JPH0745362Y2 - 組立式自動車用ホイール - Google Patents

組立式自動車用ホイール

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JPH0745362Y2
JPH0745362Y2 JP1989107500U JP10750089U JPH0745362Y2 JP H0745362 Y2 JPH0745362 Y2 JP H0745362Y2 JP 1989107500 U JP1989107500 U JP 1989107500U JP 10750089 U JP10750089 U JP 10750089U JP H0745362 Y2 JPH0745362 Y2 JP H0745362Y2
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rim
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修二郎 稲谷
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株式会社レイズエンジニアリング
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【考案の詳細な説明】 [利用分野及び考案の概要] 本考案は、組立式自動車用ホイール、特に、リム部とデ
ィスク部とを別個に製作した、多数のボルトによって前
記両者を一体化する形式のホイールに関するものであ
り、リムとディスクとの取付け部分はドロップセンター
よりも外側に外れた形式のホイールにおいて、ディスク
をホイールの内側からリムフランジに添設し且この状態
でネジ止めできるようにして、リムフランジとディスク
周縁との外見的一体感を出せるようにすると共に、ディ
スク周縁とリム内周面との間に隙間が生じないようにす
るものである。
[従来技術及びその課題] 組立式ホイールには第7図から第10図に示す形式のもの
がある。
第7図のものは、所謂ツーピースホイールで、リム
(1)とディスク(2)とからなり、前記ディスク
(2)の周縁をリム(1)のドロップセンタ部(12)か
ら内周側に張出させたリムフランジ(11)にネジ止めし
て組立てられる。
第8図に示すものは、所謂スリーピース式のホイールで
あって、前記形式のリム(1)が2分割されており、リ
ム半体に延長形成したリムフランジ(11)(11)相互に
よって挟まれた態様でネジ止めされている。
最近のブレーキ装置では、この装置の軸方向の占有スペ
ースが大きくなり、ドロップセンタ部(12)から外側に
外れた位置にリムフランジ(11)が位置することも多
い。このような形式のホイールの場合、前記後者の所謂
スリーピース式のホイールでは、第9図のように、リム
(1)の内周面からリムフランジ(11)が突出してこれ
にディスク(2)をネジ止めする形式に仕上げられる。
この形式のものでは、リム(1)の内周側にリムフラン
ジ(11)が滑らかに連続する外観となる。又、市場では
この外観が好まれている。そして、この形式のホイール
では、ホイールの外側面においてディスク(2)の周縁
とリムフランジ(11)とを滑らかに連続させられるか
ら、特にリム(1)の腹部(13)の内周面に隙間部分の
生じる心配もなく、腹部(13)の内周面近傍に異物が挟
まる心配もない。
ところが、このようにリムフランジ(11)がドロップセ
ンタ部(12)から外側に外れた形式のツーピースホイー
ルでは、ディスク(2)をリムフランジ(11)の内面側
にネジ止めできない。最近では、ディスク(2)の外周
側に配設されるネジ止め部(21)が環状に形成され、こ
のネジ止め部(21)の直径がドロップセンタ部(12)の
内周径よりも大きくなっているからである。
このため、従来は、第10図に示すように、ディスク
(2)のネジ止め部(21)をリムフランジ(11)の外側
に位置させて両者を多数のボルト(3)(3)によって
ネジ止めしている。
この形式のものでは、同図に示すように、ディスク
(2)の外周縁と腹部(13)との間に間隙が生じやす
い。この結果、この間隙部分にゴミ等の異物が侵入しや
すく、長期間使用していると、この部分が見苦しくな
る。また、リム(1)の腹部(13)からディスク(2)
の周縁にかけての外観が滑らかには連続しないこととな
って、この点でも不十分なものとなる。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、『ド
ロップセンタ部(12)から外側に外れた位置にリムフラ
ンジ(11)を具備させたリム(1)と、周縁に前記リム
フランジ(11)及びドロップセンタ部(12)の内周径よ
りも大きな環状のネジ止め部(21)を具備するディスク
(2)とからなり、このネジ止め部(21)と前記リムフ
ランジ(11)とを複数のボルト(3)(3)によってネ
ジ止めした組立式のホイール』において、リム(1)の
腹部(13)からディスク(2)の周縁近傍までが滑らか
に連続するようにするため、環状のネジ止め部(21)を
具備するディスク(2)をドロップセンタ部(12)側か
ら挿入してリムフランジ(11)の内側に取り付けられる
ようにすることをその課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本考案の技術的手段は
『ディスク(2)の外周縁の環状のネジ止め部(21)に
は一対の切欠部(22)(22)を設け、こらら切欠部(2
2)(22)はディスク(2)の中心に対して相互に反対
側の位置にあって、これら切欠部(22)(22)相互の最
大間隔をドロップセンタ部(12)の内周径よりも小さく
設定すると共に、この切欠部(22)とディスク(2)中
心との距離をリムフランジ(11)の内周半径よりも大き
く設定し、ディスク(2)の直径を、リムフランジ(1
1)の内面の基端部とドロップセンタ部(12)の内周面
との最大間隔よりも小さくした』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用する。
ディスク(2)の周縁に位置するネジ止め部(21)の外
周径は、ドロップセンタ部(12)の内周径よりも大きく
設定されているから、リム(1)の軸線に直角な姿勢の
ままではリム(1)の内側からはディスク(2)をリム
フランジ(11)の内面側に添設させ得ない。
ところが、このネジ止め部(21)には一対の切欠部(2
2)(22)があり、これらの切欠部(22)(22)は相互
に反対側にあって、これらの最大間隔は、ドロップセン
タ部(12)の内周径よりも小さく設定されているから、
一対の切欠部(22)(22)がドロップセンタ部(12)の
内周の直径線上に位置する姿勢にしてディスク(2)の
全体を傾斜させると、ディスク(2)がドロップセンタ
部(12)側から挿入可能となる。このようにして、ディ
スク(2)をドロップセンタ部(12)内に挿入した後、
これをリム(1)の軸線に対して直角となる姿勢にする
と、ネジ止め部(21)の外面がリムフランジ(11)の内
面に添設される。このとき、ディスク(2)の外径は、
リムフランジ(11)の内面の基端部とドロップセンタ部
(12)の内周面との最大間隔よりも小さくしているか
ら、ディスク(2)の端部がドロップセンタ部(12)の
内周面に引っかかることもない。
この状態でネジ止め部(21)とリムフランジ(11)とを
ボルト(3)(3)によってネジ止めすると、ホイール
が完成する。
そして、この完成状態では、腹部(13)の内周側には、
これと一体のリムフランジ(11)が連続した外観とな
り、ホイールの外側の面には、ディスク(2)の周縁と
腹部(13)との間隙が生じないものとなる。
更に、切欠部(22)とディスク(2)中心との距離がリ
ムフランジ(11)の内周半径よりも大きく設定されてい
るから、ディスク(2)の切欠部(22)がリムフランジ
(11)の内側に隠れることとなる。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
リム(1)の腹部(13)の内周側にはリムフランジ(1
1)が一体的に連続するから、ボルト(3)(3)の頭
部を除いた他の部分の洗浄も容易であり、腹部(13)の
内周側にゴミや異物の侵入する間隙が生じないこととな
って、長期にわたって、ホイールの外側の面を奇麗に保
つことができる。
又、ディスク(2)の切欠部(22)がリムフランジ(1
1)の内側に隠れるから、ホイールの外観においても優
れたものとなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第6図に基いて説明
する。
この実施例のホイールでは、第1図及び第2図に示すデ
ィスク(2)と、第3図に示すリム(1)との組合せと
してある。
ここで、リムフランジ(11)の内周径(D1)は、ドロ
ップセンタ部(12)の内周径(D2)よりも少し小さく
設定している。尚、このリム(1)はロール成形によっ
て環状に製作されるもので、この実施例ではアルミニュ
ウム又はその合金等の軽合金を使用している。従って、
同図に示すようにリム(1)の腹部(13)からリムフラ
ンジ(11)の外側迄の面は前記ロール成形の段階で予め
滑らかに連続する曲面に製作されている。
次に、第1図及び第2図に示すディスク(2)は、4本
のスポーク式のディスクで、ハブ取付け部(23)からス
ポーク(24)(24)が延長形成され、このスポーク(2
4)(24)の先端を環状のネジ止め部(21)によって一
体的に連結した構成であり、全体が鋳造又は鍛造によっ
て製作されたものである。又、上記リム(1)と同様の
軽合金によって製作されている。
尚、ネジ止め部(21)の断面は、第2図に示すように、
その外側の面がディスク(2)の外面から一段内側に後
退した面となっており、この段差がリムフランジ(11)
の厚さ(W)に一致させてあり、しかも、ネジ止め部
(21)の内周側の周壁(25)の直径がリムフランジ(1
1)の内周径(D1)に略一致させてある。
又、ディスク(2)の外周には、ネジ止め部(21)には
相互に反対側に位置する2箇所に切欠部(22)(22)が
形成されており、この切欠部(22)の切欠線がネジ止め
部(21)の外周縁の弦方向に伸びる直線となっている。
ここで、この切欠線とホイール中心との間隔は、周壁
(25)の半径よりも大きく且リムフランジ(11)に形成
されるボルト孔(14)(14)の内接円(前記ボルト孔
(14)(14)が外接する円)の半径よりも僅かに小さく
設定されている。従ってリムフランジ(11)の内面にデ
ィスク(2)を添設固定した状態では、切欠部(22)の
形成域と対応する位置に形成された前記ボルト孔(14)
は切欠部(22)の外側に位置することとなる。
上記構成のディスク(2)とリム(1)とを組立てるに
は、第4図に示すように、切欠部(22)(22)がドロッ
プセンタ部(12)の内面に一致する姿勢で、しかも、デ
ィスク(2)の面がリム(1)に対して傾斜する姿勢と
し、切欠部(22)の部分が全体的にリムフランジ(11)
とドロップセンタ部(12)との間に位置した状態でディ
スク(2)を非傾斜状態に復帰させると、同図の二点鎖
線で示す状態にリムフランジ(11)とネジ止め部(21)
とが添設されて周壁(25)がリムフランジ(11)の内周
部に一致したものとなる。
そして、ボルト孔(14)(14)とネジ止め部(21)に形
成したボルト孔(26)(26)とを一致させてボルト
(3)(3)を用いてネジ止めすると、第4図のように
ディスク(2)とリム(1)とが一体的に組み付けられ
る。
尚、通常のツーピースホイールでは、ボルト(3)
(3)の数が多いことから、第5図及び第6図に示すよ
うに、切欠部(22)の外周側にもボルト孔(14)が位置
することがあるが、この場合には、第6図に示すように
断面カギ状の座金(31)を用いてネジ止めする。ホイー
ル強度からは、このネジ止め箇所の数は、第5図に示す
数よりも少くてもよいことも多く、この場合には、かか
る対策は不要であり、切欠部(22)の位置をボルト孔
(14)及びボルト孔(26)の配設部から外れた位置に設
定すればよい。
なお、上記実施例のものでは、例えば、第3図に於い
て、リム(1)のタイヤ嵌合部の軸線方向の幅:203mm、
リムの内径:D4=436.6mm、ドロップセンタ部(12)の内
径:D2=393.6mmのホイールの場合、 リムフランジ(11)の内径:D1=383mm リムフランジ(11)の基端部内面とドロップセンタ部
(12)の内周縁との軸線方向の間D5=104mm とすると、リムフランジ(11)の基端部内面からドロッ
プセンタ部(12)の内周面との最大間隔:D3=420mm、と
なる。
上記構成のリムに、第1図における直径:B=414mm、切
欠部(22)(22)の間隔:A=393mmとしたディスク
(2)をリムフランジ(11)の裏側から挿入すると、前
記A値が上記したドロップセンタ部(12)の内径:D2
りも小さいことから、また、上記D3値が、ディスク
(2)の直径:Bよりも大きいから、上記した手順でディ
スク(2)をリムフランジ(11)の裏面に添設できる。
そして、この場合、リムフランジ(11)に対してディス
ク(2)の周縁部の重なり代は15.5mmとなる。また、切
欠部(22)(22)がリムフランジ(11)の内周部に露出
することもない。
また、この実施例では、ディスク(2)に一対の切欠部
(22)(22)を具備させる構成としたが、二個以上に設
定しても良い。さらに、切欠部(22)の切欠線の形状は
上記実施例以外の形状とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のディスク(2)の正面図,第2
図はこれの要部の断面図,第3図はリム(1)の要部断
面図,第4図は組み付け手順の説明図,第5図は組立後
の背面図,第6図は切欠部(22)の部分の断面図,第7
図から第10図は従来例の説明図であり、図中, (12)……ドロップセンタ部 (11)……リムフランジ (1)……リム (21)……ネジ止め部 (2)……ディスク (3)……ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドロップセンタ部(12)から外側に外れた
    位置にリムフランジ(11)を具備させたリム(1)と、
    周縁に前記リムフランジ(11)及びドロップセンタ部
    (12)の内周径よりも大きな環状のネジ止め部(21)を
    具備するディスク(2)とからなり、このネジ止め部
    (21)と前記リムフランジ(11)とを複数のボルト
    (3)(3)によってネジ止めした組立式ホイールにお
    いて、ディスク(2)の外周縁の環状のネジ止め部(2
    1)には一対の切欠部(22)(22)を設け、こらら切欠
    部(22)(22)はディスク(2)の中心に対して相互に
    反対側の位置にあって、これら切欠部(22)(22)相互
    の最大間隔をドロップセンタ部(12)の内周径よりも小
    さく設定すると共に、この切欠部(22)とディスク
    (2)中心との距離をリムフランジ(11)の内周半径よ
    りも大きく設定し、ディスク(2)の直径を、リムフラ
    ンジ(11)の内面の基端部とドロップセンタ部(12)の
    内周面との最大間隔よりも小さくした組立式自動車用ホ
    イール。
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