JP2012503909A - バイアス印加装置、電子装置、バイアス印加方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

バイアス印加装置、電子装置、バイアス印加方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

配線によって接続された入力機器とを有する電子装置のためのバイアス印加装置が開示される。バイアス印加装置は、バイアス電圧及び基準電圧を提供するように構成されたバイアス信号生成器と、フライングキャパシタ回路であって、前記バイアス電圧及び前記基準電圧をそれぞれ選択的に前記フライングキャパシタ回路のキャパシタに接続および切断するために前記バイアス信号生成器に接続された第1のスイッチ群と、前記キャパシタの電圧を選択的に前記フライングキャパシタ回路の出力に接続及び切断するための第2のスイッチ群とを有し、前記第1及び第2のスイッチ群は同時に接続状態とならないフライングキャパシタ回路と、前記フライングキャパシタ回路の出力と前記装置の前記入力機器との間の有線接続とを有する。電子装置、バイアス印加方法、及びコンピュータプログラムもまた開示される。
【選択図】 図3

Description

本発明はバイアス印加装置、このようなバイアス印加装置を有する電子装置、このような電子装置のためのバイアス印加方法、及び本発明に係るバイアス印加方法を実施するためのコンピュータプログラムに関する。
配線に接続され、供給されるバイアス電圧に依存しながら、誘導雑音に敏感なアナログ信号を供給するマイクや他の機器のような入力機器は、例えば複数の接地点によって形成されるループに起因した電磁環境両立性(electromagnetic compatibility)の問題に直面する可能性がある。マイクの場合、機器の他の部分への大電流が電圧変動を引き起こすことがあり、この電圧変動は例えばマイク信号において、しばしば「バンブルビー」音と呼ばれる低周波雑音として認められる。入力機器と出力機器とに共通のレファレンスを用いる有線接続において生じうる他の問題としては、反響(echo effect)が考えられる。通常、このような問題には、配線と部品をどのように配置するかと、既知の雑音を減衰させるための回路及び信号処理とをうまく調和させた設計で対処する必要がある。国際特許出願公開第WO 02/056511号パンフレットは、干渉の影響を受けている信号から、推定された周期的な干渉が除去されるよう、所望の信号を妨害している周期的な干渉の複製の生成を可能とすることによってこのような雑音に対処する手法を開示している。信号は干渉成分の予期される周波数付近で帯域フィルタリングされ、その後干渉の基本周波数を解明することができる。決定された重み及びフーリエ級数理論を用いて周波数領域における干渉成分の推定値が再構成できるよう、基本周波数のハーモニクスが生成される。推定干渉成分は、所望成分推定値を求めるための受信信号を形成するため、差し引かれる。重みはフィードバックループにおいて必要に応じて調整されてもよい。
しかし、これら干渉の影響の発生を回避するか、影響の発生を少なくとも緩和することへの要望もまた存在する。
本発明は、影響の少なくとも一部が、供給されるバイアス電圧という意味だけでなく、接地や、電源の正負電圧レベル間の中間基準電圧のような基準電圧という意味を含めて、入力機器へのバイアス印加における変動に起因して生じるという理解に基づいている。本発明はまた、今後電磁エネルギーに追いつくであろう伝導ループを形成するいくつかの電圧基準点の提供が、雑音の導入に寄与するとの理解にも基づいている。
第1の見地によれば、有線接続された入力機器を有する電子装置のためのバイアス印加装置が提供される。バイアス印加装置は、バイアス電圧及び基準電圧を提供するように構成されたバイアス信号生成器と、フライングキャパシタ回路であって、前記バイアス電圧及び前記基準電圧をそれぞれ選択的に前記フライングキャパシタ回路のキャパシタに接続および切断するために前記バイアス信号生成器に接続された第1のスイッチ群と、前記キャパシタの電圧を選択的に前記フライングキャパシタ回路の出力に接続及び切断するための第2のスイッチ群とを有し、前記第1及び第2のスイッチ群は同時に接続状態とならないフライングキャパシタ回路と、前記フライングキャパシタ回路の出力と前記装置の前記入力機器との間の有線接続とを有する。
装置はさらに、前記第2のスイッチ群が前記接続状態にある際に、前記フライングキャパシタの前記出力による電荷が蓄積され、前記有線接続に電圧を供給するように構成されたストレージキャパシタを有してもよい。
前記有線接続は、前記フライングキャパシタ回路の切り替えの影響を減衰させるためのフィルタをさらに有してもよい。前記フィルタは、前記第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数より低いカットオフ周波数を有するローパスフィルタであってよい。前記フィルタは、前記第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数と基本的に等しい阻止帯域を有するノッチフィルタであってよい。
前記装置は前記第1及び第2のスイッチ群に制御信号を供給するように構成されたコントローラをさらに有してもよい。前記コントローラは繰り返しシーケンスにおいて、前記第2のスイッチ群をオフ状態とし、前記第1のスイッチ群をオン状態とし、前記キャパシタが前記バイアス電圧及び前記基準電圧からの電圧によって充電(gain)された後に前記第1のスイッチ群をオフ状態とし、さらに前記第2のスイッチ群をオン状態にするように構成されてよい。前記コントローラは前記第1及び第2のスイッチ群のいずれかをオン状態にする前に、前記第1及び第2のスイッチ群に共通する開期間(open time)を与えるように構成されてもよい。
前記基準電圧は接地電圧であってよい。
第2の見地によれば、有線接続された入力機器を有する電子装置と、第1の見地に係るバイアス印加装置が提供される。
前記装置の前記入力機器はマイクを有してよい。
前記入力機器への前記有線接続はさらにアンテナを有してよく、前記アンテナは前記装置の無線受信器に接続されるとともに、チョークコイルによって前記装置の音声入力回路と分離される。
前記装置はさらに、これも有線接続される出力機器を有してよく、前記有線接続の前記基準電圧部分が出力機器に対しても基準電圧として用いられる。前記装置の前記出力機器は少なくとも1つのスピーカを有してよい。
前記入力機器への前記有線接続は、前記装置から前記入力機器を取り外すためのコネクタを有してよい。
前記入力機器は、バイアス抵抗、アナログ入力装置、及び信号出力を有してよく、前記バイアス抵抗及び前記アナログ入力装置は前記入力機器の端子間に直列に接続され、前記信号出力は前記バイアス抵抗の交流電圧が出力信号として供給されるように接続される。前記アナログ入力装置は、ドレインとソースが前記アナログ入力装置の端子に接続された電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのゲート−ソース間に接続された容量センサとを有してよい。前記容量センサは、コンデンサマイク、MEMSセンサ、及び液体容量傾斜計のいずれかであってよい。前記装置はさらに、前記バイアス抵抗と前記アナログ入力装置との間に接続されたトランジスタであって、前記バイアス抵抗への前記接続における前記出力信号の信号スイングが提供されるよう、前記トランジスタのコレクタが前記バイアス抵抗に、前記トランジスタのエミッタが前記アナログ入力装置に、ベースがバイアス点を提供する電圧に接続される。前記信号出力は、前記バイアス抵抗の各端子への接続を有してよく、該接続の少なくとも1つが、前記出力信号の交流結合のためのキャパシタを有する。
第3の見地によれば、有線接続された入力機器を有する電子装置のためのバイアス印加方法が提供される。方法は、バイアス電圧及び基準電圧を有するバイアス信号を生成する工程と、前記バイアス電圧及び前記基準電圧をそれぞれ選択的にフライングキャパシタ回路のキャパシタに接続および切断するために前記バイアス信号に接続された第1のスイッチ群と、前記キャパシタの電圧を、前記フライングキャパシタ回路と前記装置の前記入力機器との間の有線接続に接続された前記フライングキャパシタ回路の出力に選択的に接続及び切断するための第2のスイッチ群とを有するフライングキャパシタ回路を制御する工程とを有し、前記制御する工程は、前記第1及び第2のスイッチ群が同時に接続状態とならないように、前記第1のスイッチ群を開き前記第2のスイッチ群を閉じる工程と、前記第2のスイッチ群を開き前記第1のスイッチ群を閉じる工程とを交互に行う。
前記方法はさらに、前記第2のスイッチ群が前記接続状態にある際に、前記フライングキャパシタの前記出力によってストレージキャパシタに電荷を蓄積する工程と、前記ストレージキャパシタから前記有線接続に電圧を供給する工程とを有してもよい。
前記方法はさらに、前記フライングキャパシタ回路の切り替えの影響を減衰するために、前記フライングキャパシタ回路の前記出力信号にフィルタ処理を適用する工程を有してもよい。前記フィルタ処理を適用する工程は、前記第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数より低いカットオフ周波数を有するローパスフィルタ処理を適用する工程を有してもよい。前記フィルタ処理を適用する工程は、前記第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数と基本的に等しい阻止帯域を有するノッチフィルタ処理を適用する工程を有してもよい。
前記制御する工程はさらに、繰り返しシーケンスにおいて、前記第2のスイッチ群をオフ状態にする工程と、前記第1のスイッチ群をオン状態にする工程と、前記キャパシタが前記バイアス電圧及び前記基準電圧からの電圧によって充電された後に前記第1のスイッチ群をオフ状態にする工程と、前記第2のスイッチ群をオン状態にする工程とを有してよい。前記制御する工程はさらに、前記第1及び第2のスイッチ群のいずれかをオン状態にする前に、スイッチ群を閉じる時間を遅らせることにより、前記第1及び第2のスイッチ群に共通する開期間(open time)を与える工程を有してもよい。
第4の見地によれば、プロセッサによって実行された際、前記プロセッサに第3の見知に係る前記方法を実行させるように構成された命令を有するプログラムコードを有するコンピュータプログラムが提供される。
実施形態に係るバイアス印加装置を模式的に示す図である。 実施形態に係るバイアス印加装置を含んだ装置の部分を模式的に示す図である。 実施形態に係るスイッチ群のための制御信号手法を示す図である。 図3に示された各時刻におけるスイッチ群の状態を模式的に示す図である。 図3に示された各時刻におけるスイッチ群の状態を模式的に示す図である。 図3に示された各時刻におけるスイッチ群の状態を模式的に示す図である。 図3に示された各時刻におけるスイッチ群の状態を模式的に示す図である。 図3に示された各時刻におけるスイッチ群の状態を模式的に示す図である。 図3に示された各時刻におけるスイッチ群の状態を模式的に示す図である。 実施形態に係る方法を示す状態図である。 実施形態に係るスイッチ群の動作を示す状態図である。 実施形態に係るコンピュータ読み取り可能な媒体を模式的に示す図である。 実施形態に係る装置を示す図である。 実施形態に係る回路装置を模式的に示す図である。 実施形態に係る回路装置を模式的に示す図である。 実施形態に係るコンピュータ読み取り可能な媒体を模式的に示す図である。 実施形態に係る電子装置を示す図である。
バイアスを印加するため、バイアス抵抗を電源電圧及びアナログ入力装置に接続することができる。アナログ入力装置は、バイアス抵抗及び前記アナログ入力装置が電源電圧と基準電圧との間に直列接続されるように、例えば接地である基準電圧に接続されるのが伝統的である。アナログ入力装置を通る信号は、出力信号を提供するために信号出力によって接続されるのが伝統的である。信号出力は、出力信号を交流(AC)結合するためのキャパシタを有することが好ましい。
図1は、実施形態に係るバイアス印加装置100を模式的に示す図である。バイアス印加装置100は、例えば配線103,104によって接続された入力機器102を有する電子装置に適用可能である。バイアス印加装置は、バイアス電圧Vbias及び基準電圧Vrefを提供するように構成されたバイアス信号生成器106を有する。基準電圧Vrefは、接地であっても、電源の正電圧レベル及び負電圧レベルの間の中間基準電圧であってもよい。バイアス電圧Vbiasは、入力機器102が適切に動作するために指定された電圧である。そのため、入力機器に印加される電圧は基準電圧Vrefとバイアス電圧Vbiasとの差となるであろう。
バイアス印加装置100はさらに、フライングキャパシタ回路108を有する。フライングキャパシタ回路108は、バイアス電圧Vbiasと基準電圧Vrefとをそれぞれ選択的にフライングキャパシタ回路108のキャパシタ112に接続、切断するために上述のバイアス信号生成器106に接続された第1のスイッチ群109,110を有する。フライングキャパシタ回路108はさらに、キャパシタ112の電圧をフライングキャパシタ回路108の出力116に選択的に接続、切断するための第2のスイッチ群113,114を有する。スイッチ109,110,113,114は、第1のスイッチ群109,110と第2のスイッチ群113,114の両方が接続状態とならないように、すなわち、バイアス信号生成器106及び出力116とがガルバニック接触しないように、操作される。第1のスイッチ群109,110が閉じられた際にキャパシタ112に印加される電圧、すなわち基準電圧Vrefとバイアス電圧Vbiasとの電圧差は、第1のスイッチ群109,110が開かれた際にキャパシタ112に保持される。そして、第2のスイッチ群113,114が閉じられ、電圧が出力116に供給される。第2のスイッチ群113,114が開けられ、その後第1のスイッチ群109,110が閉じられて、手順は上述したように継続する。これにより、バイアス信号生成器106とフライングキャパシタ回路108の出力116とが直接的なガルバニック接触することなしに電圧Vref,Vbiasが出力に提供される。そのため、他の基準電圧点とのループは存在しない。従って、フライングキャパシタ回路108の出力116と、装置の入力機器102との間の有線接続103,104のがノイズに影響されにくくなる。
好ましくは、バイアス印加装置100は、第2のスイッチ群113,114が接続状態にある際に、フライングキャパシタ回路108の出力による電荷が蓄積されるように構成されたストレージキャパシタ117を有する。ストレージキャパシタ117は、浮遊電圧基準と電圧Vbiasとの間、あるいは電圧VrefとVbiasとの間に接続することができる。そして、ストレージキャパシタ117は、蓄積した電荷により、有線接続103に電圧(ひいては電流)を提供することができる。ストレージキャパシタ117は回路の他の場所に配置されてもよいが、電気的観点から、第2のスイッチ群113,114が接続状態になった際にストレージキャパシタ117を素速く充電できるよう、フライングキャパシタ回路108にできるだけ近く配置することが好ましい。
有線接続は、フライングキャパシタ回路の切り替えの影響を減衰させるためのフィルタをさらに有してもよい。これにより、切り替えによって重畳される信号成分を減衰させることができる。フィルタは出力116に配置されることが好ましい。適切なフィルタ設計を可能とするには、入力機器の動作周波数帯域外の周波数、例えば基本的には高い周波数を、切り替え周波数に選択することが好ましい。フィルタは、第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数より低いカットオフ周波数を有するローパスフィルタであってよい。ローパスフィルタはストレージキャパシタ117を有してもよい。あるいは、フィルタは、第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数と基本的に等しい阻止帯域を有するノッチフィルタであってもよい。これは、配線103,104又は接続された機器が動作している周波数帯域内もしくは周波数帯域間で切り替え周波数を選択せざるを得ない場合に特に好適であろう。
装置100は、第1及び第2のスイッチ群109,110,113,114に制御信号を供給するように構成されたコントローラを有することができる。制御信号は上述した内容に従ってスイッチを動作させるために提供されるであろう。例えばキャパシタ112がバイアス信号生成器106によって適切に充電されることを可能にするため、あるいは出力116に電圧が適切に供給されることを可能にするために、切り替えと切り替えの間に遅延を適用することができる。さらに、バイアス信号生成器106と出力116とがガルバニック接触しないことを確実にするため、すなわち、スイッチ109,110,113,114のいずれかが閉じられる前にキャパシタ112の電荷が安定することを可能にするために、第1及び第2のスイッチ群109,110,113,114に共通する開期間を提供するための遅延を、スイッチ群のいずれかをオン状態とする前に提供することができる。キャパシタ112は比較的大きな容量、例えば1μF程度の容量を有することが好ましい。従って、スイッチ109,110,113,114は一体化された部品として実施され、キャパシタ112はこの一体化部品に適切に接続された別部品として取り付けられることが好ましい。
図2は、実施形態に係るバイアス印加装置202を含んだ電子装置200の部分を模式的に示す図である。バイアス印加装置202は、例えば配線205,206によって接続された、例えばマイクである入力機器204を有する。バイアス印加装置202は、図1に関して説明したものと同様の、バイアス電圧Vbias及び基準電圧Vrefを提供するように構成されたバイアス信号生成器208を有する。バイアス印加装置202はさらに、フライングキャパシタ回路210を有する。フライングキャパシタ回路210は、バイアス電圧Vbiasと基準電圧Vrefとをそれぞれ選択的にフライングキャパシタ回路210のキャパシタ214に接続、切断するためにバイアス信号生成器208に接続された第1のスイッチ群211,212を有する。フライングキャパシタ回路210はさらに、キャパシタ214の電圧をフライングキャパシタ回路210の出力端子217,218に選択的に接続、切断するための第2のスイッチ群215,216を有する。第1及び第2のスイッチ群211,212,215,216は、両方が接続状態とならないよう、図1に関して詳細に説明したように制御される。
バイアス印加装置202は、図1に関して明示したように、ストレージキャパシタを有することができる。有線接続は、フライングキャパシタ回路の切り替えによる影響を減衰させるためのフィルタ222をさらに有することができる。フィルタ222は、第1及び第2のスイッチ群211,212,215,216の動作の切り替え周波数より低いカットオフ周波数を有するローパスフィルタであってよい。ストレージキャパシタはローパスフィルタの一部であってよい。あるいは、フィルタは、第1及び第2のスイッチ群211,212,215,216の動作の切り替え周波数と基本的に等しい阻止帯域を有するノッチフィルタであってよい。コントローラ220は、第1及び第2のスイッチ群211,212,215,216に制御信号を提供するように構成されている。コントローラは、繰り返しシーケンスにおいて、第2のスイッチ群215,216をオフ状態とし、第1のスイッチ群211,212をオン状態とし、キャパシタがバイアス電圧Vbias及び基準電圧Vrefからの電圧によって充電(gain)された後に第1のスイッチ群211,212をオフ状態とし、さらに第2のスイッチ群215,216をオン状態にするように構成されることが好ましい。コントローラは、第1及び第2のスイッチ群211,212,215,216の一方をオン状態にする前に、第1及び第2のスイッチ群211,212,215,216に共通する開期間を与えるように構成されることが好ましい。1.
基準電圧は、接地電圧であっても、電源の正電圧レベルVccと負電圧レベルVeeの間の中間基準電圧であってもよい。入力機器への有線接続はさらにアンテナを有してよく、アンテナは装置200の無線受信器224に接続されるとともに、チョークコイル228によって装置200の音声入力回路226と分離される。装置200はさらに、これも有線接続206,207によって接続される出力機器230(例えば1つ以上のスピーカ)を有してよく、ここで、有線接続の基準電圧部分206は出力機器230に対しても基準電圧として用いられる。入力機器230は例えば、配線207に接続された出力を有する出力信号回路232によって駆動される。以下で図8に関してさらに説明するように、入力機器204への有線接続、好ましくはさらに出力機器230への有線接続は、装置200から入力機器204を、好ましくはさらに出力機器203を取り外すためのコネクタ234を有することができる。バイアス電圧は、音声入力回路226の入力からのフィードバック信号236を、フィードバックループが与えられるように例えばその基準電圧線において観察することにより、バイアス信号生成器208によって生成されてよい。
図3は、実施形態に係る、スイッチ群のための制御信号手法を示す図である。制御信号は時間tについて、高いレベルは対応するスイッチ群が閉じられることを示し、低いレベルは対応するスイッチ群が開かれることを示すように図示されている。図3の上段に図示された制御信号は、バイアス信号生成器に最も近いスイッチ群の動作を示し、下段に図示された制御信号はバイアス印加装置の出力に最も近いスイッチ群の動作を示している。図3からわかるように、2つの信号は同時にハイになることがないので、それによって第1のスイッチ群と第2のスイッチ群の両方が接続状態になることが回避されるであろう。すなわち、バイアス信号生成器とバイアス印加装置の出力とが直接ガルバニック接続することはないであろう。図示した実施形態において、第1及び第2のスイッチ群の開期間は等しい。しかし、これらは任意に選択可能である。第1のスイッチ群の開期間はキャパシタを充電するのに十分であることが唯一必要とされることであり、一方、第2のスイッチ群の閉期間は、入力機器、後段のフィルタ、又は他の後段の回路が有するリアクティブ機能によって第2のスイッチ群が開かれている間バイアス電圧を維持できる時間より長くないことが好ましい。iからviまでの番号が振られた複数の点線はそれぞれ時刻を示し、各時刻についての切り替え状態を図4a〜図4fを参照して詳細に説明する。
図4a〜図4fは、図3においてiからviの番号が示された各時刻におけるスイッチ群の状態を模式的に示す図である。
図4aは、時刻iにおける切り替え状態を示し、呼の時刻においては、第1のスイッチ群に対する制御信号はローに設定され、第2のスイッチ群に対する制御信号がハイに設定されていることが図3からわかる。そのため、図4aに示すように、第1のスイッチ群のスイッチは開となり、第2のスイッチ群のスイッチは閉となる。そして、この状態において、キャパシタの電荷は、フライングキャパシタ回路の出力へ向かう電圧源として機能するであろう。
図4bは、時刻iiにおける切り替え状態を示し、この時刻においては第1のスイッチ群に対する制御信号、第2のスイッチ群に対する制御信号ともローに設定されていることが図3からわかる。そのため、図4bに示すように、第1のスイッチ群及び第2のスイッチ群のいずれもが開となる。
図4cは、時刻iiiにおける切り替え状態を示し、この時刻においては第1のスイッチ群に対する制御信号はハイに設定され、第2のスイッチ群に対する制御信号がローに設定されていることが図3からわかる。そのため、図4cに示すように、第1のスイッチ群のスイッチは閉となり、第2のスイッチ群のスイッチは開となる。そして、バイアス信号生成器は、この状態において、フライングキャパシタ回路のキャパシタを充電するであろう。
図4dは、時刻ivにおける切り替え状態を示し、この時刻においては第1のスイッチ群に対する制御信号、第2のスイッチ群に対する制御信号ともローに設定されていることが図3からわかる。そのため、図4dに示すように、第1のスイッチ群及び第2のスイッチ群のいずれもが開となる。
図4eは、時刻vにおける切り替え状態を示し、この時刻においては第1のスイッチ群に対する制御信号はローに設定され、第2のスイッチ群に対する制御信号がハイに設定されていることが図3からわかる。そのため、図4eに示すように、第1のスイッチ群のスイッチは開となり、第2のスイッチ群のスイッチは閉となる。そして、時刻iii時点でバイアス信号生成器によってキャパシタに供給された電荷は、この状態においてフライングキャパシタ回路の出力へ向かう電圧源として機能するであろう。
図4fは、時刻viにおける切り替え状態を示し、この時刻においては第1のスイッチ群に対する制御信号、第2のスイッチ群に対する制御信号ともローに設定されていることが図3からわかる。そのため、図4fに示すように、第1のスイッチ群及び第2のスイッチ群のいずれもが開となる。同様にして、手順が進行する。
図4b〜4d及び4fにそれぞれ示すように、時刻ii〜iv及びviにおいては、バイアス印加装置によって供給されるバイアスは存在しないが、例えば十分高い切り替えレートを持たせることによって第2のスイッチ群の開期間が短く維持され、かつ後段の回路(例えばローパスフィルタ)や入力機器自身がその切り替えレートに対する十分なリアクティブ機能(reactive feature)を有するならば、バイアスレベルはこの短時間の間維持されるであろう。
図5は、実施形態に係る方法を示す状態図である。方法は、概して、相互作用する2つの主プロセスを有する。詳述したように、バイアス信号を供給するための第1のバイアス信号生成プロセス500と、生成されたバイアス信号を、バイアス印加装置の出力並びに入力機器へ供給するフライングキャパシタ回路操作プロセス502である。
バイアス信号生成プロセス500は、バイアス信号と基準電圧を有するバイアス信号の生成工程を有する。基準電圧は、接地であっても、電源の正電圧レベル及び負電圧レベルの間の中間基準電圧であってもよい。バイアス電圧は、入力機器が正しく機能するために指定された電圧であり、入力機器の入力からのフィードバック信号を、フィードバックループが与えられるように例えばその基準電圧線において観察することにより生成されてよい。
フライングキャパシタ回路操作プロセス502は、上述した実施形態のいずれかに従って構成されたフライングキャパシタ回路を、第1及び第2のスイッチ群の両方が接続状態にならないように、第1のスイッチ群を開くとともに第2のスイッチ群を閉じる工程と、第2のスイッチ群を開くと共に第1のスイッチ群を閉じる工程とを交互に行うことにより制御する工程を有する。既に詳述したように、これにより、バイアス信号生成器とフライングキャパシタ回路の出力とが直接的なガルバニック接触することなしに基準電圧及びバイアス電圧が出力に提供される。
方法は、上述した主プロセスに加え、フライングキャパシタ回路の切り替えの影響を減衰するために、フライングキャパシタ回路の出力信号にフィルタ処理を適用する工程を有してもよい。フィルタ処理を適用する工程は、第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数より低いカットオフ周波数を有するローパスフィルタ処理を適用する工程であってよい。これは、切り替えに起因して生じる、バイアス電圧及び基準電圧に対するいかなる影響をも削減するためである。あるいは、フィルタ処理を適用する工程は、第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数と基本的に等しい阻止帯域を有するノッチフィルタを適用する工程であってよい。これは、バイアス印加装置の出力に接続されている回路が動作している周波数帯域内又は周波数帯域間で切り替え周波数を選択せざるを得ない場合に特に好適である。
フライングキャパシタ回路の切り替えを制御する工程はおおよそ、繰り返しシーケンスにおいて、第2のスイッチ群をオフ状態にする工程と、第1のスイッチ群をオン状態にする工程と、キャパシタがバイアス電圧及び基準電圧からの電圧によって充電された後に第1のスイッチ群をオフ状態にする工程と、第2のスイッチ群をオン状態にする工程とを有する。キャパシタ状態が安定すること、またバイアス信号生成器とフライングキャパシタ回路の出力との間で直接的なガルバニック接触が生じないことを確実にするため、制御する工程は、第1及び第2のスイッチ群のいずれかをオン状態に切り替える前に、例えばスイッチを閉じる工程を遅延させることにより第1及び第2のスイッチ群の共通開時間を提供する工程を有することができる。
図6は、実施形態に係る、フライングキャパシタ回路のスイッチ群の動作を示す状態図である。第1の状態600において、第1のスイッチ群のスイッチが開状態に設定される。第2の状態602において、既に詳述したように、共通した開期間を提供するために遅延が提供される。第3の状態604において、第2のスイッチ群のスイッチが閉状態に設定される。そして、この状態において、キャパシタの電荷は、フライングキャパシタ回路の出力へ向かう電圧源として機能するであろう。第4の状態606において、入力機器がバイアス印加されている間に遅延が提供される。第5の状態608において、第2のスイッチ群のスイッチが開状態に設定される。第6の状態610において、既に詳述したように、共通した開期間を提供するために遅延が提供される。第7の状態612において、基準電圧とバイアス電圧との電圧差を保持するようにフライングキャパシタ回路のキャパシタをバイアス信号生成器が充電できるよう、第1のスイッチ群のスイッチが閉状態に設定される。第8の状態614において、キャパシタが充電されることを可能にするため、遅延が提供される。そして手順は第1の状態600に戻り、第1のスイッチ群のスイッチが再び開状態に設定される。
バイアス印加装置によって供給される(理想的には純粋な直流(DC)特性を有するべき)電源電圧の、望ましくないいかなるAC成分も、直接結合(すなわちアナログ入力機器とバイアス抵抗)及び信号出力を通じて伝播し、雑音を出力信号に加えうる。以下、そのような望ましくないAC成分にどのように対処するかに関するいくつかの手法を例示する。
図7は、アナログ入力702及び電界効果トランジスタ(FET)704を有する例示的なアナログ入力装置700を模式的に示す図である。FETはアナログ入力装置700の端子706,708に接続されたドレインとソースとを有する。アナログ入力702は好ましくはFET704のゲート−ソース間に接続された容量センサである。容量センサは例えばコンデンサマイク、MEMSセンサ、あるいは液体容量傾斜計であってよい。音、力、又は傾きといった物理現象を検出すると、アナログ入力702の静電容量が変化する。従って、上述したようにバイアス印加装置によって提供され、アナログ入力702上に印加された電荷は、アナログ入力702の電圧を変化させる。アナログ入力702は、電子回路や、電界効果トランジスタのゲート及びソースを通じて入力を供給する機器であってもよい。
図8は、図7に関して説明したアナログ入力装置700の等価回路800を模式的に示す図である。アナログ入力装置800は、一般にバイアス抵抗よりもずっと高い、非常に高い信号インピーダンス804を有する電流源802と見ることができる。図7に示すような回路装置に適用すると、電源電圧の雑音の大部分はこの等価的な高信号インピーダンス804上に存在するであろう。
図9は、実施形態に係る回路装置900を模式的に示す図である。回路装置900はバイアス印加装置902を有する。バイアス印加装置902は、図1に関して説明した実施形態のいずれかに従って提供される電源電圧904とアナログ入力装置906とに接続されたバイアス抵抗を有する。バイアス印加装置202とアナログ入力装置906とが電源電圧904と基準電圧908との間に直列に接続されるよう、アナログ入力装置906は、好ましくは電源電圧904(例えば図1に示したVbias)より低い電圧を有する基準電圧908(例えば図1に示したVref)に接続される。回路装置900から出力信号を提供するため、バイアス抵抗902を通る信号は信号出力910によって接続されている。信号出力910は、出力信号のAC結合のためのキャパシタ912,914を有することが好ましい。アナログ入力装置906は、図7に関して説明した例のいずれかによるものであることが好ましい。
図9の構成は、図8に関して説明したように、アナログ入力装置906に内在する特性が、電源電圧904に存在する雑音の除去を提供することを暗示する。なぜなら、バイアス抵抗902がアナログ入力装置906のインピーダンスに対して非常に低いインピーダンスを有するため、ごく一部のみがバイアス抵抗902上に存在するからである。図9の構成は、図3に関して説明したように、アナログ入力装置906に内在する特性が、電源電圧904に存在する雑音の除去を提供することを暗示する。典型的には26dBの雑音除去効果が達成できる。実質的なコモンモード除去もまた達成できる。
図9に関して説明した構成については、バイアス抵抗を通る信号を得ることによって効果が達成される。しかし、電圧を正及び負の電源電圧として構成したり、何らかの部品の位置を変更したり、ある部品を同様の特性を有する他の部品と交換したり、回路を調整するための要素を付加したりと言ったように、等しい電気的特性を持つように構成することによっても同様の効果を実現することができる。バイアス印加装置902とアナログ入力装置906とは、携帯電話機に接続されたヘッドセットのように、接続されて相互にやりとりする機器で用いられる場合、両者を同じ装置に設ける必要はない。
図10は、実施形態に係る回路装置1000を模式的に示す図である。回路装置1000は、バイアス印加装置1002を有する。バイアス印加装置1002は、図1に関して説明した実施形態のいずれかに従って提供される電源電圧1004と接続されたバイアス抵抗を有する。アナログ入力装置1006は、好ましくは電源電圧1004(例えば図1に示したVbias)より低い電圧を有する基準電圧1008(例えば図1に示したVref)に接続される。トランジスタ1010は、バイアス印加装置1002、トランジスタ1010及びアナログ入力装置1006が電源電圧1004と基準電圧1008との間に直列接続されるよう、バイアス抵抗1002とアナログ入力装置1006との間に、コレクタをバイアス抵抗1002に、エミッタをアナログ入力装置1006にそれぞれ接続される形で接続される。回路装置1000から出力信号を提供するため、バイアス抵抗1002を通る信号は信号出力1012によって接続されている。信号出力1012は、出力信号のAC結合のためのキャパシタ1014,1016を有することが好ましい。アナログ入力装置1006は、図7に関して説明した例のいずれかに従ったものであることが好ましい。トランジスタ1010のベースは、バイアス抵抗1002への接続点における出力信号の信号スイングが提供されるようにバイアス点を提供するため、例えば分圧器1018,1020によって提供される電圧に接続される。
図10の構成において、図7に関して説明したアナログ入力装置700の構成を想定すると、トランジスタ1010及びFET704は有益であることがわかっているカスコードとなるであろう。アナログ入力装置1006の信号は、その駆動電圧には重畳されなくなる。トランジスタ1010のベースが低インピーダンス1020に適切に接続されていれば、トランジスタ1010は、エミッタにおいて低インピーダンスを有し、アナログ入力装置1006に駆動電圧を供給するエミッタフォロワとして機能するであろう。アナログ入力装置1006からの信号はトランジスタ1010のコレクタに現れ、ベースに電圧を適切に印加することで、コレクタはバイアス抵抗1002を通る出力信号を提供するためにスイングするであろう。トランジスタ1010のベースへの電圧は、アナログ入力装置の感度を適応させるといった他の効果を実現するために制御されてよい。図10の例において、トランジスタ1010はバイポーラNPNトランジスタであり、低出力インピーダンスとベースに印加される電圧に関して良好な制御特性を有するため、特に好ましい。しかし、大電力を出力する必要がある場合や他の理由があれば、MOSFETのような、よりロバストなトランジスタ又は他の適切な能動デバイスを用いてもよい。
この手法は、影響の少なくとも一部が、提供されるバイアス電圧という観点において入力機器のバイアス印加における変動に起因して生じるという理解に基づいている。この手法はまた、高インピーダンスな電界効果トランジスタを通じた増幅器へのアナログ信号出力の提供が、かなりの雑音が生じる原因となっており、その一方で、やはりバイアス印加に用いられ、アナログ入力及び電界効果トランジスタを有する構成よりもずっと低いインピーダンスを有する直列抵抗を通じたアナログ信号が、増幅器に供給される雑音成分を削減するという理解にも基づいている。この手法は、図1及び図2に関して説明したフィルタを代用もしくは補完するものとして用いることができる。
図9及び図10に関して説明した手法、すなわちバイアス抵抗を通る信号の取得の実施形態について、図2の手法は信号と音声入力回路との接続において若干の修正がなされるであろう。この修正は図9及び図10に関して既に詳細に説明したので、本技術分野に属する当業者は、電子装置のこの実施形態を説明するための独立した手法を必要とせずにこの修正を実行可能であると考えられる。
図11は、実施形態に係るコンピュータ読み取り可能な媒体の模式図である。本発明に係る方法は、コンピュータ及びプロセッサの少なくとも一方のような処理手段を用いて実施するのに適している。そのため、処理手段、プロセッサ、又はコンピュータに、図5及び図6のぞれぞれに関して説明した実施形態のいずれかに関する方法の工程を実行させるように構成された命令を有するコンピュータプログラムが提供される。図11に示すように、コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体1100に格納されたプログラムコードであって、処理手段、プロセッサ、又はコンピュータ1102によって読み込み及び実行可能であり、処理手段、プロセッサ、又はコンピュータ1102に、本発明に係る方法、好ましくは図5及び図6に関して説明した実施形態のいずれかとしてを実行させるプログラムコードを有することが好ましい。コンピュータ1102及びコンピュータプログラム製品1100は、プログラムコードを順次実行し、いずれかの方法の動作を段階的に実施可能に構成されてよいが、普通は、いずれかの方法の動作が必要性及びデータの入手可能性に応じて実行されるリアルタイムベースでプログラムコードを実行するように構成されてよく、例えば図5に関して説明した主プロセス500及び502が並列に実行されてもよい。処理手段、プロセッサ、又はコンピュータ1102は、一般に組み込みシステムと呼ばれるものであることが好ましい。従って、図11に描かれたコンピュータ読み取り可能な媒体1100及びコンピュータ1102は、図示された表現そのもののように解釈すべきではなく、原則の理解を与えるためだけの例示として解釈すべきである。既に述べたように、コンピュータ1102は、例えば携帯電話機、デジタルカメラ、携帯情報端末など、図2に関して説明した機能を有する電子装置の一部であってよい。
図12は、本発明の原理を適用可能な、実施形態に係る電子装置1200を示す図である。装置1200は図2の模式図によって示される装置200の例を表現したものであってよい。電子装置1200は例えば携帯電話機やメディアプレーヤ/レコーダであってよい。装置1200は電源、電気回路、ユーザインタフェースなどを備えた本体1202を有する。ユーザインタフェースはキーパッド1204、ディスプレイ1206、マイク1208、及びスピーカ1210を有してよい。装置はさらにコネクタ1212を有し、コネクタ1212には、例えばヘッドセット1218を構成する外部マイク1214及び外部スピーカ1216,1216’をヘッドセット1218のコネクタ1220によって接続可能である。コネクタ1212,1220は互いに結合して、本体の電気回路と、信号を入力及び出力するためのヘッドセット1218の入力機器1214,1216,1216’との電気的な接点を提供する。このように、コネクタ1212,1220は接続及び切断が可能であり、ヘッドセット1218のコネクタ1220の滑りにくい表面1222により、接続及び切断操作を容易にすることができる。図2に関して説明したように、ヘッドセット1218のコード1224の配線は、(例えば87.5〜108.0MHzのFM帯における)装置1200の無線アンテナとしても機能することができる。

Claims (28)

  1. 配線によって接続された入力機器を有する電子装置のためのバイアス印加装置であって、
    バイアス電圧及び基準電圧を提供するように構成されたバイアス信号生成器と、
    フライングキャパシタ回路であって、
    前記バイアス電圧及び前記基準電圧をそれぞれ選択的に前記フライングキャパシタ回路のキャパシタに接続および切断するために前記バイアス信号生成器に接続された第1のスイッチ群と、
    前記キャパシタの電圧を選択的に前記フライングキャパシタ回路の出力に接続及び切断するための第2のスイッチ群とを有し、
    前記第1及び第2のスイッチ群は同時に接続状態とならないフライングキャパシタ回路と、
    前記フライングキャパシタ回路の出力と前記装置の前記入力機器との間の有線接続と、を有することを特徴とするバイアス印加装置。
  2. 前記第2のスイッチ群が前記接続状態にある際に、前記フライングキャパシタ回路の出力による電荷を蓄積するとともに、前記有線接続に電圧を供給するように構成されたストレージキャパシタをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のバイアス印加装置。
  3. 前記有線接続が、前記フライングキャパシタ回路の切り替えの影響を減衰させるためのフィルタをさらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバイアス印加装置。
  4. 前記フィルタは、前記第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数より低いカットオフ周波数を有するローパスフィルタであることを特徴とする請求項3に記載のバイアス印加装置。
  5. 前記フィルタは、前記第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数と本質的に等しい阻止帯域を有するノッチフィルタであることを特徴とする請求項3に記載のバイアス印加装置。
  6. 前記第1及び第2のスイッチ群に制御信号を供給するように構成されたコントローラをさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のバイアス印加装置。
  7. 前記コントローラは、繰り返しシーケンスにおいて、
    前記第2のスイッチ群をオフ状態とし、
    前記第1のスイッチ群をオン状態とし、
    前記キャパシタが前記バイアス電圧及び前記基準電圧からの電圧によって充電された後に前記第1のスイッチ群をオフ状態とし、
    さらに前記第2のスイッチ群をオン状態にする
    ように構成されることを特徴とする請求項6に記載のバイアス印加装置。
  8. 前記コントローラは、前記第1及び第2のスイッチ群のいずれかをオン状態にする前に、前記第1及び第2のスイッチ群に共通する開期間を与えるように構成されることを特徴とする請求項7に記載のバイアス印加装置。
  9. 前記基準電圧が接地電圧であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のバイアス印加装置。
  10. 配線によって接続された入力機器と、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のバイアス印加装置とを有することを特徴とする電子装置。
  11. 前記入力機器がマイクを有することを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
  12. 前記入力機器への前記有線接続がさらにアンテナを有し、前記アンテナは前記バイアス印加装置の無線受信器に接続されるとともに、チョークコイルによって前記バイアス印加装置の音声入力回路と分離されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電子装置。
  13. 有線接続される出力機器をさらに有し、前記有線接続の前記基準電圧部分が、出力機器に対しても基準電圧として用いられることを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の電子装置。
  14. 前記バイアス印加装置の前記出力機器が少なくとも1つのスピーカを有することを特徴とする請求項13に記載の電子装置。
  15. 前記入力機器への前記有線接続が、前記入力機器を前記バイアス印加装置から取り外すためのコネクタを有することを特徴とする請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載の電子装置。
  16. 前記入力機器は、
    バイアス抵抗と、
    アナログ入力装置と、
    信号出力と、を有し、
    前記バイアス抵抗及び前記アナログ入力装置は前記入力機器の端子間に直列に接続され、
    前記信号出力が、前記バイアス抵抗の交流電圧が出力信号として供給されるように接続されることを特徴とする請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載の電子装置。
  17. 前記アナログ入力装置は、
    ドレインとソースが前記アナログ入力装置の端子に接続された電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタのゲート−ソース間に接続された容量センサと、
    を有することを特徴とする請求項16に記載の電子装置。
  18. 前記容量センサは、コンデンサマイク、MEMSセンサ、及び液体容量傾斜計のいずれかであることを特徴とする請求項17に記載の電子装置。
  19. 前記バイアス抵抗と前記アナログ入力装置との間に接続されたトランジスタをさらに有し、前記バイアス抵抗への前記接続で前記出力信号の信号スイングが提供されるよう、前記トランジスタのコレクタが前記バイアス抵抗に、エミッタが前記アナログ入力装置に、ベースがバイアス点を提供する電圧に、それぞれ接続されることを特徴とする請求項16乃至請求項18のいずれか1項に記載の電子装置。
  20. 前記信号出力が前記バイアス抵抗の端子の各々への接続を有し、
    該接続の少なくとも1つが前記出力信号の交流結合のためのキャパシタを有することを特徴とする請求項16乃至請求項19のいずれか1項に記載の電子装置。
  21. 配線によって接続された入力機器を有する電子装置にバイアスを印加する方法であって、
    バイアス電圧及び基準電圧を有するバイアス信号を生成する工程と、
    前記バイアス電圧及び前記基準電圧をそれぞれ選択的にフライングキャパシタ回路のキャパシタに接続および切断するために前記バイアス信号に接続された第1のスイッチ群と、前記フライングキャパシタ回路と前記装置の前記入力機器との間の有線接続に接続された前記フライングキャパシタ回路の出力に、前記キャパシタの電圧を選択的に接続及び切断するための第2のスイッチ群とを有するフライングキャパシタ回路を制御する工程と、
    を有し、
    前記制御する工程は、前記第1及び第2のスイッチ群が同時に接続状態とならないように、前記第1のスイッチ群を開いて前記第2のスイッチ群を閉じる工程と、前記第2のスイッチ群を開いて前記第1のスイッチ群を閉じる工程とを交互に行うことを特徴とする方法。
  22. 前記第2のスイッチ群が前記接続状態にある際に、前記フライングキャパシタの前記出力によってストレージキャパシタに電荷を蓄積する工程と、前記ストレージキャパシタから前記有線接続に電圧を供給する工程とをさらに有することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記フライングキャパシタ回路の切り替えの影響を減衰するために、前記フライングキャパシタ回路の前記出力信号にフィルタ処理を適用する工程をさらに有することを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の方法。
  24. 前記フィルタ処理を適用する工程が、前記第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数より低いカットオフ周波数を有するローパスフィルタ処理を適用する工程を有することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 前記フィルタ処理を適用する工程が、前記第1及び第2のスイッチ群の動作の切り替え周波数と本質的に等しい阻止帯域を有するノッチフィルタ処理を適用する工程を有することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  26. 前記制御する工程が、繰り返しシーケンスにおいて、
    前記第2のスイッチ群をオフ状態にする工程と、
    前記第1のスイッチ群をオン状態にする工程と、
    前記キャパシタが前記バイアス電圧及び前記基準電圧からの電圧によって充電された後に前記第1のスイッチ群をオフ状態にする工程と、
    前記第2のスイッチ群をオン状態にする工程と、
    を有することを特徴とする請求項21乃至請求項25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 前記制御する工程が、前記第1及び第2のスイッチ群のいずれかをオン状態にする前に、前記スイッチ群を閉じる時間を遅らせることにより、前記第1及び第2のスイッチ群に共通する開期間を与える工程をさらに有することを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. プロセッサによって実行された際、前記プロセッサに請求項21乃至請求項27のいずれか1項に記載の方法を実行させるように構成された命令を有するプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
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