JP2563898Y2 - 自動車用ホイール - Google Patents

自動車用ホイール

Info

Publication number
JP2563898Y2
JP2563898Y2 JP1990015874U JP1587490U JP2563898Y2 JP 2563898 Y2 JP2563898 Y2 JP 2563898Y2 JP 1990015874 U JP1990015874 U JP 1990015874U JP 1587490 U JP1587490 U JP 1587490U JP 2563898 Y2 JP2563898 Y2 JP 2563898Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center cover
center
peripheral edge
uneven surface
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990015874U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03107203U (ja
Inventor
修二郎 稲谷
Original Assignee
株式会社 レイズエンジニアリング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 レイズエンジニアリング filed Critical 株式会社 レイズエンジニアリング
Priority to JP1990015874U priority Critical patent/JP2563898Y2/ja
Publication of JPH03107203U publication Critical patent/JPH03107203U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563898Y2 publication Critical patent/JP2563898Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野及び考案の概要] 本考案は、自動車用ホイールに関するものであり、特
に、ブレーキドラムやハブをネジ止めするためのディス
ク中央部の外周域に凹凸模様が設けられているアルミホ
イールのセンタカバーに関するものであり、このセンタ
カバーを外周域の凹凸模様部との外観的一連性を確保し
たうえでその周縁部の強度の向上を企画するものであ
り、この為、センタカバーの周縁部をディスクの外周域
に配設される凹凸模様部の一部と重なる断面形状とし
て、この周縁部の板厚方向における剛性を向上させるも
のである。
[従来技術及びその課題] 自動車用ホイールとして、ディスク部に各種のデザイ
ンが施されたアルミホイールが普及しており、最近の高
級車種では、このアルミホイールが標準装備されてい
る。
この種アルミホイールでは、ディスク周縁とハブ取付
け部との間に種々の凹凸模様が付されたものとなってい
るが、ハブ取付け部では、一般に複数の取付け用ナット
が露出する。この取付け用ナットの見苦しさを避けるた
め、従来は、第6図に示すように、このハブ取付け部
(11)をセンタカバー(2)によって被覆している。
このものでは、同図に示すように、アルミホイールの
ディスク(1)の中心に位置するハブ取付け部(11)が
凹陥部となっており、この凹陥部の中心から車軸を嵌合
させる筒部(13)が外面側に突出している。そして、こ
の凹陥部の外周域がデザイン化された凹凸表面部(12)
となり、前記ハブ取付け部(11)となる凹陥部に嵌入し
てこの凹陥部を被覆し且前記筒部(13)に外嵌するセン
タカバー(2)を装備させ、このセンタカバー(2)を
筒部(13)に螺合するセンタキャップ(C)によって固
定することにより、ハブ取付け部(11)の取付用ナット
(N)が露出しないようにしているのである。
ところが、この従来のものでは、凹凸表面部(12)と
センタカバー(2)との外観的一体感が得られないと共
に、このセンタカバー(2)を薄板によるプレス成形品
とした場合にはその周縁部の強度が不十分となる。
凹凸表面部(12)の内周端に続いて円板状のセンタカ
バー(2)がディスク(1)の中心部に配設されること
となり、これによって外観的一体感が損なわれると共
に、この条件下で、凹凸表面部(12)との外観的つなが
りを向上させようとすると、センタカバー(2)の周縁
が第6図に示すように板状部のみが連続する形態とな
り、この部分の外力に対する変形抵抗が不十分となるか
らである。例えば、このセンタカバー(2)を取外した
とき、これを地面に落したりすると、センタカバー
(2)の周縁部が変形して、再装着時にはこの部分が波
打った状態となり見苦しい。
本考案は、このような、『ディスク(1)の外面の中
心部に形成された凹陥部をハブ取付け部(11)とし、前
記ハブ取付け部(11)の外周側の表面を全域にわたって
凹凸表面部(12)とし、前記ハブ取付け部(11)を円盤
状のセンタカバー(2)で被覆する自動車用ホイール』
において、このセンタカバー(2)を薄板によるプレス
成型品とした場合に、前記凹凸表面部(12)との外観的
一体感を向上させ且その周縁の強度を向上させることを
その課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本考案の技術的手段
は『前記凹凸表面部(12)の内周縁部は、多数の凹部
(10)(10)が所定の間隔で環状に配列される形状とす
る一方、前記センタカバー(2)は、その周縁部が前記
凹凸表面部(12)における前記各凹部(10)と部分的に
重なる大きさの金属板製のプレス成型品とし、前記セン
タカバー(2)の周縁における、前記各凹部(10)と重
なる部分は前記凹部(10)に沿って内側に凹んだ切欠形
状部(21)(21)とすると共に、この切欠形状部(21)
の裏面側には前記凹部(10)の内周壁面に添って延びる
舌片部(22)が設けられている』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用する。
ディスク(1)における凹凸表面部(12)の内周縁部
を、多数の凹部(10)(10)が所定の間隔で環状に配列
される表面形状とし、センタカバー(2)の大きさは、
その周縁が前記凹部(10)(10)の一部と重なる大きさ
に設定したから、センタカバー(2)を装着した状態で
は、センタカバー(2)の周縁部は凹凸表面部(12)の
内周側凹凸部を重なることとなる。
一方、センタカバー(2)の周縁における前記凹部
(10)(10)と重なる部分を切欠形状部(21)とし、こ
の切欠形状部(21)の裏面には凹部(10)の内周壁面に
添って延びる舌片部(22)を形成したから、舌片部(2
2)が凹部(10)(10)の内周壁面に沿って重なり、外
観的に舌片部(22)が凹部(10)(10)の他の部分の内
周壁面に連続する構成となる。
このように、切欠形状部と円弧状輪郭部とからなるセ
ンタカバー(2)の周縁形状が凹凸表面部(12)の内周
側の凹凸形状に溶け込んだ外観となる。
一方、センタカバー単体を見れば、その外周縁の大半
は舌片部(22)を具備することとなり、センタカバー
(2)の周縁部がこの舌片部(22)によって補強された
構成となっている。つまり、センタカバー(2)の周縁
部の面に対して直角方向の外力が作用しても、この舌片
部(22)が変形に対する抵抗力を発揮し、この外力に対
する変形阻止能が向上する。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有す
る。
センタカバー(2)の周縁が凹凸表面部(12)の内周
側の凹凸形状に溶け込んだ外観となると共に、センタカ
バー(2)の周縁部の面に対して直角方向の外力が作用
しても、この外力に対する変形阻止能が向上するから、
センタカバー(2)と凹凸表面部(12)との外観的一体
感を向上させた条件下で、このセンタカバー(2)の周
縁部の強度を向上させることができる。
また前記凹部(10)の内周面とセンタカバー(2)の
周縁の舌片部(23)とが内外に重なるから、双方の形状
を合わせ易く、これらの重合部の重なりの精度が高いも
のとなる。従って前記凹部(10)(10)に於けるセンタ
カバー周縁との外観的連続製が及び一体観が向上したも
のとなる。
さらに、前記各凹部(10)の内周壁面に添う態様で前
記舌片部(23)が前記凹部(10)内にはまり込むから、
装着状態では、前記センタカバー(2)がずれることな
く、安定的に装着固定されたものとなる。
[その他] 尚、以上において、凹凸表面部(12)における内周側
でセンタカバー(2)と重なる範囲(ハブ取付け部(1
1)までの範囲)を、センタカバー(2)の厚さに相当
する深さだけ凹んだ段部(16)とした場合、凹部(10)
(10)の形成されていない部分では、センタカバー
(2)の周縁部の板状部(23)(23)の表面がディスク
(1)の表面と一様に連続することとなる。
さらに、前記切欠形状部(21)の外形線が前記凹部
(10)におけるセンタカバー(2)よりも外側部分の外
形線に対して一連的に連続する構成とすればさらによ
い。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第5図及び第7図
に基いて説明する。
本考案の実施例のホイールは、所謂メッシュ型の凹凸
表面部(12)を具備するディスク(1)と、この周縁に
取付けられるリム(図示せず)と、前記ディスク(1)
の中央部に配設されるセンタカバー(2)と、このセン
タカバー(2)を固定するセンタキャップ(C)と、か
ら構成され、前記凹凸表面部(12)には、第2図に示す
ように、外周側に略三角形の凹陥部(14)と、略菱形の
凹陥部(15)とが円周方向において交互に連続して配設
され、これら凹陥部の内周側には凹部(10)(10)がデ
ィスク(1)の中心と同心の円周上に配列されている。
この凹部(10)の正面形状(外経線の形状)は卵型と
なっており、この凹部(10)の一方であってディスク
(1)の内周側部分は他方に比べて大きな円弧状部(10
1)となっている。この円弧状部(101)の中心を結ぶ円
をセンタカバー(2)の外径となる円と一致させてあ
り、センタカバー(2)の周縁部には、第1図に示すよ
うに、凹部(10)の前記円弧状部(101)と一致する形
状の切欠形状部(21)(21)が上記凹部(10)(10)の
配列と一致する間隔で配列され、隣接する切欠形状部
(21)(21)間を繋ぐ周縁部はセンタカバー(2)の外
径となる円周と一致する円弧状部となっている。
センタカバー(2)の上記形状の周縁部が対接するデ
ィスク(1)の表面は、第2図、第4図及び第7図に示
すようにその外周側部分よりも低くなった段部(16)と
なっており、センタカバー(2)をこの段部(16)に一
致するように取付けると、ディスク(1)の表面の延長
線とセンタカバー(2)の表面とが一致することとな
る。
センタカバー(2)の切欠形状部(21)からは第3図
に示すように舌片部(22)が延長形成されて、この舌片
部(22)が凹部(10)の円弧状部(101)の内周壁に沿
って屈曲する。特に、この実施例では、前記舌片部(2
2)の両端部から中央域に向って徐々に長く設定してあ
る。
上記構成のセンタカバー(2)の中央に形成した開口
(20)を筒部(13)に外嵌させて装着し、その筒部(1
3)にセンタキャップ(C)をネジ止めすると、第3図
及び第4図のようにその周縁部の舌片部(22)が凹部
(10)(10)に嵌り込んだ態様で固定される。
この実施例のものでは、第2図の想像線で示すよう
に、厳密には、凹部(10)の内周面と舌片部(22)の内
周面(センタカバー(2)の半径方向外側の面)とが一
致しないものとなるが、これを正確に一致させるために
は、第5図のように、凹部(10)の内周面のうち舌片部
(22)の重なる部分をこれの板厚に相当する分だけ大き
く設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のセンタカバー(2)説明図,第
2図はディスク(1)の説明図,第3図はセンタカバー
(2)を装着した状態のX−X断面図,第4図はY−Y
断面図,第5図は凹部(10)の他の例の説明図,第6図
は従来例の説明図,第7図は、本考案実施例の要部の分
解斜視図であり、図中, (11)……ハブ取付け部、(12)……凹凸表面部、
(1)……ディスク (10)……凹部、(16)……段部、(2)……センタカ
バー (21)……切欠部、(22)……舌片部、(23)……板状

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク(1)の外面の中心部に形成され
    た凹陥部をハブ取付け部(11)とし、前記ハブ取付け部
    (11)の外周側の表面を全域にわたって凹凸表面部(1
    2)とし、前記ハブ取付け部(11)を円盤状のセンタカ
    バー(2)で被覆する自動車用ホイールにおいて、前記
    凹凸表面部(12)の内周縁部は、多数の凹部(10)(1
    0)が所定の間隔で環状に配列される形状とする一方、
    前記センタカバー(2)は、その周縁部が前記凹凸表面
    部(12)における前記各凹部(10)と部分的に重なる大
    きさの金属板製のプレス成型品とし、前記センタカバー
    (2)の周縁における、前記各凹部(10)と重なる部分
    は前記凹部(10)に沿って内側に凹んだ切欠形状部(2
    1)(21)とすると共に、この切欠形状部(21)の裏面
    側には前記凹部(10)の内周壁面に添って延びる舌片部
    (22)が設けられている自動車用ホイール。
JP1990015874U 1990-02-20 1990-02-20 自動車用ホイール Expired - Lifetime JP2563898Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990015874U JP2563898Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 自動車用ホイール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990015874U JP2563898Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 自動車用ホイール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03107203U JPH03107203U (ja) 1991-11-05
JP2563898Y2 true JP2563898Y2 (ja) 1998-02-25

Family

ID=31519163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990015874U Expired - Lifetime JP2563898Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 自動車用ホイール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563898Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021067923A1 (en) 2019-10-04 2021-04-08 Hsma, Llc (D/B/A Eco Flaps) Mountable wheel cap

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0638721Y2 (ja) * 1987-03-31 1994-10-12 株式会社レイズエンジニアリング 自動車用ホイール
JPH01154004U (ja) * 1988-04-19 1989-10-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03107203U (ja) 1991-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4229589B2 (ja) 車両車輪
US4511183A (en) Steel wheel with decorative cover
JP2563898Y2 (ja) 自動車用ホイール
JP2520654Y2 (ja) 自動2輪車用ホイールカバー
JPH0745362Y2 (ja) 組立式自動車用ホイール
JPH0454545U (ja)
JPS6018963Y2 (ja) ホィ−ルドカバ−の取付構造
JPS6113362Y2 (ja)
JPS6015681Y2 (ja) デイスクホイ−ル
JPH0421681Y2 (ja)
JPS5830721Y2 (ja) ホイ−ルキヤツプ
JPH0224691Y2 (ja)
JPH0394301U (ja)
JPH035602U (ja)
JPH0385201U (ja)
JPH1178403A (ja) 自動車用フルホイールカバー
JPS5927283Y2 (ja) 自動車用ホイ−ル
JPH0574901U (ja) 自動車のホイール
JPS5855049Y2 (ja) 組立式ホイ−ル
JPH03121001U (ja)
JPS63902U (ja)
JPH045153A (ja) ブレーキディスクの取付装置
JPH01106301U (ja)
JPS5860502U (ja) スポ−ク車輪
JPS6343902U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term