JP3019246U - 2ピース型ホイール - Google Patents

2ピース型ホイール

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JP3019246U
JP3019246U JP1995002320U JP232095U JP3019246U JP 3019246 U JP3019246 U JP 3019246U JP 1995002320 U JP1995002320 U JP 1995002320U JP 232095 U JP232095 U JP 232095U JP 3019246 U JP3019246 U JP 3019246U
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JP
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rim
flange
disc
peripheral surface
inner peripheral
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JP1995002320U
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Inventor
伴彦 久米
繁一 奥田
孝男 寺尾
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株式会社アールケー・エキセル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主に自動車などの四輪車に用いられるアルミ
ニウムまたはアルミニウム合金などで造られたリムと、
アルミニウム合金を鋳造などして形造されたディスクか
ら成る、2ピース型ホイールを提供するにある。 【構成】 外側のフランジの立上部を残して頭部を切欠
されたリム、及び外周縁に、内側へ突出して該リムのウ
エルまたはビードシートの何れかの内周面に固着される
接合脚と、外側へ該接合脚から分岐して、前記リムの該
ビードシート及びフランジの立上部の何れか一方または
両方の内周面に接合すると共に、切欠された該頭部を再
生させる,外端に突出したディスク頭部を備えたアウタ
ーフランジ部とを形成された、アルミニウム合金の鋳造
などで形造されたディスクから成ることを特徴とする2
ピース型ホイールである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に自動車などの四輪車に用いられる、アルミニウムまたはアルミ ニウム合金などで造られたリムと、アルミニウム合金を鋳造などして形造された ディスクから成る、2ピース型ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、2ピース型ホイール(以下2型ホイールと云う)のリム30は、アルミ ニウム合金(以下軽合金と云う)を押出し、展伸などの冷間加工して、図5に示 す如く、フランジ31,32、ビードシート33,34、ウエル35を形成され た部材を、所定の直径に応じてロール加工などして真円輪状に仕上げられている 。
【0003】 2型ホイールは、軽合金を鋳造、鍛造、冷間加工などの何れかの方法で形造さ れたディスク36を、リム30のウエル35内側面に環状の取付部材37を溶接 して、それにディスク36の外周縁の接合脚38を介してボルト39で固着する I型(図6)か、またはリム30に嵌合させて接合脚40をウエル35内側面に 直接溶接するII型(図7)かで組立てられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
取付部材37を介してリム30にディスク36を固着するI型の場合、環状の 取付部材37を使用するので、それだけ材料費が高くなり、そのうえ取付部材3 7に接合脚38をボルト39で取着する作業が面倒で取着工数を多く要してホイ ールのコストアップになる欠点がある。
【0005】 又I・II型の場合、リム30のフランジ32、ビードシート34が外部から見 えるため、表面研磨などの表面処理が必要となり、それだけコストアップになり 、さらに外側のフランジ32、ビードシート34の機械的強度が低く、石などが 当ると簡単に損傷し、またリム30は冷間加工しているので、フランジ31、3 2部分の寸法精度にバラツキが生じ、ホイールにして回転したときブレ現象が発 生して外観上見映えが悪くなり、そのうえデザインがリム30からディスク36 にかけて限定されてデザインの自由度が低いなどの欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来のこのような問題点に着目してなされたものであって、外側の フランジの頭部を切欠したリムと、外周縁に、内側へ突出した接合脚から分岐し たアウターフランジ部を形成したディスクとを用いることにより、上記課題を解 決することを目的としている。
【0007】 本考案は、外側のフランジの立上部を残して頭部を切欠されたリム、及び外周 縁に、内側へ突出して該リムのウエルまたはビードシートの何れかの内周面に固 着される接合脚と、外側へ該接合脚から分岐して、前記リムの該ビードシート及 びフランジの立上部の何れか一方または両方の内周面に接合すると共に、切欠さ れた頭部を再生させる,外端に突出したディスク頭部を備えたアウターフランジ 部とを形成された、アルミニウム合金の鋳造などで形造されたディスクから成る ことを特徴とする2ピース型ホイールである。
【0008】
【作用】
2型ホイールは、リムの外側の立上部からなるフランジ及びビードシートを、 軽合金で鋳造などしたディスクと一体のアウターフランジ部で被覆してフランジ を形成しているので、リムのフランジ及びビードシートが外部から見えないため 、表面処理を省略することができる。
【0009】 又2型ホイールは、リムの外側の立上部からなるフランジを、軽合金で鋳造な どしたディスクと一体のアウターフランジ部で被覆して、フランジを形成してい るので、その部分の機械的強度が増して、石などが当って発生する損傷などを確 実に防止すると共に、従来のホイールの回転したとき発生するブレ現象を確実に 防止することができる。
【0010】 又2型ホイールは、ディスクのアウターフランジ部を、立上部からなるフラン ジ及びビードシートに嵌合させて、接合脚をウエルまたビードシートの何れかの 内周面に溶接して、リムとディスクを固着しているので、全体の機械的強度を向 上させることができる。
【0011】 又2型ホイールは、リムのビードシートの内周面に、ディスクのアウターフラ ンジ部との間に中空部を形成するように、アウターフランジ部を形成しているの で、ホイール全体の重量を軽減することができる。 又2型ホイールは、リムの外側フランジをアウターフランジ部で形成している ので、デザインの自由度を向上させることができる。
【0012】
【実施例】
本考案を図1〜図3に示す一実施例に基づいて以下詳述する。 軽合金を押出し、展伸などの冷間加工をして、図1に示す如く、フランジ1、 立上部2を残して頭部3を切欠した立上部2からなるフランジ4、ビードシート 5,6、ウエル7を形成された押出し型材を、所定の直径に応じてロール(図示 せず)で捲回して、ビードシート5に沿う円周長さを基準として所定長さに切断 したのち、切断両端面を接合してフラッシュバット溶接などで溶着して真円輪状 にし、必要箇所を研削、羽布研磨などしてリム8を形成する。尚、9はハンプで ある。
【0013】 一方、軽合金を鋳造して、図2に示す如く、外周縁に、内側へ突出したリム8 のウエル7内周面の所要箇所に溶接される接合脚10と、外側へ接合脚10から 分岐して、リム8のビードシート6の内周面及び立上部2からなるフランジ4の 内周面に接合すると共に、切欠された頭部3を再生させる,外端に突出したディ スク頭部11を備えたアウターフランジ部12とを形成された、ディスク13を 形造する。
【0014】 図3において、頭部3を切欠した立上部2からなるフランジ4側からリム8に 、接合脚10を内側にしてディスク13を嵌挿して、アウターフランジ部12を ビードシート6と立上部2からなるフランジ4との内周面に接合させると共に、 ディスク頭部11をフランジ4の立上部2の先端に接合して切欠された頭部3を 再生させたのち、接合脚10の内端をウエル7の内周面に溶接して2型ホイール 14を組立てる。尚、15はハブ取着孔である。
【0015】 この場合、2型ホイール14は、リム8の外側の立上部2からなるフランジ4 及びビードシート6を、軽合金で鋳造したディスク13と一体のアウターフラン ジ部12で被覆してフランジを形成しているので、リム8のフランジ4及びビー ドシート6が外部から見えないため、表面処理を省略または簡易化することがで きる。
【0016】 又2型ホイール14は、リム8の外側の立上部2からなるフランジ4を、軽合 金で鋳造などしたディスク13と一体のアウターフランジ部12で被覆してフラ ンジを形成しているので、フランジ4及びビードシート6の部分の機械的強度が 増して、石などが当って発生する損傷などを確実に防止すると共に、従来のホイ ールの回転したさい発生するブレ現象を確実に防止することができる。
【0017】 又2型ホイール14は、ディスク13のアウターフランジ部12を、立上部2 からなるフランジ4及びビードシート6に嵌合させて、接合脚10をウエル7の 内周面に溶接して、リム8とディスク13を固着しているので、全体の機械的強 度を向上させることができる。
【0018】 又2型ホイール14は、リム8のビードシート6とディスク13のアウターフ ランジ部12の間に中空部を形成するように、アウターフランジ部12を形成し ているので、ホイール14全体の重量を軽減することができる。 又2型ホイール14は、リム8の外側フランジ4をアウターフランジ部12で 形成しているので、デザインの自由度を向上させることができる。
【0019】 本考案を図4に示す他の実施例に基づいて以下詳述する。 16は、一実施例の場合のリム8と同様にして、立上部17を残して頭部を切 欠した立上部17からなるフランジ18、反対端部にフランジ19、ビードシー ト20,21、ウエル22を形成された、軽合金からなる押出し型材から造られ た真円輪状のリムである。
【0020】 23は、一実施例のディスク13と同様にして、軽合金を鍛造して造られた、 外周縁に、内側へ突出したビードシート20の内周面の所要箇所に溶接される接 合脚24と、外側へ接合脚24から分岐して、フランジ18の立上部17の内周 面に接合して、切欠された頭部を再生させるディスク頭部25を備えたアウター フランジ部26とを形成されたディスクである。
【0021】 27は、立上部17からなるフランジ18側からリム16に、接合脚24を内 側にしてディスク23を嵌挿して、アウターフランジ部26を立上部17の内周 面に接合させて、ディスク頭部25を立上部17の先端に接合して切欠された頭 部を再生させたのち、接合脚24の内端をビードシート20の内周面に溶接して 組立てられた2型ホイールである。
【0022】 2型ホイール27における作用効果は、一実施例の場合の2型ホイール14と 同様である。 上記の両実施例において、ディスク13は軽合金を鋳造し、ディスク23は軽 合金を鍛造して造ったが、鋳造、鍛造或は冷間加工の何れで造っても良い。 又リム8,16は、アルミニウム合金で造ったが、使用途によってアルミニウ ムで造っても良い。
【0023】
【考案の効果】
リムの外側の立上部からなるフランジ及びビードシートを、軽合金で鋳造など したディスクと一体のアウターフランジ部で被覆して、フランジを形成している ので、リムのフランジ及びビードシートの表面処理を省略できて、2型ホイール の原価低減を計ることができる。
【0024】 ディスクのアウターフランジ部を、立上部からなるフランジ及びビードシート に嵌合させて、接合脚をウエルまたはビードシートの何れかの内周面に溶接して 、リムとディスクを固着しているので、外側のフランジ部を強化して発生する損 傷を確実に防止すると共に、全体の機械的強度を向上させて、耐用寿命を延長さ せることができる。
【0025】 リムの外側のフランジを軽合金で鋳造などしたディスクと一体のアウターフラン ジ部で被覆しているので、従来のブレ現象を確実に防止して、優れた外観を現出 することができる。 リムのビードシートの内周面に、ディスクのアウターフランジ部との間に中空 部を形成するように、アウターフランジ部を形成しているので、ホイール全体の 重量を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る2ピース型ホイールに
用いるリムの一部切欠した断面図。
【図2】本考案の一実施例に係る2ピース型ホイールに
用いるディスクの一部切欠した断面図。
【図3】本考案の一実施例に係る2ピース型ホイールの
一部切欠した断面図。
【図4】本考案の他の実施例に係る2ピース型ホイール
の一部切欠した断面図。
【図5】従来例の2ピース型ホイールに用いるリムの一
部切欠した断面図。
【図6】従来例の2ピース型ホイールの一部切欠した断
面図。
【図7】従来例の2ピース型ホイールの他の例の一部切
欠した断面図。
【符号の説明】
1,4,18,19 フランジ 2,17 立上部 3, 頭部 11,25 ディスク頭部 5,6,20,21 ビードシート 7,22 ウエル 8,16 リム 10,24 接合脚 12,26 アウターフランジ部 13,23 ディスク 14,27 2ピース型ホイール

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側のフランジの立上部を残して頭部を
    切欠されたリム、及び外周縁に、内側へ突出して該リム
    のウエルまたはビードシートの何れかの内周面に固着さ
    れる接合脚と、外側へ該接合脚から分岐して、前記リム
    の該ビードシート及びフランジの立上部の何れか一方ま
    たは両方の内周面に接合すると共に、切欠された該頭部
    を再生させる,外端に突出したディスク頭部を備えたア
    ウターフランジ部とを形成された、アルミニウム合金の
    鋳造などで形造されたディスクから成ることを特徴とす
    る2ピース型ホイール。
  2. 【請求項2】 ウエルとビードシートの境界附近の内周
    面に、ディスクとの中空部を形成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の2ピース型ホイール。
  3. 【請求項3】 ビードシートの内周面に、ディスクとの
    中空部を形成されたことを特徴とする請求項1記載の2
    ピース型ホイール。
JP1995002320U 1995-02-28 1995-02-28 2ピース型ホイール Expired - Lifetime JP3019246U (ja)

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