JP2592788B2 - 車両用ホイールの製造法 - Google Patents

車両用ホイールの製造法

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JP2592788B2
JP2592788B2 JP16683695A JP16683695A JP2592788B2 JP 2592788 B2 JP2592788 B2 JP 2592788B2 JP 16683695 A JP16683695 A JP 16683695A JP 16683695 A JP16683695 A JP 16683695A JP 2592788 B2 JP2592788 B2 JP 2592788B2
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JP
Japan
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rim
rim material
manufacturing
disk member
bead seat
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久夫 戸塚
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Asahi Tec Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用ホイールの製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ホイールには用途に応じていろい
ろなリム巾のものが存在する。このため、従来にあって
は、必要とするリム巾に応じて材料を用意して適宜成形
していた。また、従来の車両用ホイールには、ビードシ
ート部材とディスク部材の周縁との間に肉厚な鋳造部を
形成したものが存在した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに必要とするリム巾に応じて材料を用意することには
手間が係り、この結果、リム巾の異なった両用ホイール
の製造能率を向上させにくいという不都合を有した。ま
た、前記したようにビードシート部材とディスク部材の
周縁との間に肉厚な鋳造部を形成すると、車両用ホイー
ルを鋳造する際に引け巣等の鋳造欠陥が発生しやすいと
いう不都合を有した。
【0004】この発明の課題は、これらの不都合を解消
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明に係る車両用ホイールの製造法は、ディス
ク部材にリム素材を一体形成し、その後、このリム素材
に環状のビードシート部材を外嵌めした状態で固定し、
その後、前記リム素材をスピニング成形してリム部材を
形成するものである。
【0006】なお、ディスク部材にリム素材を一体鋳造
することもできる。
【0007】
【作用】この発明に係る車両用ホイールの製造法は上記
のように構成されているため、必要とするリム巾のリム
部材をスピニング成形した後、余分なリム素材の先端部
を切断することができる。
【0008】なお、ディスク部材にリム素材を一体鋳造
すれば、さらに、ディスク部材にリム素材を一体鋳造し
ているにも関わらず、ビードシート部材とディスク部材
の周縁との間に肉厚な鋳造部は形成されないものであ
る。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図6に基づいてこの発明の実施
例を説明する。
【0010】図1において、車両ホイールWのディスク
部材1は、中心に車軸孔11、この車軸孔11の周辺に
デザイン上の透孔12(実際は複数である)を有する。
そのディスク部材1の周端面には外周部13が形成され
ている。この外周部13はディスク部材1の表側周縁か
ら裏側周縁に向かって下方傾斜されている。前記ディス
ク部材1の表側周縁にリム部材2の表側リムフランジ2
1が一体形成されている。
【0011】また、前記ディスク部材1の裏側周縁にリ
ム部材2のウェル部22が突出した状態で一体形成(鋳
造又は鍛造)されている。なお、このウェル部22の先
端縁に裏側ビードシート部23、さらにこの裏側ビード
シート部23の先端縁に裏側リムフランジ24がそれぞ
れ一体形成されている。
【0012】前記ディスク部材1の外周部13に環状の
表側ビードシート部材3が外嵌され、ディスク部材1の
周端縁に溶接31,31されている。この表側ビードシ
ート部材3は前記ディスク部材1の外周部13との間に
空間33を形成している。
【0013】なお、この表側ビードシート部材3を前記
ディスク部材1に外嵌めするには、図2に示すように表
側ビードシート部材3の一部を切断して切断部を形成す
ることにより僅かのスペース35だけ離し、ディスク部
材1の外周部13に外嵌めした後、前記スペース35を
閉じ前記切断部を溶接するとともに前記ディスク部材1
に溶接31,31すればよい。なお、前記表側ビードシ
ート部材3を弾性材(合成樹脂等)で形成すれば、前記
スペース35を設ける必要はないし、又、前記溶接3
1,31の代わりに接着処理が採用される。
【0014】図3は第二の製造方法を示したものであ
り、前記ディスク部材1の裏側周縁に鋳造等(鍛造でも
よい)によって環状のリム素材4を突出させ、このリム
素材4側から、図4に示す表側ビードシート部材3を外
嵌めする。そして、この表側ビードシート部材3をディ
スク部材1に溶接31,31した後、前記リム素材4を
スピニング成型してウェル部22、裏側ビードシート部
23および裏側リムフランジ24を形成するものである
(二点鎖線の図を参照のこと)。
【0015】また、図5は第三の製造方法を示したもの
であり、前記ディスク部材1に連設して、二点鎖線で示
すようにリム素材4を一体鋳造または一体鍛造する。こ
のリム素材4は将来ウェル部22の外側となる部分に肉
厚部222を確保して置く。そして、切削加工によって
前記リム素材4から表側リムフランジ21、ウェル部2
2および裏側ビードシート部23を形成するとともに前
記肉厚部222から表側ビードシート部材3を切り出
す。そして、この表側ビードシート部材3を右側に移動
させて(一点鎖線の状態を参照のこと)、前記ディスク
部材1に溶接31,31する。
【0016】図6は第四の製造方法を示したものであ
り、表側ビードシート部材3を合成樹脂で成型したもの
である。この場合、表側ビードシート部材3の内側には
中実となるが、合成樹脂製なので重量は軽量化できる。
【0017】
【発明の効果】この発明に係る車両用ホイールの製造法
は、ディスク部材にリム素材を一体形成し、その後、こ
のリム素材に環状のビードシート部材を外嵌めした状態
で固定し、その後、前記リム素材をスピニング成形して
リム部材を形成するものであるため、必要とするリム巾
のリム部材をスピニング成形した後、余分なリム素材の
先端部を切断することができる。
【0018】よって、この車両用ホイールの製造法を使
用すれば、必要とするリム巾に応じてリム素材を用意す
る必要がないため、リム素材の準備が簡易となり、この
結果、リム巾の異なった両用ホイールの製造能率を向上
させることができる。
【0019】なお、ディスク部材にリム素材を一体鋳造
すれば、さらに、ディスク部材にリム素材を一体鋳造し
ているにも関わらず、ビードシート部材とディスク部材
の周縁との間に肉厚な鋳造部は形成されないものであ
る。この結果、ディスク部材にリム素材を一体鋳造して
いるにも関わらず、ディスク部材とリム部材の連設部に
引け巣等の鋳造欠陥は発生しないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ホイールの断面図である。
【図2】図1に使用されているビードシート部の斜視図
である。
【図3】第二製造方法を示した断面図である。
【図4】図3に使用されているビードシート部の斜視図
である。
【図5】第三製造方法を示した断面図である。
【図6】第四製造方法を示した断面図である。
【符号の説明】
1 … ディスク部材 2 … リム部材 3 … 表側ビードシート部材 4 … リム素材 W … 車両用ホイール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク部材にリム素材を一体形成し、
    その後、このリム素材に環状のビードシート部材を外嵌
    めした状態で固定し、その後、前記リム素材をスピニン
    グ成形してリム部材を形成することを特徴とする車両用
    ホイールの製造法。
  2. 【請求項2】 ディスク部材にリム素材を一体鋳造し、
    その後、このリム素材に環状のビードシート部材を外嵌
    めした状態で固定し、その後、前記リム素材をスピニン
    グ成形してリム部材を形成することを特徴とする車両用
    ホイールの製造法。
JP16683695A 1995-06-07 1995-06-07 車両用ホイールの製造法 Expired - Lifetime JP2592788B2 (ja)

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JP8032788A Division JPH01249501A (ja) 1988-03-31 1988-03-31 車両用ホイール

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JPH08164701A JPH08164701A (ja) 1996-06-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109664679A (zh) * 2018-12-29 2019-04-23 山东贞元汽车车轮有限公司 一种旋压成型整体式车轮及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109664679A (zh) * 2018-12-29 2019-04-23 山东贞元汽车车轮有限公司 一种旋压成型整体式车轮及其制备方法

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JPH08164701A (ja) 1996-06-25

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