JP2014200520A - 遊技システム、遊技システムの制御方法、及び、遊遊技場管理装置 - Google Patents

遊技システム、遊技システムの制御方法、及び、遊遊技場管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の遊技機の情報を統合して管理し、さらに遊技機を小型化すると共に通信における暗号化を容易にし不正行為の防止を図る。
【解決手段】遊技機10は、筐体15と、遊技データを光信号に変換し、当該光信号をシリアル信号として光ケーブルに出力する制御基板11と、発光部13を有し光ケーブル14を介して制御基板11から遊技データを受信し、当該遊技データに基づく信号光を前記筐体の外部へ出射する遊技機側接続端子板12と、を有する。制御基板11及び遊技機側接続端子板12の少なくとも何れか一方は、予め暗号化プログラムを記憶し、暗号化プログラムを実行することにより前記遊技データの暗号化を行う。遊技機側接続端子板12から出射された信号光の進行方向に配置され、信号光を受光し、当該信号光を電気信号に変換し、外部装置に対してデータ通信可能に有線接続された変換器30をさらに有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技システム、遊技システムの制御方法、及び、遊遊技場管理装置に関する。
従来、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機から、遊技機の個々に接続されるCRユニットやサンド等の外部機器への通信は、継電器を用いたリレー方式によるものが一般的であった(例えば、特許文献1)。
リレー方式が一般的に用いられてきた理由は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)の下に、遊技機が外部装置と常時接続していてはいけないという解釈がなされていたためである。即ち、リレー方式であれば、送信するごとに継電器において物理的な開閉を実行するため、遊技機と外部との常時接続状態が保持されないことになる。
一方、近年、通信形態として光通信方式が拡大しつつある。特許文献2には、数十台の遊技機に一つのデータ解析装置を光通信接続し、遊技機からの光信号によって遊技データ(アウト球検出数、セーフ球検出数、稼動時間数、総始動口入球数、スタート数、総入賞数、大入賞回数)がデータ解析装置へ送信され、データ解析装置において表示されることが開示されている。
特開2008−173202号 特開平09−051984号
しかしながら、特許文献1のようにリレー方式を用いた場合、データ転送量が少ない、信号経路に開閉接点があるのでノイズが付加されやすい、暗号化が難しい、送信する信号の種別ごとに継電器が必要であるためコストの増大の原因となる、継電器は1対1の通信であるため拡張性がなく利用者の要求に柔軟に対応できない、というような問題があった。
また、特許文献2において、無線方式を用いてホールコンピュータで統合管理することが、電波障害や送信の信頼性の問題から容易でないことが記載されるが(段落0004参照)、本発明者は、光通信方式を採用して、リレー方式と同様に遊技機と外部機器とを常時接続せずに信号の送信が行えることに着目した。
また、リレー方式の場合には、パラレル通信のピン数により送信する信号の種類も制限されるばかりでなく、リレー接続であるので暗号化が難しく送信する信号としては漏洩による影響のないものに制限されてしまうという問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の遊技機の情報を統合して管理することが可能であり、さらに遊技機を小型化可能とすると共に通信における暗号化を容易にし不正行為の防止を図ることが可能な遊技システム、遊技システムの制御方法、及び、遊遊技場管理装置を提供することを目的とする。
本発明は、
遊技機と、前記遊技機に個別に設けられた外部装置と、前記外部装置とデータ通信可能に接続された遊技場管理装置とを有する遊技システムであって、
前記遊技機は、
遊技機筐体と、
遊技データを光信号に変換し、当該光信号をシリアル信号として光ケーブルに出力する制御基板と、
発光部を有し、前記光ケーブルを介して前記制御基板から前記遊技データを受信し、当該遊技データに基づく信号光を前記筐体の外部へ出射する遊技機側接続端子板と、
を有すると共に、
前記制御基板及び前記遊技機側接続端子板の少なくとも何れか一方は、
予め暗号化プログラムを記憶した記憶部と、
前記暗号化プログラムを実行することにより前記遊技データの暗号化を行う暗号部と、
を有し、
前記遊技機側接続端子板から出射された前記信号光の進行方向に配置され、前記信号光を受光し、当該信号光を電気信号に変換し、前記外部装置に対してデータ通信可能に有線接続された変換器をさらに有し、
前記外部装置は、
前記変換器から前記遊技データを受信する外部装置側受信部と、
受信した前記遊技データを前記遊技場管理装置へ送信する外部装置側送信部と、
を有する。
上記構成によれば、遊技データは、制御基板から遊技機側接続端子板へシリアル信号として出力され、遊技機側接続端子板において信号光として遊技機個別の外部装置へ出射される。そして、信号光は変換器によって受信され電気信号として外部装置へ送信される。これにより、遊技機側接続端子板には、遊技データの種別毎に継電器を設ける必要がなく、単にシリアル信号を信号光に変調するデバイスを1つ設ければよく小型化を図ることができる。また、信号光の受信する変換器には、当該信号光を受光して復調するデバイスを1つ設ければよい。その結果、従来の遊技機よりもコストを軽減することができる。また、光通信であれば、拡張性が期待できる。また、光通信であれば、物理的動作が生じないため、故障やノイズの発生を軽減することができる。さらに、従来と比較しデータ転送量を増加させることができる。
また、従来の遊技機では遊技データにおける複数の種別の信号毎にパラレル通信で送っていたが、遊技データはシリアル通信によって送信されるため、複数の種別の信号が含まれ得る遊技データに対して暗号化を行った上で送信可能となる。これにより、暗号化を容易に行うことができ、遊技機の外部に出力する遊技データの秘匿性を向上させ、不正行為の防止を図ることができる。
また、本発明の遊技システムにおいて、前記遊技データは、1つのパケットで送信されるものであり、
前記制御基板は、
前記パケットに当該制御基板を識別する制御基板識別情報を付加する送信実行プログラムを記憶する記憶部と、
前記送信実行プログラムに基づいて前記パケットを生成すると共に当該パケットを前記遊技側接続端子板へ送信する送信実行部と
を有していてもよい。
上記構成によれば、送信する遊技データ毎に制御基板識別情報が付加されるため、遊技データを受信する遊技場管理装置において、遊技データの認証を可能とし、不正行為の防止を図ることができる。
また、本発明の遊技システムにおける前記外部装置は、
前記遊技データのパケットに当該外部装置を識別する外部装置識別情報を付加する送信実行プログラムを記憶する記憶部と、
前記送信実行プログラムに基づいて前記パケットを前記遊技場管理装置へ送信する送信実行部と、
を有していてもよい。
上記構成によれば、遊技場管理装置が受信する遊技データ毎に外部装置識別情報が付加されるため、遊技データを受信する遊技場管理装置において、2つの識別情報によって照合を行うことを可能とし、不正行為の防止をさらに図ることができる。
また、本発明は、
遊技機筐体、制御基板、及び、前記制御基板とデータ通信可能に光ケーブルで接続された遊技機側接続端子板を有する遊技機と、前記遊技機に個別に設けられた外部装置と、前記外部装置とデータ通信可能に接続された遊技場管理装置とを有する遊技システムの制御方法であって、
前記遊技機は、
前記制御基板において遊技データを光信号に変換し、前記光ケーブルを介するシリアル通信によって当該光信号を遊技機側接続端子板へ出力するステップ、
遊技機側接続端子板において前記遊技データを受信し、当該遊技データに基づいて発生させた信号光を遊技機側接続端子板から前記筐体の外部へ出射するステップ、
前記制御基板及び前記遊技機側接続端子板の少なくとも何れか一方において、予め記憶される暗号化プログラムを実行することにより前記遊技データの暗号化を行うステップ、
を実行し、
前記遊技機側接続端子板から出射された前記信号光を受光し当該信号光を電気信号に変換するステップを、前記信号光の進行方向に配置されると共に前記外部装置に対してデータ通信可能に有線接続された変換器によって実行し、
前記外部装置は、
前記変換器から前記遊技データを受信するステップ、及び、
受信した前記遊技データを前記遊技場管理装置へ送信するステップ、
を実行する。
上記構成によれば、遊技データは、制御基板から遊技機側接続端子板へシリアル信号として出力され、遊技機側接続端子板において信号光として遊技機個別の外部装置へ出射される。そして、信号光は変換器によって受信され電気信号として外部装置へ送信される。これにより、遊技機側接続端子板には、遊技データの種別毎に継電器を設ける必要がなく、単にシリアル信号を信号光に変調するデバイスを1つ設ければよく小型化を図ることができる。また、信号光の受信する変換器には、当該信号光を受光して復調するデバイスを1つ設ければよい。その結果、従来の遊技機よりもコストを軽減することができる。また、光通信であれば、拡張性が期待できる。また、光通信であれば、物理的動作が生じないため、故障やノイズの発生を軽減することができる。さらに、従来と比較しデータ転送量を増加させることができる。
また、従来の遊技機では遊技データにおける複数の種別の信号毎にパラレル通信で送っていたが、遊技データはシリアル通信によって送信されるため、複数の種別の信号が含まれ得る遊技データに対して暗号化を行った上で送信可能となる。これにより、暗号化を容易に行うことができ、遊技機の外部に出力する遊技データの秘匿性を向上させ、不正行為の防止を図ることができる。
また、本発明は、
制御基板と前記制御基板に光ケーブルによって接続される遊技機側接続端子板とを有する遊技機からの遊技データを管理する遊技場管理装置であって、
前記遊技機において制御基板から前記光ケーブルを介して前記遊技機側接続端子板へ光信号としてシリアル通信され、前記遊技機の前記遊技機側接続端子板から当該遊技機の筐体外部へ信号光として出射され、前記制御基板及び前記遊技機側接続端子板の少なくとも何れか一方によって予め記憶される暗号化プログラムを実行することにより暗号化され、前記遊技機に個別に設けられた外部装置に対してデータ通信可能に有線接続された変換器によって受光されるとともに電気信号に変換されて前記外部装置へ送信され、前記外部装置から出力される前記遊技データ、を受信する管理装置側受信部と、
前記遊技データを記憶する記憶部と、
を有する。
上記構成によれば、遊技データは、遊技機内部において制御基板から遊技機側接続端子板へ光ケーブルを介して光信号として送信され、遊技機側接続端子板において信号光として遊技機個別の外部装置へ出射される。そして、信号光は変換器によって受信され電気信号として外部装置へ送信される。これにより、遊技機側接続端子板には、遊技データの種別毎に継電器を設ける必要がなく、単にシリアル信号を信号光に変調するデバイスを1つ設ければよい。また、信号光の受信する変換器には、当該信号光を受光して復調するデバイスを1つ設ければよい。その結果、従来の遊技機よりもコストを軽減することができる。また、光通信であれば、拡張性が期待できる。また、光通信であれば、物理的動作が生じないため、故障やノイズの発生を軽減することができる。さらに、従来と比較しデータ転送量を増加させることができる。
また、従来の遊技機では遊技データにおける複数の種別の信号毎にパラレル通信で送っていたが、遊技データはシリアル通信によって送信されるため、複数の種別の信号が含まれ得る遊技データに対して暗号化を行った上で送信可能となる。これにより、暗号化を容易に行うことができ、遊技機の外部に出力する遊技データの秘匿性を向上させ、不正行為の防止を図ることができる。
本発明は、複数の遊技機の情報を統合して管理することができる。
遊技システムの全体構成を示す説明図である。 遊技システムのブロック図である。 遊技機側接続端子板の発光部による出射パターンを示す説明図である。 遊技システムのブロック図である。 遊技システムのブロック図である。 遊技システムのブロック図である。 識別情報テーブルの説明図である。 設定時間テーブルの説明図である。 不正行為検出処理ルーチンのフローチャートである。 通信用LSIのブロック図である。 位置決め機構を示す説明図である。 位置決め機構の正面図である。 通信モニターを示す説明図である。 通信モニターの表示部を示す説明図である。 変形例を示す説明図である。
(遊技システムの概要)
本実施形態に係る遊技システム100は、図1に示すように、遊技機10と、遊技機10に対して夫々個別に設けられる、外部装置(遊技媒体管理装置)20、変換器30、及び、表示装置40と、これらの複数に対する遊技場管理装置50とを有している。即ち、遊技システムは、遊技機10、遊技媒体管理装置20、変換器30、及び、表示装置40のセットの1以上と、遊技場管理装置50とで構成されている。
このような遊技システム100において、遊技機10から出力される遊技データが、遊技場管理装置50へ送信されるようになっている。本実施形態では、遊技機10から出力される遊技データが、変換器30を介して遊技媒体管理装置20へ送信される。外部装置遊技媒体管理装置20から出力される遊技データは、表示装置40と遊技場管理装置50との夫々に送信される。また、表示装置40へ送信された遊技データは、遊技場管理装置50へ送信される。このように、遊技機10からの遊技データは、変換器30、及び、外部装置遊技媒体管理装置20を介して遊技場管理装置50へ送信されるとともに、変換器30、外部装置遊技媒体管理装置20、及び、表示装置40を介して遊技場管理装置50へ送信される。以下の説明において、外部装置遊技媒体管理装置20から直接遊技場管理装置50へ送信される遊技データを第1遊技データと称し、外部装置遊技媒体管理装置20から表示装置40を介して遊技場管理装置50へ送信される遊技データを第2遊技データと称す。
遊技機10は、所謂パチンコ機10a、及び、パチスロ機10b等のゲーム装置である。遊技媒体管理装置20は、所謂CRユニットやメダルサンド(サンド)と呼称される球貸ユニットであり、有価価値が投入されることで、球技球やメダル等の遊技媒体を遊技者に貸し出すようになっている。遊技媒体管理装置20は、遊技機10の側方に設けられる。図1に示すように、パチンコ機10aの場合には遊技媒体管理装置20は遊技機10の筐体15の左側に設置され、パチスロ機10bの場合には遊技媒体管理装置20は遊技機10の筐体15の右側に設置される。本実施形態では、遊技媒体管理装置20は遊技機の何れの側でも設置可能に構成されている。尚、上記のような球貸ユニットにはメダル等の遊技媒体の払出部が設けられている。遊技機10が、上記のような遊技媒体が投入されることにより遊技機10の遊技価値(クレジット等)が増加される場合には、遊技媒体管理装置20にもこのような払出部を設けてもよい。また、遊技媒体管理装置20における貸出操作により遊技機10の遊技価値が増加される場合には、上記のような払出部がなくてもよい。即ち、遊技媒体を介して遊技機10の遊技価値を増加させる必要がないので、払出部が不要となる。この場合、遊技機に応じた遊技媒体の違いを考慮する必要がないので、遊技媒体管理装置20をパチンコ機及びパチスロ機の何れにも適用が容易となる。
ここで、遊技データについて説明する。パチンコ遊技及びパチスロ遊技において外部に出力するデータは以下が挙げられる。即ち、パチンコ遊技における遊技データは、大当たり信号、入球信号、スタート信号、及び、払出信号等である。また、パチスロ遊技における遊技データは、メダル投入信号出力、メダル払出信号出力、BB(ビッグボーナス)入賞信号、RB(レギュラーボーナス)入賞信号、CBB入賞信号、CBB入賞信号、及び、下扉開放信号等である。このように、遊技機10からは、遊技媒体である遊技球やメダル等の減算数を示す信号、遊技媒体の増加数を示す信号、入賞種別、及び、遊技状態等の各種情報を含み得る遊技データが出力されるようになっているが、遊技データはこれらに限定されるものではない。
また、本実施形態においては、遊技機10を識別するための遊技機識別情報、及び、遊技機10において計時される遊技機計時情報が遊技データとして出力される。遊技機識別情報、及び、遊技機計時情報については後に詳述する。
遊技機10は、遊技を実行する制御基板11と、発光部13を有する遊技機側接続端子板12とを有している。制御基板11は、このような遊技機10において実行されるパチンコ遊技やパチスロ遊技に関連する遊技データを遊技機側接続端子板12へ出力するようになっている。遊技機10において、制御基板11と遊技機側接続端子板12とは、光ケーブル14によりシリアル通信でデータ通信可能に接続されている。即ち、制御基板11は、遊技データを光信号により遊技機側接続端子板12へ送信する。パチンコ機やパチスロ機を実行する遊技機において、制御基板11は遊技における払出を決定する制御回路が組み込まれるものである。この種の遊技機では、不正行為対策の観点から制御基板11のような主制御基板への信号の入力が規制されていることが一般的である。また、同様の観点から、遊技機自体への信号の入力も規制されていることが一般的である。従って、制御基板11と遊技機側接続端子板12とにおける通信は、制御基板11から遊技機側接続端子板12への一方向に制限されている。また、詳述しないが、遊技機10の内部において、遊技を実行する制御基板11と他の周辺基板等との通信についても制御基板11から他の周辺基板等への一方向のみに通信が制限されている。このように、遊技機10において、制御基板11へ信号が入力されることが無いように構成されている。即ち、制御基板11は、外部からの信号を受信するための受信部の機能を有していない。また、遊技機側接続端子板12は、制御基板11からの光信号を、信号光として筐体15外部へ出射する。即ち、遊技機と外部との通信についても、遊技機から外部への一方向のみに光無線通信が制限されていることになる。このように、遊技機10は、外部とのデータ通信が可能に接続されているが、当該データ通信において、外部から遊技機10への信号の入力は行われない。換言すれば、遊技機10は、データ通信に関し、外部へのデータ送信するデータ送信部のみの機能を有し、外部からのデータを受信するデータ受信部の機能を有していない。尚、本実施形態では、上述のように一方向通信に制限しているが、これに限定されず双方向通信であってもよい。
変換器30は、通信データを変調するものであり、遊技機10から筐体15の外部へ出射される信号光を受光した後に電気信号に変換して遊技媒体管理装置20へ送信するものである。尚、本実施形態において、変換器30は、遊技媒体管理装置20の筐体に設けられるものであるが、これに限定されず遊技媒体管理装置20とは別体に配置されるものであってもよい。
表示装置40は、図示しないが、遊技機10の上部に設けられる、所謂データ表示器であり、遊技機10からの遊技データに基づく表示を行うものである。具体的には、大当りやそれ以外の小当り等の当たり回数の履歴や、当日に実行された単位ゲーム回数等が表示されるようになっている。表示装置40は、遊技機10の筐体15と別体に設けられるものであってもよいし、遊技機10の筐体15内に設けられるものであってもよい。遊技場管理装置50は、所謂ホールコンピュータであり、1以上の遊技機10からの遊技データを受信して管理する。
このように、遊技機10は、遊技機筐体15と、遊技データをシリアル信号として出力する制御基板11と、発光部13を有し、制御基板11から受信した遊技データに基づく信号光を発光部13によって筐体15の外部へ出射する遊技機側接続端子板12と、を有し、外部へ出射された信号光は、外部装置(遊技媒体管理装置)20に対してデータ通信可能に有線接続された変換器30において、受光された後に電気信号に変換される。
また、遊技システム50は、上記のような遊技機10と、遊技機10に個別に設けられた外部装置20と、外部装置20とデータ通信可能に接続された遊技場管理装置50とを有し、外部装置20は、変換器30から遊技データを受信し、受信した遊技データを遊技場管理装置50へ送信する。
また、遊技機からの遊技データを管理する遊技場管理装置50は、遊技機10から当該遊技機10の筐体15外部へ信号光として出射され、遊技機10に個別に設けられた外部装置20に対してデータ通信可能に有線接続された変換器30によって受光されるとともに電気信号に変換され、外部装置20から出力される遊技データ、を受信し、これを記憶する。
さらに換言すれば、遊技システム100は、遊技機10に、遊技データをシリアル信号として制御基板11から遊技機側接続端子板12へ出力するステップ、及び、制御基板11から受信した遊技データに基づく信号光を発光部13によって遊技機側接続端子板12から筐体15の外部へ出射するステップを実行させる。また、遊技システム100は、信号光の進行方向に配置され外部装置20に対してデータ通信可能に有線接続された変換器30に、遊技機側接続端子板12から照射された信号光を、受光した後に当該信号光を電気信号に変換するステップを、実行させる。また、遊技システム100は、外部装置20に、変換器30から遊技データを受信するステップ、及び、受信した遊技データを遊技場管理装置50へ送信するステップ、を実行させる。また、遊技システム100は、遊技場管理装置50に、外部装置20から出力される遊技データを受信し記憶するステップを実行させる。
このような構成により、遊技データは、制御基板11から遊技機側接続端子板12へシリアル信号として出力され、遊技機側接続端子板12において信号光として遊技機10個別の変換器30へ出射される。これにより、遊技機側接続端子板12には、遊技データの種別毎に従来用いていた継電器を設ける必要がなく、単にシリアル信号を信号光に変調するデバイスを1つ設ければよい。また、信号光の受信側である変換器30には、当該信号光を受光して復調するデバイスを1つ設ければよい。その結果、従来の遊技機10よりもコストを軽減することができる。また、光通信を用いているので、拡張性が期待できる。また、光通信を用いているので、継電器と異なり物理的動作が生じないため、故障やノイズの発生を軽減することができる。さらに、従来と比較しデータ転送量を増加させることができる。以下、より具体的に説明する。
(遊技機:制御基板)
遊技機10の制御基板11は、マイクロコンピュータを主要な構成部品として有している。マイクロコンピュータは、ROMやRAMに格納された処理プログラムをメインCPUに実行させることによって、各種の処理部(処理機能)を制御基板11に備えさせている。図2に示すように、制御基板11は、遊技実行部111と、遊技データ生成部112と、計時部113と、記憶部114と、光信号変調部115と、送信部116とを有している。遊技実行部111は、遊技を実行するものであり、遊技の実行結果等に基づき、遊技データ生成部112へ遊技データにおける各種情報を送信する。尚、この各種情報には、遊技機10毎にユニークな遊技機識別情報が含まれる。遊技データ生成部112は、遊技実行部111からの各種情報に、計時部113及び記憶部114からの情報を付加して遊技データを生成する。計時部113は、遊技機10の電源投入時から経過した時間を計時するものであり、当該時間に基づく遊技機時間情報を遊技データ生成部112へ送信する。記憶部114は、制御基板11毎にユニークな制御基板識別情報を記憶するものである。即ち、遊技データ生成部112は、遊技実行部111からの各種情報に、遊技機時間情報と制御基板識別情報とを付加して、遊技データを生成する。従って、遊技データには、遊技機10を識別する遊技機識別情報と、制御基板11を識別する制御基板識別情報と、遊技機時間情報とが含まれることになる。光信号変調部115は、電気信号である遊技データを光信号に変調する所謂光変調器であり、光源である送信部116が発生する光の強度を電気信号に応じたものに変調する。送信部116は、光信号変調部115によって発生された光信号を光ケーブル14へ入射させる。また、送信部116は、1つの遊技データを1つのパケットとして送信する。尚、上記のような、各種データに制御基板識別情報及び遊技機時間情報を付加して光信号として出力する処理は、記憶部114に格納されたプログラムに基づいて実行される。
(遊技機:遊技機側接続端子板)
遊技機10の遊技機側接続端子板12は、マイクロコンピュータを主要な構成部品として有している。マイクロコンピュータは、ROMやRAMに格納された処理プログラムをメインCPUに実行させることによって、各種の処理部(処理機能)を遊技機側接続端子板12に備えさせている。受信部121と、電気信号変調部122と、通信LSIT1(遊技機側通信LSIT33)と、信号光変調部123と、発光部13とを有している。受信部121は、光ケーブル14を介して送信された光信号(1パケット)を受信するものである。電気信号変調部122は、受信部121が受信した光信号を、光信号の強度に応じた電気信号に変調して遊技機側通信LSIT33へ出力する。通信LSIT1(遊技機側通信LSIT33)については後述するが、電気信号に変調された遊技データについて暗号化を行い、信号光変調部123へ送信する。尚、暗号化された遊技データは、変換器30が有する後述の通信LSIT1(変換器側通信用LSIT34)で復号化されることになる。信号光変調部123は、電気信号である暗号化された遊技データを光信号に変調する光変調器であり、光源である発光部13が発生する光の強度を電気信号に応じたものに変調する。尚、発光部13には、図示しない集光レンズを有しており、発生された光を集光し指向性を持たせて変換器30へ出射するようになっている。
尚、通信LSIT1(遊技機側通信用LSIT33)は、制御基板11に設けてもよい。例えば、図示しないが、遊技データ生成部112によって生成した遊技データを通信LSIT1(遊技機側通信用LSIT33)で暗号化し、これを光信号変調部115で光信号に変調してもよい。これにより、遊技機側接続端子板12において暗号化を行うために、光信号を電気信号に変調し、さらに電気信号を信号光に変調する必要がなくなる。
また、発光部13は、変換器30への信号光の出射を、次の遊技データを送信するまで繰り返し送信するようになっている。具体的に、図3に示すように、遊技機側接続端子板12において、信号光変調部123において遊技データAが変調された場合、発光部13において遊技データAの信号光を出射した後、所定時間毎に既に送った遊技データAの信号光を繰り返し変換器30の受光部33へ出射する。そして、信号光変調部123において遊技データBが変調された場合には、遊技データAの信号光の出射を停止し、今度は発光部13において遊技データBの信号光を出射した後、所定時間毎に既に送った遊技データBの信号光を繰り返し変換器30の受光部33へ出射する。そして、遊技データCが変調された場合には、遊技データBの信号光の出射を停止し、今度は発光部13において遊技データCの信号光を出射した後、所定時間毎に既に送った遊技データCの信号光を繰り返し変換器30の受光部33へ出射する。このように、発光部13は、N番目の遊技データを信号光として繰り返し出射すると共に、N+1番目の遊技データが変調された場合には、N番目の遊技データの出射を停止して、N+1番目の遊技データを信号光として繰り返し出射する。
(変換器)
変換器30は、マイクロコンピュータを主要な構成部品として有している。マイクロコンピュータは、ROMやRAMに格納された処理プログラムをメインCPUに実行させることによって、各種の処理部(処理機能)を変換器30に備えさせている。図4に示すように、変換器30は、受光部33と、電気信号変調部301と、通信用LSIT1(変換器側通信用LSIT34)と、遊技データ解析部302と、パラレル通信部303とを有している。受光部33は、信号光を受光するものである。電気信号変調部301は、受光部33が受信した光信号を、光信号の強度に応じた電気信号に変調して遊技機側通信LSIT34へ出力する。通信LSIT1(変換器側通信LSIT34)については後述するが、電気信号に変調された遊技データについて復号化を行い、遊技データ解析部302へ送信する。遊技データ解析部302は、遊技データに含まれる各種情報を解析して、各データに分解し、パラレル通信部303へ送信する。パラレル通信部303は、各種情報を夫々に対応するピンの信号線に出力し遊技媒体管理装置20へパラレル通信を行う。このように、本実施形態では、遊技媒体管理装置20が従来のパラレル通信で受信する構成である場合について説明するがこれに限定されない。例えば、変換器30から遊技媒体管理装置20への遊技データの通信はシリアル通信によって行われるものであってもよい。
(遊技媒体管理装置)
遊技媒体管理装置20は、マイクロコンピュータを主要な構成部品として有している。マイクロコンピュータは、ROMやRAMに格納された処理プログラムをメインCPUに実行させることによって、各種の処理部(処理機能)を遊技媒体管理装置20に備えさせている。図4に示すように、遊技媒体管理装置20は、複数の受信部201と、遊技データ結合部202と、送信部203とを有している。受信部201は、複数設けられ、夫々が遊技データの異なる種別の信号を受信する。尚、上述したように、変換器30から遊技媒体管理装置20への遊技データの通信がシリアル信号によって行われる場合には、遊技データを受信する受信部を1つ設ければよい。遊技データ結合部202は、受信した遊技データの異なるデータを結合して再度遊技データを生成する。送信部203は、生成した遊技データを表示装置40と、遊技場管理装置50とへ夫々送信する。遊技場管理装置50へ直接送信される遊技データが第1遊技データとなる。
(表示装置)
表示装置40は、マイクロコンピュータを主要な構成部品として有している。マイクロコンピュータは、ROMやRAMに格納された処理プログラムをメインCPUに実行させることによって、各種の処理部(処理機能)を表示装置40に備えさせている。図5に示すように、表示装置40は、受信部401と、遊技データ付加部402と、計時部403と、記憶部404と、送信部405とを有している。受信部401は、遊技媒体管理装置20からの遊技データを受信する。遊技データ付加部402は、受信した遊技データに、計時部403及び記憶部404からの情報を付加して第2遊技データを生成する。計時部403は、遊技機10の電源投入時に同時に電源が投入される表示装置40の電源投入から経過した時間を計時するものであり、当該時間に基づく表示装置時間情報を遊技データ付加部402へ送信する。記憶部404は、表示装置40毎にユニークな表示装置識別情報を記憶するものである。即ち、遊技データ付加部402は、遊技データに、表示装置時間情報と表示装置識別情報とを付加して、遊技データを生成する。従って、遊技データには、表示装置40を識別する表示装置識別情報と、表示装置時間情報とが付加されることになる。送信部405は、表示装置識別情報と、表示装置時間情報とが付加された第2遊技データを遊技場管理装置50へ送信する。
(遊技場管理装置)
遊技場管理装置50は、マイクロコンピュータを主要な構成部品として有している。マイクロコンピュータは、ROMやRAMに格納された処理プログラムをメインCPUに実行させることによって、各種の処理部(処理機能)を遊技場管理装置50に備えさせている。図6に示すように、遊技場管理装置50は、受信部501と、遊技データ判定部502と、記憶部503と、報知部504とを有している。受信部501は、遊技媒体管理装置20からの第1遊技データと、表示装置40からの第2遊技データとを受信する。遊技データ判定部502は、受信した第1遊技データと第2遊技データとに基づいて、不正行為が行われているか否かを判定する。記憶部503には、遊技データ判定部502が不正行為を判定するためのデータが格納されている。具体的には、遊技機識別情報、制御基板識別情報、及び、表示装置識別情報とが対応付けされた識別情報テーブルが格納されている。また、記憶部503には、入賞役と、入賞役毎に設定された設定時間とが対応付けされた設定時間テーブルが格納されている。
(識別情報テーブル)
ここで、上述の識別情報テーブル、及び、設定時間テーブルについて説明する。
図7に示すように、識別情報テーブルは、遊技機ID欄と、制御基板ID欄と、表示装置ID欄とを有している。遊技機ID欄には、予め遊技機識別情報が格納される。制御基板ID欄には、予め制御基板識別情報が格納される。表示装置ID欄には、予め表示装置識別情報が格納される。このように、遊技機識別情報と、制御基板識別情報と、表示装置識別情報とが識別情報テーブルによって予め対応付けられている。遊技場管理装置50は、受信した第1遊技データに含まれる遊技機識別情報及び制御基板識別情報と、第2遊技データに含まれる遊技機識別情報、制御基板識別情報、及び、表示装置識別情報を用いて両者を識別情報テーブルと照合し、不一致であるか否かを判定する。
(設定時間テーブル)
また、図8に示すように、設定時間テーブルは、入賞役欄と、設定時間欄と、前回時間欄と、今回時間欄と、を有している。尚、図示しないが、設定時間テーブルは、遊技機が複数ある場合には夫々に用意される。入賞役欄には、遊技データに含まれ得る情報が示す特定の遊技情報として、入賞役の種別が予め格納される。設定時間には、不正行為が行われているかを確認するための設定時間が予め格納される。前回時間欄及び今回時間欄には、入賞役欄に設定された入賞役が遊技データに含まれていた時間の最新の2回分が夫々格納される。これら最新の2回分の時間差が設定時間に設定された時間よりも短い場合は、不正行為が行われていると判定する。
(遊技場管理装置の動作)
次に、遊技場管理装置50の不正行為検出の動作をフローチャートを用いて説明する。
図9に示すように、先ず、遊技場管理装置50は、遊技媒体管理装置20、及び、表示装置の夫々から第1遊技データ及び第2遊技データを受信したか否かを判定する(S100)。少なくともいずれかを受信していない場合(S100:NO)には、ステップS100に戻る。一方、いずれも受信している場合(S100:YES)には、識別情報が一致しているか否かを判定する(S101)。具体的に、第1遊技データに含まれる遊技機識別情報及び制御基板識別情報と、第2遊技データに含まれる遊技機識別情報、制御基板識別情報及び表示装置識別情報と、識別情報テーブルに予め設定される遊技機識別情報、制御基板識別情報及び表示装置識別情報とを照合し、一致しているか否かを判定する。識別情報が一致していない場合(S101:NO)には、第1遊技データと第2遊技データとの識別情報が全て識別情報テーブルに存在しているか否かを判定する(S102)。存在していない場合(S102:NO)には、不正行為報知処理を行う(S107)。不正行為報知処理は、例えば、遊技場管理装置50における表示・音声出力、該当する遊技機10における音声出力・演出装置の特殊動作等を挙げることができる。尚、図示していないが、第1遊技データと第2遊技データとの識別情報が一致しない場合には、ステップS107へ進み、不正行為報知処理をおこなってもよい。
一方、第1遊技データと第2遊技データとの識別情報が全て識別情報テーブルに存在している場合(S102;YES)には、受信した遊技データにもとづいて識別情報テーブルの更新処理を実行する(S103)。例えば、遊技機10を異なる表示装置40に接続した場合等の正常な処理である。尚、識別情報テーブルの更新処理は、遊技データに特別な情報が含まれている場合に限っても良い。例えば、遊技機10を異なる表示装置40に接続する際に、遊技機10が初回の遊技データのみ、その旨を示す情報を含めてもよい。これにより、より確実に不正行為でないことを判別できる。
ステップS101において、識別情報が一致していた場合、又は、ステップS103の後、時間情報が一致しているか否かを判定する(S104)。具体的に、第1遊技データに含まれる遊技機時間情報と、第2遊技データに含まれる遊技機時間情報及び表示装置時間情報とを照合し、一致しているか否かを判定する。一致していない場合(S104:NO)にはステップS107へ進み、不正行為報知処理を実行する。尚、遊技機時間情報及び表示装置時間情報が一致しない場合に考え得る不正行為としては、遊技者が不正電波により遊技機10の電源を一瞬断絶させ、遊技結果の決定に係る乱数周期等の狙い撃ちを行う、所謂瞬断ゴトがある。このような不正行為が行われた場合、遊技機10からの遊技機時間情報は、瞬断後からのものになるため、表示装置時間情報と不一致となり検出を行うことができる。
一方、時間情報が一致している場合(S104:YES)には、当該遊技データに該当する遊技機10について設定時間テーブル更新処理を実行する(S105)。具体的に、受信した遊技データに、設定時間テーブルに設定される入賞役(特定の遊技情報)がある場合、この遊技データに含まれる時間情報を、設定時間テーブルの当該入賞役に対応する今回時間欄に設定し、今回時間欄に設定されていた時間情報を前回時間欄に設定する。その後、設定時間テーブルにおけるこの入賞役に関し、今回時間欄の時間情報と、前回時間欄の時間情報との差分(入賞間隔)が、設定時間よりも短いか否かを判定する(S106)。入賞間隔が設定時間より以上である場合(S106:NO)には、ステップS1に戻る。入賞間隔が設定時間より短い場合(S106:YES)には、ステップS107へ進み、不正行為報知処理を実行する。ステップS107の実行完了後は、ステップS1に戻る。
(通信用LSI)
ここで、通信用LSIT1(遊技機側通信用LSIT33、変換器側通信用LSIT34)について説明する。通信用LSIT1は、マイクロコンピュータを主要な構成部品として有している。マイクロコンピュータは、ROMやRAMに格納された処理プログラムをメインCPUに実行させることによって、各種の処理部(処理機能)を遊技場管理装置50に備えさせている。図10に示すように、通信用LSIT1は、遊技データを暗号化して外部に送信する機能を有している。即ち、通信用LSIT1は、制御基板から外部への送信対象となる遊技データを受信する受信部T2と、受信部T2で受信された遊技データを暗号化する暗号部T3と、暗号部T3で暗号化された遊技データを送信する送信部T4とを有している。
上記の受信部T2は、遊技データをシリアルで受信する。これにより、通信用LSIT1を制御基板に搭載することに起因する信号線の増大を防止することができる。
受信部T2としては、UART通信機能を備えたUART部T11と、SPI通信機能を備えたSPI1部T12及びSPI2部T13と、I2C通信機能を備えたI2C部T16とが該当する。即ち、通信用LSIT1は、4個の受信部T2を備えており、これらの受信部T2により3種類の通信形態で遊技データを受信可能にされている。これにより、通信用LSIT1は、複数の通信形態で遊技データを受信することができるため、各種の制御装置や通信環境にとって最適な通信形態を選択できることから汎用性の高いものになっている。
尚、通信用LSIT1は、UART通信機能やSPI通信機能、I2C通信機能以外の通信規格による通信機能の有した受信部T2を備えていてもよい。即ち、通信用LSIT1は、1種類以上の通信機能の受信部T2を1以上備えていればよい。
送信部T4は、遊技データをシリアルで送信する。これにより、通信用の信号線の数量をパラレルの場合よりも少なくすることができるため、通信ケーブルの外径の増大を抑制することができる。
送信部T4としては、UART部T11とSPI1部T12及びSPI2部T13とI2C部T16とが該当する。即ち、通信用LSIT1は、4個の送信部T4を備えており、これらの送信部T4により3種類の通信形態で遊技データを送信可能にされている。これにより、通信用LSIT1は、複数の通信形態で遊技データを送信することができるため、各種の制御装置や通信環境にとって最適な通信形態を選択できることから汎用性の高いものになっている。
尚、通信用LSIT1は、UART通信機能やSPI通信機能、I2C通信機能以外の通信規格による通信機能を有した送信部T4を備えていてもよい。即ち、通信用LSIT1は、1種類以上の通信機能の送信部T4を1以上備えていればよい。また、本実施形態における通信用LSIT1は、UART部T11とSPI1部T12及びSPI2部T13とI2C部T16とが送受信機能を有することによって、受信部T2及び送信部T4の両方を備えた構成にされているが、これに限定されるものでもない。即ち、通信用LSIT1は、受信専用の受信部T2や送信専用の送信部T4を備えていてもよい。また、上記の通信規格において、マンチェスタ符号化方式によるデータ変調を行うものであってもよい。即ち、本実施形態に適用すると、遊技機側接続端子板12において、遊技機側通信用LSIT33によって暗号化及びマンチェスタ符号化された遊技データが信号光変調部123により信号光に変調され発光部13から出射される。そして、変換器30において、受光部33で受光された信号光が電気信号変調部301で電気信号に変調されるとともに変換器側通信用LSIT34でマンチェスタ符号が元に変調されるとともに復号化され平文の遊技データとなる。
暗号部T3は、第三者が特別な知識無しでは読めないように変換する変換アルゴリズムで遊技データを情報処理する暗号化機能を備えている。暗号化機能は、ステガノグラフィ方式やコード方式、サイファ方式による暗号化を採用することができる。ステガノグラフィ方式は、画像データ等に遊技データを埋め込む電子透かし等の通信文を人目に付かない場所に記録する方法である。コード方式は、通信文の単語やフレーズを、事前に決めておいた言葉・記号で置き換える方法である。サイファ方式は、通信文を意味とは関係なく、所定のアルゴリズムに従って、1以上の文字やビットごとに置換や転置を行うことで、読めない文に変換する方法である。尚、サイファ方式としては、暗号化・復号化で同じ鍵を使う共通鍵暗号方式や暗号化・復号化で異なる鍵を使う公開鍵暗号方式等がある。
上記の構成によれば、通信用LSIT1において、受信した遊技データを暗号化して送信するため、通信用LSIT1に遊技データを出力する制御基板側での暗号化処理が不要になる。これにより、暗号化に伴う制御基板の処理負担を増大させることはない。さらに、遊技データが暗号化された状態で送信されることによって、送信途中における秘匿が確保されるため、送信途中の遊技データを盗み取って内容を読み取ることによる不正行為を防止することができる。この結果、制御基板側の負担を増大させることなく不正行為の防止を図ることができる。
さらに、本実施形態に係る通信用LSIT1は、受信した遊技データを復号化する復号化機能を暗号機能に加えて有している。即ち、通信用LSIT1は、遊技データを受信する受信部T2と、受信部T2で受信した遊技データが平文である場合、この遊技データを暗号化する暗号部T3と、受信部T2で受信した処理データが暗号文である場合、この遊技データを復号化する復号部T5と、暗号部T3で暗号化された遊技データ及び復号部T5で復号化された遊技データを送信する送信部T4とを有している。ここで、復号部T5は、暗号化・復号化で同じ鍵を使う共通鍵暗号方式による共通鍵により復号化してもよいし、公開鍵暗号方式による秘密鍵により復号化してもよい。
本実施形態における通信用LSIT1は、AES(Advanced Encryption Standard)機能を備えたAES部T21が暗号部T3及び復号部T5に該当する。これにより、通信用LSIT1は、一つのAES部T21により暗号化及び復号化することが可能にされている。尚、通信用LSIT1は、暗号部T3と復号部T5とをそれぞれ独立して備えていてもよい。また、通信用LSIT1は、複数種類の暗号方式により暗号化及び復号化するように構成されていてもよい。
尚、暗号部T3は、共通鍵ブロック暗号方式により暗号化することが好ましい。この場合は、暗号化において論理圧縮が可能であるため、実装が容易であると共に、データパスを容易に所定のビット単位で分割可能であるため、小型実装から高速処理まで柔軟に対応した通信用LSIT1とすることができる。また、暗号部T3は、共通鍵ブロック暗号方式としてAESの暗号アルゴリズムを有することが好ましい。尚、通信用LSIT1は、AES部T21が共通鍵ブロック暗号方式のAES機能を有している。これにより、通信用LSIT1は、暗号の強度が高いと共に、全ての内部処理をバイト単位で実行するため、暗号化処理時における演算効率が高いことから暗号化及び復号化の処理に要する時間を短時間化することができる。
さらに、通信用LSIT1は、暗号化及び復号化に用いられる共通鍵を書き換え可能に記憶する記憶部T6と、記憶部T6に対して共通鍵を書き込む図示しない共通鍵書込み装置に接続される専用端子T221とを有している。これにより、共通鍵の書込みや書き換えの際に、共通鍵書込み装置の専用端子T221への接続が必要になるため、共通鍵の変更による不正行為を防止することができる。また、製品毎、機種毎に、共通鍵を変更することができる。よって、1製品で共通鍵が知られてしまったとしても、当該製品以外で不正行為が行われることを防止することができる。
このように、通信用LSIT1(遊技機側通信用LSIT33、変換器側通信用LSIT34)は、いずれも暗号化及び復号化を実行する機能を有しているがこれに限定されず、遊技機側接続端子板12の遊技機側通信用LSIT33には暗号化の機能のみを設け、変換器30の変換器側通信用LSIT34には復号化の機能のみ設けるものであってもよい。また、本実施形態では、遊技機側接続端子板12及び変換器30に設けたがこれに限定されず、他の通信で暗号化を行うために他の構成に設けるものであってもよい。
(遊技システムの機械的構成:位置決め構造、変換器の切替)
上述のように、遊技機10と遊技媒体管理装置20との間の通信は、光無線通信により行われる。従って、遊技機10の発光部13が出射する信号光の光軸に、遊技媒体管理装置20に設けられる変換器30の受光部33を合わせることが重要となる。本実施形態では、遊技機10と遊技媒体管理装置20とに位置決め構造を設けることで、上記の位置合わせを行うことができるようになっている。
具体的に、図11及び図12に示すように、遊技機10は、遊技媒体管理装置20が設置される左側面に、水平方向に沿在する遊技機側位置決め構造17を有している。また、遊技媒体管理装置20は、遊技機側位置決め構造17に対応する位置、及び、その反対側側面の位置の両方に遊技機側位置決め構造17と係合する遊技媒体管理装置側位置決め構造27を有している。これにより、遊技媒体管理装置20の何れの側面に遊技機10が設置される場合でも位置決めを行うことができる。従って、図12に示すように、遊技媒体管理装置20には、両側面に、変換器30の受光部33が設けられている。何れの受光部33を用いるかは、遊技媒体管理装置20に設けられた切替スイッチ28(図11参照)によって切り替えることができるようになっている。尚、これに限定されずいずれかの側面に遊技媒体管理装置側位置決め構造27が設けられるものであってもよい。
遊技機側位置決め構造17は、断面コの字状に形成されており、上下に形成された一対の外部装置側接合部17aと、一対の遊技機側接合部17aの遊技機10側端部同士を接続する腹部17bとを有している。一対の遊技機側接合部17aは遊技媒体管理装置20端部が断面T字状に形成されており、このT字状部が遊技媒体管理装置側位置決め構造27に係合することになる。腹部17bは水平方向に発光部13の高さに位置決めされており、発光部13の配置される箇所において、発光部13から出射される信号光が通過する出射口が貫通されている(図示せず)。
遊技媒体管理装置側位置決め構造27は、上下に形成された一対の外部装置側接合部27aと、一対の外部装置側接合部27aの遊技媒体管理装置20側端部同士を接続する腹部27bとを有している。外部装置側接合部27aは、遊技機側接合部17aのT字状部に係合する溝であり、前面側から遊技媒体管理装置20を、外部装置側接合部27aの溝に遊技機側接合部17aを嵌合させるように、スライドして係入させることで、遊技機10と、遊技媒体管理装置20の上下方向及び左右方向の位置決めが行われるようになっている。
また、外部装置側接合部27aには、前面方向端部に舌片27cが設けられている。舌片27cは、腹部17bと腹部27bとによって形成される空間の前面側を遮蔽するように設けられる。即ち、発光部13から出射口を通過して変換器30の受光部33に至るまでの信号光の光路のある空間の前面側を舌片27cによって覆うことができるようになっている。また、舌片27cに遊技機側接合部17aの前面側端部を当接させることで、遊技機10と、遊技媒体管理装置20の前後方向の位置決めが行われるようになっている。これにより、遊技機10の発光部13が出射する信号光の光軸に、遊技媒体管理装置20に設けられる変換器30の受光部33を合わせることができる。
尚、遊技機側位置決め構造17及び遊技媒体管理装置側位置決め構造27の形状はこれに限定されない。遊技機側位置決め構造17及び遊技媒体管理装置側位置決め構造27の形状が反対であってもよい。ただし、その場合でも舌片27cは遊技媒体管理装置側位置決め構造に設けられることが好ましい。
(遊技システムの機械的構成:通信モニター)
上述のとおり、遊技機10から遊技媒体管理装置20へ一方向の光無線通信が行われる。何らかの原因により遊技機10と遊技媒体管理装置20との位置にずれが生じた場合には通信エラーが発生するが、通信エラーが発生していることを認識する手段として、光無線通信をモニターする手段を設けている。
具体的に、図11に示すように、遊技機10の筐体15には、遊技機側モニター部18が、遊技機側位置決め構造17の上面に設けられている。また、遊技媒体管理装置20の筐体には、外部側モニター部22が、遊技媒体管理装置側位置決め構造27の上面に設けられている。また、外部側モニター部22は、遊技媒体管理装置20の前面に設けられ、通信のモニター結果を表示する報知部としての表示部28を有している。
図13に示すように、遊技機側モニター部18は、3行3列配列された9つの発光部18aを有している。また、外部側モニター部22は、3行3列に配列された9つの受光部22aを有している。遊技機側モニター部18と外部側モニター部22とは、遊技機側接続端子板12の発光部13と変換器30との光無線通信が正常に行われる位置関係にあるときに、正対する位置に配置される。これにより、遊技機側モニター部18の9個の発光部18aから出射される光が、外部側モニター部22の9個の受光部22aに受光される。即ち、受光部22aの全てにおいて所定以上の強度の光を受光する場合に、遊技機側接続端子板12の発光部13と変換器30との光無線通信が正常に行われていることになる。尚、発光部が外部側モニター部22側に設けられるものであってもよい。また、受光部、発光部の数は上記に限定されない。
図14に示すように、表示部28には、9個の受光部22aに対応する9個のLED28aが設けられる。受光部22aにおいて所定以上の強度の光を受光する場合に、対応するLED28aが点灯される。従って、発光部13と変換器30との位置関係が前後方向や上下方向にずれた場合には、何れかの受光部22aが消灯することになる。これにより、発光部13に対して、変換器30がいずれの方向にずれているのかを認識することができるようになっている。
このように、遊技機側モニター部18と外部側モニター部22とで、遊技機側接続端子板12と変換器30とが、通信が正常に行われる位置関係にあるか否かを光通信により判定することができるようになっている。尚、本実施形態において、遊技機側モニター部18が有する制御回路は、制御基板11及び遊技機側接続端子板12とデータ通信不可にされている。また、外部側モニター部22が有する制御回路は、変換器30とデータ通信不可にされている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
(変形例)
例えば、遊技機側接続端子板12の通信用LSIT33等の機能を制御基板11に設け、遊技機側接続端子板12をなくしてしまうものであってもよい。
具体的に、図15に示すように、遊技機210が制御基板211を有しており、制御基板211から引き出された光ケーブル214と、変換器230から引き出された光ケーブル231とで光無線通信がなされるようになっている。
制御基板211は、通信用LSIT233と、変調部223と、を有している。また、図示しないが、制御基板211は、本実施形態における制御基板11の各部や遊技機側接続端子板12の各部とを有している(図2参照)。通信用LSIT233において暗号化された遊技データは、変調部223へ送信される。遊技データは、変調部223において光信号に変調され光ケーブル214に出力される。
光ケーブル214の先端部と、光ケーブル231の先端部とは、遊技機210に設けられた端子板260上において固定されている。このような外部接続用の端子板は、遊技機に設けられていることが、パチンコ機やパチスロ機の規則で定められており、必ず必要なものとなっている。従って、本変形例では、パチンコ機であれば、端子板260は遊技機210の裏側に設けられ、パチスロ機の場合には、遊技機210の筐体の内部に設けられる。ただし、このような規則制限がない場合には、端子板260を無くして、制御基板211から直接に光ケーブル214を筐体の外部に導出することもできる。
具体的に、端子板260において、光ケーブル214の先端と光ケーブル231の先端とが対向するように、夫々固定具214a・231aをビス止め等することにより固定されている。端子板260は、光ケーブル214・231の先端部や、これらの間の信号光の経路を外部から遮蔽している(図示せず)。また、この端子板260自体も、遊技機210の筐体の側面等にビス止め等で固定される(図示せず)。これにより、安定して、光ケーブル214から出射された信号光が光ケーブル231に入射させることができる。尚、光ケーブル214及び光ケーブル231には、出射または入射させるためのレンズ等を適宜設けてもよい。
これにより、遊技機側接続端子板を不要とすることができ、遊技機210側において、光無線通信における出射部と入射部とが強固に位置決めされ、通信安定度をさらに向上させることができる。さらに、端子板260によって信号光が封印状態にされているため、遊技機210と変換器130とのデータ通信に対するデータの改ざん等の不正行為を防止することができる。
尚、図示しないが、本実施形態と同様に、変換器230が通信用LSIを有している。変換器230は、受光した遊技データを復号化すると共に遊技データを各種の信号に分別し、これら各種の信号をパラレルケーブル216により遊技媒体管理装置220へ送信するようになっている。
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、1の結果を導き出すために用いられる各ステップは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップを行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
10 遊技機
11 制御基板
12 遊技機側接続端子板
13 発光部
15 筐体
20 外部装置(遊技媒体管理装置)
30 変換器
40 表示装置
50 遊技場管理装置
100 遊技システム

Claims (5)

  1. 遊技機と、前記遊技機に個別に設けられた外部装置と、前記外部装置とデータ通信可能に接続された遊技場管理装置とを有する遊技システムであって、
    前記遊技機は、
    遊技機筐体と、
    遊技データを光信号に変換し、当該光信号をシリアル信号として光ケーブルに出力する制御基板と、
    発光部を有し、前記光ケーブルを介して前記制御基板から前記遊技データを受信し、当該遊技データに基づく信号光を前記筐体の外部へ出射する遊技機側接続端子板と、
    を有すると共に、
    前記制御基板及び前記遊技機側接続端子板の少なくとも何れか一方は、
    予め暗号化プログラムを記憶した記憶部と、
    前記暗号化プログラムを実行することにより前記遊技データの暗号化を行う暗号部と、
    を有し、
    前記遊技機側接続端子板から出射された前記信号光の進行方向に配置され、前記信号光を受光し、当該信号光を電気信号に変換し、前記外部装置に対してデータ通信可能に有線接続された変換器をさらに有し、
    前記外部装置は、
    前記変換器から前記遊技データを受信する外部装置側受信部と、
    受信した前記遊技データを前記遊技場管理装置へ送信する外部装置側送信部と、
    を有することを特徴とする遊技システム。
  2. 前記遊技データは、1つのパケットで送信されるものであり、
    前記制御基板は、
    前記パケットに当該制御基板を識別する制御基板識別情報を付加する送信実行プログラムを記憶する記憶部と、
    前記送信実行プログラムに基づいて前記パケットを生成すると共に当該パケットを前記遊技側接続端子板へ送信する送信実行部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記外部装置は、
    前記遊技データのパケットに当該外部装置を識別する外部装置識別情報を付加する送信実行プログラムを記憶する記憶部と、
    前記送信実行プログラムに基づいて前記パケットを前記遊技場管理装置へ送信する送信実行部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の遊技システム。
  4. 遊技機筐体、制御基板、及び、前記制御基板とデータ通信可能に光ケーブルで接続された遊技機側接続端子板を有する遊技機と、前記遊技機に個別に設けられた外部装置と、前記外部装置とデータ通信可能に接続された遊技場管理装置とを有する遊技システムの制御方法であって、
    前記遊技機は、
    前記制御基板において遊技データを光信号に変換し、前記光ケーブルを介するシリアル通信によって当該光信号を遊技機側接続端子板へ出力するステップ、
    遊技機側接続端子板において前記遊技データを受信し、当該遊技データに基づいて発生させた信号光を遊技機側接続端子板から前記筐体の外部へ出射するステップ、
    前記制御基板及び前記遊技機側接続端子板の少なくとも何れか一方において、予め記憶される暗号化プログラムを実行することにより前記遊技データの暗号化を行うステップ、
    を実行し、
    前記遊技機側接続端子板から出射された前記信号光を受光し当該信号光を電気信号に変換するステップを、前記信号光の進行方向に配置されると共に前記外部装置に対してデータ通信可能に有線接続された変換器によって実行し、
    前記外部装置は、
    前記変換器から前記遊技データを受信するステップ、及び、
    受信した前記遊技データを前記遊技場管理装置へ送信するステップ、
    を実行することを特徴とする遊技システムの制御方法。
  5. 制御基板と前記制御基板に光ケーブルによって接続される遊技機側接続端子板とを有する遊技機からの遊技データを管理する遊技場管理装置であって、
    前記遊技機において制御基板から前記光ケーブルを介して前記遊技機側接続端子板へ光信号としてシリアル通信され、前記遊技機の前記遊技機側接続端子板から当該遊技機の筐体外部へ信号光として出射され、前記制御基板及び前記遊技機側接続端子板の少なくとも何れか一方によって予め記憶される暗号化プログラムを実行することにより暗号化され、 前記遊技機に個別に設けられた外部装置に対してデータ通信可能に有線接続された変換器によって受光されるとともに電気信号に変換されて前記外部装置へ送信され、前記外部装置から出力される前記遊技データ、を受信する管理装置側受信部と、
    前記遊技データを記憶する記憶部と、
    を有することを特徴とする遊技場管理装置。
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