JP2012251013A - ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂100質量部に対して、(B)ペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステル0.1〜0.4質量部及び(C)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤0.1〜0.4質量部を配合してなる樹脂組成物であって、該(B)成分中に含まれるカルシウム及びナトリウムが各々15ppm以下であるポリカーボネート樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
すなわち、本発明は、下記のポリカーボネート樹脂組成物及び成形体を提供するものである。
2.(B)成分がペンタエリスリトールと炭素数12〜22の脂肪族カルボン酸とのフルエステルである上記1記載のポリカーボネート樹脂組成物。
3.(B)成分がペンタエリスリトールパルミチン酸フルエステル及びペンタエリスリトールステアリン酸フルエステルとの混合物である上記1又は2記載のポリカーボネート樹脂組成物。
4.(B)成分のペンタエリスリトールパルミチン酸フルエステル及びペンタエリスリトールステアリン酸フルエステルとの混合比が9:1〜1:9である上記3に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
5.(C)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び/又は2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2N−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]である上記1〜4のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物。
6.上記1〜5のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形品。
本発明において(A)ポリカーボネート樹脂は、芳香族ポリカーボネート樹脂であっても脂肪族ポリカーボネート樹脂であってもよいが、芳香族ポリカーボネート樹脂を用いることが耐衝撃性、耐熱性がより優れることから好ましい。
(芳香族ポリカーボネート樹脂)
芳香族ポリカーボネート樹脂としては、通常、二価フェノールとカーボネート前駆体との反応により製造される芳香族ポリカーボネート樹脂を用いることができる。芳香族ポリカーボネート樹脂は、他の熱可塑性樹脂に比べて、耐熱性、難燃性及び耐衝撃性が良好であるため樹脂組成物の主成分とすることができる。
カーボネート前駆体としては、カルボニルハライド、ハロホーメート、炭酸エステルなどが挙げられ、具体的にはホスゲン、二価フェノールのジハロホーメート、ジフェニルカーボネート、ジメチルカーボネート、及びジエチルカーボネートなどが挙げられる。
本発明で用いる芳香族ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量は、樹脂組成物の物性面から、10,000〜40,000であることが好ましく、13,000〜30,000であることがより好ましい。
本発明において(B)ペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステルは、本発明のポリカーボネート樹脂組成物を成形する際の離型性を向上させるために用いられるものである。このペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステルは、ペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とをエステル化反応させ、フルエステルとすることにより得られるものである。
ここで、フルエステルの構成成分である脂肪族カルボン酸としては、好ましくは、炭素数12〜30のものを用いることができる。
そして、炭素数12〜30の脂肪族カルボン酸の中でも炭素数12〜22の脂肪族カルボン酸が好ましい。また、脂肪族カルボン酸の中でも飽和脂肪酸を用いることが好ましく、特に炭素数12〜22の飽和脂肪酸を用いることが更に好ましい。炭素数12〜22の飽和脂肪酸の中でもステアリン酸、パルミチン酸、ベヘン酸が好ましい。
この反応メカニズムは定かではないが、ペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステル中に不純物として含まれるカルシウム及びナトリウムが各々ポリカーボネート樹脂の分子切断を促進する一方、紫外線吸収剤を有するベンゾトリアゾール骨格も元来、このような金属イオンを配位し易いものである為、配位によって隣接する紫外線吸収剤の末端OHの求核性が向上したことによるものと推定される。
上記の影響を避けるため、本発明では(B)成分であるペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステル中に含まれるカルシウム及びナトリウムが各々15ppm以下であることを必要とするが、より好ましくはカルシウムが1ppm以下、ナトリウムが12ppm以下、更に好ましくはカルシウムが0.5ppm以下、ナトリウムが10ppm以下であることが望ましい。
本発明においては、紫外線吸収剤として、(C)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が使用される。
本発明において、使用される(C)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の例としては、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α’ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル―2―ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3−(’3,4,5,6−テトラ−ヒドロフタルイミドメチル)−5−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1、1、3、3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]、メチル−3−[3−t−ブチル−5−(2H−ベンズトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート−ポリエチレングリコール(分子量約300)との縮合物等が上げられる。これらの中でも、特に、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α、αジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2‘−ヒドロキシ−5‘−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾールあるいは2,2’−メチレンビス[4−(1、1、3、3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]を用いることが好ましい。紫外線吸収剤は単独でも2種もしくはそれ以上の混合物として用いることが出来る。用いられる紫外線吸収剤の添加量は、ポリカーボネート樹脂100重量部に対し、0.1〜0.4重量部が好ましい。より好ましくは、0.2〜0.35重量部である。
(A)ポリカーボネート樹脂、(B)ペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステル及び(C)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤との配合割合は、(A)成分100質量部に対して、(B)成分は0.1〜0.4質量部、好ましくは0.13〜0.35質量部、(C)成分は0.1〜0.4質量部、好ましくは0.2〜0.35質量部である。(B)成分が0.1質量部より少ないと離型性が劣ることとなり、0.4質量部を超えると組成物の着色や分子量低下などの問題を生じる場合がある。また、(C)成分が0.1質量部より少ないと紫外線吸収能が劣ることとなり、耐候性が悪くなる。また、0.4質量部を超えると、金型を汚染する恐れがあり好ましくない。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分とともに、フェノール系、リン系、イオウ系酸化防止剤を(A)成分に対して、30〜1000質量ppm、好ましくは100〜600質量ppm添加することにより、組成物の熱安定性を向上させることができる。
フェノール系酸化防止剤としては、特に制限はないが、ヒンダードフェノール系が好適に用いられる。代表的な例としては、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N'−ヘキサメチレンビス[(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ)−ヒドロシンナマミド]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレイト及びビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)カルシウムなどが挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、前記の(A)成分、(B)成分及び(C)成分を前記割合で、さらに必要に応じて用いられる添加剤成分を適当な割合で配合し、混練することにより得られる。このときの配合及び混練は、通常用いられている機器、例えばリボンブレンダー、ドラムタンブラーなどで予備混合して、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、多軸スクリュー押出機、及びコニーダなどを用いる方法で行うことができる。
混練の際の加熱温度は、通常240〜300℃の範囲で適宜選択される。本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、上記の溶融混練成形機、あるいは、得られたペレットを原料として、射出成形法、射出圧縮成形法、押出成形法、ブロー成形法、プレス成形法、真空成形法、及び発泡成形法などにより各種成形品を製造することができる。特に、上記溶融混練方法により、ペレット状の成形原料を製造し、次いでこのペレットを用いて、射出成形あるいは射出圧縮成形による射出成形品の製造に好適に用いることができる。
各例で得られた樹脂組成物の性能試験は、次のとおり行った。
(1)粘度数
ISO 1628に準拠して得られたペレットの粘度数を測定した。また、使用したポリカーボネート樹脂の粘度数から、その差(ΔVN)を求めた。
(2)PC−UVA反応率(%)及び残存UVA(ppm)の測定
PC−UVA反応率は、使用されたベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤がポリカーボネートと反応した割合を示すものである。その測定方法は、1H−NMRにて(A)成分であるポリカーボネート樹脂原料のビスフェノールA及びパラターシャリーブチルフェノール、(B)成分のペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステル及び(C)成分のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤のシグナル強度からペレット中の夫々の組成を算出した。この組成比率から紫外線吸収剤である全(C)成分量を算出した。次いで、1H−NMRスペクトルで、紫外線吸収剤特有のシグナルが8.41ppmに観測される。このシグナルは紫外線吸収剤がポリカーボネートと反応すると8.25ppmに観測される。両者のシグナル強度比からポリカーボネート-紫外線吸収剤反応率〔PC−UVA反応率(%)〕を算出した。また、この反応比率と全(C)成分量とから残存紫外線吸収剤量〔残存UVA(ppm)〕を算出した。なお、1H−NMRの測定方法は、試料40mgを径5ミリのNMR試料管に採取し、重クロロホルム0.5ミリリットルに室温下で試料を均一に溶解させ、日本電子株式会社製500MHz NMR(ECA−500)を使用し、パルス幅:45度、パルス繰り返し時間:9秒、積算回数:256回、化学シフト基準:テトラメチルシラン、測定温度:室温、BF値:0.1の条件で測定した。
(3)耐候性
耐候性試験を以下の方法で行った。
ブラックパネル温度63℃、湿度50%、降雨サイクル12/60分(60分のうち降雨時間が12分)、照射強度(300〜400nm)78.5W/m2に設定したサンシャインウェザーメーター(SUGA SUNSHINE SUPER LONG−LIFE WEATHER)にテストピースを放置して500時間後に取り出したサンプルの目視観察を行なった。
○は、表面外観が良好である状態を示す。
△は、表面に曇りが観察される状態を示す。
×は、著しい表面荒れが観察される状態を示す。
(4)残存離型剤(ppm)の測定
その測定方法は、1H−NMRにて(A)成分であるポリカーボネート樹脂原料のビスフェノールA及びパラターシャリーブチルフェノール、(B)成分のペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステル及び(C)成分のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤のシグナル強度からペレット中の夫々の組成を算出した。この組成比率から離型剤である全(B)成分量を測定した。次いで、1H−NMRスペクトルで離型剤特有のシグナルが4.12ppmに観測される。このシグナルは離型剤がポリカーボネートと反応すると4.18ppmに観測される。両者のシグナル強度比からポリカーボネート-離型剤反応率を算出し、全離型剤量〔全(B)成分量〕から残存離型剤量を算出した。
(5)離型性
離型性試験を以下の方法で行った。
80mm×160mm、深さ40mm、抜き勾配0°、基本肉厚3mmの箱型形状で、ピン製品中央部に1点のピンポイントゲートを有する射出成形用金型を使用し、射出成形機のシリンダ温度300℃、金型温度40℃の条件で成形を行った際に、成形品を金型から突き出すために必要な離型圧を測定する。離型圧は、標準条件と標準条件に対して製品重量を増減させる条件の少なくとも3条件で測定を行う。評価材料ごとに成形して得られる製品重量と離型圧の関係を比較し、離型性の差を評価・判断した。
○は、標準条件での離型圧が45kg/cm2未満の状態を示す。
△は、標準条件での離型圧が45kg/cm2以上且つ50kg/cm2未満の状態を示す。
×は、標準条件での離型圧が50kg/cm2以上の状態を示す。
(A)ポリカーボネート樹脂:
FN2200:ビスフェノールAポリカーボネート樹脂、粘度数56.5、粘度平均分子量22000(出光興産株式会社製)
(B)ペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステル
(B−1):ペンタエリスリトールステアリン酸フルエステルとペンタエリスリトールパルミチン酸フルエステルと混合物(混合比は、C16:C18=1:1.1)で、カルシウム含有量が0.5ppm未満(検出下限未満)、ナトリウム含有量が1ppmであるものを使用した。この(B−1)は、市販品である理研ビタミン製EW440Aをキョーワード600 (協和化学(株)製)で吸着を行い、濾過分離したものである。
(B−2):ペンタエリスリトールステアリン酸フルエステルとペンタエリスリトールパルミチン酸フルエステルと混合物(混合比は、C16:C18=1:1.1)で、カルシウム含有量が0.5ppm未満(検出下限未満)、ナトリウム含有量が10ppmであるものを使用した。この(B−2)は、市販品である理研ビタミン製EW480Aをキョーワード600 (協和化学(株)製)で吸着を行い、濾過分離したものである。
(B−3):ペンタエリスリトールステアリン酸フルエステルとペンタエリスリトールパルミチン酸フルエステルと混合物(混合比は、C16:C18=1:1.1)で、カルシウム含有量が0.8ppm、ナトリウム含有量が18ppmであるものを使用した。この(B−3)は、市販品であるコグニスジャパン製のコグニスVPG861をキョーワード600 (協和化学(株)製)で吸着を行い、濾過分離したものである。
(B−4):ペンタエリスリトールステアリン酸フルエステルとペンタエリスリトールパルミチン酸フルエステルと混合物〔リケスターEW−440A:理研ビタミン株式会社製〕(混合比は、C16:C18=1:1.1)で、カルシウム含有量が2ppm、ナトリウム含有量が24ppmであるものを使用した。
なお、カルシウム含有量及びナトリウム含有量の測定は、(B−1)〜(B−4)の各試料0.5gを電子工業用NMP25gに溶解した溶液を高周波誘導結合プラズマ質量分析装置〔セイコー電子工業株式会社製ICP−MS、SPQ9000〕を用い、検量線を作成、定量測定した。
(C)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
(C−1):2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール〔シプロ化成株式会社製、SEESORB 709G〕
(D)酸化防止剤
(D−1):リン系酸化防止剤、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト〔チバ・スペシャリティーケミカルズ社製、イルガフォス168〕
(D−2):フェノール系酸化防止剤、〔チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガノックス1076〕
第1表に示す割合で各成分を配合し、ベント式二軸押出し機(東芝機械株式会社製TEM37SS、押出部の径50mm)に供給し、シリンダー温度280℃でペレット化した。得られたペレットを120℃で4時間乾燥した後、射出成形を行い、試験片を作製した。成形は、射出成形機(機種名:IS−100EN、東芝機械株式会社製)を用い、成形温度280℃、金型温度80℃にて行った。得られたペレット及び試験片について、性能を前記各種評価試験によって評価した。結果を第1表に示す。また、使用した(B−1)〜(B−4)中の金属成分を第2表に示す。
Claims (6)
- (A)ポリカーボネート樹脂100質量部に対して、(B)ペンタエリスリトールと脂肪族カルボン酸とのフルエステル0.1〜0.4質量部及び(C)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤0.1〜0.4質量部を配合してなる樹脂組成物であって、該(B)成分中に含まれるカルシウム及びナトリウムが各々15ppm以下であることを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
- (B)成分がペンタエリスリトールと炭素数12〜22の脂肪族カルボン酸とのフルエステルである請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- (B)成分がペンタエリスリトールパルミチン酸フルエステル及びペンタエリスリトールステアリン酸フルエステルとの混合物である請求項1または2に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- (B)成分のペンタエリスリトールパルミチン酸フルエステル及びペンタエリスリトールステアリン酸フルエステルとの混合比が9:1〜1:9である請求項3に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- (C)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び/又は2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2N−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]である請求項1〜4のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形品。
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