、マンネンタケ(霊芝)、レモン果実、レンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ハシリドコロ(ロート根)、鶏トサカ、牛・人の胎盤抽出物、豚・牛の胃、十二指腸、或いは腸の抽出物若しくはその分解物、水溶性コラーゲン、水溶性コラーゲン誘導体、コラーゲン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、水溶性エラスチン誘導体、シルク蛋白、シルク蛋白分解物、牛血球蛋白分解物などが挙げられる。
微生物培養代謝物としては、酵母エキス、亜鉛含有酵母エキス、ゲルマニウム含有酵母エキス、セレン含有酵母エキス、マグネシウム含有酵母エキス、米醗酵エキス、ユーグレナ抽出物、脱脂粉乳の乳酸発酵物などが挙げられる。
α−ヒドロキシ酸としては、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などが挙げられる。
無機顔料としては、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミンなどが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、p−アミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリンなどが挙げられる。
収斂剤としては、乳酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、p−フェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レソルシン、塩化第二鉄、タンニン酸などが挙げられる。
抗酸化剤としては、アスコルビン酸及びその塩、ステアリン酸エステル、トコフェロール及びそのエステル誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポールなどが挙げられる。
抗炎症剤としては、イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d又はdl−カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその塩などが挙げられる。
殺菌・消毒薬としては、アクリノール、イオウ、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン、クレゾール、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物などが挙げられる。
頭髪用剤としては、二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸などが挙げられる。
香料としては、ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリスなどの天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、檜精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油などの植物性香料、その他合成香料などが挙げられる。
色素・着色剤としては、赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチンなどが挙げられる。
甘味料としては、砂糖、甘茶、果糖、アラビノース、ガラクトース、キシロース、マンノース、麦芽糖、蜂蜜、ブドウ糖、ミラクリン、モネリンなどが挙げられる。
栄養強化剤としては、貝殻焼成カルシウム、シアノコラバミン、酵母、小麦胚芽、大豆胚芽、卵黄粉末、ヘミセルロース、ヘム鉄などが挙げられる。
その他、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが挙げられる。
本発明のアンチポリューション剤の剤型は任意であり、アンプル状、カプセル状、粉末状、顆粒状、丸剤、錠剤状、固形状、液状、ゲル状、気泡状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状、ムース状などの医薬部外品類、皮膚・頭髪用化粧品類及び浴用剤化、飲食品類、医薬品類に配合して用いることができる。
具体的な化粧品類、医薬部外品類としては、例えば内用・外用薬用製剤、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、ヘアクリーム、ポマード、ヘアスプレー、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデーション、白粉、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、眉墨、まつ毛などのメークアップ化粧料、美爪料などの仕上げ用化粧料、香水類、浴用剤、その他、歯磨き類、口中清涼剤・含嗽剤、液臭・防臭防止剤、衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュなどが挙げられる。
飲食品類としては、例えば清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料、アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓、そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類、飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、パン等の菓子類、カニ、サケ、アサリ、マグロ、イワシ、エビ、カツオ、サバ、クジラ、カキ、サンマ、イカ、アカガイ、ホタテ、アワビ、ウニ、イクラ、トコブシ等の水産物、かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品、粉乳、加工乳、発酵乳等の乳製品、サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品、ソース、たれ等の調味料、カレー、シチュー、親子丼、お粥、雑炊、中華丼、かつ丼、天丼、うな丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、牛丼、ミートソース、玉子スープ、オムライス、餃子、シューマイ、ハンバーグ、ミートボール等のレトルトパウチ食品、種々の形態の健康・栄養補助食品、保健機能食品、錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチなどが挙げられる。
本発明のアンチポリューション剤および該アンチポリューション剤を含む皮膚外用組成物はヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が期待できる限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
本発明の皮膚外用組成物の態様は、特に限定されないが、例えば、洗顔料、洗浄料、化粧水(例えば、美白化粧水)、クリーム(例えば、バニシングクリーム、コールドクリーム)、乳液、ゲル、美容液、パック(例えば、ゼリー状ピールオフタイプ、ペースト状拭き取りタイプ、粉末状洗い流しタイプ)、フェイスマスク、クレンジング、ファンデーション、口紅、リップクリーム、リップグロス、リップライナー、頬紅、化粧下地、シェービングローション、サンスクリーン、アフターサンローション、デオドラントローション、ボディローション(ハンドケアローション、フットケアローションを含む)、ボディオイルなどが挙げられる。特に、アンチポリューションの観点から、日中のリーブオンタイプとして用いられる皮膚外用組成物が好ましく、化粧水、クリーム、乳液、ゲル、美容液、ファンデーション、化粧下地、サンスクリーン、ボディローション、ボディオイルなどが挙げられる。
以下、本発明を実施例に基づき、より詳細に説明する。なお、本発明は実施例に特に限定されるものではない。
(実施例1)ダイズ胚芽からのポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物の調製
1kgのダイズ胚芽(フォーユー製)に希釈内部標準液(1,7−diaminoheptane、内部標準量=10μmol)、5Lの1N塩酸溶液を加えて室温下で1時間放置した。その後、ポリフェノール吸着剤であるポリクラールVT(ISP製)を80g添加し、ホモジナイザーでダイズ胚芽を十分に破砕後、室温下で1時間放置して酸性条件下で抽出した。破砕物を2℃、22,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和して本液を植物抽出物(ダイズ胚芽抽出物)とした。植物抽出物(ダイズ胚芽抽出物)は電気透析装置(アシライザー, アストム製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮した。この粉末を30%ブチレングリコール溶液に5.0%となるように溶解し、ダイズ抽出として物種々の評価に用いた。
(実施例2)標的遺伝子に対する発現抑制作用の評価
前記ダイズ抽出物を被験試料として用い、下記試験方法により標的遺伝子に対する発現抑制作用を評価した。本実施例における標的遺伝子とは、IL1α遺伝子、IL8遺伝子及びCYP1遺伝子を意味する。
Collagen Coating Solution (東洋紡株式会社製)でコラーゲンコートしたT75フラスコに対して、ヒト正常新生児表皮角化細胞(NHEK)を播種し、正常ヒト表皮角化細胞増殖用培地(HuMedia−KG2)を添加して、37℃, 10%COにて培養した。適宜培地交換を行い、80%以上コンフルエントになるまで培養を8日間継続した。培地を除去してPBSでリンスした後、トリプシン処理を行って細胞を回収した。96ウェルプレートに1×10cells/wellとなるように細胞を播種し、37℃, 10%COにて1日培養した。
培地を除去し、被験試料を所定濃度含有した培地に交換し、37℃, 10%COにて5時間インキュベートした。被験試料の他に、抗炎症剤として知られるデキサメタゾンをDMSOに溶解し、陽性対照として用いた(終濃度1μM)。PM2.5抽出物(200mg/ml)を終濃度0.2mg/mlとなるように添加し、さらに2時間インキュベートした。PM2.5抽出物は、都市大気粉塵(NIES CRM No.28)200mgに対してDMSO 1mLを添加し、撹拌・遠心分離に供し、上清を採取することで調製した。培養後は細胞を回収し、SuperPrep(登録商標) Cell Lysis & RT Kit for qPCR(東洋紡株式会社製)を用いて、細胞からcDNA調製を行った。
得られたcDNAを基に、THUNDERBIRD SYBR(登録商標) qPCR Mix (東洋紡株式会社製)を用いて、qRT−PCRにてmRNA遺伝子の増幅を行った。反応液組成は添付文書に従った。ただし、反応液量は20μl/wellとし、cDNA量は3μlとした。反応サイクル条件は95℃、1分→(95℃、15秒→60℃、45秒)×40→95℃、15秒→60℃、1分→95℃、15秒で実施した。プライマーは配列番号1〜8に示される塩基配列からなるオリゴヌクレオチドを使用した。遺伝子増幅には7500 Fast Real−Time PCR System(Applied Biosystems)を使用した。グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)遺伝子を内部標準として使用し、標的遺伝子の発現量を標準化した。標準化したそれぞれの標的遺伝子の発現量を、PM2.5を添加しなかった点以外は前記と同様にして確認した遺伝子の発現量(Untreated control)で除算し、相対値を算出した。
得られた結果を図1〜3に示す。図1〜3から分かるように、NHEKにおいて、ダイズ抽出物を添加していない陰性対照においては、微粒子状大気汚染物質によってIL1α遺伝子、IL8遺伝子及びCYP1遺伝子の発現量がUntreated controlに比べて亢進されているのに対し、植物由来ポリアミン含有抽出物を添加することによって、IL1α遺伝子、IL8遺伝子及びCYP1遺伝子の発現量の低下が認められた。本結果から、本発明の植物由来ポリアミン含有抽出物は、表皮細胞においてPM2.5に惹起されるIL1α遺伝子、IL8遺伝子及びCYP1遺伝子の発現亢進を抑制し、炎症反応を抑制することが明らかとなった。
(実施例3)皮膚外用組成物の調製
以下に、本発明における皮膚外用剤としての処方例を示す。
(1)化粧水
下記組成に従い、化粧水を常法により製造した。
・精製水・・・89.80g
・グリセリン・・・3.00g
・フェノキシエタノール・・・0.20g
・ブチレングリコール・・・5.00g
・ペンチレングリコール・・・1.00g
・ダイズ抽出物・・・1.00g
(2)ジェル
下記組成に従い、ジェルを常法により製造した。
・精製水・・・88.50g
・カルボマー・・・0.30g
・キサンタンガム・・・0.10g
・アルギニン・・・0.40g
・グリセリン・・・5.00g
・フェノキシエタノール・・・0.20g
・ブチレングリコール・・・5.00g
・ダイズ抽出物・・・0.50g
(3)クリーム
下記組成に従い、クリームを常法により製造した。
・精製水・・・58.50g
・ブチレングリコール・・・10.00g
・グリセリン・・・5.00g
・フェノキシエタノール・・・0.20g
・エチルヘキシルグリセリン・・・0.20g
・スクワラン・・・10.00g
・オリーブ油・・・10.00g
・ベヘニルアルコール・・・2.50g
・ペンタステアリン酸ポリグリセリル−10・・・1.90g
・ステアロイル乳酸Na・・・0.60g
・パルミチン酸セチル・・・1.00g
・ダイズ抽出物・・・0.10g
これらの製剤は、いずれも表皮細胞のPM2.5によって発現亢進されるIL1α遺伝子、IL8遺伝子及びCYP1遺伝子の発現を抑制する効果が期待され、アンチポリューション剤として有効である。該アンチポリューション剤は、特に皮膚外用剤の成分として有効である。

Claims (6)

  1. 植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分として含有するアンチポリューション剤。
  2. 植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上の材料由来の抽出物である請求項1に記載のアンチポリューション剤。
  3. 植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆胚芽由来の抽出物である請求項1または2に記載のアンチポリューション剤。
  4. ポリアミンとして、プトレシン、スペルミジン及びスペルミンからなる群から選ばれた少なくとも1種以上の化合物を含有する請求項1〜3のいずれかに記載のアンチポリューション剤。
  5. インターロイキン−1α(IL1α)、インターロイキン−8(IL8)及びシトクロムP450(CYP1)からなる群から選ばれる少なくとも1つの遺伝子の発現を抑制する作用を有する請求項1〜4のいずれかに記載のアンチポリューション剤。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のアンチポリューション剤を含有する皮膚外用組成物。

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