JP2005348239A - 電力増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プッシュプル増幅器において、コネクタ電流またはソース電流に起因する増幅率の低下を抑制する
【解決手段】少なくとも1つのトランジスタ対を備えるプッシュプル増幅器であって、前記トランジスタ対を構成するトランジスタは、制御端子と第一の端子と第二の端子とを具備し、前記制御端子に印加される信号に応じて前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流が制御されるトランジスタである、プッシュプル増幅器において、前記トランジスタ対の一方の前記トランジスタの前記制御端子に入力される信号は、前記トランジスタ対の一方または他方の前記トランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量が所定範囲内である時、前記電流量が所定範囲外にある場合に比べて、前記信号の高周波成分が増幅される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力増幅装置に係り、特に、プッシュプル増幅器を備える電力増幅装置に関する。
代表的な電力増幅手段として、プッシュプル増幅器がある。プッシュプル増幅器は、トランジスタ対によって構成され、トランジスタ対の各トランジスタの出力を合成して出力を得るようにした増幅器である(例えば、特許文献1を参照。)。
ここで、プッシュプル増幅器を備える典型的な電力増幅装置の回路図を図1に示す。図1において、電力増幅装置10は、入力端子X1と、オペアンプA11と、プッシュプル増幅器100と、出力端子Y1とを備える。入力端子X1は、オペアンプA11の反転入力に接続される。オペアンプA11の出力信号は、プッシュプル増幅器100に入力される。プッシュプル増幅器100の出力信号は、出力端子Y1に与えられるとともに、オペアンプA11の非反転入力にも与えられる。なお、以後の説明に対する理解を助けるために、出力端子Y1には、負荷Zが接続されているものとする。また、負荷Zは、抵抗器とする。
プッシュプル増幅器100は、MOS型電界効果トランジスタを用いた両極性のプッシュプル増幅器である。プッシュプル増幅器100は、入力端子S1と、出力端子T1と、PチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ11とNチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ12とを備える。電界効果トランジスタQ11のソースは、正電源Vccに接続されている。電界効果トランジスタQ12のソースは負電源Veeに接続されている。オペアンプA11の出力信号は、定電圧源E11を介して電界効果トランジスタQ11のゲートに与えられる。また、オペアンプA11の出力信号は、定電圧源E12を介して電界効果トランジスタQ12のゲートに与えられる。電界効果トランジスタQ11のドレインと電界効果トランジスタQ12のドレインは、互いに接続されている。また、それらのドレインは、出力端子Y1に接続されている。つまり、プッシュプル増幅器100は、ドレイン出力型のプッシュプル増幅器であり、S1で受信される信号に対して反転した信号を出力する。定電圧源E11および定電圧源E12は、バイアスのために用いられる。バイアスの大きさを調整すれば、プッシュプル増幅器100をA級増幅器またはAB級増幅器またはB級増幅器として動作させることができる。
また、オペアンプA11は、入力端子X1における電圧と出力端子Y1における電圧との差が無くなるように作用する。これにより、電力増幅装置10は、入力端子X1から入力される信号を電力増幅して出力端子Y1から出力する。
特開2003−060451号公報(第4〜5頁、図1)
さて、電力増幅装置10のループゲイン(dB)は、オペアンプA11の増幅率(dB)とプッシュプル増幅器100の増幅率(dB)との和である。オペアンプA11の増幅率は、周波数が高くなるにつれて低下し、プッシュプル増幅器100の増幅率は、周波数によらず一定になるように設計するのが一般的である。また、プッシュプル増幅器100の増幅率は、電界効果トランジスタQ11またはQ12のドレイン電流が小さくなるにつれて低下する。その理由は以下の通りである。
プッシュプル増幅器100の増幅率GMは、電界効果トランジスタQ11の増幅率gm1と電界効果トランジスタQ12の増幅率gm2との和である。電界効果トランジスタのAC増幅率は、相互コンダクタンスgmで表される。なお、相互コンダクタンスgmは、順方向伝達アドミタンス|Yfs|とも表現される。電界効果トランジスタの相互コンダクタンスは、ゲート電圧がスレッシュホールド電圧以下で有れば、ほぼゼロである。ドレイン電流は、ゲート電圧が上昇するにつれて大きくなる。その結果、相互コンダクタンスgmは大きくなる。ここで、プッシュプル増幅器100がAB級増幅器として動作すると仮定する。一般に、プッシュプル増幅器100が大きな正の電圧を出力している場合には、電界効果トランジスタQ11のドレイン電流は大きく、電界効果トランジスタQ11の増幅率gm1も大きい。この場合は、増幅率GMは、gm1が支配的であるので、gm1と同様に大きい。プッシュプル増幅器100の出力電圧が次第に下がるにつれて電界効果トランジスタQ11のドレイン電流は少なくなり、gm1も小さくなる。この時、電界効果トランジスタQ12のドレイン電流は少なく、電界効果トランジスタQ12の増幅率gm2も小さい。プッシュプル増幅器100の出力電圧が下がりゼロ付近になると、ようやくgm2が大きくなる。しかし、この時点では、増幅率GMはかなり小さくなっている。その後、プッシュプル増幅器100の出力電圧が更に下がると、電界効果トランジスタQ12の増幅率gm2が大きくなる。この時、増幅率GMは、gm2が支配的であるので、支配的になり、gm2と同様に大きい。この様に、全体の増幅率GMは、各電界効果トランジスタのドレイン電流や、プッシュプル増幅器100の出力電圧に依存して変化する。
電力増幅装置10は有限の周波数帯域を有するので、プッシュプル増幅器100のAC増幅率が低下すると、電力増幅装置10の周波数帯域は狭くなる。また、電界効果トランジスタQ11またはQ12のドレイン電流の変化が大きいほど、電力増幅装置10の周波数帯域も大きく変化する。周波数帯域の変化量が大きいほど、電力増幅装置10は、発振し易く、不要なリンギング波形を出力し易い。さらに、負荷の大きさが高速に変化した場合、そのような電力増幅器10は、出力レベルを一定に保ちにくいという問題も生じる。
バイポーラトランジスタにおいては、コレクタ電流の低下に伴い、電流増幅率hfeが低下する。従って、バイポーラトランジスタ対で構成されるプッシュプル増幅器や、バイポーラトランジスタと電界効果トランジスタとの対で構成されるプッシュプル増幅器においても、上記の問題は同様に生じる。また、この問題は、プッシュプル増幅器の電力効率が良いほど顕著に現れる。なぜなら、アイドル時のドレイン電流やコレクタ電流がゼロまたは比較的小さい値に設定されるからである。
本発明は、上記の問題を解決し、トランジスタのコレクタ電流またはソース電流の変化に起因するAC増幅率の低下を抑制したプッシュプル増幅器を提供することを目的とする。また、本発明は、そのようなプッシュプル増幅器を備える電力増幅装置を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、プッシュ側トランジスタとプル側トランジスタとの対を備えるプッシュプル増幅器において、プッシュ側またはプル側のトランジスタのコレクタ電流またはソース電流が所定範囲内である時に、プッシュプル増幅器の高周波帯における増幅率を補償することである。増幅率を補償するために、本発明のプッシュプル増幅器は、プッシュ側またはプル側のトランジスタのベースまたはゲートに印加される信号を操作するか、出力信号を直接補助する。
すなわち、本第一発明は、少なくとも1つのトランジスタ対を備えるプッシュプル増幅器であって、前記トランジスタ対を構成するトランジスタは、制御端子と第一の端子と第二の端子とを具備し、前記制御端子に印加される信号に応じて前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流が制御されるトランジスタである、プッシュプル増幅器において、前記トランジスタ対の一方の前記トランジスタの前記制御端子に入力される信号は、前記トランジスタ対の一方または他方の前記トランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量が所定範囲内である時、前記電流量が所定範囲外にある場合に比べて、前記信号の高周波成分が増幅されることを特徴とするものである。ここで、制御端子はベースまたはゲートである。第一および第二の端子は、コレクタ、エミッタ、ドレイン、ソースのいずれかである。例えば、トランジスタが典型的な電界効果トランジスタである場合、制御端子はゲートであり、第一および第二の端子は、ドレインおよびソースである。
また、本第二の発明は、本第一の発明において、前記トランジスタ対の一方または他方の前記トランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量を検出する手段と、前記検出手段により検出される前記電流量が所定範囲内にある時のみ、入力される信号から高周波成分を抽出して出力する濾波手段とを備えることを特徴とするものである。
さらに、本第三の発明は、入力と出力と少なくとも1つのトランジスタ対とを備えるプッシュプル増幅器であって、前記トランジスタ対は、前記入力で受信される信号を増幅して前記出力端子に出力し、前記トランジスタ対を構成するトランジスタは、制御端子と第一の端子と第二の端子とを具備し、前記制御端子に印加される信号に応じて前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流が制御されるトランジスタである、プッシュプル増幅器において、前記トランジスタ対の一方のトランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量が所定範囲内にある時にのみ、前記入力で受信される信号から抽出される高周波成分のみを増幅して前記出力端子に出力する増幅手段を備えることを特徴とするものである。
またさらに、本第四の発明は、本第三の発明において、前記増幅手段が、前記トランジスタ対の一方のトランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量を検出する手段と、前記検出手段により検出される前記電流量が所定範囲内にある時のみ、前記入力で受信される信号から高周波成分を抽出して出力する濾波手段と、前記トランジスタ対の一方または他方の前記トランジスタに並列に配置され、前記濾波手段の出力信号に応答して動作するトランジスタとを備えることを特徴とするものである。
また、本第五の発明は、本第二の発明または本第四の発明において、前記濾波手段が、信号増幅手段を備えることを特徴とするものである。
さらに、本第六の発明は、プッシュプル増幅器を備える電力増幅器であって、
前記プッシュプル増幅器は、本第一の発明または本第二の発明または本第三の発明または本第四の発明または本第五の発明のいずれかにのプッシュプル増幅器であることを特徴とするものである。
本発明によれば、少なくとも1つのトランジスタ対を備えるプッシュプル増幅器において、トランジスタ対のトランジスタのコレクタ電流またはソース電流の変化に伴うAC増幅率の変化を抑制できる。また、本発明によれば、少なくとも1つのトランジスタ対を備えるプッシュプル増幅器において、トランジスタ対のトランジスタのコレクタ電流またはソース電流が小さい場合に生じるAC増幅率の低下を抑制できる。これにより、そのようなプッシュプル増幅器を用いた電力増幅装置は、従来よりも高周波数の信号を安定して増幅できるようになる。
本発明を、添付の図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、プッシュ側のトランジスタのゲートに入力される信号を操作して、プッシュプル増幅器の増幅率を補償する。本発明の第一の実施形態は、図2に示す電力増幅装置20である。
図において、電力増幅装置20は、入力端子X2と、出力端子Y2と、オペアンプA21と、プッシュプル増幅器200とを備える。オペアンプA21は、入力端子X2における信号、および、出力端子Y2における信号が入力される。オペアンプA21は、入力される2信号の差がゼロになるような信号を、プッシュプル増幅器200に入力する。プッシュプル増幅器200は、入力される信号を電力増幅して出力端子Y2へ出力する。
プッシュプル増幅器200は、MOS型電界効果トランジスタを用いた両極性のプッシュプル増幅器である。プッシュプル増幅器200は、入力端子S2と、出力端子T2と、プッシュ側のPチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ21と、プル側のNチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ22と、定電圧源E21と、定電圧源E22とを備える。電界効果トランジスタQ21のドレインと電界効果トランジスタQ22のドレインは、出力端子T2に接続される。電界効果トランジスタQ21のソースは、正電源Vccに接続される。電界効果トランジスタQ22のソースは、負電源Veeに接続される。入力端子S2で受信される信号、すなわち、オペアンプA21の出力信号は、定電圧源E21によりバイアスされて電界効果トランジスタQ21のゲートに入力される。また、入力端子S2で受信される信号は、定電圧源E22によりバイアスされて電界効果トランジスタQ22のゲートに入力される。電界効果トランジスタQ21とQ22との対は、定電圧源E21および定電圧源E22の電圧に応じて、A級増幅器またはAB級増幅器またはB級増幅器として動作する。以上に説明した構成は、プッシュプル増幅器200の基本的な部分である。
さらに、プッシュプル増幅器200は、抵抗器R21と、オペアンプA22とを備える。抵抗器R21は、電界効果トランジスタQ21のソースと正電源Vccとの間に設けられる。オペアンプA22は、抵抗器R21の両端の電位差を検出し、電界効果トランジスタQ21のソースとドレインとの間に流れる電流量を表す信号を出力する。
またさらに、プッシュプル増幅器200は、ハイパスフィルタF2と、増幅器A23と、コンデンサC2と、抵抗器R22と、抵抗器R23とを備える。ハイパスフィルタF2は、入力端子S2で受信される信号の高周波成分を抽出し、増幅器A23へ出力する。ハイパスフィルタF2の遮断周波数は、補償したい帯域を含むように設定される。増幅器A23は、入力信号を所定倍率で増幅し出力する増幅器である。増幅器A23は、オペアンプA22の出力信号に応じて動作する。詳細に言えば、増幅器A23は、電界効果トランジスタQ21のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時のみ信号を出力する。コンデンサC2は、増幅器A23の出力信号から交流成分を取り出すために用いられる。抵抗器R22とR23は、信号加算器として動作する。
従って、電界効果トランジスタQ21のゲートは、電界効果トランジスタQ21のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値より大きい時、定電圧源E21によりバイアスされた信号のみが印加される。一方、電界効果トランジスタQ21のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時、電界効果トランジスタQ21のゲートは、定電圧源E21によりバイアスされた信号と増幅器A23の出力信号との加算信号が印加される。つまり、電界効果トランジスタQ21のゲートに入力される信号は、電界効果トランジスタQ21のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時、前記電流量が所定値より大きい場合に比べて、前記入力される信号の高周波成分が増幅される。これにより、プッシュプル増幅器200の増幅率が補償される。
次に、本発明の第二の実施形態を以下に説明する。本実施形態では、プル側のトランジスタのゲートに入力される信号を操作して、プッシュプル増幅器の増幅率を補償する。図3は、本発明の第二の実施形態である電力増幅装置30を示す図である。
図において、電力増幅装置30は、入力端子X3と、出力端子Y3と、オペアンプA31と、プッシュプル増幅器300とを備える。オペアンプA31は、入力端子X3における信号、および、出力端子Y3における信号が入力される。オペアンプA31は、入力される2信号の差がゼロになるような信号を、プッシュプル増幅器300に入力する。プッシュプル増幅器300は、入力される信号を電力増幅して出力端子Y3へ出力する。
プッシュプル増幅器300は、MOS型電界効果トランジスタを用いた両極性のプッシュプル増幅器である。プッシュプル増幅器300は、入力端子S3と、出力端子T3と、プッシュ側のPチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ31と、プル側のNチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ32と、定電圧源E31と、定電圧源E32とを備える。電界効果トランジスタQ31のドレインと電界効果トランジスタQ32のドレインは、出力端子T3に接続される。電界効果トランジスタQ31のソースは、正電源Vccに接続される。電界効果トランジスタQ32のソースは、負電源Veeに接続される。入力端子S3で受信される信号、すなわち、オペアンプA31の出力信号は、定電圧源E31によりバイアスされて電界効果トランジスタQ31のゲートに入力される。また、入力端子S3で受信される信号は、定電圧源E32によりバイアスされて電界効果トランジスタQ32のゲートに入力される。電界効果トランジスタQ31とQ32との対は、定電圧源E31および定電圧源E32の電圧に応じて、A級増幅器またはAB級増幅器として動作する。以上に説明した構成は、プッシュプル増幅器300の基本的な部分である。
さらに、プッシュプル増幅器300は、抵抗器R31と、オペアンプA32とを備える。抵抗器R31は、電界効果トランジスタQ31のソースと正電源Vccとの間に設けられる。オペアンプA32は、抵抗器R31の両端の電位差を検出し、電界効果トランジスタQ31のソースとドレインとの間に流れる電流量を表す信号を出力する。
またさらに、プッシュプル増幅器300は、ハイパスフィルタF3と、増幅器A33と、コンデンサC3と、抵抗器R32と、抵抗器R33とを備える。ハイパスフィルタF3は、入力端子S3で受信される信号の高周波成分を抽出し、増幅器A33へ出力する。ハイパスフィルタF3の遮断周波数は、補償したい帯域を含むように設定される。増幅器A33は、入力信号を所定倍率で増幅し出力する増幅器である。増幅器A33は、オペアンプA32の出力信号に応じて動作する。詳細に言えば、増幅器A33は、電界効果トランジスタQ31のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時のみ信号を出力する。コンデンサC3は、増幅器A33の出力信号から交流成分を取り出すために用いられる。抵抗器R32とR33は、信号加算器として動作する。
従って、電界効果トランジスタQ32のゲートは、電界効果トランジスタQ31のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値より大きい時、定電圧源E32によりバイアスされた信号のみが印加される。一方、電界効果トランジスタQ31のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時、電界効果トランジスタQ32のゲートは、定電圧源E32によりバイアスされた信号と増幅器A33の出力信号との加算信号が印加される。つまり、電界効果トランジスタQ32のゲートに入力される信号は、電界効果トランジスタQ31のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時、前記電流量が所定値より大きい場合に比べて、前記入力される信号の高周波成分が増幅される。これにより、プッシュプル増幅器300の増幅率が補償される。
第一および第二の実施形態では、増幅率を補償するために、電界効果トランジスタのゲートに印加される信号を操作している。次に、出力信号を直接補助することにより、増幅率を補償する実施形態について説明する。
本発明の第三の実施形態は、図4に示す電力増幅装置40である。
図において、電力増幅装置40は、入力端子X4と、出力端子Y4と、オペアンプA41と、プッシュプル増幅器400とを備える。オペアンプA41は、入力端子X4における信号、および、出力端子Y4における信号が入力される。オペアンプA41は、入力される2信号の差がゼロになるような信号を、プッシュプル増幅器400に入力する。プッシュプル増幅器400は、入力される信号を電力増幅して出力端子Y4へ出力する。
プッシュプル増幅器400は、MOS型電界効果トランジスタを用いた両極性のプッシュプル増幅器である。プッシュプル増幅器400は、入力端子S4と、出力端子T4と、プッシュ側のPチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ41と、プル側のNチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ42と、定電圧源E41と、定電圧源E42とを備える。電界効果トランジスタQ41のドレインと電界効果トランジスタQ42のドレインは、出力端子T4に接続される。電界効果トランジスタQ41のソースは、正電源Vccに接続される。電界効果トランジスタQ42のソースは、負電源Veeに接続される。入力端子S4で受信される信号、すなわち、オペアンプA41の出力信号は、定電圧源E41によりバイアスされて電界効果トランジスタQ41のゲートに入力される。また、入力端子S4で受信される信号は、定電圧源E42によりバイアスされて電界効果トランジスタQ42のゲートに入力される。電界効果トランジスタQ41とQ42との対は、定電圧源E41および定電圧源E42の電圧に応じて、A級増幅器またはAB級増幅器またはB級増幅器として動作する。以上に説明した構成は、プッシュプル増幅器400の基本的な部分である。
さらに、プッシュプル増幅器400は、抵抗器R41と、オペアンプA42とを備える。抵抗器R41は、電界効果トランジスタQ41のソースと正電源Vccとの間に設けられる。オペアンプA42は、抵抗器R41の両端の電位差を検出し、電界効果トランジスタQ41のソースとドレインとの間に流れる電流量を表す信号を出力する。
またさらに、プッシュプル増幅器400は、ハイパスフィルタF4と、増幅器A43と、ブーストトランジスタQ43とを備える。ブーストトランジスタQ43は、PチャンネルMOS型電界効果トランジスタである。ハイパスフィルタF4は、入力端子S4で受信される信号の高周波成分を抽出し、増幅器A43へ出力する。ハイパスフィルタF4の遮断周波数は、補償したい帯域を含むように設定される。増幅器A43は、入力信号を所定倍率で増幅し出力する増幅器である。増幅器A43の出力信号は、ブーストトランジスタQ43のゲートに印加される。ブーストトランジスタQ43のソースは、正電源Vccに接続される。また、ブーストトランジスタQ43のドレインは、出力端子T4に接続される。増幅器A43は、オペアンプA42の出力信号に応じて動作する。詳細に言えば、増幅器A43は、電界効果トランジスタQ41のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である場合、入力信号を増幅して出力する。この時、ブーストトランジスタQ43は、ゲートに入力される信号によりオンする。一方、増幅器A43は、電界効果トランジスタQ41のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値より大きい場合、ブーストトランジスタQ43がオフするような信号を出力する。また、増幅器A43は、電界効果トランジスタQ41のソースとドレインとの間に流れる電流量がゼロである場合、つまり、電界効果トランジスタQ41がオフする場合も、ブーストトランジスタQ43がオフするような信号を出力する。
従って、ブーストトランジスタQ43は、電界効果トランジスタQ41のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定範囲内にある時にのみ、入力端子S4で受信される信号から抽出される高周波成分のみを増幅して出力端子T4に出力する。これにより、プッシュプル増幅器200の増幅率が補償される。
次に、本発明の第四の実施形態は、図5に示す電力増幅装置50である。
図において、電力増幅装置50は、入力端子X5と、出力端子Y5と、オペアンプA51と、プッシュプル増幅器500とを備える。オペアンプA51は、入力端子X5における信号、および、出力端子Y5における信号が入力される。オペアンプA51は、入力される2信号の差がゼロになるような信号を、プッシュプル増幅器500に入力する。プッシュプル増幅器500は、入力される信号を電力増幅して出力端子Y5へ出力する。
プッシュプル増幅器500は、MOS型電界効果トランジスタを用いた両極性のプッシュプル増幅器である。プッシュプル増幅器500は、入力端子S5と、出力端子T5と、プッシュ側のPチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ51と、プル側のNチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ52と、定電圧源E51と、定電圧源E52とを備える。電界効果トランジスタQ51のドレインと電界効果トランジスタQ52のドレインは、出力端子T5に接続される。電界効果トランジスタQ51のソースは、正電源Vccに接続される。電界効果トランジスタQ52のソースは、負電源Veeに接続される。入力端子S5で受信される信号、すなわち、オペアンプA51の出力信号は、定電圧源E51によりバイアスされて電界効果トランジスタQ51のゲートに入力される。また、入力端子S5で受信される信号は、定電圧源E52によりバイアスされて電界効果トランジスタQ52のゲートに入力される。電界効果トランジスタQ51とQ52との対は、定電圧源E51および定電圧源E52の電圧に応じて、A級増幅器またはAB級増幅器またはB級増幅器として動作する。以上に説明した構成は、プッシュプル増幅器500の基本的な部分である。
さらに、プッシュプル増幅器500は、抵抗器R51と、オペアンプA52とを備える。抵抗器R51は、電界効果トランジスタQ51のソースと正電源Vccとの間に設けられる。オペアンプA52は、抵抗器R51の両端の電位差を検出し、電界効果トランジスタQ51のソースとドレインとの間に流れる電流量を表す信号を出力する。
またさらに、プッシュプル増幅器500は、ハイパスフィルタF5と、増幅器A53と、ブーストトランジスタQ53とを備える。ブーストトランジスタQ53は、NチャンネルMOS型電界効果トランジスタである。ハイパスフィルタF4は、入力端子S5で受信される信号の高周波成分を抽出し、増幅器A53へ出力する。ハイパスフィルタF5の遮断周波数は、補償したい帯域を含むように設定される。増幅器A53は、入力信号を所定倍率で増幅し出力する増幅器である。増幅器A53の出力信号は、ブーストトランジスタQ53のゲートに印加される。ブーストトランジスタQ53のソースは、負電源Veeに接続される。また、ブーストトランジスタQ53のドレインは、出力端子T5に接続される。増幅器A53は、オペアンプA52の出力信号に応じて動作する。詳細に言えば、増幅器A53は、電界効果トランジスタQ51のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である場合、入力信号を増幅して出力する。この時、ブーストトランジスタQ53は、ゲートに入力される信号によりオンする。一方、増幅器A53は、電界効果トランジスタQ51のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値より大きい場合、ブーストトランジスタQ53がオフするような信号を出力する。また、増幅器A53は、電界効果トランジスタQ51のソースとドレインとの間に流れる電流量がゼロである場合、つまり、電界効果トランジスタQ51がオフする場合も、ブーストトランジスタQ53がオフするような信号を出力する。
従って、ブーストトランジスタQ53は、電界効果トランジスタQ51のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定範囲内にある時にのみ、入力端子S5で受信される信号から抽出される高周波成分のみを増幅して出力端子T4に出力する。これにより、プッシュプル増幅器200の増幅率が補償される。
上記の実施形態は、プッシュ側のトランジスタに起因する増幅率の低下を補償するものである。プル側のトランジスタに起因する増幅率の低下を補償するには、ドレイン電流検出手段とそれに応答して動作する回路部をプル側のために設ければ良い。そのようなプッシュプル増幅器を備える電力増幅装置60を、本発明の第五の実施形態として、図6を参照しながら以下に説明する。第五の実施形態は、第一の実施形態から拡張されたものである。
図において、電力増幅装置60は、入力端子X6と、出力端子Y6と、オペアンプA61と、プッシュプル増幅器600とを備える。オペアンプA61は、入力端子X6における信号、および、出力端子Y6における信号が入力される。オペアンプA61は、入力される2信号の差がゼロになるような信号を、プッシュプル増幅器600に入力する。プッシュプル増幅器600は、入力される信号を電力増幅して出力端子Y6へ出力する。
プッシュプル増幅器600は、MOS型電界効果トランジスタを用いた両極性のプッシュプル増幅器である。プッシュプル増幅器600は、入力端子S6と、出力端子T6と、プッシュ側のPチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ61と、プル側のNチャンネルMOS型電界効果トランジスタQ62と、定電圧源E61と、定電圧源E62とを備える。電界効果トランジスタQ61のドレインと電界効果トランジスタQ62のドレインは、出力端子T6に接続される。電界効果トランジスタQ61のソースは、正電源Vccに接続される。電界効果トランジスタQ62のソースは、負電源Veeに接続される。入力端子S6で受信される信号、すなわち、オペアンプA61の出力信号は、定電圧源E61によりバイアスされて電界効果トランジスタQ61のゲートに入力される。また、入力端子S6で受信される信号は、定電圧源E62によりバイアスされて電界効果トランジスタQ62のゲートに入力される。電界効果トランジスタQ61とQ62との対は、定電圧源E61および定電圧源E62の電圧に応じて、A級増幅器またはAB級増幅器またはB級増幅器として動作する。以上に説明した構成は、プッシュプル増幅器600の基本的な部分である。
さらに、プッシュプル増幅器600は、抵抗器R61と、オペアンプA62とを備える。抵抗器R61は、電界効果トランジスタQ61のソースと正電源Vccとの間に設けられる。オペアンプA62は、抵抗器R61の両端の電位差を検出し、電界効果トランジスタQ61のソースとドレインとの間に流れる電流量を表す信号を出力する。
またさらに、プッシュプル増幅器600は、ハイパスフィルタF61と、増幅器A63と、コンデンサC61と、抵抗器R62と、抵抗器R63とを備える。ハイパスフィルタF61は、入力端子S6で受信される信号の高周波成分を抽出し、増幅器A63へ出力する。ハイパスフィルタF61の遮断周波数は、補償したい帯域を含むように設定される。増幅器A63は、入力信号を所定倍率で増幅し出力する増幅器である。増幅器A63は、オペアンプA62の出力信号に応じて動作する。詳細に言えば、増幅器A63は、電界効果トランジスタQ61のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時のみ信号を出力する。コンデンサC61は、増幅器A63の出力信号から交流成分を取り出すために用いられる。抵抗器R62とR63は、信号加算器として動作する。
また、プッシュプル増幅器600は、抵抗器R64と、オペアンプA64とを備える。抵抗器R64は、電界効果トランジスタQ62のソースと負電源Veeとの間に設けられる。オペアンプA64は、抵抗器R64の両端の電位差を検出し、電界効果トランジスタQ62のソースとドレインとの間に流れる電流量を表す信号を出力する。
さらに、プッシュプル増幅器600は、ハイパスフィルタF62と、増幅器A65と、コンデンサC62と、抵抗器R65と、抵抗器R66とを備える。ハイパスフィルタF62は、入力端子S6で受信される信号の高周波成分を抽出し、増幅器A65へ出力する。ハイパスフィルタF62の遮断周波数は、補償したい帯域を含むように設定される。増幅器A65は、入力信号を所定倍率で増幅し出力する増幅器である。増幅器A65は、オペアンプA64の出力信号に応じて動作する。詳細に言えば、増幅器A65は、電界効果トランジスタQ62のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時のみ信号を出力する。コンデンサC62は、増幅器A65の出力信号から交流成分を取り出すために用いられる。抵抗器R65とR66は、信号加算器として動作する。
上記のように構成された電力増幅装置60において、電界効果トランジスタQ61のゲートに入力される信号は、電界効果トランジスタQ61のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時、前記電流量が所定値より大きい場合に比べて、前記入力される信号の高周波成分が増幅される。電界効果トランジスタQ62のゲートに入力される信号は、電界効果トランジスタQ62のソースとドレインとの間に流れる電流量が所定値以下である時、前記電流量が所定値より大きい場合に比べて、前記入力される信号の高周波成分が増幅される。これにより、プッシュプル増幅器200の増幅率が補償される。また、それらの補償は、プッシュ側およびプル側の両方に対して行われる。
さて、上記の各実施形態において、以下のような変形が可能である。
まず、上記の各実施形態において、プッシュプル増幅器は、ドレイン出力型を形成するように電界効果トランジスタが接続されているが、ソースフォロワ型を形成するように電界効果トランジスタが接続されても良い。
また、上記の各実施形態において、電界効果トランジスタは、バイポーラトランジスタや他のユニポーラトランジスタに置き換えることができる。それらの置き換えは、全体的に行われても部分的に行われても良い。また、電界効果トランジスタQ43やQ53は、能動素子に置き換えることもできる。例えば、図2において、電界効果トランジスタQ22およびQ23の少なくとも一方を、バイポーラトランジスタに置き換えることができる。また、図3において、電界効果トランジスタQ32を、トランジスタ以外の能動素子に置き換えることができる。
従来のプッシュプル増幅器100を備える電力増幅装置10を示す図である。 本発明のプッシュプル増幅器200を備える電力増幅装置20を示す図である。 本発明のプッシュプル増幅器300を備える電力増幅装置30を示す図である。 本発明のプッシュプル増幅器400を備える電力増幅装置40を示す図である。 本発明のプッシュプル増幅器500を備える電力増幅装置50を示す図である。 本発明のプッシュプル増幅器600を備える電力増幅装置60を示す図である。
符号の説明
10,20,30,40,50,60 電力増幅装置
100、200,300,400,500,600 プッシュプル増幅器
A11,A21,A22、A31,A32,A41,A42 オペアンプ
A51,A52,A61,A62,A64 オペアンプ
A23,A33,A43,A53,A63,A65 増幅器
C2,C3、C61,C62 コンデンサ
E11,E12,E21,E22,E31,E32 定電圧源
E41,E42,E51,E52,E61,E62 定電圧源
F2,F3,F4,F5,F61,F62 ハイパスフィルタ
Q11,Q12,Q21,Q22 電界効果トランジスタ
Q31,Q32,Q41,Q42 電界効果トランジスタ
Q51,Q52,Q61,Q62 電界効果トランジスタ
Q43,Q53 ブーストトランジスタ
R21,R22,R23,R31,R32,R33,R41 抵抗器
R51、R61,R62,R63,R64,R65,R66 抵抗器
S1,S2,S3,S4,S5,S6 入力端子
T1,T2,T3,T4,T5,T6 出力端子
X1,X2,X3,X4,X5,X6 入力端子
Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6 出力端子
Vcc 正電源
Vee 負電源

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのトランジスタ対を備えるプッシュプル増幅器であって、前記トランジスタ対を構成するトランジスタは、制御端子と第一の端子と第二の端子とを具備し、前記制御端子に印加される信号に応じて前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流が制御されるトランジスタである、プッシュプル増幅器において、
    前記トランジスタ対の一方の前記トランジスタの前記制御端子に入力される信号は、前記トランジスタ対の一方または他方の前記トランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量が所定範囲内である時、前記電流量が所定範囲外にある場合に比べて、前記信号の高周波成分が増幅される、
    ことを特徴とするプッシュプル増幅器。
  2. 前記トランジスタ対の一方または他方の前記トランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量を検出する手段と、
    前記検出手段により検出される前記電流量が所定範囲内にある時のみ、入力される信号から高周波成分を抽出して出力する濾波手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のプッシュプル増幅器。
  3. 入力と出力と少なくとも1つのトランジスタ対とを備えるプッシュプル増幅器であって、前記トランジスタ対は、前記入力で受信される信号を増幅して前記出力端子に出力し、前記トランジスタ対を構成するトランジスタは、制御端子と第一の端子と第二の端子とを具備し、前記制御端子に印加される信号に応じて前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流が制御されるトランジスタである、プッシュプル増幅器において、
    前記トランジスタ対の一方のトランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量が所定範囲内にある時にのみ、前記入力で受信される信号から抽出される高周波成分のみを増幅して前記出力端子に出力する増幅手段、
    を備えることを特徴とするプッシュプル増幅器。
  4. 前記増幅手段は、
    前記トランジスタ対の一方のトランジスタの前記第一の端子と前記第二の端子との間を流れる電流量を検出する手段と、
    前記検出手段により検出される前記電流量が所定範囲内にある時のみ、前記入力で受信される信号から高周波成分を抽出して出力する濾波手段と、
    前記トランジスタ対の一方または他方の前記トランジスタに並列に配置され、前記濾波手段の出力信号に応答して動作するトランジスタと、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のプッシュプル増幅器。
  5. 前記濾波手段は、信号増幅手段を備えることを特徴とする請求項2または請求項4に記載のプッシュプル増幅器。
  6. プッシュプル増幅器を備える電力増幅器であって、
    前記プッシュプル増幅器は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のプッシュプル増幅器である、
    ことを特徴とする電力増幅装置。
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