JP2015174588A - 自動車のオーバフェンダ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバフェンダを下方に延ばした構成であっても、オーバフェンダの車幅方向の突出量を抑えつつ、オーバフェンダが車幅方向に変形し難くする。【解決手段】フロントオーバフェンダ30の下縁は、側面視でフロントフェンダパネル21の下縁よりも下方に突出して延びている。ブラケット40は、係止具48によってフロントフェンダパネル21の側面及び下面にそれぞれ係止されることでフロントフェンダパネル21に取り付けられる。ブラケット40の下端部は、下方に向かうほど厚さが薄くなるように形成されている。ブラケット40の下縁は、側面視でフロントオーバフェンダ30の下縁よりも下方に突出して延びている。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車のオーバフェンダ構造に関するものである。
従来より、RV(Recreational Vehicle)やSUV(Sports Utility Vehicle)等では、フェンダが枝や崖などの障害物に接触して損傷するのを防ぐために、フェンダの周縁部をオーバフェンダで覆うようにしている。また、タイヤの上下ストロークを十分に確保するために、フェンダの周縁部の上側とタイヤとの隙間を大きくしている。ここで、隙間が大きいと見栄えが悪くなるため、オーバフェンダを下方に延ばした構成とすることで、側面視でこの隙間を覆うようにしている。
特許文献1には、リアフェンダーパネルのフランジにブラケットの上端部が固定されており、オーバーフェンダーの下部固定部をブラケットの下端部に、上部固定部をリアフェンダーパネルの側面にそれぞれ固定するようにした構成が開示されている。
特許文献2には、ホイールアーチモールの下面と重ね合わされた外板パネル及び内板パネルに貫通穴を設け、ボルトとスパイヤナットを用いてホイールアーチモールを固着するようにした構成が開示されている。
実開平05−076972号公報 特開平10−264736号公報
しかしながら、特許文献1の発明の構成では、オーバーフェンダーの下部固定部をブラケットの下端部に固定するために、リベットを取り付け可能なフランジ幅を確保する必要があり、車幅が広くなってしまうという問題がある。
また、特許文献2の発明の構成では、フェンダの周縁とタイヤとの隙間を覆うために、オーバフェンダを下方に延ばそうとしても、フェンダの周縁に沿って円弧状に折り曲げて成形することが困難であるため、生産性が悪化するという問題がある。
また、オーバフェンダを下方に延ばした場合には、オーバフェンダの下端部をユーザーが指で押したり引っ張ったりすると、オーバフェンダが車幅方向に変形し易くなるため、オーバフェンダの剛性を確保するための対策が必要であった。
ここで、オーバフェンダが樹脂で成形されている場合には、オーバフェンダに補強リブを一体成形して剛性を確保することも考えられるが、オーバフェンダの装飾面にヒケや窪みが生じてしまうおそれがあるので好ましくない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、オーバフェンダを下方に延ばした構成であっても、オーバフェンダの車幅方向の突出量を抑えつつ、オーバフェンダが車幅方向に変形し難くすることにある。
本発明は、車体の側部に設けられたフェンダと、該フェンダの周縁部を覆うオーバフェンダと、該オーバフェンダと該フェンダとの間に配設されたブラケットとを備えた自動車のオーバフェンダ構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記オーバフェンダの下縁は、側面視で前記フェンダの下縁よりも下方に突出して延び、
前記ブラケットは、係止部材によって前記フェンダの側面及び下面にそれぞれ係止されることで該フェンダに取り付けられ、
前記ブラケットの下端部は、下方に向かうほど厚さが薄くなるように形成され、
前記ブラケットの下縁は、側面視で前記オーバフェンダの下縁と同じか又は該オーバフェンダの下縁よりも下方に突出して延びていることを特徴とするものである。
第1の発明では、ブラケットがフェンダの側面及び下面にそれぞれ係止されているので、ブラケットの車幅方向の剛性が確保され、ユーザーがブラケットの下端部を指で押したり引っ張ったりしても、ブラケットが変形し難くなっている。また、ブラケットの下端部が下方に向かうほど厚さが薄くなっているので、車幅方向の突出量が小さくて済む。
そして、ブラケットの下縁が側面視でオーバフェンダの下縁と同じか又はオーバフェンダの下縁よりも下方に突出して延びているので、ユーザーがフェンダの下方に指を入れてオーバフェンダを引っ張ろうとしても、オーバフェンダではなくブラケットに指がかかるため、オーバフェンダが変形してしまうことはない。
また、ユーザーがオーバフェンダを車幅方向に指で押した場合でも、オーバフェンダがブラケットに当接して支持されるため、オーバフェンダの変形を抑えることができる。その結果、従来のように、オーバフェンダの下縁部にフランジを設けてリベット等を用いてブラケットと連結させる構造を採用する必要はなく、オーバフェンダの車幅方向の突出量を小さくすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記オーバフェンダは、連結部によって前記フェンダの側面に連結されるとともに、前記ブラケットに対して所定の隙間を存して配設されていることを特徴とするものである。
第2の発明では、オーバフェンダとブラケットとは、所定の隙間を存して配設されているので、オーバフェンダやブラケットの製造時の寸法誤差や熱変形をこの隙間で吸収することができる。また、自動車の走行時や風によってオーバフェンダが振動した場合でも、オーバフェンダとブラケットとが接触していないので、騒音を防止することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記ブラケットは、前記フェンダの側面に取り付けられる側面取付部と、該側面取付部よりも下方位置から車幅方向の内方に延びて該フェンダの下面に取り付けられる下面取付部とを有し、
前記下面取付部は、前記フェンダの下方に配設されたマッドガードとともに前記係止部材によって係止されることで、該フェンダの下面に取り付けられていることを特徴とするものである。
第3の発明では、ブラケットの側面取付部がフェンダの側面に、下面取付部がフェンダの下面にそれぞれ取り付けられることで、ブラケットの支持剛性が向上する。また、ブラケットの下面取付部をフェンダに取り付けるための係止部材を、泥水等の侵入を防止するマッドガードの取り付けにも兼用するようにしたから、マッドガードを取り付けるための取付孔や係止部材を別途設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のうち何れか1つにおいて、
前記ブラケットは、前記オーバフェンダに沿って周方向に延びるブラケット本体部と、該ブラケット本体部よりも車幅方向の内方に延びて前記フェンダの下面に取り付けられる板状の下面取付部とを有していることを特徴とするものである。
第4の発明では、ブラケットの下面取付部が板状に形成されているので、ブラケットの下面取付部をフェンダの下面に取り付けたときの下方への突出量を抑えるとともに、ブラケットの車幅方向の引っ張り荷重を下面取付部で受けることができる。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のうち何れか1つにおいて、
前記オーバフェンダは、連結部によって前記フェンダの側面に連結される一方、車幅方向の内方に延び且つ側面視で該フェンダの下縁と前記ブラケットの下縁との間に設けられた係合部によって該ブラケットに係合されていることを特徴とするものである。
第5の発明では、オーバフェンダは、連結部によってフェンダの側面に連結される一方、側面視でフェンダの下縁とブラケットの下縁との間に設けられた係合部によってブラケットに係合されている。このように、下方に向かうほど厚さが薄くなるように形成されたブラケットの下縁よりも上側で係合部を係合させることで、車幅方向の内方に延びる係合部を係合するためのブラケット厚さを十分に確保しつつ、オーバフェンダの支持剛性を向上させることができる。
本発明によれば、ブラケットがフェンダの側面及び下面にそれぞれ係止されているので、ブラケットの車幅方向の剛性が確保され、ユーザーがブラケットの下端部を指で押したり引っ張ったりしても、ブラケットが変形し難くなっている。また、ブラケットの下端部が下方に向かうほど厚さが薄くなっているので、車幅方向の突出量が小さくて済む。
そして、ブラケットの下縁が側面視でオーバフェンダの下縁と同じか又はオーバフェンダの下縁よりも下方に突出して延びているので、ユーザーがフェンダの下方に指を入れてオーバフェンダを引っ張ろうとしても、オーバフェンダではなくブラケットに指がかかるため、オーバフェンダが変形してしまうことはない。
また、ユーザーがオーバフェンダを車幅方向に指で押した場合でも、オーバフェンダがブラケットに当接して支持されるため、オーバフェンダの変形を抑えることができる。
本実施形態に係る自動車の構成を示す側面図である。 フロントフェンダパネルにブラケットを取り付けた状態を示す側面図である。 図2のA−A矢視断面図である。 図2のB−B矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、自動車10の車体11には、前席乗員用のヒンジ式のフロントドア12と、後席乗員用のヒンジ式のリアドア13とが設けられている。フロントドア12及びリアドア13は、車体11の一部を構成している。
自動車10のフロントタイヤ14は、フロントホイールハウス20で覆われている。フロントホイールハウス20は、フロントフェンダパネル21で形成されている。フロントフェンダパネル21の周縁部は、フロントタイヤ14に沿って延びる樹脂製のフロントオーバフェンダ30で覆われている。なお、フロントオーバフェンダ30周辺の具体的な構成については後述する。
自動車10のリアタイヤ15は、リアホイールハウス16で覆われている。リアホイールハウス16の一部は、側面視でリアドア13に重なり合っている。リアホイールハウス16におけるリアドア13に隣接する部分には、リアフェンダパネル17が設けられている。リアフェンダパネル17の周縁部は、リアタイヤ15に沿って延びる樹脂製のリアオーバフェンダ18で覆われている。リアドア13の下縁部には、リアオーバフェンダ18に連続するデザインで形成された樹脂製のサイドガーニッシュ19が取り付けられている。
以下、本実施形態に係る自動車10のオーバフェンダ構造について説明する。図2〜図4に示すように、フロントフェンダを構成するフロントフェンダパネル21の下側周縁部は、側面視でフロントタイヤ14の外周面に沿って真円の円弧状となるように形成されている。ここで、フロントフェンダパネル21の下縁上部は、フロントタイヤ14の上下ストロークを十分に確保するために、側面視で上方に窪んだ形状に形成されている。これにより、フロントフェンダパネル21の周縁部の上側とフロントタイヤ14との隙間が大きくなっている。
ここで、隙間が大きいと見栄えが悪くなるので、側面視でこの隙間を覆うために、ブラケット40がフロントフェンダパネル21の周縁部の上部寄りの位置に取り付けられている。フロントオーバフェンダ30は、フロントフェンダパネル21の周縁部に沿って延びる円弧状に形成されており、側面視でフロントフェンダパネル21の周縁部及びブラケット40を覆っている。これにより、ブラケット40は、フロントオーバフェンダ30とフロントフェンダパネル21との間に配設される。
このように、フロントタイヤ14の干渉領域が広いフロントフェンダパネル21の下縁上部のみを上方に窪ませた形状とし、この窪み部分にのみブラケット40を設けることで、ブラケット40を小型軽量化することができる。また、図3に示すフロントタイヤ14は、上下ストローク位置が最も上方にある状態を示しており、このようにフロントオーバフェンダ30及びブラケット40をフロントタイヤ14の車幅方向外側において、このフロントタイヤ14と干渉しないよう下方へ延ばすことで、フロントホイールハウス20を、側面視でフロントタイヤ14の外周面に沿って真円に近い形状に形成してフロントタイヤ14との隙間を小さくすることができるので、見栄えが向上する。
以下、ブラケット40の具体的な構成について説明する。ブラケット40は、ブラケット本体部41と、側面取付部42と、下面取付部43と、マッドガード保持部44とを有する。
ブラケット本体部41は、フロントオーバフェンダ30に沿って周方向に延びている。ブラケット本体部41の下端部は、下方に向かうほど厚さが薄くなるように形成されている。これにより、フロントタイヤ14との干渉を避けながらブラケット40の車幅方向の突出量が小さくて済む。ブラケット本体部41には、後述するフロントオーバフェンダ30の係合部35に係合される係合孔41aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
側面取付部42は、ブラケット本体部41から上方に延び、ファスナ等の係止具48(係止部材)を挿通させる挿通孔42aが形成されている。本実施形態では、側面取付部42は、ブラケット本体部41の周方向に間隔をあけて3つ設けられている。フロントフェンダパネル21の側面には、複数の側面取付部42に対応して複数の係止孔25が形成されており、係止具48を係止孔25に係止させることで、側面取付部42がフロントフェンダパネル21の側面に取り付けられる。
下面取付部43は、ブラケット本体部41における側面取付部42よりも下方位置から車幅方向の内方に延びる板状体で構成されており、係止具48を挿通させる挿通孔43aが形成されている。本実施形態では、下面取付部43は、ブラケット本体部41の周方向に間隔をあけて4つ設けられている。
フロントフェンダパネル21には、その下縁部から車幅方向の内方に張り出したフェンダフランジ22が設けられており、フロントフェンダパネル21の下面を構成している。フロントフェンダパネル21のフェンダフランジ22には、複数の下面取付部43に対応して係止孔25が形成されており、係止具48を係止孔25に係止させることで、下面取付部43がフェンダフランジ22、つまり、フロントフェンダパネル21の下面に取り付けられる。
このように、ブラケット40の側面取付部42がフロントフェンダパネル21の側面に、下面取付部43がフロントフェンダパネル21の下面にそれぞれ取り付けられているから、ブラケット40の車幅方向の剛性が確保され、ユーザーがブラケット40の下端部を指で押したり引っ張ったりしても、ブラケット40が変形し難くなっている。
マッドガード保持部44は、ブラケット本体部41から車幅方向の内方に延びる板状体で構成されている。本実施形態では、マッドガード保持部44は、4つの下面取付部43の間にそれぞれ設けられることで、ブラケット本体部41の周方向に間隔をあけて3つ設けられている。
フロントフェンダパネル21のフェンダフランジ22の下方には、泥水等の侵入を防止するマッドガード45が配設されている。マッドガード45は、マッドガード保持部44の上面側に回り込む一方、下面取付部43の下面側に回り込むように、ジグザグ状に屈曲されてマッドガード保持部44及び下面取付部43に保持されている。
具体的に、マッドガード45は、マッドガード保持部44の上面側に回り込むように屈曲され、マッドガード保持部44とフェンダフランジ22との間に挟み込まれて保持されている(図3参照)。そして、下面取付部43の下面側に回り込むように屈曲されたマッドガード45は、係止具48によって下面取付部43とともにフェンダフランジ22に係止されて取り付けられている(図4参照)。
このようにすれば、マッドガード45をジグザグ状に屈曲させることで、マッドガード45がフロントフェンダパネル21から外れにくくすることができる。また、下面取付部43をフェンダフランジ22に取り付けるための係止具48を、マッドガード45の取り付けにも兼用するようにしたから、マッドガード45を取り付けるための取付孔や係止部材を別途設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
フロントオーバフェンダ30の内側面には、周方向に間隔をあけて複数の連結座31が一体形成されている。連結座31には、ファスナ等の連結具32が取り付けられている。フロントフェンダパネル21の側面には、複数の連結具32を嵌め込んで連結するための複数の連結孔26が、周方向に間隔をあけて形成されている。
フロントオーバフェンダ30は、連結具32を連結孔26に嵌め込むことで、フロントフェンダパネル21の側面に連結されている。これにより、フロントフェンダパネル21の周縁部及びブラケット40は、フロントオーバフェンダ30で覆われる。
ここで、図3に示すように、ブラケット40の下縁は、側面視でフロントオーバフェンダ30の下縁よりも下方に突出して延びている。これにより、ユーザーがフロントフェンダパネル21の下方に指を入れてフロントオーバフェンダ30を引っ張ろうとしても、フロントオーバフェンダ30ではなくブラケット40に指がかかるため、フロントオーバフェンダ30が変形してしまうことはない。
また、ユーザーがフロントオーバフェンダ30を車幅方向に指で押した場合でも、フロントオーバフェンダ30がブラケット40に当接して支持されるため、フロントオーバフェンダ30の変形を抑えることができる。
なお、ブラケット40の下縁は、側面視でフロントオーバフェンダ30の下縁と同じであってもよい。
フロントオーバフェンダ30は、ブラケット40に対して所定の隙間を存して配設されている。これにより、フロントオーバフェンダ30やブラケット40の製造時の寸法誤差や熱変形をこの隙間で吸収することができる。また、自動車10の走行時や風によってフロントオーバフェンダ30が振動した場合でも、フロントオーバフェンダ30とブラケット40とが接触していないので、騒音を防止することができる。
フロントオーバフェンダ30の内側面には、車幅方向の内方に延びる係合部35が設けられている。係合部35は、側面視でフロントフェンダパネル21の下縁とブラケット40の下縁との間に設けられており、ブラケット40の係合孔41aに係合させることで、フロントオーバフェンダ30とブラケット40とが係合される。
このように、下方に向かうほど厚さが薄くなるように形成されたブラケット40の下縁よりも上側で係合部35を係合させることで、車幅方向の内方に延びる係合部35を係合するためのブラケット40の厚さを十分に確保しつつ、フロントオーバフェンダ30の支持剛性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明は、オーバフェンダを下方に延ばした構成であっても、オーバフェンダの車幅方向の突出量を抑えつつ、オーバフェンダが車幅方向に変形し難くすることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 自動車
11 車体
21 フロントフェンダパネル(フェンダ)
30 フロントオーバフェンダ(オーバフェンダ)
32 連結具(連結部)
35 係合部
40 ブラケット
41 ブラケット本体部
42 側面取付部
43 下面取付部
45 マッドガード
48 係止具(係止部材)

Claims (5)

  1. 車体の側部に設けられたフェンダと、該フェンダの周縁部を覆うオーバフェンダと、該オーバフェンダと該フェンダとの間に配設されたブラケットとを備えた自動車のオーバフェンダ構造であって、
    前記オーバフェンダの下縁は、側面視で前記フェンダの下縁よりも下方に突出して延び、
    前記ブラケットは、係止部材によって前記フェンダの側面及び下面にそれぞれ係止されることで該フェンダに取り付けられ、
    前記ブラケットの下端部は、下方に向かうほど厚さが薄くなるように形成され、
    前記ブラケットの下縁は、側面視で前記オーバフェンダの下縁と同じか又は該オーバフェンダの下縁よりも下方に突出して延びていることを特徴とする自動車のオーバフェンダ構造。
  2. 請求項1において、
    前記オーバフェンダは、連結部によって前記フェンダの側面に連結されるとともに、前記ブラケットに対して所定の隙間を存して配設されていることを特徴とする自動車のオーバフェンダ構造。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ブラケットは、前記フェンダの側面に取り付けられる側面取付部と、該側面取付部よりも下方位置から車幅方向の内方に延びて該フェンダの下面に取り付けられる下面取付部とを有し、
    前記下面取付部は、前記フェンダの下方に配設されたマッドガードとともに前記係止部材によって係止されることで、該フェンダの下面に取り付けられていることを特徴とする自動車のオーバフェンダ構造。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
    前記ブラケットは、前記オーバフェンダに沿って周方向に延びるブラケット本体部と、該ブラケット本体部よりも車幅方向の内方に延びて前記フェンダの下面に取り付けられる板状の下面取付部とを有していることを特徴とする自動車のオーバフェンダ構造。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1つにおいて、
    前記オーバフェンダは、連結部によって前記フェンダの側面に連結される一方、車幅方向の内方に延び且つ側面視で該フェンダの下縁と前記ブラケットの下縁との間に設けられた係合部によって該ブラケットに係合されていることを特徴とする自動車のオーバフェンダ構造。
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