JP2012214153A - 車両用バンパ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェンダパネルとバンパフェイスとの隙間における見切り精度を向上させること。
【解決手段】フェンダ前方段差部14fは、バンパスペーサ24を係止して固定する第1及び第2フェンダ前方固定部26a、26bを有し、前記バンパスペーサは、スペーサ本体25と、スペーサ本体25の下端部からフェンダパネル14のフェンダ下端部14dに向かって延出するバンパスペーサ補強部44と、バンパスペーサ補強部44に設けられ、フェンダ下端部14d前方を重合固定するバンパスペーサ後方固定部50とを備え、バンパスペーサ後方固定部50は、車両前後方向において、フェンダ前方段差部14fより後方の位置に設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、バンパスペーサを用い、フェンダパネルに対してバンパフェイスを取り付けることが可能な車両用バンパ取付構造に関する。
例えば、特許文献1には、フェンダパネルの前端部を、バンパスペーサを介してバンパフェイスの端部に取り付けた車両用バンパ取付構造が開示されている。
この特許文献1に開示された車両用バンパ取付構造では、バンパスペーサに対して、バンパ側壁の係止孔に裏面側から係止可能な係止爪と、フェンダ側壁の裏面に回り込んで当接することでバンパスペーサの倒れを防止する倒れ防止用フックとを備えることにより、フェンダパネルに対してバンパスペーサを精度よく取り付けることができる、としている。
特許第4482537号公報
ところで、特許文献1に開示された車両用バンパ取付構造では、バンパスペーサが水平ブロックと傾斜ブロックとから構成され、前記傾斜ブロックから延出したフェンダ取付部のみでバンパスペーサが固定されているため、車両方向における見切り精度が低下するおそれがある。この見切り精度の低下は、一体型フェンダモールを取り付けた場合、特に顕著となる。
また、特許文献1に開示された車両用バンパ取付構造では、フェンダパネルとバンパフェイスとの間にフェンダモール(ホイールアーチモール)を挟み込んだ後、前記フェンダモールをボルトで締結するため、ボルト締結作業が煩雑となる。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、フェンダパネルとバンパフェイスとの隙間における見切り精度を向上させると共に、バンパスペーサの取付作業における作業効率の高率化を達成することが可能な車両用バンパ取付構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、フェンダパネルの前端部でフェンダ側壁が車体内側に折り曲げられ、前記フェンダ側壁の端部でフェンダ前方段差部が前記フェンダパネルから離間する方向に折り曲げられ、前記フェンダ前方段差部にバンパスペーサを載置した車両用バンパ取付構造において、前記フェンダ前方段差部は、前記バンパスペーサを係止して固定するフェンダ前方固定部を有し、前記バンパスペーサは、スペーサ本体と、前記スペーサ本体の下端部から前記フェンダパネルの下端部に向かって延出するバンパスペーサ補強部と、前記バンパスペーサ補強部に設けられ、前記フェンダパネルの下端部前方を重合固定するバンパスペーサ後方固定部と、を備え、前記バンパスペーサ後方固定部は、車両前後方向において、前記フェンダ前方段差部より後方に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、車両前後方向において、バンパスペーサ後方固定部がフェンダ前方段差部よりも後方に設けられているため、バンパフェイスとフェンダパネルとの間の見切り部近傍でもフェンダパネルをバンパスペーサに固定することができる。この結果、本発明では、フェンダパネルの下端部前方部分における車幅方向(左右方向)への揺動を防止することができると共に、バンパフェイスとフェンダパネルと間の見切り部(隙間)における凹凸がなくなり、外観商品性を向上させることができる。
また、本発明は、前記フェンダパネルが、略中央近傍にホイールアーチと略平行に延在する稜線部を境界として前記稜線部の上方に形成されるフェンダ傾斜面と、前記稜線部の下方に形成されるフェンダ垂直面とを有し、前記フェンダ前方段差部は、前記フェンダ傾斜面と前記フェンダ垂直面との両方から一体成形され、前記フェンダ前方固定部は、前記フェンダ前方段差部の前記フェンダ傾斜面側と前記フェンダ垂直面側とに、少なくとも1つずつ設けられることを特徴とする。
本発明によれば、フェンダ前方段差部は、フェンダパネルのフェンダ傾斜面とフェンダ垂直面との両方から延出されて一体成形されるため、剛性が高く変形しにくくなり、確実にバンパフェイスを固定することができる。また、バンパフェイスの変形を回避して車両前後方向のズレを防止することで、バンパフェイスとフェンダパネルと間の見切り部(隙間)の凹凸がなくなり外観商品性を向上させることができる。
さらに、本発明は、車両前部に設けられるバンパフェイスが、前記バンパフェイスの後端部で車体内側に折り曲げられたバンパ側壁の後面と、前記フェンダ側壁の前面とが対峙するように載置され、前記バンパスペーサは、前記スペーサ本体の下端部に設けられ、前記バンパフェイスの後方、且つ、前記ホイールアーチ近傍を接合して固定するバンパスペーサ下方固定部を備え、前記バンパスペーサ下方固定部は、複数の前記フェンダ前方固定部の中心を通る仮想直線上に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、バンパフェイスの下端部が、バンパスペーサ下方固定部と複数のフェンダ前方固定部とを通る仮想直線上に固定されるため、車幅方向(左右方向)の支持剛性を高め、ホイールアーチモール、バンパフェイス及びフェンダパネルの外面の精度を保持し、外観商品性を向上させることができる。
さらにまた、本発明は、前記フェンダ前方固定部と前記バンパスペーサ後方固定部とが、それぞれ、車幅方向の外方から取り付けられて固定されることを特徴とする。
本発明によれば、フェンダ前方固定部とバンパスペーサ後方固定部とは、共に車幅方向(左右方向)の外方から取り付けることができるため、フェンダパネルの車幅方向の支持剛性を高めると共に、バンパスペーサの取付作業時の作業効率を向上させることができる。
またさらに、本発明は、前記バンパスペーサ下方固定部が、略中央に設けられた固定孔を中心として放射状に延在するリブが一体成形されることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、フェンダ下方段差部の近傍に、車載機能部品の取付作業用の切り欠き部を設けた場合であっても、放射状に延在するリブにより、バンパスペーサ下方固定部の強度を確保し、ホイールアーチモール、バンパフェイス及びフェンダパネルの外面の精度を保持することができ、外観商品性を向上させることができる。
本発明では、フェンダパネルとバンパフェイスとの隙間における見切り精度を向上させると共に、バンパスペーサの取付作業における作業効率の高率化を達成することが可能な車両用バンパ取付構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車両用バンパ取付構造が適用された車両前方の斜視図である。 車両前方の左側部において、バンパフェイスを透過した部分拡大透過図である。 図2に示す状態からバンパフェイス及びホイールアーチを取り外した部分拡大斜視図である。 車両前方の左側部を背面側から見た斜視図である。 バンパスペーサを上面から見た斜視図である。 バンパスペーサを背面から見た斜視図である。 バンパスペーサの下端部の取付状態を示す部分拡大斜視図である。 図7の取付状態を背面側から見た部分拡大斜視図である。 バンパスペーサとフェンダパネルとの関係を模式的に示す模式図である。 バンパ側壁の後面とフェンダ側壁の前面とが対峙する状態を示す模式図である。 バンパスペーサの第1ガイド部及び第2ガイド部によって、バンパフェイスのバンパ側壁が位置決めされた状態を示す模式図である。 図11のXII−XII線に沿った縦断面図である。 図11のXIII−XIII線に沿った縦断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用バンパ取付構造が適用された車両前方の斜視図である。なお、車両の前後方向、上下方向及び左右方向は、図1に示す方向に従うものとする。
図1に示されるように、車両10の前部は、ボンネット12の左右両側にそれぞれ配置された左右フェンダパネル14(但し、右フェンダパネルは、図1中で省略している)と、左右フェンダパネル14の前端部とボンネット12との間に配置される左右ヘッドライト16と、左右ヘッドライト16の間に配置されるフロントグリル18と、前記フロントグリル18の下方側で、左右フェンダパネル14の前端部にそれぞれ取り付けられるバンパフェイス20とを備えて構成されている。
この場合、左右フェンダパネル14は、それぞれ左右対称形状からなるため、左フェンダパネル14(以下、単に、フェンダパネル14という)について以下詳細に説明し、右フェンダパネル14の説明を省略する。
図2は、車両前方の左側部において、バンパフェイスを透過した部分拡大透過図、図3は、図2に示す状態からバンパフェイス及びホイールアーチを取り外した部分拡大斜視図、図4は、車両前方の左側部を背面側から見た斜視図である。
図2又は図3に示されるように、フェンダパネル14は、略中央近傍にホイールアーチ22と略平行に延在する稜線部14aを境界として、前記稜線部14aの上方に形成されるフェンダ傾斜面14bと、前記稜線部14aの下方に形成されるフェンダ垂直面14cと、前記フェンダ垂直面14cの下方側に延在しホイールアーチ22が装着されるフェンダ下端部14dとを有する。なお、本実施形態では、図1に示されるように、ホイールアーチ22が一体型で構成されているが、分割タイプであってもよい。
また、フェンダパネル14の車両前後方向に沿った前端部には、車体内側に折り曲げられたフェンダ側壁14eが設けられる。フェンダ側壁14eの端部には、フェンダパネル14から離間する方向に折り曲げられ、後記するバンパスペーサ24が載置されるフェンダ前方段差部14fが設けられる。なお、図3及び図4において、参照数字23は、軸方向に沿った一端部がフェンダ前方段差部14f側にボルト及びナットで締結され他端部が図示しない骨格部材に固定されるサポートブラケットを示し、参照数字25は、一端部がフェンダ前方段差部14fの前端部に固定されるアッパビームブラケットを示している。
この場合、図4に示されるように、フェンダ前方段差部14fは、フェンダパネル14を構成するフェンダ傾斜面14bとフェンダ垂直面14cとの両方からそれぞれ延出(合一)して一体成形される。また、後記するバンパスペーサ24を係止してフェンダ前方段差部14fに固定する第1フェンダ前方固定部26a及び第2フェンダ前方固定部26bがそれぞれ設けられる。
バンパスペーサ24の上部側に配置される第1フェンダ前方固定部26aは、後記するバンパスペーサ24の底面から下方側に向かって突出するクリップ28aと、フェンダ前方段差部14fに形成され前記クリップ28aが係止される矩形状孔部30と、フェンダパネル14の前面側から螺入される図示しないタッピングビスとを有する。
第1フェンダ前方固定部26aでは、クリップ28aを矩形状孔部30に対して挿入し前記矩形状孔部30で係止されると共に、フェンダパネル14の前面側から図示しないタッピングビスを螺入しクリップ28aの先端方向に向かってねじ込むことにより、バンパスペーサ24をフェンダパネル14の背面側から固定することができる(図4参照)。なお、タッピングビスに代替して、図示しない他のねじ部材を用いてもよい。
バンパスペーサ24の下部側に配置される第2フェンダ前方固定部26bは、後記するバンパスペーサ24の底面から下方側に向かって突起するクリップ28bと、フェンダ前方段差部14fに形成され前記クリップ28bが係止される矩形状孔部30とを有する。第2フェンダ前方固定部26bでは、クリップ28bを矩形状孔部30に対して挿入し前記矩形状孔部30で係止されることにより、バンパスペーサ24をフェンダパネル14の背面側から固定することができる(図4参照)。なお、第1フェンダ前方固定部26aと同様に、フェンダパネル14の前面側から図示しないタッピングビスを螺入し前記クリップ28bの先端方向に向かってねじ込むことにより、バンパスペーサ24をフェンダパネル14の背面側から固定してもよい。
図5は、バンパスペーサを上面から見た斜視図、図6は、バンパスペーサを背面から見た斜視図、図7は、バンパスペーサの下端部の取付状態を示す部分拡大斜視図、図8は、図7の取付状態を背面側から見た部分拡大斜視図である。
バンパスペーサ24は、例えば、樹脂製材料で略平板状の長尺なブロック体に形成されたスペーサ本体25を備える。なお、スペーサ本体25には、軽量化を達成するために複数の肉抜き孔や肉抜き用凹部が形成される。図3に示されるように、前記スペーサ本体25がフェンダ前方段差部14fに対して載置される部位には、上方側の前記第1フェンダ前方固定部26aと、下方側の第2フェンダ前方固定部26bとが設けられる。また、スペーサ本体25の下端部であって、フェンダ前方段差部14fに対して非載置の部位には、バンパスペーサ下方固定部32が設けられる。
前記スペーサ本体25の軸方向に沿った後端側部には、スペーサ本体25の軸線と略直交する縦断面が略L字状に屈曲する屈曲部(図12参照)によって構成された複数の第1ガイド部34が設けられる。なお、本実施形態では、図4に示されるように、4つの第1ガイド部34をスペーサ本体25の軸方向に沿って所定距離離間して配置した場合を例示しているが、配置部位及び個数は、これに限定されるものではない。この場合、複数の第1ガイド部34は、スペーサ本体25の軸方向に沿った略中央部近傍に配置され、前記軸方向に沿った幅寸法が大きく設定された幅広な第1ガイド部34aと、スペーサ本体25の軸方向に沿った端部側に配置され、前記幅寸法が小さく設定された幅狭な第1ガイド部34bとから構成される。
隣接する第1ガイド部34の間には、バンパフェイス20の後端部で車体内側に折り曲げられたバンパ側壁21に形成された係止孔20a(図13参照)と係合する爪部を有する複数の固定爪36が設けられる。前記固定爪36は、弾性変形可能に設けられ、弾性変形することによって爪部が係止孔20aと係合可能に設けられる。なお、本実施形態では、図6に示されるように、3つの固定爪36を所定距離離間して配置した場合を例示しているが、配置部位及び個数は、これに限定されるものではない。
前記幅広な第1ガイド部34aと前記固定爪36との間には、車両前後方向の後方に向かって僅かに突出した突条部からなる複数の第2ガイド部35が設けられる。なお、本実施形態では、図に示されるように、2つの第2ガイド部35を所定距離離間して配置した場合を例示しているが、配置部位及び個数は、これに限定されるものではない。
バンパフェイス20は、前記バンパフェイス20の後端部で車体内側に折り曲げられたバンパ側壁21を有する(図12及び図13参照)。図10に示されるように、前記バンパ側壁21の後面は、フェンダパネル14の前端部で車体内側に折り曲げられたフェンダ側壁14eの前面と対峙するように配置される。なお、相互に対峙するバンパ側壁21とフェンダ側壁14eとは、スペーサ本体の軸方向に沿って略同一寸法に設定されている。
この場合、前記バンパ側壁21は、第1ガイド部34の縦断面略L字状の屈曲部の内壁と、第2ガイド部35の突条部との間で位置決めされて挟持されることにより(図11参照)、バンパフェイス20(バンパ側壁21の後面)とフェンダパネル14(フェンダ側壁14eの前面)との間の見切り部(図2参照)の精度を出すことができる。
さらに、バンパスペーサ24の底面部には、スペーサ本体25の軸方向に沿って所定間隔離間して配置され、スペーサ本体25と一体成形されて下方側に向かって突出する一対のクリップ28a、28bが設けられる(図6参照)。
スペーサ本体25の下端部には、前記スペーサ本体25と一体成形されたバンパスペーサ下方固定部32が設けられる。このバンパスペーサ下方固定部32は、略中央に貫通して形成された固定孔38と、スペーサ本体25の底面部に設けられ前記固定孔38を中心として半径外方向に向かって放射状に延びる複数のリブ40と、周方向に沿って前記複数のリブ40を繋ぐと共に前記固定孔38を囲繞する環状リブ42とを有する(図6及び図8参照)。
バンパスペーサ下方固定部32では、固定孔38に対して図示しないタッピングビスが螺入されることにより、バンパフェイス20の後方、且つ、ホイールアーチ22近傍をスペーサ本体25の下端部に接合して固定する機能を有する。なお、複数のリブ40及び環状リブ42は、スペーサ本体25と一体成形される。
バンパスペーサ下方固定部32の近傍部位には、スペーサ本体25と一体成形されバンパスペーサ24の下端部からフェンダパネル14の下端部前方に向かって延出するバンパスペーサ補強部44が設けられる(図3参照)。前記バンパスペーサ補強部44は、略円板状に形成され、その略中心部には、貫通する固定孔46が形成される。
なお、バンパスペーサ下方固定部32の近傍には、図4及び図8に示されるように、フェンダ側壁14e及びフェンダ前方段差部14fの一部を切り欠いて形成された車載機能部品取付作業用の切り欠き部48が設けられる。
前記バンパスペーサ補強部44の中心には、フェンダパネル14の下端部前方を重畳して固定するバンパスペーサ後方固定部50が設けられる。前記バンパスペーサ後方固定部50は、固定孔46に対して図示しないグロメットを挿入し、さらに、図示しないタッピングビスを螺入することにより、バンパスペーサ補強部44がフェンダパネル14の下端部(フェンダ下端部14d)に対して固定される。なお、タッピングビスに代替して、他のねじ部材等を用いてもよい。
この場合、バンパスペーサ後方固定部50は、車両10の前後方向において、フェンダ前方段差部14fよりも後方に位置するように設けられる。また、図3に示されるように、第1フェンダ前方固定部26a、第2フェンダ前方固定部26b及びバンパスペーサ下方固定部32は、スペーサ本体25の軸線と略平行に延在する仮想直線L上に配置される。
なお、バンパスペーサ補強部44の裏面側でスペーサ本体25の側部には、図6に示されるように、バンパスペーサ補強部44のフェンダパネル14の下端部前方に向かって延出する根元部分を補強する補強リブ52aが設けられる。また、図5に示されるように、バンパスペーサ補強部44の表面側でバンパスペーサ下方固定部32との間には、前記バンパスペーサ補強部44の延出部分を補強する他の補強リブ52bが設けられる。
本実施形態に係る車両用バンパ取付構造が適用された車両10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、車両前後方向において、バンパスペーサ後方固定部50がフェンダ前方段差部14fよりも後方の位置に設けられているため(図9参照)、バンパフェイス20とフェンダパネル14との間の見切り部近傍でもフェンダパネル14をバンパスペーサ24に固定することができる。この結果、本実施形態では、フェンダパネル14のフェンダ下端部14dの前方部分における車幅方向(左右方向)への揺動(図9の矢印参照)を防止することができると共に、バンパフェイス20とフェンダパネル14との間の見切り部における凹凸がなくなり、外観商品性を向上させることができる。
また、本実施形態では、図4に示されるように、フェンダパネル14のフェンダ前方段差部14fが、フェンダ傾斜面14bとフェンダ垂直面14cとの両方から延出されて一体成形されるため、剛性が高く変形しにくくなり、確実にバンパフェイス20を固定することができる。この結果、本実施形態では、バンパフェイス20の変形を回避して車両前後方向のズレを防止することで、バンパフェイス20とフェンダパネル14と間の見切り部における凹凸がなくなり外観商品性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、図7に示されるように、バンパフェイス20の後端部が、バンパスペーサ下方固定部32と第1フェンダ前方固定部26a及び第2フェンダ前方固定部26bとを通る仮想直線L(図3参照)上に固定されるため、車幅方向(左右方向)の支持剛性を高め、ホイールアーチ22、バンパフェイス20及びフェンダパネル14の外面の精度を保持し、外観商品性を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、第1フェンダ前方固定部26a及び第2フェンダ前方固定部26bとバンパスペーサ後方固定部50とが、共に車幅方向外方からフェンダパネル14に取り付けることができるため、フェンダパネル14の車幅方向(左右方向)の支持剛性を高めると共に、バンパスペーサ24の取付作業時の作業効率を向上させることができる。
またさらに、本実施形態では、図4及び図8に示されるように、例えば、フェンダ前方段差部14fの近傍に、車載機能部品の取付作業用の切り欠き部48を設けた場合であっても、バンパスペーサ下方固定部32の強度を確保し、ホイールアーチ22、バンパフェイス20及びフェンダパネル14の外面の精度を保持することができ、外観商品性を向上させることができる。
10 車両
14 左右フェンダパネル
14a 稜線部
14b フェンダ傾斜面
14c フェンダ垂直面
14d フェンダ下端部
14e フェンダ側壁
14f フェンダ前方段差部
20 バンパフェイス
21 バンパ側壁
22 ホイールアーチ
24 バンパスペーサ
25 スペーサ本体
26a、26b フェンダ前方固定部
32 バンパスペーサ下方固定部
38 固定孔
40 リブ
44 バンパスペーサ補強部
48 切り欠き部

Claims (5)

  1. フェンダパネルの前端部でフェンダ側壁が車体内側に折り曲げられ、前記フェンダ側壁の端部でフェンダ前方段差部が前記フェンダパネルから離間する方向に折り曲げられ、前記フェンダ前方段差部にバンパスペーサを載置した車両用バンパ取付構造において、
    前記フェンダ前方段差部は、前記バンパスペーサを係止して固定するフェンダ前方固定部を有し、
    前記バンパスペーサは、
    スペーサ本体と、
    前記スペーサ本体の下端部から前記フェンダパネルの下端部に向かって延出するバンパスペーサ補強部と、
    前記バンパスペーサ補強部に設けられ、前記フェンダパネルの下端部前方を重合固定するバンパスペーサ後方固定部と、を備え、
    前記バンパスペーサ後方固定部は、車両前後方向において、前記フェンダ前方段差部より後方に設けられることを特徴とする車両用バンパ取付構造。
  2. 前記フェンダパネルは、略中央近傍にホイールアーチと略平行に延在する稜線部を境界として前記稜線部の上方に形成されるフェンダ傾斜面と、前記稜線部の下方に形成されるフェンダ垂直面とを有し、
    前記フェンダ前方段差部は、前記フェンダ傾斜面と前記フェンダ垂直面との両方から一体成形され、
    前記フェンダ前方固定部は、前記フェンダ前方段差部の前記フェンダ傾斜面側と前記フェンダ垂直面側とに、少なくとも1つずつ設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用バンパ取付構造。
  3. 車両前部に設けられるバンパフェイスは、前記バンパフェイスの後端部で車体内側に折り曲げられたバンパ側壁の後面と、前記フェンダ側壁の前面とが対峙するように載置され、
    前記バンパスペーサは、前記スペーサ本体の下端部に設けられ、前記バンパフェイスの後方、且つ、前記ホイールアーチ近傍を接合して固定するバンパスペーサ下方固定部を備え、
    前記バンパスペーサ下方固定部は、複数の前記フェンダ前方固定部の中心を通る仮想直線上に設けられることを特徴とする請求項2記載の車両用バンパ取付構造。
  4. 前記フェンダ前方固定部と前記バンパスペーサ後方固定部とは、それぞれ、車幅方向の外方から取り付けられて固定されることを特徴とする請求項1記載の車両用バンパ取付構造。
  5. 前記バンパスペーサ下方固定部は、略中央に設けられた固定孔を中心として放射状に延在するリブが一体成形されることを特徴とする請求項3記載の車両用バンパ取付構造。
JP2011081377A 2011-04-01 2011-04-01 車両用バンパ取付構造 Expired - Fee Related JP5261528B2 (ja)

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