JP3523494B2 - 湿田用車輪 - Google Patents

湿田用車輪

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JP3523494B2
JP3523494B2 JP17873298A JP17873298A JP3523494B2 JP 3523494 B2 JP3523494 B2 JP 3523494B2 JP 17873298 A JP17873298 A JP 17873298A JP 17873298 A JP17873298 A JP 17873298A JP 3523494 B2 JP3523494 B2 JP 3523494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバインダや
農用トラクタ等に供される湿田用車輪に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、農用作業機においては、機体
のミッションケース等の伝動ケースから回転自在に突出
した車軸に湿田用車輪を装着することによって、湿田で
の作業走行を良好に行えるようにしたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、従来において
は、この湿田用車輪を装着したものにおいては、機体に
設けたミッションケース等の伝動ケースと湿田用車輪と
の間を接近した状態にしているので、その湿田用車輪の
ホイールにおけるミッションケース側のハブとリムとの
間の凹入空間部に泥土が塊として付着し易いとともに、
その付着した泥土がとれないことがある。そのように泥
の塊がタイヤ車輪のホイール部に付着したままだと車輪
に対する駆動負荷が大きくなることで燃費が悪くなると
ともに作業時のエンジン性能の低下を招く虞れがあっ
た。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、車輪のホイール部に対して泥土が塊として付
着しないようにできる湿田用車輪の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成) 本発明の請求項1にかかる湿田用車輪は、ホ
イールにおけるリムの内周面をリムの幅方向外から中心
側に向けて車輪軸芯からの半径が縮径する状態に形成
し、このリムとハブとの間のリムの幅方向外から中心側
に向けて縮径させた内周がテーパー状の環状凹部を埋め
るように詰め込み部材を抜け止め状態で装着するととも
に、該詰め込み部材をブロー成型された樹脂製中空体で
構成して、その外周面を前記環状凹部の内周面に沿うテ
ーパー状に形成するとともに、このテーパー状の外周面
における軸方向中央よりも大径側寄りに金型分割線に沿
って形成される凸条部を設け、この凸条部を前記リムの
内周部に全周にわたって形成した環状の凹溝に係合して
あることを特徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、詰め込み部材を、湿田用車輪のホイールにお
けるリムの内周面をリムの幅方向外から中心側に向けて
車輪軸芯からの半径が縮径する状態に形成し、このリム
とハブとの間のリムの幅方向外から中心側に向けて縮径
させた内周がテーパー状の環状凹部を詰めるように設け
ているから、この詰め込み部材によって、泥土がその環
状凹部に入り込むことの規制がなされ、塊として泥土が
ホイール等に付着することが抑制される。さらに、詰め
込み部材をブロー成型された樹脂製中空体で構成すると
ともに、詰め込み部材の外周面に金型分割線に沿って形
成される凸条部を、リムの内周部に全周にわたって形成
した環状の凹溝に係合してあるから、ブロー成型時に必
的に形成される凸条部を利用してリムの内周部に全周
にわたって形成した凹溝にその凸条部を係合させること
によって、ホイールに対して詰め込み部材の遠近方向で
の位置規制が確実性高く行えることになる。また、詰め
込み部材が樹脂製の中空体であることから軽量なものに
できているので、車輪に取り付けた状態では車輪を駆動
するための負荷を小さいままに維持できる。
【0007】 (効果) 従って、本発明の請求項1にかかる構成によ
れば、詰め込み部材によって、泥土が塊としてホイール
のリムとハブとの間の環状凹部に付着しないようにでき
るから、泥土が付着していない分車輪の駆動負荷を軽く
できるとともに、ブロー成型されて製造される詰め込み
部材にあっては、金型分割線として外周面に本来的に形
成される凸条部を利用して、ハブより離れたリム箇所で
の外れ止めも行えるようにして、詰め込み部材のタイヤ
車輪からの外れ止めや、傾きの規制を行えるようにし
て、泥がホイールに付着しないように規制する詰め込み
部材の姿勢を一定に保つことができるようにしている。
【0008】 (構成) 本発明の請求項2にかかる湿田用車輪は、請
求項1に記載のものにおいて、前記詰め込み部材に、前
記ハブに前記ホイールを締結固定する締結具の頭部を係
入する凹部を形成してあることを特徴構成とする。
【0009】(作用) 詰め込み部材に設けられた凹部
は、締結具の頭部を係入するものとなっているから、車
輪の回転時において、その締結具と凹部とは係合した状
態となって、詰め込み部材がホイールに対して相対的に
回転してしまうようなことはないので、詰め込み部材が
ホイールに対して空回りして、ホイールとの摺動によっ
て、早期に磨耗したりするような不具合も回避できるも
のとなっている。
【0010】 (効果) 従って、本発明の請求項2にかかる構成によ
れば、詰め込み部材にボルト等の締結具と係合する凹部
を設けていることによって、その詰め込み部材の車輪に
対する回り止めにもなっているから、詰め込み部材が空
回りして磨耗しないようにするために、特別な回り止め
構造を設けなくても良いものとなっている
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、刈取結束機を示してい
る。この刈取結束機は、湿田用車輪の一例としての低圧
タイヤ車輪1,1によって支持されるミッションケース
2、エンジン3及び刈取結束部4を設け、作業者用のハ
ンドル5を後方に延出して構成している。
【0012】ミッションケース2に連結された伝動ケー
スDより突出する状態で左右一対の車軸6,6を設ける
とともに、この車軸6,6に前記低圧タイヤ車輪1,1
の筒ボス状のハブ7を外嵌し、ピン止め固定している。
そして、図2に示すように、このハブ7に対してホイー
ル8を連結している。すなわち、ハブ7に溶接した円板
7aに軸芯周りの4箇所において締結具としてのボルト
9及びナット10でホイール8を締結固定している。ホ
イール8の外周縁に設けた左右一対のリム11に対して
ゴムタイヤ12を装着して、低圧タイヤ車輪1を構成し
ている。
【0013】さらに、低圧タイヤ車輪1におけるミッシ
ョンケース2側に臨むリム11とハブ7との間にハブ7
の周りの全周にわたる環状凹部13を埋めるように、詰
め込み部材14を装着している。詳述すると、詰め込み
部材14は、合成樹脂材をブロー成型によって形成した
中空部材であって、中央にハブ7に外嵌する貫通孔15
を形成している。そして、図2乃至図4に示すように、
詰め込み部材14は、ハブ7に外嵌した状態でハブ7か
ら抜け出ないように、ハブ7に嵌め込んだクリップリン
グ16で抜け止めしている。また、詰め込み部材14の
ホイール8との当たり面14aには、ホイール8とハブ
7の円板7aとを連結する前記各ボルト9の頭部毎に覆
う状態に凹入部17‥を形成している。さらに、リム1
1の内周部には、軸芯周りで全周にわたって凹溝18を
形成している。この凹溝18に係合する凸条部19を詰
め込み部材14の外周面に全周にわたって形成してい
る。すなわち、詰め込み部材14はブロー成型時におい
て、金型の分割線として詰め込み部材14の外周面に突
出する凸条部19が形成されているとともに、この凸条
部19をそのまま利用して詰め込み部材14のリム11
からの抜け止めを行い、これにより、詰め込み部材14
の外周箇所がリム11に保持されることになる。
【0014】〔別の実施の形態〕 上記実施の形態では、ミッションケースに連結され
た伝動ケースから車軸を突出させて低圧タイヤ車輪をそ
の車軸に設けたものを示したが、ミッションケースから
直接車軸が突出するものでその車軸に低圧車輪を設ける
ものにも、本発明は適用できる。この場合、ミッション
ケースが伝動ケースに相当することになる。 湿田用
車輪としては、上述のように低圧タイヤ車輪に限定され
るものでなく、通常の内圧に設定されるタイヤ車輪やラ
グ車輪等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取結束機を示す全体側面図
【図2】車輪等を示す縦断正面図
【図3】車輪のホイールに詰め込み部材を装着する様子
を示す縦断正面図
【図4】詰め込み部材を示す斜視図
【符号の説明】
7 ハブ 8 ホイール 9 締結具 11 リム 13 環状凹部 14 詰め込み部材 17 凹部 18 凹溝 19 凸条部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−53001(JP,A) 特開 平7−137501(JP,A) 実公 昭56−44563(JP,Y2) 実公 昭55−22961(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 15/00 B60B 19/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイール(8)におけるリム(11)の
    内周面をリムの幅方向外から中心側に向けて車輪軸芯か
    らの半径が縮径する状態に形成し、このリム(11)と
    ハブ(7)との間のリムの幅方向外から中心側に向けて
    縮径させた内周がテーパー状の環状凹部(13)を埋め
    るように詰め込み部材(14)を抜け止め状態で装着す
    るとともに、該詰め込み部材(14)をブロー成型され
    た樹脂製中空体で構成して、その外周面を前記環状凹部
    (13)の内周面に沿うテーパー状に形成するととも
    に、このテーパー状の外周面における幅方向中央よりも
    大径側寄りに金型分割線に沿って形成される凸条部(1
    9)を設け、この凸条部(19)を前記リム(11)の
    内周部に全周にわたって形成した環状の凹溝(18)に
    係合してある湿田用車輪。
  2. 【請求項2】 前記詰め込み部材(14)に、前記ハブ
    (7)に前記ホイール(8)を締結固定する締結具
    (9)の頭部を係入する凹部を形成してある請求項1に
    記載の湿田用車輪。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104118270A (zh) * 2014-07-28 2014-10-29 福建农林大学 一种深泥脚水田驱动轮

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104118270A (zh) * 2014-07-28 2014-10-29 福建农林大学 一种深泥脚水田驱动轮

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