JP2002240502A - 自動車用ホイールへの後付け式リム保護装置 - Google Patents

自動車用ホイールへの後付け式リム保護装置

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JP2002240502A
JP2002240502A JP2001036310A JP2001036310A JP2002240502A JP 2002240502 A JP2002240502 A JP 2002240502A JP 2001036310 A JP2001036310 A JP 2001036310A JP 2001036310 A JP2001036310 A JP 2001036310A JP 2002240502 A JP2002240502 A JP 2002240502A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タイヤ支持リムのフロントリムフランジを損傷
から防護すると同時に、そのリムの表面を可飾できるよ
うにする。 【解決手段】既製のタイヤ支持リム(R)へ別個な高強
度の保護リング(A)を、その少なくともフロントリム
フランジ(13)を被覆する縁取り状態に嵌め付け一体
化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ホイールへ
の後付け式リム保護装置に係り、殊更タイヤ支持リムの
フロントリムフランジを損傷から防護すると同時に、そ
のリムの表面を加飾できるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】フロントリムフランジが路面の砂利や砕
石、路肩の縁石、コンクリート製の中央分離帯などに接
触して、不慮に損傷したり或いは変形したりすることを
防ぐためのアルミ合金製自動車用ホイールとして、実開
昭62−165102号が提案されている。
【0003】又、フロントリムの表面やホイールディス
クの表面に美麗な装飾効果を与えるためのスチール製自
動車用ホイールとしても、実開平1−59701号が提
案されており、これらが本発明に最も近似した公知技術
であると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の実開
昭62−165102号考案では、内側リム部(1)と
外側リム部(2)並びにディスク(3)から成るスリー
ピース型の組立式自動車用ホイールを対象としており、
その外側リム部(2)のフランジとなる屈曲成形部
(5)を、スピニング加工などによって巻き込み成形す
ると一挙同時に、その補強用ワイヤーリング(6)の内
装と保護被覆層(12)の外装とを行なわなければなら
ない。
【0005】つまり、上記保護被覆層(12)が外側リ
ム部(2)との別体物であるとしても、これを外側リム
部(2)における屈曲成形部(5)の巻き込み成形後
や、自動車用ホイールとしての組立後に、その端縁部
(13)に至るまでも上記屈曲成形部(5)へ取り付け
使用することは不可能であり、既製品の各種自動車用ホ
イールに対する互換性や汎用性が無い。
【0006】この点、上記公知考案のようなスリーピー
ス型の組立式自動車用ホイールであれば、その外側リム
部(2)のフランジが万一損傷や変形を生じた場合、こ
れだけを新品と交換して、内側リム部(1)並びにディ
スク(3)と再組立することは可能であるが、ホイール
ディスクとタイヤ支持リムとが連続一体なワンピース型
の自動車用ホイールでは、そのフロントリムフランジが
部分的な欠落の損傷程度にとどまる限り、溶接での修復
作業を行なえるとしても、万一不正に変形してしまう
と、もはや正しく復元することは不可能であって、自動
車用ホイールの全体を新品に買い換えるほかはない。
【0007】更に、上記公知考案の場合スリーピース型
の組立式自動車用ホイールとして、多数の緊締ボルト
(4)が外側リム部(2)とディスク(3)から表出し
ているため、その外側リム部(2)の表面を保護被覆層
(12)によって被覆したとしても、依然組立式自動車
用ホイールの外観状態となり、そのスリーピース型から
ワンピース型の外観状態を看取させることは不可能であ
って、興趣変化に富む加飾効果を与えることもできな
い。
【0008】他方、後者の実開平1−59701号考案
もリム(1)とディスク(2)とから成るツーピース型
の組立式自動車用ホイールを対象としており、そのリム
(1)の装飾板(3)とディスク(2)の装飾板(4)
とを、何れも自動車用ホイールの組立と一挙同時に装着
一体化しなければならず、やはり既製品の自動車用ホイ
ールへ後付け使用することは不可能であるため、前者の
上記公知考案と同様の問題を生じる。
【0009】又、上記装飾板(3)(4)が塗装やメッ
キなどの表面処理された薄板、又は/及びステンレスや
アルミなどの薄板から成るものとして、スチール製のリ
ム(1)とディスク(2)へ接着剤を介し、重合状態の
もとで装着一体化されることにより、そのリム(1)又
は/及びディスク(2)の表面が美麗な自動車用ホイー
ルに仕上げ得るとしても、それはあくまでも自動車用ホ
イールの装飾効果にとどまり、上記リム(1)の装飾板
(3)によってフロントリムフランジを損傷から防護す
る効果までは達成されていない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の改良を企図しており、そのために役立つ自動車用ホ
イールへの後付け式リム保護装置として、既製のタイヤ
支持リムへ別個な高強度の保護リングを、その少なくと
もフロントリムフランジを被覆する縁取り状態に嵌め付
け一体化したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、その後付け式リム保護装置の第1
実施形態を示した図1〜6において、(W)は本発明の
対象とする自動車用ホイールであり、アルミ合金やその
他の軽合金からホイールディスク(D)とタイヤ支持リ
ム(R)との連続一体に鋳造されているが、そのタイヤ
支持リム(R)が軽合金から成る限り、別個なホイール
ディスク(D)との組立式自動車用ホイール(W)であ
っても良く、何れにしてもタイヤ支持リム(R)にはタ
イヤ(T)が装着使用されることとなる。
【0012】(10)は上記タイヤ支持リム(R)の陥
没するウエル、(11)はそのウエル(10)からフロ
ントハンプ(12)を経て前方へ連続的に派生するフロ
ントビードシートであり、その前端部から外向きに径大
なフロントリムフランジ(13)が張り出し屈曲してい
る。
【0013】又、(14)は同じくウエル(10)から
リヤーハンプ(15)を経て、逆な後方へ連続的に派生
するリヤービードシートであり、その後端部から外向き
に張り出す径大なリヤーリムフランジ(16)と、上記
フロントリムフランジ(13)との向かい合う一対によ
り、一定のリム幅(X)を規定している。(Y)はその
リムフランジ(13)(16)の外径を示している。
【0014】(A)は上記自動車用ホイール(W)とし
て既製のタイヤ支持リム(R)と別個独立するフロント
リムフランジ用保護リングであり、これは一定の厚み
(例えば約0.5〜1.0mm)を有するステンレス鋼板
からのヘラ絞り、切り割りされたステンレス鋼管からの
バルジ成形やその他の塑性加工、又はアルミ展伸材や高
強度な繊維入り合成樹脂材からの押出成形などによっ
て、上記フロントリムフランジ(13)を被覆できる必
要最小限度の大きさと、そのフロントリムフランジ(1
3)と対応する断面形状に作成されている。
【0015】つまり、保護リング(A)は図3〜5のよ
うに、タイヤ支持リム(R)におけるフロントリムフラ
ンジ(13)の外周面被覆部分(17a)と前面被覆部
分(17b)並びに内周面被覆部分(17c)を備えた
大きさの連続的な断面ほぼフック型として成形され、し
かもフロントリムフランジ(13)と対応する前面視の
円形リング状に巻き曲げられており、その円周方向での
切り離し両端(18)(19)同志が予じめ一定量
(L)だけ部分的にオーバーラップした差し込み状態に
ある。
【0016】そして、このような断面ほぼフック型の保
護リング(A)は、その切り離し両端(18)(19)
から円形リング状の円周方向に沿って、強制的に引き伸
ばし拡張された状態のもとで、上記タイヤ支持リム
(R)のフロントリムフランジ(13)へ嵌め付け使用
され、その拡張の自動復元的な口径収縮力により、フロ
ントリムフランジ(13)へ圧着状態に被覆されるよう
になっている。
【0017】その際、口径収縮した保護リング(A)の
オーバーラップ量が、その適用されるリムフランジ(1
3)(16)の外径(Y)との寸法関係上、万一過多と
なるおそれを防ぐためには、その収縮程度を見越して、
保護リング(A)を短かくカットしておけば良い。何れ
にしても、保護リング(A)が上記フロントリムフラン
ジ(13)と接触する内周面の全体には、予じめ図外の
接着剤や封止剤を塗布しておき、その接着力や封止力も
加えることが望ましい。
【0018】図6の使用状態から示唆されるように、上
記保護リング(A)はその嵌め付け上の拡張に伴なう復
元的な口径収縮力により、タイヤ支持リム(R)のフロ
ントリムフランジ(13)へ被覆状態に圧着一体化し、
しかもその保護リング(A)におけるフロントリムフラ
ンジ(13)の外周面被覆部分(17a)が、上記タイ
ヤ支持リム(R)へ装着使用されるタイヤ(T)のビー
ド部分(20)によって、そのフロントリムフランジ
(13)へ押え付け固定されることになるため、自動車
の走行中に脱落しないことは勿論、上記タイヤ支持リム
(R)のフロントリムフランジ(13)が路面の砂利や
砕石、路肩の縁石、コンクリート製の中央分離帯などに
接触して、不慮に損傷するおそれを、その保護リング
(A)により安全に防護することができる。
【0019】この点、ホイールディスク(D)とタイヤ
支持リム(R)とがアルミ合金から連続一体に鋳造され
たワンピース型の自動車用ホイール(W)では、そのタ
イヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)が
スチール製のそれに比して、上記原因により損傷してし
まいやすく、又その損傷部分のみを元の強度に正しく修
復することが困難であり、自動車用ホイール(W)の全
体を新品と交換しなければならなくなる。
【0020】そのため、本発明の保護リング(A)によ
ってフロントリムフランジ(13)の損傷を防止できる
ことは、上記ワンピース型自動車用ホイール(W)につ
いて特別の技術的意味があり、万一保護リング(A)が
上記原因により損傷した場合には、これだけを新品と交
換して、再度タイヤ支持リム(R)のフロントリムフラ
ンジ(13)へ被覆状態に嵌め付ければ良い。
【0021】殊更、上記保護リング(A)をアルミ合金
製タイヤ支持リム(R)と異質で、且つこれよりも高強
度なステンレス鋼などから作成するならば、そのタイヤ
支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)を保護
リング(A)によって効果的に補強することもできる。
【0022】その場合、図示省略してあるが、上記保護
リング(A)の塑性加工によって、その表面を凹凸粗面
化したり、同じく保護リング(A)を研摩加工したり、
或いはメッキや塗装などの表面処理を施したりして、そ
の保護リング(A)から既製タイヤ支持リム(R)の金
属肌と相違する形状、模様、色彩又は/及び光沢を表出
させても良い。
【0023】そうすれば、上記保護リング(A)の嵌め
付け使用によるフロントリムフランジ(13)の保護と
補強効果のみならず、自動車用ホイール(W)のタイヤ
支持リム(R)を爾後的に加飾することもでき、その興
趣変化に富む縁取り効果を得られる。高強度な着色合成
樹脂製保護リング(A)の採用によって、このような効
果を達成することも可能である。
【0024】又、図7〜10の第1変形実施形態から明
白なように、上記保護リング(A)におけるフロントリ
ムフランジ(13)の外周面被覆部分(17a)からタ
イヤ(T)と安定良く接触し得る取付ステー部分(17
d)の複数個を、その点在する全体的な放射対称分布型
として連続的に張り出すと共に、その複数個の取付ステ
ー部分(17d)をタイヤ支持リム(R)へ装着使用さ
れるタイヤ(T)のビード部分(20)によって、上記
フロントリムフランジ(13)の後面へ悉く押え付け固
定するように定めることが好ましい。その保護リング
(A)の抜け止め効果などをますます向上できるからで
ある。
【0025】図11〜13は図2、8と対応するフロン
トリムフランジ(13)並びにその保護リング(A)の
各種断面形状を示しており、これらの第2〜4変形実施
形態から明白なように、上記保護リング(A)の断面形
状がこれを適用するフロントリムフランジ(13)のそ
れに応じて、予じめ作成準備されることは言うまでもな
い。
【0026】但し、上記第1実施形態の保護リング
(A)は前面視の円形リング状として、その切り離し両
端(18)(19)同志の部分的にオーバーラップした
差し込み状態に巻き曲げられているため、そのオーバー
ラップした一定量(L)だけ上記フロントリムフランジ
(13)の大きさ変化を吸収することができ、その外径
(Y)が相違する各種自動車用ホイール(W)への汎用
性又は互換性を発揮させ得る効果がある。
【0027】次に、図14〜16は本発明に係る後付け
式リム保護装置の第2実施形態を示しており、これでは
上記保護リング(A)をその適用されるタイヤ支持リム
(R)のフロントリムフランジ(13)に比して、言わ
ば奥行の深く大きな断面ほぼフック型に作成している。
【0028】即ち、その保護リング(A)はフロントリ
ムフランジ(13)の外周面被覆部分(17a)と前面
被覆部分(17b)並びに内周面被覆部分(17c)の
ほか、これらと連続するフロントビードシート(11)
の内周面被覆部分(17e)も備えた深く大きな断面ほ
ぼフック型として、しかも前面視の無端な円形リング状
に一体成形されている。
【0029】このような第2実施形態の保護リング
(A)も、ステンレス鋼板からのヘラ絞りやその他の塑
性加工、アルミ展伸材や高強度な繊維入り合成樹脂材か
らの押出成形などによって、上記第1実施形態のそれよ
りも容易に作成することができる。
【0030】そして、このような断面ほぼフック型をな
す無端な円形リング状の保護リング(A)は、タイヤ支
持リム(R)へ前方から言わば強制的に押し込む如く、
そのフロントリムフランジ(13)の被覆状態に嵌め付
け使用される。その場合、保護リング(A)がタイヤ支
持リム(R)と接触する内周面全体には、予じめテープ
状やフィルム状などの接着剤(図示省略)を貼り付けて
おき、その接着力によりタイヤ支持リム(R)へ密着一
体化させるのである。
【0031】そうすれば、その保護リング(A)の後付
け使用状態において、やはり上記第1実施形態と同様な
フロントリムフランジ(13)の保護効果、補強効果並
びに縁取り可飾効果を得ることができる。
【0032】図14〜16の第2実施形態にあっても、
その保護リング(A)におけるフロントリムフランジ
(13)の外周面被覆部分(17a)から、図17〜1
9の第5変形実施形態に示すようなタイヤ(T)と確実
に接触し得る取付ステー部分(17d)の複数個を、そ
の全体的な放射対称分布型として連続的に張り出すと共
に、上記のようなタイヤ支持リム(R)のフロントリム
フランジ(13)へ嵌め付け接着した保護リング(A)
の取付ステー部分(17d)を、そのタイヤ支持リム
(R)へ装着使用されるタイヤ(T)のビード部分(2
0)によって、上記フロントリムフランジ(13)の後
面へ悉く押し付け固定するように定めることが望まし
い。
【0033】又、図16、19と対応する図20の第6
変形実施形態から示唆される如く、上記第2実施形態の
保護リング(A)におけるフロントビードシート(1
1)の内周面被覆部分(17e)から後方へ、無端な円
形リング状の1個か又は全体的な放射対称型に点在分布
する複数個の延長スカート部分(17f)を連続的に張
り出して、上記のようなタイヤ支持リム(R)のフロン
トリムフランジ(13)へ嵌め付け接着した保護リング
(A)の延長スカート部分(17f)を、そのタイヤ支
持リム(R)とホイールディスク(D)との比較的厚肉
な境界部分(21)に対応形成した受け入れ切欠(2
2)へ、前方から差し込み固定するように定めても良
い。
【0034】そうすれば、上記保護リング(A)をアル
ミ合金製タイヤ支持リム(R)と異質な金属材や合成樹
脂材から作成することにより、そのタイヤ支持リム
(R)とホイールディスク(D)とから連続一体に鋳造
されたワンピース型の自動車用ホイール(W)に対し
て、爾後的にツーピース型の外観状態を表出させること
ができる。
【0035】更に、上記保護リング(A)の延長スカー
ト部分(17f)をその1個の無端な円形リング状とし
て張り出し形成する場合に、その延長スカート部分(1
7f)の張り出し後端へ図21の第7変形実施形態に示
すような保護リング(A)の口径収縮用割溝(23)
を、全体的な櫛目型に切り欠くことも可能である。
【0036】そうすれば、上記第2実施形態の無端な円
形リング状保護リング(A)を、タイヤ支持リム(R)
へ前方から嵌め付け接着する際、その保護リング(A)
が割溝(23)から強制的に収縮変形するため、その嵌
め付け作業を円滑に行なえ、それにも拘らず上記収縮の
自動復元的な拡張力によって、タイヤ支持リム(R)の
内周面へ安定良く確固に圧着一体化させることができ
る。
【0037】第2実施形態と第1〜7変形実施形態にお
けるその他の構成は、上記第1実施形態と実質的に同一
であるため、その図7〜21に図1〜6との対応符号を
記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0038】尚、タイヤ支持リム(R)のフロントリム
フランジ(13)が別個な保護リング(A)の後付け使
用によって、その縁取り状態に被覆される限り、上記タ
イヤ支持リム(R)のリヤーリムフランジ(16)につ
いても、これと対応する別個の保護リング(A)を同様
な被覆状態に嵌め付け一体化することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は自動車用ホイー
ルへの後付け式リム保護装置として、既製のタイヤ支持
リム(R)へ別個な高強度の保護リング(A)を、その
少なくともフロントリムフランジ(13)を被覆する縁
取り状態に嵌め付け一体化するようになっているため、
冒頭に述べた従来技術の諸問題を悉く改良できる効果が
ある。
【0040】即ち、本発明の上記構成によれば、別個独
立の高強度な保護リング(A)が既製の自動車用ホイー
ル(W)におけるタイヤ支持リム(R)へ、その少なく
ともフロントリムフランジ(13)を被覆する縁取り状
態に嵌め付け一体化されるようになっているため、各種
自動車用ホイール(W)のタイヤ支持リム(R)へ互換
的又は汎用的に後付け使用することができ、その後付け
使用される別個な高強度の保護リング(A)によって、
上記タイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(1
3)が路肩の縁石やコンクリート製の中央分離帯などに
接触して、不慮に損傷するおそれから安全に防護し得る
と共に、その保護リング(A)により併せてタイヤ支持
リム(R)の表面を優美に可飾することもできるのであ
り、このような効果は特にアルミ合金からホイールディ
スク(D)とタイヤ支持リム(R)との連続一体に鋳造
されたワンピース型の自動車用ホイール(W)を対象と
する場合、顕著に発揮されることとなる。
【0041】しかも、このようなワンピース型のアルミ
合金製自動車用ホイール(W)を対象として、そのタイ
ヤ支持リム(R)とは異質の高強度なステンレス鋼など
から上記保護リング(A)を作成することにより、タイ
ヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)を爾
後的に補強することも可能となる。そして、その保護リ
ング(A)が万一損傷したならば、これだけを新品と交
換して嵌め付け使用することができるため、自動車用ホ
イール(W)の全体を新らたに買い求める必要がなく、
需要者にとって著しく経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る保護リングをタイ
ヤ支持リムに取り付けた自動車用ホイールの正面図であ
る。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1の保護リングを抽出して示す正面図であ
る。
【図4】図3の4−4線に沿う拡大断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿う拡大断面図である。
【図6】図2にタイヤを装着使用した状態の断面図であ
る。
【図7】保護リングの第1変形実施形態を示す背面から
見た斜面図である。
【図8】図7の保護リングをタイヤ支持リムに嵌め付け
た状態の断面図である。
【図9】図8の9−9線に沿う部分拡大断面図である。
【図10】図8にタイヤを装着使用した状態の断面図で
ある。
【図11】保護リングの第2変形実施形態を示す図2に
対応する断面図である。
【図12】保護リングの第3変形実施形態を示す図2に
対応する断面図である。
【図13】保護リングの第4変形実施形態を示す図2に
対応する断面図である。
【図14】保護リングの第2実施形態を示す背面図であ
る。
【図15】図14の15−15線に沿う拡大断面図であ
る。
【図16】図14の保護リングをタイヤ支持リムに嵌め
付けた状態の断面図である。
【図17】保護リングの第5変形実施形態を示す背面図
である。
【図18】図17の18−18線に沿う拡大断面図であ
る。
【図19】図17の保護リングをタイヤ支持リムに嵌め
付けた状態の断面図である。
【図20】保護リングの第6変形実施形態を示す図16
に対応する断面図である。
【図21】保護リングの第7変形実施形態を示す断面図
である。
【符号の説明】
(10)・ウエル (11)・フロントビードシート (12)・フロントハンプ (13)・フロントリムフランジ (14)・リヤービードシート (15)・リヤーハンプ (16)・リヤーリムフランジ (17a)・フロントリムフランジの外周面被覆部分 (17b)・フロントリムフランジの前面被覆部分 (17c)・フロントリムフランジの内周面被覆部分 (17d)・取付ステー部分 (17e)・フロントビードシートの内周面被覆部分 (17f)・延長スカート部分 (18)(19)・切り離し両端 (A)・保護リング (D)・ホイールディスク (R)・タイヤ支持リム (T)・タイヤ (X)・リム幅 (Y)・リムフランジの外径 (L)・オーバーラップ量 (W)・自動車用ホイール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既製のタイヤ支持リム(R)へ別個な高強
    度の保護リング(A)を、その少なくともフロントリム
    フランジ(13)を被覆する縁取り状態に嵌め付け一体
    化したことを特徴とする自動車用ホイールへの後付け式
    リム保護装置。
  2. 【請求項2】保護リング(A)の塑性加工、研摩加工又
    はメッキや塗装、その他の表面処理により、その保護リ
    ング(A)からタイヤ支持リム(R)の金属肌と相違す
    る形状、模様、色彩又は/及び光沢を表出させたことを
    特徴とする請求項1記載の自動車用ホイールへの後付け
    式リム保護装置。
  3. 【請求項3】保護リング(A)を、タイヤ支持リム
    (R)におけるフロントリムフランジ(13)の外周面
    被覆部分(17a)と前面被覆部分(17b)並びに内
    周面被覆部分(17c)を備えた大きさの連続的な断面
    ほぼフック型に対応成形し、且つ切り離し両端(18)
    (19)同志が一定量(L)だけ部分的にオーバーラッ
    プした前面視の円形リング状に巻き曲げると共に、 上記保護リング(A)をその切り離し両端(18)(1
    9)から円周方向に沿い径大に拡張させた状態のもと
    で、上記フロントリムフランジ(13)へ嵌め付け圧着
    したことを特徴とする請求項1記載の自動車用ホイール
    への後付け式リム保護装置。
  4. 【請求項4】保護リング(A)におけるフロントリムフ
    ランジ(13)の外周面被覆部分(17a)からタイヤ
    (T)と接触し得る取付ステー部分(17d)の複数個
    を、その全体的な放射対称分布型として連続的に張り出
    すと共に、 タイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)
    へ嵌め付け圧着した上記保護リング(A)の取付ステー
    部分(17d)を、そのタイヤ支持リム(R)へ装着使
    用されるタイヤ(T)のビード部分(20)によって、
    上記フロントリムフランジ(13)の後面へ押え付け固
    定するように定めたことを特徴とする請求項3記載の自
    動車用ホイールへの後付け式リム保護装置。
  5. 【請求項5】保護リング(A)を、タイヤ支持リム
    (R)におけるフロントリムフランジ(13)の外周面
    被覆部分(17a)、前面被覆部分(17b)、内周面
    被覆部分(17c)並びにフロントビードシート(1
    1)の内周面被覆部分(17e)を備えた大きさの連続
    的な断面ほぼフック型として、且つ前面視の無端な円形
    リング状に一体成形すると共に、 上記保護リング(A)をタイヤ支持リム(R)へ前方か
    ら、そのフロントリムフランジ(13)の被覆状態に嵌
    め付け接着したことを特徴とする請求項1記載の自動車
    用ホイールへの後付け式リム保護装置。
  6. 【請求項6】保護リング(A)におけるフロントリムフ
    ランジ(13)の外周面被覆部分(17a)からタイヤ
    (T)と接触し得る取付ステー部分(17d)の複数個
    を、その全体的な放射対称分布型として連続的に張り出
    すと共に、 タイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)
    へ嵌め付け接着した上記保護リング(A)の取付ステー
    部分(17d)を、そのタイヤ支持リム(R)へ装着使
    用されるタイヤ(T)のビード部分(20)によって、
    上記フロントリムフランジ(13)の後面へ押え付け固
    定するように定めたことを特徴とする請求項5記載の自
    動車用ホイールへの後付け式リム保護装置。
  7. 【請求項7】タイヤ支持リム(R)におけるフロントビ
    ードシート(11)の内周面被覆部分(17e)から後
    方へ、無端な円形リング状の1個又は全体的な放射対称
    型に点在分布する複数個の延長スカート部分(17f)
    を連続的に張り出すと共に、 タイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)
    へ嵌め付け接着した上記保護リング(A)の延長スカー
    ト部分(17f)を、そのタイヤ支持リム(R)とホイ
    ールディスク(D)との境界部分(21)に対応形成し
    た受け入れ切欠(22)へ、前方から差し込み固定する
    ように定めたことを特徴とする請求項5記載の自動車用
    ホイールへの後付け式リム保護装置。
  8. 【請求項8】保護リング(A)におけるフロントビード
    シート(11)の内周面被覆部分(17e)から後方
    へ、1個の円形リング状延長スカート部分(17f)を
    連続的に張り出すと共に、 その延長スカート部分(17f)の張り出し後端へ保護
    リング(A)の口径収縮用割溝(23)を、全体的な櫛
    目型に切り欠いたことを特徴とする請求項5記載の自動
    車用ホイールへの後付け式リム保護装置。
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