JP2003158920A - バナジウム含有キノコ類およびそれを利用した機能性食品ならびにそれらの製造方法 - Google Patents

バナジウム含有キノコ類およびそれを利用した機能性食品ならびにそれらの製造方法

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JP2003158920A
JP2003158920A JP2001361944A JP2001361944A JP2003158920A JP 2003158920 A JP2003158920 A JP 2003158920A JP 2001361944 A JP2001361944 A JP 2001361944A JP 2001361944 A JP2001361944 A JP 2001361944A JP 2003158920 A JP2003158920 A JP 2003158920A
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Hideo Someya
秀男 染谷
Masazumi Kamata
正純 鎌田
Katsumi Imada
勝美 今田
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Marine Bio Co Ltd Japan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バナジウム含有キノコ及びその有用素材、機
能性食品類を提供する。 【解決手段】 バナジウムおよび/またはコーラルサン
ド成分を含有する培地を用いてキノコ菌糸体を培養す
る、または、その子実体を栽培する。殊に、ヒラタケ、
ヤマブシタケ、タモギダケなどを使用し、得られたバナ
ジウム含有キノコを乾燥粉砕などしてバナジウム含有機
能性食品を得る。また、これらのバナジウム含有機能性
食品または成分濃縮・抽出のバナジウム含有機能性食品
に他の機能性化合物を混合または包括させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バナジウム含有菌
糸体、キノコ類およびそれを利用した機能性食品ならび
にそれらの製造方法、殊にバナジウム含有ヒラタケ、タ
モギタケ、ヤマブシタケおよびその有用素材利用に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決すべき課題】ヒラタケを
含むキノコ類は、肥満や糖尿病などの生活習慣病を防止
または改善する物質(または成分)が含まれており、今
日抗糖尿病食品やダイエット食品を始め、様々な商品が
提案されている。また、一般に、キノコ類にはそれ自身
でその有効成分による、抗肥満、便秘改善、高血圧・糖
尿病と疲労体質の改善、コレステロ−ル値降下作用、慢
性疲労症候群の改善、生活習慣病の改善、免疫力を強化
することによる腫瘍抑制作用など広く人体に有効である
ことが知られてきている。
【0003】このように、今日キノコ一般がそのままの
食用、機能性食品用、薬理的利用など幅広く利用され、
重宝されている。このため、より嵩高のキノコ類、より
短時間の育成が好まれ、その有用素材を高機能化するな
ど、更なる利用やその高機能化のためのより生育促進可
能・有用な作用を生じ増加させる培地を含む生産技術の
開発が求められている。本発明者らはこの見地に鑑み、
鋭意検討・試験を重ねた結果、培地への微量バナジウム
およびバナジウム含有成分の添加がキノコの生育および
キノコの高機能化に好作用、好結果が見いだすことを知
見し、本発明、すなわち、特殊培地、それによるキノコ
の菌糸体および子実体の育成に関する発明の完成に至っ
たものである。
【0004】かつては微量元素欠乏症といえば鉄欠乏性
貧血が唯一のものと知られていたが、現在では亜鉛、
銅、クロム、ヨウ素、コバルト、セレン、マンガン、モ
リブデン、フッ素、ニッケル、ケイ素、スズ、バナジウ
ムなど多くの微量元素について欠乏症が知られるように
なってきた。また、最近では、微量元素と生活習慣病と
の関連性も指摘されるようになってきた。
【0005】このうち特にバナジウムは、その欠乏によ
り成長・生殖不全、インシュリン非依存性糖尿病の原因
になることが分かってきており(桜井 弘; 「バナジ
ウムとインスリン様作用」; 化学評論社; 内分泌・
糖尿病科 第6巻 第2号別冊 1998年2月発行)
注目を集めている。このため、インシュリン非依存性糖
尿病の予防、治療効果のための商品開発が求められてい
た。
【0006】これまで、米国においてはバナジルサルフ
ェイト・(VOSO4 )(商品名:ULTIMATE
NUTRITION: 製造発売元: ULTIMAT
ENUTRITION Products, In
c.)がその目的で機能性食品として販売されている。
【0007】現在、バナジウムが含まれている食品とし
ては、ハーブ、ホヤ、ひじきなどが知られているが、そ
の食材種は非常に少ない。また、ひじき以外は、そのバ
ナジウム含有量は少ない。このため、日常生活における
バナジウムの自然摂取は極めて困難である。そして、生
活習慣病予防、改善の点からもこの微量金属の有効摂取
のための新しい開発が求められている。一方、バナジウ
ム強化食品を生産するために、バナジウムを一般土壌用
の肥料などへ混入させることや、水域への散布は、環境
汚染などの問題が懸念され、その解決が明確とならない
限り採用し得ないものである。
【0008】また、キノコにはミネラル濃縮機能がある
ことが知られている。例えばヒラタケ、コウタケ、ホウ
キタケ、サクラシメジなどにはカドミニウム含有が多
く、特にハラタケにはカドミニウムが驚異的に吸収濃縮
されている。また、マンネンタケにはゲルマニムが濃縮
されており、更にコウタケにはセレンが濃縮されてお
り、なおまたシイタケにおいても亜鉛、カドミニウム、
鉄、マンガン、ニッケルなどが濃縮されていることが判
明している(山下衛、古川久彦;「キノコ中毒」共立出
版(株)P58〜59)。しかしながら、日本において
は一般的に食されているキノコにバナジウム含有例は判
明していない。唯一、バナジウム(バナジウム4価錯
体)が自然に含有されているキノコとして、ベニテング
ダケ(文献名:J.Inorganic Bioche
m.80(2000)17−20; C.D.Garn
er他)があることが分かっているが、その食材として
の利用性には不具合があった。すなわち、ベニテングダ
ケは乾燥させ、半年以上保存し、加熱して初めて無毒に
なり、または水または塩水にさらし、皮を除去して初め
て無毒にすることができ、更にはベニテングダケは菌根
菌であり、菌糸の培養、子実体形成が困難であり、この
ため恒常的な供給が困難であった。
【0009】従来のキノコ類の栽培用培地は、一般にオ
ガクズ、米糠、フスマなどの栄養剤および適量の水を加
えて混合し、これを袋などに入れて、加圧成形するステ
ップを経てから高圧滅菌し、これを菌床とし植菌して一
定の温度、一定の湿度下に約1ケ月程度培養し、その後
数カ月程度保留し、培地を熟成させてキノコ子実体を栽
培する栽培室にて育成させている。従って、キノコ類
は、閉鎖環境で栽培が容易な食材となり得る。
【0010】上述のように食用ならびに機能性食品用の
キノコ類の需要の甚大化に鑑み、より生育促進が見られ
且つ嵩高なキノコ類の人工栽培が望まれている。
【0011】本発明者らは、これらの見地に鑑み、キノ
コが栽培し易く、バナジウム含有食材に適しているこ
と、またバナジウム含有キノコの製造が、閉鎖環境で栽
培可能な食材として好適であることを知見し、本発明の
完成に至ったものである。本発明者らは、上記の課題を
解決すべく、バナジウムを含有するヒラタケを含むキノ
コ類の人工栽培方法およびその製造物を提供することを
その目的とし、その栽培用培地に創意工夫を加え、特定
の培地材を鋭意検討した結果、上記目的を達成すること
ができたものである。また、本発明においてはヒラタ
ケ、ヤマブシタケ、タモギタケなどのキノコ類にバナジ
ウムを含む菌糸体の採取・子実体の収穫を図るため、そ
の栽培用培地およびその製造方法ならびに製造物の提供
を目的とする。特に、本発明においては収穫量の向上が
みられる上記ヒラタケなどのキノコ類の栽培用培地およ
びその製造方法ならびに製造物の提供を目的とする。ま
たさらに、本発明においては子実体の傘色の調整を可能
とした上記ヒラタケなどのキノコ類の栽培用培地および
その製造方法ならびに製造物の提供を目的とする。なお
また、本発明は、バナジウム含有ヒラタケなどのキノコ
類を人工栽培することにより、抗肥満・抗糖尿作用のあ
る機能性食品などを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、キノコ菌糸体培養または
キノコ子実体栽培用のバナジウム成分含有培地である。
この発明においては、従来の培地材、例えばふすま、コ
−ンスタ−チ、オガクズなどに、抗肥満・抗糖尿作用の
あるバナジウム化合物またはバナジウム含有物を添加
し、キノコ栽培用培地とするものである。
【0013】また、上記目的を達成するため、請求項2
に記載の発明は、バナジウム成分を含有する培地を用い
てキノコ類を栽培または培養することを特徴とするバナ
ジウム含有キノコ類の菌糸体および子実体の製造方法で
ある。この発明においては、従来の培地材、例えばふす
ま、コ−ンスタ−チ、オガクズなどに、抗肥満・抗糖尿
作用のあるバナジウム化合物またはバナジウム含有物
を、キノコ栽培用培地に混合し、これらの作用が効果的
に機能するバナジウム含有キノコの菌糸体および子実体
を製造するものである。
【0014】また、上記目的を達成するため、請求項3
に記載の発明は、前記キノコは、ヒラタケ、ヤマブシタ
ケ、タモギダケであることを特徴とする、請求項2に記
載のバナジウム含有キノコ類の製造方法である。この発
明においては、ポット栽培が可能であり、一般的な食用
キノコとしては、最も栽培期間が短いことが知られ、収
穫されたバナジウム含有キノコから、バナジウム含有食
品を製造または成分を抽出する場合、最も生産効率が優
れているている、ヒラタケ、ヤマブシタケ、タモギダケ
に特定し、その作用を確実にしたこれらのキノコ類を得
るものである。
【0015】また、上記目的を達成するため、請求項4
に記載の発明は、前記培地は、培地成分とバナジウム源
からなり、前記培地成分約2〜80重量部に対して、バ
ナジウム成分を含有するバナジウム源1〜80重量部を
混合して形成することを特徴とする、請求項2〜3に記
載のバナジウム含有キノコ類の製造方法である。この発
明においては、培地成分とバナジウム含有バナジウム源
の比率を特定し、その作用を適切なものとしようとする
ものである。
【0016】また、上記目的を達成するため、請求項5
に記載の発明は、前記培地は、液体および/または固体
培地よりなることを特徴とする、請求項2〜4に記載の
バナジウム含有キノコ類の製造方法である。この発明に
おいては、培地を液体または固体とに種分け使用し、そ
の目的に沿った培地により、所期の目的を達成するよう
に、その作用を適切なものとしようとするものである。
【0017】また、上記目的を達成するため、請求項6
は、前記請求項2〜5に記載の製造方法より得られるバ
ナジウム含有キノコを乾燥粉砕などの操作により、バナ
ジウム含有キノコの成分を濃縮または抽出してなること
を特徴とする、粉体、粒状、液体のバナジウム含有機能
性食品の製造方法である。この発明においては、バナジ
ウム含有キノコから、乾燥などの操作によりバナジウム
含有率を高めた機能性食品としてバナジウム含有様粉
状、粒状、液体の商品とするものである。
【0018】また、上記目的を達成するため、請求項7
に記載の発明は、前記請求項2〜6に記載の製造方法よ
り得られるバナジウム含有機能性食品または前記成分濃
縮または抽出のバナジウム含有機能性食品に他の機能性
化合物を混合または包括させることを特徴とする、バナ
ジウム含有機能性食品の製造方法である。この発明にお
いては、上記バナジウム含有機能性食品に他の機能性物
を混合または包括させることにより、より良好または多
用な作用を機能させるものである。
【0019】また、上記目的を達成するため、請求項8
に記載の発明は、キノコ生育用培地成分と無機バナジウ
ム化合物および/またはコーラルサンドなどからなるバ
ナジウム成分からなるバナジウム源を添加後、滅菌処理
をし、当該培地に、菌駒を培地表面に接種し、一定温度
に管理された無菌室内で一定時間静置後、菌掻き実施
し、更に一定温度、一定湿度の管理室内において、点灯
下に一定時間、静置してなることを特徴とするバナジウ
ム含有キノコ類の製造方法である。この発明において
は、抗肥満・抗糖尿作用があるバナジウム含有キノコの
製造方法に関し、その培地や育成の各条件を特定するこ
とにより、これらの作用効果が見られるバナジウム含有
キノコを得ることが可能となる。
【0020】また、上記目的を達成するため、請求項9
に記載の発明は、乾燥オガクズ、米糠、綿実粕、豆皮、
水道水の内の1種以上よりなる培地成分に、酸化硫酸バ
ナジウムおよび/またはコーラルサンドをバナジウムと
して添加後、オートクレーブなどでの高圧蒸気により、
滅菌処理をし、当該培地に、菌駒を培地表面に接種し、
15℃〜30℃に管理された無菌室内で15日〜30日
間静置後、菌掻き実施し、更に温度10℃〜20℃、湿
度70〜99%の管理室内において、点灯下に5日〜1
5日間、静置してなることを特徴とするバナジウム含有
キノコ類の製造方法である。この発明においては、抗肥
満・抗糖尿作用があるバナジウム含有キノコの製造方法
に関し、その培地や育成の各条件を具体的に特定するこ
とにより、これらの作用効果が見られるバナジウム含有
キノコを得ることが可能となる。この発明においては、
抗肥満・抗糖尿作用があるバナジウム含有キノコの子実
体の栽培方法に関し、その培地や育成の各条件を特定す
ることにより、これらの作用効果が見られるバナジウム
含有キノコの子実体を得ることが可能となる。
【0021】また、上記目的を達成するため、請求項1
0に記載の発明は、ポテトスターチ、デキストロース、
蒸留水などよりなる培地成分に酸化硫酸バナジウムなど
よりなるバナジウム源を所定濃度により添加後滅菌処理
し、当該培地に菌糸体培養液を接種した後、所定温度に
よる回転振とう法などにより行うことを特徴とする、キ
ノコ菌糸体の培養方法である。この発明においては、抗
肥満・抗糖尿作用があるバナジウム含有キノコの菌糸体
の培養方法に関し、その培地や育成の各条件を特定する
ことにより、これらの作用効果が見られるバナジウム含
有キノコの菌糸体を得ることが可能となる。
【0022】また、上記目的を達成するため、請求項1
1に記載の発明は、ポテトスターチ、デキストロース、
蒸留水よりなる培地成分にバナジウム源として酸化硫酸
バナジウムを5.0〜15.0ppm濃度により添加
後、オートクレーブなどでの高圧蒸気により、滅菌処理
をし、当該培地にヒラタケ、タモギタケ、ヤマブシタケ
菌糸体培養液を接種した後、10〜30℃による回転振
とう法などにより15日〜30日間生育させることを特
徴とする、キノコ菌糸体の培養方法である。この発明に
おいては、抗肥満・抗糖尿作用があるバナジウム含有キ
ノコの菌糸体の培養方法に関し、その培地や育成の各条
件を具体的に特定することにより、これらの作用効果が
見られるバナジウム含有キノコの菌糸体を得ることが可
能となる。
【0023】また、上記目的を達成するため、請求項1
2に記載の発明は、前記請求項2〜11に記載の方法に
よって製造されることを特徴とする、バナジウム含有キ
ノコ類である。この発明においては、抗肥満・抗糖尿作
用があるバナジウムをキノコ栽培用培地に混合し、これ
らの作用が見られるキノコを得るものである。
【0024】また、上記目的を達成するため、請求項1
3に記載の発明は、前記請求項3に記載の方法によって
製造されることを特徴とする、バナジウム含有ヒラタ
ケ、ヤマブシタケ、タモギダケである。この発明におい
ては、ポット栽培が可能であり、一般的な食用キノコと
しては、最も栽培期間が短いことが知られ、収穫された
バナジウム含有キノコから、バナジウム含有食品を製造
または成分を抽出する場合、最も生産効率が優れてい
る、ヒラタケ、ヤマブシタケ、タモギダケに特定し、そ
の作用を確実にしたこれらのキノコ類を得んとするもの
である。
【0025】また、上記目的を達成するため、請求項1
4に記載の発明は、前記請求項6に記載の方法によって
製造されることを特徴とする、前記バナジウム含有キノ
コよりなるバナジウム含有機能性食品である。この発明
においては、バナジウム含有キノコをバナジウム含有機
能性食品として幅広く得るものである。
【0026】また、上記目的を達成するため、請求項1
5に記載の発明は、前記請求項6に記載の方法によって
製造されることを特徴とする、前記バナジウム含有キノ
コの抽出および濃縮成分を利用した粉体、粒状、液体の
バナジウム含有機能性食品である。この発明において
は、バナジウム含有キノコの抽出および濃縮成分を機能
性食品としてさらにバナジウム含有粉状、粒状、液体の
商品を得るものである。
【0027】また、上記目的を達成するため、請求項1
6に記載の発明は、前記請求項7に記載の方法によって
製造されるバナジウム含有機能性食品または前記成分抽
出および濃縮のバナジウム含有機能性食品に他の機能性
化合物を混合または包括させることを特徴とする、バナ
ジウム含有機能性食品である。この発明においては、上
記バナジウム含有機能性食品に他の機能性化合物を混合
または包括させることにより、より良好な作用を機能さ
せることのできる商品を得るものである。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明のバナジウム含有キノコ栽
培用培地は、栽培・培養するキノコの種類により異なる
が、ふすま、コ−ンスタ−チ、オガクズ、米糠、綿実
粕、豆皮などの内少なくとも一種以上を必須成分として
含む従来例の培地に、無機バナジウム化合物やコーラル
サンドなどのバナジウム含有成分を添加して成るもので
ある。この内、ふすま、コ−ンスタ−チ、オガクズは従
来例にも見られたものであるが、無機バナジウム化合物
やコーラルサンドなどのバナジウム含有成分を加えた点
に特徴がある。これらの何れかの一種以上を培地とす
る。本発明に使用するバナジウムの形態としては、酸化
硫酸バナジウム(VOSO 4 、五酸化二バナジウム(V
2 5 )、メタバナジン酸ナトリウム(Na VO3)な
どの精製物、カルノー石・褐鉛鉱などのバナジウム含有
鉱石、海泥・サンゴ砂などのバナジウム含有海底堆積
物、海水・井戸水、湧き水などのバナジウム含有水など
が挙げられ、複数の素材(バナジウム)を組み合わせて
使用することも可能である。
【0029】本発明のバナジウム含有キノコ栽培用培地
は、乾燥オガクズ、米糠、綿実粕、豆皮、水道水よりな
る培地成分に、酸化硫酸バナジウムおよび/またはコー
ラルサンドをバナジウム源として添加後、オートクレー
ブなどでの高圧蒸気により、滅菌処理をし、当該培地
に、菌駒を培地表面に接種し、15℃〜30℃に管理さ
れた無菌室内で15日〜30日間静置後、菌掻きを実施
する。更に温度10℃〜20℃、湿度70〜99%の管
理室内において、点灯下に5日〜15日間、静置するこ
とで、バナジウム含有キノコが形成される。なお、バナ
ジウム成分の添加濃度は、1ppmから50000pp
mの範囲が可能で、好ましくは10ppmから2500
ppmである。
【0030】さらに、本発明のキノコ栽培用培地におい
ては、上述のように従来例で知られている培地に加え、
バナジウムやコーラルサンドを培地材に加えることによ
り、キノコの生育速度および傘色を変えることができ
る。ヒラタケでは、適量のバナジウム添加により成長促
進がみられる。また、菌糸体成長においても、バナジウ
ムの添加により、ヒラタケ、タモギタケ、ヤマブシタケ
で成長促進が見られる。さらに、コーラルサンドを添加
した培地でヒラタケの子実体を形成させた場合、傘色が
白くなる傾向が示された。
【0031】バナジウム含有キノコの栽培用培地におい
て、乾燥オガクズ、米糠、綿実粕、豆皮、水道水はいわ
ゆる培地成分として培床を形成し、無機バナジウム化合
物やコーラルサンドはいわゆるバナジウム源として培床
を形成している。この内、培地成分は、栽培・培養する
バナジウム含有キノコの種類により、変えることが可能
であり、従来から使用されている培地成分も使用するこ
とができる。また、栽培方法(温度・湿度・期間)も従
来技術によるもので構わない。従って、本発明において
バナジウム含有キノコ栽培・培養に適しているキノコと
しては、ヒラタケ、ヤマブシタケ、タモギダケに限られ
ず、例えば、マイタケ、シメジ、エノキタケ、シイタ
ケ、ナメコ、キクラゲ、マンネンタケ、マッシュル−
ム、コウタケ、ホウキタケ、サクラシメジ、ハラタケ、
エリンギなどが挙げられる。
【0032】上記培地は、培地成分約2〜80重量部に
対して、バナジウム源1〜80重量部を混合して形成す
ることが好ましいがこれに限られない。
【0033】また、栽培容器としては、従来例のものを
使用し得る。すなわち、子実体形成には、栽培用ポッ
ト、加圧成形した袋が使用可能であり、菌糸体の培養で
は、静置式、振とう式などが適用可能である。
【0034】上記の内、ヒラタケ、ヤマブシタケ、タモ
ギダケの3種のキノコはポット栽培が可能であり、一般
的な食用キノコとしては、最も栽培期間が短いことが知
られている。従って、収穫されたバナジウム含有キノコ
から、バナジウム含有食品を製造または成分を抽出、濃
縮する場合、最も生産効率が優れている。なおまた、上
記キノコとりわけヒラタケは、他の2種よりも収穫後の
品質保持に優れていることから、好適であることが判明
した。
【0035】本発明は、バナジウム含有キノコ類および
その製造方法に限って説明したが、バナジウム以外の微
量有用元素、即ち例えばマンガン、クロム、セレン、銅
などについても同様な作用効果が期待できることは、当
業者にとっては自明であり容易に類推できるところであ
る。
【0036】
【実施例】
上記の培地成分に、上記の濃度で各バナジウム源を添加
した。このポットに蓋をした後に、オートクレーブで高
圧蒸気により、滅菌処理した。滅菌処理が終了した培地
の表面に、ヒラタケの菌駒を接種した。菌糸育成は、2
1℃に管理された無菌状態の室内(湿度コントロールせ
ず)で21日間、または27日間、静置することにより
行った。菌糸の生育終了後、子実体形成のために、栽培
ポットの表面の培地を削り取り(菌掻き)を実施した。
その後、子実体形成のために、温度15℃、湿度99%
に管理された室内において、蛍光灯点灯下に9日間、ま
たは8日間、静置した。上記の方法により生育した子実
体は、定法に従い採取した。そして、採取した子実体
は、凍結乾燥機により水分を除去した。乾燥した子実体
を1g分取し、硝酸40mLを加え、加熱乾固させた。その
後、新たに硝酸10mLを加え、加熱し、乾固した資料を再
び溶解させ、この溶液をエバポレータで濃縮した。濃縮
した試料に水酸化ナトリウム水溶液を加え、この濃縮液
をアルカリ性とし、全量を1 〜2mLとした。このアルカ
リ性溶液をバナジウム定量用試料とした。この200 μL
のアルカリ溶液に、400 μL の2N酢酸と400 μL の2.5%
オキシンを含む6%酢酸溶液を加えた。この溶液に生成し
たオキシン−バナジウム化合物を1mL のクロロホルム
で3 回抽出を行った。回収した3mL のクロロホルム溶液
の吸光度(490nm )を分光光度計で測定した。バナジウ
ム源を加えずに基本成分のみで上記の栽培条件で生育さ
せたヒラタケとバナジウム源を1000ppm 加えて栽培した
ヒラタケで、490nm における吸光度を比較した。その結
果、バナジウム源として(1)を加えた場合、吸光度は
基本成分のみの場合よりも42%増加し、(2)を加えた
場合、吸光度は基本成分のみの場合よりも22%増加し
た。これらの結果から、ヒラタケ栽培の基本成分に、バ
ナジウム源として、酸化硫酸バナジウムやコーラルサン
ドを添加することにより、ヒラタケにバナジウムが吸収
されたことが確認できた。
【0037】 実施例2:バナジウム含有ヒラタケに含まれるバナジウム成分の濃縮 培地成分 乾燥おがくず 92g 米糠 80g 綿実粕 10g 豆皮 10g 水道水 358 g バナジウム源 酸化硫酸バナジウム 500ppm コーラルサンド 1000ppm 上記の培地成分に、上記の濃度でバナジウム源を添加し
た。このポットに蓋をした後に、オートクレーブで高圧
蒸気により、滅菌処理した。滅菌処理が終了した培地の
表面に、ヒラタケの菌駒を接種した。菌糸育成は、21
℃に管理された無菌状態の室内(湿度コントロールせ
ず)で21日間、静置することにより行った。菌糸の生
育終了後、子実体形成のために、栽培ポットの表面の培
地を削り取り(菌掻き)を実施した。その後、子実体形
成のために、温度15℃、湿度99%に管理された室内
において、蛍光灯点灯下に9日間、静置した。上記の方
法により生育した子実体は、定法に従い採取した。そし
て、採取した子実体は、凍結乾燥機により水分を除去
し、乳鉢で粉砕することにより、微粉末を作成した。こ
の微粉末を1g分取し、硝酸40mLを加え、加熱乾固させ
た。その後、新たに硝酸10mLを加え、加熱し、乾固した
資料を再び溶解させ、この溶液をエバポレータで濃縮し
た。濃縮した試料に水酸化ナトリウム水溶液を加え、こ
の濃縮液をアルカリ性とし、全量を1 〜2mL とした。こ
のアルカリ性溶液をバナジウム定量用試料とした。この
200 μL のアルカリ溶液に、400 μL の2N酢酸と400 μ
L の2.5%オキシンを含む6%酢酸溶液を加えた。この溶液
に生成したオキシン−バナジウム化合物を1mL のクロ
ロホルムで3 回抽出を行った。回収した3mL のクロロホ
ルム溶液の吸光度(490nm )を分光光度計で測定した。
この微粉末に含まれるバナジウム量は標準物質を用いて
予め作成した検量線より算出した。その結果、この微粉
末1g中には、バナジウムが酸化硫酸バナジウム換算で50
0ppm以上含まれており、この微粉末が、高濃度にバナジ
ウム化合物を含む機能性食品素材として活用できること
が判明した。
【0038】 上記の培地成分に、上記の濃度で各バナジウム源を添加
した。このポットに蓋をした後に、オートクレーブで高
圧蒸気により、滅菌処理した。滅菌処理が終了した培地
の表面に、ヒラタケの菌駒を接種した。菌糸育成は、2
1℃に管理された無菌状態の室内(湿度コントロールせ
ず)で27日間、静置することにより行った。菌糸の生
育終了後、子実体形成のために、栽培ポットの表面の培
地を削り取り(菌掻き)を実施した。その後、子実体形
成のために、温度15℃、湿度99%に管理された室内
において、蛍光灯点灯下に8日間、静置した。なお、比
較のために、バナジウム源を添加しない無添加群も同時
に栽培した。このようにして生育させたヒラタケを定法
に従い採取し、その重量を測定した。なお、栽培数は、
バナジウム添加した菌床は各6 本、無添加の菌床は12
本とした。酸化硫酸バナジウムを添加して栽培させたヒ
ラタケと基本成分のみで栽培したヒラタケについて、採
取時の重量を比較した。その結果、バナジウムを添加し
ない菌床で栽培した場合、採取されたヒラタケ12本の平
均重量は76.1g ±7.8 gであった。一方、10ppm バナジ
ウムを添加した菌床を用いた場合、収穫されたヒラタケ
6 本の平均重量±標準偏差は89.3g ±5.5 gであった。
50ppm バナジウムを添加した菌床を用いた場合、収穫さ
れたヒラタケ6 本の平均重量は91.5g ±8.1gであっ
た。バナジウム添加群と実添加群において、t検定を行
った結果、バナジウム添加群は、いずれも無添加群に比
較して、危険率0.5 %以下で有意に差があり、バナジウ
ムに子実体生育促進効果があることが確認された。
【0039】 上記の培地成分に、上記の濃度で各バナジウム源を添加
した。このポットに蓋をした後に、オートクレーブで高
圧蒸気により、滅菌処理した。滅菌処理が終了した培地
の表面に、ヒラタケの菌駒を接種した。菌糸育成は、2
1℃に管理された無菌状態の室内(湿度コントロールせ
ず)で21日間、静置することにより行った。菌糸の生
育終了後、子実体形成のために、栽培ポットの表面の培
地を削り取り(菌掻き)を実施した。その後、子実体形
成のために、温度15℃、湿度99%に管理された室内
において、蛍光灯点灯下に9日間、静置した。栽培期間
が終了した後、生育した子実体の傘色を観察した。上記
の栽培条件(バナジウム源)のうち、(2)と(3)を
除くすべての栽培条件において、子実体の傘色は、酸化
硫酸バナジウムやコーラルを添加しなかった栽培条件に
比較して、傘色は白色化する傾向を示した。一方、栽培
条件(2)と(3)では、形成された子実体の傘色は、
無添加栽培と同等または、無添加栽培以上に黒色化する
傾向を示した。
【0040】 上記の培地成分に、上記の濃度でバナジウム源を添加し
た。この溶液19mLをシリコ栓をした試験管に入れ、
オートクレーブで高圧蒸気により、滅菌処理した。滅菌
処理が終了した培地に、予め培養したヒラタケ、タモギ
タケ、ヤマブシタケの菌糸体培養液1mL を接種した。
また、比較のため、バナジウム源を添加しない培地にお
いても同様に、ヒラタケ、タモギタケ、ヤマブシタケの
菌糸体培養液1mL を接種した。菌糸体の培養は、20
℃で回転振とう法により、菌糸体の生育が充分に確認さ
れる(25日間)まで行った。培養の終了後、培養液は
濾紙を用いた濾過により、菌糸体と培養上清に分離し
た。菌糸体を回収した濾紙は、充分に蒸留水で洗浄され
た後、60℃のオーブンで乾燥させた。乾燥後、デシケー
タで室温まで充分に冷却し、回収された菌糸体の重量を
測定した。一方、培養上清は一部を分取し、オキシンを
用いた吸光度法により、バナジウム残存量の測定を行っ
た。回収された乾燥した菌糸体は、淡黄色または白色の
粉末であった。酸化硫酸バナジウムを9.9ppm含むポテト
−デキストロース液体培地と、ポテト−デキストロース
液体培地のみで培養されたヒラタケ、タモギタケ、ヤマ
ブシタケの菌糸体乾燥重量を比較した。その結果、酸化
硫酸バナジウムを添加した場合、ヒラタケ:4%、タモ
ギタケ:24%、ヤマブシタケ:18%乾燥重量が増加し、
バナジウムうによる菌糸体の生育促進が確認された。一
方、培養終了後の培養上清を用いて、その中に存在する
バナジウム残存量を測定した。その結果、培養上清中の
バナジウム量は、ヒラタケ、タモギタケ、ヤマブシタケ
の菌糸体を培養する前のバナジウム量に対し、ヒラタ
ケ: 30 %、タモギタケ:89%、ヤマブシタケ:59%に
減少した。この結果から、液体培地に添加したバナジウ
ムが、淡黄色の粉末として回収されたヒラタケ、タモギ
タケ、ヤマブシタケの菌糸体に取り込まれたことが確認
され、バナジウムを含む機能性食品素材として活用でき
ることが判明した。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バナジ
ウム添加によりキノコ培地材を改善したので、従来例の
ものに比し、バナジウムをはじめとするミネラルリッチ
なキノコ類の栽培ができる。また、本発明によれば、菌
糸体成長ならびに子実体成長が促進され、キノコ類の栽
培および培養期間の短縮が可能であり、コスト削減がな
し得る効果がある。特に、本発明によればヒラタケなど
のキノコ類にバナジウムを含む子実体および菌糸体の収
穫が図れるという効果がある。また、本発明によれば収
穫量の向上がみられるヒラタケなどのキノコ類の栽培が
可能であるという効果がある。またさらに、本発明によ
れば収穫子実体の傘色の調整を可能としたヒラタケなど
のキノコ類の栽培が可能であるという効果がある。
【0042】また、請求項1の発明によれば、キノコ菌
糸体培養またはキノコ子実体栽培用のバナジウム成分含
有培地であるので、従来の培地材、例えばふすま、コ−
ンスタ−チ、オガクズなどに、抗肥満・抗糖尿作用のあ
るバナジウムをキノコ栽培用培地に混合し、これらの作
用が見られるバナジウム含有キノコを製造することが出
来るという効果がある。
【0043】また、請求項2の発明によれば、バナジウ
ム成分を含有する培地を用いてキノコ類を栽培または培
養することを特徴とするバナジウム含有キノコ類の菌糸
体および子実体の製造方法であるので、従来の培地材、
例えばふすま、コ−ンスタ−チ、オガクズなどに、抗肥
満・抗糖尿作用のあるバナジウム化合物またはバナジウ
ム含有物を、キノコ栽培用培地に混合し、これらの作用
が効果的に機能するバナジウム含有キノコの菌糸体およ
び子実体を製造することが出来るという効果がある。
【0044】また、請求項3の発明によれば、前記キノ
コは、ヒラタケ、ヤマブシタケ、タモギダケであること
を特徴とする、請求項2に記載のバナジウム含有キノコ
類の製造方法であり、ポット栽培が可能であり、一般的
な食用キノコとしては、最も栽培期間が短いことが知ら
れ、収穫されたバナジウム含有キノコから、バナジウム
含有食品を製造または成分を抽出する場合、最も生産効
率が優れているている、ヒラタケ、ヤマブシタケ、タモ
ギダケに特定したので、その作用を確実にしたこれらの
キノコ類を得ることが出来るという効果がある。
【0045】また、請求項4の発明によれば、前記培地
は、培地成分とバナジウム源からなり、前記培地成分約
2〜80重量部に対して、バナジウム成分を含有するバ
ナジウム源1〜80重量部を混合して形成してなるの
で、培地成分とバナジウム含有バナジウム源の比率を特
定し、その作用を適切なものとし得る効果がある。
【0046】また、請求項5の発明によれば、前記培地
は、液体および/または固体培地よりなることを特徴と
したので、培地を液体または固体とに種分け使用し、そ
の目的に沿った培地により、所期の目的を達成するよう
に、その作用を適切なものとすることができるという効
果がある。
【0047】また、請求項6の発明によれば、前記請求
項2〜5に記載の製造方法より得られるバナジウム含有
キノコを乾燥粉砕などの操作により、バナジウム含有キ
ノコの成分を濃縮または抽出してなることを特徴とし、
粉体、粒状、液体のバナジウム含有機能性食品の製造方
法であるので、バナジウム含有キノコから、乾燥などの
操作によりバナジウム含有率を高めた機能性食品として
バナジウム含有様粉状、粒状、液体の商品を得ることが
できるという効果がある。
【0048】また、請求項7の発明によれば、前記請求
項2〜6に記載の製造方法より得られるバナジウム含有
機能性食品または前記成分濃縮または抽出のバナジウム
含有機能性食品に他の機能性化合物を混合または包括さ
せるので、より良好または多用な作用を機能させること
ができるという効果がある。
【0049】また、請求項8の発明によれば、キノコ生
育用培地成分と無機バナジウム化合物および/またはコ
ーラルサンドなどからなるバナジウム成分からなるバナ
ジウム源を添加後、滅菌処理をし、当該培地に、菌駒を
培地表面に接種し、一定温度に管理された無菌室内で一
定時間静置後、菌掻き実施し、更に一定温度、一定湿度
の管理室内において、点灯下に一定時間、静置してな
り、抗肥満・抗糖尿作用があるバナジウム含有キノコの
製造方法に関し、その培地や育成の各条件を特定したの
で、これらの作用効果が見られるバナジウム含有キノコ
を得ることができるという効果がある。
【0050】また、請求項9の発明によれば、乾燥オガ
クズ、米糠、綿実粕、豆皮、水道水の内の1種以上より
なる培地成分に、酸化硫酸バナジウムおよび/またはコ
ーラルサンドをバナジウムとして添加後、オートクレー
ブなどでの高圧蒸気により、滅菌処理をし、当該培地
に、菌駒を培地表面に接種し、15℃〜30℃に管理さ
れた無菌室内で15日〜30日間静置後、菌掻き実施
し、更に温度10℃〜20℃、湿度70〜99%の管理
室内において、点灯下に5日〜15日間、静置してなる
ことを特徴とするバナジウム含有キノコ類の製造方法で
あり、抗肥満・抗糖尿作用があるバナジウム含有キノコ
の製造方法に関し、その培地や育成の各条件を具体的に
特定したので、これらの作用効果が見られるバナジウム
含有キノコを得ることができるという効果がある。
【0051】また、請求項10の発明によれば、ポテト
スターチ、デキストロース、蒸留水などの1以上よりな
る培地成分に酸化硫酸バナジウムなどよりなるバナジウ
ム源を所定濃度により添加後滅菌処理し、当該培地に菌
糸体培養液を接種した後、所定温度による回転振とう法
などにより行うことを特徴とするキノコ菌糸体の培養方
法であり、抗肥満・抗糖尿作用があるバナジウム含有キ
ノコの菌糸体の培養方法に関し、その培地や育成の各条
件を特定したので、これらの作用効果が見られるバナジ
ウム含有キノコの菌糸体を得ることができるという効果
がある。
【0052】また、請求項11の発明によれば、ポテト
スターチ、デキストロース、蒸留水よりなる培地成分に
バナジウム源として酸化硫酸バナジウムを5.0〜1
5.0ppm濃度により添加後、オートクレーブなどで
の高圧蒸気により、滅菌処理をし、当該培地にヒラタ
ケ、タモギタケ、ヤマブシタケ菌糸体培養液を接種した
後、10〜30℃による回転振とう法などにより15日
〜30日間生育させることを特徴とする、キノコ菌糸体
の培養方法であり、抗肥満・抗糖尿作用があるバナジウ
ム含有キノコの菌糸体の培養方法に関し、その培地や育
成の各条件を具体的に特定したので、これらの作用効果
が見られるバナジウム含有キノコの菌糸体を得ることが
できるという効果がある。
【0053】また、請求項12の発明によれば、前記請
求項2〜11に記載の方法によって製造されることを特
徴とする、バナジウム含有キノコ類であるので、抗肥満
・抗糖尿作用があるバナジウムをキノコ栽培用培地に混
合し、これらの作用が見られるキノコを得ることができ
るという効果がある。
【0054】また、請求項13の発明によれば、前記請
求項3に記載の方法によって製造されることを特徴とす
る、バナジウム含有ヒラタケ、ヤマブシタケ、タモギダ
ケであるので、ポット栽培が可能であり、一般的な食用
キノコとしては、最も栽培期間が短いことが知られ、収
穫されたバナジウム含有キノコから、バナジウム含有食
品を製造または成分を抽出する場合、最も生産効率が優
れている、ヒラタケ、ヤマブシタケ、タモギダケに特定
したので、その作用を確実にしたこれらのキノコ類を得
ることができるという効果がある。
【0055】また、請求項14の発明によれば、前記請
求項6に記載の方法によって製造されることを特徴とす
る、前記バナジウム含有キノコよりなるバナジウム含有
機能性食品であるので、バナジウム含有キノコをバナジ
ウム含有機能性食品として幅広く得ることができるとい
う効果がある。
【0056】また、請求項15の発明によれば、前記請
求項6に記載の方法によって製造されることを特徴とす
る、前記バナジウム含有キノコの抽出および濃縮成分を
利用した粉体、粒状、液体のバナジウム含有機能性食品
であるので、バナジウム含有キノコの抽出および濃縮成
分を機能性食品としてさらにバナジウム含有粉状、粒
状、液体の商品を得ることができるという効果がある。
【0057】また、請求項16の発明によれば、前記請
求項7に記載の方法によって製造されるバナジウム含有
機能性食品または前記成分抽出および濃縮のバナジウム
含有機能性食品に他の機能性化合物を混合または包括さ
せることを特徴とする、バナジウム含有機能性食品であ
るので、上記バナジウム含有機能性食品に他の機能性化
合物を混合または包括させることにより、より良好な作
用を機能させることのできる商品を得ることができると
いう効果がある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/14 C12N 1/14 H //(C12N 1/14 C12R 1:645 C12R 1:645) (72)発明者 鎌田 正純 東京都千代田区神田北乗物町1番地マリー ンバイオ株式会社内 (72)発明者 今田 勝美 千葉県船橋市大穴北2−2−5 Fターム(参考) 2B011 AA01 AA07 BA06 BA10 GA04 4B018 LE02 LE03 LE05 MD05 MD82 ME01 ME03 MF06 4B065 AA71X AC16 BB02 BB18 BB26 BC26 CA41

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キノコ菌糸体培養またはキノコ子実体栽
    培用のバナジウム成分含有培地。
  2. 【請求項2】 バナジウム成分を含有する培地を用いて
    キノコ類を栽培または培養することを特徴とする、バナ
    ジウム含有キノコ類の菌糸体および子実体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記キノコは、ヒラタケ、ヤマブシタ
    ケ、タモギダケであることを特徴とする、請求項2に記
    載のバナジウム含有キノコ類の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記培地は、培地成分とバナジウム源か
    らなり、前記培地成分約2〜80重量部に対して、バナ
    ジウム成分を含有するバナジウム源1〜80重量部を混
    合して形成することを特徴とする、請求項1〜3に記載
    のバナジウム含有キノコ類の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記培地は、液体および/または固体培
    地よりなることを特徴とする、請求項1〜4に記載のバ
    ナジウム含有キノコ類の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項2〜5に記載の製造方法より
    得られるバナジウム含有キノコを乾燥粉砕などの操作に
    より得られるバナジウム含有キノコの成分を濃縮または
    抽出してなることを特徴とする、粉体、粒状、液体のバ
    ナジウム含有機能性食品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記請求項2〜6に記載の製造方法より
    得られるバナジウム含有機能性食品または前記成分濃縮
    または抽出バナジウム含有機能性食品に他の機能性化合
    物を混合または包括させることを特徴とする、バナジウ
    ム含有機能性食品の製造方法。
  8. 【請求項8】 キノコ生育用培地成分と無機バナジウム
    化合物および/またはコーラルサンドなどのバナジウム
    成分からなるバナジウム源を添加後、滅菌処理をし、当
    該培地に、菌駒を培地表面に接種し、一定温度に管理さ
    れた無菌室内で一定時間静置後、菌掻き実施し、更に一
    定温度、一定湿度の管理室内において、点灯下に一定時
    間、静置してなることを特徴とするバナジウム含有キノ
    コ類の製造方法。
  9. 【請求項9】 乾燥オガクズ、米糠、綿実粕、豆皮、水
    道水の内の1種以上からなる培地成分に、酸化硫酸バナ
    ジウムおよび/またはコーラルサンドをバナジウム源と
    して添加後、オートクレーブなどでの高圧蒸気により、
    滅菌処理をし、当該培地に、菌駒を培地表面に接種し、
    15℃〜30℃に管理された無菌室内で15日〜30日
    間静置後、菌掻き実施し、更に温度10℃〜20℃、湿
    度70〜99%の管理室内において、点灯下に5日〜1
    5日間、静置してなることを特徴とするバナジウム含有
    ヒラタケの製造方法。
  10. 【請求項10】 ポテトスターチ、デキストロース、蒸
    留水などよりなる培地成分に酸化硫酸バナジウムなどよ
    りなるバナジウム源を所定濃度により添加後滅菌処理
    し、当該培地に菌糸体培養液を接種した後、所定温度に
    よる回転振とう法などにより行うことを特徴とする、キ
    ノコ菌糸体の培養方法。
  11. 【請求項11】 ポテトスターチ、デキストロース、蒸
    留水よりなる培地成分にバナジウム源として酸化硫酸バ
    ナジウムを5.0〜15.0ppm濃度により添加後、
    オートクレーブなどでの高圧蒸気により、滅菌処理を
    し、当該培地にヒラタケ、タモギタケ、ヤマブシタケ菌
    糸体培養液を接種した後、10〜30℃による回転振と
    う法などにより15日〜30日間生育させることを特徴
    とする、キノコ菌糸体の培養方法。
  12. 【請求項12】 前記請求項2〜11に記載の方法によ
    って製造されることを特徴とする、バナジウム含有キノ
    コ類。
  13. 【請求項13】 前記請求項3に記載の方法によって製
    造されることを特徴とする、バナジウム含有ヒラタケ、
    ヤマブシタケ、タモギダケ。
  14. 【請求項14】 前記請求項6に記載の方法によって製
    造されることを特徴とする、前記バナジウム含有キノコ
    よりなるバナジウム含有機能性食品。
  15. 【請求項15】 前記請求項6に記載の方法によって製
    造されることを特徴とする、前記バナジウム含有キノコ
    の抽出および濃縮成分を利用した粉体、粒状、液体のバ
    ナジウム含有機能性食品。
  16. 【請求項16】 前記請求項7に記載の方法によって製
    造されるバナジウム含有機能性食品または前記成分抽出
    および濃縮のバナジウム含有機能性食品に他の機能性化
    合物を混合または包括させることを特徴とする、バナジ
    ウム含有機能性食品。
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