JP2012504076A - 車両ホイール保護装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、車両ホイール保護装置(7)及び縁石との接触による破損からホイールを保護する方法に関する。このホイール保護装置(7)は、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に、接着剤(20)を使用して、取り付けることのできる1つの細長部材(30)又は複数の細長部材(30)を備える。

Description

(関連出願)
本出願は、ニュージーランド特許出願第571573号に関連して出願された仮明細書に基づくものであり、そのすべての内容は、本明細書に参照により取り入れられる。
(技術分野)
本発明は、車両ホイール保護装置に関する。
車両ホイールは、縁石のそばで運転手が駐車や自動車の操作をしようとする際、傷つき、破損してしまうことがある。縁石との接触によるホイールの損傷は、「kerbing」又は「kerb rash」として知られている。
縁石との接触による破損は、醜く、また修理費も高くなる可能性がある。ホイールキャップをホイールに取り付けた自動車の場合は、妥当な金額で、ホイールキャップを外し、交換することができる。しかし、ホイールキャップを取り付けていないホイール、特に合金ホイールの場合は、ホイールのいずれの破損も修理費が非常に高いものとなってしまい、時として、全部のホイールの交換が必要となることもある。扁平タイヤに取り付けられた合金ホイールの場合には、クッション効果が著しく減少し、縁石との接触が更に起こりやすくなるため、この損傷が増大する可能性もある。
上述の問題に対処するため、多くの試みがなされている。特許文献1には、ホイールのリムの周囲に広げることができ、部材の第1及び第2端部で接続される細長部材を備えた、ホイールリムを保護するための装置が記載されている。この装置は、2つのフランジを有し、第1のフランジは、タイヤとホイールリムとの間に挿入され、第2のフランジは、ホイールのリム外面を損傷から保護する。この装置は、多くの欠点を有する。小石などの破片や土が、タイヤと装置との間の空間に簡単に蓄積する可能性がある。また、この装置は、リムの最外端からタイヤを覆うように広がった装置の一部に、通過物体が簡単に引っかかってしまうように形成されている。その結果、装置全体がホイールから外れるか、装置(この場合はホイールをしっかりと保護することが不可能となる)又は装置と接触をした物体のどちらかが破損をする可能性がある。
特許文献2には、縁石との接触による破損からホイールを保護するための、タイヤ又はホイールに取り付けられるフラップが記載されている。フラップは、タイヤ又はホイールのどちらかに配置されて、リムを覆うように広がる。フラップは、フラップの外周と、リムが見えるように引き上げられるフラップの内周とで固定される。フラップの使用は、縁石との接触からホイールを保護するのにいくらか役に立つが、多くの欠点を有する。上述のように、破片および土がフラップの裏に蓄積する可能性があり、また、フラップの固定されていない部分に通過物体が簡単に引っかかってしまうため、フラップがホイールから外れる可能性がある。さらに、速いスピードのとき、フラップの裏を通過した空気によって、フラップの取り付けられたタイヤ又はホイールのそれぞれから、不要な騒音が生み出される可能性がある。
また、タイヤ又はホイールを交換する必要があるときに、別の問題が生じる。上述の従来技術の装置のどちらも、タイヤ又はホイールのどちらかを適切に取り外し及び交換するために、装置を取り外さなければならない可能性がある。
英国特許第2,397,561号明細書 英国特許第2,398,765号明細書
本発明は、公知のホイール保護装置に関する上述の問題を解決すること、又は、少なくとも、有益な選択肢を公衆に提供することを目的とする。
本明細書中で引用するいくつかの特許又は特許出願を含むすべての文献は、本明細書に参照として組み入れられる。いかなる参考文献も従来技術を構成することは認められない。参考文献の論述は、それらの著者が主張することを記載するものであり、出願人は、引用された文献の正確性及び適切性に異議を唱える権利を有する。多数の従来技術に関する刊行物が本明細書に言及されているが、このような参考文献は、これらの文献のいかなるものも、ニュージーランド又はその他の国で、当該技術分野の一般知識の一部を形成するという容認を構成しないことは、明確に理解されるであろう。
本発明の別の態様及び利点は、一例として挙げられた以下の詳細によって明らかになるであろう。
本発明の1つの態様によれば、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に取り付けができる1つ又は複数の細長部材を備えた車両ホイール保護装置が提供される。この保護装置は、以下の特徴を有する。
・1つ又は複数の細長部材が、部材が取り付けられるタイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの円周とほぼ一致する。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤとの両方、又は、ホイールトリムとタイヤとの両方を覆わない。
1つ又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明のもう1つの態様によれば、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に取り付けができる1つ又は複数の細長部材を備えた車両ホイール保護装置が提供される。この保護装置は、以下の特徴を有する。
・1つ又は複数の細長部材が、部材が取り付けられるタイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの円周とほぼ一致する。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わない。
・1つ又は複数の細長部材が、ほぼD型の横断面を有する。
1つ又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明のもう1つの態様によれば、タイヤのサイドウォール部に一体化して形成される1つ又は複数の細長部材を備えた、車両タイヤが提供される。この車両タイヤは、以下の特徴を有する。
・1つ又は複数の細長部材が、部材を形成するタイヤの円周とほぼ一致する。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、タイヤがホイールに取り付けられる際、ホイールリムと接触をしない。
・1つ又は複数の細長部材が、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明の別の態様によれば、縁石との接触による破損から車両ホイールを保護する方法が提供される。この方法には、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面への、1つ又は複数の細長部材の取り付けが含まれる。この方法は、以下の特徴を有する。
・1つ又は複数の細長部材が、部材が取り付けられるタイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの円周とほぼ一致する。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わない。
1つ又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明のもう1つの態様によれば、車両ホイールを破損から保護するためのキットが提供される。このキットは、以下のものを有する。
・少なくとも1つの細長部材。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わないように、1つ又は複数の細長部材の第1面をタイヤのサイドウォール部、ホイールリム又はホイールトリムに取り付けるのに適した、少なくとも1つの接続手段。
1つ又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明のもう1つの態様によれば、車両ホイールを破損から保護するためのキットが提供される。このキットは、以下のものを有する。
・少なくとも1つの環状部材。
・少なくとも1つの環状部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わないように、少なくとも1つの環状部材の第1面をタイヤのサイドウォール部、ホイールリム又はホイールトリムに取り付けるのに適した、少なくとも1つの接続手段。
少なくとも1つの細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、少なくとも1つの細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明の好ましい実施形態では、細長部材は、環状(つまり、輪)である。
好ましくは、この輪は、およそ、10インチから50インチの範囲で、1インチ刻みの直径で形成される。当業者が理解するように、この直径の範囲は、ほとんどの車両ホイール及びタイヤの、決められた直径の範囲とほぼ一致する。原付車のホイールから大型トラックのタイヤまで、どんなサイズのホイール又はタイヤにも取り付けができるように、この範囲内でさまざまな直径の輪が入手可能であると考えられる。
さらに別の実施形態では、細長部材を途切れのない長さで製造してもよく、利用者が望むどのようなサイズにも、細長部材を切断することができる。
好ましい実施形態では、細長部材は、3mmから25mmの範囲の幅を有する。
好ましくは、細長部材の幅は、4mmから10mmとなる。
より好ましくは、細長部材の幅は、6mmとなる。
好ましくは、細長部材は、4mmから10mmの高さを有する。
より好ましくは、細長部材は、5mmの高さを有する。
さらに別の実施形態では、車両ホイール保護装置は、2つの共働する細長部材を備える。この別の実施形態では、好ましくは、第1の細長部材が、着脱可能な状態で第2の細長部材を受けるように構成される。
より好ましくは、第2の細長部材が、第1の細長部材に、外せるように取り付けられる。
好ましくは、第1の細長部材が、タイヤのサイドウォール部又はホイールリムの表面に接続装置を使って取り付けられ、第2の細長部材が、クリップ嵌め機構又は類似の機構を使って、着脱可能な状態で第1の細長部材に取り付けられる。
好ましくは、第1の細長部材の接続装置は、接着剤である。
好ましくは、少なくとも1つの細長部材が、実質的に硬質なプラスチック材料から作られる。
より好ましくは、少なくとも1つの細長部材が、ナイロン又はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)から作られる。
本発明の好ましい実施形態では、細長部材は、接続装置を使ってタイヤのサイドウォール部又はホイールリムの表面に取り付けられる。
好ましくは、接続装置は、接着剤である。
より好ましくは、接続装置は、粘着テープである。
さらに好ましくは、粘着テープは、タイヤのサイドウォール部又はホイールリムの表面に取り付けられる際に、細長部材とつながっている。
本明細書では、用語「接着剤」は、2つの面を、一時的又は永久的に、接触して固定できるいずれかの物質又は装置の意味で用いられるべきである。当業者に明らかなように、例えば、ポリウレタン封止剤、シアノアクリレート接着剤(強力瞬間接着剤)、温度硬化若しくは光硬化接着剤、又は、このような接着剤に覆われたいずれかの接続装置が挙げられる。当業者に同様に明らかなように、本発明で使用される接続装置は、風雨に耐えられ、縁石又は縁石と似たような物と接触中及び接触後に、細長部材がタイヤ又はホイールリムに取り付けられたままであるように十分に強力なものであることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態では、接続装置は半永久的である。本明細書では、用語「半永久的」は、必要なときにタイヤ又はホイールから接続装置を除去できるという意味で用いられるべきである。しかし、この除去には、細長部材及び接着剤への追加処理が必要となる。例えば、溶剤、熱湯の利用、又は、縁石と接触する時に細長部材が経験するであろう力以上の強さの力を加えること、が挙げられる。
さらに別の実施形態では、細長部材を、タイヤのサイドウォール部と一体化して形成することができる。
別の実施形態では、大きさの異なる、環状の2つの細長部材を、二重の保護壁を提供するために、1つのホイールリムに取り付けることができる。
既存の車両へホイール保護装置を組み込むために、ホイール保護装置に必要な部品を備えたキットを、購入できる物とすることが可能である。
好ましくは、キットは、複数の細長部材を備える。
より好ましくは、キットは、少なくとも4つの環状部材を備える。
好ましくは、キットは、接続装置を備える。
より好ましくは、接続装置は、粘着テープである。
もう1つの好ましい実施形態では、キットは、アラインメントツールを備えることもできる。
環状部材は、ホイールの標準的な大きさに特定されたキットを形成すると考えられる。しかし、これには限定されず、キットは、例えば、ホイール保護に最適になるように利用者が特定の長さに切断可能な、1つの細長部材を、当然に備えることができる。
本発明の更なる態様は、例示的な手段のみを用いる以下の説明、及び添付図面を参照にすることにより明らかになるであろう。
本発明の好ましい実施形態での車両ホイール保護装置を備えた、車両ホイールを示した図である。 ホイールリムに適用された、図1の車両ホイール保護装置の斜視図である。 図1及び図2の車両ホイール保護装置の断面図である。 本発明の別の実施形態での細長部材及び接続装置の後面斜視図である。 本発明の別の実施形態での車両ホイール保護装置を示した図である。 タイヤのサイドウォール部に適用された、図3のホイール保護装置の側面図である。 本発明の別の実施形態での細長部材及び接続装置の断面図である。 本発明のさらに別の実施形態での細長部材及び接続装置の断面図である。 本発明のもう1つの実施形態に従った、車両ホイール保護装置の斜視図である。 図8で示した実施形態の、細長部材及び接続装置の断面図である
本発明の好ましい実施形態は、図1から図3に関連して、以下で説明される。この実施形態は、例示的な手段のみによるもので、限定することを目的としていない。
図1は、車両ホイール5のホイールリム10の表面に車両ホイール保護装置7が取り付けられた、車両ホイール5を示している。車両ホイール保護装置7は、環状(輪状)部材30の形をしており、接続装置20(図2及び図3に最適に示される)によって、ホイールリム10に取り付けられる。図2では、接続装置20をよりはっきりと表現するために、ホイール保護装置7が切り取られて示されている。
使用時には、図1及び図2に示されるように、ホイール保護装置7が、ホイールリム10の表面の最外端付近にあることが好ましく、ホイールリム10の円周とほぼ一致する。このように配置されると、保護装置7は、ホイールリム10の表面から垂直に広がり、ホイール5が縁石に沿って擦れた場合、縁石によるホイールリム10の破損を防ぐ緩衝材の機能を果たす。
細長部材30は、射出成形法又は類似の方法で、輪状に形成されることが好ましく、標準的な大きさ、具体的にはリム径10”から50”、のホイールリム用に、特定の大きさであらかじめ形成されるように想定される。細長部材30のサイズ設定は、あらゆる大きさのホイールリム又はタイヤに確実に対応するために、1インチ刻みで大きくなる。決められた大きさに環状の細長部材30を製造することで、利用者の大多数に適したすぐに使える型で、ホイール保護装置7を販売することが可能となる。
好ましくは、細長部材30は、図2及び図3に見られるように、横断面がD型となる。細長部材30のD型の横断面は、同様にほぼ平らである可能性の高いホイールリム表面10に、細長部材30を取り付けるためのほぼ平らな下面15を提供する。D型の細長部材30の曲線状の上面17は、突き出たフランジ又は追加された溝がないため、きれいさを維持しやすく、また、速いスピードで車両が移動する際、感知できるような風騒音を発生させない。細長部材30のD型の横断面は、また、細長部材30に通過面又は通過物体を引っかけて、取り付けられたホイールリム10から細長部材を引き裂く可能性を減少させる。しかし、当業者が理解するように、この横断面の型は、限定することを目的とせず、細長い本体30は、縁石に沿って擦れたときの衝撃を吸収できる面を提供するいずれの横断面の型でも、形成することが可能である。
図3に示されるように、細長部材30の高さAは、約8mmとなることが好ましい。約8mmの高さが、縁石に擦れた場合に最適の保護をもたらし、同時に、速いスピードでも騒音を発生させず、又は、通過物体が引っかかる危険及び破損若しくはホイールリム10から外れる危険に保護装置7をさらすほどホイール5から離れて突き出ていないことを、本発明者は発見した。当業者が理解するように、(例えば)2mm未満の深さの細長部材は、6mmの深さの細長部材より効果的ではない。2mmの深さだと、平らではない縁石又は面が、低い障壁を越えて、ホイールの面の一部を未だに破損させる可能性があるため、縁石とぶつかったホイールリムだけではなく、ホイールの他の領域の危険も増大させる。その一方で、例えば、55mmの深さを有する細長部材は、速いスピードのときに騒音をもたらすこともあり、より通行人の目についてしまい、また、ホイールリム又はタイヤからあまり離れていない細長部材よりも簡単に破損をしてしまう可能性がある。
細長部材30の幅Bは、図3に示されるように、約6mmであることが好ましい。この幅は、縁石と擦れる可能性のある相当な面の領域を提供するのに有効であり、また、異なる大きさや型の様々なホイールにホイールリム10を適合させるために、本発明者によって決定されたものでもある。
しかし、上述のように、この長さは、限定することを目的とせず、細長部材30は、個々の要求、又は、具体的に小さな若しくは大きな車両ホイールに合わせるために、異なる横断面の寸法で形成することも可能であると理解されるべきである。
好ましくは、細長部材30は、ナイロンから製造される。ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ゴム、樹脂、金属、又は、通過する際に縁石の力を吸収するのに適しているような他の材料といった他の材料を、細長部材30を製造するために使用することができる。当業者が理解するように、より大きな破損に細長部材が晒される可能性があるほど、交換の必要性が減少し、そして、細長部材の摩滅によりホイールリム10の面を縁石に晒してホイールリムを破損させる可能性が減少するように、細長部材は擦り及び直接力に耐性のある硬質な材料で作られる。
細長部材30は、当業者に明らかなさまざまな方法を使用して、形成することができる。例えば、細長部材は、射出成形、ブロー成形及び回転成形などの押出法を使用するか、利用者が望む特定の大きさに細長部材を成形するようにあらかじめ形成されたノズルを有するディスペンサーからの押し出しによって、製造することができる。
細長部材は、さまざまな色で作ることが想定され、装飾目的及び保護目的で使用することができる。部材の装飾性をさらに強化するため、LED又は反射体などの他の装飾要素が、細長部材30内にあらかじめ形成されるか、細長部材30に組み込まれる。パターン化した表面又は広告用材料を、細長部材30の内部又は上部に組み込ませることも可能である。
細長部材30は、接続装置20によって、ホイールリム10に取り付けられる。本発明の好ましい実施形態では、接続装置20は、両面接着テープである。特に本発明に適したこのテープの1つは、3M(商標)VHB(商標)テープである。3M(商標)VHB(商標)テープは、細長部材30の平らな面15に最もうまく貼り付けられ、次に、ホイールリム10と強固な接着状態となるように、細長部材30に圧力を掛けて、細長部材30及び付着した接続装置20がホイールリム10に貼り付けられる。一度所定の位置に接着されると、3M(商標)VHB(商標)テープは、半永久的に強力な接着状態を提供するが、100℃の水を使用してホイールリム10から剥がすことが可能である。
図2に示されるように、接続装置20は、細長部材30の平らな面15に沿って、連続的な長さで貼り付けられることが好ましい。しかし、粘着テープ20は、図4に示されるような細長部材30に沿った多くの別々の細長片、又は、何か他の形状で、貼り付けることができることを、当業者はまた理解するであろう。図4に見られるような粘着テープの別々の細長片は、細長部材30の曲線を、テープ20の連続的な細長片を使用して、きれいにかつ効果的に覆うことができない、より小さな環状の細長部材30の接続に特に適している。
図5は、複数の細長部材30Aがホイールリム10に取り付けられた、好ましい実施形態の変形態様を示している。使用時には、細長部材30のいくつかが、利用者の好み及び細長部材の長さに応じて、使用可能である。別の例では、利用者は、環状のホイール保護装置を、自動車のそれぞれのフロントホイールのリムに取り付けることができ、図5に示されたものと類似した4つの短い曲がった細長部材を、自動車のそれぞれのリアホイールに、リアホイールのリムの円周を実質的に覆って、取り付けることができる。細長部材の変形及び組合せのいずれかが、利用者の実用的及び美的要求の両方に合うように想定されると理解されるべきである。また、最適な保護のために、短い細長部材30Aは、ホイールリム10の円周とできる限り一致すべきであると理解されるべきである。
また、保護装置7は、図5Aに示されるように、ホイールリム10との接続と併用又は代替して、タイヤ25に直接取り付けることが可能であると考えられる。この別の実施形態では、1つ又は複数の細長部材が、タイヤのサイドウォール部9のほぼ内周付近に(すなわち、タイヤとリムの接触面にできるだけ近づくように)形成される。保護装置7は、タイヤ25に製造時に取り付けて、あらかじめ形成されたリム保護装置付のタイヤを消費者が購入できるようにしてもよく、また、既存のタイヤに組み込んでもよい。また、あらかじめ形成された又は組み込まれた細長部材を有するタイヤは、追加的な保護又は見た目を良くするために、車両ホイールのホイールリムに取り付けられた別の細長部材と連結して使用することができる。
タイヤ25に組み込まれる場合には、細長部材30は、3M(商標)VHB(商標)テープを使用して、ホイールリム10への接続で上述したものと同じ方法で、取り付けられることが好ましい。好ましい実施形態では、保護装置7の接続方法は、保護装置7が取り付けられている表面にかかわらず、実質的に同じままである。
保護装置7が、タイヤ25に直接取り付けられるか、タイヤと一体化して形成される場合には、細長部材30は、図5Aに示されるように、細長部材30がタイヤのサイドウォール部から垂直にホイールリム10の他の部分より大きく延在する程度の、十分な高さを備えなければならない。これにより、確実に、細長部材30がホイールリム10の他の部分より先に縁石に擦られ、その結果、ホイールリム10を破損から保護することになる。
さらに別の実施形態では、ホイール保護装置7は、(図に示されていない)ホイールのホイールトリム(又はホイールキャップ)に取り付けることができる。保護装置7は、擦り若しくは他の破損からホイールトリムを保護するため、又は、既存の破損を覆うために、ホイールトリムの面に取り付けることができる。当業者が理解するように、ホイール保護装置7は、必要な場合には、同じホイールのホイールトリムと(例えば)ホイールリム10の両方に取り付けることができる。
保護装置7の位置は、最終的には、利用者の決定によるが、ホイールリム10への接続は、ホイールリム10が保護装置7によって直接保護され、タイヤを交換する必要がある場合に、保護装置7を再び取り付ける必要がないようにすることが好ましい。
さらに別の実施形態では、細長部材30は、利用者が必要な長さに切断できる1つの長い細長片で形成することができる。この変形態様は、輪を形成するために両端で結合された連続する細長片、又は図5に示されるような別々の短い細長片などの、幅広い形状で製品を取り付けることができる。当業者が理解するように、他の変形態様も可能となる。例えば、細長部材30は、15インチ又は20インチといった、特定の大きさのホイールリム10に取り付けるために正確な長さに加工された1つの細長片で、製造されてもよい。このような実施形態では、細長部材30は、細長部材30の両端を結合して輪の型で固定するために、細長部材30の両端に接続手段を備えることができる。この接続手段は、対応する雌雄部材、止め金、フック又は類似の手段の形とすることができる。
細長部材30は、上述及び図2から図4で示したように、D型の横断面を有することが好ましいが、横断面の型の他の変形態様も、本発明者によって想定される。
別の横断面の型を示した例は、図6及び図7に示される。図6は、中央隆起部49を備えた横断面を有する細長部材30を示している。図7は、縁石に接触をする2つの面51及び52を提供する波型横断面50を有した細長部材30を示している。どちらの横断面の変形態様でも、それぞれの細長部材30が(図7にCで示されるような)最高点で約5mmであることが好ましいことを、当業者は理解するであろう。この結果、細長部材30が、ホイールの他の部分より先に縁石に接触することによって、縁石による破損からの効果的な保護を、さらに確実に提供することができる。正方形、長方形、三角形及び類似の型の横断面といった、他の変形態様が想定されるが、図には示されない。
図8及び図9で示される本発明のもう1つの変形態様では、ホイール保護装置7が、第1細長部材30B及び第2細長部材30Cから形成可能である。図8及び図9で示される変形態様では、細長部材30Bは、第2細長部材30Cの接受部に適合される凹部35を備える。第2細長部材30Cの底部及び本体下部36は、細長部材30Cが凹部35に解放可能で挿入され、細長部材30Cを細長部材30Bに接続できるように、凹部35と対応する。この配置によって、細長部材30Cの色を変えるため、又は、破損した際に細長部材30Cを交換するために、ホイール保護装置7全体を取り外し新しい装置7を再アラインメント及び取り付けする必要なしに、細長部材30Bから細長部材30Cを取り外すという選択肢が利用者に提供される。
当業者が理解するように、細長部材30B及び30Cは、多くの異なる接続手段で、接続可能である。例えば、細長部材30Cは、半永久的な接着剤を使用して、図8及び図9に示された構成に代わるクリップ嵌め接続の構成を使用して、又は、細長部材30Cを細長部材30Bに特定の場所で固定できるねじなどの固定接続手段によって、細長部材30Bに取り付けることができる。
細長部材30(及び/又は別の細長部材30B及び30C)及び接続装置20は、自動車ホイールのリム又はタイヤに組み込むためのキットとして製造することもできる。キットは、当業者が知っているような標準的な大きさのホイールリム10又はタイヤ25に適合するように、具体的にサイズ指定された4つの環状の細長部材30のセットを備えることが想定される。好ましくは、キットは(3M(商標)VHB(商標)テープなどの)接続手段、及び、テープの貼り付け及び除去のための取扱説明書のセットも備える。しかし、このキットの内容は上述の内容に限定すべきではなく、クリーニングワイプ、ホイール保護装置7のホイールリムへのアラインメントに役立つ道具及び/又は巻き尺などの、他の内容を備えることができる。また、キットの構成要素は、さまざまな色や型で入手できる細長部材と共に、別々に販売可能である。
本発明のホイール保護装置7は、多くの利点を有する。保護装置7は、最小の部品からなるため、比較的製造費用がかからない。過度の縁石接触によって破損した場合に簡単に交換できる装置を使って車両のホイールリム又はホイールトリムを保護する、手ごろな価格の方法が消費者に提供される。
保護装置7は、取り付けが簡単であり、既存の保護されていないホイールリムに組み込むことや、製造時に取り付けることができる。また、保護装置は、タイヤの面に、製造時又は利用者が望むいかなる形状でも既存のタイヤに組み込んで、取り付けることもできる。上述のような、ホイール保護装置及び取扱説明書を含むキットによって、ホイール及びタイヤの両方に装置を組み込むことが、すべての利用者にとって簡単となる。
保護装置7は、ホイールリム、ホイールトリム又はタイヤのいずれかに取り付けられた場合に、タイヤの交換又はホイールの交換のいずれをも妨げない。また、一度所定の位置に取り付けられると、一般的なホイールのメンテナンスのために除去する必要もない。
保護装置7の好ましい大きさ及び型は、車両ホイールで縁石にぶつけたことによる擦り傷から、自動車のホイールリムを装置が効果的に保護するものであるが、同時に、目立たず、そして、使用時にホイールの動きを妨げず、又は、運転時に付加的な騒音を発生させない。好ましい細長部材のD型は、特に、装置を清潔にし易く、物体を通過させることもない。
保護装置7を作るために使用される材料は、好みのうるさい利用者の色又はデザインのさまざまな要求に合わせて、簡単に構成される。保護装置の単純さにより、保護装置を、いろいろな利用者に合わせて調節できる。
また、ホイール保護装置は、車両のホイールリム又はホイールトリムへの既存の破損を隠すために、破損の上に装置を取り付けて、使用することができる。この場合、ホイールの色とホイール保護装置を同色とすることが、特に有益となる。
本発明の態様は、例示的な手段のみを用いて説明したが、添付の請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、修正及び追加がなされてよいことが理解されるべきである。
7 車両ホイール保護装置
20 接続装置
30 細長部材
(関連出願)
本出願は、ニュージーランド特許出願第571573号に関連して出願された仮明細書に基づくものであり、そのすべての内容は、本明細書に参照により取り入れられる。
(技術分野)
本発明は、車両ホイール保護装置に関する。
車両ホイールは、縁石のそばで運転手が駐車や自動車の操作をしようとする際、傷つき、破損してしまうことがある。縁石との接触によるホイールの損傷は、「kerbing」又は「kerb rash」として知られている。
縁石との接触による破損は、醜く、また修理費も高くなる可能性がある。ホイールキャップをホイールに取り付けた自動車の場合は、妥当な金額で、ホイールキャップを外し、交換することができる。しかし、ホイールキャップを取り付けていないホイール、特に合金ホイールの場合は、ホイールのいずれの破損も修理費が非常に高いものとなってしまい、時として、全部のホイールの交換が必要となることもある。扁平タイヤに取り付けられた合金ホイールの場合には、クッション効果が著しく減少し、縁石との接触が更に起こりやすくなるため、この損傷が増大する可能性もある。
上述の問題に対処するため、多くの試みがなされている。特許文献1には、ホイールのリムの周囲に広げることができ、部材の第1及び第2端部で接続される細長部材を備えた、ホイールリムを保護するための装置が記載されている。この装置は、2つのフランジを有し、第1フランジは、タイヤとホイールリムとの間に挿入され、第2フランジは、ホイールのリム外面を損傷から保護する。この装置は、多くの欠点を有する。小石などの破片や土が、タイヤと装置との間の空間に簡単に蓄積する可能性がある。また、この装置は、リムの最外端からタイヤを覆うように広がった装置の一部に、通過物体が簡単に引っかかってしまうように形成されている。その結果、装置全体がホイールから外れるか、装置(この場合はホイールをしっかりと保護することが不可能となる)又は装置と接触をした物体のどちらかが破損をする可能性がある。
特許文献2には、縁石との接触による破損からホイールを保護するための、タイヤ又はホイールに取り付けられるフラップが記載されている。フラップは、タイヤ又はホイールのどちらかに配置されて、リムを覆うように広がる。フラップは、フラップの外周と、リムが見えるように引き上げられるフラップの内周とで固定される。フラップの使用は、縁石との接触からホイールを保護するのにいくらか役に立つが、多くの欠点を有する。上述のように、破片および土がフラップの裏に蓄積する可能性があり、また、フラップの固定されていない部分に通過物体が簡単に引っかかってしまうため、フラップがホイールから外れる可能性がある。さらに、速いスピードのとき、フラップの裏を通過した空気によって、フラップの取り付けられたタイヤ又はホイールのそれぞれから、不要な騒音が生み出される可能性がある。
また、タイヤ又はホイールを交換する必要があるときに、別の問題が生じる。上述の従来技術の装置のどちらも、タイヤ又はホイールのどちらかを適切に取り外し及び交換するために、装置を取り外さなければならない可能性がある。
英国特許第2,397,561号明細書 英国特許第2,398,765号明細書
本発明は、公知のホイール保護装置に関する上述の問題を解決すること、又は、少なくとも、有益な選択肢を公衆に提供することを目的とする。
本明細書中で引用するいくつかの特許又は特許出願を含むすべての文献は、本明細書に参照として組み入れられる。いかなる参考文献も従来技術を構成することは認められない。参考文献の論述は、それらの著者が主張することを記載するものであり、出願人は、引用された文献の正確性及び適切性に異議を唱える権利を有する。多数の従来技術に関する刊行物が本明細書に言及されているが、このような参考文献は、これらの文献のいかなるものも、ニュージーランド又はその他の国で、当該技術分野の一般知識の一部を形成するという容認を構成しないことは、明確に理解されるであろう。
本発明の別の態様及び利点は、一例として挙げられた以下の詳細によって明らかになるであろう。
本発明の1つの態様によれば、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に取り付けができる1つ又は複数の細長部材を備えた車両ホイール保護装置が提供される。この保護装置は、以下の特徴を有する。
・1つ又は複数の細長部材が、部材が取り付けられるタイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの円周とほぼ一致する。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤとの両方、又は、ホイールトリムとタイヤとの両方を覆わない。
1つ又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明の第1の態様によれば、車両ホイール保護装置が提供される。この保護装置は、以下のものを備える。
・以下のものを有する第1細長部材。
○タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に取り付けるためのほぼ平らな第1面。
○第2細長部材を受けるのに適した、相対する第2外面。
・上述の相対する第2外面に取り外し可能な状態で取り付けできる第2細長部材。
また、この保護装置は、以下の特徴を有する。
第2細長部材が、部材が取り付けられる、タイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの円周とほぼ一致し、第1細長部材又は第2細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤとの両方、又は、ホイールトリムとタイヤとの両方を覆わない。
第1細長部材に取り付けられる際、第2細長部材が、タイヤのサイドウォール部、ホイールリム又はホイールトリムの表面から垂直に、第1細長部材より大きく延在する。
車両ホイール保護装置がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、第2細長部材が、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
さらに、第1細長部材が、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に接着剤を使って取り付けられる。
本発明のもう1つの態様によれば、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に取り付けができる1つ又は複数の細長部材を備えた車両ホイール保護装置が提供される。この保護装置は、以下の特徴を有する。
・1つ又は複数の細長部材が、部材が取り付けられるタイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの円周とほぼ一致する。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わない。
・1つ又は複数の細長部材が、ほぼD型の横断面を有する。
1つ又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明のもう1つの態様によれば、タイヤのサイドウォール部に一体化して形成される1つ又は複数の細長部材を備えた、車両タイヤが提供される。この車両タイヤは、以下の特徴を有する。
・1つ又は複数の細長部材が、部材を形成するタイヤの円周とほぼ一致する。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、タイヤがホイールに取り付けられる際、ホイールリムと接触をしない。
・1つ又は複数の細長部材が、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明の別の態様によれば、縁石との接触による破損から車両ホイールを保護する方法が提供される。この方法には、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面への、1つ又は複数の細長部材の取り付けが含まれる。この方法は、以下の特徴を有する。
・1つ又は複数の細長部材が、部材が取り付けられるタイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの円周とほぼ一致する。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わない。
1つ又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明の別の態様によれば、縁石との接触による破損から車両ホイールを保護する方法が提供される。この方法は、以下の段階を備える。
・第1細長部材を、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に取り付ける段階。第1細長部材は、以下のものを備える。
○タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に取り付けるためのほぼ平らな第1面。
○平らな第1面とほぼ平行な、ほぼ平らな第2面。
・第2細長部材を、第1細長部材の平らな第2面に接続する段階。
この方法は、以下の特徴を有する。
第1細長部材に接続される際、第2細長部材が、タイヤのサイドウォール部、ホイールリム又はホイールトリムの表面から垂直に、第1細長部材より大きく延在する。
車両ホイール保護装置がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、第2細長部材が、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明のもう1つの態様によれば、車両ホイールを破損から保護するためのキットが提供される。このキットは、以下のものを有する。
・少なくとも1つの細長部材。
・1つ又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わないように、1つ又は複数の細長部材の第1面をタイヤのサイドウォール部、ホイールリム又はホイールトリムに取り付けるのに適した、少なくとも1つの接続手段。
1つ又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明のもう1つの態様によれば、車両ホイールを破損から保護するためのキットが提供される。このキットは、以下のものを有する。
・少なくとも1つの環状部材。
・少なくとも1つの環状部材のどの部分も、取り付けの際に、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わないように、少なくとも1つの環状部材の第1面をタイヤのサイドウォール部、ホイールリム又はホイールトリムに取り付けるのに適した、少なくとも1つの接続手段。
少なくとも1つの細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、少なくとも1つの細長部材は、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する。
本発明の好ましい実施形態では、細長部材は、環状(つまり、輪)である。
好ましくは、この輪は、およそ、10インチから50インチの範囲で、1インチ刻みの直径で形成される。当業者が理解するように、この直径の範囲は、ほとんどの車両ホイール及びタイヤの、決められた直径の範囲とほぼ一致する。原付車のホイールから大型トラックのタイヤまで、どんなサイズのホイール又はタイヤにも取り付けができるように、この範囲内でさまざまな直径の輪が入手可能であると考えられる。
さらに別の実施形態では、細長部材を途切れのない長さで製造してもよく、利用者が望むどのようなサイズにも、細長部材を切断することができる。
好ましい実施形態では、細長部材は、3mmから25mmの範囲の幅を有する。
好ましくは、細長部材の幅は、4mmから10mmとなる。
より好ましくは、細長部材の幅は、6mmとなる。
好ましくは、細長部材は、4mmから10mmの高さを有する。
より好ましくは、細長部材は、5mmの高さを有する。
さらに別の実施形態では、車両ホイール保護装置は、2つの共働する細長部材を備える。この別の実施形態では、好ましくは、第1細長部材が、着脱可能な状態で第2細長部材を受けるように構成される。
より好ましくは、第2細長部材が、第1細長部材に、外せるように取り付けられる。
好ましくは、第1細長部材が、タイヤのサイドウォール部又はホイールリムの表面に接続装置を使って取り付けられ、第2細長部材が、クリップ嵌め機構又は類似の機構を使って、着脱可能な状態で第1細長部材に取り付けられる。
好ましくは、第1細長部材の接続装置は、接着剤である。
好ましくは、少なくとも1つの細長部材が、実質的に硬質なプラスチック材料から作られる。
より好ましくは、少なくとも1つの細長部材が、ナイロン又はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)から作られる。
本発明の好ましい実施形態では、細長部材は、接続装置を使ってタイヤのサイドウォール部又はホイールリムの表面に取り付けられる。
好ましくは、接続装置は、接着剤である。
より好ましくは、接続装置は、粘着テープである。
さらに好ましくは、粘着テープは、タイヤのサイドウォール部又はホイールリムの表面に取り付けられる際に、細長部材とつながっている。
本明細書では、用語「接着剤」は、2つの面を、一時的又は永久的に、接触して固定できるいずれかの物質又は装置の意味で用いられるべきである。当業者に明らかなように、例えば、ポリウレタン封止剤、シアノアクリレート接着剤(強力瞬間接着剤)、温度硬化若しくは光硬化接着剤、又は、このような接着剤に覆われたいずれかの接続装置が挙げられる。当業者に同様に明らかなように、本発明で使用される接続装置は、風雨に耐えられ、縁石又は縁石と似たような物と接触中及び接触後に、細長部材がタイヤ又はホイールリムに取り付けられたままであるように十分に強力なものであることが好ましい。
本発明の好ましい実施形態では、接続装置は半永久的である。本明細書では、用語「半永久的」は、必要なときにタイヤ又はホイールから接続装置を除去できるという意味で用いられるべきである。しかし、この除去には、細長部材及び接着剤への追加処理が必要となる。例えば、溶剤、熱湯の利用、又は、縁石と接触する時に細長部材が経験するであろう力以上の強さの力を加えること、が挙げられる。
さらに別の実施形態では、細長部材を、タイヤのサイドウォール部と一体化して形成することができる。
別の実施形態では、大きさの異なる、環状の2つの細長部材を、二重の保護壁を提供するために、1つのホイールリムに取り付けることができる。
既存の車両へホイール保護装置を組み込むために、ホイール保護装置に必要な部品を備えたキットを、購入できる物とすることが可能である。
好ましくは、キットは、複数の細長部材を備える。
より好ましくは、キットは、少なくとも4つの環状部材を備える。
好ましくは、キットは、接続装置を備える。
より好ましくは、接続装置は、粘着テープである。
もう1つの好ましい実施形態では、キットは、アラインメントツールを備えることもできる。
環状部材は、ホイールの標準的な大きさに特定されたキットを形成すると考えられる。しかし、これには限定されず、キットは、例えば、ホイール保護に最適になるように利用者が特定の長さに切断可能な、1つの細長部材を、当然に備えることができる。
本発明の更なる態様は、例示的な手段のみを用いる以下の説明、及び添付図面を参照にすることにより明らかになるであろう。
本発明の好ましい実施形態での車両ホイール保護装置を備えた、車両ホイールを示した図である。 ホイールリムに適用された、図1の車両ホイール保護装置の斜視図である。 図1及び図2の車両ホイール保護装置の断面図である。 本発明の別の実施形態での細長部材及び接続装置の後面斜視図である。 本発明の別の実施形態での車両ホイール保護装置を示した図である。 タイヤのサイドウォール部に適用された、図3のホイール保護装置の側面図である。 本発明の別の実施形態での細長部材及び接続装置の断面図である。 本発明のさらに別の実施形態での細長部材及び接続装置の断面図である。 本発明のもう1つの実施形態に従った、車両ホイール保護装置の斜視図である。 図8で示した実施形態の、細長部材及び接続装置の断面図である
本発明の好ましい実施形態は、図1から図3に関連して、以下で説明される。この実施形態は、例示的な手段のみによるもので、限定することを目的としていない。
図1は、車両ホイール5のホイールリム10の表面に車両ホイール保護装置7が取り付けられた、車両ホイール5を示している。車両ホイール保護装置7は、環状(輪状)部材30の形をしており、接続装置20(図2及び図3に最適に示される)によって、ホイールリム10に取り付けられる。図2では、接続装置20をよりはっきりと表現するために、ホイール保護装置7が切り取られて示されている。
使用時には、図1及び図2に示されるように、ホイール保護装置7が、ホイールリム10の表面の最外端付近にあることが好ましく、ホイールリム10の円周とほぼ一致する。このように配置されると、保護装置7は、ホイールリム10の表面から垂直に広がり、ホイール5が縁石に沿って擦れた場合、縁石によるホイールリム10の破損を防ぐ緩衝材の機能を果たす。
細長部材30は、射出成形法又は類似の方法で、輪状に形成されることが好ましく、標準的な大きさ、具体的にはリム径10”から50”、のホイールリム用に、特定の大きさであらかじめ形成されるように想定される。細長部材30のサイズ設定は、あらゆる大きさのホイールリム又はタイヤに確実に対応するために、1インチ刻みで大きくなる。決められた大きさに環状の細長部材30を製造することで、利用者の大多数に適したすぐに使える型で、ホイール保護装置7を販売することが可能となる。
好ましくは、細長部材30は、図2及び図3に見られるように、横断面がD型となる。細長部材30のD型の横断面は、同様にほぼ平らである可能性の高いホイールリム表面10に、細長部材30を取り付けるためのほぼ平らな下面15を提供する。D型の細長部材30の曲線状の上面17は、突き出たフランジ又は追加された溝がないため、きれいさを維持しやすく、また、速いスピードで車両が移動する際、感知できるような風騒音を発生させない。細長部材30のD型の横断面は、また、細長部材30に通過面又は通過物体を引っかけて、取り付けられたホイールリム10から細長部材を引き裂く可能性を減少させる。しかし、当業者が理解するように、この横断面の型は、限定することを目的とせず、細長い本体30は、縁石に沿って擦れたときの衝撃を吸収できる面を提供するいずれの横断面の型でも、形成することが可能である。
図3に示されるように、細長部材30の高さAは、約8mmとなることが好ましい。約8mmの高さが、縁石に擦れた場合に最適の保護をもたらし、同時に、速いスピードでも騒音を発生させず、又は、通過物体が引っかかる危険及び破損若しくはホイールリム10から外れる危険に保護装置7をさらすほどホイール5から離れて突き出ていないことを、本発明者は発見した。当業者が理解するように、(例えば)2mm未満の深さの細長部材は、6mmの深さの細長部材より効果的ではない。2mmの深さだと、平らではない縁石又は面が、低い障壁を越えて、ホイールの面の一部を未だに破損させる可能性があるため、縁石とぶつかったホイールリムだけではなく、ホイールの他の領域の危険も増大させる。その一方で、例えば、55mmの深さを有する細長部材は、速いスピードのときに騒音をもたらすこともあり、より通行人の目についてしまい、また、ホイールリム又はタイヤからあまり離れていない細長部材よりも簡単に破損をしてしまう可能性がある。
細長部材30の幅Bは、図3に示されるように、約6mmであることが好ましい。この幅は、縁石と擦れる可能性のある相当な面の領域を提供するのに有効であり、また、異なる大きさや型の様々なホイールにホイールリム10を適合させるために、本発明者によって決定されたものでもある。
しかし、上述のように、この長さは、限定することを目的とせず、細長部材30は、個々の要求、又は、具体的に小さな若しくは大きな車両ホイールに合わせるために、異なる横断面の寸法で形成することも可能であると理解されるべきである。
好ましくは、細長部材30は、ナイロンから製造される。ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ゴム、樹脂、金属、又は、通過する際に縁石の力を吸収するのに適しているような他の材料といった他の材料を、細長部材30を製造するために使用することができる。当業者が理解するように、より大きな破損に細長部材が晒される可能性があるほど、交換の必要性が減少し、そして、細長部材の摩滅によりホイールリム10の面を縁石に晒してホイールリムを破損させる可能性が減少するように、細長部材は擦り及び直接力に耐性のある硬質な材料で作られる。
細長部材30は、当業者に明らかなさまざまな方法を使用して、形成することができる。例えば、細長部材は、射出成形、ブロー成形及び回転成形などの押出法を使用するか、利用者が望む特定の大きさに細長部材を成形するようにあらかじめ形成されたノズルを有するディスペンサーからの押し出しによって、製造することができる。
細長部材は、さまざまな色で作ることが想定され、装飾目的及び保護目的で使用することができる。部材の装飾性をさらに強化するため、LED又は反射体などの他の装飾要素が、細長部材30内にあらかじめ形成されるか、細長部材30に組み込まれる。パターン化した表面又は広告用材料を、細長部材30の内部又は上部に組み込ませることも可能である。
細長部材30は、接続装置20によって、ホイールリム10に取り付けられる。本発明の好ましい実施形態では、接続装置20は、両面接着テープである。特に本発明に適したこのテープの1つは、3M(商標)VHB(商標)テープである。3M(商標)VHB(商標)テープは、細長部材30の平らな面15に最もうまく貼り付けられ、次に、ホイールリム10と強固な接着状態となるように、細長部材30に圧力を掛けて、細長部材30及び付着した接続装置20がホイールリム10に貼り付けられる。一度所定の位置に接着されると、3M(商標)VHB(商標)テープは、半永久的に強力な接着状態を提供するが、100℃の水を使用してホイールリム10から剥がすことが可能である。
図2に示されるように、接続装置20は、細長部材30の平らな面15に沿って、連続的な長さで貼り付けられることが好ましい。しかし、粘着テープ20は、図4に示されるような細長部材30に沿った多くの別々の細長片、又は、何か他の形状で、貼り付けることができることを、当業者はまた理解するであろう。図4に見られるような粘着テープの別々の細長片は、細長部材30の曲線を、テープ20の連続的な細長片を使用して、きれいにかつ効果的に覆うことができない、より小さな環状の細長部材30の接続に特に適している。
図5は、複数の細長部材30Aがホイールリム10に取り付けられた、好ましい実施形態の変形態様を示している。使用時には、細長部材30のいくつかが、利用者の好み及び細長部材の長さに応じて、使用可能である。別の例では、利用者は、環状のホイール保護装置を、自動車のそれぞれのフロントホイールのリムに取り付けることができ、図5に示されたものと類似した4つの短い曲がった細長部材を、自動車のそれぞれのリアホイールに、リアホイールのリムの円周を実質的に覆って、取り付けることができる。細長部材の変形及び組合せのいずれかが、利用者の実用的及び美的要求の両方に合うように想定されると理解されるべきである。また、最適な保護のために、短い細長部材30Aは、ホイールリム10の円周とできる限り一致すべきであると理解されるべきである。
また、保護装置7は、図5Aに示されるように、ホイールリム10との接続と併用又は代替して、タイヤ25に直接取り付けることが可能であると考えられる。この別の実施形態では、1つ又は複数の細長部材が、タイヤのサイドウォール部9のほぼ内周付近に(すなわち、タイヤとリムの接触面にできるだけ近づくように)形成される。保護装置7は、タイヤ25に製造時に取り付けて、あらかじめ形成されたリム保護装置付のタイヤを消費者が購入できるようにしてもよく、また、既存のタイヤに組み込んでもよい。また、あらかじめ形成された又は組み込まれた細長部材を有するタイヤは、追加的な保護又は見た目を良くするために、車両ホイールのホイールリムに取り付けられた別の細長部材と連結して使用することができる。
タイヤ25に組み込まれる場合には、細長部材30は、3M(商標)VHB(商標)テープを使用して、ホイールリム10への接続で上述したものと同じ方法で、取り付けられることが好ましい。好ましい実施形態では、保護装置7の接続方法は、保護装置7が取り付けられている表面にかかわらず、実質的に同じままである。
保護装置7が、タイヤ25に直接取り付けられるか、タイヤと一体化して形成される場合には、細長部材30は、図5Aに示されるように、細長部材30がタイヤのサイドウォール部から垂直にホイールリム10の他の部分より大きく延在する程度の、十分な高さを備えなければならない。これにより、確実に、細長部材30がホイールリム10の他の部分より先に縁石に擦られ、その結果、ホイールリム10を破損から保護することになる。
さらに別の実施形態では、ホイール保護装置7は、(図に示されていない)ホイールのホイールトリム(又はホイールキャップ)に取り付けることができる。保護装置7は、擦り若しくは他の破損からホイールトリムを保護するため、又は、既存の破損を覆うために、ホイールトリムの面に取り付けることができる。当業者が理解するように、ホイール保護装置7は、必要な場合には、同じホイールのホイールトリムと(例えば)ホイールリム10の両方に取り付けることができる。
保護装置7の位置は、最終的には、利用者の決定によるが、ホイールリム10への接続は、ホイールリム10が保護装置7によって直接保護され、タイヤを交換する必要がある場合に、保護装置7を再び取り付ける必要がないようにすることが好ましい。
さらに別の実施形態では、細長部材30は、利用者が必要な長さに切断できる1つの長い細長片で形成することができる。この変形態様は、輪を形成するために両端で結合された連続する細長片、又は図5に示されるような別々の短い細長片などの、幅広い形状で製品を取り付けることができる。当業者が理解するように、他の変形態様も可能となる。例えば、細長部材30は、15インチ又は20インチといった、特定の大きさのホイールリム10に取り付けるために正確な長さに加工された1つの細長片で、製造されてもよい。このような実施形態では、細長部材30は、細長部材30の両端を結合して輪の型で固定するために、細長部材30の両端に接続手段を備えることができる。この接続手段は、対応する雌雄部材、止め金、フック又は類似の手段の形とすることができる。
細長部材30は、上述及び図2から図4で示したように、D型の横断面を有することが好ましいが、横断面の型の他の変形態様も、本発明者によって想定される。
別の横断面の型を示した例は、図6及び図7に示される。図6は、中央隆起部49を備えた横断面を有する細長部材30を示している。図7は、縁石に接触をする2つの面51及び52を提供する波型横断面50を有した細長部材30を示している。どちらの横断面の変形態様でも、それぞれの細長部材30が(図7にCで示されるような)最高点で約5mmであることが好ましいことを、当業者は理解するであろう。この結果、細長部材30が、ホイールの他の部分より先に縁石に接触することによって、縁石による破損からの効果的な保護を、さらに確実に提供することができる。正方形、長方形、三角形及び類似の型の横断面といった、他の変形態様が想定されるが、図には示されない。
図8及び図9で示される本発明のもう1つの変形態様では、ホイール保護装置7が、第1細長部材30B及び第2細長部材30Cから形成可能である。図8及び図9で示される変形態様では、細長部材30Bは、第2細長部材30Cの接受部に適合される凹部35を備える。第2細長部材30Cの底部及び本体下部36は、細長部材30Cが凹部35に解放可能で挿入され、細長部材30Cを細長部材30Bに接続できるように、凹部35と対応する。この配置によって、細長部材30Cの色を変えるため、又は、破損した際に細長部材30Cを交換するために、ホイール保護装置7全体を取り外し新しい装置7を再アラインメント及び取り付けする必要なしに、細長部材30Bから細長部材30Cを取り外すという選択肢が利用者に提供される。
図8と図9の両方で示されるように、第1細長部材30Bは、タイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの表面に取り付けるのに適した、ほぼ平らな第1面37を備える。平らな第1面37は粘着テープ20を使って取り付けられるのが好ましいが、接続手段の他の態様は下記のように想定される。
細長部材30Bは、さらに、面37とほぼ平行な、ほぼ平らな第2面38を備える。平らな第2面38は凹部35内で第2細長部材30Cを受け、第2細長部材30Cは定位置でフランジ39及び40によって把持される。
フランジ39及び40は、好ましくは、第2細長部材30Cの側壁36A及び底部36の少なくとも一部とほぼ一致するように形成され、第1細長部材30Bと第2細長部材30Cの間に締まりばめを提供する。
当業者が理解するように、細長部材30B及び30Cは、多くの異なる接続手段で、接続可能である。例えば、細長部材30Cは、半永久的な接着剤を使用して、図8及び図9に示された構成に代わるクリップ嵌め接続の構成を使用して、又は、細長部材30Cを細長部材30Bに特定の場所で固定できるねじなどの固定接続手段によって、細長部材30Bに取り付けることができる。
細長部材30(及び/又は別の細長部材30B及び30C)及び接続装置20は、自動車ホイールのリム又はタイヤに組み込むためのキットとして製造することもできる。キットは、当業者が知っているような標準的な大きさのホイールリム10又はタイヤ25に適合するように、具体的にサイズ指定された4つの環状の細長部材30のセットを備えることが想定される。好ましくは、キットは(3M(商標)VHB(商標)テープなどの)接続手段、及び、テープの貼り付け及び除去のための取扱説明書のセットも備える。しかし、このキットの内容は上述の内容に限定すべきではなく、クリーニングワイプ、ホイール保護装置7のホイールリムへのアラインメントに役立つ道具及び/又は巻き尺などの、他の内容を備えることができる。また、キットの構成要素は、さまざまな色や型で入手できる細長部材と共に、別々に販売可能である。
本発明のホイール保護装置7は、多くの利点を有する。保護装置7は、最小の部品からなるため、比較的製造費用がかからない。過度の縁石接触によって破損した場合に簡単に交換できる装置を使って車両のホイールリム又はホイールトリムを保護する、手ごろな価格の方法が消費者に提供される。
保護装置7は、取り付けが簡単であり、既存の保護されていないホイールリムに組み込むことや、製造時に取り付けることができる。また、保護装置は、タイヤの面に、製造時又は利用者が望むいかなる形状でも既存のタイヤに組み込んで、取り付けることもできる。上述のような、ホイール保護装置及び取扱説明書を含むキットによって、ホイール及びタイヤの両方に装置を組み込むことが、すべての利用者にとって簡単となる。
保護装置7は、ホイールリム、ホイールトリム又はタイヤのいずれかに取り付けられた場合に、タイヤの交換又はホイールの交換のいずれをも妨げない。また、一度所定の位置に取り付けられると、一般的なホイールのメンテナンスのために除去する必要もない。
保護装置7の好ましい大きさ及び型は、車両ホイールで縁石にぶつけたことによる擦り傷から、自動車のホイールリムを装置が効果的に保護するものであるが、同時に、目立たず、そして、使用時にホイールの動きを妨げず、又は、運転時に付加的な騒音を発生させない。好ましい細長部材のD型は、特に、装置を清潔にし易く、物体を通過させることもない。
保護装置7を作るために使用される材料は、好みのうるさい利用者の色又はデザインのさまざまな要求に合わせて、簡単に構成される。保護装置の単純さにより、保護装置を、いろいろな利用者に合わせて調節できる。
また、ホイール保護装置は、車両のホイールリム又はホイールトリムへの既存の破損を隠すために、破損の上に装置を取り付けて、使用することができる。この場合、ホイールの色とホイール保護装置を同色とすることが、特に有益となる。
本発明の態様は、例示的な手段のみを用いて説明したが、添付の請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、修正及び追加がなされてよいことが理解されるべきである。
7 車両ホイール保護装置
20 接続装置
30 細長部材

Claims (22)

  1. タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に取り付けができる1つの細長部材又は複数の細長部材を備えた車両ホイール保護装置であって、
    前記細長部材又は複数の細長部材が、部材が取り付けられるタイヤ、ホイールリム又はホイールトリムの円周とほぼ一致し、
    前記細長部材又は複数の細長部材のどの部分も、取り付けられる際、ホイールリムとタイヤとの両方、又は、ホイールトリムとタイヤとの両方を覆わず、また、前記細長部材が、取り付けられる際、ホイールリム若しくはホイールトリムの表面、又はタイヤのサイドウォール部に接触するだけであり、
    前記細長部材又は複数の細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、前記細長部材が、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在し、さらに、前記細長部材又は複数の細長部材が、タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面に、接着剤を使用して取り付けられる、車両ホイール保護装置。
  2. 前記細長部材が、ほぼD型の横断面を有する、請求項1記載の車両ホイール保護装置。
  3. 前記接着剤が、粘着テープである、請求項1記載の車両ホイール接続装置。
  4. 前記細長部材が、環状である、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両ホイール保護装置。
  5. 前記環状の細長部材の外径が、10インチと50インチとの間となる、請求項4記載の車両ホイール保護装置。
  6. 前記ホイール保護装置が、取り外し可能な状態で第2の細長部材を受けるように構成された第1の細長部材を備える、請求項1記載の車両ホイール保護装置。
  7. 前記第2の細長部材が、外せるように前記第1の細長部材に取り付けられる、請求項6記載のホイール保護装置。
  8. 前記細長部材が、4mmから10mmの幅となる、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両ホイール保護装置。
  9. 前記細長部材が、4mmから10mmの高さとなる、請求項1から8のいずれか一項に記載の車両ホイール保護装置。
  10. 前記細長部材が、5mmの高さとなる、請求項9記載の車両ホイール保護装置。
  11. 前記細長部材又は複数の細長部材が、実質的に硬質なプラスチック材料から作られる、請求項1から10のいずれか一項に記載の車両ホイール保護装置。
  12. 前記細長部材(単数又は複数)が、ナイロンから作られる、請求項11記載の車両ホイール保護装置。
  13. 縁石との接触による破損から車両ホイールを保護する方法であって、
    タイヤのサイドウォール部、又はホイールリム若しくはホイールトリムの表面への、上記請求項のいずれかの車両ホイール保護装置の取り付けを含む方法。
  14. 車両ホイールを破損から保護するためのキットであって、
    少なくとも1つの細長部材と、
    前記少なくとも1つの細長部材の第1面をタイヤのサイドウォール部、ホイールリム又はホイールトリムに取り付けるのに適した、少なくとも1つの接続手段と、
    を備え、
    前記接続手段によって、取り付けられる際、前記少なくとも1つの細長部材のどの部分も、ホイールリムとタイヤの両方、又は、ホイールトリムとタイヤの両方を覆わず、また、取り付けられる際、前記細長部材が、ホイールリム若しくはホイールトリムの表面、又はタイヤのサイドウォール部に接触するだけであり、
    少なくとも1つの細長部材がタイヤのサイドウォール部に取り付けられる場合には、前記少なくとも1つの細長部材が、ホイールリム又はホイールトリムの表面より広い範囲へ、タイヤのサイドウォール部から垂直に延在する、キット。
  15. 前記細長部材(単数又は複数)が、環状部材である、請求項14記載のキット。
  16. 前記キットが、1つから8つの細長部材を含む、請求項14又は15に記載のキット。
  17. 前記キットが、4つの環状部材を含む、請求項15記載のキット。
  18. 前記接続手段が、粘着テープである、請求項14から17のいずれか一項に記載のキット。
  19. 前記キットが、さらにアラインメントツールを含む、請求項14から18のいずれか一項に記載のキット。
  20. 本明細書で添付の図面を参照にして実質的に説明されているような、車両ホイール保護装置。
  21. 本明細書で添付の図面を参照にして実質的に説明されているような、縁石との接触による破損からホイールを保護する方法。
  22. 本明細書で添付の図面を参照にして実質的に説明されているような、ホイールを破損から保護するためのキット。
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