JP2639787B2 - 自動車用のツーピースホイール - Google Patents

自動車用のツーピースホイール

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JP2639787B2
JP2639787B2 JP6204419A JP20441994A JP2639787B2 JP 2639787 B2 JP2639787 B2 JP 2639787B2 JP 6204419 A JP6204419 A JP 6204419A JP 20441994 A JP20441994 A JP 20441994A JP 2639787 B2 JP2639787 B2 JP 2639787B2
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disk
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政信 濱田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用のツーピース
ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のツーピースホイールの断面構造を
図1ないし図3に示す。図1に示すツーピースホイール
は、円筒状のリム1と円盤状のディスク2とを別々に製
造し、リム1にディスク2を圧入して、境界に沿って溶
接して製造される。
【0003】図2に示すツーピースホイールも、円筒状
のリム1と、円盤状のディスク2とを別々に製造し、リ
ム1の内側にはフランジ3を突出して成形し、フランジ
3とディスク2の外周とを貫通する多数のピアスボルト
4でディスク2をリム1に連結して製造される。
【0004】さらに、図3に示すツーピースホイール
は、アウターリム1Aとディスク2とを一体成形してア
ウターリム一体ディスク5とし、これにインナーリム1
Bを連結している。アウターリム一体ディスク5とイン
ナーリム1Bは、両者を貫通する多数のピアスボルト4
で連結し、さらに、境界を溶接して確実に連結してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す構造のツー
ピースホイールは、ディスク2をリム1の定位置に圧入
して溶接するので、ディスク2とリム1の連結位置を正
確に調整することが難しい。このため、ディスク2とリ
ム1の連結位置がずれたり、あるいはホイールに振れ等
が発生する欠点がある。
【0006】図2と図3に示すツーピースホイールは、
数十本ものピアスボルト4を使用してディスク2を連結
するので、製造に手間がかかり、部品点数も多くなる欠
点がある。また、ピアスボルト4で連結するのでフラン
ジ3を設ける必要がある。フランジ3は内側にピアスボ
ルト4が突出するので、フランジ3にピアスボルト4を
貫通させる構造のホイールは、実質的な内径が小さくな
ってしまう欠点がある。ホイールの内側にはブレーキが
設けられる。ホイールの内径が小さくなると、ホイール
の内側がブレーキキャリパ等に当たってしまう弊害があ
る。この弊害を避けるために、ホイールの内側とブレー
キキャリパ等に必要な隙間を設けることが要求される。
しかしながら、このことを実現するには、ブレーキディ
スクを小さく設計するか、あるいは、直径の大きなホイ
ールを装着する必要がある。しかしながら、ブレーキデ
ィスクを小さくするとブレーキのききが悪くなり、ホイ
ールの直径を大きくすると、タイヤの外径も大きくなっ
てしまう。タイヤの外径を同じにして大きなホイールを
装着すると、タイヤの偏平率を変更する必要があり、ハ
ンドリング等の特性が変わってしまう欠点がある。
【0007】さらに、図1と図2に示すツーピースホイ
ールは、アウターリム1Aを着色するときに、インナー
リム1Bを含む全体に塗装するか、あるいは、カラーリ
ングを必要としない部分にマスキングする必要がある。
このため、アウターリム1Aをカラーリングするのに手
間がかかる欠点もある。
【0008】発明は、従来のツーピースホイールが有
するこれ等の欠点を解消することを目的に開発されたも
ので、本発明の重要な目的は、少ない部品点数で能率よ
く多量生産でき、しかもリムとホイールとを正確に位置
ずれなく連結できる自動車用のツーピースホイールを提
供することにある。
【0009】さらに本発明の他の重要な目的は、内径を
大きく設計できると共に、アウターリムを簡単にカラー
リングすることも可能である自動車用のツーピースホイ
ールを提供することにあ
【0010】
【課題を解決するための手段】発明の自動車用のツー
ピースホイールは、前述の目的を達成するために下記の
構成を備える。自動車用のツーピースホイールは、イン
ナーリム1Bとディスク2とを一体成形しているインナ
ーリム一体ディスク6と、このインナーリム一体ディス
ク6に連結されるアウターリム1Aとを備える。アウタ
ーリム1Aがインナーリム一体ディスク6の定位置に連
結されてツーピースホイールとなっている。
【0011】さらに、本発明のツーピースホイールは、
インナーリム一体ディスク6のインナーリム1Bの外周
に雄ネジ7を設けている。一方、アウターリム1Aの内
周には、インナーリム1Bの雄ネジ7にねじ込まれる雌
ネジ8を設けている。アウターリム1Aの雌ネジ8が、
インナーリム1Bの雄ネジ7にねじ込まれ、さらに、ア
ウターリム1Aとインナーリム1Bの境界が溶接され
て、アウターリム1Aとインナーリム一体ディスク6と
が固定されている。
【0012】
【作用】本発明の自動車用のツーピースホイールは、
ウターリム1Aの雌ネジ8をイ ンナーリム一体ディスク
6の雄ネジ7にねじ込んで、インナーリム1Bとアウタ
ーリム1Aを定位置に連結する。この状態で、アウター
リム1Aとインナーリム一体ディスク6とを溶接して確
実に固着する。図4に示すツーピースホイールにおい
て、外周に雄ネジ7のあるインナーリム一体ディスク6
は、アウターリム1Aの先端がフランジ3に衝突するま
でアウターリム1Aをインナーリム一体ディスク6にね
じ込む。フランジ3のないインナーリム一体ディスク6
は、アウターリム1Aを最後までねじ込むと、両者が正
確な位置に連結されるように、雄ネジ7と雌ネジ8を設
けている。
【0013】この構造のツーピースホイールは、アウタ
ーリム1Aをインナーリム一体ディスク6の定位置に
じ込んで連結し、その後、両者を溶接することにより簡
単かつ容易に、しかも能率よく多量生産できる。また
雌ネジ8と雄ネジ7で、アウターリム1Aとインナーリ
ム一体ディスク6とを定位置に連結する構造は、連結位
置がずれることもない。さらに、インナーリム1Bをデ
ィスク2に一体的に成形して、これにアウターリム1A
をねじ込んで溶接しているので、リム1を強靱にでき
る。アウターリム1Aに比較して幅の広いインナーリム
1Bをディスク2に一体成形すると共に、アウターリム
1Aを溶接して固定するからである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための自動車用のツーピースホイールを例
示するものであって、本発明は自動車用のツーピースホ
イールを下記のものに特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0016】図4の断面図に示す自動車用のツーピース
ホイールは、インナーリム1Bとディスク2とを一体成
形されたインナーリム一体ディスク6と、このインナー
リム一体ディスク6に連結されるアウターリム1Aとを
備える。インナーリム一体ディスク6とアウターリム1
Aは、アルミニウムやマグネシウム等の金属を成形した
ものである。インナーリム一体ディスク6は、装着面6
Bを平面状に切削してオフセットを調整するので、鎖線
で示すように厚く成形される。ディスクの中心部分はネ
ジ孔9を開口している。インナーリム一体ディスク6
は、鋳造法や鍛造法で製造できる。アウターリム1A
は、鋳造、鍛造、ロール成形等の方法で製造できる。
【0017】インナーリム一体ディスク6の外周には雄
ネジ7が、アウターリム1Aの内周には雌ネジ8が設け
られる。アウターリム1Aの雌ネジ8は、インナーリム
一体ディスク6の雄ネジ7にねじ込んで、アウターリム
1Aをインナーリム一体ディスク6の定位置に連結でき
る位置に設けられる。雄ネジ7と雌ネジ8は、インナー
リム一体ディスク6とアウターリム1Aとを成形した
後、旋盤やマシニングで切削加工して設けることができ
る。
【0018】図4と図5に示すツーピースホイールは、
インナーリム一体ディスク6に設けた雄ネジ7の下端
に、外周に突出するフランジ3を設けている。フランジ
3は、アウターリム1Aをインナーリム一体ディスク6
にねじ込む停止位置を特定すると共に、アウターリム1
Aを溶接する溶接部に併用される。インナーリム一体デ
ィスク6の外周にフランジ3を設けてここにアウターリ
ム1Aを溶接すると、アウターリム1Aとインナーリム
一体ディスク6との連結部分を強固にできる特長があ
る。
【0019】図4に示す自動車用のツーピースホイール
は下記の工程で製造される。 アルミニウム等を成形してインナーリム一体ディス
ク6を製作する。インナーリム一体ディスクの装着面
6Bは切削してオフセットを調整できるように厚く成形
している。 アルミニウム等を成形して、アウターリム1Aを製
作する。タイヤ幅を変更するために、幅の異なる複数種
のアウターリム1Aを製作する。 インナーリム一体ディスク6の外周に雄ネジ7を、
アウターリム1Aの内周に雌ネジ8を加工する。 アウターリム1Aの雌ネジ8を、インナーリム一体
ディスク6の雄ネジ7にねじ込んでアウターリム1Aを
インナーリム一体ディスク6に連結する。 インナーリム一体ディスク6とアウターリム1Aの
境界、図4のホイールはインナーリム一体ディスク6の
フランジ3とアウターリム1Aとの境界に沿って全周を
溶接し、アウターリム1Aとインナーリム一体ディスク
6とを固着する。 インナーリム一体ディスクの装着面6Bを平面状
に切削して、ホイールのオフセットを調整する。 の工程は、の工程の後いつでもできる。ただ、の
工程を最後にすると、装着面6Bを切削しない状態でホ
イールを在庫し、注文があるとオフセット調整して出荷
できるので、在庫数を少なくできる特長がある。 インナーリム一体ディスク6の中心部分のネジ孔9
を切削して仕上げる。
【0020】
【発明の効果】本発明の自動車用のツーピースホイール
は、少ない部品点数で能率よく安価に多量生産できる特
長がある。それは、ピアスボルトを使用することなく、
インナーリム一体ディスクとアウターリムとを定位置に
連結し、この状態で両者を溶接して固定しているからで
ある。さらに、本発明のツーピースホイールの特筆すべ
き特長は、安価に多量生産できるにもかかわらず、イン
ナーリム一体ディスクとアウターリムとを位置ずれなく
正確に固定できることにある。従来のように圧入して位
置決めするのではなく、アウターリムをインナーリム一
体ディスクにねじ込んで位置決めし、この状態で溶接し
て固定するからである。
【0021】さらに、本発明のツーピースホイールは内
径を大きくして、ブレーキキャリパ等がホイールに衝突
するのを有効に防止できる特長がある。したがって、最
近の外径の大きいブレーキディスクを装着する自動車に
使用して、ブレーキキャリパ等がホイールに当たるのを
防止できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】リムとディスクとを溶接して連結している従来
のツーピースホイールの断面図
【図2】リムとディスクとをピアスボルトで連結してい
る従来のツーピースホイールの断面図
【図3】アウターリム一体ディスクとインナーリムとを
ピアスボルトで連結して溶接して固定している従来のツ
ーピースホイールの断面図
【図4】本発明の実施例のツーピースホイールの断面図
【図5】図4に示すツーピースホイールの分解断面
【符号の説明】
1…リム 1A…アウターリム 1B…
インナーリム 2…ディスク 3…フランジ 4…ピアスボルト 5…アウターリム一体ディスク 6…インナーリム一体ディスク 6B…装着面 7…雄ネジ 8…雌ネジ 9…ネジ孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーリム(1B)とディスク(2)とが一
    体成形されたインナーリム一体ディスク(6)と、このイ
    ンナーリム一体ディスク(6)に連結されるアウターリム
    (1A)とを備え、アウターリム(1A)が、インナーリム一体
    ディスク(6)の定位置に連結されてなる自動車用のツー
    ピースホイールにおいて、 インナーリム一体ディスク(6)のインナーリム(1B)の外
    周に雄ネジ(7)が設けられ、アウターリム(1A)の内周に
    は、インナーリム(1B)の雄ネジ(7)にねじ込まれる雌ネ
    ジ(8)が設けられており、 アウターリム(1A)の雌ネジ(8)がインナーリム(1B)の雄
    ネジ(7)にねじ込まれると共に、アウターリム(1A)とイ
    ンナーリム(1B)の境界が溶接されて、アウターリム(1A)
    とインナーリム一体ディスク(6)とが固定されてなるこ
    とを特徴とする自動車用のツーピースホイール。
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JPH0848105A JPH0848105A (ja) 1996-02-20
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