JP2012217748A - 封入球式遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】封入球式遊技機たるパチンコ機5は、入賞口39に入賞し当該入賞口39を通じて回収される遊技球を検知する入賞検知センサ44と、前記入賞口39、及び前記アウト口22のいずれかを通じて回収された遊技球であるアウト玉を検知するアウト玉検知センサ50Eと、前記アウト口22を通じて回収された遊技球である外れ玉を検知する外れ玉検知センサ50Bと、を備え、前記アウト玉検知センサ50Eに基づくアウト玉の累積値から前記外れ玉検知センサ50Bに基づく外れ玉の累積値を引いて求めた前記入賞口39への入賞の累計値と、前記入賞検知センサ44に基づく入賞の累計値とに基づいて、前記入賞検知センサ44の入賞検知の異常を判定する。
【選択図】図7
Description
このような封入球式遊技機では、遊技者が遊技に利用できる遊技球数(いわゆる持玉数)が遊技球本体で管理されており、遊技球が発射されるごとに持玉数が減算更新され、また遊技盤に設けた入賞口に遊技球が入賞するごとに持玉数が加算更新され、持玉数がゼロになると遊技球の発射が禁止される(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、賞球が実球で払い出される場合、異常に多くの賞球が払い出されれば、持玉の異常な増加を一目で把握できるものの、賞球の払い出しがデータ加算として行われる場合には、封入式遊技機に表示された持玉数表示等を確認する必要がある。このため、持玉数表示を隠されてしまうと、持玉数を目視では把握できなくなってしまう。
この構成により、不正行為等によって入賞検知センサが異常に入賞を検知している場合には、アウト玉検知センサ及び外れ玉検知センサに基づいて求めた入賞口への入賞の累計値と、入賞検知センサに基づく入賞の累計値とが乖離することから、この乖離を判定することで、入賞検知センサの異常な入賞検知を速やかに検知できる。
図1は、本実施形態に係る遊技サービスシステム1の構成を示す図である。
遊技サービスシステム1は、遊技店舗2に導入されている遊技管理システム3と、サービス提供サーバー群4とを備えている。遊技管理システム3は、遊技機の一例たるパチンコ機5から遊技情報を取得して管理するシステムであり、複数台のパチンコ機5及びCR(Card Reader)ユニット(遊技球貸出装置)6等を備えて構成されている。サービス提供サーバー群4は、遊技管理システム3に対して各種サービスを提供するサーバー群である。
ベンダー系サーバー群4Aには、遊技機メーカーサーバー12Aと、販社・中古機業者サーバー12Bと、カード会社サーバー12Cと、コンテンツプロバイダーサーバー12Dとが含まれている。
遊技機メーカーサーバー12Aは、パチンコ機5を製造する遊技機メーカーが所有するサーバーであり、販社・中古機業者サーバー12Bは、パチンコ機5を販売する販売会社や中古のパチンコ機5を販売する中古機業者が所有するサーバーである。これら遊技機メーカーサーバー12A、及び販社・中古機業者サーバー12Bからは、製造、或いは販売したパチンコ機5の識別情報(例えば製造番号)と、後述する基板間認証に供される認証用情報としての遊技機ID(例えば、遊技機メイン基板40のCPU固有ID61(図2))と、出荷先とが後述する遊技機ID管理センターサーバー13Dに送信され、当該遊技機ID管理センターサーバー13Dで管理される。
カード会社サーバー12Cは、遊技球の貸出に供する後述するプリペイド媒体14を製造販売するカード会社によって利用され、プリペイド媒体の製造番号やシリアル番号の照会サービスを提供するサーバーである。遊技店舗側は、係る照会サービスを利用することで、偽造等された不正なプリペイド媒体を発見できる。
コンテンツプロバイダーサーバー12Dは、コンテンツを配信するプロバイダーによって利用され、各種コンテンツを配信するサーバーである。コンテンツの例としては、例えば遊技機メーカーによって登録されたパチンコ機5のPR(Public Relations)コンテンツや、遊技性能、遊技方法等の説明コンテンツなどが挙げられる。係るコンテンツは、遊技管理システム3の例えば各CRユニット6に配信され、後述のタッチ液晶モジュール27などに表示されて遊技者に提供される。
コンテンツ配信データセンターサーバー13Aは、TVや映画などの動画や音楽等のエンターテイメントコンテンツを配信するサーバーであり、係るコンテンツは、遊技管理システム3の各CRユニット6に配信されタッチ液晶モジュール27などに表示される。
プリペイド管理データセンターサーバー13Bは、遊技店舗2で利用されている各プリペイド媒体14の残価値の記録・照会サービスを提供するサーバーである。また第3者貯玉データ管理センターサーバー13Cは、遊技店舗2の会員となった遊技者ごとに遊技球の貯玉数の記録・照会サービスを提供するサーバーである。遊技店舗側は、これらプリペイド管理データセンターサーバー13B、及び第3者貯玉データ管理センターサーバー13Cが記録しているデータと遊技管理システム3で管理しているデータとの間の整合性を検証可能になっている。
なお、遊技機ID管理センターサーバー13Dの管理データには、他に任意の情報を含めることができ、例えば遊技機メーカー名やパチンコ機5の機種名の情報等を含めても良い。
不正情報監視センターサーバー13Eは、何らかの理由で不正と認められたパチンコ機5の識別情報を照会可能に管理するサーバーである。遊技店舗側は、不正情報監視センターサーバー13Eに問い合わせることで、所有のパチンコ機5が不正なものでないかを確認できる。
遊技管理システム3は、複数台のパチンコ機5及びCR(Card Reader)ユニット(遊技球貸出装置)6と、精算機7と、管理コンピュータ群8とを備え、CRユニット6、精算機7及び管理コンピュータ群8のそれぞれが店内LAN9、或いは専用通信線10により通信可能に接続されている。
パチンコ機5は、遊技球を遊技媒体に使用する遊技機である。このパチンコ機5は、遊技者が、価値を記録した記録媒体たるプリペイド媒体14を購入、或いは、プリペイド媒体14に現金をチャージし、該プリペイド媒体14の残価値を対価として遊技球を借りて遊技する、いわゆるCR機と呼ばれる遊技機であり、パチンコ機5と、当該パチンコ機5と暗号通信可能に接続され、プリペイド媒体14を読み取る上記CRユニット6とを備えて遊技システム15が構成され、パチンコ機5は、CRユニット6と電気的に接続されている(通電状態である)事を条件に遊技球を発射可能に構成されている。
また、このパチンコ機5は、所定個数の遊技球をパチンコ機本体18に封入し、これらの遊技球をパチンコ機本体18の中で循環利用する封入球式遊技機として構成されている。
封入球式のパチンコ機5においては、パチンコ機本体18の外部から遊技球を補充する必要がないため、パチンコ機本体18の正面に、遊技球を一時的に貯留するいわゆる上皿や、上皿からパチンコ機本体18の内部に遊技球を捕球する捕球口、上皿に賞球を排出する排出口等は設けられておらず、係る上皿等が従来配設された箇所(すなわち、前面ガラス17の下)には、タッチ液晶モジュール27が設けられている。
タッチ液晶モジュール27は、パチンコ機本体18の台枠に組み込まれたタッチ操作可能な表示ユニットであり、CRユニット6の操作部及び表示部として機能し、係る構成については後述する。
この遊技盤16はガイドレール38で囲まれた上記遊技領域16aを備え、この遊技領域16a内に遊技球Pを投入して遊技を行うものであり、この遊技盤16の遊技領域16aは下端部まで上述のガイドレール38で囲われている。遊技盤16には、遊技球Pの通過時に賞球が得られる始動口19や一般入賞口20、常閉状態の大入賞口(いわゆるアタッカー)21等の入賞口39と、いずれの入賞口39にも入賞しなかった遊技球(外れ玉)P2を遊技領域16aから遊技盤16の裏側に導いて回収するアウト口22と、多数の障害釘23と、始動口19への遊技球の入賞(通過)に伴い図柄を変動表示する図柄表示ユニットとしての遊技機液晶表示器24とが設けられている。
遊技盤16の遊技領域16aに投入された遊技球Pは、入賞口39に流入して入賞した遊技球(セーフ玉)P1、上記外れ玉P2のいずれかとなり、これら入賞口39及びアウト口22のいずれかを通過して遊技盤16の裏面側に導かれ、遊技領域16aから遊技盤16の裏面側に移動して回収される。なお、これらセーフ玉P1及び外れ玉P2を総称してアウト玉と言う。
またパチンコ機本体18の右下には、遊技球を遊技盤16の遊技領域に1発ずつ所定の時間間隔で発射する遊技球発射ハンドル26が設けられている。遊技球発射ハンドル26の操作に伴って発射ユニット150(図2)が作動し、当該発射ユニット150によって発射された遊技球Pが始動口19を通過したことを契機にパチンコ機5は特賞の当落抽選を行うとともに、遊技機液晶表示器24に図柄を後述する表示演出を伴って変動表示し、停止図柄により当落抽選結果を遊技者に通知する。また当選時には、パチンコ機5は、大入賞口21を開放して遊技球が入賞し易い状態とすることで遊技者に持玉を増やす機会を与える。
なお、発射台150Bの玉抜きは、玉抜きピン150Eにより遊技球Pを突き出す構成に限らず、発射台150Bを後退させ、或いは発射台150Bを球抜き通路152B側に傾斜させて行う構成としても良い。
図4は上述のセーフ玉P1、外れ玉P2、ファウル玉P3、及び球抜き玉P4の回収経路を遊技盤16の裏面から見て示す模式図である。
161は遊技盤16の裏面側に配置された上回収皿(上回収部)であり、遊技盤16の前面の入賞口39からのセーフ玉P1、及び遊技盤16の前面のアウト口22からの外れ玉P2は、すべて入賞口39及びアウト口22を通って遊技盤16の裏面側に移動し、上回収皿161に回収される。そして、これらセーフ玉P1及び外れ玉P2は上回収皿161から遊技盤16の裏面側に配置された上下樋162を通って下回収皿(下回収部)163に回収されて貯留される。下回収皿163には上述の通路152A、152Bを通ってファウルレール38Bに案内されるファウル玉P3や、上述の玉抜きレール38Cに案内される玉抜き玉P4が、セーフ玉P1及び外れ玉P2と合流して回収され、各球は下回収皿163上を徐々に自由落下して揚上待ちレーン164上に一つ一つ整列される。揚上待ちレーン164は研磨揚上ユニット(球研磨装置)171の入口171Aに連なり、研磨揚上ユニット171の入口171Aに流入した遊技球Pは、後述のように研磨揚上ユニット171を揚上して研磨揚上ユニット171の出口171Bに至り、当該出口171Bから自由落下により送り出されて発射待ちレーン165上に整列される。上述の入口171Aには入口球検知センサ172Aが設けられ、入口球検知センサ172Aは揚上待ちレーン164上に整列する遊技球Pの先頭側に配置されている。上述の出口171Bには出口球検知センサ172Bが設けられ、出口球検知センサ172Bは発射待ちレーン165上に整列する遊技球Pの後端側に配置されている。なお、入口171Aと出口171Bの高低差は実機において例えば7〜8cm程度に設定されている。発射待ちレーン165上に整列した遊技球Pは、玉繰り出し機構166を介して通路152Cを通って遊技盤16の表面側に一つ一つ送り出され、適宜に発射台150B上に移動する。
CRユニット6は、紙幣挿入口28に紙幣が挿入された場合、管理コンピュータ群8と通信して紙幣の額面に応じた価値をプリペイド媒体14に付与する処理を行う。具体的には、CRユニット6は、プリペイド媒体14として会員カード14Bが挿入されている場合には、会員カード14Bの残価値を管理する管理コンピュータ群8に対し、会員カード14Bの識別情報に投入金額分の価値を付与する旨を通知する。これにより、会員カード14Bへのプリペイド残高のチャージが行われる。また、会員カード14Bが挿入されていない場合には、CRユニット6は、新規にICコイン14Aを発行するとともに、ICコイン14Aの残価値を管理する管理コンピュータ群8に対し、このICコイン14Aの識別情報に投入金額分の価値を付与する旨を通知する。これにより、会員カード14Bを持たない遊技者に、プリペイド媒体14としてのICコイン14Aが新規に発行される。
精算機7は、プリペイド媒体14の残価値を精算する装置であり、この精算機7には、ICコイン14Aのコイン投入口32及び会員カード14Bのカード挿入口33が設けられている。精算機7は、プリペイド媒体14が投入された場合、残価値を上記管理コンピュータ群8に問い合わせ、残価値に応じた金額を払い出す。精算機7は、金額払出完了後に、その旨を管理コンピュータ群8に通知し、管理コンピュータ群8が、そのプリペイド媒体14の残価値として記録している値をクリアすることで精算が完了する。
遊技台計数管理装置35Aは、いわゆるホールコンピュータ(図示では「ホールコン」)と呼ばれる装置であり、各パチンコ機5での出球や大当たり回数、エラー状況、パチンコ機5のパチンコ機本体18が備える扉の開放等の遊技機に係る遊技情報、並びに、各CRユニット6への入金や再プレイ、プリペイド残価値の消費等に関する情報をCRユニット6から取得して中枢的に管理する。遊技台計数管理装置35Aは、係る各種の情報を、パチンコ機5からではなくCRユニット6から取得する。すなわち、遊技台計数管理装置35AとCRユニット6とはパラレル信号線10A、及び/或いはホールコンI/F装置36を中継器に備えたシリアル信号線10Bを介して接続されており、CRユニット6がパチンコ機5から逐次情報を受信して遊技台計数管理装置35Aに出力する。
プリペイド媒体14の残価値は、CRユニット6でのチャージによって増加し、また玉貸によって減少し、プリペイド管理サーバー35Bは、これらチャージ及び玉貸しに応じて残価値を更新する。すなわち、CRユニット6が残価値をプリペイド媒体14にチャージした場合には、プリペイド管理サーバー35Bは、チャージされた残価値を識別情報とともに取得して残価値を加算更新する。貸出スイッチ25Aの操作に応じてCRユニット6が玉貸を行った場合には、プリペイド管理サーバー35Bは、係る玉貸の代償価値をプリペイド媒体14の識別情報とともに取得して残価値を減算更新する。
このプリペイド管理サーバー35Bには、上述した精算機7が店内LAN9を介して接続されており、精算機7にプリペイド媒体14が投入されると、精算機7がプリペイド媒体14の残価値をプリペイド管理サーバー35Bに問い合わせて、残価値に応じた金額払い出し等の精算を行う。
CRユニット6は、会員カード14Bが挿入された場合、タッチ液晶モジュール27に暗証番号入力画面を表示して入力を促し、入力された暗証番号及び会員カード14Bの識別情報の正当性を会員・景品管理サーバー35Dに問い合わせる。ただし、会員カード14Bがビジター会員用である場合には、係る問い合わせは省略しても良い。CRユニット6は、これらの正当性が会員・景品管理サーバー35Dによって認められた場合に限り、当該会員・景品管理サーバー35Dから貯玉数を取得し、タッチ液晶モジュール27に表示する。またCRユニット6は貯玉が使用されるごとに会員・景品管理サーバー35Dに貯玉使用数を送信し、これにより会員・景品管理サーバー35Dが当該顧客の貯玉数を減算更新する。
すなわち、遊技者が景品カウンター(図示せず)等で持玉を景品に交換した場合、当該景品カウンターに設置されたPOS端末を含むPOSシステム37から持玉を交換した旨が、プリペイド媒体14の識別情報とともに持玉管理サーバー35Cに入力され、持玉管理サーバー35Cがプリペイド媒体14の識別情報に対応する持玉数を減算更新することで交換が完了する。このとき、会員カード14Bを利用して遊技を行った顧客会員が景品交換した場合に、当該顧客会員が交換した景品を会員・景品管理サーバー35Dに記録して管理するようにしても良い。
また、顧客会員が持玉を貯玉に交換するときには、会員・景品管理サーバー35Dに、貯玉数がプリペイド媒体14の識別情報とともに送信され、顧客会員の会員カード14Bに対応付けて管理されている貯玉数が加算更新され、また同様に第3者貯玉データ管理センターサーバー13Cが管理する貯玉数のデータも更新される。
なお、遊技場の営業日の終了時に、持玉がゼロでない会員カード14Bが持玉管理サーバー35Cに記録されている場合に、当該持玉管理サーバー35Cが会員・景品管理サーバー35Dに記録を転送し、当該会員・景品管理サーバー35Dが管理する会員カード14Bの貯玉に持玉を加算することで、自動で振り替えるようにしても良い。
遊技機ID管理サーバー35Fは、所定のデータアクセスIDとパスワードを用いて遊技機ID管理センターサーバー13Dにアクセスし、パチンコ機5の識別情報(製造番号等)、遊技機ID、及び出荷先情報を上記遊技機ID管理センターサーバー13Dから取得して管理する。
パチンコ機5は、図5に示すように、主基板に分類される遊技機メイン基板40及び払出制御基板41と、主基板に対する周辺基板である演出用サブ基板42及び発射制御基板43とを備えている。主基板は、当落抽選及び遊技球の獲得に影響を及ぼし、又は及ぼすおそれがある機能を有する回路を実装した基板である。
遊技機メイン基板40は、入賞に伴う賞球の払出指示や特賞の当落を抽選する主制御CPU40Aを備えた基板である。具体的には、パチンコ機5は、始動口19、一般入賞口20及び大入賞口21の入賞口39ごとに遊技球Pの入賞を検知する入賞検知センサ44を備え、検知信号が遊技機メイン基板40に出力される。遊技機メイン基板40は、始動口19、一般入賞口20及び大入賞口21の各入賞口39ごとに賞球数を対応付けて記憶する入賞口別賞球数記憶部45を備え、入賞口39への入賞が検知されるごとに、当該入賞口39に応じた数の賞球の払い出しを指示する賞球(払出)指示信号Skaを払出制御基板41に出力し、また遊技盤16に賞球数別に設けた賞球通知灯46を点灯する。
当落抽選関連情報には、当落抽選契機となる始動口19への入賞を示す始動入賞信号、パチンコ機5での大当たり発生(当選)を示す大当たり信号、当落抽選の結果表示のために図柄を変動表示させている最中であることを示す図柄回転中信号、図柄の変動停止を示す図柄停止信号(いわゆる、スタート信号)が含まれる。
また賞球関連情報には、大入賞口21への入賞を示す大入賞口入賞信号、及び一般入賞口20への入賞を示す周辺入賞信号が含まれている。
遊技状態情報には、パチンコ機5が遊技中に移行した遊技状態(例えば、確率変動遊技状態や時短遊技状態、通常遊技状態、大当たり遊技中である特別遊技状態)を示す遊技状態信号が含まれている。
CRユニット6等の外部の器機にあっては、当該外部端子出力信号Soutを受信することで、出玉関連情報などに基づいて遊技者の持球やパチンコ機5の差玉を管理できる。
なお、後述するファウル玉(戻り玉)検知センサ50A及び外れ玉検知センサ50Bを遊技機メイン基板40に設けた場合には、ファウル玉の発生を示すファウル玉信号、及び外れ玉の発生を示す外れ玉信号も外部端子出力信号Soutに含めて出力される。
ここで、このパチンコ機5は、上述の通り、封入球式の遊技機として構成されているため、遊技中にパチンコ機5の外から遊技球が投入されることはなく、当該遊技球の実際の投入に代えて、発射可能な遊技球の投入がデジタルデータ上で行われる。すなわち、払出制御基板41は、遊技者が発射可能な遊技球の残数(以下、「発射可能玉数」と言う)を記憶する遊技機管理発射可能玉数記憶部48を備え、発射可能玉数が「ゼロ」でないことを条件に、遊技球の発射を許可する発射許可信号を後述する発射制御基板43に出力する。払出制御基板41は、CRユニット6から貸出(払出)指示信号Skaが後述する遊技機搭載暗号基板56を介して入力された場合、所定貸玉個数の遊技球の投入に代えて、当該所定貸玉個数分を発射可能玉数に加算し、加算結果を貸出(払出)結果信号SkbとしてCRユニット6に返信して通知する。
ファウル玉(戻り玉)検知センサ50Aは、ファウル玉P3を検知する。ファウル玉P3は、上述のように、発射台150Bに送り込まれてハンマー150Aによって弾発された後、遊技盤16の遊技領域16aに到達することなくガイドレール38を逆走し、ファウルレール38Bを経由して回収された遊技球を指す。換言すれば、ファウル玉は、打ち損じにより遊技に供されなかった遊技球とも言える。ファウル玉(戻り玉)検知センサ50Aは、図2に示すように、ファウルレール38Bに設けられ、当該ファウルレール38Bを通過する遊技球を検知する通過センサとして構成される。
これに対して、ファウル玉P3及び玉抜き玉P4は、発射台150Bに送り込まれたものの、打ち損じ、或いは遊技中断によって遊技に供されなかった遊技球であることから、これらは総称して「戻り玉」とも呼ばれる。戻り玉検知時には、払出制御基板41は発射可能玉数を加算更新して、戻り玉を発射可能玉数に戻す。
払出制御基板41が発射可能玉数を加算更新する契機としては、戻り玉の発生時の他に、遊技機メイン基板40から賞球払出指示信号Shを受けたとき、及びCRユニット6から貸出指示信号が入力されたときがある。
また払出制御基板41には、球磨制御基板53が接続されている。球磨制御基板53は、上記研磨揚上ユニット(球研磨装置)171を制御する基板である。払出制御基板41は、遊技球発射時に打ち出し可能な遊技球が無くならないように球磨制御基板53から玉磨状態を取得しながら制御する。
さらに、払出制御基板41には、パチンコ機本体18に設けられた各種センサ(前面扉開放センサ、玉数異常検知センサ等)の検知信号が入力され、当該検知信号が遊技機メイン基板40に出力されて異常が判定される。
外部端子板54は、遊技機メイン基板40が出力する上記外部端子出力信号Sout及び汎用信号をCRユニット6等に一方向に出力する端子板であり、CRユニット6等の外部から外部端子板54への信号入力は禁止されている。CRユニット6にあっては、外部端子出力信号Soutを取得することで、大当たり信号及び図柄変動停止信号に基づいて大当たり発生や大当たり発生回数、図柄変動回数(スタート回数)を特定し、また、外れ玉信号、ファウル玉信号及び賞球信号に基づいて、払出制御基板41とは別に差玉を管理し、また、それらの情報を遊技台計数管理装置35Aに出力する。
外部端子出力信号Soutについては、遊技機搭載暗号基板56で復号化された後、非暗号化状態でCRユニット6にシリアル通信路を通じて送信される。
なお、遊技機搭載暗号基板56と上記外部端子板54を1つの中継基板の上に設けてもよい。
遊技者の貯玉或いは持玉の払出操作はタッチ液晶モジュール27に対するタッチ操作により行われてCRユニット6に入力される。
遊技機メーカーは、パチンコ機5の製造出荷時に、遊技機搭載暗号基板56、遊技機メイン基板40、及び払出制御基板41のそれぞれに、認証キーたる遊技機ID(CPU固有ID61)を記録したセキュリティチップ60A、60B、60Cを実装して出荷し、また、遊技機ID管理センターサーバー13Dに、パチンコ機5の識別情報、出荷先、及び遊技機IDを送信して記録し、出荷先の遊技店舗2の遊技機ID管理サーバー35Fから参照可能にする。これらセキュリティチップ60B、60Cは、それぞれ上記遊技機搭載暗号基板56に設けたセキュリティチップ60Aと同じく、遊技機IDに基づいて暗号キーを生成し、当該暗号キーを用いてセキュリティチップ60A、60B、60Cの間の通信を暗号化/復号化して暗号通信する機能を備えている。
なお、遊技機搭載暗号基板56、遊技機メイン基板40、及び払出制御基板41のそれぞれが認証キーに基づいて生成した暗号キーを暗号通信に用いるのではなく、他の共通の情報から暗号キーを生成しても良い。この場合、遊技機搭載暗号基板56とCRユニット6との間の暗号通信を可能にするために、暗号キーを生成するための情報を、遊技機メーカーが遊技機ID管理センターサーバー13D、及び遊技機ID管理サーバー35Fを通じてCRユニット6が取得可能にする。
このように、パチンコ機5に設けた各セキュリティチップ60A、60B、60Cが遊技機IDに基づいて生成される暗号キーで暗号通信し、またCRユニット6に設けたセキュリティチップ60Dは遊技機ID管理サーバー35Fから受け取った遊技機IDに基づいて暗号キーを生成する構成とすることで、暗号キー自体がパチンコ機5及びCRユニット6の外に出ることがない。
また、遊技機搭載暗号基板56は、遊技機メイン基板40、及び払出制御基板41のいずれかが不正に交換される等して相互認証が不成立となった場合には、払出制御基板41とCRユニット6の導通状態を遮断する等して遊技球の発射を禁止することで強制的に遊技不能状態にする。これにより、遊技機メイン基板40、及び払出制御基板41のいずれかが不正交換された状態での遊技を禁止できる。
電源モジュール75は、CRユニット6の各部に電源を供給するとともに、上記のように、タッチ液晶モジュール27にも電力を供給する。また、この電源モジュール75の電力が貸出I/F用電源として、パチンコ機5の遊技機搭載暗号基板56、払出制御基板41、及びCR基板55のそれぞれに出力されている。遊技機搭載暗号基板56、及びCR基板55は、この貸出I/F用電源を駆動電源とし駆動し、また、払出制御基板41は貸出I/F用電源の入力を検知することでCRユニット6との導通状態を検知する。すなわち、払出制御基板41への貸出I/F用電源の入力を遮蔽することでパチンコ機5とCRユニット6とが非導通状態となり、パチンコ機5での遊技球の発射が禁止される。なお、遊技機搭載暗号基板56、及びCR基板55は、貸出I/F用電源の供給を検知していれば、パチンコ機5が備える電源を駆動電源として駆動しても良い。
主制御用のCPU76Aは、プリペイド媒体14や会員カード14Bのデータの読み書き、管理コンピュータ群8、及びデータ表示器34とのデータ送受等の制御、パチンコ機5に対する玉貸制御の他、さらに遊技中におけるプリペイド媒体14の残価値、持玉及び再プレイ可能玉数(貯玉数)を管理する。
詳述すると、CPU76Aは、キャッシュメモリを備え、当該キャッシュメモリを、プリペイド残価値記憶部83、貸出装置管理持玉数記憶部84、再プレイ可能玉数記憶部85、遊技機管理残玉数記憶部86として機能させる。
プリペイド残価値記憶部83は、プリペイド媒体14の残価値を記憶するものであり、プリペイド媒体14の投入時、或いは発行時にプリペイド管理サーバー35Bから取得した残価値を初期値として記憶し、玉貸操作に伴って残価値を減算更新し、またチャージ操作に伴って加算更新する。
なお、持玉管理サーバー35Cで管理されている持玉数を貸出装置管理持玉数記憶部84に格納する構成に限らず、例えばプリペイド媒体14に記録されている持玉数や会員・景品管理サーバー35Dで管理されている貯玉数を貸出装置管理持玉数記憶部84に格納しても良い。
また、遊技機管理発射可能玉数から持玉への移行の契機としては、上記の他にも、例えばタッチ液晶モジュール27に設けた移行操作のためのボタンに対するタッチ操作や、休憩時にパチンコ機5をロックするための休憩ボタンが操作されたときなどが挙げられる。休憩ボタン操作時のパチンコ機5のロックについて簡単に説明すると、ロック時には、CRユニット6が貸出指示信号を送信しないようにすることでパチンコ機5での遊技球の貸出動作が行われないようになり、また遊技機管理発射可能玉数が持玉に移行して「ゼロ」にクリアされることで、遊技球を用いた遊技ができない状態(ロック状態)に維持される。
また、貸出装置制御基板68には、パラレル信号線10Aを介して遊技台計数管理装置35Aと接続するためのパラレルポート92が設けられており、パラレルポート92からの出力が光MOSリレー等の駆動回路を備えた信号変換器93で信号変換され、パラレル出力用コネクタ94に接続されたパラレル信号線10Aを介して遊技台計数管理装置35Aに出力される。
そしてCRユニット6では、貸出装置搭載暗号基板74と貸出装置制御基板68の間の相互認証結果が成立し貸出可能状態になっているとき、パチンコ機5から相互認証結果として相互認証成立の旨が入力されたことを条件に、貸出装置搭載暗号基板74、及び遊技機搭載暗号基板56が装置間の相互認証を行う。このときの装置間の相互認証には、例えば上記遊技機ID(CPU固有ID61)を認証キーに用いることができる。すなわち、貸出装置搭載暗号基板74のセキュリティチップ60Dは、遊技機ID管理サーバー35Fから取得して保持している遊技機IDを遊技機搭載暗号基板56のセキュリティチップ60Aに送信し、当該セキュリティチップ60Aは自身に格納されている遊技機IDを貸出装置搭載暗号基板74のセキュリティチップ60Dに送信し、各セキュリティチップ60A、60Dは、受信した遊技機IDと、自身が保持する遊技機IDとに基づいて相互に認証する。そして、装置間の相互認証が成立した場合にだけ、遊技球の貸出動作が可能になる。すなわち、貸出装置搭載暗号基板74が遊技機搭載暗号基板56の認証を認めなかった場合(パチンコ機5に不正改造の疑いがある場合)、貸出装置搭載暗号基板74は、パチンコ機5への貸出指示信号の出力を禁止し、或いはパチンコ機5との導通状態を非導通状態にするなどして、貸出動作を実行不能にする。一方、遊技機搭載暗号基板56が貸出装置搭載暗号基板74の認証を認めなかった場合(CRユニット6に不正改造の疑いがある場合)、遊技機搭載暗号基板56は、CRユニット6への貸出スイッチ25Aのスイッチ押下信号の出力を禁止するなどして貸出動作を実行不能にする。
パチンコ機5では、遊技機搭載暗号基板56、遊技機メイン基板40、及び払出制御基板41の各セキュリティチップ60A、60B、60Cが相互に暗号通信ラインLSで接続されている。暗号通信ラインLSでは、各セキュリティチップ60A、60B、60Cが相互に遊技機ID(CPU固有ID61)から所定のアルゴリズムで生成した暗号キーを用いて送受データを暗号化して通信するように構成されている。また同様に、CRユニット6では、貸出装置搭載暗号基板74、及び貸出装置制御基板68のセキュリティチップ60D、60Eの間が相互に暗号通信ラインLSで接続されている。
パチンコ機5、及びCRユニット6のそれぞれでは、基板間の相互認証は暗号通信ラインLSを通じて暗号化データを送受することで行われる。
なお、遊技機メイン基板40と払出制御基板41の間での賞球払出指示信号Sh等の送受は、基板間に設けられた既存のデータ通信線D1を通じて行われる。
これにより、CRユニット6からパチンコ機5に入力される貸出(払出)指示信号Skaの不正な改ざんが防止されることとなる。
しかしながら、封入球式のパチンコ機5では、賞球が実球により払い出されずに、発射可能玉数というデータとして管理されるため、異常な賞球が発生していても、実球の払い出しに比べ、賞球の払い出し状況を店員等が把握し難い。
詳述すると、遊技機搭載暗号基板56には、上述のように、遊技機メイン基板40が出力する外部端子出力信号Soutと、払出制御基板41が出力する貸出(払出)結果信号とが入力されている。外部端子出力信号Soutには、入賞検知センサ44の検知に係る信号が含まれており、遊技機搭載暗号基板56は、この外部端子出力信号Soutに基づいて、入賞口39への遊技球Pの入賞数(セーフ玉P1の累計値)の累計値である入賞累計値を計数する。
この外部端子出力信号Soutは、暗号化された状態で専用の第1経路R1を通じて遊技機搭載暗号基板56に入力されることから通信経路途中での改ざんを防止し、入賞検知センサ44の検知に基づく入賞累計値の信頼性が高められている。
遊技機搭載暗号基板56は、この貸出(払出)結果信号Skbに基づいて、ファウル玉P3の累計値であるファウル玉累計値、外れ玉P2の累計値である外れ玉累計値、発射玉(発射台150Bに送り込まれた玉)の累計値である発射玉累計値、玉抜き玉P4の累計値である玉抜き玉累計値、及び、遊技盤16から入賞口39及びアウト口22を通じて回収されたアウト玉の累計値であるアウト玉累計値をそれぞれ計数する。
そして、遊技機搭載暗号基板56は、貸出(払出)結果信号Skbに基づいて得られるこれらの計数値に基づいて、入賞検知センサ44に基づく入賞数に異常が無いか否かを判定する。
この貸出(払出)結果信号Skbについても、暗号化された状態で第3経路R3を通じて遊技機搭載暗号基板56に入力されることから通信経路途中での改ざんを防止し、各累計値の信頼性が高められている。
遊技機搭載暗号基板56は、遊技機メイン基板40及び払出制御基板41の信号出力に対して割り込み許可を与えて、外部端子出力信号Sout、及び貸出(払出)結果信号Skbを取り込む(ステップS1)。遊技機搭載暗号基板56は、この割り込み許可で取り込んだ外部端子出力信号Sout、貸出(払出)結果信号Skbに基づいて、入賞累計値、外れ玉累計値、アウト玉累計値、発射玉累計値、ファウル玉累計値、玉抜き玉累計値を更新する。
なお、これらの累計値は遊技開始時、或いはパチンコ機5の電源投入時にゼロに初期化されている。また、入賞累計値以外の各累計値については、払出制御基板41が計数し、計数結果を貸出(払出)結果信号Skbに含めて遊技機搭載暗号基板56に出力しても良い。
しかしながら、入賞口39に遊技球Pが入賞していないにもかかわらず、入賞検知センサ44が不正に感知させられた場合には、式(1)の入賞累計値の項が大きくなることから、式(1)の値は「ゼロ」よりも大きくなる。
そこで、アウト玉検知センサ50Eの検知異常を判定すべく、遊技機搭載暗号基板56は、次式(2)に基づいてアウト検知異常判定値n2を算出する(ステップS5)。
=発射玉累計値−(アウト玉累計値+戻り玉累計値) (2)
この構成により、不正行為等によって入賞検知センサ44が異常に入賞を検知している場合、アウト玉検知センサ50E及び外れ玉検知センサ50Bに基づいて求めた入賞累計値と、入賞検知センサ44に基づく入賞累計値とが乖離することから、この乖離を判定することで、入賞検知センサ44の異常な入賞検知を速やかに検知できる。
この構成により、万が一、入賞検知センサ44、及びアウト玉検知センサ50Eの両方が同時に不正に感知動作させられてしまい、上記(1)に入賞検知センサ44の異常な入賞検知が検知できなかった場合でも、アウト玉検知センサ50Eの検知異常の発見を通じて、入賞検知センサ44の異常な入賞検知を検知できる。
この構成により、遊技機メイン基板40及び払出制御基板41とは別の遊技機搭載暗号基板56が、これら遊技機メイン基板40及び払出制御基板41を通じて得られる外部端子出力信号Sout、及び貸出(払出)結果信号Skbに基づいて、入賞検知センサ44の入賞検知の異常を判定するため、遊技機メイン基板40及び払出制御基板41が不正改造等されている場合でも、入賞検知センサ44の入賞検知の異常を判定できる。
さらに、入賞検知センサ44、アウト玉検知センサ50E、及び外れ玉検知センサ50Bの検知結果を含む外部端子出力信号Sout、及び貸出(払出)結果信号Skbが暗号化されて遊技機搭載暗号基板56に入力されるため、これらの信号の改ざんを防止でき、異常判定の信頼性を高められる。
パチンコ機5は、CRユニット6の接続が遊技動作に必須であることから、上記の構成により、必ず接続されるCRユニット6に異常が出力されることとなり、確実に異常を外部に通知(報知)できる。さらに、パチンコ機5の各種表示部(例えば遊技機液晶表示器24)に異常を表示する構成に比べ、簡単かつ確実に異常を通知(報知)できる。
6 CRユニット
16 遊技盤
16a 遊技領域
18 パチンコ機本体
22 アウト口
39 入賞口
40 遊技機メイン基板
41 払出制御基板
44 入賞検知センサ
48 遊技機管理発射可能玉数記憶部
50A ファウル玉(戻り玉)検知センサ
50B 外れ玉検知センサ
50C 発射玉検知センサ
50D 玉抜き玉検知センサ
50E アウト玉検知センサ
56 遊技機搭載暗号基板
60A〜60E セキュリティチップ
65 遊技球貸出装置
56A 汎用CPU
Sh 賞球払出指示信号
Ska 貸出(払出)指示信号
Skb 貸出(払出)結果信号
Sout 外部端子出力信号
P1 セーフ玉
P2 外れ玉
P3 ファウル玉
P4 玉抜き玉
n1 入賞検知異常判定値
n2 アウト検知異常判定値
Claims (4)
- 遊技領域に入賞口、及びアウト口を設けた遊技盤を遊技機本体に備え、当該遊技機本体に遊技球を封入するとともに、
前記遊技領域に向けて前記遊技球を弾発して投入し、前記入賞口、及び前記アウト口を通じて前記遊技球を前記遊技領域から回収し、前記遊技領域への投入に循環利用する封入球式遊技機であって、
前記入賞口に入賞し当該入賞口を通じて回収される遊技球を検知する入賞検知センサと、
前記入賞口、及び前記アウト口のいずれかを通じて回収された遊技球であるアウト玉を検知するアウト玉検知センサと、
前記アウト口を通じて回収された遊技球である外れ玉を検知する外れ玉検知センサと、を備え、
前記アウト玉検知センサに基づくアウト玉の累積値から前記外れ玉検知センサに基づく外れ玉の累積値を引いて求めた前記入賞口への入賞の累計値と、前記入賞検知センサに基づく入賞の累計値とに基づいて、前記入賞検知センサの入賞検知の異常を判定する
ことを特徴とする封入球式遊技機。 - 前記遊技領域に向けて弾発される遊技球である発射玉を検知する発射玉検知センサと、
弾発後に前記遊技領域に至らなかった遊技球であるファウル玉を検知するファウル玉検知センサと、を備え、
前記アウト玉の累計値に前記ファウル玉検知センサに基づくファウル玉累計値を加えて求めた前記発射玉の累計値と、前記発射玉検知センサに基づく発射玉の累計値とに基づいて、前記アウト玉検知センサの検知異常を判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の封入球式遊技機。 - 前記入賞検知センサ、前記アウト玉検知センサ、及び前記外れ玉検知センサの検知結果を暗号化した信号により取得し、当該信号に基づいて、前記入賞検知センサの入賞検知の異常を判定する遊技機搭載暗号基板を備えた
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の封入球式遊技機。 - 前記遊技機搭載暗号基板は、
前記遊技球を貸し出す遊技球貸出装置と通信可能に接続され、前記入賞検知センサの入賞検知が異常であると判定した場合には、その旨を前記遊技球貸出装置に出力する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の封入球式遊技機。
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