JPH09182185A - 音声記録装置 - Google Patents

音声記録装置

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JPH09182185A
JPH09182185A JP34133295A JP34133295A JPH09182185A JP H09182185 A JPH09182185 A JP H09182185A JP 34133295 A JP34133295 A JP 34133295A JP 34133295 A JP34133295 A JP 34133295A JP H09182185 A JPH09182185 A JP H09182185A
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JP
Japan
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microphone unit
microphone
built
unit
capacitor
Prior art date
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JP34133295A
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English (en)
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Kenji Fujibayashi
謙治 藤林
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、複数のマイクユニットを切換え
て使用する際に、高品質の音声記録を実現する音声記録
装置を提供する。 【解決手段】直流電流が供給されることによって動作
し、音声を電気信号に変換する内蔵マイクユニット1
と、当該音声記録装置に外部マイクユニットが接続され
た際に、上記内蔵マイクユニット1から外部マイクユニ
ットに動作を切換えるマイクジャック2と、上記内蔵マ
イクユニット1から上記外部マイクユニットに動作を切
換えた際に上記内蔵マイクユニット1に供給される直流
電流を遮断するコンデンサC3 とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声記録装置、詳
しくは、複数のマイクユニットを選択して使用する音声
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声記録再生装置において、内蔵
したマイクユニットの他、外部マイクユニットを接続し
て使用可能とする技術手段は種々知られており、その一
例を図を参照して説明する。
【0003】図7は、従来の音声記録再生装置における
音声記録部の一例を示した電気回路図である。
【0004】図に示すように、この音声記録再生装置
は、内蔵マイクユニット1および外部マイクユニットが
接続されるマイクジャック2とを備えている。上記内蔵
マイクユニット1はエレクトレットコンデンサマイクユ
ニットが採用されており、そのマイナス端子はGNDに
接続され、またプラス端子はマイクジャック2の固定片
に接続されると共に、抵抗R1 を介して、抵抗R3 及び
コンデンサC1 の接続点に接続されている。上記抵抗R
3 の他端は電源+Vccに、コンデンサC1 の他端はGN
Dに各々接続されており、抵抗R3 及びコンデンサC1
において電源+Vccに対するリプルフィルタを構成して
いる。
【0005】一方、上記マイクジャック2の可動片は抵
抗R2 を介して抵抗R1 ,R3 、コンデンサC1 の接続
点へ接続され、またコンデンサC2 を介してプリアンプ
3の入力端に接続されている。また、上記マイクジャッ
ク2のアース片はGNDに接続されている。
【0006】次に、このような構成をなす音声記録再生
装置の作用を説明する。
【0007】先ず、内蔵マイクユニット1による音声記
録動作について図8を参照して説明する。
【0008】図8は、当該音声記録再生装置における主
要部の等価回路であり、上記マイクジャック2に外部マ
イクユニットが接続されていない状態を示している。
【0009】図8に示すように、上記マイクジャック2
に外部マイクユニットが接続されていない場合は、該マ
イクジャック2の可動片と固定片とが接触しているの
で、内蔵マイクユニット1のプラス端子は抵抗R2 とコ
ンデンサC2 との接続点Bに接続されている。このため
抵抗R1 と抵抗R2 とが並列接続状態となる。
【0010】ここで、電源+Vccから抵抗R3 、コンデ
ンサC1 によるリプルフィルタを経由する点をA点とす
ると、このA点から抵抗R1 及び抵抗R2 を介して内蔵
マイクユニット1のプラス端子へ直流電流が供給される
と共に、この抵抗R1 と抵抗R2 との並列合成抵抗が内
蔵マイクユニット1の負荷抵抗となっている。
【0011】上記内蔵マイクユニット1に入力した音声
は電気信号に変換され、該内蔵マイクユニット1のプラ
ス端子に現われることになる。そして、上述のようにマ
イクジャック2の可動片と固定片とが接続されているの
で、抵抗R2 とコンデンサC2 との接続点であるB点に
も同じ信号が現われる。これがコンデンサC2 を通って
プリアンプ3の入力部へと伝えられる。
【0012】図9は、上記図7に示す音声記録再生装置
の等価回路であり、上記マイクジャックに外部マイクユ
ニットが接続された状態を示している。
【0013】図9に示すように、上記マイクジャック2
に外部マイクユニット10が接続されると、該マイクジ
ャック2の可動片が動いて固定片から離れるようになっ
ている。これにより内蔵マイクユニット1のプラス端子
はB点に対しては非接続となる。また、該外部マイクユ
ニット10のプラス端子がB点に、また、同外部マイク
ユニット10のマイナス端子がGNDに接続されること
になる。したがって、外部マイクユニット10のプラス
端子にはA点から抵抗R2 を介して電流が供給され、先
に内蔵マイクユニット1について説明したのと同様にし
て、電気信号に変換された音声がB点に現われることに
なる。
【0014】なお、内蔵マイクユニット1と外部マイク
ユニット10とが全く同一の特性を有するものであるな
らば抵抗R1 は必ずしも必要ないことになるが、一般的
には内蔵マイクユニットと外部マイクユニットとでは異
なる特性が要求されることが多く、また、抵抗R2 はマ
イクジャック2に接続されるアクセサリ類の負荷となる
ため、ある程度入力インピーダンスを高くしておく必要
があることから、該抵抗R2 の値を大きめのものとし
て、内蔵マイクユニット1については、抵抗R1を並列
接続して抵抗値を低くすることにより、内蔵マイクユニ
ットとして必要な感度に合わせ込んでいるというのが一
般的である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の音声記録再生装置では、外部マイクユニット10を
接続した場合、内蔵マイクユニット1のプラス端子はB
点とは切り離されるが、抵抗R1 を介してA点と接続さ
れているため、内蔵マイクユニット1自体は動作を続け
ている(図9参照)。
【0016】したがって内蔵マイクユニット1に入力さ
れる音声に応じたプラス端子に生じる出力電流の変化は
続いており、これにより抵抗R1 および抵抗R3 に流れ
る電流も変動する。そして、この電流変化と抵抗R3 と
の積が電源電圧の変化としてA点に現われることにな
る。この電圧変化の大部分はコンデンサC1 を通じてG
NDへバイパスされるが、内蔵マイクユニット1に著し
く大きな音が入力された場合は、A点の電位も大きく変
動してしまうことになる。
【0017】このA点の電位変動が抵抗R2 を介してB
点へ伝わるので、これがコンデンサC2 、抵抗R2 を通
ってプリアンプ3(図7参照)へ入力されることにな
る。したがって、外部マイクユニット10を使用してい
る際に、本体ならば非動作状態にあるはずの内蔵マイク
ユニット1に入力する音声が一部混入してしまい、歪が
増すと共に、S/N比も悪化する。
【0018】この不具合を防止するために、抵抗R3 を
小さく、かつ、コンデンサC1 を大きくすることも考え
られるが、小型の携帯用セットにおいては、コンデンサ
の大形化にも自ずと限界があり、不具合を解消するには
至らない。
【0019】また、電圧安定化回路等を用いてA点の電
圧の安定化を図るという方法も考えられるが、複数部品
から構成される新たな回路を付加することはコスト高に
なるとともに、装置の大型化を招いてしまう。
【0020】さらに、外部マイクユニットの検出手段に
より該外部マイクユニットの接続を検知して、トランジ
スタ等で構成される電子スイッチで内蔵マイクユニット
の電源を遮断するという方法も考えられるが、これとて
も、余分なスペースが必要で、かつコスト高を招くとい
う問題点が生じる。
【0021】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成で、複数のマイクユニットを切換
えて使用する際に、高品質の音声記録を実現する音声記
録装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の音声記録装置は、直流電流が供給さ
れることによって動作する第1のマイクユニットと、当
該音声記録装置に上記第1のマイクユニット以外の第2
のマイクユニットが接続された際に、該第1のマイクユ
ニットから上記第2のマイクユニットに動作を切換える
入力選択手段と、上記第1のマイクユニットから第2の
マイクユニットに動作を切換えた際に、該第1のマイク
ユニットに供給される直流電流を遮断する直流電流遮断
手段とを具備する。
【0023】上記の目的を達成するために本発明の第2
の音声記録装置は、直流電流が供給されることによって
動作し、音声を電気信号に変換する内蔵マイクユニット
と、当該音声記録装置に外部マイクユニットが接続され
た際に、上記内蔵マイクユニットから外部マイクユニッ
トに動作を切換える入力選択手段と、上記内蔵マイクユ
ニットから上記外部マイクユニットに動作を切換えた際
に上記内蔵マイクユニットに供給される直流電流を遮断
する直流電流遮断手段とを具備する。
【0024】上記の目的を達成するために本発明の第3
の音声記録装置は、上記第1または第2の音声記録装置
において、上記直流電流遮断手段はコンデンサである。
【0025】上記第1の音声記録装置は、第1のマイク
ユニットは直流電流が供給されることによって動作し、
当該音声記録装置に上記第1のマイクユニット以外の第
2のマイクユニットが接続されると、入力選択手段で該
第1のマイクユニットから上記第2のマイクユニットに
動作を切換える。また、上記第1のマイクユニットから
第2のマイクユニットに動作を切換えた際に、該第1の
マイクユニットに供給される直流電流を直流電流遮断手
段で遮断する。
【0026】上記第2の音声記録装置は、内蔵マイクユ
ニットは、直流電流が供給されることによって動作し、
音声を電気信号に変換する。また、当該音声記録装置に
外部マイクユニットが接続されると、入力選択手段で上
記内蔵マイクユニットから外部マイクユニットに動作を
切換える。さらに、上記内蔵マイクユニットから上記外
部マイクユニットに動作を切換えた際に上記内蔵マイク
ユニットに供給される直流電流を直流電流遮断手段で遮
断する。
【0027】上記第3の音声記録装置は、上記第1また
は第2の音声記録装置において、上記直流電流遮断手段
はコンデンサである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施形態である音
声記録装置の主要部構成を示した電気回路図である。
【0030】図に示すように、この音声記録装置は、第
1のマイクユニットである内蔵マイクユニット1および
第2のマイクユニットである外部マイクユニットが接続
される入力選択手段としてのマイクジャック2とを備え
ている。上記内蔵マイクユニット1は、たとえばエレク
トレットコンデンサマイクユニットで構成され、そのマ
イナス(−)端子はGNDに接続され、またプラス
(+)端子はマイクジャック2の固定片2Bに接続され
ると共に、抵抗R1 と直流電流遮断手段としてのコンデ
ンサC3 とからなる直列回路を介して、抵抗R3 とコン
デンサC1 との接続点に接続されている。
【0031】上記コンデンサC3 は、内蔵マイクユニッ
ト1に対してハイパスフィルタの役目を果たすが、その
カットオフ周波数を決定する容量値は、内蔵マイクロホ
ン1の周波数特性に基づいて設定されている。なお、本
実施形態においてはコンデンサC3 として電解コンデン
サを使用しているが、これに限らず、直流成分が遮断さ
れるならば、如何なる容量手段を用いていも良い。
【0032】上記抵抗R3 の他端は電源+Vccに、ま
た、上記コンデンサC1 の他端はGNDに各々接続され
ており、これら抵抗R3 およびコンデンサC1 で電源+
Vccに対するリプルフィルタを構成している。
【0033】ここで、電源+Vccから抵抗R3 、コンデ
ンサC1 によるリプルフィルタを経由する点をA点と
し、また、抵抗R2 とコンデンサC2 との接続点をB点
とする。
【0034】一方、上記マイクジャック2の可動片2A
は抵抗R2 を介して上記コンデンサC3 ,コンデンサC
1 および抵抗R3 の接続点に接続され、またコンデンサ
C2を介してプリアンプ3の入力端に接続されている。
また、上記マイクジャック2のアース片2CはGNDに
接続されている。
【0035】図2は、上記内蔵マイクユニット1の等価
回路を示した電気回路図である。
【0036】図2に示すように、上記内蔵マイクユニッ
ト1は、FET(電界効果トランジスタ)11のゲート
とソースとの間に、振動膜13と固定部12とから形成
されるコンデンサが接続され構成されている。そして、
音声により振動膜13が振動すると該振動膜13と固定
部12との距離が該振動に応じて変化し、コンデンサの
容量もそれに応じて変化することになる。この変化によ
り、FET11のドレインとソースの間に流れる電流が
変化し、上記負荷抵抗R1 ,R2 の両端電圧が変化する
ようになっている。このようにして、入力した音声が電
気信号に変換され、該内蔵マイクユニット1のプラス端
子に現われることになる。
【0037】図3は、本実施形態の音声記録装置に接続
される外部マイクユニットの一構成例を示した説明図で
ある。
【0038】本実施形態の音声記録装置のマイクジャッ
ク2には、上述したように外部マイクユニットが接続可
能となっており、図3に該外部マイクユニットの一例を
示す。
【0039】図に示すように、マイクジャック2に接続
される外部マイクユニット10は、通常、マイクロホン
部10Aと該マイクロホン部10Aより延出したコード
を経て接続されたマイクプラグ部10Bとで構成され
る。上記マイクロホン部10Aのマイナス端子はマイク
プラグ部10Bのアース側、マイクロホン部10Aのプ
ラス端子はマイクプラグ部10Bのホット側に各々接続
されており、上記マイクジャック2にはマイクプラグ部
10Bが挿入接続されるようになっている。
【0040】次に、このような構成を備える本実施形態
の音声記録装置の作用を等価回路を参照して説明する。
【0041】先ず、内蔵マイクユニット1による音声記
録動作について図1,図4を参照して説明する。
【0042】図4は、本実施形態の音声記録装置におけ
る主要部の等価回路であり、上記マイクジャック2に外
部マイクユニットが接続されていない状態を示してい
る。
【0043】図4に示すように、マイクジャック2に外
部マイクユニットが接続されない状態では、A点から抵
抗R2 を介して直流が供給されている。一方、交流的な
動作状態としては、近似的には抵抗R1 と抵抗R2 の並
列抵抗が、内蔵マイクユニット1の交流的な負荷として
働らいていることになる。
【0044】すなわち、マイクジャック2に外部マイク
ユニットが接続されていない状態では、該マイクジャッ
ク2の可動片2Aと固定片2Bとが接触しており(図1
参照)、内蔵マイクユニット1のプラス端子がB点に接
続されている。図7に示す音声記録再生装置では、A点
から内蔵マイクユニット1への直流電流の供給経路が抵
抗R1 と抵抗R2 との並列合成抵抗を介して行われてい
たのに対し、本実施形態では抵抗R1 と直列にコンデン
サC3 を挿入したため、直流電流の供給は抵抗R2 のみ
を介して行われることになる。
【0045】一方、交流的な動作としては、概ね抵抗R
1 と抵抗R2 の並列合成抵抗値が内蔵マイクユニット1
の負荷抵抗値となるため、図7に示す音声記録再生装置
とほぼ同等の内蔵マイクユニット感度が得られることに
なる。
【0046】なお、このとき、上述したようにマイクジ
ャック2の可動片2Aと固定片2Bとは接続されている
ので、抵抗R2 とコンデンサC2 との接続点であるB点
には内蔵マイクユニット1のプラス端子に生じる信号と
同じ信号が現われ、該信号がコンデンサC2 を通ってプ
リアンプ3の入力部へと伝えられる。
【0047】次に、上記マイクジャック2に外部マイク
ユニットを接続した際の音声記録動作について説明す
る。
【0048】図1に戻って、マイクジャック2に外部マ
イクユニット10(図3参照)が接続されると、すなわ
ち、上記マイクプラグ部10Bがマイクジャック2に挿
入されると、該マイクジャック2の可動片2Aが動いて
固定片2Bから離れ互いに非接触状態となる。これによ
り内蔵マイクユニット1のプラス端子はB点とは遮断さ
れる。
【0049】一方で、マイクジャック2にマイクプラグ
部10Bが挿入されたことで、該マイクプラグ部10B
のホット側がマイクジャック2の可動片2Aに、同マイ
クプラグ部10Bのアース側がマイクジャック2のアー
ス片2Cに接続されることになる。
【0050】図5は、本実施形態の音声記録装置におけ
る主要部の等価回路であり、上記マイクジャック2に外
部マイクユニット10(図3参照)が接続された状態を
示している。
【0051】図5に示すように、マイクジャック2にマ
イクプラグ部10Bが挿入されると、上記マイクロホン
部10Aのプラス端子がB点に、また、同マイクロホン
部10Aのマイナス端子がGNDに接続される。したが
って、マイクロホン部10Aのプラス端子にはA点から
抵抗R2 を介して電流が供給され、先に内蔵マイクユニ
ット1について説明したのと同様にして、電気信号に変
換された音声がB点に現われることになる。
【0052】また、マイクジャック2の可動片2Aが動
いて固定片2Bから離れ互いに非接触状態となり、内蔵
マイクユニット1のプラス端子はB点とは遮断されるこ
とで、内蔵マイクユニット1のプラス端子側に挿入され
たコンデンサC3 により内蔵マイクユニット1への直流
供給が完成に遮断され、内蔵マイクユニット1は完全に
非動作状態となる。
【0053】したがって、外部マイクユニット10が接
続されているときに、内蔵マイクユニット1にどのよう
な音声が入力されようとも、A点の電位に影響を及ぼす
ことはない。これにより、外部マイクユニット10に入
力し、上記プリアンプ3に対して出力する音声信号が、
内蔵マイクユニット1に入力する音声により乱されるこ
となく、歪のない、高S/N比の音声信号を記録するこ
とが可能となる。
【0054】このように、本実施形態によると、コンデ
ンサを1個追加するだけという極めて簡単な構成によ
り、内蔵マイクユニットの交流的な動作状態を変えるこ
となく外部マイクユニット接続時に内蔵マイクユニット
の働きを完全に停止させることができるので、外部マイ
クユニット接続的に内蔵マイクユニットに入力する音声
の影響を排除でき、より低歪、高S/N比の音声記録が
実現できる。
【0055】また、外部マイクユニット接続時は、内蔵
マイクユニット1は非動作状態となるので、該内蔵マイ
クユニット1の動作電流分、消費電流が少なくなるとい
う効果も奏する。
【0056】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0057】図6は、上記第2の実施形態である音声記
録装置の主要部構成を示した電気回路図である。なお、
上記第1の実施形態と同様な構成要素には同一の符号を
付与し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0058】この第2の実施形態は、抵抗R1 とコンデ
ンサC3 からなる直列回路が、上記第1の実施形態では
内蔵マイクユニット1のプラス端子とA点との間に挿入
したのに対し、内蔵マイクユニット1のプラス端子とG
NDとの間に挿入したことを特徴とする。その他の構成
・作用は上記第1の実施形態と同様でありここでの詳し
い説明は省略する。
【0059】この第2の実施形態は、上記第1の実施形
態と同様に、マイクジャック2に外部マイクユニット1
0が接続されない場合は、内蔵マイクユニット1への直
流電流の供給は抵抗R2 のみを介して行われる。また、
A点とGNDとはコンデンサC3 により交流的には短絡
状態にあるので、内蔵マイクユニット1の交流負荷とし
ては、上記第1の実施形態と同様に抵抗R1 と抵抗R2
の並列合成抵抗と略等しくなる。
【0060】一方、マイクジャック2に外部マイクユニ
ット10が接続された場合は、上記第1の実施形態と同
様に内蔵マイクユニット1は非動作状態となり、内蔵マ
イクユニット1からの信号が外部マイクユニット10の
音声信号に悪影響を及ぼすことはない。
【0061】これにより、本第2の実施形態によって
も、上記第1の実施形態と同様な効果を奏する。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、複数のマイクユニットを切換えて使用する
際に、高品質の音声記録を実現する音声記録装置を提供
できる。
【0063】また、請求項2に記載の発明によれば、外
部マイクユニットを使用する際に、高品質の音声記録を
実現する音声記録装置を提供できる。
【0064】さらに、請求項3に記載の音声記録装置に
よれば、簡単な構成で、高品質の音声記録を実現する音
声記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である音声記録装置の
主要部構成を示した電気回路図である。
【図2】上記第1の実施形態の音声記録装置における内
蔵マイクユニットの等価回路を示した電気回路図であ
る。
【図3】上記第1の実施形態の音声記録装置に接続され
る外部マイクユニットの一構成例を示した説明図であ
る。
【図4】上記第1の実施形態の音声記録装置に外部マイ
クユニットが接続されていない場合の、当該音声記録装
置の主要部等価回路である。
【図5】上記第1の実施形態の音声記録装置に外部マイ
クユニットが接続された場合の、当該音声記録装置の主
要部等価回路である。
【図6】本発明の第2の実施形態である音声記録装置の
主要部構成を示した電気回路図である。
【図7】従来の音声記録再生装置における音声記録部の
一例を示した電気回路図である。
【図8】上記図7に示す音声記録装置に外部マイクユニ
ットが接続されていない場合の、当該音声記録装置の主
要部等価回路である。
【図9】上記図7に示す音声記録装置に外部マイクユニ
ットが接続された場合の、当該音声記録装置の主要部等
価回路である。
【符号の説明】 1…内蔵マイクユニット 2…マイクジャック 3…プリアンプ 2A…可動片 2B…固定片 2C…アース片 C1,C2,C3…コンデンサ R1,R2,R3…抵抗 10…外部マイクユニット 10A…マイクロホン部 10B…マイクプラグ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電流が供給されることによって動作
    する第1のマイクユニットと、 当該音声記録装置に上記第1のマイクユニット以外の第
    2のマイクユニットが接続された際に、該第1のマイク
    ユニットから上記第2のマイクユニットに動作を切換え
    る入力選択手段と、 上記第1のマイクユニットから第2のマイクユニットに
    動作を切換えた際に、該第1のマイクユニットに供給さ
    れる直流電流を遮断する直流電流遮断手段と、 を具備することを特徴とする音声記録装置。
  2. 【請求項2】 直流電流が供給されることによって動作
    し、音声を電気信号に変換する内蔵マイクユニットと、 当該音声記録装置に外部マイクユニットが接続された際
    に、上記内蔵マイクユニットから外部マイクユニットに
    動作を切換える入力選択手段と、 上記内蔵マイクユニットから上記外部マイクユニットに
    動作を切換えた際に上記内蔵マイクユニットに供給され
    る直流電流を遮断する直流電流遮断手段と、 を具備することを特徴とする音声記録装置。
  3. 【請求項3】 上記直流電流遮断手段はコンデンサであ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音
    声記録装置。
JP34133295A 1995-12-27 1995-12-27 音声記録装置 Withdrawn JPH09182185A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224839A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Audio Technica Corp コンデンサーマイクロホン

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