JP3516265B2 - 自動車用ホイールへの後付け式リム保護装置 - Google Patents
自動車用ホイールへの後付け式リム保護装置Info
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Description
の後付け式リム保護装置に係り、殊更タイヤ支持リムの
フロントリムフランジを損傷から防護すると同時に、そ
のリムの表面を加飾できるように工夫したものである。
石、路肩の縁石、コンクリート製の中央分離帯などに接
触して、不慮に損傷したり或いは変形したりすることを
防ぐためのアルミ合金製自動車用ホイールとして、実開
昭62−165102号が提案されている。
クの表面に美麗な装飾効果を与えるためのスチール製自
動車用ホイールとしても、実開平1−59701号が提
案されており、これらが本発明に最も近似した公知技術
であると考えられる。
昭62−165102号考案では、内側リム部(1)と
外側リム部(2)並びにディスク(3)から成るスリー
ピース型の組立式自動車用ホイールを対象としており、
その外側リム部(2)のフランジとなる屈曲成形部
(5)を、スピニング加工などによって巻き込み成形す
ると一挙同時に、その補強用ワイヤーリング(6)の内
装と保護被覆層(12)の外装とを行なわなければなら
ない。
ム部(2)との別体物であるとしても、これを外側リム
部(2)における屈曲成形部(5)の巻き込み成形後
や、自動車用ホイールとしての組立後に、その端縁部
(13)に至るまでも上記屈曲成形部(5)へ取り付け
使用することは不可能であり、既製品の各種自動車用ホ
イールに対する互換性や汎用性が無い。
ス型の組立式自動車用ホイールであれば、その外側リム
部(2)のフランジが万一損傷や変形を生じた場合、こ
れだけを新品と交換して、内側リム部(1)並びにディ
スク(3)と再組立することは可能であるが、ホイール
ディスクとタイヤ支持リムとが連続一体なワンピース型
の自動車用ホイールでは、そのフロントリムフランジが
部分的な欠落の損傷程度にとどまる限り、溶接での修復
作業を行なえるとしても、万一不正に変形してしまう
と、もはや正しく復元することは不可能であって、自動
車用ホイールの全体を新品に買い換えるほかはない。
の組立式自動車用ホイールとして、多数の緊締ボルト
(4)が外側リム部(2)とディスク(3)から表出し
ているため、その外側リム部(2)の表面を保護被覆層
(12)によって被覆したとしても、依然組立式自動車
用ホイールの外観状態となり、そのスリーピース型から
ワンピース型の外観状態を看取させることは不可能であ
って、興趣変化に富む加飾効果を与えることもできな
い。
もリム(1)とディスク(2)とから成るツーピース型
の組立式自動車用ホイールを対象としており、そのリム
(1)の装飾板(3)とディスク(2)の装飾板(4)
とを、何れも自動車用ホイールの組立と一挙同時に装着
一体化しなければならず、やはり既製品の自動車用ホイ
ールへ後付け使用することは不可能であるため、前者の
上記公知考案と同様の問題を生じる。
キなどの表面処理された薄板、又は/及びステンレスや
アルミなどの薄板から成るものとして、スチール製のリ
ム(1)とディスク(2)へ接着剤を介し、重合状態の
もとで装着一体化されることにより、そのリム(1)又
は/及びディスク(2)の表面が美麗な自動車用ホイー
ルに仕上げ得るとしても、それはあくまでも自動車用ホ
イールの装飾効果にとどまり、上記リム(1)の装飾板
(3)によってフロントリムフランジを損傷から防護す
る効果までは達成されていない。
題の改良を企図しており、そのために役立つ自動車用ホ
イールへの後付け式リム保護装置として、第1に既製の
タイヤ支持リムと別個な高強度の保護リングを、そのタ
イヤ支持リムにおけるフロントリムフランジの外周面被
覆部分と前面被覆部分並びに内周面被覆部分を備えた大
きさの連続的な断面ほぼフック型に対応成形し、且つ切
り離し両端同志が一定量だけ部分的にオーバーラップし
た前面視の円形リング状に巻き曲げると共に、
周方向に沿い径大に拡張させた状態のもとで、上記タイ
ヤ支持リムのフロントリムフランジへ縁取り状態に嵌め
付け圧着したことを特徴とし、
高強度の保護リングを、そのタイヤ支持リムにおけるフ
ロントリムフランジの外周面被覆部分、前面被覆部分、
内周面被覆部分並びにフロントビードシートの内周面被
覆部分を備えた大きさの連続的な断面ほぼフック型とし
て、且つ前面視の無端な円形リング状に一体成形すると
共に、
分から後方へ、無端な円形リング状の1個又は全体的な
放射対称型に点在分布する複数個の延長スカート部分を
連続的に張り出して、
タイヤ支持リムとホイールディスクとの境界部分に対応
形成した受け入れ切欠へ差し込み固定されることとなる
ように、前方からタイヤ支持リムのフロントリムフラン
ジへ縁取り状態に嵌め付け接着したことを特徴とするも
のである。
的構成を詳述すると、その後付け式リム保護装置の第1
実施形態を示した図1〜6において、(W)は本発明の
対象とする自動車用ホイールであり、アルミ合金やその
他の軽合金からホイールディスク(D)とタイヤ支持リ
ム(R)との連続一体に鋳造されているが、そのタイヤ
支持リム(R)が軽合金から成る限り、別個なホイール
ディスク(D)との組立式自動車用ホイール(W)であ
っても良く、何れにしてもタイヤ支持リム(R)にはタ
イヤ(T)が装着使用されることとなる。
没するウエル、(11)はそのウエル(10)からフロ
ントハンプ(12)を経て前方へ連続的に派生するフロ
ントビードシートであり、その前端部から外向きに径大
なフロントリムフランジ(13)が張り出し屈曲してい
る。
リヤーハンプ(15)を経て、逆な後方へ連続的に派生
するリヤービードシートであり、その後端部から外向き
に張り出す径大なリヤーリムフランジ(16)と、上記
フロントリムフランジ(13)との向かい合う一対によ
り、一定のリム幅(X)を規定している。(Y)はその
リムフランジ(13)(16)の外径を示している。
て既製のタイヤ支持リム(R)と別個独立するフロント
リムフランジ用保護リングであり、これは一定の厚み
(例えば約0.5〜1.0 mm )を有するステンレス鋼板
からのヘラ絞り、切り割りされたステンレス鋼管からの
バルジ成形やその他の塑性加工、又はアルミ展伸材や高
強度な繊維入り合成樹脂材からの押出成形などによっ
て、上記フロントリムフランジ(13)を被覆できる必
要最小限度の大きさと、そのフロントリムフランジ(1
3)と対応する断面形状に作成されている。
うに、タイヤ支持リム(R)におけるフロントリムフラ
ンジ(13)の外周面被覆部分(17a)と前面被覆部
分(17b)並びに内周面被覆部分(17c)を備えた
大きさの連続的な断面ほぼフック型として成形され、し
かもフロントリムフランジ(13)と対応する前面視の
円形リング状に巻き曲げられており、その円周方向での
切り離し両端(18)(19)同志が予じめ一定量
(L)だけ部分的にオーバーラップした差し込み状態に
ある。
護リング(A)は、その切り離し両端(18)(19)
から円形リング状の円周方向に沿って、強制的に引き伸
ばし拡張された状態のもとで、上記タイヤ支持リム
(R)のフロントリムフランジ(13)へ嵌め付け使用
され、その拡張の自動復元的な口径収縮力により、フロ
ントリムフランジ(13)へ圧着状態に被覆されるよう
になっている。
オーバーラップ量が、その適用されるリムフランジ(1
3)(16)の外径(Y)との寸法関係上、万一過多と
なるおそれを防ぐためには、その収縮程度を見越して、
保護リング(A)を短かくカットしておけば良い。何れ
にしても、保護リング(A)が上記フロントリムフラン
ジ(13)と接触する内周面の全体には、予じめ図外の
接着剤や封止剤を塗布しておき、その接着力や封止力も
加えることが望ましい。
記保護リング(A)はその嵌め付け上の拡張に伴なう復
元的な口径収縮力により、タイヤ支持リム(R)のフロ
ントリムフランジ(13)へ被覆状態に圧着一体化し、
しかもその保護リング(A)におけるフロントリムフラ
ンジ(13)の外周面被覆部分(17a)が、上記タイ
ヤ支持リム(R)へ装着使用されるタイヤ(T)のビー
ド部分(20)によって、そのフロントリムフランジ
(13)へ押え付け固定されることになるため、自動車
の走行中に脱落しないことは勿論、上記タイヤ支持リム
(R)のフロントリムフランジ(13)が路面の砂利や
砕石、路肩の縁石、コンクリート製の中央分離帯などに
接触して、不慮に損傷するおそれを、その保護リング
(A)により安全に防護することができる。
支持リム(R)とがアルミ合金から連続一体に鋳造され
たワンピース型の自動車用ホイール(W)では、そのタ
イヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)が
スチール製のそれに比して、上記原因により損傷してし
まいやすく、又その損傷部分のみを元の強度に正しく修
復することが困難であり、自動車用ホイール(W)の全
体を新品と交換しなければならなくなる。
ってフロントリムフランジ(13)の損傷を防止できる
ことは、上記ワンピース型自動車用ホイール(W)につ
いて特別の技術的意味があり、万一保護リング(A)が
上記原因により損傷した場合には、これだけを新品と交
換して、再度タイヤ支持リム(R)のフロントリムフラ
ンジ(13)へ被覆状態に嵌め付ければ良い。
製タイヤ支持リム(R)と異質で、且つこれ よりも高強
度なステンレス鋼などの金属材から作成するならば、そ
のタイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(1
3)を保護リング(A)によって効果的に補強すること
もできる。
リング(A)の塑性加工によって、その表面を凹凸粗面
化したり、同じく保護リング(A)を研磨加工したり、
或いはメッキや塗装などの表面処理を施したりして、そ
の保護リング(A)から既製タイヤ支持リム(R)の金
属肌と相違する形状、模様、色彩又は/及び光沢を表出
させても良い。
付け使用によるフロントリムフランジ(13)の保護と
補強効果のみならず、自動車用ホイール(W)のタイヤ
支持リム(R)を爾後的に加飾することもでき、その興
趣変化に富む縁取り効果を得られる。高強度な着色合成
樹脂製保護リング(A)の採用によって、このような効
果を達成することも可能である。
白なように、上記保護リング(A)におけるフロントリ
ムフランジ(13)の外周面被覆部分(17a)からタ
イヤ(T)と安定良く接触し得る取付ステー部分(17
d)の複数個を、その点在する全体的な放射対称分布型
として連続的に張り出すと共に、その複数個の取付ステ
ー部分(17d)をタイヤ支持リム(R)へ装着使用さ
れるタイヤ(T)のビード部分(20)によって、上記
フロントリムフランジ(13)の後面へ悉く押え付け固
定するように定めることが好ましい。その保護リング
(A)の抜け止め効果などをますます向上できるからで
ある。
トリムフランジ(13)並びにその保護リング(A)の
各種断面形状を示しており、これらの第2〜4変形実施
形態から明白なように、上記保護リング(A)の断面形
状がこれを適用するフロントリムフランジ(13)のそ
れに応じて、予じめ作成準備されることは言うまでもな
い。
(A)は前面視の円形リング状として、その切り離し両
端(18)(19)同志の部分的にオーバーラップした
差し込み状態に巻き曲げられているため、そのオーバー
ラップした一定量(L)だけ上記フロントリムフランジ
(13)の大きさ変化を吸収することができ、その外径
(Y)が相違する各種自動車用ホイール(W)への汎用
性又は互換性を発揮させ得る効果がある。
式リム保護装置の第2実施形態を示しており、これでは
上記保護リング(A)をその適用されるタイヤ支持リム
(R)のフロントリムフランジ(13)に比して、言わ
ば奥行の深く大きな断面ほぼフック型に作成している。
ムフランジ(13)の外周面被覆部分(17a)と前面
被覆部分(17b)並びに内周面被覆部分(17c)の
ほか、これらと連続するフロントビードシート(11)
の内周面被覆部分(17e)も備えた深く大きな断面ほ
ぼフック型として、しかも前面視の無端な円形リング状
に一体成形されている。
(A)も、ステンレス鋼板からのヘラ絞りやその他の塑
性加工、アルミ展伸材や高強度な繊維入り合成樹脂材か
らの押出成形などによって、上記第1実施形態のそれよ
りも容易に作成することができる。
す無端な円形リング状の保護リング(A)は、タイヤ支
持リム(R)へ前方から言わば強制的に押し込む如く、
そのフロントリムフランジ(13)の被覆状態に嵌め付
け使用される。その場合、保護リング(A)がタイヤ支
持リム(R)と接触する内周面全体には、予じめテープ
状やフィルム状などの接着剤(図 示省略)を貼り付けて
おき、その接着力によりタイヤ支持リム(R)へ密着一
体化させるのである。
け使用状態において、やはり上記第1実施形態と同様な
フロントリムフランジ(13)の保護効果、補強効果並
びに縁取り可飾効果を得ることができる。
その保護リング(A)におけるフロントリムフランジ
(13)の外周面被覆部分(17a)から、図17〜1
9の第5変形実施形態に示すようなタイヤ(T)と確実
に接触し得る取付ステー部分(17d)の複数個を、そ
の全体的な放射対称分布型として連続的に張り出すと共
に、上記のようなタイヤ支持リム(R)のフロントリム
フランジ(13)へ嵌め付け接着した保護リング(A)
の取付ステー部分(17d)を、そのタイヤ支持リム
(R)へ装着使用されるタイヤ(T)のビード部分(2
0)によって、上記フロントリムフランジ(13)の後
面へ悉く押し付け固定するように定めることが望まし
い。
変形実施形態から示唆される如く、上記第2実施形態の
保護リング(A)におけるフロントビードシート(1
1)の内周面被覆部分(17e)から後方へ、無端な円
形リング状の1個か又は全体的な放射対称型に点在分布
する複数個の延長スカート部分(17f)を連続的に張
り出して、上記のようなタイヤ支持リム(R)のフロン
トリムフランジ(13)へ嵌め付け接着した保護リング
(A)の延長スカート部分(17f)を、そのタイヤ支
持リム(R)とホイールディスク(D)との比較的厚肉
な境界部分(21)に対応形成した受け入れ切欠(2
2)へ、前方から差し込み固定するように定めても良
い。
ミ合金製タイヤ支持リム(R)と異質な金属材や合成樹
脂材から作成することにより、そのタイヤ支持リム
(R)とホイールディスク(D)とから連続一体に鋳造
されたワンピース型の自動車用ホイール(W)に対し
て、爾後的にツーピース型の外観状態を表出させること
ができる。
ト部分(17f)をその1個の無端な円形リング状とし
て張り出し形成する場合に、その延長スカート部分(1
7f)の張り出し後端へ図21の第7変形実施形態に示
すような保護リング(A)の口径収縮用割溝(23)
を、全体的な櫛目型に切り欠くことも可能である。
形リング状保護リング(A)を、タイヤ支持リム(R)
へ前方から嵌め付け接着する際、その保護リング(A)
が割溝(23)から強制的に収縮変形するため、その嵌
め付け作業を円滑に行なえ、それにも拘らず上記収縮の
自動復元的な拡張力によって、タイヤ支持リム(R)の
内周面へ安定良く確固に圧着一体化させることができ
る。
けるその他の構成は、上記第1実施形態と実質的に同一
であるため、その図7〜21に図1〜6との対応符号を
記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
フランジ(13)が別個な保護リング(A)の後付け使
用によって、その縁取り状態に被覆される限り、上記タ
イヤ支持リム(R)のリヤーリムフランジ(16)につ
いても、これと対応する別個の保護リング(A)を同様
な被覆状態に嵌め付け一体化することができる。
ルへの後付け式リム保護装置として、既製のタイヤ支持
リム(R)と別個な高強度の保護リング(A)を、その
タイヤ支持リム(R)におけるフロントリムフランジ
(13)の外周面被覆部分(17a)と前面被覆部分
(17b)並びに内周面被覆部分(17c)を備えた大
きさの連続的な断面ほぼフック型に対応成形し、且つ切
り離し両端(18)(19)同志が一定量(L)だけ部
分的にオーバーラップした前面視の円形リング状に巻き
曲げると共に、
(18)(19)から円周方向に沿い径大に拡張させた
状態のもとで、上記タイヤ支持リム(R)のフロントリ
ムフランジ(13)へ縁取り状態に嵌め付け圧着してあ
るため、冒頭に述べた従来技術の諸問題を悉く改良でき
る効果がある。
立の高強度な保護リング(A)が既製の自動車用ホイー
ル(W)におけるタイヤ支持リム(R)へ、そのフロン
トリムフランジ(13)を被覆する縁取り状態に嵌め付
け圧着されるようになっているため、各種自動車用ホイ
ール(W)のタイヤ支持リム(R)へ互換的又は汎用的
に後付け使用することができ、その後付け使用される別
個な高強度の保護リング(A)によって、上記タイヤ支
持リム(R)のフロントリムフランジ(13)が路肩の
縁石やコンクリート製の中央分離帯などに接触して、不
慮に損傷するおそれから安全に防護し得ると共に、その
保護リング(A)により併せてタイヤ支持リム(R)の
表面を優美に可飾することもできるのであり、このよう
な効果は特にアルミ合金からホイールディスク(D)と
タイヤ支持リム(R)との連続一体に鋳造されたワンピ
ース型の自動車用ホイール(W)を対象とする場合、顕
著に発揮されることとなる。
の構成からも、ほぼ同様に期待することができる。
合金製自動車用ホイール(W)を対象として、そのタイ
ヤ支持リム(R)とは異質の高強度なステンレス鋼など
の金属材から上記保護リング(A)を作成することによ
り、タイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(1
3)を爾後的に補強することも可能となる。そして、そ
の保護リング(A)が万一損傷したならば、これだけを
新品と交換して嵌め付け使用することができるため、自
動車用ホイール(W)の全体を新らたに買い求める必要
がなく、需要者にとって著しく経済的でもある。
ヤ支持リムに取り付けた自動車用ホイールの正面図であ
る。
る。
る。
見た斜面図である。
た状態の断面図である。
ある。
対応する断面図である。
対応する断面図である。
対応する断面図である。
る。
る。
付けた状態の断面図である。
である。
る。
付けた状態の断面図である。
に対応する断面図である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】既製のタイヤ支持リム(R)と別個な高強
度の保護リング(A)を、そのタイヤ支持リム(R)に
おけるフロントリムフランジ(13)の外周面被覆部分
(17a)と前面被覆部分(17b)並びに内周面被覆
部分(17c)を備えた大きさの連続的な断面ほぼフッ
ク型に対応成形し、且つ切り離し両端(18)(19)
同志が一定量(L)だけ部分的にオーバーラップした前
面視の円形リング状に巻き曲げると共に、 上記保護リング(A)をその切り離し両端(18)(1
9)から円周方向に沿い径大に拡張させた状態のもと
で、上記タイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ
(13)へ縁取り状態に嵌め付け圧着 したことを特徴と
する自動車用ホイールへの後付け式リム保護装置。 - 【請求項2】保護リング(A)におけるフロントリムフ
ランジ(13)の外周面被覆部分(17a)からタイヤ
(T)と接触し得る取付ステー部分(17d)の複数個
を、その全体的な放射対称分布型として連続的に張り出
すと共に、 タイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)
へ嵌め付け圧着した上記保護リング(A)の取付ステー
部分(17d)を、そのタイヤ支持リム(R)へ装着使
用されるタイヤ(T)のビード部分(20)によって、
上記フロントリムフランジ(13)の後面へ押え付け固
定するように定めた ことを特徴とする請求項1記載の自
動車用ホイールへの後付け式リム保護装置。 - 【請求項3】既製のタイヤ支持リム(R)と別個な高強
度の保護リング(A)を、そのタイヤ支持リム(R)に
おけるフロントリムフランジ(13)の外周面被覆部分
(17a)、前面被覆部分(17b)、内周面被覆部分
(17c)並びにフロントビードシート(11)の内周
面被覆部分(17e)を備えた大きさの連続的な断面ほ
ぼフック型として、且つ前面視の無端な円形リング状に
一体成形すると共に、 上記フロントビードシート(11)の内周面被覆部分
(17e)から後方へ、無端な円形リング状の1個又は
全体的な放射対称型に点在分布する複数個の延長スカー
ト部分(17f)を連続的に張り出して、 上記保護リング(A)をその延長スカート部分(17
f)がタイヤ支持リム(R)とホイールディスク(D)
との境界部分(21)に対応形成した受け入れ切欠(2
2)へ差し込み固定されることとなるように、前方から
タイヤ支持リム(R)のフロントリムフランジ(13)
へ縁取り状態に嵌め付け接着した ことを特徴とする自動
車用ホイールへの後付け式リム保護装置。 - 【請求項4】保護リング(A)におけるフロントビード
シート(11)の内周面被覆部分(17e)から後方
へ、1個の無端な円形リング状延長スカート部分(17
f)を連続的に張り出すと共に、 その延長スカート部分(17f)の張り出し後端へ保護
リング(A)の口径収縮用割溝(23)を、全体的な櫛
目型に切り欠いた ことを特徴とする請求項3記載の自動
車用ホイールへの後付け式リム保護装置。 - 【請求項5】保護リング(A)の塑性加工、研磨加工又
はメッキや塗装、その他の表面処理により、その保護リ
ング(A)からタイヤ支持リム(R)の金属肌と相違す
る形状、模様、色彩又は/及び光沢を表出させたことを
特徴とする請求項1又は3記載の自動車用ホイールへの
後付け式リム保護装置。 - 【請求項6】自動車用ホイール(W)をそのホイールデ
ィスク(D)とタイヤ支持リム(R)とがアルミ合金か
ら成る連続一体のワンピース型とし、 保護リング(A)を上記タイヤ支持リム(R)と異質な
ステンレス鋼から作成した ことを特徴とする請求項1又
は3記載の自動車用ホイールへの後付け式リム保護装
置。
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2001
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