JPS6328702A

JPS6328702A - 自動車用の２ピ−ス型ホイ−ルとその製造法

Info

Publication number: JPS6328702A
Application number: JP17243486A
Authority: JP
Inventors: Takaaki Aoki; 隆明青木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-07-21
Filing date: 1986-07-21
Publication date: 1988-02-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は自動車用の２ピース型ホイールと、その製造法
の改良に関する。

〈従来の技術とその問題点〉従来の２ピース型自動車用ホイールとして、そのホイー
ルディスクと一体リムとを組み立てたものでは、その組
立製作上リムにより支持されるタイヤ幅と、オフセット
量を大小変化させることが不可能か又は著しく困難であ
り、更に製造金型としても複雑化する問題がある。

く問題点を解決するための手段〉本発明はこのような問題点の解決を主目的としており、
そのために２ピ一ス型ホイール製品としての構成上、リ
ヤーリムを連続一体に具備したホイールディスクと、そ
のリヤーリムと対をなすフロントリムとの２ピースから
成り、そのフロントリムを中空断面形状の押出材から円
環状に隠き曲げ固定すると共に、上記ディスクの円周面
へ嵌着一体化したことを特徴とし、又、その製造法としての構成上ホイールディスクを、そ
の円周面に後方へ張り出すリヤーリムを連続一体に具備
した断面ほぼコ字型として、軽合金材料から鋳造又は鍛
造する一方、フロントリムを上記ディスクと同質又は異
質な材料から、中空断面形状に押出成形して、円環状に
擾き曲げた上、上記ディスクの円周面へ前方から嵌合し
て、溶接や接着、リベット、その他の固着手段により、
固着一体化することを特徴とするものである。

〈実施例〉以下、図面に基いて本発明の詳細な説明すると、その２
ピース型の自動車用ホイールを表わした第１〜３図にお
いて、（Ｄ）は全体として断面コ字型の基本形状をなす
ホイールディスクであり、その車軸のハブ（図示省略）
に対する取付面（１１）の中心位五には径大な軸穴（１
２）が、又その軸穴（１２）の周辺位置には径小な複数
のボルト挿通孔（１３）が各々開口されている。

（１４）は上記取付面（１１）から放射状に派出する複
数のスポーク部であり、その隣り合う相互間には放熱窓
（１５）が区画開放されている。（Ｒ）はそのスポーク
部（１４）の派出先端部から後方へ連続一体に張り出さ
れたリヤーリムであって、その１１部が外広がりとなる
リムベッド形態を呈している。

しかも、そのｌ＆端邪には外向きに膨出するリムフラン
ジ部（１６）、ハンプ部（１７）並びにビードノート部
（１８）が各々設けられており、図外のタイヤを係止で
きるようになっている。

つまり、本発明ではディスク（Ｄ）自身にリヤーリム（
Ｒ）が一体具備されているわけである。

そして、そのディスク（Ｄ）はアルミニウム合金などの
軽合金から′ｙＰ造又は鍛造されるのであるが、その金
型（１９）　（２０）としては第５図のような上下−対
のみで足り、必ずしも横型まで要しない。その上記断面
形状によれば、上下一対の金型（１９）　（２０）を支
障な（型開きすることができるからである。

図示の上型（１９）によって、ディスク（Ｄ）自身のフ
ロント面を、そのデザイン上自由に造形変化させること
もできる。

他方、（Ｆ）は上記ディスク（Ｄ）のリヤーリム（Ｒ）
と対をなすフロントリムであるが、これはディスク（Ｄ
）から予しめ別個独立するものとして、そのディスク（
Ｄ）と同質の上記材料か、又は高強度な合成樹脂やその
他の異質な材料から、第６図のような一定帯幅（−１）
を有する断面形状に押出成形されている。（２１）はフ
ロントリム（Ｆ）の内部に画定された中空室であり、そ
の中空の押出断面形状によって、フロントリム（Ｆ）自
身の強度向上を図りつつも、軽量化できるようになって
いる。但し、その中空室（２１）内には上記押出成形の
可能な限り、第４図の変形例に示すような仕切り補強リ
ブ（２２）を設けて、その中空室（２１）を更に細分す
ることもできる。

上記フロントリム（Ｆ）は押出成形後、第７図のような
円環状に撞き曲げられて、その切り離し端部（ａ）（ｂ
）が互いに溶接や接着などの固定手段により、突き合わ
せ固定される。（２３）はそのリムＣＦ）の前端部から
外向きに膨出されたリムフランジ部、（２４）はハンプ
部、（２５）はそのハンプ部（２４）とフランジ部（２
３）との相互間に設けられたビードシート部であって、
これらは上記リヤーリム（Ｒ）の同一名称部分と対をな
し、その円周面によってタイヤを支承する。（２６）は
フロントリム（Ｆ）のフロント面に造形付与された装飾
用の凹凸条である。

円環状に１をき曲げ固定されたフロントリム（Ｆ＞は、
その後ディスク（Ｄ）の円周面へ前方から嵌合された上
、溶接や接着、リベット、その他の固着手段により、該
ディスクＣＤ）と組立一体化されるのである。そのｙ８
接部を図示の符号（２７）によって、又これに代るリベ
ットを図示の符号（２８）によって、各々表わしている
。

その組立に当っては、ディスク（Ｄ）の回転軸１泉（Ｘ
　−Ｘ）に沿って、フロントリム（Ｆ）をリヤーリム（
Ｒ）との相対的に前後方向へスライドさせることができ
、そのため第２図と第３図との対比から明白なように、
両リムフランジ部（１Ｇ）　（２３）により支持される
タイヤ幅（讐２）を広狭に調整することができ、又その
両リム（Ｆ）（Ｒ）のセンター（Ｙ−Ｙ）と、ディスク
ＣＤ）の取付面（１１）との間隔距離（オフセットＮ＞
　　（Ｌ）も、自由に大小変化させることができるので
ある。そして、その組立完成されたホイールは、両リム
（Ｆ）（Ｒ）の相互によって、一定な帯幅と深さの凹状
ウェル部（２９）を備えることとなる。

〈発明の効果〉以上のように、本発明ではホイールディスク（Ｄ）を、
その円周面に後方へ張り出すリヤーリム（Ｒ）を連続一
体に具備した断面ほぼコ字型として、軽合金材料から鋳
造又は鍛造する一方、フロントリム（Ｆ）を上記ディス
クＣＤ）と同質又は異質な材料から、中空断面形状に押
出成形して、円環状に撞き曲げた上、上記ディスクＣＤ
）の円周面へ前方から嵌合して、溶接や接着、リベット
、その他の固着手段により、固着一体化するように定め
であるため、そのホイールの組立製作上、フロントリム
（Ｆ）をディスク（Ｄ）の円周面に沿い、そのリヤーリ
ム（Ｒ）との相対的にスライドさせることによって、タ
イヤ幅（瞠）とオフセット量（Ｌ）を自由自在に大小変
化させることができると共に、そのリヤーリム（Ｒ）付
きディスク（Ｄ）の鋳造用又は鍛造用金型（１９）　（
２０）や、フロントリム（Ｆ）の押出成形用金型として
も、著しく簡素で足り、その量産性を昂め得る効果があ
る。

又、そのホイール製品としても、特にフロントリム（Ｆ
）が中空室（２１）を備えた断面形状に押出成形されて
いるため、これを板金プレス加工により塑性変形させる
ものに比し、肉厚の全体的な均一化と薄肉化を達成する
ことができ、その中空室（２１）も有して軽量であるに
も拘らず、優れたタイヤ支持剛性を保有できるのである
。

【図面の簡単な説明】

Claims

【特許請求の範囲】１、リヤーリム（Ｒ）を連続一体に具備したホィールデ
ィスク（Ｄ）と、そのリヤーリム（Ｒ）と対をなすフロ
ントリム（Ｆ）との２ピースから成り、そのフロントリム（Ｆ）を中空断面形状の押出材から円
環状に捲き曲げ固定すると共に、上記ディスク（Ｄ）の
円周面へ嵌着一体化したことを特徴とする自動車用の２
ピース型ホィール。２、ホィールディスク（Ｄ）を、その円周面に後方へ張
り出すリヤーリム（Ｒ）を連続一体に具備した断面ほぼ
コ字型として、軽合金材料から鋳造又は鍛造する一方、フロントリム（Ｆ）を上記ディスク（Ｄ）と同質又は異
質な材料から、中空断面形状に押出成形して、円環状に
捲き曲げた上、上記ディスク（Ｄ）の円周面へ前方から
嵌合して、溶接や接着、リベット、その他の固着手段に
より、固着一体化することを特徴とする自動車用２ピー
ス型ホィールの製造法。